JP2003221922A - フリーアクセスフロア用支持脚 - Google Patents

フリーアクセスフロア用支持脚

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JP2003221922A JP2002022367A JP2002022367A JP2003221922A JP 2003221922 A JP2003221922 A JP 2003221922A JP 2002022367 A JP2002022367 A JP 2002022367A JP 2002022367 A JP2002022367 A JP 2002022367A JP 2003221922 A JP2003221922 A JP 2003221922A
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 床スラブの上をフリーアクセスフロア化
する場合に使用してフロアパネルを浮上りを押さえて強
固に支持できる構造を具備していることは勿論、フリー
アクセスフロアの設置に当り当該支持脚の保管や運搬の
スペース性が良好であり、また、用済み後に廃棄する場
合の環境保全を加味したリサイクル性も良好なフリーア
クセスフロア用の支持脚を提供すること。 【解決手段】 4枚のフロアパネルの隅部Pcを突合せ状
態で支持するため平面から見て略十字状をなすように溝
の中央に支持壁4Xa,4Xb,4Ya,4Ybを立設した断面凹状
の支持溝2X,2Yを上面に形成すると共に、下面側にベー
ス部材7と結合するための係止片5X,5Yを突出させた合
成樹脂製のパネル支持部材1と、該支持部材1がその係
止片5X,5Yを係止穴9X,9Yに嵌入して上面に載置結合さ
れるように形成した伏せた状態の略皿状をなす金属製の
ベース部材7とから成り、前記パネルの隅部Pcを、前記
支持部材1の支持溝2X,2Yに、該溝2X,2Yの側壁と支持
壁4Xa,4Xb,4Ya,4Ybの間に挟持させた状態で支持する
ようにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、既存のビル
などの建物の床に、後からフリーアクセスフロアを設置
する場合において好適な当該フロア用の支持脚に関す
る。
【0002】
【従来の技術】フリーアクセスフロアは、建物の床の上
にフロア用パネルを敷設して二重床構造に形成し、該二
重床が形成する空間に電源用や通信用のケーブルなどを
自由に引き回したり、空調用の配管を敷設したりするこ
とができるところから、新築されるビルの床の殆んどは
フリーアクセスフロア仕様であるが、建築時期が古い建
物では床スラブを後からフリーアクセスフロア仕様にリ
ニューアルすることが多い。
【0003】床スラブ上にフリーアクセスフロア用のパ
ネルを敷設する場合、フロアパネルを床スラブから浮か
せて設けることによってパネル面から天井までの高さが
出来るだけ小さくならないように、高さが低目の支持脚
を用いることが多く、また、このための低目の支持脚と
して、特許第2778538号、特許第2842258
号、特許第303511号、特開2000−54606
号など数多くの発明が提案され、実用に供されているも
のも多い。
【0004】しかし、上記の提案されているフリーアク
セスフロア用の支持脚は、それぞれの課題を解決するこ
とができる構成を具備したものではあるが、未だ解決す
べき問題点も残っている。即ち、これらの支持脚が用を
終えて廃棄される場合の環境保全を考慮したリサイクル
性、或は、運搬,保管時のスペース性などについては、
特に検討されたと評価できる構成を具備したものは見当
らない。また、この種の支持脚は高さ調節機構を省略し
た簡易な構造の載置タイプのものが殆んどであるため、
支持するパネル隅部の浮上り防止策も、パネル隅部を強
