JP2021089542A - 商品の発注数を調整する方法、システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】卸売業者及び小売業者のデメリットを低減可能な、商品の発注数を調整する方法、システム及びプログラムを提供する。【解決手段】1ケースあたりの商品数(ケース入数)及びケース入数の約数であって2以上の数である1ロットあたりの商品数が予め定まっている。方法は、各店舗の商品の発注数(ロット単位)を示す発注データを取得しST5、同一の商品について各店舗の発注数を集計した合計商品数がケース入数の倍数でない場合に、発注数の調整が必要であると判定しST6、調整が必要である場合に、合計商品数をケース入数で除算して得られる商をN(Nは0以上の自然数)とし、(N+1)個のケースに対応する商品数から合計商品数を減算した残数に対応する値を特定しST7、残数を、複数の店舗のうちの少なくとも1つの店舗にロット単位で分配して少なくとも1つの店舗の発注数を変更するST8。【選択図】図5
Description
本開示は、商品の発注数を調整する方法、システム及びプログラムに関する。
現在、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等、多くの小売業者の店舗においてPOS(Point of Sales)システムが普及しており、収集された商品の売上データは様々に活用されている。その中で、売上データに基づき商品の需要を予測し、発注に活用するシステムがある。例えば、特許文献1に記載のシステムが挙げられる。
ところで、商品は、複数個の商品が梱包されたケース単位(箱単位)でメーカーから販売される。小売業者が商品を仕入れる場合には、多くの場合、メーカーから卸売業者を介して小売業者の各店舗に商品が配送される。1ケースあたりの商品数(以下、ケース入数という)は、例えば12個又は24個が多い。小売業者の1店舗における一日あたりの販売数(以下、日販数という場合がある)が数個という商品が非常に多く、その種類も膨大である。
このような日販数が少ない商品をケース単位で小売業者が仕入れると、小売業者にとって、次の(1)〜(3)のデメリットが少なからず存在することが考えられる。
(1)鮮度悪化による見切り処分販売等によって小売業者の粗利益が低下すること
(2)必然的に多くの商品が後方在庫(売り場ではないバックヤードに置かれる在庫)になることが常態化し、管理費用(スペース費、品出し作業コストを含む)が増大すること
(3)後方在庫を避けようとすれば、購買指数(PI値;Purchase Index;来店客の人気度)の低い商品の店頭在庫が増えて、消費者に好印象を与えない可能性が増大すること
(1)鮮度悪化による見切り処分販売等によって小売業者の粗利益が低下すること
(2)必然的に多くの商品が後方在庫(売り場ではないバックヤードに置かれる在庫)になることが常態化し、管理費用(スペース費、品出し作業コストを含む)が増大すること
(3)後方在庫を避けようとすれば、購買指数(PI値;Purchase Index;来店客の人気度)の低い商品の店頭在庫が増えて、消費者に好印象を与えない可能性が増大すること
また、物流面においては、次の(4)〜(5)のデメリットが少なからず存在することが考えられる。
(4)ケース入数が日販数よりも大きいため、発注が毎日発生せず、発注が数日おきに発生する。他の日販数が少ない商品もあわせると、全体としての物流量の偏差が大きくなる。
(5)物流量の偏差が大きければ、同一店舗に対するある日の配送量が少なく、別のある日の配送量が多いという事態が生じる。この事態は、多い日に対応するためにトラックの大型化又は複数台化を招来し、これらは配送量の少ない日の積載率低下を招き、物流コストが増大してしまう。
(4)ケース入数が日販数よりも大きいため、発注が毎日発生せず、発注が数日おきに発生する。他の日販数が少ない商品もあわせると、全体としての物流量の偏差が大きくなる。
(5)物流量の偏差が大きければ、同一店舗に対するある日の配送量が少なく、別のある日の配送量が多いという事態が生じる。この事態は、多い日に対応するためにトラックの大型化又は複数台化を招来し、これらは配送量の少ない日の積載率低下を招き、物流コストが増大してしまう。
一方、小売業者から卸売業者への発注単位をケース単位ではなく、ロット単位にすることが考えられる。1ロットあたりの商品数は、1以上且つケース入数以下の任意の数(例えば、1個、6個、10個等)に設定することも考えられる。この場合、卸売業者が、小売業者の各店舗の注文数に応じて、1箱をバラバラにする必要があり、注文数によっては、箱を解いたバラバラになった商品が在庫として残り、卸売業者の在庫管理費が増大してしまう。したがって、卸売業者は基本的にケース単位での取引を望み、ケース入数よりも小さな数のロット単位での取引は避ける傾向がある。また、物流面において、ランダムなバラバラの数の商品がトラックに積載されることになり、空間スペースの無駄が生じて配送効率が悪化してしまう。
本開示は、卸売業者及び小売業者の上記デメリットを低減可能な、商品の発注数を調整する方法、システム及びプログラムを提供する。
