JP2003222597A - 銅箔表面検査装置、および銅箔表面検査方法 - Google Patents

銅箔表面検査装置、および銅箔表面検査方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂コーティングされた銅箔表面における樹
脂コーティング上への繊維の付着、タール、バブルによ
る欠陥を高い精度で検出する。 【解決手段】 ガイドローラ26に巻き掛けられた銅箔
の表面に光を照射し、銅箔表面からの正反射光をCCD
カメラ14aで、銅箔表面からの散乱光をCCDカメラ
14bで各々受光し、CCDカメラ14aで受光された
光量が第1の閾値以下、かつ、該領域の形状が細長い形
状の場合に繊維が付着していると判断し、CCDカメラ
14bで受光された光量が第2の閾値以下の場合に、該
領域にタールが付着していると判断し、CCDカメラ1
4bで受光された光量が第2の閾値より大きい第3の閾
値以上の場合に、該領域にバブルが存在していると判断
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銅箔表面検査装置
及び銅箔表面検査方法に係り、より詳細には、樹脂コー
ティングされた銅箔の樹脂コーティング側表面に光を照
射して樹脂コーティング上への繊維の付着、タール、バ
ブルなどの欠陥を光学的に検出する銅箔表面検査装置及
び銅箔表面検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】薄鋼板
表面等の被検査面に光を照射してこの被検査面からの反
射光を解析することによって、被検査面に存在する表面
疵を光学的に検出する表面疵検査は従来から種々の手法
が提案されている。
【0003】例えば、被検体表面に対して光を入射し、
被検体表面からの正反射光及び拡散反射光をカメラで検
出する金属物体の表面探傷方法が特開昭58−2043
53号公報に提案されている。この表面探傷方法におい
ては、被検体表面に対し35°〜75°の角度で光を入
射し、被検体表面からの反射光を、正反射方向と入射方
向又は正反射方向から20°以内の角度方向に設置した
2台のカメラで受光する。そして、2台のカメラの受光
信号を比較し、例えば両者の論理和を取る。そして、2
台のカメラが同時に異常値を検出した場合のみ該当異常
値を傷とみなすことにより、ノイズに影響されない表面
探傷方法を実現している。
【0004】また、被検体からの後方散乱光を受光する
ことによる被検体表面の疵検査方法が特開昭60−22
8943号公報に提案されている。この疵検査方法にお
いては、ステンレス鋼板に対して大きな入射角で光を入
射し、入射側へ戻る反射光、すなわち後方散乱光を検出
することにより、ステンレス鋼板表面の疵を検出してい
る。
【0005】さらに、複数の後方散乱反射光を検出する
ことによる平鋼熱間探傷装置が特開平8−178867
号公報に提案されている。この平鋼熱間探傷装置は熱間
圧延された平鋼上の掻疵を検出する。そして、この探傷
装置においては、掻疵の疵斜面角度は10〜40°であ
り、この範囲の疵斜面からの正反射光を全てカバーでき
るように後方拡散反射方向に複数台のカメラが配設され
ている。
【0006】しかしながら、上述した各公開公報に提案
された各測定技術では、顕著な凹凸性を持つ疵を検出す
ることを目的としたものであり、顕著な凹凸性を持たな
い樹脂コーティング上への繊維の付着、タール、バブル
による欠陥に対しては確実に検出することが困難であっ
た。
【0007】例えば、特開昭58−204353号公報
の探傷方法においては、正反射光と散乱反射光を受光す
る2台のカメラを有しているが、その目的は2つのカメ
ラにおける検出信号の論理和によるノイズの影響除去で
ある。したがつて、顕著な凹凸性を有する疵、すなわち
表面に割れ・抉れ・めくれ上がりを生じているような疵
に対しては両方のカメラで疵の信号が捉えられるので適
用可能である。しかし、いずれか一方のカメラでしか疵
の信号を捕らえられないような顕著な凹凸性を持たない
樹脂コーティング表面への繊維の付着、タール、バブル
による欠陥の場合は、確実に検出することはできない。
【0008】また、特開昭60−228943号公報の
表面状態検査方法は、表面粗さの小さいステンレス鋼板
上に顕在化した持ち上がったヘゲ疵を対象としている。
したがって、顕在化していない持ち上がった部分のない
樹脂コーティング表面への繊維の付着、タール、バブル
による欠陥に適用することはできない。
【0009】また、特開平8−178867号公報の平
