JP2003223999A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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JP2003223999A JP2002022321A JP2002022321A JP2003223999A JP 2003223999 A JP2003223999 A JP 2003223999A JP 2002022321 A JP2002022321 A JP 2002022321A JP 2002022321 A JP2002022321 A JP 2002022321A JP 2003223999 A JP2003223999 A JP 2003223999A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマ放電に際し電極対の間隙の放電電流
を計測する電流検出手段を有することで放電開始を安定
化すると共にこの電流検出手段を用いて放電の均一性を
監視できるプラズマ処理装置を得る。 【解決手段】 高周波電源1とプラズマ励起電極4との
間に挿入されたインピーダンス整合回路2Aを収容した
シャーシ2の側壁38に、高周波電源1に帰還する高周
波電流の流路に沿って延びるスリット35とこのスリッ
トに形成される磁界を検出する磁界プローブ36とから
なる2以上の電流検出手段37が、シャーシ2の中心軸
X−Xの周りに軸対称に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマ処理装置
に係り、特にプラズマ放電に際して電極対の間隙を流れ
る放電電流を計測することができる電流検出手段を備え
たプラズマ処理装置、及び前記電流検出手段を備えると
共にワークに対するプラズマ処理の均一性も確認できる
プラズマ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CVD(chemical vapor depositio
n)、スパッタリング、ドライエッチング、アッシング
等のプラズマ処理をおこなうために従来から用いられて
いるプラズマ処理装置の一例を図6に示す。図6に示す
プラズマ処理装置は、プラズマを形成するためのプラズ
マ励起電極4とプラズマ処理されるワークWを載置して
前記プラズマ励起電極4に対向するサセプタ電極8とか
らなる電極対を有し、プラズマ励起電極4は高周波電力
配電体3及び整合回路2Aを介して高周波電源1の給電
側に接続されている。整合回路2Aは高周波電源1とプ
ラズマ励起電極4との間のインピーダンスを整合させる
ために設けられている。この整合回路2Aは導電体から
なるシャーシ120内に収容されている。また高周波電
力配電体3及びプラズマ励起電極4は、導電体からなる
ハウジング21によって覆われている。
【0003】高周波電源1から出力された高周波電力は
順次、整合回路2A及び高周波電力配電体3を通してプ
ラズマ励起電極4に供給される。このプラズマ励起電極
(カソード電極)4の下側には、多数の孔7…が形成さ
れたシャワープレート5が環状の凸部4aに接して設け
られている。これらプラズマ励起電極4とシャワープレ
ート5との間に形成された空間6にはガス導入管17が
接続されており、導電体からなるガス導入管17の途中
には絶縁体17aが挿入されてプラズマ励起電極4側と
ガス供給源側とが絶縁されるようになっている。ガス導
入管17から導入されたガスは、シャワープレート5の
孔7…を介してチャンバ壁10により形成されたチャン
バ60内に供給される。チャンバ壁10の上辺とプラズ
マ励起電極4の周辺とは絶縁体9を介して気密に接合さ
れている。
【0004】一方、チャンバ60内にはウエハ等のワー
クWを載置すると共に放電電位のコモン側となるサセプ
タ電極8が配設され、このサセプタ電極8はシャフト1
3により支持されている。シャフト13の下端部は導電
体からなるベローズ11を介してチャンバ底部10Aに
気密に接続されている。チャンバ60は図示しない排気
系によって排気されるようになっている。
【0005】サセプタ電極8はシャフト13と共に前記
ベローズ11により上下動可能とされ、チャンバ60内
の真空を維持したままプラズマ励起電極4とサセプタ電
極8との間隔が調整できるようになっている。シャフト
13の下端部はコモン側端子として接地され、高周波電
源1のコモン側も接地されている。なお、チャンバ壁1
0とシャフト13とは直流的に同電位とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に前記のプラズマ
