JP2003222341A - オーブン - Google Patents

オーブン

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JP2003222341A
JP2003222341A JP2002024938A JP2002024938A JP2003222341A JP 2003222341 A JP2003222341 A JP 2003222341A JP 2002024938 A JP2002024938 A JP 2002024938A JP 2002024938 A JP2002024938 A JP 2002024938A JP 2003222341 A JP2003222341 A JP 2003222341A
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Japan
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oven
firing
switch
display
led
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JP2002024938A
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Masaharu Ogawa
正治 小川
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KYUDENSHA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は焼成処理の自動化を図ったオーブン
に関し、発光素子の故障を簡単かつ確実に認知すること
を課題とする。 【解決手段】 焼成室5a,5bに装填された被焼成物
に対して焼成処理を行なうバーナ6と、バーナ6を制御
することにより被焼成物の焼成処理の管理を行なう焼成
制御装置10と、表示装置12及び操作スイッチ13を
具備する操作パネル11とを具備するオーブンにおい
て、焼成処理とは分離独立した状態で、表示装置12を
構成する複数のLEDを順次点灯させる手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオーブンに係り、特
に焼成処理の自動化を図ったオーブンに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、オーブンの一例として菓子・製
パン用のオーブンが知られている。この種の菓子・製パ
ン用のオーブンは、近年の多様化かる顧客のニーズに対
応すべく種々の菓子,パン等を焼成しうる構成とされて
いる。
【0003】具体的には、菓子やパンの種類により焼成
温度及び焼成時間が異なるため、焼成しようとする物に
応じて各々焼成温度や焼成時間を設定して焼成する必要
があり、よってオーブンにはバーナの火力調整及び複数
あるバーナの内使用するバーナを指定する焼成温度調整
装置や、また焼成時間を設定する装置等が組み込まれて
いる。
【0004】従来構成のオーブンでは、被焼成物の種類
に対応した焼成は操作者の経験や勘に頼って行われてお
り、よって焼成温度調整装置等は夫々人手により設定さ
れるマニュアル操作のものが殆どであった。また、近年
ではマイクロコンピュータを用いて焼成制御を行なう構
成のオーブンも提供されつつある。このマイクロコンピ
ュータを用いたオーブンは、被焼成物の種類に応じて被
焼成物の焼成に適した焼成条件を予めマイクロコンピュ
ータに記憶させておき、このマイクロコンピュータに記
憶された焼成条件に基づき焼成制御が行われる構成とさ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、マイクロコ
ンピュータを用いて焼成制御を行なうオーブンは、焼成
のための各種入力処理を行なう入力装置と、制御状態を
或いは入力装置の操作状態を操作者に知られる各種表示
装置とを有している。特に、表示装置は、発光ダイオー
ド(以下、LEDという)等の発光素子を用いて表示を
行なう構成とされている。
【0006】ここで、表示装置の発光素子(以下、LE
Dを例に挙げて説明する)が点灯していない場合(消灯
している場合)を想定する。LEDが点灯していない理
由としては、二つの理由が考えられる。その一つは、L
ED自体が故障して点灯しない場合である(以下、この
理由を第1の理由という)。
【0007】もう一つの理由は、LED自体は故障して
おらず、LEDと対応した装置の動作に起因して点灯し
ない場合である(以下、この理由を第2の理由とい
う)。即ち、バーナが異常加熱したときにLEDが点灯
する構成であるとき、バーナが適正温度であるために点
灯していない場合である。
【0008】しかしながら、従来のオープンでは、LE
D(発光素子)の故障検出を行なう機構が設けられてい
なかったため、LEDが消灯している場合、上記の第1
の理由(LEDの故障)により消灯しているのか、或い
は上記の第2の理由(LEDと対応した装置の状態)に
より消灯しているのかを判断することが困難であった。
【0009】即ち、従来ではLEDの点灯/消灯は、あ
くまでもLEDと対応した装置の状態とリンクされてい
るため、LEDの故障を独自に検査することができなか
った。このため、上記した例では、LEDの非点灯がL
ED自体の故障に起因していた場合、バーナが異常加熱
した注意を必要とする状態となっても、操作者がこれを
検知することができない事態が発生してしまう。
【0010】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、発光素子の故障を簡単かつ確実に認知しうるオー
ブンを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴
とするものである。
【0012】請求項1記載の発明は、焼成室に装填され
た被焼成物に対して焼成処理を行なう焼成手段と、前記
焼成手段を制御することにより前記被焼成物の焼成処理
の管理を行なう焼成制御手段と、操作されることにより
所定機能を実施する操作スイッチと、所定の表示を行な
う表示部とを具備する操作パネルと、前記焼成処理とは
分離独立した状態で、前記表示部を構成する複数の発光
素子を順次点灯させる発光素子検査手段と、を具備する
ことを特徴とするものである。
【0013】上記発明によれば、焼成処理とは分離独立
した状態で、発光素子検査手段は表示部を構成する複数
の発光素子を順次点灯させる。これにより、複数の発光
素子が順次点灯される過程で、ある発光素子が点灯しな
かった場合、当該発光素子は故障していると判断するこ
とができる。
【0014】即ち、発光素子検査手段による発光素子の
点灯処理は、焼成処理とは分離独立しているため、発光
素子が点灯しない理由は、焼成処理に起因するものでは
なく、発光素子自体によるものである。よって、焼成制
御手段や操作スイッチの専門的な知識を要することな
く、発光素子の故障を容易かつ確実に検出することがで
きる。
【0015】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のオーブンにおいて、前記発光素子検査手段は、前記
操作パネルの操作スイッチの内、既定の複数の操作スイ
ッチを同時に操作することにより起動する構成としたこ
とを特徴とするものである。
【0016】上記発明によれば、既定された複数の操作
スイッチを同時に操作しないと発光素子検査手段は起動
しないため、誤って発光素子検査手段が起動することを
防止することができる。
【0017】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載のオーブンにおいて、更に、前記焼成処理と
は分離独立した状態で、操作された操作スイッチに対応
した既定の表示を前記表示部に表示させる操作スイッチ
検査手段を設けたことを特徴とするオーブン。
【0018】上記発明によれば、焼成処理とは分離独立
しているため、操作スイッチが操作されると操作スイッ
チ検査手段は、当該操作スイッチに対応した表示を表示
部に表示させることができる。これにより、操作された
操作スイッチと、表示部に表示された表示とが対応しな
かった場合、当該操作スイッチは故障していると判断す
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。
【0020】図1乃至図3は、本発明の一実施例である
オーブン1を示している。図1はオーブン1の正面図、
図2はオーブン1の断面図、そして図3はオーブン1に
組み込まれる制御系のブロック図である。本実施例で
は、オーブン1として、製菓用或いは製パン用に用いら
れる業務用オーブンを例に挙げて説明するものとする。
【0021】本実施例に係るオーブン1は、2部屋の焼
成室5a,5bを有した構成とされている。各焼成室5
a,5bは、2段積層された構成とされている。また、
オーブン1のフロント中央部には、各焼成室5a,5b
毎にドアー2a,2bが配設されている。
【0022】また、各焼成室5a,5bは、ドアー2
a,2bの形成位置より奥に深く延出した構成とされて
いる。そして、各焼成室5a,5bの上部及び下部に
は、夫々加熱装置6a-1,6b-1,6a-2,6b-2が配
設されている。
【0023】また、各ドアー2a,2bには、これを開
閉する際操作されるレバー3a,3bが設けられてい
る。被焼成物となる菓子或いはパンの生地は、レバー3
a,3bを操作することによりドアー2a,2bを開
け、このドアー2a,2bから各焼成室5a,5bに装
填される。
【0024】また、各ドアー2a,2bには、被焼成物
の焼成状態を外部から見るための窓部4a,4b(耐熱
ガラスによりなる)が配設されている。更に、フロント
パネルの左側部に配設された柱部7Aには、蒸気抜きレ
バー9a,9bが配設されている。この蒸気抜きレバー
9a,9bを操作すると、焼成室5a,5b内の蒸気が
オーブンの外部に排気される構成となっている。
【0025】被焼成物となる菓子或いはパンの生地は、
図示しないトレイ上に乗せられた上で焼成室5a,5b
内に装着され、内設された各加熱装置6a-1,6b-1,
6a-2,6b-2により焼成される構成とされている。こ
の加熱装置6a-1,6b-1,6a-2,6b-2は、図3に
示されるバーナ6,着火装置8,着火確認装置9及び図
示しないセラミック遠赤外線放射板等により構成されて
いる。
【0026】セラミック遠赤外線放射板は、装填された
トレイ上の被焼成物と適宜間隔を保持して配設されるよ
う配設位置が選定されている。また、このセラミック遠
赤外線放射板は、アルミニウム合金製の金属基板の下面
に、例えば酸化珪素,酸化ホウ素,酸化アルミニウム,
酸化ナトリウム,酸化チタン等の金属酸化物、及び希土
類酸化物の遠赤外線放射素子粒子を珪酸ソーダ等をバイ
ンダとして射出工法を用いてコーティングしてセラミッ
ク遠赤外線放射面を構成したものである。そして、バー
ナ6からセラミック遠赤外線放射面に向け照射された近
赤外線及び対流等による加熱を受け、セラミック遠赤外
線放射板は遠赤外線を放射する。
【0027】このようにして放射される遠赤外線による
熱伝導は、放射熱伝導であるため熱は生地状態の被焼成
物の内部まで浸透して直接的に加熱を行なうため、被焼
成物は表面及び内面共に均一に加熱され、良好な焼成処
理を行なうことができる。
【0028】上記のバーナ6はガス供給装置14に接続
されており、ガス供給装置14から供給されるガス量を
調整することにより火力調整を行ないうる構成とされて
いる。また、着火装置8は、バーナ6から噴出するガス
に対して着火を行なうものである。また、着火確認装置
9は、バーナ6に着火されたことを検出しうる構成とさ
れたセンサである。尚、上記構成の加熱装置6a-1,6
b-1,6a-2,6b-2及びガス供給装置14は前記の焼
成手段を構成する。
【0029】一方、フロントパネルの右側に配設された
柱部7Bには操作パネル11が配設されている。この操
作パネル11は、各種表示を行なう表示装置12と、各
種入力処理を行なう操作スイッチ13とが配設された構
成とされている。この操作パネル11は、図9に拡大し
て示すように、上から上火設定部23、下火設定部2
4、タイマー設定部25、オプション機能設定部26が
配設されている。そして、この各設定部23〜26は、
上記の表示装置12と操作スイッチ13とを有した構成
とされている。
【0030】ここで、上火設定部23を例に挙げて、表
示装置12と操作スイッチ13の具体例について説明す
る。操作パネル11を構成する上火設定部23は、複数
の表示装置12及び操作スイッチ13を有している。
【0031】具体的には、表示装置12としては、上火
現在温度表示部12a,上火設定温度表示部12b,レ
ベル表示部12cを有している。上火現在温度表示部1
2aは、上火となる加熱装置6a-1,6b-1の現在温度
を表示するものである。上火設定温度表示部12bは、
設定されている焼成温度を表示するものである。更に、
レベル表示部12cは、焼成処理の温度レベルを表示す
るものである。
【0032】この各表示部12a〜12cは、それぞれ
8個の発光ダイオード素子を数字の「8.」状に配設し
た構成とされている。そして、この各発行ダイオード素
子(以下、LEDという)を選択的に点灯させることに
より、上記項目の各数字表示を行なう構成とされてい
る。
【0033】また、操作スイッチ13としては、ON/
OFFスイッチ13a,SUBスイッチ13b,芯温ス
イッチ13c,レベルスイッチ13d,温度設定スイッ
チ13eが配設されている。ON/OFFスイッチ13
aは、上火となる加熱装置6a-1,6B-1のON/OF
Fを行なうスイッチである。
【0034】このON/OFFスイッチ13aの左肩部
には、上火ON/OFF用LED15bが設けられてい
る。この上火ON/OFF用LED15bは、ON/O
FFスイッチ13aの操作状態が表示される構成となっ
ており、具体的にはON/OFFスイッチ13aがON
状態の時に点灯する構成となっている。
【0035】SUBスイッチ13bは、焼成室5a,5
bの予熱を行なうときに操作されるスイッチである。こ
のSUBスイッチ13bの左肩部には、上火SUB用L
ED15cが設けられている。この上火SUB用LED
15cは、SUBスイッチ13bの操作状態が表示され
る構成となっており、具体的にはSUBスイッチ13b
がON状態の時に点灯する構成となっている。
【0036】芯温スイッチ13cは、焼成中に被焼成物
の温度を測定するときに操作されるスイッチである。レ
ベルスイッチ13dは、焼成処理の温度レベルを設定す
るスイッチである。ここで設定された温度レベルは、レ
ベル表示部12cに表示される。更に、温度設定スイッ
チ13eは、焼成温度を設定するスイッチである。ここ
で設定された設定温度は、上火設定温度表示部12bに
表示される。尚、操作スイッチ13の上部位置には、上
火OUT用LED15aが配設されている。この上火O
UT用LED15aは、焼成制御装置10から上火制御
を行なう制御信号が入来しているときに点灯するもので
ある。
【0037】本実施例に係るオーブン1は、上記した各
機器及び装置を図3に示す焼成制御装置10によって一
括制御することにより、多種類の被焼成物に対し種類別
に適正な焼成処理を行ないうる構成とされている。
【0038】図3は、オーブン1の制御系を示す構成図
である。焼成制御装置10はマイクロコンピュータより
なり、図4に示すようにCPU(中央演算処理装置)3
0,ROM(リードオンリーメモリ)31,RAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)32,KCL(クロック)3
3,入力ポート回路34,出力ポート回路35,データ
バス36等により構成されている。
【0039】上記構成の焼成制御装置10には、前記し
た着火装置8,着火確認センサ9,操作パネル11,ガ
ス供給装置14が接続されると共に、送排気装置18,
対流ファン駆動装置19,安全装置20,焼成時間を計
時するタイマー22等が接続されている。
【0040】上記構成のオーブン1において、焼成制御
装置10は、被焼成物を最適な焼成条件で焼成する焼
成制御処理(以下、この処理を実施するモードを焼成処
理モードという)と、表示装置12を構成するLED
の検査を行なうLED検査処理(以下、この処理を実施
するモードをLED検査モードという)と、オーブン
1の稼働時間を表示する稼働時間表示処理(以下、この
処理を実施する稼働時間表示モードという)を実施す
る。
【0041】以下、焼成制御装置10により実行される
上記の〜の処理について、図5乃至図8を用いて説
明する。尚、の焼成処理モードにおける焼成制御装置
10の処理は周知の処理であるため、以下の説明では特
にLED検査モード、及び稼働時間表示モードの各
処理について詳述する。
【0042】図5は、モードを選択するための処理を示
すフローチャートである。同図に示すモード選択処理が
起動すると、先ずステップ100(図中、ステップをS
と略称する)において待機モードであるかの判断が行わ
れる。
【0043】待機モードとは、オーブン1の電源スイッ
チ13iが切られた状態(電源OFF状態)をいう。し
かしながら、電源スイッチ13iが切られた待機モード
であっても、焼成制御装置10に対する電源供給は行な
われており、よってステップ100の判断処理は可能で
ある。
【0044】オーブン1が待機モードではない状態は、
被焼成物に対して焼成処理を行なうためにオーブン1の
電源スイッチ13iがONされた状態である。よって、
ステップ100で待機モードではない(NO)と判断さ
れた場合、焼成制御装置10はステップ116において
後述する稼働時間積算処理を開始すると共に、ステップ
118でオーブン1を焼成処理モードとする。このステ
ップ118の焼成処理モードにおいて、焼成制御装置1
0による焼成制御処理の下で、被焼成物に対する焼成処
理が行われる。尚、稼働時間積算処理については、説明
の便宜上、後述するものとする。
【0045】一方、ステップ100でオーブン1が待機
モードである(YES)と判断された場合、処理はステ
ップ102に進む。ステップ102では、稼働時間積算
処理を停止する。即ち、焼成制御装置10は、前記した
ステップ116で稼働時間積算処理を開始し、ステップ
102で稼働時間積算処理を停止する構成としている。
【0046】ここで、稼働時間積算処理とは、オーブン
1が稼働している時間を求める処理をいう。本実施例で
は、オーブン1が稼働しているかどうかを電源スイッチ
13iのON/OFF状態により求める構成としてい
る。具体的には、オーブン1の電源スイッチ13iがO
Nとなっている時間を、オーブン1の稼働時間としてい
る。このように、稼働時間を求めることは、前述したよ
うにオーブン1の故障率を低下させる点、及び稼働率を
向上させる点から重要である。
【0047】本実施例では、この稼働時間の積算処理を
マイクロコンピュータにより構成された焼成制御装置1
0で実施することを特徴としている。即ち、図4に示し
たように焼成制御装置10にはKCL33が設けられて
おり、また通常CPU30内にはタイマー機能が設けら
れている。このため本実施例では、CPU30に設けら
れているタイマー機能を利用して稼働時間の積算処理を
実施している。
【0048】具体的には、ステップ100において電源
スイッチ13iがON状態であると判断されるとステッ
プ116でCPU30のタイマー機能を起動し、稼働時
間の積算処理開始する。また、ステップ100で電源ス
イッチ13iがOFF状態であると判断されると、ステ
ップ102でCPU30のタイマー機能が停止され、積
算処理された稼働時間をRAM32に記憶する。そし
て、2回目以降のステップ116の処理では、このRA
M32に記憶された稼働時間を読み出し、この読み出さ
れた稼働時間に対して今回の稼働時間の積算が行われ
る。
【0049】上記したステップ102の処理が終了する
と、続いてステップ104が実施される。このステップ
104において、焼成制御装置10は、LED検査の開
始操作がされたかどうかの判断を行なう。
【0050】本実施例では、手動スイッチ13f(オプ
ション機能設定部26に配設されている)と、レベルス
イッチ13d(上火設定部23に配設されている)とを
同時に操作され、かつ、この操作状態が5秒間連続した
ときにLED検査の開始操作が行なわれたと判断する。
そして、ステップ104で肯定判断(YES)がされる
と、処理はステップ106に進み、後述するLED検査
処理が実施される。この際、レベルスイッチ13dと手
動スイッチ13fは離間して配置されており、かつ二つ
のスイッチ13d,13fを同時に操作することにより
ステップ106に進む構成とされているため(図9参
照)、操作者が誤ってLED検査の開始操作を行なうこ
とが防止されている。尚、ステップ104の処理は、L
ED検査の開始操作が行なわれるまで繰り返し実施され
る。
【0051】続くステップ108では、操作スイッチ検
査の開始操作がされたかどうかの判断が行われる。本実
施例では、下火ON/OFFスイッチ13g(下火設定
部24に配設されている)が操作されたときに、操作ス
イッチ検査の開始操作が行なわれたと判断する。そし
て、ステップ108で肯定判断(YES)がされると、
処理はステップ110に進み、後述する操作スイッチ検
査処理が実施される。尚、ステップ108の処理は、操
作スイッチ検査の開始操作が行なわれるまで繰り返し実
施される。
【0052】続くステップ112では、稼働時間の確認
操作がされたかどうかの判断が行われる。本実施例で
は、下火ON/OFFスイッチ13g(下火設定部24
に配設されている)を操作しながら、下火SUBスイッ
チ13jが操作されたときに、稼働時間の確認操作が行
なわれたと判断する。そして、ステップ112で肯定判
断(YES)がされると、処理はステップ114に進
み、後述する稼働時間表示処理が実施される。尚、ステ
ップ112の処理は、稼働時間の確認操作が行なわれる
まで繰り返し実施される。
【0053】次に、上記したステップ106で実施され
るLED検査処理について説明する。図6は、LED検
査処理を示すフローチャートである。
【0054】同図に示すLED検査処理が起動すると、
焼成制御装置10は先ず初期設定動作として、ステップ
200において変数MをM=1に設定すると共に、ステ
ップ202において変数NをN=1に設定する。
【0055】続くステップ104では、N番目のLED
の点灯処理が行われる。ここで、このステップ104で
実施されるLEDの点灯処理について詳述する。前記し
たように、操作パネル11には表示装置12及び操作ス
イッチ13が設けられており、これらは多数のLEDを
有した構成とされている。
【0056】本実施例では、操作パネル11に設けられ
ている全てのLEDに対し、それぞれを識別する番号が
付与されている。具体的には、本実施例では合計191
個のLEDが操作パネル11に配設されており、図10
に示すように、個々のLEDにはそれぞれ識別番号(1
〜191)付与されている。
【0057】焼成制御装置10は、この191個のLE
Dのそれぞれを個別に点灯処理しうる構成となってい
る。従って、1回目のステップ204の処理では、操作
パネル11に配設された上火現在温度表示部12aの1
00桁を表示する8個のLEDの内、N=1に対応する
LED(図9に矢印で示す)が点灯する。
【0058】このようにしてN=1に対応するLED
(図中、矢印で示す)が点灯すると、処理はステップ2
06に進み、変数Nが192以上(N≧192)である
かどうかどうかが判断される。
【0059】このステップ206で否定判断がされる
と、即ち全てのLEDが点灯していないと判断される
と、処理はステップ208に進み、変数Nを“1”だけ
インクリメントしてステップ204に戻る。このステッ
プ204〜208の処理は、操作パネル11に配設され
た191個の全てのLED(図10参照)が点灯するま
で実施される。
【0060】また、ステップ206で肯定判断がされる
と、換言すれば全てのLEDが点灯したと判断される
と、処理はステップ210に進み、変数Mが2以上(M
≧2)であるかどうかが判断される。そして、ステップ
210において否定判断がされると、処理はステップ2
12に進んで変数Mを“1”だけインクリメントし、続
くステップ214で点灯させた全てのLEDを消灯させ
る。そして、その後に処理はステップ202に戻り、前
記したステップ202〜208の処理を実施する。尚、
ステップ210において肯定判断がされると、点灯され
ていた全てのLEDを消灯してLED検査処理を終了す
る。
【0061】上記のLED検査処理を実施することによ
り、191個のLEDが順次1個ずつ点灯する処理が2
回繰り返し実施される。オーブン1の操作者は、このL
EDが点灯される様子を観察することにより、LEDの
故障を判定することができる。具体的には、点灯されな
かったLEDが存在した場合、当該LEDは故障してい
るものと判断することができる。
【0062】この際、従来では点灯しないLEDが存在
した場合、これがLED自体の故障により消灯している
のか、或いは当該LEDと対応した装置の状態により消
灯しているのかを判断することが困難であった。しかし
ながら本実施例では、LED検査処理が実施されるの
は、待機モード中である。換言すれば、LED検査処理
が実施されるのは、電源スイッチ13iが切られた焼成
処理を行なわないモード中(図5参照)である。このた
め、LEDを順次点灯する処理は焼成処理や各操作スイ
ッチ13の操作とは分離独立した処理である。
【0063】よって、LED検査処理においてLEDが
点灯しなかった場合、当該LEDが点灯しない理由は、
焼成処理や操作スイッチに起因するものではなく、LE
D自体によるものである。従って、焼成制御装置10や
操作スイッチ13等のオーブン1に関する電気回路の専
門的な知識を要することなく、LEDの故障を容易かつ
確実に検出することができる。
【0064】またこれにより、メンテナンスを待つこと
なくLEDの故障をオーブン1の操作者が検知すること
ができるため、誤った表示に基づいた焼成処理を行なう
ことを防止できる。更に、本実施例では、全てのLED
の点灯処理を2回繰り返して実施するため、LEDの故
障検出を確実に行なうことができる。
【0065】次に、図5に示したステップ110で実施
される操作スイッチ検査処理について説明する。図7
は、操作スイッチ検査処理を示すフローチャートであ
る。この操作スイッチ検査処理では、操作者が操作パネ
ル11に配設されている各操作スイッチ13を個々に操
作し、操作した操作スイッチ13に対応する表示が表示
装置12に表示されたかどうかで操作スイッチ13が正
常であるかどうかを検査する構成となっている。
【0066】焼成制御装置10は、操作スイッチ13が
操作されると、ステップ300において操作された操作
スイッチ13の判定処理を行なう。続くステップ302
では、焼成制御装置10は判定された操作スイッチ13
と対応する番号の表示処理を行なう。
【0067】焼成制御装置10のROM31には、図1
1に示す各操作スイッチ13と表示(番号)とを対応付
けたマップが予め格納されている。よって、ある操作ス
イッチ13が操作されると、焼成制御装置10はステッ
プ300でその操作スイッチ13を判定し、ステップ3
02で当該操作スイッチ13と対応する番号を図11に
示すマップから検索する。検索された番号は、本実施例
では下火設定部24の下火設定温度表示部12d(図9
参照)に表示される構成となっている。
【0068】具体例を示すと、操作者により芯温スイッ
チ13cが操作されたとすると、焼成制御装置10はス
テップ300で芯温スイッチ13cを判定し、ステップ
302で図11に示すマップを参照することにより、芯
温スイッチ13cに対応する番号“1”を検索する。そ
して検索された番号“1”は、下火設定温度表示部12
dに表示される。
【0069】操作者は、図11に示すと同様の操作スイ
ッチ13と番号との対応票を持っている。よって、操作
者は芯温スイッチ13cを操作した際、下火設定温度表
示部12dに番号“1”が表示された場合、芯温スイッ
チ13cは適正であると判断することができる。これに
対し、芯温スイッチ13cを操作した際、下火設定温度
表示部12dに番号“1”以外の表示がされた場合、或
いは表示がされなかった場合、芯温スイッチ13cに異
常が発生していると判断することができる。
【0070】この操作スイッチ検査処理も、前記したL
ED検査処理と同様に、操作スイッチ検査処理が実施さ
れるのは待機モード中である。このため、操作された操
作スイッチ13を判定する処理(ステップ300)、及
び判定された操作スイッチ13と対応する番号表示を行
なう処理(ステップ302)は、焼成処理とは分離独立
した処理である。
【0071】このため、操作した操作スイッチ13と対
応しない表示が行なわれ、或いは表示が行なわれなかっ
た場合、この理由は焼成処理に起因するものではなく、
操作スイッチ13自体によるものである。よって、焼成
制御装置10等のオーブン1に関する電気回路の専門的
な知識を要することなく、操作スイッチ13の故障を容
易かつ確実に検出することができる。またこれにより、
メンテナンスを待つことなく操作スイッチ13の故障を
オーブン1の操作者が検知することができるため、誤っ
た焼成処理を行なうことを防止できる。
【0072】次に、図5に示したステップ114で実施
される稼働時間表示処理について説明する。図8は、稼
働時間表示処理を示すフローチャートである。この稼働
時間表示処理は、先に図5を用いて説明したステップ1
00,102,116の処理により積算されたオーブン
1の積算稼働時間を表示する処理である。このステップ
100,102,116の処理を実施することにより、
オーブン1が稼働している時間(電源スイッチ13iが
ONされている時間)が積算され、RAM32に記憶さ
れる。
【0073】ステップ400では、このRAM32に記
憶されたオーブン1の積算時間Tを読み出す。続いて、
ステップ402において、読み出された積算時間Tを表
示装置12に表示する。具体的には、本実施例では積算
時間Tの表示に下火設定温度表示部12d及びタイマー
時間表示部12eを用いており、0〜9999999時
間までの積算時間表示を行ないうる構成とされている。
【0074】よって、オーブン1の操作者は、この積算
時間表示を見ることにより、オーブン1の稼働時間を正
確に認知することができ、オーブン1に使用している部
品の定期点検や部品寿命を正確に判定しメンテナンスす
ることが可能となる。また、メンテナンス時期が適正化
するため、部品故障後にメンテナンスを行なうことがな
くなり、オーブンの稼働率を向上させることができる。
【0075】更に、稼働時間Tの積算処理は、焼成制御
装置10に組み込まれているタイマー機能を利用してい
るため、別個に積算時間計等の部品を設ける必要はな
く、オーブン1の構成の簡単化及び低コスト化を図るこ
とができる。また、稼働時間表示を下火設定温度表示部
12d及びタイマー時間表示部12eを利用して行って
いるため、稼働時間Tを表示するための専用の表示手段
を設ける構成に比べ、オーブン1の部品点数の削減、及
びオーブン1の操作パネル近傍のコンパクト化を図るこ
とができる。
【0076】尚、上記した実施例では、本発明を固定タ
イプのオーブン1に適用した例を示したが、本発明の適
用はリールオーブン,トンネルオーブン等の、他の構成
のオーブンに対しても適用できることは勿論である。
【0077】また、本実施例に係るモード選択処理は、
図5のステップ100で肯定判断(待機モードであると
判断)された場合、ステップ106のLED検査処理、
ステップ110の操作スイッチ検査処理、ステップ11
4の稼働時間表示処理を順次必ず行なう構成を例に挙げ
て説明した。
【0078】しかしながら、LED検査処理、操作スイ
ッチ検査処理、及び稼働時間表示処理は、必ずしも全て
を連続して実施する必要はない。即ち、この3つの処理
を選択的に実施するように構成することも可能である。
具体的には、例えば稼働時間の確認のみを単独で実施で