本開示の商品の発注数を調整する方法であって、前記商品に関する1ケースあたりの商品数(以下、ケース入数という)及び前記ケース入数の約数であって2以上の数である1ロットあたりの商品数が予め定まっており、前記方法は、複数の店舗それぞれの商品の発注数を示す発注データであって、前記発注数はロット単位である発注データを取得するステップと、同一の商品について各店舗の前記発注数を集計した合計商品数が前記ケース入数の倍数でない場合に、発注数の調整が必要であると判定するステップと、前記発注数の調整が必要であると判定された場合に、前記合計商品数を前記ケース入数で除算して得られる商をN(Nは0以上の自然数)とし、(N+1)個のケースに対応する商品数から前記合計商品数を減算した残数に対応する値を特定するステップと、前記残数を、前記複数の店舗のうちの少なくとも1つの店舗にロット単位で分配して前記少なくとも1つの店舗の発注数を変更し、これにより、変更後の発注数の集計値を前記ケース入数の倍数にするステップと、を含む。
本実施形態の商品の発注数を調整するシステム3について、図面を参照して説明する。まず、前提となる発注システム1及びPOSシステム2について説明する。
<発注システム1及びPOSシステム2>
図1に示すように、発注システム1は、店舗に設けられる店舗端末10と、本部に設けられる発注サーバ11及び記憶部12と、を有する。店舗端末10は、本部に設置されるPOSサーバ20と共に、POSシステム2を構成している。店舗の商品には、店舗端末10が読取可能なPOS用情報(バーコード、RFID等)が付されている。POS用情報が販売時に店舗端末10に読み取られると、その商品の売上に関する売上データが本店のPOSサーバ20に送信され、POSサーバ20に設けられるPOSデータベース21に、売上実績データとして記憶される。POSデータベース21には、売上実績データの他に、商品に関する商品マスタ、発注履歴データなどのデータが記憶されている。POSシステム2については、一般的であるので詳細な説明を省略する。
図1に示すように、発注システム1は、店舗に設けられる店舗端末10と、本部に設けられる発注サーバ11及び記憶部12と、を有する。店舗端末10は、本部に設置されるPOSサーバ20と共に、POSシステム2を構成している。店舗の商品には、店舗端末10が読取可能なPOS用情報(バーコード、RFID等)が付されている。POS用情報が販売時に店舗端末10に読み取られると、その商品の売上に関する売上データが本店のPOSサーバ20に送信され、POSサーバ20に設けられるPOSデータベース21に、売上実績データとして記憶される。POSデータベース21には、売上実績データの他に、商品に関する商品マスタ、発注履歴データなどのデータが記憶されている。POSシステム2については、一般的であるので詳細な説明を省略する。
なお、本明細書において、店舗端末10は、店舗に設けられる情報処理装置を意味し、本部に設けられるサーバ(情報処理装置)と通信可能であれば、EOB(Electric Order Book)等のモバイル端末、レジに設置されるレジスタ、店舗に設置されるオフィスコンピュータ、汎用タブレットにいずれであるかは限定されない。
発注システム1について、店舗端末10は、発注する商品及びその発注数を入力可能に構成されている。店舗スタッフが、予め定められた店舗発注タイミング(一日あたり3〜4回が多い)までに、発注する商品及びその発注数を入力し、発注を確定させるための発注確定操作を店舗端末10に行っておく。店舗端末10は、発注確定操作がなされており且つ店舗発注タイミングが来れば、発注データを本部へ送信する。ここでは、店舗端末10から本部へ発注データが送信される構成を例に挙げて説明をしているが、これに限定されない。例えば、店舗側に特定の端末を設置しない場合には、タブレットなどの汎用コンピュータがクラウド又は本部側のサーバにアクセス可能に構成し、発注数を入力可能または確定操作可能にしてもよい。
商品の発注数は、スタッフが入力した数でもよく、店舗端末が自動で入力した数でもよく、本部側のサーバが自動で決定した数でもよい。本実施形態では、売上実績データに基づき、店舗に生じる商品の需要数を予測する需要予測システム22を有する。店舗端末10は、各商品の在庫及び需要数に基づき不足数(発注すべき個数)を算出し、不足数に対応する発注数を決定する発注数決定部30を有する。発注数決定部30が決定した数は、発注確定操作がなされる前に、商品の発注数を入力する画面に表示するように構成されている。ユーザは発注数決定部30が決定した数を確認して、承認するか、修正するかを意思決定できる。
本部に設けられた記憶部12は、発注サーバ11が用いる発注ワーク用データベースであり、店舗端末10から送信された発注データが記憶される。本実施形態では、RDBMS(Relational Database Management System)が用いられているが、発注データが記憶されるのであれば、これに限定されない。