処理装置においては、プラズマ励起電極4とサセプタ電
極8との間隙に印加される高周波の電圧が十分でない
と、放電開始電圧を上回ることができず放電を開始しな
い場合がある。そこで少なくとも放電開始時には放電電
極間の高周波電圧を監視し、放電開始電圧を上回る高周
波電圧が得られるように調整する必要があった。従来、
この調整は、高周波電源1に内蔵された図示しない方向
性結合器で反射波を検知し、この反射波がゼロとなるよ
うに調整することで行われていた。しかしこの検知方法
では反射波がゼロとなっても放電を開始しない場合があ
った。また従来の監視方法では電極面における放電電流
密度の偏りを検知することができないため、ワークに対
するプラズマ処理の均一性が確認できなかった。
【0007】本発明は前記の課題を解決するためになさ
れたものであって、従ってその目的は、プラズマ放電時
に電極対の間隙を流れる放電電流を計測することができ
る電流検出手段を備えたプラズマ処理装置、及び前記電
流検出手段を備えると共にワークに対するプラズマ処理
の均一性も監視できるプラズマ処理装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに本発明は、プラズマを形成するためのプラズマ励起
電極とプラズマ処理されるワークを挟んで前記プラズマ
励起電極に対向するサセプタ電極とからなる電極対を収
容したプラズマ処理室と、高周波電源から前記プラズマ
励起電極に高周波電力を供給する給電路に挿入され前記
高周波電源と前記プラズマ処理室とのインピーダンスを
整合させるためのインピーダンス整合回路を収容したシ
ャーシとを有し、前記シャーシが前記サセプタ電極から
前記高周波電源に帰還する帰電路の一部を形成してなる
プラズマ処理装置であって、前記シャーシに、前記サセ
プタ電極から前記高周波電源に帰還する高周波電流を検
出するための電流検出手段が設けられたプラズマ処理装
置を提供する。
【0009】本発明は、電極対の間隙、すなわちプラズ
マ空間を流れる電流が最大となったときに最大の高周波
放電電圧が得られることを知見したことによりもたらさ
れたものである。そしてプラズマ空間を流れる高周波電
流を外部から計測するには、インピーダンス整合回路を
収容したシャーシに電流検出手段を設け、サセプタ電極
から高周波電源に帰還する高周波電流を検知することが
特に有効であることがわかった。従って、この電流検出
手段によって最大の電流値が得られるようにプラズマ処
理装置の状態を設定すればプラズマ空間に最大の高周波
放電電圧が得られ、確実なプラズマ放電開始が実現でき
ることになる。
【0010】前記シャーシには2以上の電流検出手段が
設けられ、これらの電流検出手段はシャーシの中心軸の
周りに軸対称に配置されていることが好ましい。シャー
シの中心軸の周りに軸対称に2以上の電流検出手段が設
けられていれば、シャーシの周囲を流れる高周波電流の
偏流の有無を検知することができる。シャーシの周囲に
偏流が検知されたときは、電極対の間隙を流れる放電電
流に偏流が生じている可能性があるので、その偏流が解
消されるようにプラズマ処理装置の状態を調整すること
により、放電電流の偏りを防止することができ、ワーク
に対するプラズマ処理の効果を更に均一にすることがで
きる。ここで「軸対称」とは一般に定義されるように2
点が中心軸に直交する直線上で中心軸から等距離にある
状態をいうばかりでなく、複数の点が中心軸に直交する
平面上で中心軸から等距離にあると共に相互に等間隔に
配位した状態も含むものである。
【0011】前記の電流検出手段は、シャーシに形成さ
れ高周波電源に帰還する高周波電流の流路に沿って延び
るスリットと、このスリットに形成される磁界を検出す
る磁界プローブとからなることが好ましい。シャーシに
高周波電流の流路に沿ってスリットが形成されている
と、高周波電流によってこのスリットに磁界が生じる。
この磁界の密度は高周波電流量に対応しているので、磁
界プローブにより検出される磁界の大きさを監視すれば
プラズマ空間を流れる高周波電流の大きさを外部から計
測することができる。磁界プローブはスリットの内側エ
ッジの一方の辺部に近接して設置することが好ましい。
高周波電流は主としてシャーシの内面を流れかつ磁界は
スリットの辺縁部に近いほど密度が高くなり検知感度が
上昇するからである。
【0012】前記スリットの幅は、高周波電流の波長を
λとするときλ/100以下であるであることが好まし
い。スリット幅がλ/100を越えると形成された磁界
による不要輻射が増大し、周囲に電磁的な悪影響を及ぼ
す場合があり好ましくない。スリット幅の下限は、磁界
プローブがこのスリットに挿入できれば特に制限されな
