JP2003223759A - プログラム及び記録媒体 - Google Patents

プログラム及び記録媒体

Info

Publication number
JP2003223759A
JP2003223759A JP2002016894A JP2002016894A JP2003223759A JP 2003223759 A JP2003223759 A JP 2003223759A JP 2002016894 A JP2002016894 A JP 2002016894A JP 2002016894 A JP2002016894 A JP 2002016894A JP 2003223759 A JP2003223759 A JP 2003223759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
recording
address
recording section
recorded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002016894A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3892729B2 (ja
Inventor
Masaaki Nakagawa
雅章 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2002016894A priority Critical patent/JP3892729B2/ja
Publication of JP2003223759A publication Critical patent/JP2003223759A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3892729B2 publication Critical patent/JP3892729B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 認識可能なフォーマットと異なるために情報
再生装置がその記録状態を認識することのできない情報
記録媒体に記録されている情報でも、その情報再生装置
によって読み出すことができるようにする。 【解決手段】 DVD−ROMドライブに対してコンピ
ュータから記録位置を指定した再生命令を発行してDV
D+Rディスク上のその記録位置に記録されている情報
を読み取らせることにより、DVD+Rディスク上の最
初のセッションの先頭アドレスと終了アドレスを記録し
た記録区分管理部の情報を読み出してこれらのアドレス
を取得し、そのアドレスから次のセッションの記録区分
管理部のアドレスを求めて次のセッションが認識できな
くなるまで記録区分管理部を順に辿って各セッションの
先頭アドレスと終了アドレスを取得し、DVD+Rディ
スク上の情報記録済容量及び最終セッションの先頭アド
レスと最終アドレスの情報を取得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報記録媒体か
ら情報を読み出す情報再生装置の動作を制御するコンピ
ュータにその情報記録媒体における情報記録状況の情報
を取得する処理を実行させるプログラム及び、そのプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】1又は複数の記録区分単位で情報が記録
され、各記録区分内に少なくともその記録区分の範囲を
示す情報を記録する記録区分管理部を設けた情報記録媒
体として、例えばCD−R/RW(Compact Disk - Rec
ordable / Rewritable)ディスクが知られている。CD
−R/RWディスクにおいては、記録区分単位であるセ
ッション内に1つ若しくは複数のトラックと呼ばれる記
録ブロック群が存在し、この各トラックについての情報
は、セッションの数に関係なくディスク全体に存在する
トラックについての情報を一括管理するPMAと呼ばれ
るトラック情報管理領域や、TOCと呼ばれる記録区分
管理領域(リードイン領域)に記録される。
【0003】そして、このCD−R/RWディスクに情
報を記録する際には、CD−R/RWドライブ装置がセ
ッション単位で情報を記録できるようになっている。こ
こで、このように複数のセッションを用いて情報を記録
する方式のことを、マルチセッション方式という。マル
チセッション方式で情報が記録されたCD−R/RWデ
ィスクにおいては、セッションの数だけリードイン領域
が存在する。そして、このディスクから情報を読み出す
際には、その各リードイン領域に記録されているデータ
を読み出すことによってディスクの記録状態を認識する
ことができ、正しく情報を読み出すことができる。
【0004】このようなCD−R/RWディスクから情
報を読み出す(再生する)ための規格として、マルチリ
ード(Multi Read)規格という規格が制定されており、
このマルチリード規格に従ったドライブを用いれば、C
D−R/RWドライブ以外のドライブ、たとえばCD−
ROMドライブを用いても、CD−R/RWディスクに
記録されている情報を読み出すことができる。すなわ
ち、ドライブがディスクの各リードイン領域に記録され
ているデータを読み出してホストコンピュータに転送す
ることにより、ホストコンピュータがファイルフォーマ
ットを正しく認識でき、正しいディレクトリ/ファイル
再生が可能となるのである。例えば、UDFフォーマッ
ト(Universal Disk Format)等のファイルフォーマッ
トの情報を管理している管理領域の一部は最終記録アド
レス付近にあるが、マルチリード規格に準拠したドライ
ブであれば、各セッションのリードイン領域に記録され
ているデータを読み取り、そのデータから最終記録アド
レスの位置を求めてホストに知らせることができるの
で、ホストはその管理領域から情報を読み出してファイ
ルフォーマットを正しく認識することができる。
【0005】このようにマルチセッション方式で情報が
記録された情報記録媒体から情報を読み出す装置として
は、例えば特開平10−134483号公報に開示され
ているディスク再生装置や、特開2001−26646
2号公報に開示されている光ディスク再生装置が知られ
ている。前者の装置では、読み取るべき記録媒体がマル
チセッション記録媒体であることを検出するマルチセッ
ション検出手段を設け、この手段が記録媒体がマルチセ
ッション記録媒体であることを検出した場合でかつ再生
中にセッションのリードアウト領域を検出した場合に次
のセッションを再生する手段を備えることにより、マル
チセッション記録媒体の再生を可能にしている。
【0006】後者の装置では、トラッキングサーボ手段
とスレッドサーボ手段を制御して光ピックアップの読み
取り位置を追記セッションの存在する可能性のある位置
へ移動させる移動制御手段と、その移動後に各種サーボ
手段のオン状態でスピンドルサーボのロックを検出しな
かった時に追記セッションなしと判別する判別手段とを
設けることにより、追記セッションの不存在を確実に判