く挟持することが精々であり、従って、床スラブに不陸
等がある場合には、支持したパネルの隅部が浮上ってし
まうこともまま見られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
フリーアクセスフロア用支持脚の現状に鑑み、床スラブ
の上をフリーアクセスフロア化する場合に使用してフロ
アパネルを浮上りを押さえて強固に支持できる構造を具
備していることは勿論、フリーアクセスフロアの設置に
当り当該支持脚の保管や運搬のスペース性が良好であ
り、また、用済み後に廃棄する場合の環境保全を加味し
たリサイクル性も良好なフリーアクセスフロア用の支持
脚を提供することを、その課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明フリーアクセスフロア用支
持脚の構成は、4枚のフロアパネルの隅部を突合せ状態
で支持するため平面から見て略十字状をなすように溝の
中央に支持壁を立設した断面凹状の支持溝を上面に形成
すると共に、下面側にベース部材と結合するための係止
片を突出させた合成樹脂製のパネル支持部材と、該支持
部材がその係止片を係止穴に嵌入して上面に載置結合さ
れるように形成した伏せた状態の略皿状をなす金属製の
ベース部材とから成り、前記パネルの隅部を、前記支持
部材の支持溝に、該溝の側壁と支持壁の間に挟持させた
状態で支持するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0007】本発明支持脚では、支持溝と支持壁に隅部
が支持されたパネルは、皿ネジによって各パネルの隅部
を上面から押え、前記支持部材とベース部材とに緊締さ
れるようにすることにより、支持したパネルの隅部が支
持脚から浮上らないようにすることができる。また、本
発明支持脚は、そのパネル支持部材とベース部材とは、
ベース部材の高さと内径を、パネル支持部材の高さと外
径よりも大き目に形成することにより、組立て状態でス
タッキングすることが可能になり、その運搬,保管にお
けるスペース効率を高くできる。更に、パネル支持部材
も、各係止片を、支持溝に収まる幅を有すると共に、対
面する一組の係止片を一線上にある支持壁の両外側面を
挟むことができる位置に形成したので、それ同士をスタ
ッキングでき、ベース部材もまた外形が皿状ゆえに同様
にスタッキングでき、従って、部品状態での運搬,保管
におけるスペース効率も良好である。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明支持脚の実施の形態例
について図に拠りつつ説明するが、この説明に先立ち、
図面について説明する。図1は本発明支持脚の一例の構
造とフリーアクセスフロア用パネルの隅部との関係を説
明するため支持脚を分解状態にしてその一部を断面にし
た正面図、図2は図1の本発明支持脚に用いたパネル支
持部材の平面図、図3は図2のA矢視正面図、図4は図
2のa−a′矢視断面図、図5は図2のb−b′矢視断面
図、図6は図1の本発明支持脚に用いたベース部材の平
面図、図7は図6のA矢視正面図、図8は図6のa−
a′矢視断面図、図9は図6のb−b′矢視断面図、図10
は図1の支持脚を組立てた状態の左半を断面にした正面
図、図11は本発明支持脚により支持してフリーアクセス
フロアを構成する正方形のフロア用パネルの平面図、図
12は図11のパネルの正面図、図13は長方形のフロア用パ
ネルの平面図、図14は図13のパネルの正面図、図15は、
図11,図13のパネルにおける一つの隅部の拡大平面図、
図16は図13のパネルの長辺の中間部に形成した本発明支
持脚の装着部、図17は図15,図16におけるA−A′矢視
断面図、図18は図11〜図14のパネルに形成したビードの
断面図、図19は本発明支持脚の使用状態を例示した要部
の平面図、図20はフロアパネルの隅部と支持部材とベー