鋼熱間探傷装置は、掻き疵を対象にしており、疵斜面で
の正反射光を捉えることに基づいているため、顕著な凹
凸性を持たない樹脂コーティング上への繊維の付着、タ
ール、バブルによる欠陥の場合には後方散乱反射光では
捉えられないものも存在し、検出もれを生ずる問題点が
あった。
【0010】本発明は、上記問題点を解消するためにな
されたものであり、樹脂コーティングされた銅箔表面に
おける樹脂コーティング上への繊維の付着、タール、バ
ブルによる欠陥を高い精度で検出する銅箔表面検査装
置、および銅箔表面検査方法を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の銅箔表面検査装置は、樹脂コーティン
グされた銅箔の樹脂コーティング側表面に光を照射する
光源と、前記銅箔の樹脂コーティング側表面からの正反
射光を受光する第1の受光手段と、前記銅箔の樹脂コー
ティング側表面からの散乱光を受光する第2の受光手段
と、前記第1の受光手段により受光された第1の領域の
光の光量が第1の閾値以下、かつ、該第1の領域の形状
が所定形状の場合に繊維が付着していると判断し、前記
第2の受光手段により受光された第2の領域の光の光量
が第2の閾値以下の場合に、前記所定領域にタールが付
着していると判断し、前記第2の受光手段により受光さ
れた第3の領域の光の光量が第2の閾値より大きい第3
の閾値以上の場合に、前記第3の領域にバブルが存在し
ていると判断する判断部と、を含んで構成されている。
【0012】また、第2の発明の銅箔表面検査方法は、
樹脂コーティングされた銅箔の樹脂コーティング側表面
に光を照射し、前記銅箔の樹脂コーティング側表面から
の正反射光を第1の受光手段により受光し、前記銅箔の
樹脂コーティング側表面からの散乱光を第2の受光手段
により受光し、前記第1の受光手段により受光された第
1の領域の光の光量が第1の閾値以下、かつ、該第1の
領域の形状が所定形状の場合に繊維が付着していると判
断し、前記第2の受光手段により受光された第2の領域
の光の光量が第2の閾値以下の場合に、前記所定領域に
タールが付着していると判断し、前記第2の受光手段に
より受光された第3の領域の光の光量が第2の閾値より
大きい第3の閾値以上の場合に、前記第3の領域にバブ
ルが存在していると判断するものである。
【0013】第1および第2の発明によれば、樹脂コー
ティングされた銅箔の樹脂コーティング側表面に光を照
射し、当該表面からの正反射光を第1の受光手段により
受光し、散乱光を第2の受光手段により受光する。ここ
で、樹脂コーティングされた銅箔の樹脂コーティング側
表面の繊維が付着している部分およびバブルが存在して
いる部分からの正反射光の光量は繊維およびバブルのい
ずれもが付着していない部分からの正反射光の光量より
も少ない。また、樹脂コーティングされた銅箔の樹脂コ
ーティング側表面のタールが付着している部分からの散
乱光はタールが付着していない部分からの散乱光よりも
少ない。さらに、樹脂コーティングされた銅箔の樹脂コ
ーティング側表面のバブルが存在している部分からの散
乱光の光量は、バブルが存在していない部分からの散乱
光の光量よりも多い。また、樹脂コーティングされた銅
箔の樹脂コーティング側表面の繊維が付着している部分
およびバブルが存在している部分からの正反射光の光量
はいずれもそれ以外の部分の光量よりも少なくなるが、
繊維は細長い形状をしており、バブルは円形状である。
そこで、判断部では、第1の受光手段により受光された
第1の領域の光の光量が第1の閾値以下、かつ、該第1
の領域の形状が所定形状の場合に繊維が付着していると
判断し、前記第2の受光手段により受光された第2の領
域の光の光量が第2の閾値以下の場合に、前記所定領域
にタールが付着していると判断し、前記第2の受光手段
により受光された第3の領域の光の光量が第2の閾値よ
り大きい第3の閾値以上の場合に、前記第3の領域にバ
ブルが存在していると判断する。このように、繊維、タ
ール、及びバブルの光の反射特性及び形状に基づいて閾
値を設定し、正反射光および散乱光の2種類の光の受光
結果と形状判断により繊維、タール、及びバブルの各々
の欠陥を抽出するので、より正確に種類別欠陥の抽出を
行うことができる。
【0014】なお、第1の発明及び第2の発明では、第
1の受光手段により受光された光の光量が第1の閾値よ
り小さい第4の閾値以下の領域が前記第1の領域の内部
に存在する場合に、前記第1の領域に繊維が付着してい
ると判断することもできる。
【0015】このように、受光される正反射光を2段階