発注サーバ11は、記憶部12(発注ワーク用データベース)にアクセス可能であり、記憶部12に記憶されている発注データを所定の発注実行タイミングで発注先へEDI(Electronic Data Interchange)等を用いて送信する。発注を受けた発注先(卸売業者)は、店舗端末10が読取可能なPOS用情報を付した商品を店舗に納入する。POS用情報には、例えばその商品を識別する情報である商品コードが含まれる。商品コードは、本店に設けられる商品マスタ、発注履歴データ、在庫データなどのデータベースを照合することによって、どの発注に基づき店舗に納入された商品であるかを特定可能な発注特定情報であるともいえ、また、商品名、価格、販売期限等の販売時に必要な販売用情報を特定可能な情報であるともいえる。
<発注数を調整するシステム3>
図1に示すように、商品の発注数を調整するシステム3は、ケース数ロット数データD1と、発注データ取得部31と、調整要否判定部32と、残数特定部33と、発注数調整部34と、を有する。また、システム3は、発注数決定部30を有していてもよい。本実施形態では、発注数決定部30は、店舗端末10に実装されているが、本部側に実装することも可能である。
図1に示すように、商品の発注数を調整するシステム3は、ケース数ロット数データD1と、発注データ取得部31と、調整要否判定部32と、残数特定部33と、発注数調整部34と、を有する。また、システム3は、発注数決定部30を有していてもよい。本実施形態では、発注数決定部30は、店舗端末10に実装されているが、本部側に実装することも可能である。
ケース数ロット数データD1は、商品に関する1ケースあたりの商品数(ケース入数ともいう)及び1ロットあたりの商品数を示すデータである。1ロットあたりの商品数は、ケース入数の約数であって2以上の数である。データD1は、取り扱う商品毎に予め設定されている。本実施形態では、商品Aについてケース入数が24個、1ロットあたりの商品数が6個に設定されている例を挙げて説明するが、これらの数字は適宜変更可能である。
発注データ取得部31は、発注データD2を取得する。発注データD2は、複数の店舗それぞれの商品の発注数を示す。各々の店舗の商品の発注数は、ロット単位である。発注数は、個数又はロット数のいずれで表現されていてもよい。例えば、1ロットあたりの商品数が6個である場合には、発注数は、6個又は1ロットと表される。発注数はロット単位であるため、ユーザが入力する発注数又はシステムが自動で算出する発注数もロット単位に制約される。
調整要否判定部32は、複数の店舗の発注データに基づき、商品の発注数の調整が必要であるか否かを判定する。具体的には、調整要否判定部32は、同一の商品について各店舗の発注数を集計して合計商品数を算出する。次に、調整要否判定部32は、合計商品数がケース入数の倍数であるか否かを判定し、合計商品数がケース入数の倍数でない場合に、発注数の調整が必要であると判定する。一方、調整要否判定部32は、合計商品数がケース入数の倍数である場合に、発注数の調整が必要でないと判定する。
発注数の調整が必要か否かを判定するステップにおいて、商品個数単位で計算してもよいし、ロット単位で計算してもよい。例えば、ロット入数が24個であり、1ロットあたりの商品数が6個に設定されており、店舗Aの発注数が6個(1ロット)、店舗Bの発注数が18個(3ロット)、店舗Cの発注数が6個(1ロット)である例を用いて説明する。商品個数単位の計算では、(6+18+6)/24=1.25であり、合計商品数がケース入数の倍数でないと判定できる。また、ロット単位の計算では、(1+3+1)/4=1.25であり、合計商品数がケース入数の倍数でないと判定できる。
残数特定部33は、発注数の調整が必要であると調整要否判定部32が判定した場合に、残数に対応する値を特定する。残数は、合計商品数をケース入数で徐算して得られる商をN(Nは0以上の自然数)とし、(N+1)個のケースに対応する商品数から合計商品数を減算した数である。例えば、一つ前の段落の例で説明する。合計商品数(30個)をケース入数(24個)で徐算した商Nが1となる。(N+1)個である2個のケースに対応する商品数(24×2=48)から合計商品数(30個)を減算した残数は18個である。残数に対応する値は、商品個数単位又はロット単位で表現でき、18個又は3ロットとなる。
発注数調整部34は、残数(18個又は3ロット)を、複数の店舗のうちの少なくとも1つの店舗にロット単位(1ロットあたり6個)で分配して少なくとも1つの店舗の発注数を変更する。例えば、残数を1店舗に対して1ロットずつ分配する場合には、店舗Aの発注数が12個(2ロット)に変更され、店舗Bの発注数が24個(4ロット)に変更され、店舗Cの発注数が12個(2ロット)に変更される。これにより、変更後の発注数の集計値(12+24+12=48)がケース入数(24個)の倍数となる。
発注数調整部34は、所定の店舗優先順位、分配先の店舗における商品の在庫日数、購買指数、一日あたりの販売数、過去一定期間の発注頻度、過去一定期間の発注数のうちの少なくとも1つに基づき、残数を分配する店舗を決定することが好ましい。分配先の店舗における商品の在庫日数、購買指数、一日あたりの販売数、過去一定期間の発注頻度、過去一定期間の発注数は、POSシステム2又は発注システム1から取得可能である。所定の店舗優先順位は、売上等に応じた予め手動で設定されている。このようにすれば、売上の大きい店舗や商品が売れやすい店舗に優先して分配することが可能となる。なお、購買指数は、PI(Purchase Index)値とも呼ばれ、所定の来店人数あがりの購入数であり、来店客の何%に支持されているかを表す人気度の指標ともいえる。本実施形態では、PIが一日の来店客1000人あたりの購入数を示しているが、一日の来店客100人あたりの購入数であってもよい。
