JP2003223546A - 最適ロットサイズ決定システム、プログラムおよび方法 - Google Patents

最適ロットサイズ決定システム、プログラムおよび方法

Info

Publication number
JP2003223546A
JP2003223546A JP2002020432A JP2002020432A JP2003223546A JP 2003223546 A JP2003223546 A JP 2003223546A JP 2002020432 A JP2002020432 A JP 2002020432A JP 2002020432 A JP2002020432 A JP 2002020432A JP 2003223546 A JP2003223546 A JP 2003223546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
cost
lot size
sales
lot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002020432A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Kawakami
育男 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2002020432A priority Critical patent/JP2003223546A/ja
Priority to US10/348,336 priority patent/US20030144927A1/en
Priority to MXPA04007272A priority patent/MXPA04007272A/es
Priority to CN03802471.3A priority patent/CN1620664A/zh
Priority to CA002473998A priority patent/CA2473998A1/en
Priority to EP03734838A priority patent/EP1470513A1/en
Priority to BR0302996-4A priority patent/BR0302996A/pt
Priority to PCT/JP2003/000677 priority patent/WO2003065264A2/en
Publication of JP2003223546A publication Critical patent/JP2003223546A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/08Logistics, e.g. warehousing, loading or distribution; Inventory or stock management
    • G06Q10/087Inventory or stock management, e.g. order filling, procurement or balancing against orders

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Complex Calculations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品販売量の予測値に応じてリアルタイムに
コストの和を最小とするようにロットサイズを最適化す
る。 【解決手段】 商品の販売実績を商品ごとに記憶する販
売実績データベース3と、商品に関するパラメータを商
品ごとに記憶する商品パラメータデータベース4と、販
売実績データベースおよび商品パラメータデータベース
のいずれか一方または両方に接続され、販売実績および
商品パラメータのいずれか一方または両方に基づいて、
商品の販売量を予測する商品販売量予測装置1と、商品
販売量予測装置および商品パラメータデータベースに接
続され、商品販売量予測装置が予測した販売量および商
品パラメータに基づいて、商品を受け取る最適ロットサ
イズを決定する最適ロットサイズ決定装置2とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流通される商品の
最適ロットサイズを決定するシステムおよびプログラム
および方法に関する。特に、商品の販売実績および商品
に関するパラメータに基づいて、車両などに使用される
部品の最適ロットサイズを決定するシステム、プログラ
ムおよび方法に関する。ここで商品は、流通の対象とな
るあらゆる物を含み、製品および製品の部品をも含むも
のとする。
【0002】
【従来の技術】たとえば、車両などの部品は、部品メー
カにおいて製造され、車両のブランドメーカにおいて品
質の確認などが行なわれた後、国内および海外の販売拠
点を経由して販売される。車両のブランドメーカは、販
売拠点からの部品需要に常に応じられるように所定の部
品在庫を維持する必要がある。しかし、部品在庫の量が