別することができるので、マルチセッション記録媒体の
記録状況を把握してこれを再生することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のディスク再生装置や光ディスク再生装置を実際に製品
に適用する場合には、予め定められている規格に基づい
て情報を読み出す手段を再生装置に設けなければならな
い。従って、新しいフォーマットで情報を記録する情報
記録媒体が登場した場合、そのフォーマットが従来のフ
ォーマットとの互換性を持っていなければ、その時点で
既に市場に流通している再生装置では、新しいフォーマ
ットで情報を記録する情報記録媒体から正常に情報を読
み出すことができないという問題があった。
【0008】例えば、近年DVD+R(Digital Video
Disk + Recordable)と呼ばれる記録方式が発表され
た。この方式は、従来のスタンプによるDVD−ROM
への記録方式とディスクの反射率等の物理的な記録フォ
ーマットについての互換性がある、書き込みが一度だけ
可能で上書き不可能(Write Once)な記録方式であり、
この一度だけ書き込み可能な特徴を利用して、追記毎に
セッションを追加していくマルチセッション方式でDV
Dに情報を記録する方式である。一方で、従来のDVD
−ROMは記録媒体全体を1つのセッションとして情報
を記録するシングルセッション方式である。従って、現
在市場に流通しているDVD−ROMの再生装置(ドラ
イブ)は、物理的な記録フォーマットについての互換性
があるにもかかわらず、マルチセッション方式であるD
VD+R方式で情報が記録された情報記録媒体(DVD
+Rディスク)のファイルフォーマットを認識できない
ために、そのままではDVD+Rディスクからファイル
を読み出すことができない。これは、DVD+Rにおい
ては、CDにおけるマルチリード規格に相当する規格が
ないため、予めDVD−ROMの再生装置にマルチセッ
ション方式のファイルフォーマットを認識する機能を持
たせておくことができなかったためである。
【0009】この発明は、このような問題を解決し、認
識可能なフォーマットと異なるために情報再生装置がそ
の記録状態を認識することのできない情報記録媒体に記
録されている情報でも、その情報再生装置によって読み
出すことができるようにすることを目的とする。特に、
コンピュータが、1又は複数の記録区分単位で情報が記
録され、各記録区分内に少なくとも該記録区分の範囲を
示すアドレス情報を記録する記録区分管理部を設けた上
記DVD+Rディスクのような情報記録媒体から、その
情報記録媒体における記録フォーマットを認識できない
が情報記録媒体の記録位置を指定した再生命令に従って
その記録位置に記録された情報を読み出すことはできる
上記DVD−ROMドライブのような情報再生装置を用
いて情報を読み出すことができるようにすることを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明のプログラムは、コンピュータを、1又は
複数の記録区分単位で情報が記録され、各記録区分内に
少なくともその記録区分の範囲を示すアドレス情報を記
録する記録区分管理部を設けた情報記録媒体から、その
情報記録媒体における記録フォーマットを認識できない
がその情報記録媒体上の記録位置を指定した再生命令に
従ってその記録位置に記録された情報を読み出すことは
できる情報再生装置を用いて情報を読み出す手段として
機能させるためのプログラムであって、上記コンピュー
タに、上記情報記録媒体の最初の記録区分の記録区分管
理部に記録されている情報を読み出す再生命令を上記情
報再生装置に発行してその情報を読み出させ、その第1
の記録区分の先頭アドレスと最終アドレスの情報を取得
する第1のアドレス情報取得手順と、読み出した記録区
分の次の記録区分が存在するか否かを判断する後続記録
区分確認手順と、その手順において次の記録区分が存在
すると判断した場合に上記情報再生装置に次の記録区分
の記録区分管理部に記録されている情報を読み出させ、
上記次の記録区分の先頭アドレスと最終アドレスの情報
を取得する後続アドレス情報取得手順とを、上記後続記
録区分確認手順において次の記録区分が存在しないと判
断するまで繰り返す第2のアドレス情報取得手順と、上
記第1のアドレス情報取得手順と上記第2のアドレス情
報取得手順とによって取得した各記録区分の先頭アドレ
スと最終アドレスの情報から、上記情報記録媒体におけ
る情報記録済容量及び最終記録区分の先頭アドレスと最
終アドレスの情報を取得する媒体情報取得手順とを実行
させるものである。
【0011】また、この発明のプログラムは、コンピュ
ータを、1又は複数の記録区分単位で情報が記録され、
各記録区分内に少なくともその記録区分の範囲を示すア
ドレス情報を記録する記録区分管理部を設けた情報記録
媒体から、その情報記録媒体上の記録位置を指定した再
生命令に従ってその記録位置に記録された情報を読み出
すことのできる情報再生装置を用いて情報を読み出す手
段として機能させるためのプログラムであって、上記コ
ンピュータに、上記情報再生装置が読み出し対象の情報
記録媒体における上記記録区分の配置方式を認識できる
か否かを判断する手順を実行させ、その手順において認
識できないと判断した場合に上記第1のアドレス情報取
得手順と、上記第2のアドレス情報取得手順と、上記媒
体情報取得手順とを実行させるものであってもよい。
【0012】これらのプログラムにおいて、上記後続記
録区分確認手順が、上記情報再生装置に対して上記読み
出した記録区分の最終アドレスに所定の値を加えたアド
レスの情報を読み出す再生命令を発行し、その情報再生
装置からエラーが報告された場合には次の記録区分がな
いと判断する手順であるとよい。あるいは、上記後続記
録区分確認手順が、上記情報再生装置に対して上記読み
出した記録区分の最終アドレスに所定の値を加えたアド
レスの情報を読み出す再生命令を発行し、その情報再生
装置からデータエラー以外のエラーが報告された場合に
は次の記録区分がないと判断する手順であるとよい。
【0013】さらに、上記後続記録区分確認手順が、上
記再生命令に対して上記情報再生装置からデータエラー
が報告された場合には次の記録区分があると判断すると
共に他のアドレスに記録された情報の読み出しを試みる
手順であるとよい。この発明はまた、上記のプログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も提供
する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態を図面を参照して説明する。 〔第1の実施形態:図1,図4乃至図9〕まず、この発
明のプログラムの第1の実施形態について説明する。図
1はこのプログラムがコンピュータに実行させる処理の
手順を示すフローチャート、図4はこのプログラムを実
行するコンピュータの構成例を示す図、図5はこの実施
形態の説明において情報記録媒体の例として用いたDV
D+Rディスクにおけるデータの記録フォーマットを示
した図、図6は同じくDVD+Rディスクにマルチセッ