以下、システム3の動作を、具体例を挙げて説明する。
[日販数が少ない例;購買指数(PI値)が3前後]
図2は日販数が少ない例を示す。購買指数(PI値)が3前後の商品の例である。
図2に示すように、店舗1〜10それぞれの客数及びPI値の実績値から日販数が求まる。在庫数から不足数が算出される。図中において「過不足」がマイナスの場合は商品が不足しており、「過不足」がプラスの場合は商品が過剰であることを意味する。1ロットあたりの商品数は6個であるので、不足数を埋めるように、図1に示す発注数決定部30は、各店舗の発注数がロット単位で決定する。図1に示す調整要否判定部32は、全店舗の発注数を集計した合計商品数が84個(14ロット)であると算出し、合計商品数(84個)がケース入数の倍数でなく、発注数の調整が必要と判定する。図1に示す残数特定部33は、残数を、96−84=12個(2ロット)と特定する。図1に示す発注数調整部34は、残数(2ロット)を、在庫日数の小さい店舗を優先して分配する。同図において在庫日数が最も小さい店舗2と、その次に小さい店舗1とが分配候補に決定され、発注数が変更される。変更後の最終発注数の集計値は96個(16ロット)となり、これはケース入数24個の倍数となり、全体として卸売業者に発注されるケース数が4ケースとなる。したがって、卸売業者にバラ商品が残らない。
図2は日販数が少ない例を示す。購買指数(PI値)が3前後の商品の例である。
図2に示すように、店舗1〜10それぞれの客数及びPI値の実績値から日販数が求まる。在庫数から不足数が算出される。図中において「過不足」がマイナスの場合は商品が不足しており、「過不足」がプラスの場合は商品が過剰であることを意味する。1ロットあたりの商品数は6個であるので、不足数を埋めるように、図1に示す発注数決定部30は、各店舗の発注数がロット単位で決定する。図1に示す調整要否判定部32は、全店舗の発注数を集計した合計商品数が84個(14ロット)であると算出し、合計商品数(84個)がケース入数の倍数でなく、発注数の調整が必要と判定する。図1に示す残数特定部33は、残数を、96−84=12個(2ロット)と特定する。図1に示す発注数調整部34は、残数(2ロット)を、在庫日数の小さい店舗を優先して分配する。同図において在庫日数が最も小さい店舗2と、その次に小さい店舗1とが分配候補に決定され、発注数が変更される。変更後の最終発注数の集計値は96個(16ロット)となり、これはケース入数24個の倍数となり、全体として卸売業者に発注されるケース数が4ケースとなる。したがって、卸売業者にバラ商品が残らない。
[日販数が標準である例;購買指数(PI値)が6〜9前後]
図3は日販数が標準の例を示す。購買指数(PI値)が3前後の商品の例である。
図3に示す例は、図2に示す例と同様に算出される。図1に示す調整要否判定部32は、全店舗の発注数を集計した合計商品数が156個(26ロット)であると算出し、合計商品数(156個)がケース入数の倍数でなく、発注数の調整が必要と判定する。図1に示す残数特定部33は、残数を、168−156=12個(2ロット)と特定する。図1に示す発注数調整部34は、残数(2ロット)を、在庫日数の小さい店舗を優先して分配する。同図において在庫日数が最も小さい店舗8と、その次に小さい店舗2とが分配候補に決定され、発注数が変更される。変更後の最終発注数の集計値は168個(28ロット)となり、これはケース入数24個の倍数となり、全体として卸売業者に発注されるケース数が7ケースとなる。したがって、卸売業者にバラ商品が残らない。
図3は日販数が標準の例を示す。購買指数(PI値)が3前後の商品の例である。
図3に示す例は、図2に示す例と同様に算出される。図1に示す調整要否判定部32は、全店舗の発注数を集計した合計商品数が156個(26ロット)であると算出し、合計商品数(156個)がケース入数の倍数でなく、発注数の調整が必要と判定する。図1に示す残数特定部33は、残数を、168−156=12個(2ロット)と特定する。図1に示す発注数調整部34は、残数(2ロット)を、在庫日数の小さい店舗を優先して分配する。同図において在庫日数が最も小さい店舗8と、その次に小さい店舗2とが分配候補に決定され、発注数が変更される。変更後の最終発注数の集計値は168個(28ロット)となり、これはケース入数24個の倍数となり、全体として卸売業者に発注されるケース数が7ケースとなる。したがって、卸売業者にバラ商品が残らない。
[日販数が多い例;購買指数(PI値)が20以上]
図4は日販数が多い例を示す。購買指数(PI値)が20を超える商品が多い。