大きすぎると、保管、金利などのコストが大きくなり、
企業経営に悪い影響を与える。
【0003】そこで、市場の変化に俊敏に対応し、「販
売機会損失」「不良在庫」の問題を解決し、企業のキャ
ッシュフロー効率を高めることを目的として、調達・生
産・販売・物流といった業務の流れを、「供給の鎖」と
して管理するサプライチェーンマネジメントの考え方が
注目されている。しかしながら、サプライチェーンマネ
ジメントで言われているSELL ONE BY ON
E(1つずつ売る)の考え方を上記の部品メーカと車両
ブランドメーカの間の流通に適用すると、部品メーカの
出庫件数および車両ブランドメーカの入庫件数が増加す
る。その結果、車両ブランドメーカの在庫が減少し、在
庫コストが減少しても、出入庫件数の増加による物流コ
ストが増加してしまう。
【0004】このように、サプライチェーンマネジメン
トの考え方によっては、上述の場合のような部品メーカ
と車両ブランドメーカに関する部品流通コストを最小と
することはできない。
【0005】なお、部品などの流通の最適化に関する従
来技術を開示したものとしては、特開平5−25039
5号、特開平7−239884号、特開2000−20
614号、特開2000−29964号および特開20
01−188851号などがある。しかしながら、これ
らの文献に開示された従来技術によっても、在庫コスト
と出入庫などの物流コストとの双方を考慮しながら、上
述の場合のような部品メーカと車両ブランドメーカに関
する部品流通コストを最小にすることはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたものであり、上述の場合の
ような部品メーカとブランドメーカに関する商品流通コ
ストを最小にすることをその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の最適ロットサイ
ズ決定システムは、商品の販売実績を商品ごとに記憶す
る販売実績データベースと、商品に関するパラメータを
商品ごとに記憶する商品パラメータデータベースと、商
品販売量予測装置と、最適ロットサイズ決定装置とを含
む。商品販売量予測装置は、販売実績データベースおよ
び商品パラメータデータベースのいずれか一方または両
方に接続され、販売実績および商品パラメータのいずれ
か一方または両方に基づいて、商品の販売量を予測す
る。最適ロットサイズ決定装置は、商品販売量予測装置
および商品パラメータデータベースに接続され、商品販
売量予測装置が予測した販売量および商品パラメータに
基づいて、商品のロットサイズに対する、保管コストお
よび金利コストを含む在庫コストの関数および商品のロ
ットサイズに対する、商品のロットの送りだし側および
受け取り側双方の取り扱いコストの関数を求める。さら
に、在庫コストと取り扱いコストの和を最小とする商品
のロットサイズを求めることより最適ロットサイズを決
定する。
【0008】本発明の最適ロットサイズ決定プログラム
は、商品の販売実績を商品ごとに記憶する販売実績デー
タベースと、商品に関するパラメータを商品ごとに記憶
する商品パラメータデータベースとを含むシステムにお
いて機能する。本発明の最適ロットサイズ決定プログラ
ムは、販売実績データベースに記憶された販売実績およ
び商品パラメータデータベースに記憶された商品パラメ
ータのいずれか一方または両方に基づいて、商品の販売
量を予測し、予測された商品の販売量および商品パラメ
ータデータベースに記憶された商品パラメータに基づい
て、商品のロットサイズに対する、保管コストおよび金
利コストを含む在庫コストの関数および商品のロットサ
イズに対する、商品のロットの送りだし側および受け取
り側双方の取り扱いコストの関数を求める機能を実現さ
せる。さらに、在庫コストと取り扱いコストの和を最小
とする商品のロットサイズを求めることより最適ロット
サイズを決定する機能を実現させる。
【0009】本発明の最適ロットサイズ決定方法は、商
品の販売実績を商品ごとに記憶する販売実績データベー
スと、商品に関するパラメータを商品ごとに記憶する商
品パラメータデータベースとを含むシステムによって実
施される。本発明の最適ロットサイズ決定方法は、販売
実績データベースに記憶された販売実績および商品パラ
メータデータベースに記憶された商品パラメータのいず
れか一方または両方に基づいて、商品の販売量を予測す
るステップを含む。また、予測された商品の販売量およ
び商品パラメータデータベースに記憶された商品パラメ
ータに基づいて、商品のロットサイズに対する、保管コ
ストおよび金利コストを含む在庫コストの関数および商
品のロットサイズに対する、商品のロットの送りだし側
および受け取り側双方の取り扱いコストの関数を求める
ステップを含む。さらに、在庫コストと取り扱いコスト
の和を最小とする商品のロットサイズを求めることより
最適ロットサイズを決定するステップを含む。
【0010】本発明においては、販売実績および商品パ
ラメータのいずれか一方または両方に基づいて、商品の
販売量を予測する。予測した販売量および商品パラメー