い。この観点からスリット幅は概略λ/10000とな
るように設定することが更に好ましい。
【0013】前記シャーシは、その中心軸に垂直な断面
が正多角形又は円形に成形されていることが好ましい。
また、前記プラズマ処理室やサセプタ電極は軸対称の形
状に成形され、かつその対称軸が前記シャーシの中心軸
と一致するように配置されていることが好ましい。一般
に、プラズマ処理における処理ムラは装置の構成やワー
クの載置状態、プラズマ生成ガスの偏在などによって起
こる。従って処理ムラを極少化するためには、少なくと
も装置の構成に関して、高周波電流の偏流を極力抑える
配慮が求められ、それが本発明の目的にもかなってい
る。シャーシの断面が正多角形又は円形に成形されてい
れば、シャーシの側壁を流れる高周波電流の密度を側壁
の全周にわたって均一に配分することができ、これによ
って電極対の間隙を流れる放電電流の偏流を抑止するこ
とができる。更に、プラズマ処理室やサセプタ電極も軸
対称の形状に成形され、かつその対称軸が前記シャーシ
の中心軸と一致するように配置されていれば、電極対の
間を流れる電流の偏流が一層効果的に抑止される。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を具体例
によって説明するがこれらの具体例は本発明を何ら制限
するものではない。また添付の図面は本発明の思想を説
明するためのものであって、本発明の説明に不要な要素
は省略し、また図示した各要素の形状・寸法比・数など
も実際のものと必ずしも一致するものではない。
【0015】(実施形態1)図1は本実施形態のプラズ
マ処理装置の構成を示す断面図である。このプラズマ処
理装置は、CVD(chemical vapor deposition)、ス
パッタリング、ドライエッチング、アッシング等のプラ
ズマ処理が可能な1周波数励起タイプのものであり、プ
ラズマを形成するためのプラズマ励起電極4とプラズマ
処理されるワークWを載置して前記プラズマ励起電極4
に対向するサセプタ電極8とからなる平行平板型の電極
対14を有し、プラズマ励起電極4は高周波電力配電体
3及び整合回路2Aを介して高周波電源1の給電側に接
続されている。
【0016】整合回路2Aは高周波電源1とプラズマ励
起電極4との間のインピーダンスを整合させるために設
けられ、この整合回路2Aは導電体からなるシャーシ2
内に収容されている。このシャーシ2には、後に詳しく
説明するスリット35…が形成されている。またプラズ
マ励起電極4の上面と高周波電力配電体3は導電体から
なるハウジング21によって覆われている。このハウジ
ング21はシャーシ2と連結しているので、シャーシ2
と共に一体のシャーシと見なすことができる。
【0017】このプラズマ処理装置には、プラズマ処理
室となるチャンバ60の上部位置に高周波電源1に接続
されたプラズマ励起電極4及びシャワープレート5が設
けられ、チャンバ60の下部にはシャワープレート5に
対向してワークWを載置するサセプタ電極8が設けられ
ている。プラズマ励起電極4は、高周波電力配電体3、
整合回路2A、及び同軸ケーブル1Aの心線を介して高
周波電源1に接続している。ハウジング21とシャーシ
2は互いに電気的に接続され、シャーシ2は同軸ケーブ
ル1Aのシールド線(外導電体)に接続されている。
【0018】高周波電力配電体3としては、例えば、幅
50mm〜100mm、厚さ0.5mm、長さ100〜300
mmの形状を有する銅板の表面に銀メッキを施したものが
用いられており、この高周波電力配電体3は、後述する
整合回路2Aのチューニングコンデンサ24の出力端子
及びプラズマ励起電極4にそれぞれネジ止めなどの結合
手段により着脱可能に取り付けられている。
【0019】プラズマ励起電極4の下側には環状凸部4
aが設けられ、この環状凸部4aに接して、プラズマ励
起電極4の下側に、多数の孔7…が形成されたシャワー
プレート5が設けられている。プラズマ励起電極4とシ
ャワープレート5との間には空間6が形成されている。
この空間6にはハウジング21の側壁を貫通すると共に
プラズマ励起電極4を貫通してガス導入管17が接続さ
れている。
【0020】ガス導入管17は導電体からなるが、この
ガス導入管17の途中には絶縁体17aがハウジング2
1の内側に介挿されてプラズマ励起電極4とガス供給源
とが電気的に絶縁されている。ガス導入管17から導入
されたガスは、シャワープレート5の多数の孔7…から
チャンバ壁10により形成されたチャンバ60内に供給
される。チャンバ壁10とプラズマ励起電極4とは環状
の絶縁体9により互いに絶縁されている。チャンバ60
には、図示しない排気系が接続されている。