図4に示すように、店舗1〜10それぞれの客数及びPI値の実績値から日販数が求まる。在庫数から不足数が算出される。1ロットあたりの商品数は6個であるので、不足数を埋めるように、図1に示す発注数決定部30は、各店舗の発注数がロット単位で決定する。このとき、発注数決定部30は、在庫数及び需要予測に基づき定まる商品の不足数がケース入数の倍数を超えている場合に、当該店舗の当該商品の発注数をケース入数の倍数に決定する。図4の例では、ケース入数の3倍(P=3)を超える場合に、当該店舗の当該商品の発注数をケース入数の倍数に決定するように発注数決定部30が構成されている。本実施形態では、P=3としているが、Pは1以上に設定可能である。図4の例では、店舗1,2,5の発注数が72個(ケース入数の3倍)を超えているので、店舗1,2,5の発注数がケース入数の倍数になるように決定される。例えば、店舗1の発注数は、不足数86個を補うために、90個(15ロット)で足りるところ、96個(4ケース)に決定される。店舗2の発注数は、不足数109個を補うために114個(19ロット)で足りるところ、120個(5ケース)に決定される。店舗5の発注数は、不足数89個を補うために90個(15ロット)で足りるところ、96個(4ケース)に決定される。このように、不足数がケース入数の倍数を超える場合には、ケース単位で発注しても売れ残りの影響が少なく、ケース単位で取り扱うことができ、小売業者及び卸売業者の作業コストを低減可能となる。特に、卸売業者でのピッキング作業が不要となり、効率を向上させることが可能となる。
図4は日販数が多い例を示す。購買指数(PI値)が20を超える商品が多い。
図4に示すように、店舗1〜10それぞれの客数及びPI値の実績値から日販数が求まる。在庫数から不足数が算出される。1ロットあたりの商品数は6個であるので、不足数を埋めるように、図1に示す発注数決定部30は、各店舗の発注数がロット単位で決定する。このとき、発注数決定部30は、在庫数及び需要予測に基づき定まる商品の不足数がケース入数の倍数を超えている場合に、当該店舗の当該商品の発注数をケース入数の倍数に決定する。図4の例では、ケース入数の3倍(P=3)を超える場合に、当該店舗の当該商品の発注数をケース入数の倍数に決定するように発注数決定部30が構成されている。本実施形態では、P=3としているが、Pは1以上に設定可能である。図4の例では、店舗1,2,5の発注数が72個(ケース入数の3倍)を超えているので、店舗1,2,5の発注数がケース入数の倍数になるように決定される。例えば、店舗1の発注数は、不足数86個を補うために、90個(15ロット)で足りるところ、96個(4ケース)に決定される。店舗2の発注数は、不足数109個を補うために114個(19ロット)で足りるところ、120個(5ケース)に決定される。店舗5の発注数は、不足数89個を補うために90個(15ロット)で足りるところ、96個(4ケース)に決定される。このように、不足数がケース入数の倍数を超える場合には、ケース単位で発注しても売れ残りの影響が少なく、ケース単位で取り扱うことができ、小売業者及び卸売業者の作業コストを低減可能となる。特に、卸売業者でのピッキング作業が不要となり、効率を向上させることが可能となる。
図1に示す調整要否判定部32は、全店舗の発注数を集計した合計商品数が654個(109ロット)であると算出し、合計商品数(654個)がケース入数の倍数でなく、発注数の調整が必要と判定する。図1に示す残数特定部33は、残数を、672−654=18個(3ロット)と特定する。図1に示す発注数調整部34は、残数(2ロット)を、在庫日数の小さい店舗を優先して分配する。このとき、発注数調整部34は、調整前の発注数がケース入数の倍数である店舗(店舗1,2,5)は、残数を分配する候補から除外し、調整前の発注数がケース入数の倍数ではない店舗に対して残数を分配する。既に発注数がケース単位となっている店舗に対して残数の分配を行うと、ケース単位ではなくなり、管理、物流及び作業効率が悪化するためである。図4の例では、店舗3〜4,6〜10に対して残数の分配を実行する。同図において分配対象の店舗における在庫日数が最も小さい店舗3,6,7に決定され、発注数が変更される。変更後の最終発注数の集計値は672個(112ロット)となり、これはケース入数24個の倍数となり、全体として卸売業者に発注されるケース数が28ケースとなる。したがって、卸売業者にバラ商品が残らない。
<システム3の動作>
図5を用いてシステム3の動作を説明する。商品に関する1ケースあたりの商品数(ケース入数)及びケース入数の約数であって2以上の数である1ロットあたりの商品数が予め定まっている。ステップST1〜4において、発注数決定部30が需要予測に基づいて各店舗の商品の発注数を決定する。ステップST1において発注数決定部30は、在庫数及び需要予測に基づき商品の不足数(又は過不足)を算出する。次のステップST2において、発注数決定部30は、不足数がケース入数の倍数を超えているか否かを判定する。ステップST2において、不足数がケース入数の倍数を超えていると判定された場合には(ST2:YES)、発注数決定部30は、次のステップST3において、ケース入数の倍数になるように発注数を変更し(図4参照)、ステップST5の処理へ移る。ステップST2において、不足数がケース入数の倍数を超えていないと判定された場合には(ST2:NO)、ステップST4において、発注数決定部30は、ロット単位になるように発注数を決定し、ステップST5の処理へ移る。