タに基づいて、商品のロットサイズに対する在庫コスト
の関数および商品のロットサイズに対する、商品のロッ
トの送りだし側および受け取り側双方の取り扱いコスト
の関数を求める。さらに、在庫コストと取り扱いコスト
の和を最小とする商品のロットサイズを求めることより
最適ロットサイズを決定する。したがって、商品販売量
の予測値に応じてリアルタイムにロットサイズを最適化
することができる。また、商品の在庫コスト、商品ロッ
トの送り出し側および受け取り側双方の取り扱いコスト
を含む全コストを最小とする最適ロットサイズを決定す
ることができる。
【0011】本発明の好ましい態様においては、在庫コ
ストと取り扱いコストの和Jを J=(E+R)・Z/B+(A+I・W)・B/2によ
って定め、Jを最小とするようにBを決定する。したが
って、全コストを最小とする最適ロットサイズを簡単に
決定することができる。
【0012】本発明の好ましい態様においては、在庫コ
ストがさらに商品の売れ残りリスクのコストを含む。し
たがって、本発明の好ましい態様によれば、商品の売れ
残りリスクのコストをさらに含むコストの和を最小とす
る最適ロットサイズを決定することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態においては、商
品が部品である場合について説明する。商品が部品以外
の製品などである場合も本発明の範囲に含まれる。最初
に本明細書で使用するパラメータについて説明する。A
は部品1個当たり、単位時間当たりの保管コストを表
す。Bは、部品のロットサイズ、すなわち部品1ロット
当たりの部品個数を表す。Eは、車両ブランドメーカ
(部品のロットの受け取り側)における部品1ロット当
たりの取り扱いコストを表す。Rは、部品メーカ(部品
のロットの送り出し側)における部品1ロット当たりの
取り扱いコストを表す。ここで、取り扱いコストは、ロ
ットの数に比例すると考える。ただし量に比例する分の
コストは除くものとする。Wは、部品の単価を表す。I
は、単位時間当たりの金利を表す。Zは、単位時間当た
りの部品販売量の予測値を表す。ここで、単位時間は、
各パラメータの変化に対応できるように定める。
【0014】つぎに、部品の保管コストなどの在庫コス
トおよび部品の取り扱いコストについて図6および7に
基いて説明する。図6は、車両ブランドメーカにおける
部品の個数の推移を示す。図6の横軸は時間、縦軸は部
品の個数を示す。ここで、部品メーカから車両ブランド
メーカに、ロットサイズBで部品が入荷されると仮定す
る。最初に部品が入荷されたときに部品の個数はBであ
り、その後時間の推移とともに部品が販売されるにつれ
て部品の個数は減少する。図6においては説明を簡単に
するために、部品が時間の1次関数として減少し、部品
の個数が0となったときに新たなロットが入荷されると
している。
【0015】この場合に、時間に関して平均した在庫量
はB/2個であり、これを点線で示す。したがって、全
部品の単位時間当たりの保管コストDは、 D=A・B/2 (式1) となる。また、全部品の単位時間当たりの金利コストF
は、 F=I・W・B/2 (式2) となる。
【0016】また、部品販売量Zに対応した数の部品
が、ロットサイズBで部品メーカから車両ブランドメー
カに入荷されるので、部品メーカおよび車両ブランドメ
ーカにおける単位時間当たりの取り扱いコストHは、 H=(E+R)・Z/B (式3) となる。
【0017】他方、図7も図6と同様に、車両ブランド
メーカにおける部品の個数の推移を示す。ただし、図7
の場合には、ロットサイズBが図6の場合よりも小さ
い。ロットサイズBがたとえば図6の場合の1/2であ
れば、式1および式2から全部品の単位時間当たりの保
管コストDおよび全部品の単位時間当たりの金利Fは1
/2になる。しかしながら、販売量が同じであれば、ロ
ットサイズが1/2であるのでロットの数は2倍とな
る。したがって、式3から部品メーカおよび車両ブラン
ドメーカにおける単位時間当たりの取り扱いコストHは
2倍になる。
【0018】本発明は、このような状況において、部品
メーカと車両ブランドメーカに関する部品流通コストを
最小とする。
【0019】図1に本発明のシステム構成の一実施形態
を示す。1は、部品の販売量を予測する販売量予測装置
である。2は、部品の最適ロットサイズを決定する最適
ロットサイズ決定装置である。3は、部品ごとの販売実
績を記憶する販売実績データベースである。4は、部品
に関するパラメータを記憶するパラメータデータベース
である。
【0020】本実施形態においては、販売量予測装置1
は、販売実績データベース3およびパラメータデータベ
ース4に接続され、販売実績および部品パラメータに基
づいて、部品の販売量を予測する。最適ロットサイズ決
定装置2は、部品販売量予測装置1および部品パラメー
タデータベース4に接続され、部品販売量予測装置1が
予測した販売量および部品パラメータに基づいて、部品
を受け取る最適ロットサイズを決定する。ここで、部品
販売量予測装置1および最適ロットサイズ決定装置2
