JP2003221818A - 護岸材料 - Google Patents
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Abstract
に抑えることのでき、更に土壌の浸食や土砂の流出を確
実に防ぐと共に、敷設の容易性や確実性を向上させた護
岸材料、及び護岸工法の提供。 【解決手段】乾燥植物を用いて形成された柱状部と、当
該柱状部の長さ方向両側に設けられた結合部とを備えて
おり、結合部は、長さ方向に隣り合う他の護岸材料の連
結部と繋がり、隣り合う護岸材料の長さ方向端面同士を
密着させる護岸材料とする。
Description
の水際における土砂流出を阻止するために施設される護
岸材料及び護岸工法に関し、特に乾燥植物を用いて形成
された護岸材料、及びこれを用いた護岸工法に関する。
ては、土壌の浸食や土砂の流出を防ぐことを目的として
護岸工事が行われている。従来、この護岸工事には、予
め所定の形状に形成されたコンクリートブロックを複
数、規則的に敷設することにより行われている。
料としてコンクリートブロックを用いた場合、その材質
に起因して自然な景観を作り出すことが困難であり、近
年の緑化推進の風潮に沿わないものとなっている。また
使用されるブロックは、予め所定の形状に形成されてお
り、自在に変形し得ない硬質体であることから、その場
で任意に曲線形状を作り出すことができず、柔らかい水
辺の景観を作り出すのが難しいものとなっている。更に
コンクリートブロックは、相当な重量を有することから
輸送コストが嵩んだり、敷設の困難性から施工コストが
嵩んだりするものとなっている。
ねる方法も行われているが、護岸材料として使用される
土嚢は、相当な重量を有する多数の土嚢を正確に積み重
ねる必要があり、施工乃至敷設に多大な労力を必要と
し、また袋が破けてしまった場合には、内容物である土
砂などが流出してしまい、護岸の機能を果たし得ないと
の欠点を有している。
し且つ緑化を推進するとの観点から、また二次的には植
物や微生物等の相互作用によって有機塩類の吸収・分解
を促進し、水質浄化の促進の観点から、護岸材料として
植生基盤材が普及してきており、この植生基盤材として
は、乾燥植物を用いて形成されたものが提供されてい
る。このように、乾燥植物を用いて形成された護岸材料
を用いることにより、いち早く自然な景観を作り出すこ
とができ、また任意に曲線形状を作り出せることから、
柔らかい水辺の景観を作り出すことができるものとなっ
ている。
植物を用いて形成された護岸材料は、専ら、乾燥植物を
用いている事に重点を置いているもの、植物の種子を内
包し、より早く自然の景観を作り出せることに重点を置
いているもの(例えば、特開2000−265440号
公報)、或いは炭などを内包して水の浄化を促進させた
もの等だけであり、土壌の浸食や土砂の流出を確実に防
ぐと共に、敷設の容易性や確実性を向上させたものは未
だ提供されていないのが実情である。
料は、乾燥植物を円柱状に成型しただけの形態であっ
て、これは長さ方向に複数連ねて使用されるものであ
り、護岸材料同士を長さ方向に連ねるに際しては、単に
護岸材料を連ねて配置して、これを杭等で固定するか、
あるいは杭に結びつけることにより行われている。しか
し、このように護岸材料を敷設した場合には、敷設直後
又は一定期間経過後において、護岸材料同士の間や、護
岸材料とこれを固定する杭との間に隙間が生じてしま
い、結局、その隙間から土壌が浸食されたり、土砂が流
出したりすることになってしまう。
く、隣り合う護岸材料同士を、十分な強度を有するロー
プなどで縫合することも提案されている。しかし、実際
の工事現場で護岸材料同士を縫合すること自体、現場の
作業員に周知方が図られなかったり、この縫合が相当に
面倒であり、煩わしい故に作業者に受け入れられなかっ
たりして、全ての工事現場において、護岸材料同士を縫
合することが徹底されてはいないのが実情である。
記従来技術に鑑みて、より自然環境に近い状態で水辺を
安定させることができ、また施工や敷設が容易で、且つ
材料費や施工費をより安価に抑えることのできる護岸材
料であって、更に土壌の浸食や土砂の流出を確実に防ぐ
と共に、敷設の容易性や確実性を向上させた護岸材料、
及び護岸工法の提供を課題とする。
は、河岸、湖岸及び海岸などの水際における土壌の浸食
や土砂の流出を防ぐための護岸工事に使用される護岸材