ス部材とを皿ネジで一体的に締結した状態の正断面図、
図21は本発明支持脚におけるパネル支持部材同士をスタ
ッキングした状態の正断面図、図22は本発明支持脚同士
をスタッキングした状態の正断面図である。
【0009】図1〜図5、並びに、図10において、1は
4枚のパネルPの隅部Pcを突合せ状態で集合させたと
き、各パネルPの平面90度をなす隅部Pcを集合した突合
せ状態で支持するため、合成樹脂材を成形加工して形成
したパネル支持部材である。この合成樹脂材は、用済み
後の処理において環境保全性が高く、しかも再利用が可
能な合成樹脂、例えばポリプロピレンを使用する。
【0010】上記のパネル支持部材1は、図示した例で
は平面から見て円形をなし、その上面に平面から見て略
十字状に配置された断面略凹状の支持溝2X,2Yが形成さ
れていると共に、周縁に下向きの立壁3を具備して、そ
の基本形態が形成されている。この支持部材1の平面形
状は、例示した円形に限られず四角形等の多角形であっ
てもよい。
【0011】上記支持溝2X,2Yは、それぞれ溝幅の略中
央部に立壁状の支持壁4Xa,4Xb、4Ya,4Ybを具備すると
共に、各支持壁4Xa〜4Ybに隣り合う外周側に、それぞれ
下向きに垂下した形態の爪状をなす4本の係止片5X,5Y
を具備して形成されている。前記構成において、各支持
壁4Xa〜4Ybは、下部に向けて肉厚が漸増するテーパ状断
面に形成されている。また、各係止片5X,5Yは、この支
持部材1の底壁に穴1aを設けて各係止片5X,5Yと前記底
壁との接合線が縦向きになるように形成すると共に、各
支持片5X,5Yにそれらの内,外面に対し弾撥的に傾斜可
能な弾性を付与し、かつ、各係止片5X,5Yの外面の中間
部に係止用段部5aを設けて形成されている。更に、上記
支持溝2X,2Yの交点2XYの中心には、後述する皿ビスの
ためのマーカとなる小さな窪み6が形成されている。
【0012】上記構成を具備したパネル支持部材1を上
部に載架して当該部材1に結合的に支持されるベース部
材7は、図6〜図9、並びに、図10に例示したように、
次の構成を具備して形成されているので、以下に説明す
る。なお、本発明におけるベース部材7は、用済み後廃
棄における環境保全性やリサイクル性、或は、この部材
7に要請される強度並びにそのための形状,構造による
加工性に鑑み、金属材をプレス加工やダイキャスト加工
によって形成したものであることが望ましい。
【0013】上記のベース部材7は、概ね皿乃至は椀を
伏せたような形態で、その上面7aは上記支持部材1の立
壁3の下端周縁の内面に形成した結合縁3aに合致する外
径,形状の上部縁8aを有し、この縁8aから外側に拡がり
つつ垂下する傾斜を与えた立壁状の周壁8が一体に形成
され、該周壁8の下端にそれと一体の水平なフランジ部
8bを有した基本形態に形成されている。8cはフランジ部
8bに等ピッチで4個明けられた位置決め用の穴、8dは各
穴8cの中間に刻印等により形成した位置決め用のマーク
である。ここで、ベース部材7の周壁8がなす平面形状
は、上記のパネル支持部材1の平面形状に対応したもの
である。即ち、前記支持部材1が円形であれば周壁8が
なす平面形状も円形であり、前記支持部材1が多角形で
あれば周壁がなす平面形状も同様の多角形である。
【0014】上記ベース部材7の上面7aには、その上に
載置されるパネル支持部材1の4つの係止片5X,5Yが挿
入され、各係止片5X,5Yの外面に形成した段部5aにおい
て当該各係止片5X,5Yを係止する4個の係止穴9X,9Y
が、上記4個の係止片5X,5Yに対応して形成されている
と共に、各係止穴9Xと9Yの中間に位置した外周側に、載
置されるパネル支持部材1における立壁3の内周面に当
接される4個のずれ止め用の舌片10が立設されている。
ここで、前記係止穴9X,9Yの周囲は、各係止片5X,5Yを