は、パーソナルコンピュータやワークステーションによ
って実現してもよい。また、メインフレームであっても
よい。図1において、部品販売量予測装置1と最適ロッ
トサイズ決定装置2は、別々のものとして記載したが、
一体の上記のようなコンピュータの一部の機能として実
現してもよい。販売実績データベース3および部品パラ
メータデータベース4は、ハードディスクなどの磁気記
憶装置を含む構成によって実現してもよい。市販のデー
タベース管理プログラムを上記のようなコンピュータに
組み込んで使用してもよい。あるいは、図1には図示し
ていないが、データベース管理用のコンピュータを別個
に設けてもよい。このコンピュータも、パーソナルコン
ピュータやワークステーションあるいはメインフレーム
であってもよい。また、上記の装置とデータベースとの
間を専用回線や公衆回線網を介して接続してもよい。さ
らに、図示しない端末を個々のサイトに設けて、個々の
端末を個々のサイトの入出力装置として活用することも
できる。その場合には、これらの端末を上記の装置およ
びデータベースと専用回線や公衆回線網を介して接続
し、上記の装置およびデータベースによって個々のサイ
トを集中的に管理するようにしてもよい。
【0021】つぎに、部品販売量予測装置1および最適
ロットサイズ決定装置2の機能について、図2の流れ図
に基いて説明する。
【0022】図2のステップS210において、部品販
売量予測装置1は、単位時間に対する部品の販売量を予
測する。販売実績データベース3に記憶された過去の販
売量の推移を外挿して販売量を予測してもよい。あるい
は、部品が販売されてからの経過時間などに応じた需要
予測パラメータを部品パラメータデータベース4に記憶
し、このパラメータに基いて販売量を予測してもよい。
さらに、販売実績データベース3に記憶された過去の販
売量の推移と部品パラメータデータベース4に記憶され
た需要予測パラメータを組合せて販売量を予測してもよ
い。たとえば、現在の時点をtとし、部品が販売された
過去の時点をt−Δtとしてその時点の部品販売量(実
績値)をz(t−Δt)で表す。また、部品が販売され
てからΔt経過した時点で部品の耐用期間経過などによ
る需要予測パラメータをqとする。この場合に、部品販
売量予測値は、 Z=Σ [z(t−Δt)・q] となる。ここで、Σは、時間についての総和あるいは積
分を表す。
【0023】ステップS220において、最適ロットサ
イズ決定装置2は、ロットサイズBに対する在庫コスト
の関数Gを求める。在庫コストの関数Gは、上述のよう
に保管コストDと金利コストFの和であり、式1および
式2から、 となる。ここで、最適ロットサイズ決定装置2は、A、
IおよびWの値として、部品パラメータデータベース4
に記憶された値を使用する。
【0024】ステップS230において、最適ロットサ
イズ決定装置2は、ロットサイズBに対する取り扱いコ
ストの関数Hを求める。取り扱いコストの関数Hは、上
述の式3 H=(E+R)・Z/B (式3) によって表される。ここで、最適ロットサイズ決定装置
2は、EおよびRの値として、部品パラメータデータベ
ース4に記憶された値を使用する。また、単位時間当た
りの部品販売量の予測値Zは、部品販売量予測装置1か
ら受け取った値を使用する。
【0025】ステップS240において、最適ロットサ
イズ決定装置2は、ロットサイズBに対するトータルコ
ストの関数Jを求める。トータルコストの関数Jは、式
3および式4から、 J=H+G =(E+R)・Z/B+(A+I・W)・B/2 (式5) となる。
【0026】ステップS250において、最適ロットサ
イズ決定装置2は、トータルコストの関数Jの値を最小
にするロットサイズBを求める。トータルコストの関数
JのロットサイズBに関する微分をJ’とすると J’=(A+I・W)/2−(E+R)・Z/B (式6) となる。J’=0とするロットサイズBは、 B=[2・(E+R)・Z/(A+I・W)]1/2 (式7) となる。このようにして、トータルコストの関数Jを最
小とするロットサイズBが求まる。
【0027】ここで、留意すべき点は、トータルコスト
の関数Jは、部品に関する、部品メーカおよび車両ブラ
ンドメーカの全コストを含んでいるので、Jを最小にす
ることにより、上記の全コストが最小になる点である。
【0028】つぎに、上述のロットサイズBに対するコ
ストの関係を図3から5にしたがって説明する。図3か
ら図5の横軸は、ロットサイズBを示し、縦軸は、コス
トを示す。図3から図5には、ロットサイズBに対して
在庫コストG、取り扱いコストの関数Hおよびトータル
コストJが示されている。
【0029】図3は、標準的な一例を示す。上述の手順
によってBの最適値が求まる。図4は、図3の標準的な
例に対して、取り扱いコストHはそのままで保管コスト
Aまたは金利コストI・Wが増加したために、在庫コス
トGが増加した場合を示す。図4において、在庫コスト
を表す直線の傾きが図3の直線に比較して大きくなって
いる。この場合には、図示のようにロットサイズの最適
値は小さくなる。図5は、図3の標準的な例に対して、