料であって、全体形状が略柱状であり、複数の護岸材料
を長さ方向に繋げるための連結部を備え、連結部は、隣
り合う護岸材料の長さ方向端面同士を密着させる構造に
形成されている護岸材料とするものである。
砂流出を阻止するために施設される護岸材料であって、
乾燥植物を用いて形成された柱状部と、当該柱状部の長
さ方向両側に設けられた結合部とを備えており、結合部
は、長さ方向に隣り合う他の護岸材料の連結部と繋が
り、隣り合う護岸材料の長さ方向端面同士を密着させる
ことを特徴とする護岸材料である。
数の護岸材料を長さ方向に繋げるに際して、その連結作
業を容易且つ確実に行うことができる。そしてこの連結
部を、複数の護岸材料を長さ方向に連結するに際し、隣
り合う護岸材料の長さ方向端面同士を密着させる構造と
することにより、長期に亘り土壌の浸食や土砂の流出を
確実に防ぐことができる。
段、例えば紐体、ファスナー・フックその他の留め具等
を使用する事ができるが、乾燥植物体を用いて形成する
ことができ、誰でも連結を行えることから、紐体を用い
るものであることが望ましい。そして、隣り合う護岸材
料の長さ方向端面同士を密着させる結合部とするには、
長さ方向端面同士に連結部を形成することも考えられな
くはないが、この場合、隣り合う護岸材料の端面同士を
密着させる為に、連結部の設計や連結工程を緻密に行わ
なければならないものとなることから、当該連結部は、
護岸材料の長さ方向に沿う側面に形成することが望まし
い。即ち、結合部を護岸材料の長さ方向両側の側面に形
成すれば、隣り合う護岸材料の端面同士を密着させた状
態とし、それから側面において護岸材料同士を連結する
ことができる。この為、連結作業を容易に行うことがで
き、更に隣り合う護岸材料における端面同士の密着を確
実に維持することができる。
れか一方側に存在する結合部が、長さ方向の他方側に存
在する結合部と繋がる結合部を含んでいる事が必要であ
る。かかる連結部としては、例えば乾燥植物を用いて形
成された紐体と、この紐体を繋ぐ乾燥植物を用いて形成
されたループ体とからなるものとして形成することがで
きる。連結部をこのように形成した場合、隣り合う護岸
材料の内、一方の護岸材料に形成されたループ体に、他
方の護岸材料に形成された紐体を通して結べば、両護岸
材料を一体状に繋げることができる。この際、護岸材料
の長さ方向の何れか一方にループ体を設け、他方に紐体
を設ける他、護岸材料の長さ方向の両側にループ体と紐
体とを設けることもできる。両側にループ体と紐体とを
設けた場合、護岸材料を繋げるに際して方向性が無くな
ることから、敷設作業に際して、特に好ましいものとな
る。
側の側面であって、長さ方向に連結する護岸材料が、連
結部において曲折することのない所要箇所に設けられて
いることが望ましい。例えば、柱状部を円柱状に形成し
た場合には、結合部は柱状部周面における軸方向側の周
面に、それぞれ3つ以上、望ましくは4つ以上、特に望
ましくは8つ以上、柱状部周面に均等に配置することが
望ましく、また柱状部を四角柱状に形成した場合には、
長さ方向の両側に、各側面毎に1つ(即ち、側面の周り
方向に合計4つ)の連結部を設けることが望ましい。
通するようにして一体化する他、柱状部が後述のメッシ
ュ部分を備える場合には、このメッシュ部分に設けるこ
ともできる。特に後述のメッシュ部分に結合部を設ける
ことにより、当該結合部の取付を容易に行うことがで
き、また取り付けた結合部は柱状部分から脱離しにくい
ものとなり望ましい態様となる。
形状(即ち、柱状)に形成される必要があるが、大凡柱
状であれば如何なる形状とすることもできる。従って、
この柱状部は、三角柱、四角柱など各種角柱形状、円柱
状等の他、俵形状などに形成することも当然に可能であ
る。但し、製造容易性を考慮すれば円柱状であることが
望ましい。柱状部を円柱状に形成する場合、その直径
は、例えば10〜70cmの範囲内において規格化した
数種類のものとすることもできる。そしてこの柱状部
は、乾燥植物を柱状に形成してなる本体部分のみで形成
する他、更にこの本体部分の長さ方向側面を覆うメッシ
ュ部分を伴って形成することができる。
または収束して形成したり、乾燥植物をマット状にして
からこれを巻いて長尺状にし、圧縮成形または収束して
形成することができる。乾燥植物をマット状に成型して
から筒状に巻回して本体部分を形成した場合には、これ