の閾値に分けて、第1の閾値以下の光が受光された所定
領域についてさらに第4の閾値以下の光が受光される部
分が存在することを繊維の付着判断の条件とすることに
より、より正確に繊維の付着による欠陥を検出すること
ができる。
【0016】さらに、第1の発明及び第2の発明では、
第1の領域が所定サイズ以上の場合に該所定領域に繊維
が付着していると判断することもできる。
【0017】このように、第1の閾値以下の条件を満た
した所定領域がある程度まとまって所定サイズ以上の領
域をする場合に、繊維の付着による欠陥があると判断す
るので、ノイズによる異常値部分等を排除することがで
き、より正確に繊維の付着による欠陥部分を抽出するこ
とができる。
【0018】また、第1の発明及び第2の発明は、前記
第2の領域が所定サイズ以上の場合に該所定領域にター
ルが付着していると判断することもできる。
【0019】このように、第2の閾値以下の条件を満た
した所定領域がある程度まとまって所定サイズ以上の領
域を構成する場合に、タールの付着による欠陥があると
判断するので、ノイズによる異常値部分等を排除するこ
とができ、より正確に繊維の付着による欠陥部分を抽出
することができる。
【0020】また、第1の発明及び第2の発明は、第3
の領域が所定サイズ以上の場合に該所定領域にバブルが
存在していると判断することもできる。
【0021】このように、第3の閾値以下の条件を満た
した所定領域がある程度まとまって所定サイズ以上の領
域を構成する場合に、タールの付着による欠陥があると
判断するので、ノイズによる異常値部分等を排除するこ
とができ、より正確に繊維の付着による欠陥部分を抽出
することができる。また、第1及び第2の発明は、第1
の領域乃至前記第3の領域の少なくとも1つからの反射
光を、第1の受光手段および第2の受光手段よりも高い
解像度の第3の受光手段により受光し、前記判断は、前
記第3の受光手段により受光した光量に基づいて更に繊
維、タール、及びバブルの少なくとも1つの付着の有無
を各々区別し、その結果繊維、タール、及びバブルの少
なくとも1つが付着していると区別された場合に最終的
に繊維、タール、及びバブルの少なくとも1つが付着し
ていると判断することもできる。
【0022】このように、第1の受光手段および第2の
受光手段よりも高い解像度の第3の受光手段により受光
し、前記判断は、前記第3の受光手段により受光した光
量に基づいて更に繊維、タール、及びバブルの少なくと
も1つの付着の有無を各々区別し、その結果繊維、ター
ル、及びバブルの少なくとも1つが付着していると区別
された場合に最終的に繊維、タール、及びバブルの少な
くとも1つが付着していると判断することにより、より
正確に繊維、タール、及びバブルの少なくとも1つの付
着を判断できると共に、第3の受光手段で受光する領域
は、第1の領域乃至前記第3の領域の少なくとも1つで
あるので、受光領域を限定でき効率よく欠陥の検査を行
うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、本発
明の銅箔表面検査装置について図面を参照して詳細に説
明する。
【0024】本実施の形態に係る銅箔表面検査装置は、
図1に示すように、ライト12a、12b、12c、C
CDセンサ14a、14b、ガイドローラ20、及び信
号処理部28を含んで構成されている。
【0025】被検査体としての銅箔26は、片面に樹脂
コーティング27が施されており、樹脂コーティング2
7側が検査対象となる。銅箔26は、図示しない銅箔製
造装置より排出されており、複数のローラーを経て銅箔
表面検査装置へと案内されている。銅箔26の主なサイ
ズとしては、幅1300mm、1350mm、厚み12
μm、18μm、35μm、70μmのものがある。ガ
イドローラ20は、矢印Xの方向に回転して、被検査体
としての銅箔26を搬送する。銅箔26は、ガイドロー
ラー20の上側の外周に沿って、樹脂コーティング27
側を外側にして巻き掛けられている。
【0026】銅箔26に光を照射するライト12aは、
ガイドローラ20の中心部の水平方向より上側に位置す
る銅箔26の読取り部分Pを、照射(例えば入射角30
°で)する位置に設置されており、読取り部分Pに光を
照射する。CCDセンサ14aは、ガイドローラ20の
軸方向に沿って複数台(例えば6台)、ライト12aに
より照射された読取り部分Pからの光の正反射光の光軸
上に設置されており、読取り部分Pからの反射光を受光
する。
【0027】ガイドローラ20の回転軸には、ガイドロ
ーラ20の回転に応じたパルス信号を出力する図示しな