在庫コストGはそのままで部品販売量予測値Zの増加な
どにより取り扱いコストHが増加した場合を示す。図5
において、取り扱いコストを表す曲線は図3の曲線と比
較して上方向に移動している。この場合には、図示のよ
うにロットサイズの最適値は大きくなる。
【0030】ここで留意すべき点は、単位時間当たりの
部品販売量予測値Zを使用することにより、部品販売量
予測値Zに応じて、コストの和を最小とするようにリア
ルタイムにロットサイズBを最適化することができる点
である。単位時間を適切に定めることにより、販売量の
変化に対応することができる。
【0031】なお、上述の説明において、在庫コストの
関数Gは、保管コストDと金利コストFの和であるとし
たが、在庫の売れ残りによるコストXをさらに考慮して
もよい。在庫の売れ残りによるコストXは、たとえば、
ロットサイズBが在庫として維持される期間の2乗に対
応して増加すると考えてもよい。この期間は、B/Zと
して求められる。したがって、在庫の売れ残りによるコ
ストXは、たとえばYを経験則から決定されるパラメー
タとして X=Y・(B/Z) (式8) として求められる。パラメータYを部品パラメータデー
タベース4に記憶させて、最適ロットサイズ決定装置2
が、式8から在庫の売れ残りによるコストXを計算し、
式4において在庫コストの関数Gを求める際にこれを加
えるようにしてもよい。その後の処理は、上述の場合と
同様である。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、商品販売量の予測値に
応じてリアルタイムにコストの和を最小とするようにロ
ットサイズを最適化することができる。また、商品の在
庫コスト、商品ロットの送り出し側および受け取り側双
方の取り扱いコストを含む全コストを最小とする最適ロ
ットサイズを決定することができる。
【0033】本発明の好ましい態様においては、簡単な
数式を使用して、簡単に全コストを最小とする最適ロッ
トサイズを決定することができる。
【0034】本発明の好ましい態様によれば、商品の売
れ残りリスクのコストをさらに含むコストの和を最小と
する最適ロットサイズを決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による最適ロットサイズ
決定システムの構成を示す図である。
【図2】 本発明の一実施形態による最適ロットサイズ
決定方法を示す流れ図である。
【図3】 ロットサイズに対するコストの関係を示す図
である。
【図4】 ロットサイズに対するコストの関係を示す図
である。
【図5】 ロットサイズに対するコストの関係を示す図
である。
【図6】 車両ブランドメーカにおける部品の個数の推
移を示す図である。
【図7】 車両ブランドメーカにおける部品の個数の推
移を示す図である。
【符号の説明】
1 販売量予測装置 2 最適ロットサイズ決定装置 3 販売量実績データベース 4 商品(部品)パラメータデータベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 19/00 120 G06F 19/00 120

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品の販売実績を商品ごとに記憶する販
    売実績データベースと、 商品に関するパラメータを商品ごとに記憶する商品パラ
    メータデータベースと、 販売実績データベースおよび商品パラメータデータベー
    スのいずれか一方または両方に接続され、販売実績およ
    び商品パラメータのいずれか一方または両方に基づい
    て、商品の販売量を予測する商品販売量予測装置と、 商品販売量予測装置および商品パラメータデータベース
    に接続され、商品販売量予測装置が予測した販売量およ
    び商品パラメータに基づいて、商品のロットサイズに対
    する、保管コストおよび金利コストを含む在庫コストの
    関数および商品のロットサイズに対する、商品のロット
    の送りだし側および受け取り側双方の取り扱いコストの
    関数を求め、在庫コストと取り扱いコストの和を最小と
    する商品のロットサイズを求めることより最適ロットサ
    イズを決定する最適ロットサイズ決定装置とを含む最適
    ロットサイズ決定システム。
  2. 【請求項2】 Aは商品1個当たり、単位時間当たりの
    保管コスト、Eは、商品のロットの受け取り側における
    商品1ロット当たりの取り扱いコスト、Rは、商品のロ
    ットの送り出し側における商品1ロット当たりの取り扱
    いコスト、Wは、商品の単価、Iは、単位時間当たりの
    金利を表すとして、これらを商品パラメータデータベー
    スに含み、Zは、単位時間当たりの商品販売量の予測
    値、Bは、商品のロットサイズを表すとして、在庫コス
    トと取り扱いコストの和Jを J=(E+R)・Z/B+(A+I・W)・B/2によ
    って定め、Jを最小とするようにBを決定する請求項1