ション方式で情報を記録した場合のデータの記録フォー
マットを示した図、図7乃至図9はそれぞれ図5及び図
6に示した記録フォーマットの一部をより詳しく示した
図である。なお、図5及び図6においては、図の上側が
ディスクのより内側に記録された情報を示す。
【0015】このプログラムは、パーソナルコンピュー
タ(PC)等のコンピュータを、情報再生装置を用いて
情報記録媒体から情報を読み出す手段として機能させる
ためのプログラムであって、そのコンピュータに以下に
説明する各手順からなる処理を実行させるための記録プ
ログラムである。ここでは、図4に示すPC1が、これ
と接続された情報再生装置であるDVD−ROMドライ
ブ2によって情報記録媒体であるDVD+Rディスク3
から情報を読み出す動作を例にとって、このプログラム
によって実行させる処理について説明する。なお、DV
D−ROMドライブ2は、ネットワークを介してPC1
に接続されたものでもよい。
【0016】ここで、このプログラムによって実行させ
る処理について説明する前に、まず、上記のDVD+R
ディスク3における情報の記録フォーマット及びDVD
−ROMドライブ2の機能について説明する。なお、こ
の明細書において、情報の記録フォーマットとは、特に
断らない限りその記録位置あるいは配列順を示す論理的
なフォーマットをいうものとし、これを単に「フォーマ
ット」ともいう。
【0017】DVD+Rディスク3においては、情報
は、記録区分であるセッションの単位で記録されてい
る。そして、各セッションは1又は複数のフラグメント
と呼ばれる記録ブロック群から構成されている。さら
に、このフラグメントは1又は複数のエラー訂正ブロッ
ク(ECCブロック)によって構成されている。このE
CCブロックはDVDにおける記録/再生の最小単位で
あり、16のセクタによって構成されているので、各フ
ラグメントのセクタ数は16の倍数になる。
【0018】DVD+Rディスク3に記録されている情
報を読み出すためには、この各フラグメントの記録位置
の情報を得なければならないが、DVD+Rディスク3
上には、ディスク全体のフラグメントの情報を一括管理
する領域はなく、各フラグメントの情報は、そのフラグ
メントが属するセッションの先頭部にある記録区分管理
部に記録されている。従って、DVD+Rディスク3に
記録されている情報を読み出すためには、まず各セッシ
ョンの記録位置の情報を取得し、その先頭部の記録区分
管理部に記録されている情報を読み出さなければならな
い。
【0019】ところで、DVD+Rディスク3における
情報の記録フォーマットは、図5に示すようなものであ
り、ディスク上には、内側から順にインナードライブ領
域、リードイン領域、データ領域、リードアウト領域、
アウタードライブ領域が設けられている。このうち、デ
ータ領域がホストコンピュータから転送された情報を記
録する領域であり、それ以外の領域は、ディスクの種類
や記録特性やドライブの制御データ等の管理データを記
録する領域である。
【0020】DVD+Rディスク3にマルチセッション
方式でデータを記録した場合の記録フォーマットは、図
6に示すようになり、インナードライブ領域及びアウタ
ードライブ領域には図5と同様な情報が記録され、リー
ドイン領域,データ領域,リードアウト領域には1から
Nまでのセッションに分けて記録が行われる。このフォ
ーマットにおいて、各セッションの前にはイントロ領
域、後ろにはクロージャー領域が設けられ(但し、第1
セッションではリードイン領域がイントロ領域の役割
を、最終セッションではリードアウト領域がクロージャ
ー領域の役割を果たしている)、その間に各セッション
におけるデータ領域が設けられている。このデータ領域
は、少なくとも256(16ECCブロック)のセクタ
数を持つ。
【0021】イントロ領域(第1セッションではリード
イン領域)とクロージャー領域(最終セッションではリ
ードアウト領域)は、セッションの境目を表す領域であ
るが、イントロ領域は記録区分管理部であり、その中の
セッション制御データ領域(Session Control Data Zon
e)には、種々のセッション構成情報が記録されてい
る。このセッション構成情報は、SDCB(Session Di
sk Control Block)と呼ばれ、図8に示すフォーマット
である。このSDCBには、セッションを構成する各フ
ラグメントのアドレス情報が含まれており、フラグメン
トの数に応じてセッション要素(Session Item)0から
N−1までの領域に、各フラグメントの先頭アドレスと
最終アドレスが記録されている。そして、第1フラグメ
ントの先頭アドレスがそのセッションのデータ領域の先
頭アドレスとなり、最終フラグメントの最終アドレスが
そのセッションのデータ領域の最終アドレスとなる。
【0022】ここで、図6に示すように、各セッション
においてデータ領域の大きさは異なるが、その前後のイ
ントロ領域(あるいはリードイン領域)及びクロージャ
ー領域(あるいはリードアウト領域)の大きさは固定で
ある。そこで、各セッションのデータ領域の先頭アドレ
スと最終アドレスからそのセッションの先頭アドレスと
最終アドレスを求めることができるので、これらのアド
レスを、そのセッションの先頭アドレスと最終アドレス
を示す情報として用いることができる。そこで、この明
細書においては、特に断らない限り、各セッションのデ
ータ領域の先頭アドレスと最終アドレスを、各セッショ
ンの先頭アドレスと最終アドレスと呼ぶことにする。
【0023】従って、上記のSDCBの情報を読み取る
ことにより、そのセッションの先頭アドレスと最終アド
レスを取得することができることになる。なお、イント
ロ領域におけるセッション制御データ領域の大きさは6
40セクタ、すなわち40ECCブロックであり、図8
に示したSDCBの1単位は1ECCブロックであるの
で、ゴミやキズあるいは記録品質等に起因するデータエ
ラーの発生を考慮して、セッション制御データ領域には
連続する40のECCブロックにそれぞれ同一のSDC
Bが記録されている。
【0024】ここで、以上に述べた図6のイントロ領
域、データ領域、クロージャー領域は、全て図5におけ
るデータ領域内に設けられており、そのセクタフォーマ
ット形式はデータ領域のものであるので、ドライブがデ
ィスクにおけるデータの記録構造を認識していなくて
も、論理ブロックのアドレスを指定した再生命令に従っ
てアクセスすることができる。また、最初のセッション
である第1セッションにおける記録区分管理部であるリ
ードイン領域には、その中の制御データ領域(Control
Data Zone)の一部には、図7に示すフォーマットの物
理フォーマット情報(Physical Format Information)
が記録されている。この物理フォーマット情報には、図
7に示すように第1セッションの先頭アドレス及び終了
アドレスが記録されているため、この情報を読み出すこ
とにより、第1セッションの先頭アドレス及び終了アド
レスを取得することができる。
【0025】この他に、インナードライブ領域内のコン