いロータリーエンコーダ16が連結されている。
【0028】ライト12bは、ガイドローラ20の中心
部の水平方向から例えば160°の方向に位置する銅箔
26の読取り部分Qを、照射(例えば入射角45°の方
向から)する位置に設置されており、読取り部分Qに光
を照射する。また、ライト12cは、読取り部分Qを、
ライト12bが設置された位置とは反対側の方向に設置
されており、読取り部分Qに光を照射する。CCDセン
サ14bは、ガイドローラ20の軸方向に沿って複数台
(例えば6台)、読取り部分Qの法線方向に設置されて
おり、読取り部分Qからの散乱光を受光する。
【0029】信号処理部28は、図2に示すように、判
定部18、反射光処理部22、及び散乱光処理部24を
含んで構成されている。反射光処理部22はCCDセン
サ14a及び判定部18と接続されており、散乱光処理
部24はCCDセンサ14b及び判定部18と接続され
ている。ロータリーエンコーダ16はガイドローラ20
及び判定部18と接続されている。なお、反射光処理部
22、散乱光処理部24、及び判定部18は、CPU、
ROM、RAMを含むマイクロコンピュータで構成する
ことができる。
【0030】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0031】図示しない駆動部へ始動指示を出すと、ガ
イドローラ20がX方向に回転して銅箔26の搬送を開
始する。同時にライト12aは、銅箔26の読取り部分
Pを例えば入射角30°で照射し、CCDセンサ14a
は、例えば受光角30°で銅箔26の読取り部分Pの斜
め方向から反射光すなわち正反射光を受光する。ライト
12b、12cは、銅箔26の読取り部分Qを例えば入
射角45°で照射し、CCDセンサ14bは、読取り部
分Qの正面、すなわち受光角0°で読取り部分Qからの
散乱光を受光する。受光は図3に示すように、銅箔26
の幅方向W、長手方向Hの一定サイズ単位で行われる。
CCDセンサ14a及びCCDセンサ14bでは、受光
した光の強度に応じて各画素を8ビットの輝度信号に変
換した画像データを反射光処理部22及び散乱光処理部
24へ各々送信する。
【0032】反射光処理部22では、CCDセンサ14
aからの画像データを受信すると、図4に示す反射光処
理が行われる。
【0033】ステップ80で画像データを受信し、ステ
ップ82で受信した画像データの輝度の平均値を算出す
る。ステップ84で算出した輝度平均値を、例えば0.
8倍して、輝度平均値より所定倍小さい第1の値を閾値
とする。
【0034】ここで、樹脂コーティング27に繊維また
はバブルによる欠陥が生じている場合には、これらによ
る欠陥のない銅箔表面と比較して、反射光の光量は小さ
くなることが実験により判明している。すなわち、繊維
またはバブルの付着による欠陥が生じている部分の輝度
は、これらの付着のない部分よりも輝度が小さくなる。
したがって、受信した画像データにおいて、輝度の小さ
い部分は繊維またはバブルによる欠陥が生じている可能
性が高い。
【0035】そこで、ステップ86で、算出された輝度
平均値の例えば0.8倍を第1閾値とし、輝度が輝度平
均値×0.8よりも小さい画素についてラベルをつけ、
輝度が輝度平均値×0.8よりも小さい画素で構成され
る領域毎に黒のラベリングを行う。ステップ88で、黒
ラベリングがされた領域がある程度大きいもの、すなわ
ち、黒のラベリング画素がある程度まとまっている部分
を抽出する。これは、CCDセンサ14aにより変換さ
れた画像データにはある程度の雑音が発生しているた
め、繊維、バブルの付着による欠陥が生じていなくても
輝度の小さい画素が発生してラベリングされてしまって
いたり、除去の必要のない微細な繊維、バブルの付着も
あるために、これらの場合を排除するために行う処理で
ある。そこで、所定サイズ以上のラベリング領域のみを
抽出するフィルタ処理を行い、所定サイズよりも小さい
ラベリング領域を構成する黒ラベリング領域を排除す
る。なお、上記所定サイズは、CCDセンサ14aの精
度、欠陥として排除すべき繊維、バブルの大きさ等を考
慮して設定する。
【0036】ステップ90で、抽出された黒ラベリング
領域の形状により繊維とバブルとを区別し、繊維と判断
されたラベリング領域のみを抽出する。なお、繊維とバ
ブルとの形状による区別は、繊維の形状は細長く、バブ
ルの形状は円形状であることから、細長い形状のものを
繊維として、円形状のものをバブルとして行うことがで
きる。
【0037】ステップ92で、例えば輝度平均値の0.