    に記載の最適ロットサイズ決定システム。
  3. 【請求項3】 在庫コストがさらに商品の売れ残りリス
    クのコストを含む請求項1または2に記載の最適ロット
    サイズ決定システム。
  4. 【請求項4】 商品の販売実績を商品ごとに記憶する販
    売実績データベースと、商品に関するパラメータを商品
    ごとに記憶する商品パラメータデータベースとを含むシ
    ステムにおいて、 販売実績データベースに記憶された販売実績および商品
    パラメータデータベースに記憶された商品パラメータの
    いずれか一方または両方に基づいて、商品の販売量を予
    測し、 予測された商品の販売量および商品パラメータデータベ
    ースに記憶された商品パラメータに基づいて、商品のロ
    ットサイズに対する、保管コストおよび金利コストを含
    む在庫コストの関数および商品のロットサイズに対す
    る、商品のロットの送りだし側および受け取り側双方の
    取り扱いコストの関数を求め、在庫コストと取り扱いコ
    ストの和を最小とする商品のロットサイズを求めること
    より最適ロットサイズを決定する機能を実現させるため
    の最適ロットサイズ決定プログラム。
  5. 【請求項5】 Aは商品1個当たり、単位時間当たりの
    保管コスト、Eは、車両ブランドメーカにおける商品1
    ロット当たりの取り扱いコスト、Rは、商品メーカにお
    ける商品1ロット当たりの取り扱いコスト、Wは、商品
    の単価、Iは、単位時間当たりの金利を表すとして、こ
    れらを商品パラメータデータベースに含み、Zは、単位
    時間当たりの商品販売量の予測値、Bは、商品のロット
    サイズを表すとして、在庫コストと取り扱いコストの和
    Jを J=(E+R)・Z/B+(A+I・W)・B/2によ
    って定め、Jを最小とするようにBを決定する請求項4
    に記載の最適ロットサイズ決定プログラム。
  6. 【請求項6】 在庫コストがさらに商品の売れ残りリス
    クのコストを含む請求項4または5に記載の最適ロット
    サイズ決定プログラム。
  7. 【請求項7】 商品の販売実績を商品ごとに記憶する販
    売実績データベースと、商品に関するパラメータを商品
    ごとに記憶する商品パラメータデータベースとを含むシ
    ステムによって商品の最適ロットサイズを決定する方法
    であって、 販売実績データベースに記憶された販売実績および商品
    パラメータデータベースに記憶された商品パラメータの
    いずれか一方または両方に基づいて、商品の販売量を予
    測するステップと、 予測された商品の販売量および商品パラメータデータベ
    ースに記憶された商品パラメータに基づいて、商品のロ
    ットサイズに対する、保管コストおよび金利コストを含
    む在庫コストの関数および商品のロットサイズに対す
    る、商品のロットの送りだし側および受け取り側双方の
    取り扱いコストの関数を求めるステップと、 在庫コストと取り扱いコストの和を最小とする商品のロ
    ットサイズを求めることより最適ロットサイズを決定す
    るステップとを含む最適ロットサイズ決定方法。
  8. 【請求項8】 Aは商品1個当たり、単位時間当たりの
    保管コスト、Eは、車両ブランドメーカにおける商品1
    ロット当たりの取り扱いコスト、Rは、商品メーカにお
    ける商品1ロット当たりの取り扱いコスト、Wは、商品
    の単価、Iは、単位時間当たりの金利を表すとして、こ
    れらを商品パラメータデータベースに含み、Zは、単位
    時間当たりの商品販売量の予測値、Bは、商品のロット
    サイズを表すとして、在庫コストと取り扱いコストの和
    Jを J=(E+R)・Z/B+(A+I・W)・B/2によ
    って定め、Jを最小とするようにBを決定する請求項7
    に記載の最適ロットサイズ決定方法。
  9. 【請求項9】 在庫コストがさらに商品の売れ残りリス
    クのコストを含む請求項7または8に記載の最適ロット
    サイズ決定方法。
JP2002020432A 2002-01-29 2002-01-29 最適ロットサイズ決定システム、プログラムおよび方法 Pending JP2003223546A (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002020432A JP2003223546A (ja) 2002-01-29 2002-01-29 最適ロットサイズ決定システム、プログラムおよび方法
US10/348,336 US20030144927A1 (en) 2002-01-29 2003-01-22 System, program and method for determining optimal lot size
MXPA04007272A MXPA04007272A (es) 2002-01-29 2003-01-24 Sistema, programa y metodo para determinar el tamano optimo de lotes.