テンツテーブル領域(Table of Contents Zone)には、
図9に示すフォーマットのコンテンツ情報が記録され
る。このコンテンツ情報としては、ディスク上に存在す
る各セッションのセッション番号、先頭アドレス、最終
アドレス等が、セッション毎にコンテンツ要素0〜N−
1の情報として記録される。従って、このコンテンツ情
報を読み出すことにより、ディスクにおける情報の記録
状態を認識するために必要な情報である、ディスクの情
報記録済容量(最初の記録区分の先頭アドレスと最終記
録区分の最終アドレスとから求められる)、各記録区分
の先頭アドレス及び、最終記録区分の先頭アドレスと最
終アドレスの情報を得ることができる。
【0026】しかしながら、この情報は、DVD+Rに
おける情報の記録フォーマットに特有なものであり、D
VD−ROMにおける情報の記録フォーマットでは記録
されていない情報である。そもそも、DVD−ROMの
フォーマットには、インナードライブ領域は存在しな
い。従って、DVD−ROMドライブ2には、上記のコ
ンテンツテーブル領域の情報を読み出す機能がなく、こ
こから情報記録済容量、各記録区分の先頭アドレス、及
び最終記録区分の先頭アドレスと最終アドレスの情報を
得ることができない。また、図7に示した物理フォーマ
ット情報のうちの第1セッションの先頭アドレス及び終
了アドレスも、DVD+Rの記録フォーマットに特有な
情報であり、DVD−ROMの記録フォーマットでは対
応する領域は全て00のデータが記録されている予備領
域であるので、DVD−ROMの記録フォーマットで記
録された情報を読み出すように設計されたDVD−RO
Mドライブ2は、この領域に記録された情報を無視して
しまう。
【0027】DVD−ROMの記録フォーマットでは、
図7に示した物理フォーマット情報のうちのデータ領域
配置情報(Data Zone Allocation)に相当する位置に、
ディスクのデータ領域(情報記録済領域)の最終アドレ
スが記録されている。そして、記録方式がシングルセッ
ション方式であるので、この情報から情報記録済容量及
び最終記録区分の先頭アドレスと最終アドレスの情報を
得ることができる。
【0028】しかし、DVD+Rディスク3において
は、データ領域配置情報に記録されている情報は、ディ
スク上に設けることが可能な最大のデータ領域(実際に
情報が記録されている領域ではなく)の先頭アドレスと
最終アドレスであるので、DVD−ROMドライブ2が
DVD+Rディスク3から情報を読み出す際に、DVD
−ROMディスクから情報を読み出す場合と同じように
データ領域配置情報を読み出して情報記録済容量の情報
を得ようとすると、誤った情報を得てしまうことにな
る。
【0029】そして、ホストコンピュータであるPC1
がディスクに記録されているUDFフォーマット(Univ
ersal Disk Format)等のファイルフォーマットの情報
を管理している管理領域の位置を誤って認識し、ディス
ク上に記録されているファイルやディレクトリの情報を
取得することができない不具合が発生する。例えばUD
Fフォーマットの場合、ファイル管理情報がセッション
の先頭アドレス+256、情報記録済領域の最終アドレ
スN、及びN−256の位置に記録されているが、DV
D+Rディスク3をDVD−ROMドライブ2で再生し
ようとすると、正しい記録済容量や各セッションの先頭
アドレスをPC1が把握できないため、そのままではフ
ァイル管理情報を取得できず、正常にファイルやディレ
クトリを読み出すことができない。すなわち、DVD−
ROMドライブ2はDVD+Rディスク3における記録
フォーマットを認識できない。
【0030】しかし、DVD+RのフォーマットとDV
D−ROMのフォーマットとは、物理的な記録方式とし
ては互換性があるので、PC1によって任意に読み出し
アドレスを指定すれば、図5に示したデータ領域(図6
では第1セッションのデータ領域から第Nセッションの
データ領域までに相当)については、DVD−ROMド
ライブ2によってDVD+Rディスク3上の指定した記
録位置に記録されている情報を読み出すことは可能であ
る。また、リードイン領域についても、DVD−ROM
とDVD+Rで配置が共通であるので、DVD−ROM
ドライブ2にその領域の読み出しコマンドを実行させる
ことにより、DVD+Rディスク3上の対応する領域に
記録されている情報を読み出すことができる。
【0031】そこで、PC1からの再生命令に従ってD
VD−ROMドライブ2にDVD+Rディスク3上の上
記した物理フォーマット情報やセッション構成情報の記
録されている位置を指定して情報を読み出し、この情報
をPC1側で処理することにより、ディスクにおける情
報の記録状態を認識するために必要な情報である、ディ
スクの情報記録済容量、各記録区分の先頭アドレス、及
び最終記録区分の先頭アドレスと最終アドレスの情報を
得ることができる。この実施形態のプログラムは、PC
1にこのような動作を行わせるためのプログラムであ
る。なお、どのセッションが最終セッションかという情
報は、DVD−ROMドライブが読み出すことのできる
リードイン領域とデータ領域には記録されていないた
め、最終セッションの特定もPC1側の処理によって行
う必要がある。
【0032】次に、このプログラムによってPC1に実
行させる処理について説明する。DVD−ROMドライ
ブ2にDVD+Rディスク3が挿入されると、このプロ
グラムが起動され、PC1はまずDVD−ROMドライ
ブ2におけるディスクセット時の初期化処理が終わるの
を待ち、その後図1のフローチャートに示す処理を開始
する。ここで、挿入されたディスクがDVD+Rディス
クであるかどうかの判断は、例えばDVD−ROMドラ
イブ2が挿入されたディスクのファイル管理情報を正常
に取得できたか否かによって行うことができる。
【0033】ステップS1では、最初のセッションの記
録区分管理部である、第1セッションのリードイン領域
の制御データ領域内の、物理フォーマット情報が記録さ
れている領域を読み出す再生命令を、DVD−ROMド
ライブ2に対して発行する。すると、DVD−ROMド
ライブ2は、その再生命令に応じてその領域の読み取り
コマンドを実行し、その領域に記録されている物理フォ
ーマット情報(フォーマットは図7に示す通り)を読み
取ってPC1に送る。次に、ステップS2で、PC1が
この情報を受け取り、その情報から、第1セッションの
先頭アドレス及び最終アドレスの情報を取得する。ここ
で、前述のように、DVD−ROMドライブ2はこれら
の情報を無視してしまうが、読み出した情報自体にはこ
れらの情報が含まれているため、読み出した情報をPC
1側でそのまま受けとってそこから抽出することによ
り、これらの情報を取得することができる。これらのス
テップS1とステップS2の処理が、第1のアドレス情
報取得手順である。
【0034】次にステップS3で、直前に記録区分管理
領域を読み出したセッションの次のセッションの記録区
分管理領域のアドレスを計算する。ここでは、第2セッ
ションの記録区分管理領域である、第2セッションのイ
ントロ領域内のセッション制御データ領域のアドレスを