6倍の輝度値を求め、輝度平均値の0.6倍の輝度値を
第2閾値とする。これは、CCDセンサ14aで取り込
んだ画像では、所定サイズ以上の黒ラベリング領域を構
成する画素の中に、更に一定値以下の輝度を有する画素
がある場合に、すなわち、ある程度輝度の低い領域内に
さらにそれ以下の輝度部分がある場合に、繊維またはバ
ブルの付着がある可能性が高いためである。ステップ9
4で、所定サイズ以上のラベリング領域を構成する黒ラ
ベリング画素の中に、第2閾値よりも輝度の小さい画素
の存在する黒ラベリング領域のみを抽出し、第2閾値よ
りも輝度の小さい画素の存在しない黒ラベリング領域を
除外する。そして、ステップ96で、前記ステップで黒
ラベリングの施された画像を判断部18に出力して本処
理を終了する。
【0038】図3(A)(1)に、CCDセンサ14a
で取り込まれた画像の例を、図3(A)(2)に本処理
のステップ88終了後の画像の例を、図3(A)(3)
に本処理ステップ90終了後の画像の例を、図3(A)
(4)に本処理終了後の画像の例を示す。CCDセンサ
14aで取り込まれた画像データには、平均値×0.8
よりも小さい輝度値の部分としてa、b、c、dが認識
されているが(1)、ステップ88終了後には、所定サ
イズよりも小さいa部分が除かれてb、c、及びd部分
が残り(2)、ステップ90終了後には、円形状のbが
除かれてc及びd部分が残り(3)、本処理終了後に
は、輝度が平均値×0.6よりも小さい部分を内部にも
たないc部分が除かれてd部分が抽出され(4)、この
部分が繊維付着による欠陥部分と推定されている。
【0039】本処理によれば、輝度平均値の第1の所定
倍の値以下の領域で所定サイズ以上の大きさを有する部
分の中で、所定の形状であり、かつ、輝度平均値の第2
の所定倍の値以下の領域を内部に有する部分が抽出され
る。
【0040】一方、散乱光処理部24では、CCDセン
サ14bからの画像データを受信すると、図5に示す散
乱光処理が行われる。
【0041】ステップ60で画像データを受信し、ステ
ップ62で受信した画像データの輝度の平均値を算出す
る。なお、画像データの輝度の平均値は、W×H内のす
べての画素の輝度の合計を画素数で除して算出すること
ができる。
【0042】ここで、樹脂コーティング27にタールの
付着による欠陥が生じている場合には、これらの欠陥の
ない樹脂コーティング面と比較して、散乱光の光量が小
さくなることが実験により判明している。また、繊維、
バブルによる欠陥は、散乱光ではタールによる欠陥部分
のように周囲と比較して散乱光の光量が小さくならない
ことも実験により判明している。すなわち、タールの付
着による欠陥が生じている部分のみの輝度が、これらの
欠陥のない部分よりも輝度が小さく、人間の目には黒っ
ぽく見える。したがって、受信した画像データにおい
て、輝度の小さい部分はタールの付着による欠陥が生じ
ている可能性が高い。そこで、ステップ64で輝度平均
値×0.8で黒の閾値を算出し、ステップ66で、算出
された黒閾値よりも小さい輝度の画素についてラベルを
つけ、輝度が黒閾値よりも小さい画素で構成される領域
毎に黒のラベリングを行う。ステップ68で、黒のラベ
リングがされた領域が所定サイズ以上のもの、すなわ
ち、黒ラベリング画素がある程度まとまっている部分を
抽出する。これは、CCDセンサ14bにより変換され
た画像データにはある程度の雑音が発生していて、ター
ルの付着による欠陥が生じていなくても輝度の小さい画
素が発生して黒ラベリングがされてしまっていたり、除
去の必要のない微細なタールの付着もあるために、これ
らの場合を排除するために行う処理である。そこで、所
定サイズ以上のラベリング領域のみを抽出するフィルタ
処理を行い、所定サイズよりも小さいラベリング領域を
構成する黒ラベリング領域を排除する。
【0043】ステップ70で、輝度平均値×1.2で白
の閾値を算出する。ここで、樹脂コーティング27にバ
ブルの発生による欠陥が生じている場合には、この欠陥
のない樹脂コーティング面と比較して、散乱光の光量が
大きくなることが実験により判明している。また、繊
維、タールによる欠陥は、散乱光ではバブルによる欠陥
部分のように周囲と比較して散乱光の光量が大きくなら
ないことも実験により判明している。すなわち、バブル
の発生による欠陥が生じている部分のみの輝度が、これ
らの欠陥のない部分よりも輝度が大きく、人間の目には
白っぽく見える。したがって、受信した画像データにお
いて、輝度の大きい部分はバブルの発生による欠陥が生
じている可能性が高い。そこで、ステップ70で輝度平
均値×1.2で白の閾値を算出し、ステップ72で、算
出された白閾値よりも輝度の大きい画素についてラベル
をつけ、輝度が白閾値よりも大きい画素で構成される領
域毎に白のラベリングを行う。ステップ74で、白のラ
ベリングがされた領域が所定サイズ以上のもの、すなわ
ち、白ラベリング画素がある程度まとまっている部分を
抽出する。これは、CCDセンサ14bにより変換され
た画像データにはある程度の雑音が発生していて、バブ
ルの発生による欠陥が生じていなくても輝度の大きい画
素が発生して白ラベリングがされてしまっていたり、除
去の必要のない微細なバブルの付着もあるために、これ
らの場合を排除するために行う処理である。そこで、所
定サイズ以上のラベリング領域のみを抽出するフィルタ
処理を行い、所定サイズよりも小さいラベリング領域を
構成する白ラベリング領域を排除する。
【0044】ステップ76で、黒ラベリング及び白ラべ
リングの施された画像を判定部18に出力して本処理を
終了する。
【0045】なお、上記では、受信した画像単位の輝度
平均値の0.8倍を黒閾値とし、輝度平均値の1.2倍
を白閾値としたが、タール、バブルの付着による欠陥を
各々検出可能なその他の閾値を設定して検出することも