CN03802471.3A CN1620664A (zh) 2002-01-29 2003-01-24 用于确定最优批量的系统、程序和方法
CA002473998A CA2473998A1 (en) 2002-01-29 2003-01-24 System, program and method for determining optimal lot size
EP03734838A EP1470513A1 (en) 2002-01-29 2003-01-24 System, program and method for determining optimal lot size
BR0302996-4A BR0302996A (pt) 2002-01-29 2003-01-24 Sistema, programa e método para determinar a otimização do tamanho de lote
PCT/JP2003/000677 WO2003065264A2 (en) 2002-01-29 2003-01-24 System, program and method for determining optimal lot size

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002020432A JP2003223546A (ja) 2002-01-29 2002-01-29 最適ロットサイズ決定システム、プログラムおよび方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003223546A true JP2003223546A (ja) 2003-08-08

Family

ID=27606277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002020432A Pending JP2003223546A (ja) 2002-01-29 2002-01-29 最適ロットサイズ決定システム、プログラムおよび方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20030144927A1 (ja)
EP (1) EP1470513A1 (ja)
JP (1) JP2003223546A (ja)
CN (1) CN1620664A (ja)
BR (1) BR0302996A (ja)
CA (1) CA2473998A1 (ja)
MX (1) MXPA04007272A (ja)
WO (1) WO2003065264A2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6976001B1 (en) * 2000-06-29 2005-12-13 International Business Machines Corporation Method and apparatus suitable for demand forecasting
JP2018190299A (ja) * 2017-05-10 2018-11-29 富士通株式会社 推定プログラム、推定装置、及び推定方法

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8260691B2 (en) * 2004-04-21 2012-09-04 Heath Juan X Method for determining optimal inventory lot sizes
NZ533494A (en) * 2004-06-09 2006-12-22 Total Comm Ltd Dynamic business enhancement system
US20080082429A1 (en) * 2006-09-29 2008-04-03 Stein Andrew C Systems and methods for automatically resolving bin errors
CN102542432B (zh) * 2011-12-20 2015-11-25 纽海信息技术(上海)有限公司 库存管理系统及方法
CN104504478A (zh) * 2014-12-30 2015-04-08 深圳市科漫达智能管理科技有限公司 事件处理方法及装置
CN109583817B (zh) * 2018-12-05 2021-01-26 合肥工业大学智能制造技术研究院 用于云物流环境下的云仓库的控制系统

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5063506A (en) * 1989-10-23 1991-11-05 International Business Machines Corp. Cost optimization system for supplying parts