【0021】チャンバ60内にはワークWを載置する板
状のサセプタ電極8が設けられている。サセプタ電極8
の下部中央には、シャフト13が接続され、このシャフ
ト13はチャンバ底部10Aを貫通して下方に延び、シ
ャフト13の下端部とチャンバ底部10Aの中心部とが
導電性のベローズ11により密閉接続されている。サセ
プタ電極8およびシャフト13はベローズ11により上
下動可能となっており、プラズマ励起電極4,サセプタ
電極8間の距離の調整ができると共にチャンバ底部10
Aと電気的に接続されている。このため、サセプタ電極
8,シャフト13,ベローズ11,チャンバ底部10
A,チャンバ壁10は直流的に同電位となっている。さ
らに、チャンバ壁10はハウジング21、シャーシ2と
も電気的に接続されているため、チャンバ壁10,ハウ
ジング21,シャーシ2はいずれも直流的に同電位とな
っている。
【0022】図1に示した本実施形態のプラズマ処理装
置において、前記シャーシ2、ハウジング21、チャン
バ壁10、ベローズ11、シャフト13及びサセプタ電
極8は共通の軸線X−Xに関してそれぞれが軸対称とな
る形状に成形されかつ配置されている。
【0023】整合回路2Aは、チャンバ60内のプラズ
マ状態の変化などに対応してインピーダンスを調整する
ために設けられている。整合回路2Aは、図1に示すよ
うに高周波電源1と高周波電力配電体3との間に設けら
れ、インダクタンスコイル23と、エアバリコンからな
るチューニングコンデンサ24と、真空バリコンからな
るロードコンデンサ22とから構成されている。これら
のうち、インダクタンスコイル23とチューニングコン
デンサ24は、整合回路2Aの入力端子側から出力端子
側へ直列に接続され、インダクタンスコイル23の入力
分岐点とシャーシ2(コモン電位部分)との間にロード
コンデンサ22が設けられている。インダクタンスコイ
ル23とチューニングコンデンサ24は、導電体を介さ
ずに直接接続されている。チューニングコンデンサ24
は整合回路2Aの出力端末とされ、その出力端子PRは
高周波電力配電体3を介してプラズマ励起電極4に接続
されている。
【0024】図2は本実施形態におけるシャーシ2の構
成を示す斜視図である。このシャーシ2はアルミニウム
合金からなり、天板2Tが正方形の箱形をなし、この天
板2Tの中心を通る中心軸が図1に示したプラズマ処理
装置の軸線X−Xに一致している。シャーシ2の4面の
側壁38…にはそれぞれ、面央部に軸線X−Xと平行す
る方向に延びるスリット35が形成されている。各スリ
ット35は各側壁38の中央に形成され、対向するスリ
ットはそれぞれ軸線X−Xの周りに軸対称となるように
配置されている。すなわち、四つのスリット35…はそ
れぞれ軸線X−Xから等距離かつ互いに等間隔に配置さ
れている。
【0025】各スリット35の長さは例えば3cmであ
る。また各スリット35の幅は、このプラズマ処理装置
に供給される高周波電力の波長をλとするときλ/10
00となるように設計されている。例えば高周波電力の
周波数が40.68MHzである場合、波長λは7.37
mであるから、スリット35の幅は7.37mmとされ
る。
【0026】各スリット35にはそれぞれ、ループ状に
成形された磁界プローブ36が挿入されている。この磁
界プローブ36は、プラズマ処理装置の稼働中にシャー
シ2の内側表面を流れる高周波電流HCがスリット35の
エッジで発生する磁界の方向に直交するように配向さ
れ、かつ磁界の影響を強く受けるようにできるだけエッ
ジに接近した位置に設置される。磁界プローブ36…は
それぞれ、図示しないデータ処理・表示装置(モニタ装
置)に連結されている。そしてスリット35と磁界プロ
ーブ36との組合わせが本実施形態における電流検出手
段37を構成している。
【0027】図1において高周波電源1の出力側(高圧
側)と整合回路2Aとは同軸ケーブル1Aの心線により
接続されている。同軸ケーブル1Aのシールド線は一方
がシャーシ2に接続され他方は高周波電源1のコモン側
端子に接続されている。この高周波電源1のコモン側端
子は接地されているので、サセプタ電極8、シャフト1
3、ベローズ11、チャンバ壁10、ハウジング21、
シャーシ2、及び同軸ケーブル1Aのシールド線からな
る帰電路は、何れも直流的には接地電位となっている。
またロードコンデンサ22の一端も直流的に接地された
状態となる。
【0028】次に本実施形態のプラズマ処理装置を用
い、ワークWにプラズマ処理を施す一実施態様について
説明する。図1において、先ずワークWをサセプタ電極
8の上に載置する。このときワークWの面中心をプラズ
マ処理装置の軸線X−Xと一致させるように配置するこ