図5を用いてシステム3の動作を説明する。商品に関する1ケースあたりの商品数(ケース入数)及びケース入数の約数であって2以上の数である1ロットあたりの商品数が予め定まっている。ステップST1〜4において、発注数決定部30が需要予測に基づいて各店舗の商品の発注数を決定する。ステップST1において発注数決定部30は、在庫数及び需要予測に基づき商品の不足数(又は過不足)を算出する。次のステップST2において、発注数決定部30は、不足数がケース入数の倍数を超えているか否かを判定する。ステップST2において、不足数がケース入数の倍数を超えていると判定された場合には(ST2:YES)、発注数決定部30は、次のステップST3において、ケース入数の倍数になるように発注数を変更し(図4参照)、ステップST5の処理へ移る。ステップST2において、不足数がケース入数の倍数を超えていないと判定された場合には(ST2:NO)、ステップST4において、発注数決定部30は、ロット単位になるように発注数を決定し、ステップST5の処理へ移る。
ステップST5において、発注データ取得部31は、複数の店舗それぞれの商品の発注数を示す発注データであって、発注数はロット単位である発注データを取得する。次のステップST6において、調整要否判定部32は、同一の商品について各店舗の発注数を集計した合計商品数がケース入数の倍数でない場合に、発注数の調整が必要であると判定する。次のステップST7において、残数特定部33は、発注数の調整が必要であると判定された場合に、合計商品数をケース入数で除算して得られる商をN(Nは0以上の自然数)とし、(N+1)個のケースに対応する商品数から合計商品数を減算した残数に対応する値を特定する。次のステップST8において、発注数調整部34は、残数を、複数の店舗のうちの少なくとも1つの店舗にロット単位で分配して少なくとも1つの店舗の発注数を変更する。これにより、変更後の発注数の集計値がケース入数の倍数になる。
実際のところ、小売業者及び卸売業者が取り扱う商品は多数の種類があるので、図5に示すステップST1〜8が商品毎に実行されることになる。
以上のように、本実施形態の商品の発注数を調整する方法は、商品に関する1ケースあたりの商品数(ケース入数という)及びケース入数の約数であって2以上の数である1ロットあたりの商品数が予め定まっている。方法は、複数の店舗それぞれの商品の発注数を示す発注データD2であって、発注数はロット単位である発注データD2を取得するステップST5と、同一の商品について各店舗の発注数を集計した合計商品数がケース入数の倍数でない場合に、発注数の調整が必要であると判定するステップST6と、発注数の調整が必要であると判定された場合に、合計商品数をケース入数で除算して得られる商をN(Nは0以上の自然数)とし、(N+1)個のケースに対応する商品数から合計商品数を減算した残数に対応する値を特定するステップST7と、残数を、複数の店舗のうちの少なくとも1つの店舗にロット単位で分配して少なくとも1つの店舗の発注数を変更し、これにより、変更後の発注数の集計値をケース入数の倍数にするステップST8と、を含む。
本実施形態の商品の発注数を調整するシステム3は、商品に関する1ケースあたりの商品数(ケース入数という)及びケース入数の約数であって2以上の数である1ロットあたりの商品数が予め定まっている。システム3は、複数の店舗それぞれの商品の発注数を示す発注データD2であって、発注数はロット単位である発注データD2を取得する発注データ取得部31と、同一の商品について各店舗の発注数を集計した合計商品数がケース入数の倍数でない場合に、発注数の調整が必要であると判定する調整要否判定部32と、発注数の調整が必要であると判定された場合に、合計商品数をケース入数で除算して得られる商をN(Nは0以上の自然数)とし、(N+1)個のケースに対応する商品数から合計商品数を減算した残数に対応する値を特定する残数特定部33と、残数を、複数の店舗のうちの少なくとも1つの店舗にロット単位で分配して少なくとも1つの店舗の発注数を変更し、これにより、変更後の発注数の集計値をケース入数の倍数にする発注数調整部34と、を含む。
同一の商品について各店舗の発注数を集計した合計商品数がケース入数の倍数でなければ、ケース入数未満のバラが発生するので、発注数の調整が必要と判断し、調整後の発注数の合計値がケース入数の倍数となるように、発注数を調整する。したがって、ケース入数未満のバラが発生することを防止でき、例えば卸売業者がバラを管理するために必要な在庫管理費のコストアップを避けることが可能となる。
それでいて、合計商品数をケース入数の倍数にするための残数は、複数の店舗のいずれかに分配されるので、元の発注数よりも1ロット多い数が納品される店舗が発生するが、ケース単位で発注する場合に比べて悪影響を抑制可能となる。
1ロットあたりの商品数が、1ケース当たりの商品数よりも小さいので、ケース単位で数日おきに発注する場合に比べて、物流量の偏差を減らすことができる。物流量の偏差が減れば、トラックの大型化又は複数台化による積載率低下を回避して、積載率を向上させ、物流コストの低下が可能となる。また、ロット単位であればケースを利用できるので、バラに比べて計数作業が容易となり荷受及び検品作業が容易となる。また、ロット単位であれば、荷受して後方倉庫に入れずとも、即座に売り場に置くことができるので、店舗の作業コストを下げることが可能となる。