できる。また、上記所定サイズは、CCDセンサ14b
の精度、欠陥として排除すべきタール、バブルの大きさ
等を考慮して設定する。
【0046】図3(B)(1)に、CCDセンサ14b
で取り込まれた画像の例を、図3(B)(2)に本処理
ステップ68終了後の画像の例を、図3(B)(3)に
本処理後の画像の例を示す。CCDセンサ14bで取り
込まれた画像には、黒閾値よりも小さい輝度の部分とし
てe、fが、白閾値よりも大きい輝度の部分としてg、
hが認識されているが、黒閾値として認識された部分で
所定サイズより小さいf部分が除かれ(2)、白閾値と
して認識された部分で所定サイズより小さいg部分が除
かれて、e及びh部分が欠陥部分と推定されている
(3)。
【0047】本処理によれば、輝度の小さい部分で所定
サイズ以上の大きさを有する部分、及び輝度の大きい部
分で所定サイズ以上の大きさを有する部分を抽出するこ
とができる。
【0048】判定部18では、反射光処理部22からの
画像データを画像データAとして、散乱光処理部24か
らの画像データを画像データBとして受信し、銅箔26
の欠陥部分の抽出処理を図6に示すフローチャートにし
たがって行う。
【0049】銅箔26は、ガイドローラ20により搬送
され、読取り位置P及び読取り位置QでCCD14a、
14bにより各々読取られる。したがって、銅箔26の
同一部分が読取られるタイミングに時間差が生じる。そ
こで、ステップ100で、この時間差を、ロータリーエ
ンコーダ16により得られるガイドローラ20の回転速
度に対応したパルス信号をカウントすることにより計測
し、画像データAを受信した後所定の時間差で受信する
画像データBを銅箔26の同一部分の画像データとして
判断し、銅箔26の同一部分の画像データAと画像デー
タBとのペアリングを行う。ステップ102で、ペアリ
ングされた画像データA及び画像データBを対比させ、
反射光処理で黒ラべリングされた領域か否か、すなわち
画像データAで黒ラベリングされた領域か否かを判断す
る。判断が肯定された場合には、ステップ104で、フ
ィルタリングを行って前記領域の内所定サイズ以上の領
域のみを抽出し、ステップ114で、抽出された領域を
繊維付着部分として出力して本処理を終了する。判断が
否定された場合には、ステップ106で、散乱光処理で
黒ラべリングされた領域か否か、すなわち画像データB
で黒ラべリングされた領域か否かを判断する。判断が肯
定された場合には、ステップ108で、フィルタリング
を行って前記領域の内所定サイズ以上の領域のみを抽出
し、ステップ116で、抽出された領域をタール付着部
分として出力して本処理を終了する。判断が否定された
場合には、ステップ110で散乱光処理白ラベリングさ
れた領域か否か、すなわち画像データBで白ラベリング
された領域か否かを判断する。判断が肯定された場合に
は、ステップ112で、フィルタリングを行って前記領
域の内所定サイズ以上の領域のみを抽出し、ステップ1
18で、抽出された領域をバブル存在部として出力して
本処理を終了する。判断が否定された場合には、そのま
ま本処理を終了する。
【0050】本実施の形態によれば、銅箔26からの反
射光により銅箔26の表面を読取った画像データの輝度
の低い部分でかつ所定の形状の部分を繊維による欠陥部
分として抽出すると共に、銅箔26からの散乱光により
銅箔26の表面を読取った画像データの輝度の低い部分
をタールの付着による欠陥部分として抽出し、輝度の高
い部分をバブルの付着による欠陥部分として抽出するの
で、より高い精度で確実に銅箔26の欠陥を欠陥の種類
毎に抽出することができる。
【0051】[第2の実施の形態]次に、第2の実施の
形態について説明する。第1の実施の形態と同一部分に
付いては同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0052】本実施の形態に係る銅箔表面検査装置は、
図7に示すように、第1の実施の形態で使用したCCD
センサよりも解像度の高いCCDカメラ15、及びライ
ト13が、第1の実施の形態での銅箔表面検査位置より
も銅箔26の移動方向の下流側に設置されている。ま
た、図8に示すように、判断部18にはベリファイ処理
部25が接続されており、ベリファイ処理部25はCC
Dカメラ15と接続されている。CCDカメラ15は、
銅箔26の表面を垂直に撮像するように、かつ銅箔26
の幅方向Wに移動可能に設置され、CCDカメラ15の
撮像側の周囲には、リング状のライト13が設置されて
いる。また、CCDカメラ15は判定部18とも接続さ
れている。
【0053】第1の実施の形態と同様にして繊維、ター
ル、及びバブルの付着による欠陥部分を各々抽出したの
ち、判定部18は当該抽出された欠陥部分(以下「仮欠
陥部分」という)の位置情報をCCDカメラ15の図示
しない駆動部に送信し、CCDカメラ15を仮欠陥部分
を撮像可能な位置に移動させる。ライト13は、仮欠陥
部分が移動して来るタイミングで発光し、CCDカメラ
15は仮欠陥部分の表面を撮像する。撮像された画像は
ベリファイ処理部25に送信され、ここで図9に示すフ
ローチャートにしたがってベリファイ処理がおこなわれ
る。
【0054】ステップ120で画像を受信し、ステップ
122で受信した画像の輝度平均を算出する。ここで撮
像された画像は、繊維、タール、及びバブルの付着部分
の中心が黒くその周辺は白くなるという特徴がある。そ
こで、ステップ124で、欠陥部分として抽出する部分
の周辺部分の輝度閾値を輝度平均×1.3で算出し、ス
テップ126で、輝度が輝度平均値×1.3よりも大き
い画素で構成される領域毎に白のラベリングを行う。そ
して、ステップ128で欠陥部分として抽出する部分の
中心部分の輝度閾値を輝度平均×0.2で算出し、ステ
ップ130で白ラベリング領域の中に、輝度平均×0.