とが好ましい。次にチャンバ60内を所定の真空度まで
真空引きすると共に、ガス導入管17からプラズマ生成
ガスを導入し、かつ高周波電源1から高周波電力を供給
する。このときの稼働条件、例えば真空度、プラズマ生
成ガスの種類と処理室内圧力、高周波電力の周波数、電
力などはワークWに施すプラズマ処理の目的や装置の効
率などにより変化するが、これらは従来のプラズマ処理
装置における稼働条件と同様であるので、ここでは詳細
な説明を省略する。高周波電源1から供給された高周波
電力(高圧側)は同軸ケーブル1Aの心線を通って整合
回路2Aに入力され出力端子PRから出力され、高周波
電力配電体3を通ってプラズマ励起電極4に供給され
る。このときプラズマ励起電極4は、接地側にあるサセ
プタ電極8と対向しているのでチャンバ60内に真空放
電が発生する。ガス導入管17からチャンバ60内に導
入されたガスはこの真空放電に励起されてプラズマを発
生し、シャワープレート5に形成された多数の孔7…を
通ってシャワー状にワークWに射突し、ワークWの表面
に所定のプラズマ処理を行う。
【0029】このときプラズマ励起電極4とサセプタ電
極8との間には放電電圧に対応した電位差が生じてい
る。一方、サセプタ電極8から高周波電源1のコモン側
に帰還する帰電路となっているシャフト13,ベローズ
11,チャンバ底部10A,チャンバ壁10、ハウジン
グ21、及びシャーシ2はそれぞれ交流的な電気抵抗す
なわちインピーダンスを有しているので、サセプタ電極
8は直流的には接地電位にあっても、交流的には前記イ
ンピーダンスを流れる電流に応じた電位となっている。
そこでサセプタ電極8から高周波電源1のコモン側に向
けて高周波電流が流れる。この高周波電流はチャンバ壁
10、ハウジング21、シャーシ2など導電部の内面全
体に広がって流れる。
【0030】図2に示すように、シャーシ2に形成され
たスリット35…は高周波電流HCの流れる方向に沿って
形成されているので、このスリットのエッジには高周波
電流によって磁界が発生する。この磁界を磁界プローブ
36によって検知すれば、この磁界強度は電極対の間隙
を流れる電流値に対応する。そして電極対における電流
値は電極対の放電電圧に対応しているので、電流検出手
段37における磁界強度を監視することにより例えば放
電開始時に適切な放電電圧が得られているかどうかを検
知することができる。
【0031】シャーシ2に形成された4組の電流検出手
段37…は軸線X−Xから等距離等間隔、すなわち軸対
称に配置されているので、図3に示すように、シャーシ
2の特定の側壁38aに設けられた電流検出手段37a
によって検知される磁界強度が他の面の値と異なってい
れば、図3の点線矢印Ibで示すように、電極対14の
間隙を流れる放電電流に偏流が生じていることが予想さ
れ、従ってワークW上のプラズマ処理に偏りが生じてい
る可能性がある。すなわち4組の電流検出手段37…を
比較しながら監視することによりワークW上のプラズマ
処理の均一性を外部から監視することができる。
【0032】ここで、シャーシ2とハウジング21は何
れも軸線X−Xに関して軸対称の形状とされかつ電気的
に連続して一体に成形されているので、4組の電流検出
手段37…はシャーシ2の壁面に代えてハウジング21
の壁面に形成されていても実質的に同様の効果が得られ
る。従って本発明におけるシャーシとは、本実施形態に
おけるハウジングも含むものである。
【0033】(実施形態2)本実施形態のプラズマ処理
装置は、シャーシ2の形状が異なる以外は実施形態1の
ものと同様である。従ってここでは実施形態2における
シャーシの形状についてのみ詳しく説明する。図4は本
実施形態のプラズマ処理装置におけるシャーシの斜視図
である。本実施形態においてシャーシ2は円筒状に成形
されている。そしてこのシャーシ2の周壁38には、軸
線X−Xから軸対称に8組の電流検出手段37…が設け
られている。それぞれの電流検出手段37は、シャーシ
2の軸線X−Xから互いに等距離等間隔となるようにシ
ャーシの周壁に形成されそれぞれが軸線X−Xと平行す
る方向に延びる同形のスリット35と、このスリット3
5に挿入されたループ状の磁界プローブ36とからなっ
ている。この磁界プローブ36は、プラズマ処理装置の
稼働中にシャーシ2の内側表面を流れる高周波電流HCが
スリット35のエッジで発生する磁界の方向に直交する
ように配向され、かつ磁界の影響を強く受けるようにで
きるだけエッジに接近した位置に設置されている。
【0034】本実施形態ではシャーシ2に軸線X−Xか
ら等距離等間隔に8組の電流検出手段37…が設けられ
ているので、シャーシ2の内側表面を流れる高周波電流