前記穴9X,9Yに入れ易くするために下面側に向けて凹状
に窪ませた凹陥部9aに形成されている。また、ベース部
材7の上面7aの中心には、前記支持部材1の中心に形成
したマーカになる窪み6に対応してビス穴11が設けられ
ており、以上の上面7aからビス穴11までの構成によりベ
ース部材7が形成されている。
【0015】上記の構成を具備したパネル支持部材1と
この部材1を上部に載置するベース部材7とは、パネル
支持部材1の下面に突設された4個の係止片5X,5Yを、
ベース部材7の上面7aに前記各係止片5X,5Y対応して形
成された周囲に凹陥部9aを有する4個の係止穴9X,9Yに
挿入してやると、各係止片5X,5Yは、その先端が各穴9
X,9Yの周囲の凹陥部9aに案内されて確実に対応する各
穴9X,9Yに入ると共に、各係止片5X,5Yの係合用の各段
部5aが各係止穴9X,9Y縁部を通過するとき、各係止片5
X,5Yはその弾性によって撓みつつ通過し、各係止穴9
X,9Yの裏面に前記段部5aが弾撥的に係止される。これ
により前記支持部材1はベース部材7の上に載った形態
になって両部材1,7が結合一体化される。この結合
時、ベース部材7の上面7aに設けた4個の舌片10は、そ
の外面が等間隔で支持部材1の立壁3の内周面に当接さ
れるので、パネル支持部材1とベース部材7とは、水平
方向,垂直方向、並びに、中心の垂直軸回りに相対的に
ズレることなく強固に一体化されたフリーアクセスフロ
ア用の支持脚Ls(図10参照)に形成されるのである。こ
こで、合成樹脂製のパネル支持部材1は、その係止片5
X,5Yが不測の原因によって欠落したり破損されること
があっても、ベース部材7の上面に設けた舌片10がこの
パネル支持部材1の立壁3をその内周面において支持し
ているので、当該支持部材1がベース部材7の上面から
滑り落ちてパネルの支持ができなくなるといった事態に
はならない。
【0016】上記のように形成された本発明支持脚Ls
は、図11〜図18により説明する構成のフロア用パネルP
1,P2を図19に例示するような平面形態で支持してフリ
ーアクセスフロアを形成するので、以下にパネルP1,P2
の例について説明する。
【0017】図11〜図18において、P1,P2は、本発明支
持脚Lsに支持させてフリーアクセスフロアを形成するた
めのフロア用のパネルで、パネルP1は平面から見て正方
形、パネルP2は平面から見て前記パネルP1の一辺を短辺
とする長方形である。本発明支持脚Lsは、必ず上記2種
類のパネルP1とP2を支持しなければならない訳ではな
く、敷設場所の平面形状などによっては、いずれか一方
だけのパネルP1又はP2のみを支持するために使用される
こともあり得る。
【0018】図示した上記パネルP1,P2は、例えば厚さ
2〜3mm程度の鋼板をプレス加工して形成したものであ
り、パネルP1,P2の周囲にはそれらの上面12に対して略
90度曲げて垂下させられた立壁13が形成されている。こ
の立壁13の高さは、パネルP1,P2全体の立壁13を含む厚
さを抑える趣旨で15mm程度に整えてあるが、立壁13の高
さをどの程度にするかは任意である。また、パネルP1,
P2の材質や加工法も、上記例は一例であって、本発明支
持脚Lsが支持できるフリーアクセスフロア用パネルは、
上記例のパネルP1,P2に限られるものではない。
【0019】上記パネルP1,P2のパネル立壁13は、各パ
ネルP1,P2の四つの隅部Pcにおけるコーナーには形成さ
れていない(図12,図14,図15参照)。これは各パネル
P1,P2における隅部Pcのコーナー上面12のみを、本発明
支持脚Lsに装着するための約45度の下り勾配面Dfに形成
するためである。この勾配面Dfは、長方形のパネルP2に
おいては、長辺の中間に位置する上面12の縁に平面から
見て略半円状に凹陥形成した支持脚Lsの装着部12aにも