また、在庫管理が適正化するので、食品廃棄を減らすことができる場合があり、本システムによれば、昨今、日本国が提唱する食品ロスの削減を図ることが可能となる場合がある。
それでいて、合計商品数をケース入数の倍数にするための残数は、複数の店舗のいずれかに分配されるので、元の発注数よりも1ロット多い数が納品される店舗が発生するが、ケース単位で発注する場合に比べて悪影響を抑制可能となる。
1ロットあたりの商品数が、1ケース当たりの商品数よりも小さいので、ケース単位で数日おきに発注する場合に比べて、物流量の偏差を減らすことができる。物流量の偏差が減れば、トラックの大型化又は複数台化による積載率低下を回避して、積載率を向上させ、物流コストの低下が可能となる。また、ロット単位であればケースを利用できるので、バラに比べて計数作業が容易となり荷受及び検品作業が容易となる。また、ロット単位であれば、荷受して後方倉庫に入れずとも、即座に売り場に置くことができるので、店舗の作業コストを下げることが可能となる。
また、在庫管理が適正化するので、食品廃棄を減らすことができる場合があり、本システムによれば、昨今、日本国が提唱する食品ロスの削減を図ることが可能となる場合がある。
本実施形態のように、発注数調整部34は、所定の店舗優先順位、分配先の店舗における前記商品の在庫日数、購買指数、一日あたりの販売数、過去一定期間の発注頻度、過去一定期間の発注数のうちの少なくとも1つに基づき、残数を分配する店舗を決定することが好ましい。
このようにすれば、売り上げの大きい店舗や商品が売れやすい店舗に分配することが可能になり、商品の売れ残り(又は在庫日数)を低減することが可能となる。
本実施形態のように、発注数調整部34は、調整前の発注数がケース入数の倍数である店舗は、残数を分配する候補から除外し、調整前の発注数がケース入数の倍数でない店舗に対して残数を分配することが好ましい。
このようにすれば、調整前に既に発注数がケース入数の倍数になっている店舗に、残数を配分してケース入数の倍数でなくなる事態を避けることができ、運送効率の確保および店舗における作業コスト、管理コストを低減することが可能となる。
本実施形態のように、調整要否判定部32が発注数の調整が必要であるかを判断する前に、需要予測に基づいて各店舗の商品の発注数を決定する発注数決定部30を備え、発注数決定部30は、在庫数及び需要予測に基づき定まる商品の不足数がケース入数の倍数を超えている場合に、当該店舗の当該商品の発注数を前記ケース入数の倍数に決定することが好ましい。
このように、在庫数及び需要予測に基づき定まる商品の不足数がケース入数の倍数を超えている商品は、その店舗において売れ行きが良いと判断できるため、発注数をケース入数の倍数にして過剰に発注しても売れ残りといった悪影響が少なく、且つ、ケース単位で店舗に搬入可能となる。ケース単位で搬入できれば、運送効率が高まり、また、搬入後の店舗でもバックヤードに商品を仮置きせずに、ケース単位で即座に売り場に出すことができ、店舗の品出し作業又は管理コストを低減することが可能となる。
本実施形態のプログラムは、上記方法を1又は複数のプロセッサに実行させるプログラムである。また、本実施形態のコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体は、上記プログラムを記憶している。
以上、本開示の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現できる。特許請求の範囲、明細書、および図面中のフローに関して、便宜上「まず」、「次に」等を用いて説明したとしても、この順で実行することが必須であることを意味するものではない。
図1に示す各部30〜34は、所定プログラムを1又はプロセッサで実行することで実現しているが、各部を専用メモリや専用回路で構成してもよい。上記実施形態のシステム3は、各部30〜34を分散させて、複数のコンピュータやクラウドで実装してもよい。すなわち、上記方法を1又は複数のプロセッサで実行してもよい。
上記の各実施形態で採用している構造を他の任意の実施形態に採用することは可能である。各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
上記の各実施形態で採用している構造を他の任意の実施形態に採用することは可能である。
3 システム
30 発注数決定部
31 発注データ取得部
32 調整要否判定部
33 残数特定部
34 発注数調整部
30 発注数決定部
31 発注データ取得部
32 調整要否判定部
33 残数特定部
34 発注数調整部
Claims (9)
- 商品の発注数を調整する方法であって、
前記商品に関する1ケースあたりの商品数(以下、ケース入数という)及び前記ケース入数の約数であって2以上の数である1ロットあたりの商品数が予め定まっており、
前記方法は、1又は複数のプロセッサが実行する方法であり、
複数の店舗それぞれの商品の発注数を示す発注データであって、前記発注数はロット単位である発注データを取得するステップと、