US20030061126A1 (en) * 2001-06-12 2003-03-27 International Business Machines Corporation Method of determining inventory levels

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6976001B1 (en) * 2000-06-29 2005-12-13 International Business Machines Corporation Method and apparatus suitable for demand forecasting
JP2018190299A (ja) * 2017-05-10 2018-11-29 富士通株式会社 推定プログラム、推定装置、及び推定方法

Also Published As

Publication number Publication date
MXPA04007272A (es) 2004-10-29
BR0302996A (pt) 2004-07-06
WO2003065264A2 (en) 2003-08-07
US20030144927A1 (en) 2003-07-31
CA2473998A1 (en) 2003-08-07
CN1620664A (zh) 2005-05-25
EP1470513A1 (en) 2004-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8543473B2 (en) Business partner collaboration and buy analysis
US8364553B2 (en) Managing fresh-product inventory
US20180089614A1 (en) Auto replenishment of consumables for smart devices
US20080235147A1 (en) System and method for facilitation of shipping from multiple merchandise vendors
CN113762858B (zh) 一种库存管理方法和装置
KR101928039B1 (ko) 인공지능에 의한 적응적 판매 관리 서버 및 방법
US20130339083A1 (en) Product placement in retail settings
CN113469597A (zh) 智慧供应链系统及服务器平台
EP1416405A1 (en) Supply chain management system and management program
JP2023520086A (ja) 自動化されたアウトバウンドプロファイル生成のためのシステムおよび方法
CN112308494A (zh) 一种全域派单的控制系统、控制方法、设备及其存储介质
JP2003223546A (ja) 最適ロットサイズ決定システム、プログラムおよび方法
US20120316919A1 (en) Systems and methods for buy and hold pricing
US10977609B1 (en) Distribution-independent inventory approach under multiple service level targets
JP2010146407A (ja) 弁当類の製造販売管理方法及びシステム、並びにプログラム及び記憶媒体
US20050049909A1 (en) Manufacturing units of an item in response to demand for the item projected from page-view data
US20210334735A1 (en) Dlt-based demand sensing network
CN114820102A (zh) 一种订单生成方法及网络销售平台
JP2007219965A (ja) 出荷計画算出方法
Dellaert et al. Approximate solutions for a stochastic lot-sizing problem with partial customer-order information
JP2005089060A (ja) 物流拠点決定装置、物流拠点決定方法及びそのプログラム
KR102047277B1 (ko) TaaS 기반의 자산조달관리 장치
JP2003108211A (ja) 消耗品管理システム、装置及びそれらの方法
JP2005029368A (ja) 在庫管理システム及び在庫管理方法
JP2021089542A (ja) 商品の発注数を調整する方法、システム及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050310

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050916