計算する。このアドレスは、ステップS2で取得した第
1セッションのデータ領域の最終アドレスから計算する
ことができる。図6に示したように、各セッションのデ
ータ領域と次のセッションのセッション制御データ領域
との間には、クロージャー領域が768+256=10
24セクタとイントロ領域が64+256=320セク
タあるので、次のセッションのセッション制御データ領
域の先頭アドレスは、 次のセッションのセッション制御データ領域の先頭アドレス =前のセッションのデータ領域の最終アドレス+1024+320+1 =前のセッションのデータ領域の最終アドレス+1345 の式によって求めることができる。なお、前述のように
セッション制御データ領域には同一なSDCBが40回
繰り返して記録されているが、ここではこのうち先頭の
SDCBのアドレスを求めるものとする。
【0035】そしてステップS4で、ステップS3の計
算で求めたアドレスの情報を読み出す再生命令をDVD
−ROMドライブ2に発行する。ここで、第2のセッシ
ョン以降のセッション制御データ領域は前述のようにデ
ータ領域のセクタフォーマットであるので、DVD−R
OMドライブ2は論理ブロックのアドレスを指定した再
生命令に従ってアクセスすることができる。そして、D
VD−ROMドライブ2はその領域に記録されているS
DCBの情報(フォーマットは図8に示す通り)を読み
取ってPC1に送る。
【0036】ここで、次のセッションがある場合にはD
VD−ROMドライブ2はSDCBの情報を読み取るこ
とができるが、ない場合には、読み取るべき領域は未記
録領域であるので、データを読み取ることができず、再
生エラーとなるので、そのエラー情報をPC1に送るこ
とになる。PC1は、ステップS5でこの再生エラーが
起こったかどうか判断し、再生エラーでなければ、次の
セッションがあると判断してステップS6に進む。これ
らのステップS3乃至ステップS5の処理が、後続記録
区分確認手順である。
【0037】ステップS6では、DVD−ROMドライ
ブ2からSDCBの情報を受け取り、その中の各セッシ
ョン要素の情報から前述のようにそのセッションの先頭
アドレスと最終アドレスを取得する。そして、ステップ
S3に戻って処理を繰り返す。ステップS5で再生エラ
ーであった場合には、次のセッションはないと判断し、
ステップS7に進む。ここで、ステップS6の処理が後
続アドレス取得手順であり、ステップS3乃至ステップ
S6の処理が第2のアドレス情報取得手順である。
【0038】ステップS7では、それまでの処理で取得
した各セッションの先頭アドレスと最終アドレスの情報
から、DVD+Rディスク3における情報記録済容量及
び最終セッションの先頭アドレスと最終アドレスの情報
を取得して終了する。情報記録済容量は、第1セッショ
ンの先頭アドレスと最終セッションの最終アドレスとか
ら求めることができる。なお、ステップS2及びステッ
プS6で取得したアドレス情報のうち、少なくとも各セ
ッションの先頭アドレスの情報は保持しておく。このス
テップS7の処理が媒体情報取得手順である。
【0039】このような処理により内周側から順に各セ
ッションのSDCB情報を辿っていくことによって、最
終セッションの位置を確認し、ディスク上の情報記録済
容量を確認することができる。そして、DVD+Rディ
スク3における情報記録済容量と各セッションの先頭ア
ドレスが取得できれば、ファイルフォーマットを管理す
るファイル管理領域の場所が特定でき、ファイルやディ
レクトリの情報を取得することができるので、DVD+
Rのフォーマットを認識することのできないDVD−R
OMドライブ2によってもDVD+Rディスク3に記録
された情報(ファイルやディレクトリ)を正常に読み出
すことができる。すなわち、この発明のプログラムによ
れば、認識可能なフォーマットと異なるために情報再生
装置がその記録状態を認識することのできない情報記録
媒体に記録されている情報でも、コンピュータにその情
報再生装置を用いて読み出させることができる。
【0040】なお、ISO(International Organizati
on for Standardization)9660互換のファイルフォ
ーマットでは、ディスクに追記を行う際に、以前のセッ
ションのファイルやディレクトリの情報が、全て新しい
セッションのデータ領域の先頭部に記録されるので、情
報記録済容量と最終セッションの先頭アドレスがわかれ
ばファイルやディレクトリの情報を取得することができ
る。なお、ここではDVD−ROMドライブ2によって
DVD+Rディスク3に記録された情報を読み出す例に
ついて説明したが、情報再生装置と情報記録媒体は必ず
しもこれらに限られるものではない。コンピュータにつ
いても、PCに限られるものではない。この点は、以下
の各実施形態のプログラムについても同様である。
【0041】〔第2の実施形態:図2〕次に、この発明
のプログラムの第2の実施形態について説明する。図2
はこのプログラムがコンピュータに実行させる処理の手
順を示すフローチャートである。このプログラムは、S
DCBの情報を読み出す際に再生エラーを受け取った場
合(図1及び図2のステップS5の判断でYの場合)の
処理が第1の実施形態のプログラムと異なるのみである
ので、この点以外の説明は省略する。
【0042】このプログラムにおいては、ステップS5
において再生エラーが発生した場合、ステップS11に
進んでその再生エラーがデータエラーか否かを判断す
る。ここで、再生エラーには、大きく分けてデータエラ
ーとサーボエラーがある。このうちデータエラーは、読
み取ろうとした領域に何らかのデータが記録されている
ことは認識できるものの、キズやゴミ等の外的要因や記
録品質等の問題で、読み取ったデータに誤りが多くて訂
正できない場合に発生する。また、サーボエラーは、読
み取ろうとした領域にデータが記録されていること自体
を認識できない場合に発生する。従って、ステップS4
の再生命令に応じてDVD−ROMドライブ2から受け
取った再生エラーがステップS11でデータエラーであ
った場合には、読み取ろうとした領域に何らかのデータ
が記録されていることになるので、次のセッションがあ
るものと判断し、ステップS12に進む。
【0043】ステップS11でデータエラーであり、次
のセッションがあると判断した場合でも、そのままでは
次のセッションのSDCBの情報を読み取ることができ
ない。しかし、前述のように、セッション制御データ領
域には同一のSDCBが繰り返し記録されているので、
次のECCブロックに記録されているSDCBを読み出
すべく、ステップS12でそのアドレスの情報を読み出
す再生命令をDVD−ROMドライブ2に発行する。そ
して、ステップS5に戻って処理を続ける。ここで再び
データエラーが発生した場合には、データエラーが発生
しなくなるまで処理を繰り返すことになる。ステップS
11でデータエラー以外のエラー、すなわちサーボエラ
ーであった場合には、読み取ろうとした領域に何のデー
タも記録されていないので、次のセッションはないもの
と判断し、ステップS7に進む。ステップS7の処理