形成されている。
【0020】14は上記パネルP1,P2の少なくとも一辺に
パネル内部側へ逆台形状に凹陥するように形成した配線
取出凹部、15は上記パネルP1,P2の上面12に形成した浅
い凹溝により平面三角形状を呈する補強用ビードであ
り、以上の構成を以て本発明支持脚Lsに支持されるフロ
ア用パネルP1,P2の一例を形成する。なお、配線取出凹
部14は2辺以上に設けてもよく、また、補強用ビード5
のパターンも、配線取出凹部14によるパネルP1又はP2の
強度低下を補完できるものであれば、図示した平面三角
形状以外であってもよい。
【0021】上記のフロア用パネルP1,P2は、床スラブ
Fの上に規則的に配置される本発明支持脚Lsによって各
パネルP1,P2の少なくとも四隅Pcの部位の立壁13が下か
ら支えられることにより、当該パネルP1,P2と床スラブ
Fとの間に配線用などに供される二重床空間を形成す
る。即ち、前記パネルP1又はP2の4枚を、それらの隅部
Pc突合せ集合した部分、或は、2枚のパネルP1又はP2の
隅部Pcの突合せ集合部分、若しくは、1枚のパネルP1又
はP2における前記以外の隅部Pcの立壁13を、パネル支持
部材1における支持溝2X,2Yに挿入して該溝2X,2Yの各
側壁と各支持壁4xa〜4Ybに挟持させた状態で支持させて
フリーアクセスフロアを形成するのである。
【0022】各パネルP1又はP2の隅部Pcの支持において
は、各隅部Pcの立壁13が、支持溝2X,2Yの各側壁面と各
支持壁4Xa〜4Ybの間に挟持され、かつ、各支持壁4Xa〜4
Ybが下方に肉厚のテーパ状であること、及び、前記各パ
ネルP1又はP2には、その上面12から荷重がかかることと
が相俟って、各パネルP1又はP2の隅部Pcがより強固に本
発明支持脚Lsのパネル支持部材1に結合的に支持される
こととなる。
【0023】これに加え、本発明支持脚Lsの中心部に集
合する各パネルP1又はP2の隅部Pcにおけるコーナーの下
り勾配面Dfは、図20に示すように、パネル支持部材1の
中心の窪み6の真上に位置するので、その窪み6にタッ
ピング用の皿ネジ16を当てがってねじ込むと、そのネジ
12はベース部材7のネジ穴11に螺合してこのネジ16の皿
状頭部16aの下面が各勾配面Dfを上面から押圧すること
になり、これによって各パネルP1又はP2の隅部Pcは、上
記の支持溝2X,2Yと支持壁4Xa〜4Ybによる上記の挟持作
用と相俟って、強固に本発明支持脚Lsに結合支持される
こととなる。なお、皿ネジ16に図20のものより長いネジ
(図示せず)を使用して、各パネルP1又はP2の隅部Pcを
本発明支持脚Lsを介して床スラブFに固定するようにし
てもよい。
【0024】上記のような各パネルP1又はP2に対する支
持特性並びに結合特性を有する本発明支持脚Lsは、その
構成によって図21に例示するように、パネル支持部材1
同士をスタッキングしたり、図22に例示するように本発
明支持脚Ls同士をスタッキングして、本発明支持脚Lsの
部品又は完成品の状態でスペース効率のよい取扱いをす
ることができる。ここでは図示していないが、ベース部
材7同士も上記と同様の趣旨でスタッキングすることが
できる。
【0025】即ち、パネル支持部材1同士のスタッキン
グは、上位の支持部材1の4個の係止片5X,5Yが下位の
支持部材1の支持溝2X,2Yに丁度収まるのみならず、互
に対面した4個の係止片5X,5Yの内面が各支持溝2X,2Y
に立設された各支持壁4Xa〜4Ybをそれらの外周側から挟
持するので、図21に示すように、各支持部材1の間に無
駄な空間を形成することなく積層スタックできるのみな
らず、スタッキングした支持部材1の層が崩落すること
もなく、従って、取扱い上きわめて好都合である。
【0026】また、パネル支持部材1とベース部材7と
を結合一体化して組立てた本発明支持脚Ls同士のスタッ