を構成する植物体の茎、果実、葉又は根等が互いに絡み
合い、長期の使用であっても破損しにくいものとなる。
乾燥植物を圧縮成形または収束する際、この圧縮の程度
は、必要とされる透水性や強度を調整する為の要素とな
り得るものであり、依って、当該護岸材料の敷設個所に
於ける流水量などの環境条件との関係で適宜調整するこ
とができる。また収束とは、圧縮の有無を問わず乾燥植
物を束ねることである。一般には圧縮して形成される
が、十分な透水性を確保する等の理由から圧縮を行わな
い場合も考えられる。
又は巻き回したロープを用いて形成することができる。
本体部分が十分に初期の形態を維持できるものである場
合、即ち乾燥植物の流出を避けることができる場合に
は、このようなメッシュ部分を用いないで形成すること
もできるが、本体部分を構成する乾燥植物が解体する虞
をなくして、水辺における土壌の安定化を確実なものと
するためには、本体部分の長さ方向に沿う側面はメッシ
ュ部分(即ち、乾燥植物を用いて形成されたネット又は
巻き回したロープ)で覆われていることが望ましい。ま
たこのメッシュ部分は、護岸材料として設置した際に、
土砂の流出に対する応力を負担するものとして機能する
ことができる。
状部における長さ方向に沿う側面がメッシュ部分(即
ち、乾燥植物を用いて形成されたネット又は巻き回した
ロープ)で覆われていることが望ましい。
ては、植物体の茎、果実、葉、根等から成るものを使用
できる。特に、比較的長い紐状の乾燥植物を用いて形成
されることが望ましく、例えばココヤシ繊維やジュー
ト、或いはこれらと近似した特性を発揮し得る植物体が
使用される事が望ましい。このように乾燥植物を用いて
形成した場合には、河岸や湖岸等の水辺が緑化する約1
〜3年後には土中の微生物などによって分解されること
から景観を害することはなく、生態系に悪影響を及ぼす
こともない。また乾燥植物は微生物などによって分解さ
れて堆肥となる為、水辺の緑化を促進させて、より早い
土壌の安定を期待することができる。依って、本発明に
係る護岸材料は、全て乾燥植物を用いて形成されること
が望ましい。
内に植生植物の種子や炭などを内包させることもでき
る。
て、以下に示す護岸工法を提供する。
砂流出を阻止するための護岸工法であって、燥植物体を
用いて形成された柱状で、その長さ方向両側に結合部を
備える護岸材料を複数用いてなり、長さ方向に隣り合う
護岸材料の結合部同士を連結することで、護岸材料の端
面同士を密着させて繋げることを特徴とする護岸工法で
ある。この護岸材料としては、前記本発明に係る護岸材
料を使用することができる。
杭や重石等により所定の位置に固定することができる。
づき、本発明の護岸材料1及び護岸方法を説明する。図
1は、本発明に係る護岸材料1の実施態様を示す斜視図
であり、図2は結合部3の他の態様を示す要部拡大図で
あり、図3は図1に示す護岸材料1を敷設した状態を示
す略図である。
つの護岸材料1を示しており、(b)はこれを連結、一
体化した状態を示している。この図1(a)に示してい
る護岸材料1は、全体略円柱状に形成されており、これ
は乾燥植物を用いて円柱状に形成された柱状部2と、そ
の軸方向両側の側面(周面)に設けられた乾燥植物から
なる結合部3とで形成されている。
なる本体部分21と、この本体部分21の周面を含んで全体
を包囲する乾燥植物から成るメッシュ部分22とで形成さ
れている。特に本体部分21は高圧縮して形成されてお
り、その結果、敷設後においても水流で解体しにくく、
より確実に土壌の安定化を図ることができる。特にこの
実施の形態に示す本体部分21は、乾燥植物をそのまま高
圧縮して形成している。但し、この本体部分21は、マッ
トレス状に形成したものを円柱状に巻いて、これを圧縮
して形成することもできる。またメッシュ部分22は圧縮
された本体部分21の経時的な膨張を抑止するため、及び
本体部分21を構成している乾燥植物の流出を防ぐため等
の理由から使用されており、これはネットや巻き回した
ロープを用いて形成することができる。この図に示す態
様では、製造容易性の観点から、予め所定の大きさの網
目(例えば、網目ピッチ約5cm交差結束)に形成した
ネットが使用されている。
れる結合部3は、ロープを用いて形成された紐体31と、
同じくロープを用いて形成されたループ体32として形成
されている。即ち、柱状部2における軸方向一端側(図