は、第1の実施形態で図1を用いて説明したものと同じ
である。なお、この処理においては、ステップS3,S
4,S5,S11,S12に示す処理が後続記録区分確
認手順である。
【0044】このような処理を行うことにより、キズや
ゴミ等の外的要因や記録品質等の問題で記録区分管理部
であるセッション制御データ領域の情報が正しく読み取
れなかった場合でも、次のセッションの有無は正しく判
定できるようになり、情報再生装置であるDVD−RO
Mドライブ2による読み取り動作の信頼性を向上させる
ことができる。
【0045】〔第3の実施形態:図3〕次に、この発明
のプログラムの第3の実施形態について説明する。図3
はこのプログラムがコンピュータに実行させる処理の手
順を示すフローチャートである。このプログラムは、第
1又は第2の実施形態で説明したプログラムによる処理
(情報記録状況取得処理)を、情報再生装置であるDV
D−ROMドライブがDVD+Rのフォーマットに対応
していない場合にのみ行うようにした点が第1又は第2
の実施形態のプログラムと異なるのみであるので、この
点以外の説明は省略する。
【0046】DVD−ROMドライブ2にDVD+Rデ
ィスク3がセットされると、このプログラムが起動さ
れ、PC1は図3のフローチャートに示す処理を開始す
る。まず、ステップS21でDVD−ROMドライブ2
におけるディスクセット時の初期化処理が終了するのを
待つ。初期化処理が終了したか否かは、ドライブ装置が
ディスクアクセス可能かどうかを確認する命令、例えば
Test Unit Ready命令を発行することによって確認でき
る。
【0047】次に、ステップS22でDVD−ROMド
ライブ2がどんな機能を有するかを確認する機能サポー
ト確認命令をDVD−ROMドライブ2に対して発行す
る。この命令としては例えばGet Configuration命令を
用いることができる。DVD−ROMドライブ2はこの
命令に対して、自身が有する機能の情報をPC1に返す
ので、これを受け取ったPC1は、ステップS23に進
んでDVD−ROMドライブ2がDVD+Rの記録フォ
ーマットに対応したドライブであるかどうか、すなわち
マルチセッション方式のフォーマットを認識できるドラ
イブであるかどうかを判断する。
【0048】対応していれば、ステップS24に進んで
DVD+Rディスク3における情報記録状況すなわち情
報記録済領域及び各セッションの位置情報を取得する命
令を発行して終了する。この命令としては、例えばRead
TOC命令、Read Track Information命令、Read Disc In
formation命令等を用いることができる。DVD+Rの
フォーマットに対応したドライブであれば、PC1側で
特別な制御を行わなくても、DVD−ROMドライブ2
がその命令に従ってDVD+Rディスク3における情報
記録状況の情報を取得してPC1に返すので、PC1は
ファイルやディレクトリの情報を取得することができ
る。
【0049】ステップS23で対応していなければ、ス
テップS25に進み、第1の実施形態で図1を用いて説
明した処理あるいは第2の実施形態で図2を用いて説明
した処理を情報記録状況取得処理として実行して終了す
る。この処理により、第1あるいは第2の実施形態で説
明したように、PC1はファイルやディレクトリの情報
を取得することができる。ここで、図3のフローチャー
トに示した処理において、ステップS22及びステップ
S23の処理が、情報再生装置が読み出し対象の情報記
録媒体における記録区分の配置方式を認識できるか否か
を判断する手順である。
【0050】以上説明した処理によれば、DVD+Rの
フォーマットを認識することのできないDVD−ROM
ドライブ2によってもDVD+Rディスク3に記録され
た情報(ファイルやディレクトリ)を正常に読み出すこ
とができる一方で、DVD+Rのマルチセクション方式
のフォーマットを認識できるDVD−ROMドライブが
登場し、このようなドライブによってDVD+Rディス
ク3を再生しようとする場合には、PC1側からの制御
による情報記録状況取得処理を省略することができる。
従って、このプログラムを用いることにより、PC1に
よって広範な種類のドライブの動作をより効率よく制御
できるようになる。
【0051】なお、以上説明した各実施形態のプログラ
ムは、はじめから図4に示したPC1に備えるROMあ
るいはハードディスク等の記憶手段に格納しておいても
よいが、記録媒体であるCD−ROMあるいはフロッピ
ー(登録商標)ディスク,SRAM,EEPROM,メ
モリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して
提供することもできる。そのメモリに記録されたプログ
ラムをコンピュータにインストールしてCPUに実行さ
せるか、CPUにそのメモリからこのプログラムを読み
出して実行させることにより、上述した各手順を実行さ
せることができる。さらに、コンピュータがネットワー
クに接続されている場合には、プログラムを記録した記
録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段
に記憶した外部機器からダウンロードして実行させるこ
とも可能である。
【0052】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明のプ
ログラムによれば、認識可能なフォーマットと異なるた
めに情報再生装置がその記録状態を認識することのでき
ない情報記録媒体に記録されている情報でも、コンピュ
ータにその情報再生装置を用いて読み出させることがで
きる。また、この発明の記録媒体によれば、上記のプロ
グラムを記憶していないコンピュータにそのプログラム
を記憶させ、その実行によって上記のような読み出しを
行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態のプログラムがコン
ピュータに実行させる処理の手順を示すフローチャート
である。
【図2】この発明の第2の実施形態のプログラムがコン
ピュータに実行させる処理の手順を示すフローチャート
である。
【図3】この発明の第3の実施形態のプログラムがコン
ピュータに実行させる処理の手順を示すフローチャート
である。
【図4】この発明の第1の実施形態のプログラムを実行
するコンピュータの構成例を示す図である。
【図5】この発明の第1の実施形態の説明において情報
記録媒体の例として用いたDVD+Rディスクにおける
データの記録フォーマットを示した図である。
【図6】同じくDVD+Rディスクにマルチセッション
方式で情報を記録した場合のデータの記録フォーマット
を示した図である。
【図7】図5及び図6に示した記録フォーマットの一部
である物理フォーマット情報の記録フォーマットを示し
た図である。
【図8】図5及び図6に示した記録フォーマットの一部
であるセッション構成情報の記録フォーマットを示した
図である。
【図9】図5及び図6に示した記録フォーマットの一部
であるコンテンツ情報の記録フォーマットを示した図で
ある。
【符号の説明】