キングにおいても、図22に示すように、下位のパネル支
持部材1は上位のベース部材7の内側に殆んど無駄なス
ペースを形成することなく収まり、しかも、前述したよ
うに、4個の係止片5X,5Yの内面が各支持溝2X,2Yに設
けられている各支持壁4Xa〜4Ybを外周側から挟持するの
で、スペース効率が良好であるのみならず、積層状態で
それが崩れ難い安定なスタッキングを実現できるのであ
る。
【0027】更に、組立てられていた支持脚Lsを、パネ
ル支持部材1とベース部材7とに分離するには、対向す
る少なくとも2本の係止片5X,5X(又は5Y,5Y)を手で
掴んでその係止穴9X,9X(又は9Y,9Y)から離脱するよ
うに押上げると、残りの係止片5Y,5Y(又は5X,5X)も
その弾性によって係止穴9Y,9Y(又は9X,9X)から容易
に離脱させることができるので、本発明支持脚Lsは組立
性のみならず、分解性においても取扱い易く、従って、
支持部材1とベース部材7の構成部材の分別廃棄やリサ
イクルが便利になる。
【0028】
【発明の効果】本発明支持脚は以上の通りであって、床
スラブの上をフリーアクセスフロア化する場合に使用し
てフロアパネルを強固に支持できる構造を具備し、フリ
ーアクセスフロアの設置に当り当該支持脚の保管や運搬
のスペース性が良好であり、また、用済み後の廃棄にお
けるリサイクル性も良好なフリーアクセスフロア用の支
持脚を提供するために、その支持脚を、4枚のフロアパ
ネルの隅部を突合せ状態で支持するため平面から見て略
十字状をなすように溝の中央に支持壁を立設した断面凹
状の支持溝を上面に形成すると共に、下面にベース部材
との係止片を突設した合成樹脂製のパネル支持部材と、
該支持部材をその係止片を係止穴に嵌入して上面に載置
固定するように形成した伏せた状態の略皿状をなす金属
製のベース部材とから成り、前記パネルの隅部を、前記
支持部材の支持溝に、該溝の側壁と支持壁の間に挟持さ
せた状態で支持するように形成したので、フリーアクセ
スフロア用のパネルを強固に支持することができる。特
に、皿ネジを用いて支持する各パネルの隅部を上面から
押え込んでパネル支持部材に緊締取付けした場合には、
不陸や偏荷重によってパネルの隅部が支持脚から浮き上
る事態を未然に防ぐことができる。
【0029】また、上記支持脚は、それを構成するパネ
ル支持部材とベース部材とを本発明支持脚に組立てた状
態でスタッキングすることができるので、その運搬,保
管におけるスペース効率が高いのみならず、パネル支持
部材とベース部材も、夫々にそれら同士をスタッキング
できるので、部品状態での運搬,保管におけるスペース
効率も良好であるという効果がある。
【0030】更に、本発明支持脚は、構造が複雑なパネ
ル支持部材を、金属製パネルとの衝接音が響かないとい
う長所を持つ再利用可能な合成樹脂製とし、構造が簡潔
なベース部材を強度に優れている金属製とする2ピース
構造にしたので、合成樹脂の成形技術と金属加工技術の
長所を活かしつつフリーアクセスフロア用の支持脚を合
理的かつ低コストで製造することが可能になり、また、
2ピース構造であっても用済み後はいずれの部材もリサ
イクル可能であるから、この面でも従来品にない利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明支持脚の一例の構造とフリーアクセスフ
ロア用パネルの隅部との関係を説明するため支持脚を分
解状態にしてその一部を断面にした正面図。
【図2】図1の本発明支持脚に用いたパネル支持部材の
平面図。
【図3】図2のA矢視正面図。
【図4】図2のa−a′矢視断面図。
【図5】図2のb−b′矢視断面図。
【図6】図1の本発明支持脚に用いたベース部材の平面
図。
【図7】図6のA矢視正面図。
【図8】図6のa−a′矢視断面図。
【図9】図6のb−b′矢視断面図。