2よりも輝度の小さい画素が存在する白ラベリング領域
のみを抽出し、それ以外の白ラベリング領域を除外す
る。そして、ステップ132で白ラベリングの施された
画像を判断部18に出力して本処理を終了する。
【0055】そして、判断部18では、出力された白ラ
ベリングの施された画像と第1の実施の形態と同様にし
て得られた繊維、タール、バブルの領域の画像とを比較
して、白ラベリング部分であり、かつ、繊維、タール、
バブル領域となっている部分に、繊維、タール、及びバ
ブルの付着による欠陥が生じていると判断する。
【0056】本実施の形態によれば、先に抽出された繊
維、タール、及びバブル付着部分についてより解像度の
高いCCDカメラで再度繊維、タール、バブルの付着が
あるかどうかを確認するので、より高精度に繊維、ター
ル、及びバブルの各々の欠陥を抽出することができる。
また、高価な高解像度のCCDカメラでの撮像は、先に
撮像された画像に基づいて欠陥があると判断された部分
のみでおこなうので、撮像範囲を限定することができ、
効率よく銅箔の欠陥を検出することができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、第1および第2の
発明によれば、樹脂コーティングされた銅箔の樹脂コー
ティング側表面に光を照射し、当該表面からの正反射光
を第1の受光手段により受光し、散乱光を第2の受光手
段により受光する。そして、第1の受光手段により受光
された第1の領域の光の光量が第1の閾値以下、かつ、
該第1の領域の形状が所定形状の場合に繊維が付着して
いると判断し、前記第2の受光手段により受光された第
2の領域の光の光量が第2の閾値以下の場合に、前記所
定領域にタールが付着していると判断し、前記第2の受
光手段により受光された第3の領域の光の光量が第2の
閾値より大きい第3の閾値以上の場合に、前記第3の領
域にバブルが存在していると判断するので、領域をター
ルの付着による欠陥があると判断する。このように、繊
維、タール、及びバブルの光の反射特性及び形状に基づ
いて閾値を設定し、正反射光および散乱光の2種類の光
の受光結果と形状判断により繊維、タール、及びバブル
の各々の欠陥を抽出するので、より正確に種類別欠陥の
抽出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の銅箔表面検査装置の概略構成図
である。
【図2】第1の実施の形態の信号処理部分の概略ブロッ
ク図である。
【図3】CCDセンサによる読取り画像の例である。
【図4】正反射光処理のフローチャート図である。
【図5】散乱光処理のフローチャート図である。
【図6】判定処理のフローチャート図である。
【図7】高解像度CCDカメラと銅箔の位置を示す図で
ある。
【図8】第2の実施形態の信号処理部分の概略ブロック
図である。
【図9】ベリファイ処理のフローチャート図である。
【符号の説明】
12a、12b、12c、13 ライト 14a、14b、15 CCD センサ 16 エンコーダ 18 判定部 20 ガイドローラ 22 反射光処理部 24 散乱光処理部 25 ベリファイ処理部 26 銅箔 28 信号処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G051 AA31 AB01 AB02 AB06 AB07 BA01 BB01 BB02 CA03 CA04 CA07 CB01 CB05 DA06 EA11 EA12 EA14 EA16 EB01 ED03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂コーティングされた銅箔の樹脂コー
    ティング側表面に光を照射する光源と、 前記銅箔の樹脂コーティング側表面からの正反射光を受
    光する第1の受光手段と、 前記銅箔の樹脂コーティング側表面からの散乱光を受光
    する第2の受光手段と、 前記第1の受光手段により受光された第1の領域の光の
    光量が第1の閾値以下、かつ、該第1の領域の形状が所
    定形状の場合に繊維が付着していると判断し、前記第2
    の受光手段により受光された第2の領域の光の光量が第
    2の閾値以下の場合に、前記所定領域にタールが付着し
    ていると判断し、前記第2の受光手段により受光された
    第3の領域の光の光量が第2の閾値より大きい第3の閾
    値以上の場合に、前記第3の領域にバブルが存在してい
    ると判断する判断部と、 を備えた銅箔表面検査装置。
  2. 【請求項2】 前記判断部は、第1の受光手段により受
    光された光の光量が第1の閾値より小さい第4の閾値以
    下の領域が前記第1の領域の内部に存在する場合に、前
    記第1の領域に繊維が付着していると判断することを特