1:PC 2:DVD−ROMドライブ 3:DVD+Rディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 27/10 G11B 27/10 A 5D110 Fターム(参考) 5B065 BA03 CA18 CC08 5B082 EA01 JA12 5D044 AB01 BC05 CC04 DE14 DE38 DE70 FG18 5D077 AA29 AA30 CA02 DC08 DE05 EA11 5D090 AA01 BB03 CC04 DD03 FF08 FF43 GG29 5D110 AA16 AA17 AA27 AA29 DA06 DA18 DB03 DC03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータを、1又は複数の記録区分
    単位で情報が記録され、各記録区分内に少なくとも該記
    録区分の範囲を示すアドレス情報を記録する記録区分管
    理部を設けた情報記録媒体から、該情報記録媒体におけ
    る記録フォーマットを認識できないが該情報記録媒体上
    の記録位置を指定した再生命令に従ってその記録位置に
    記録された情報を読み出すことはできる情報再生装置を
    用いて情報を読み出す手段として機能させるためのプロ
    グラムであって、 前記コンピュータに、 前記情報記録媒体の最初の記録区分の記録区分管理部に
    記録されている情報を読み出す再生命令を前記情報再生
    装置に発行して該情報を読み出させ、該第1の記録区分
    の先頭アドレスと最終アドレスの情報を取得する第1の
    アドレス情報取得手順と、 読み出した記録区分の次の記録区分が存在するか否かを
    判断する後続記録区分確認手順と、該手順において次の
    記録区分が存在すると判断した場合に前記情報記録装置
    に該次の記録区分の記録区分管理部に記録されている情
    報を読み出させ、前記次の記録区分の先頭アドレスと最
    終アドレスの情報を取得する後続アドレス情報取得手順
    とを、前記後続記録区分確認手順において次の記録区分
    が存在しないと判断するまで繰り返す第2のアドレス情
    報取得手順と、 前記第1のアドレス情報取得手順と前記第2のアドレス
    情報取得手順とによって取得した各記録区分の先頭アド
    レスと最終アドレスの情報から、前記情報記録媒体にお
    ける情報記録済容量及び最終記録区分の先頭アドレスと
    最終アドレスの情報を取得する媒体情報取得手順とを実
    行させるためのプログラム。
  2. 【請求項2】 コンピュータを、1又は複数の記録区分
    単位で情報が記録され、各記録区分内に少なくとも該記
    録区分の範囲を示すアドレス情報を記録する記録区分管
    理部を設けた情報記録媒体から、該情報記録媒体上の記
    録位置を指定した再生命令に従ってその記録位置に記録
    された情報を読み出すことのできる情報再生装置を用い
    て情報を読み出す手段として機能させるためのプログラ
    ムであって、 前記コンピュータに、 前記情報再生装置が読み出し対象の情報記録媒体におけ
    る前記記録区分の配置方式を認識できるか否かを判断す
    る手順を実行させ、 該手順において認識できないと判断した場合に以下の前
    記情報記録媒体の最初の記録区分の記録区分管理部に記
    録されている情報を読み出す再生命令を前記情報再生装
    置に発行して該情報を読み出させ、該第1の記録区分の
    先頭アドレスと最終アドレスの情報を取得する第1のア
    ドレス情報取得手順と、 読み出した記録区分の次の記録区分が存在するか否かを
    判断する後続記録区分確認手順と、該手順において次の
    記録区分が存在すると判断した場合に前記情報再生装置
    に該次の記録区分の記録区分管理部に記録されている情
    報を読み出させ、前記次の記録区分の先頭アドレスと最
    終アドレスの情報を取得する後続アドレス情報取得手順
    とを、前記後続記録区分確認手順において次の記録区分
    が存在しないと判断するまで繰り返す第2のアドレス情
    報取得手順と、 前記第1のアドレス情報取得手順と前記第2のアドレス
    情報取得手順とによって取得した各記録区分の先頭アド
    レスと最終アドレスの情報から、前記情報記録媒体にお
    ける情報記録済容量及び最終記録区分の先頭アドレスと
    最終アドレスの情報を取得する媒体情報取得手順とを実
    行させるためのプログラム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のプログラムであっ
    て、 前記後続記録区分確認手順は、前記情報再生装置に対し
    て前記読み出した記録区分の最終アドレスに所定の値を
    加えたアドレスの情報を読み出す再生命令を発行し、該
    情報再生装置からエラーが報告された場合には次の記録
    区分がないと判断する手順であることを特徴とするプロ
    グラム。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のプログラムであっ
    て、 前記後続記録区分確認手順は、前記情報再生装置に対し
    て前記読み出した記録区分の最終アドレスに所定の値を
    加えたアドレスの情報を読み出す再生命令を発行し、該
    情報再生装置からデータエラー以外のエラーが報告され
    た場合には次の記録区分がないと判断する手順であるこ
    とを特徴とするプログラム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のプログラムであって、 前記後続記録区分確認手順は、前記再生命令に対して前
    記情報再生装置からデータエラーが報告された場合には
    次の記録区分があると判断すると共に他のアドレスに記
    録された情報の読み出しを試みる手順であることを特徴
    とするプログラム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
JP2002016894A 2002-01-25 2002-01-25 プログラム及び記録媒体 Expired - Fee Related JP3892729B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002016894A JP3892729B2 (ja) 2002-01-25 2002-01-25 プログラム及び記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002016894A JP3892729B2 (ja) 2002-01-25 2002-01-25 プログラム及び記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003223759A true JP2003223759A (ja) 2003-08-08