【図10】図1の支持脚を組立てた状態の左半を断面にし
た正面図。
【図11】本発明支持脚により支持してフリーアクセスフ
ロアを構成する正方形のフロア用パネルの平面図。
【図12】図11のパネルの正面図。
【図13】長方形のフロア用パネルの平面図。
【図14】図13のパネルの正面図。
【図15】図11,図13のパネルにおける一つの隅部の拡大
平面図。
【図16】図13のパネルの長辺の中間部に形成した本発明
支持脚の装着部。
【図17】図15,図16におけるA−A′矢視断面図。
【図18】図11〜図14のパネルに形成したビードの断面
図。
【図19】本発明支持脚の使用状態を例示した要部の平面
図。
【図20】フロアパネルの隅部と支持部材とベース部材と
を皿ネジで一体的に締結した状態の正断面図。
【図21】本発明支持脚におけるパネル支持部材同士をス
タッキングした状態の正断面図。
【図22】本発明支持脚同士をスタッキングした状態の正
断面図。
【符号の説明】
Ls 支持脚 1 パネル支持部材 2X,2Y 支持溝 3 立壁 4Xa,4Xb,4Ya,4Yb 立壁状の支持壁 5a 係止用段部 5X,5Y 係止片 6 窪み 7 ベース部材 8 立壁状の周壁 9X,9Y 係止穴 10 ずれ止め用の舌片 11 ビス穴 16 皿ネジ P1,P2 フリーアクセスフロア用のパネル Pc パネルの隅部 Df 下り勾配面 F 床スラブ
フロントページの続き (72)発明者 仲田 敬一 茨城県岩井市大字鵠戸423番地の1 株式 会社イトーキ東光製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4枚のフロアパネルの隅部を突合せ状態
    で支持するため平面から見て略十字状をなすように溝の
    中央に支持壁を立設した断面凹状の支持溝を上面に形成
    すると共に、下面側にベース部材と結合するための係止
    片を突出させた合成樹脂製のパネル支持部材と、該支持
    部材がその係止片を係止穴に嵌入して上面に載置結合さ
    れるように形成した伏せた状態の略皿状をなす金属製の
    ベース部材とから成り、前記パネルの隅部を、前記支持
    部材の支持溝に、該溝の側壁と支持壁の間に挟持させた
    状態で支持するようにしたことを特徴とするフリーアク
    セスフロア用支持脚。
  2. 【請求項2】 支持溝と支持壁に隅部が支持されるパネ
    ルは、皿ネジによって各パネル隅部を上面から押えて前
    記支持部材とベース部材の中心部に緊締されるようにし
    た請求項1のフリーアクセスフロア用支持脚。
  3. 【請求項3】 支持脚は、パネル支持部材とベース部材
    とを組立て状態でスタッキングするため、ベース部材の
    高さと内径を、パネル支持部材の高さと外径よりも大き
    目に形成した請求項1又は2のフリーアクセスフロア用
    支持脚。
  4. 【請求項4】 パネル支持部材は、それ同士でスタッキ
    ングするため、各係止片を、支持溝に収まる幅を有する
    と共に、対面する一組の係止片を一線上にある支持壁の
    両外側面を挟むことができる位置に形成した請求項1〜
    3のいずれかのフリーアクセスフロア用支持脚。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008144570A (ja) * 2006-11-13 2008-06-26 Itoki Corp 二重床パネルの支持脚とこの支持脚を用いた床パネルの施工方法
JP2008303553A (ja) * 2007-06-05 2008-12-18 Hitachi Metals Techno Ltd フリーアクセスフロア用支持台

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