HCの偏流を実施形態1の場合より更に精密に検知するこ
とがことができ、従って電極対14の間隙を流れる放電
電流の偏流をより精密に監視することができる。
【0035】本実施形態においてシャーシの形状は円筒
状であるが、シャーシ2の形状はその中心軸が電極対1
4の軸線X−Xと一致する任意の正多角形柱状又は回転
体であってよい。これらの形状のシャーシにおいて複数
の電流検出手段37…が軸線X−Xに関して軸対称に設
けられていれば、電極対14における高周波電圧を計測
できると共に電極対14における偏流の状況を外部から
監視することができる。
【0036】以上説明した各実施形態のプラズマ処理装
置において、シャーシ2、ハウジング21、チャンバ壁
10などの基材は通常アルミニウム又はステンレス鋼な
どであるが、これらの内側表面には、更に高周波電流に
対する抵抗が低い低抵抗導電路が設けられていてもよ
い。低抵抗導電路が設けられていれば、プラズマ発生空
間に供給される高周波電力のロスをより低減することが
できる。この低抵抗導電路は金,銀,銅または少なくと
もこれらを含む合金からなることが好ましい。この低抵
抗導電路は前記各部材の内側表面全体を覆うように形成
されていてもよく、又はこれらの表面を通ってサセプタ
電極8から高周波電源1に至る1本又は複数の線状又は
帯状の低抵抗導電路が設けられていてもよい。複数の低
抵抗導電路が設けられる場合は、これらが軸線X−Xに
関して軸対称となるように並列配置されることが好まし
い。何れにせよ、低抵抗導電路が設けられた場合には、
電流検出手段37はこの低抵抗導電路上に設けられる必
要がある。
【0037】前記本実施形態のプラズマ処理装置におい
て、シャーシ2、ハウジング21、チャンバ壁10、チ
ャンバ底部10A、ベローズ11などの表面は、必要に
応じて絶縁体からなる絶縁被膜によって覆われていても
よい。絶縁被膜としては、ポリイミド,PFA(テトラ
フルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテ
ル共重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレ
ン)、ETFE(テトラフルオロエチレン−エチレン共
重合体)等が用いられる。ポリイミド,PFA(テトラ
フルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテ
ル共重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレ
ン)は耐熱性に優れ、ETFE(テトラフルオロエチレ
ン−エチレン共重合体)は耐摩耗性に優れているので適
宜使い分けるか又は多層皮膜を形成することが好まし
い。
【0038】前記本実施形態のプラズマ処理装置におい
ては、13.56MHz程度以上の周波数の電力、具体
的には、例えば13.56MHz,27.12MHz,
40.68MHz等の周波数の高周波電力を投入して、
電極対14の間でプラズマを生成し、このプラズマによ
り、サセプタ電極8に載置したワークWにCVD、ドラ
イエッチング、アッシング等のプラズマ処理をおこなう
ことができる。
【0039】プラズマ処理が例えばRIE(reactive i
on etching)などである場合、ワークWはサセプタ電極
8上に載置せずプラズマ励起電極4の側に取り付けるよ
うにしてもよい。また電極対の構成も、平行平板型の電
極対に変えて、ICP(inductive coupled plasma)誘
導結合プラズマ形成型やRLSA(radial line slotan
tenna)型などであってもよい。
【0040】上記構成のプラズマ処理装置は、例えばワ
ークWに応じた成膜条件、アニール条件、熱処理条件
等、種々の処理条件や処理シーケンスをオペレータが設
定する他は、各部の動作が図示しない制御部により制御
されており、自動運転する構成になっている。従ってこ
のプラズマ処理装置を使用する際には、処理前のワーク
Wを図示しないローダカセットにセットし、オペレータ
がスタートスイッチを操作すれば、搬送ロボットがワー
クWをローダカセットからチャンバ60内に搬送し、チ
ャンバ60内で一連の処理が順次自動的に行われた後、
再び搬送ロボットが処理済みのワークWをアンローダカ
セットに収容するようになっている。
【0041】
【発明の効果】本発明のプラズマ処理装置は、インピー
ダンス整合回路を収容したシャーシにサセプタ電極から
高周波電源に帰還する高周波電流を検出するための電流
検出手段が設けられているので、プラズマ空間を流れる
高周波電流を外部から計測することができ、プラズマ放