JP3892729B2 JP3892729B2 (ja) 2007-03-14

Family

ID=27742786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002016894A Expired - Fee Related JP3892729B2 (ja) 2002-01-25 2002-01-25 プログラム及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3892729B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005076274A1 (ja) * 2004-02-04 2005-08-18 Pioneer Corporation 情報記録媒体、情報記録装置及び方法、コンピュータプログラム
JP2005267704A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Hitachi-Lg Data Storage Inc 光ディスク装置及びそのフォーカスジャンプ制御方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005076274A1 (ja) * 2004-02-04 2005-08-18 Pioneer Corporation 情報記録媒体、情報記録装置及び方法、コンピュータプログラム
US7701831B2 (en) 2004-02-04 2010-04-20 Pioneer Corporation Information recording medium, information recording apparatus and method, and computer program
KR101041063B1 (ko) * 2004-02-04 2011-06-13 파이오니아 가부시키가이샤 정보 기록 장치 및 정보 기록 방법
JP2005267704A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Hitachi-Lg Data Storage Inc 光ディスク装置及びそのフォーカスジャンプ制御方法
JP4713839B2 (ja) * 2004-03-17 2011-06-29 株式会社日立エルジーデータストレージ 光ディスク装置及びそのフォーカスジャンプ制御方法
US8149669B2 (en) 2004-03-17 2012-04-03 Hitachi-Lg Data Storage, Inc. Optical disk apparatus and a focus-jumping control method thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JP3892729B2 (ja) 2007-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7050701B1 (en) Information recording medium, information recording/reproducing method, and information recording/reproducing device
JP3867038B2 (ja) 情報記録装置と情報記録方法とプログラムと記録媒体
RU2385510C2 (ru) Система, способ и устройство управления дефектной зоной неперезаписываемого оптического носителя записи
JP5095895B2 (ja) ディスク状記録媒体にファイルを即時書き込み又は読出しする方法
US6785219B1 (en) Information recording medium, information recording/reproducing method, and information recording/reproducing device
EP1471533B1 (en) A reproduction method, a program, a recording medium, and a drive apparatus
JP2002150699A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理方法を記録した記録媒体
JP3995747B2 (ja) 情報ファイル記録方法及び記録装置
JP3131777B2 (ja) 再記録可能な記録媒体の初期化方法及び初期化装置
JP2004022069A (ja) 情報記録装置と情報記録方法とプログラムと記録媒体と情報記録システム
US6762984B1 (en) Information recorded medium, information recording/reproducing method, and information recording/reproducing device
WO2004114114A1 (en) Device and method for recording information
JP3908967B2 (ja) 情報記録装置
KR100793231B1 (ko) 파이널라이즈 디스크의 재생 제어방법
JP3892729B2 (ja) プログラム及び記録媒体
JP4015544B2 (ja) 情報処理装置
US7983123B2 (en) Methods of defect management and reproduction, program and recording medium, and apparatuses for information recording and information reproduction
US20070070857A1 (en) Method and apparatus for accessing an optical storage medium
JP2001351311A (ja) 光ディスクのシーク方法および光ディスク駆動装置
JPH10269751A (ja) 情報記録再生装置
US20070121453A1 (en) Device for recording recordable media and method
JP3927091B2 (ja) 情報記録再生装置と情報記録再生方法とプログラムと記録媒体
JP2003263860A (ja) ファイナライズ後にデータの追記が可能な貯蔵媒体、その記録及び再生装置と方法
JPH05174386A (ja) 光ディスクの再生方法
JP2003228919A (ja) 情報記録再生装置、情報記録再生制御方法、情報記録再生制御プログラム及び記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061207

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees