JP2003222266A - 配管の施工方法及び同施工方法に使用される継手 - Google Patents

配管の施工方法及び同施工方法に使用される継手

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JP2003222266A JP2002019754A JP2002019754A JP2003222266A JP 2003222266 A JP2003222266 A JP 2003222266A JP 2002019754 A JP2002019754 A JP 2002019754A JP 2002019754 A JP2002019754 A JP 2002019754A JP 2003222266 A JP2003222266 A JP 2003222266A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】床板の下側に敷設された合成樹脂材料製の配管
を床板側へ立ち上げた状態で設置する作業を容易に行う
ことができる配管の施工方法及び同施工方法に使用され
る継手を提供する。 【解決手段】床板12の下側において、コンクリートス
ラブ13上に敷設された給湯配管11に継手15を接続
する。次に、床板12及びフロア材25に透設された挿
通孔12a,25aに前記継手15の管接続部16側を
挿通させ、当該継手15に形成された鍔部27を床板1
2の下面に当接させるとともに、当該鍔部27を介して
継手15を床板12に固定する。その結果、給湯配管1
1が床板12側へ立ち上げられた状態で設置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床板の下側に敷設
された給湯配管と、床板の上側に設けられた連結配管と
を接続するために給湯配管の端部を床板側に立ち上げた
状態で設置するための配管の施工方法及び同施工方法に
使用される継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、建物においては、床板とコン
クリートスラブ間の空間を利用して各種の配管類が敷設
されている。例えば、図7に示すように、床板101下
にまで延設された合成樹脂材料製の配管としての給湯配
管102は、固定具103を使用して所定間隔おきにコ
ンクリートスラブ104に固定されている。そして、床
板101側へ立ち上げられた給湯配管102は、床板1
01の上側の洗面台や台所の流し台等の水栓金具(図示
せず)と接続された連結配管105と継手106を介し
て接続されている。当該継手106は、床板101に透
設された挿通孔101aに床板101の上側から下端側
が挿通された状態で床板101に固定されている。
【0003】前記継手106は、略円筒状をなす継手本
体107を備え、その継手本体107の一端側(図7で
は下端側)は前記給湯配管102が接続可能に形成さ
れ、他端側(図7では上端側)は前記連結配管105を
螺合接続可能に形成されている。また、継手本体107
の外周面には、継手本体107の一端側が前記挿通孔1
01a内に挿通された状態で、同挿通孔101aより外
側の床板101の上面に当接する鍔部108が形成され
ている。そして、鍔部108から床板101に固定部材
109が固定されて床板101に継手106が取り付け
固定されている。
【0004】上記給湯配管102と連結配管105とを
接続するには、まず、床板101下の給湯配管102の
端部を挿通孔101aから床板101上へ引き出し、同
給湯配管102の端面を上側に臨ませ、その給湯配管1
02と継手本体107の一端側とを接続する。次に、給
湯配管102を床板101の下側へ戻し、継手本体10
7の鍔部108を床板101の上面に当接させるととも
に、固定部材109を床板101に固定して継手106
を床板101に固定する。
【0005】続いて、床板101の上面に載置されるフ
ロア材110において、前記継手本体107の鍔部10
8が挿通可能な挿通孔110aを穿設し、当該挿通孔1
10a内に鍔部108が挿入されるように床板101の
上面にフロア材110を載置する。そして、継手本体1
07の他端側に連結配管105を接続することにより給
湯配管102と連結配管105とが継手106を介して
接続される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
給湯配管102と継手106との接続作業において、給
湯配管102は固定具103によりコンクリートスラブ
104に固定され、給湯配管102の軸線方向へ沿った
移動が規制されている。また、給湯配管102は合成樹
脂材料製であるため容易に曲げ変形させにくい。
【0007】そのため、給湯配管102において、固定
具103によりコンクリートスラブ104に固定された
位置から端部までの長さが必要以上に長く、床板101
の上側へ十分に引き上げられる長さがあると、給湯配管
102を床板101の下側へ戻す作業が非常に行いにく
い。加えて、継手106を床板101に固定したとき、
給湯配管102は継手106と固定具103との間で大
きく曲げ変形された状態となるため、給湯配管102に
大きな負荷が作用してしまうこととなる。
【0008】従って、給湯配管102は床板101の上
側へ引き出されたとき、給湯配管102の端部が床板1
01の上面から若干突出するように切断されている。そ
のため、給湯配管102と継手本体107とを接続する
作業は、まず、床板101の下側の作業員が給湯配管1
02の端部を挿通孔101a内へ挿通させた状態で保持
する。
【0009】次に、床板101の上側の作業員が給湯配
管102と継手本体107とを接続する作業を行い、給
湯配管102を床板101の下側へ戻した後、継手本体
107を床板101の上側から固定する。従って、上記
作業を少なくとも二人の作業員により行わなくてはなら
ず、給湯配管102を床板101側へ立ち上げた状態で
設置する作業を行うのが非常に煩雑であるという問題が
あった。
【0010】本発明は、上記のような従来技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、床板の下側に敷設された合成樹脂材料製の
配管を床板側へ立ち上げた状態で設置する作業を容易に
行うことができる配管の施工方法及び同施工方法に使用
される継手を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、床板の下側に敷設され
た合成樹脂材料製の配管と、前記床板の上側に設けられ
た連結配管とを継手により接続するために、前記床板の
下側で配管と継手の一端側とを接続し、当該配管を床板
側へ立ち上げ、同床板に透設された挿通孔に前記継手の
他端側を挿通させ、当該継手に形成された鍔部を床板の
下面に固定することにより継手を床板に固定して、配管
を床板側へ立ち上げた状態で設置することを要旨とす
る。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の配管の施工方法において、前記床板の上面にフロア材
を設け、それら床板及びフロア材に透設された挿通孔に
継手の他端側を挿通させて当該継手を床板に固定するこ
とを要旨とする。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の配管の施工方法において、前記継手を床
板に固定した後、継手の他端側を被覆するためのワン座
を継手の上側から設けることを要旨とする。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求
項3のいずれか一項に記載の配管の施工方法において、
前記継手は当該継手の一端側に配管をワンタッチで接続
することができるものであることを要旨とする。
【0015】請求項5に記載の発明は、床板の下側に敷
設された合成樹脂材料製の配管と、床板の上側に設けら
れた連結配管とを接続するための継手であって、継手本
体の一端側には配管が接続可能に形成されているととも
に、他端側に前記連結配管が接続可能に形成され、継手
本体の一端側に配管を接続し、当該配管を床板側へ立ち
上げて同床板に透設された挿通孔に前記継手本体の他端
側が床板の下側から挿通された状態で、床板の下面に当
接し、同床板に継手本体を固定するための鍔部を備えて
いることを要旨とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した配管の
施工方法及び同施工方法に使用される継手の一実施形態
を図1〜図6に従って説明する。
【0017】図1に示すように、配管の施工方法は、床
板12の下側に敷設された配管としての給湯配管11
と、前記床板12の上側に設けられた連結配管としての
鋼管Pとを継手15により接続するための方法である。
具体的には、給湯配管11を床板12側へ立ち上げた状
態で設置する作業を容易に行うことができるものであ
る。
【0018】前記給湯配管11は、合成樹脂材料として
の架橋ポリエチレンやポリブデンなどのポリオレフィン
から形成されている。前記給湯配管11の一端側は、建
物における床板12とコンクリートスラブ13との間の
空間に敷設され、他端側が図示しない給湯器に接続され
ている。給湯配管11は固定具14により、所定間隔又
は任意の間隔毎にコンクリートスラブ13の上面に固定
されている。
【0019】給湯配管11と接続され、床板12に固定
される継手15について説明する。継手15は全体とし
て略円筒状の形態をなし、軸方向両端に管接続部16,
17を有している。管接続部16,17のうち図2で上
方に位置する管接続部16の内周面には雌ネジ16aが
螺刻され、図6に示すように、鋼管Pが螺着して接続さ
れるようになっている。一方、図2で下方に位置する管
接続部17には、図1に示すように、給湯配管11の端
部が差し込んで接続されるようになっている。
【0020】また継手15は、略円筒状をなす継手本体
18を有している。継手本体18の軸方向他端(図1で
は上端)は前記管接続部16を構成している。一方、継
手本体18の軸方向一端(図1では下端)は、同端に螺
着される押輪19とで前記管接続部17を構成してい
る。
【0021】図2に示すように、管接続部17には、同
管接続部17に接続される給湯配管11を抜け止めする
ためのロックリング20が2枚配設されている。これら
ロックリング20は、両ロックリング20間に介装され
るスペーサ21によって継手本体18の軸方向に沿って
間隔をおいて並んで配置されている。そしてロックリン
グ20は、前記押輪19が継手本体18の下端に螺着さ
れることによって継手本体18から抜け出ないようにな
っている。
【0022】さらに各ロックリング20は、径方向内側
に向かって延びる複数の爪20aを有している。管接続
部17に差し込まれた状態の給湯配管11に引き抜き方
向の力が作用したときには、図4に示すように、両ロッ
クリング20の爪20aが給湯配管11の外面に食い込
む。その結果、給湯配管11がロックリング20に対し
移動不能とされることにより、管接続部17に対して給
湯配管11が抜け止めされるようになっている。
【0023】図2に示すように、継手本体18の管接続
部17側内周面にはゴム材料製のOリング22が2箇所
に設けられ、これらOリング22により継手本体18内
に挿入された給湯配管11の外周面と継手本体18の内
周面との間はシールされている。また、継手本体18の
管接続部16側の内周面には、継手本体18の内方へ突
出する円環状をなす係止面23が形成されている。
【0024】継手本体18の外周面のほぼ中央部には、
継手本体18の周方向に沿って外方へ突出する鍔部27
が形成されている。この鍔部27には三箇所に固定ビス
28が通過可能な固定孔27aが形成されている。
【0025】図3に示すように、給湯配管11を継手1
5に接続する際、給湯配管11内にはインナースリーブ
24が嵌入される。このインナースリーブ24は略円筒
状をなし、その一端側の外周縁にはインナースリーブ2
4の外方へ突出する係合鍔部24aが突設されている。
そして、このインナースリーブ24は給湯配管11の端
部に内挿された状態で、給湯配管11の端部が熱や圧力
等で変形するのを防止するようになっている。
【0026】床板12の上面にはフロア材25が載置固
定され、継手15が固定される位置には床板12を貫通
する挿通孔12a及びフロア材25を貫通する挿通孔2
5aが透設されている。また、図1及び図3に示すよう
に、床板12に継手15が固定された状態において、フ
ロア材25の挿通孔25a及び継手15を被覆するた
め、フロア材25上には金属材料製のワン座29が設け
られる。このワン座29は略碗形に形成され、中央部に
鋼管Pが挿通可能な貫通孔29aが形成されている。
【0027】次に、上記継手15を使用した給湯配管1
1の施工方法について説明する。まず、床板12を設置
し、その床板12の上面にフロア材25を載置固定す
る。続いて、床板12及びフロア材25において継手1
5が固定される位置に挿通孔12a,25aを透設す
る。なお、給湯配管11は床板12側へ立ち上げられた
とき、同給湯配管11の端面が床板12とほぼ同じ位置
となるように切断されている。
【0028】次に、床板12の下側において、図4に示
すように、給湯配管11の端部内にインナースリーブ2
4を嵌入し、係合鍔部24aを給湯配管11の端面に係
合させる。続いて、給湯配管11のインナースリーブ2
4が嵌入された側の端部を継手15の一端側、即ち管接
続部17に差し込み、係合鍔部24aの外面を係止面2
3に当接させる。すると、給湯配管11がロックリング
20に対し移動不能とされ、管接続部17に対して給湯
配管11が抜け止めされ、給湯配管11が継手15にワ
ンタッチで接続される。また、Oリング22により継手
本体18内に挿入された給湯配管11の外周面と継手本
体18の内周面との間はシールされる。
【0029】続いて、図5に二点鎖線に示す位置にある
給湯配管11を、図5に実線に示すように床板12側へ
立ち上げ、継手15の他端側、即ち管接続部16側を挿
通孔12a,25a内へ挿通させ、管接続部16の端面
をフロア材25の上面から突出させる。さらに、図6に
示すように、鍔部27を床板12の下面に当接させ、固
定孔27aから床板12へ固定ビス28を固定して継手
15を床板12の下面に固定する。すると、継手15に
接続された給湯配管11は床板12側へ立ち上げられた
状態に設置される。
【0030】そして、床板12の上側で、鋼管Pにワン
座29を装着した状態で、鋼管Pを管接続部16に螺合
接続し、さらに、ワン座29をフロア材25の上面に取
付ける。すると、ワン座29によりフロア材25に形成
された挿通孔25a及び継手15が被覆される。最後
に、鋼管Pを床板12上の水栓器具(図示せず)に接続
することにより、水栓器具と給湯配管11とが継手15
を介して接続される。
【0031】上記実施形態によれば、以下のような特徴
を得ることができる。 (1)床板12の下側で継手15と給湯配管11とを接
続し、その継手15を床板12の下面に固定することに
より、床板12の下側の作業員一人で給湯配管11を床
板12側へ立ち上げた状態で設置する作業を行うことが
できる。従って、給湯配管11と継手15とを接続する
作業が、床板12の上側と下側の作業員により行われて
いた従来と異なり、給湯配管11を床板12側へ立ち上
げて接続する作業を容易に行うことができる。
【0032】(2)給湯配管11を床板12側へ引き出
し、給湯配管11を曲げながら床板12の下側へ再度戻
す必要が無いため、給湯配管11と継手15とを接続す
る作業の際、給湯配管11に作用する負荷を軽減するこ
とができる。
【0033】(3)継手15の管接続部16側端面はフ
ロア材25の上面より上方へ突出した位置にあるため、
万一、管接続部16から水漏れした場合、漏れ出た水は
フロア材25へ染み込み、水漏れを視認することができ
る。従って、継手本体の他端側と連結配管との接続位置
がフロア材の上面より下側にあり、漏れ出た水が床板に
染み込んでしまう従来と異なり、水漏れの発見の早期化
を図ることができる。
【0034】(4)鍔部27が床板12の下面に固定さ
れ、フロア材25に形成される挿通孔25aの直径は継
手本体18の外径に対応するように透設される。そのた
め、床板12の上面に鍔部を固定するため、その鍔部に
対応する挿通孔がフロア材25に形成されていた従来と
異なり、フロア材25の挿通孔25aの直径を小さくす
ることができ、さらには、使用されるワン座29の直径
も小さくすることができる。従って、継手15の小型化
により材料の節約を図って製造コストを抑えることがで
き、また、フロア材25上におけるワン座29を小さく
することができる。
【0035】(5)管接続部17に給湯配管11を挿入
するのみで、給湯配管11が継手15に対して抜け止め
され、さらに給湯配管11と継手15との間をシールし
た状態で接続される。そのため、給湯配管11と継手1
5との接続作業、ひいては給湯配管11の施工作業の簡
易化を図ることができる。
【0036】(6)床板12上にフロア材25を設置し
た状態で両者を同時に透設して挿通孔12a,25aを
形成することができる。そのため、挿通孔12a,25
aを床板12とフロア材25とに別々に形成していた従
来と異なり、給湯配管11の施工作業の簡易化を図るこ
とができる。
【0037】(7)ワン座29により継手15及びフロ
ア材25の挿通孔25aを被覆して美観の低下を防止す
ることができる。なお、上記実施形態は以下のように変
更してもよい。
【0038】・ 継手15の管接続部16側端面をフロ
ア材25の上面から突出させるように継手15の軸線方
向への長さを設定したが、フロア材25の上面から継手
15の管接続部16側端面が突出しなくてもよく、同じ
高さとなっていてもよい。
【0039】・ 実施形態では、固定ビス28により鍔
部27を床板12に固定したが、鍔部27と床板12と
を接着剤、粘着テープにより接合してもよい。 ・ 実施形態では、鍔部27を継手本体18の周方向全
体に沿って形成したが、鍔部27を継手本体18の外周
面の少なくとも2箇所から外方へ突出するように形成
し、それら鍔部27に固定孔27aを形成してもよい。
即ち、固定ビス28により鍔部27を床板12に固定す
ることができるのであれば、鍔部27の形状、形成され
る位置は任意に変更してもよい。
【0040】・ 実施形態では、継手15を給湯配管1
1を管接続部17に挿入するのみで接続することができ
るワンタッチタイプのものを使用したが、ワンタッチタ
イプ以外の継手15を使用してもよい。例えば、継手本
体と袋ナットよりなる継手を使用してもよい。前記継手
本体内には給湯配管11の端部内に嵌入可能な内筒部が
形成されている。そして、給湯配管11に袋ナットを装
着した状態で、継手本体の内筒部に給湯配管11を外嵌
し、前記袋ナットを継手本体に螺着することにより、袋
ナットと内筒部との間に給湯配管11が挟持され、継手
に給湯配管11が抜け出し不能に接続される。
【0041】・ ワン座29を省略してもよい。 ・ 実施形態では、床板12の上面にフロア材25を設
置したが、フロア材25を省略してもよい。また、連結
配管として鋼管Pに具体化したが、連結配管を合成樹脂
材料製のパイプに変更してもよい。
【0042】・ 実施形態では、配管として給湯配管1
1に具体化したが、配管として給水配管、排水管等に具
体化してもよい。次に上記実施形態及び別例から把握で
きる技術的思想について、それらの効果とともに以下に
追記する。
【0043】(1)前記継手を、同継手の他端面がフロ
ア材の上面より突出するように床板に固定することを特
徴とする請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の配
管の施工方法。このように構成した場合、継手の他端部
から水漏れした場合、漏れ出た水はフロア材の上面へ染
み込み、水漏れを視認することができる。従って、継手
の他端側と配管との接続位置がフロア材の上面より下側
にあり、漏れ出た水が床板に染み込む場合と異なり、水
漏れの発見の早期化を図ることができる。
【0044】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1に記載
の発明によれば、床板の下側に敷設された合成樹脂材料
製の配管を床板側へ立ち上げた状態で設置する作業を容
易に行うことができる。
【0045】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、フロア材に形成される挿通
孔の直径は継手の外径に対応するように透設される。そ
のため、床板の上面に継手の鍔部が固定され、その鍔部
に対応する大きさの挿通孔がフロア材に形成されていた
従来と異なり、フロア材の挿通孔の直径を小さくするこ
とができる。
【0046】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の効果に加え、継手を被覆し
て美観の低下を防止することができる。また、継手の鍔
部は床板の下面に固定されるため、継手の他端側を被覆
することができる大きさのワン座を使用することができ
る。従って、床板の上面に鍔部が固定されていた従来と
異なり、使用されるワン座を小さくすることができる。
【0047】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項3のいずれか一項に記載の発明の効果に加え、
配管と継手との接続作業を容易に行うことができ、配管
の施工作業の簡易化を図ることができる。
【0048】請求項5に記載の発明によれば、床板の下
側に敷設された合成樹脂材料製の配管と接続し、同配管
を床板側へ立ち上げた状態で床板に設置する作業を容易
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯配管を床板側へ立ち上げて設置した状態の
部分断面側面図。
【図2】実施形態の継手を示す半断面図。
【図3】給湯配管の施工に使用される部材を示す分解斜
視図。
【図4】継手に給湯配管を接続した状態を示す半断面
図。
【図5】給湯配管を床板側へ立ち上げて設置する状態の
部分断面側面図。
【図6】ワン座を設置した状態を示す半断面図。
【図7】従来の継手による配管の施工状態を示す部分断
面側面図。
【符号の説明】
P…連結配管としての鋼管、11…配管としての給湯配
管、12…床板、12a…挿通孔、15…継手、18…
継手本体、25…フロア材、25a…挿通孔、27…鍔
部、29…ワン座。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床板の下側に敷設された合成樹脂材料製の
    配管と、前記床板の上側に設けられた連結配管とを継手
    により接続するために、前記床板の下側で配管と継手の
    一端側とを接続し、当該配管を床板側へ立ち上げ、同床
    板に透設された挿通孔に前記継手の他端側を挿通させ、
    当該継手に形成された鍔部を床板の下面に固定すること
    により継手を床板に固定して、配管を床板側へ立ち上げ
    た状態で設置することを特徴とする配管の施工方法。
  2. 【請求項2】前記床板の上面にフロア材を設け、それら
    床板及びフロア材に透設された挿通孔に継手の他端側を
    挿通させて当該継手を床板に固定することを特徴とする
    請求項1に記載の配管の施工方法。
  3. 【請求項3】前記継手を床板に固定した後、継手の他端
    側を被覆するためのワン座を継手の上側から設けること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配管の施工
    方法。
  4. 【請求項4】前記継手は当該継手の一端側に配管をワン
    タッチで接続することができるものである請求項1〜請
    求項3のいずれか一項に記載の配管の施工方法。
  5. 【請求項5】床板の下側に敷設された合成樹脂材料製の
    配管と、床板の上側に設けられた連結配管とを接続する
    ための継手であって、継手本体の一端側には配管が接続
    可能に形成されているとともに、他端側に前記連結配管
    が接続可能に形成され、継手本体の一端側に配管を接続
    し、当該配管を床板側へ立ち上げて同床板に透設された
    挿通孔に前記継手本体の他端側が床板の下側から挿通さ
    れた状態で、床板の下面に当接し、同床板に継手本体を
    固定するための鍔部を備えていることを特徴とする継
    手。
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