電の開始に必要な放電電圧が得られているかなどの装置
内部の運転状態を外部から的確に判断できるようにな
る。シャーシに2以上の前記電流検出手段が設けられ、
これらの電流検出手段が前記シャーシの中心軸に関して
軸対称に配置されていれば、電極対の間を流れる放電流
の偏流を検知することができ、ワークに対するプラズマ
処理の均一性を監視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るプラズマ処理装置の一実施形
態の構成を示す断面図である。
【図2】 前記実施形態におけるシャーシの構成を示
す斜視図である。
【図3】 一般的なプラズマ処理装置における高周波
電流の流れを示す概念図である。
【図4】 本発明に係るプラズマ処理装置の他の一実
施形態に用いられたシャーシの斜視図である。
【図5】 従来のプラズマ処理装置の一例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1…高周波電源 2…シャーシ、2A…整合回路 3…高周波電力配電体 4…プラズマ励起電極 5…シャワープレート 8…サセプタ電極 10…チャンバ壁 11…ベローズ 13…シャフト 14…電極対 17…ガス導入管 21…ハウジング 35…スリット 36…磁界プローブ 37…電流検出手段 38…(シャーシの)側壁 60…チャンバ W…ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大見 忠弘 宮城県仙台市青葉区米ヶ袋2−1−17− 301 Fターム(参考) 4K030 FA03 HA11 KA30 KA39 KA41 5F004 AA01 BA04 BA20 BB11 BB13 BD01 BD04 BD05 CA07 CB06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマを形成するためのプラズマ励起
    電極とプラズマ処理されるワークを挟んで前記プラズマ
    励起電極に対向するサセプタ電極とからなる電極対を収
    容したプラズマ処理室と、高周波電源から前記プラズマ
    励起電極に高周波電力を供給する給電路に挿入され前記
    高周波電源と前記プラズマ処理室とのインピーダンスを
    整合させるためのインピーダンス整合回路を収容したシ
    ャーシとを有し、前記シャーシが前記サセプタ電極から
    前記高周波電源に帰還する帰電路の一部を形成してなる
    プラズマ処理装置であって、前記シャーシに、前記サセ
    プタ電極から前記高周波電源に帰還する高周波電流を検
    出するための電流検出手段が設けられたことを特徴とす
    るプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記シャーシに2以上の前記電流検出手
    段が設けられ、これらの電流検出手段が前記シャーシの
    中心軸の周りに軸対称に配置されたことを特徴とする請
    求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記電流検出手段は、前記シャーシに形
    成され前記高周波電源に帰還する高周波電流の流路に沿
    って延びるスリットと、このスリットに形成される磁界
    を検出する磁界プローブとからなることを特徴とする請
    求項1に記載のプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記スリットの幅は、前記高周波電流の
    波長をλとするときλ/100以下であることを特徴と
    する請求項3に記載のプラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記シャーシは、その中心軸に垂直な断
    面が正多角形又は円形に成形されたことを特徴とする請
    求項1に記載のプラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記プラズマ処理室が軸対称の形状に成
    形され、かつその対称軸が前記シャーシの中心軸と一致
    するように配置されたことを特徴とする請求項1に記載
    のプラズマ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記サセプタ電極が軸対称の形状に成形
    され、かつその対称軸が前記シャーシの中心軸と一致す
    るように配置されたことを特徴とする請求項1に記載の
    プラズマ処理装置。
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