きるよう構成することも可能である。
【0079】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。
【0080】請求項1記載の発明によれば、焼成制御手
段や操作スイッチの専門的な知識を要することなく、発
光素子の故障を容易かつ確実に検出することができる。
【0081】また、請求項2記載の発明によれば、既定
された複数の操作スイッチを同時に操作しないと発光素
子検査手段は起動しないため、誤って発光素子検査手段
が起動することを防止することができる。
【0082】また、請求項3記載の発明によれば、焼成
制御手段の専門的な知識を要することなく、操作スイッ
チの故障を容易かつ確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるオーブンの正面図であ
る。
【図2】本発明の一実施例であるオーブンの断面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例であるオーブンに組み込まれ
る制御系のブロック図である。
【図4】マイクロコンピュータして構成される焼成制御
装置のブロック図である。
【図5】モード選択処理を示すフローチャートである。
【図6】LED検査処理を示すフローチャートである。
【図7】操作スイッチ検査処理を示すフローチャートで
ある。
【図8】稼働時間確認処理を示すフローチャートであ
る。
【図9】操作パネルの詳細構成を示す図である。
【図10】LEDの点灯順番の一例を示す図である。
【図11】操作スイッチと表示との対応を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 オーブン 5a,5b 焼成室 6 バーナ 8 着火装置 9 着火確認センサ 10 焼成制御装置 11 操作パネル 12 表示装置 12a 上火現在温度表示部 12b 上火設定温度表示部 12c レベル表示部 12d 下火設定温度表示部 12e タイマー時間表示部 13 操作スイッチ 13a ON/OFFスイッチ 13b SUBスイッチ 13c 芯温スイッチ 13d レベルスイッチ 13e 温度設定スイッチ 13f 手動スイッチ 13g 下火ON/OFFスイッチ 13h スタート/リセットスイッチ 14 ガス供給装置 15a 上火OUT用LED 15b 上火ON/OFF用LED 15c 上火SUB用LED 22 タイマー 23 上火設定部 24 下火設定部 25 タイマー設定部 26 オプション機能設定部 30 CPU(中央演算処理装置) 31 ROM(リードオンリーメモリ) 32 RAM(ランダムアクセスメモリ) 33 KCL(クロック)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼成室に装填された被焼成物に対して焼
    成処理を行なう焼成手段と、 前記焼成手段を制御することにより前記被焼成物の焼成
    処理の管理を行なう焼成制御手段と、 操作されることにより所定機能を実施する操作スイッチ
    と、所定の表示を行なう表示部とを具備する操作パネル
    と、 前記焼成処理とは分離独立した状態で、前記表示部を構
    成する複数の発光素子を順次点灯させる発光素子検査手
    段と、 を具備することを特徴とするオーブン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のオーブンにおいて、 前記発光素子検査手段は、前記操作パネルの操作スイッ
    チの内、既定の複数の操作スイッチを同時に操作するこ
    とにより起動する構成としたことを特徴とするオーブ
    ン。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のオーブンにおい
    て、 更に、前記焼成処理とは分離独立した状態で、操作され
    た操作スイッチに対応した既定の表示を前記表示部に表
    示させる操作スイッチ検査手段を設けたことを特徴とす
    るオーブン。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2085701B1 (en) * 2006-11-22 2016-10-12 Panasonic Corporation Heating cooker

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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