    徴とする請求項1記載の銅箔表面検査装置。
  3. 【請求項3】 前記判断部は、前記第1の領域が所定サ
    イズ以上の場合に該所定領域に繊維が付着していると判
    断することを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    銅箔表面検査装置。
  4. 【請求項4】 前記判断部は、前記第2の領域が所定サ
    イズ以上の場合に該所定領域にタールが付着していると
    判断することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れか1項に記載の銅箔表面検査装置。
  5. 【請求項5】 前記判断部は、前記第3の領域が所定サ
    イズ以上の場合に該所定領域にバブルが存在していると
    判断することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいず
    れか1項に記載の銅箔表面検査装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の領域乃至前記第3の領域の少
    なくとも1つからの反射光を受光する、第1の受光手段
    および第2の受光手段よりも高い解像度の第3の受光手
    段をさらに備え、 前記判断部は、前記第3の受光手段により受光した光量
    に基づいて更に繊維、タール、及びバブルの少なくとも
    1つの付着の有無を各々区別し、その結果繊維、ター
    ル、及びバブルの少なくとも1つが付着していると区別
    された場合に最終的に繊維、タール、及びバブルの少な
    くとも1つが付着していると判断することを特徴とする
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の銅箔表面
    検査装置。
  7. 【請求項7】 樹脂コーティングされた銅箔の樹脂コー
    ティング側表面に光を照射し、 前記銅箔の樹脂コーティング側表面からの正反射光を第
    1の受光手段により受光し、 前記銅箔の樹脂コーティング側表面からの散乱光を第2
    の受光手段により受光し、 前記第1の受光手段により受光された第1の領域の光の
    光量が第1の閾値以下、かつ、該第1の領域の形状が所
    定形状の場合に繊維が付着していると判断し、前記第2
    の受光手段により受光された第2の領域の光の光量が第
    2の閾値以下の場合に、前記所定領域にタールが付着し
    ていると判断し、前記第2の受光手段により受光された
    第3の領域の光の光量が第2の閾値より大きい第3の閾
    値以上の場合に、前記第3の領域にバブルが存在してい
    ると判断する銅箔表面検査方法。
  8. 【請求項8】 前記判断は、第1の受光手段により受光
    された光の光量が第1の閾値より小さい第4の閾値以下
    の領域が前記第1の領域の内部に存在する場合に、前記
    第1の領域に繊維が付着していると判断することを特徴
    とする請求項7に記載の銅箔表面検査方法。
  9. 【請求項9】 前記判断は、前記第1の領域が所定サイ
    ズ以上の場合に該第1の領域に繊維が付着していると判
    断することを特徴とする請求項7または請求項8に記載
    の銅箔表面検査方法。
  10. 【請求項10】 前記判断は、前記第2の領域が所定サ
    イズ以上の場合に該所定領域にタールが付着していると
    判断することを特徴とする請求項7乃至請求項9のいず
    れか1項に記載の銅箔表面検査方法。
  11. 【請求項11】 前記判断は、前記第3の領域が所定サ
    イズ以上の場合に該所定領域にバブルが存在していると
    判断することを特徴とする請求項7乃至請求項10のい
    ずれか1項に記載の銅箔表面検査方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の領域乃至前記第3の領域の
    少なくとも1つからの反射光を、第1の受光手段および
    第2の受光手段よりも高い解像度の第3の受光手段によ
    り受光し、 前記判断は、前記第3の受光手段により受光した光量に
    基づいて更に繊維、タール、及びバブルの少なくとも1
    つの付着の有無を各々区別し、その結果繊維、タール、
    及びバブルの少なくとも1つが付着していると区別され
    た場合に最終的に繊維、タール、及びバブルの少なくと
    も1つが付着していると判断することを特徴とする請求
    項7乃至請求項11のいずれか1項に記載の銅箔表面検
    査方法。
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