同一の商品について各店舗の前記発注数を集計した合計商品数が前記ケース入数の倍数でない場合に、発注数の調整が必要であると判定するステップと、
前記発注数の調整が必要であると判定された場合に、前記合計商品数を前記ケース入数で除算して得られる商をN(Nは0以上の自然数)とし、(N+1)個のケースに対応する商品数から前記合計商品数を減算した残数に対応する値を特定するステップと、
前記残数を、前記複数の店舗のうちの少なくとも1つの店舗にロット単位で分配して前記少なくとも1つの店舗の発注数を変更し、これにより、変更後の発注数の集計値を前記ケース入数の倍数にするステップと、
を含む、商品の発注数を調整する方法。 - 所定の店舗優先順位、分配先の店舗における前記商品の在庫日数、購買指数、一日あたりの販売数、過去一定期間の発注頻度、過去一定期間の発注数のうちの少なくとも1つに基づき、前記残数を分配する店舗を決定する、請求項1に記載の方法。
- 調整前の前記発注数が前記ケース入数の倍数である店舗は、前記残数を分配する候補から除外し、調整前の前記発注数が前記ケース入数の倍数でない店舗に対して前記残数を分配する、請求項1又は2に記載の方法。
- 前記発注数の調整が必要であるかを判断する前に、需要予測に基づいて各店舗の商品の発注数を決定するステップを含み、
前記商品の発注数を決定するステップは、在庫数及び需要予測に基づき定まる前記商品の不足数が前記ケース入数の倍数を超えている場合に、当該店舗の当該商品の発注数を前記ケース入数の倍数に決定する、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。 - 商品の発注数を調整するシステムであって、
前記商品に関する1ケースあたりの商品数(以下、ケース入数という)及び前記ケース入数の約数であって2以上の数である1ロットあたりの商品数が予め定まっており、
前記システムは、
複数の店舗それぞれの商品の発注数を示す発注データであって、前記発注数はロット単位である発注データを取得する発注データ取得部と、
同一の商品について各店舗の前記発注数を集計した合計商品数が前記ケース入数の倍数でない場合に、発注数の調整が必要であると判定する調整要否判定部と、
前記発注数の調整が必要であると判定された場合に、前記合計商品数を前記ケース入数で除算して得られる商をN(Nは0以上の自然数)とし、(N+1)個のケースに対応する商品数から前記合計商品数を減算した残数に対応する値を特定する残数特定部と、
前記残数を、前記複数の店舗のうちの少なくとも1つの店舗にロット単位で分配して前記少なくとも1つの店舗の発注数を変更し、これにより、変更後の発注数の集計値を前記ケース入数の倍数にする発注数調整部と、
を備える、商品の発注数を調整するシステム。 - 前記発注数調整部は、所定の店舗優先順位、分配先の店舗における前記商品の在庫日数、購買指数、一日あたりの販売数、過去一定期間の発注頻度、過去一定期間の発注数のうちの少なくとも1つに基づき、前記残数を分配する店舗を決定する、請求項5に記載のシステム。
- 前記発注数調整部は、調整前の前記発注数が前記ケース入数の倍数である店舗は、前記残数を分配する候補から除外し、調整前の前記発注数が前記ケース入数の倍数でない店舗に対して前記残数を分配する、請求項5又は6に記載のシステム。
- 前記調整要否判定部が前記発注数の調整が必要であるかを判断する前に、需要予測に基づいて各店舗の商品の発注数を決定する発注数決定部を備え、
前記発注数決定部は、在庫数及び需要予測に基づき定まる前記商品の不足数が前記ケース入数の倍数を超えている場合に、当該店舗の当該商品の発注数を前記ケース入数の倍数に決定する、請求項5〜7のいずれかに記載のシステム。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の方法を1又は複数のプロセッサに実行させるプログラム。
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JP2019219134A JP2021089542A (ja) | 2019-12-03 | 2019-12-03 | 商品の発注数を調整する方法、システム及びプログラム |
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CN115829287A (zh) * | 2022-12-16 | 2023-03-21 | 广州飞狮数字科技有限公司 | 一种货品的分配方法及装置 |
Citations (2)
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JP2015194932A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | 株式会社日本マシンサービス | 自動販売機管理システム |
WO2018185898A1 (ja) * | 2017-04-05 | 2018-10-11 | 株式会社日立物流 | 物流支援システム及び物流支援方法 |
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