面右側)の周面には紐体31とした結合部3が形成され、
他端側(図面左側)の周面にはループ体32とした結合部
3が形成されている。これら結合部3として形成された紐
体31とループ体32とは、何れも柱状部2におけるメッシ
ュ部分22に連結されていることから、これらが柱状部2
から脱離する虞をなくすことができ、且つ結合部3の取
付を簡易に行うことができる。
成された結合部3は、それぞれ8つ、周方向に均等に配
されている。護岸材料1が全体略円柱状に形成されてい
る場合、それぞれの軸方向側に形成される結合部3は、
周方向に3つ均等に設けることによっても護岸材料1の
連結部における曲折を阻止することはできるが、連結さ
れる護岸材料1同士の一体性を高めるためには、より多
くの結合部3を設けることが望ましい。反面、あまりに
多くの結合部3を設けた場合には作業効率上、製造コス
ト上、支障を来しかねないものとなる。従ってこの結合
部3は、長さ方向の片端側毎に6〜10個形成すること
が望ましく、特に本実施例に示すように、長さ方向の両
端側にそれぞれ8個形成するのが望ましい。
して形成する場合、ループ体32は柱状部2の端面11から
10〜20cm、望ましくは15cm後退した位置に形
成し、紐体31は柱状部2の端面11よりも40〜60c
m、望ましくは50cm伸びる長さで形成されているこ
とが敷設作業上望ましく、また敷設後に紐体31が邪魔に
ならず望ましいものとなる。
3とした場合、長さ方向に並ぶ護岸材料1の内、一方の護
岸材料1に形成された紐体31を、他方の護岸材料1に形成
されたループ体32に通して結べば、図1(b)に示すよ
うに、2つの護岸材料1は長さ方向端面11同士を密着さ
せて一体状に繋げる事ができる。即ち、この護岸材料1
では、長さ方向に繋がる護岸材料1同士を縫合する必要
なく、ループ体32に紐体31を結び付けるだけで、簡易且
つ確実に護岸材料1同士を連結することができる。そし
てこの連結は、護岸材料1の端面11同士を密着させ、両
者間に隙間を生じさせないことから敷設後において、護
岸材料1同士の継ぎ目から土壌が浸食されたり、土砂が
流出したりすることはなくなる。
を、柱状部2のメッシュ部分22に直接結びつけることも
考えられなくはないが、このようにメッシュ部分22に結
びつけることができるのは、本体部分21が十分には圧縮
されることなく、柔らかい状態で形成されている場合に
限られる。本実施の形態の如く、本体部分21を十分に圧
縮した場合には、メッシュ部分22に紐体31を結びつける
のは困難であり、作業効率上不都合を来すことになる。
従って、本実施例に示すように結合部3としてループ体3
2を設けることが望ましい。
に乾燥植物体を用いて形成されていることから、この護
岸材料1全体が微生物などにより分解されることにな
る。結合部3の構成に関しては、合成樹脂や金属などか
ら成る公知の結合構造を採用することも考えられなくは
ないが、柱状部2と同様に乾燥植物体を用いて形成する
こと、及び結合部3同士の連結を誰でも簡易且つ確実に
行えることを考慮すれば、やはり紐体31とループ体32と
して形成するのが望ましい。
示すように紐体31とループ体32との組合せを1つの結合
部3とし、これを柱状部2の長さ方向両側にそれぞれ形成
することもできる。特にこの図に示すように、紐体31と
ループ体32との組合せを1つの結合部3とした場合に
は、護岸材料1を連結するに際して方向性がなくなり、
より一層作業効率を向上させることができる。
3に示す態様で使用することができる。即ち、河岸など
における護岸工事に際して、上述した様な柱状に形成さ
れた護岸材料1を、結合部3によって、その長さ方向に連
結・一体化し、これを河岸などの護岸に配置するもので
ある。この護岸材料1の敷設に際しては、新たに敷設す
る護岸材料1を、逐次、先に敷設している護岸材料1に繋
げていく他、2つ又は3つ程度の護岸材料1を連結して
一定の構成単位としてから、この構成単位を敷設して既
に敷設されている護岸材料に連結することもできる。
は、隣り合う護岸材料1同士間に隙間が生じないことか
ら、土壌の浸食や土砂の流出を確実に抑えて、効果的に
土壌の安定化を図ることができる。また長さ方向に繋が
る護岸材料1は、結合部3による連結で一体状となってい
ることから、この結合部3の存在する場所に限らず、任
意の箇所に杭を打設して、護岸材料1を固定することが
できる。
定した後に於いては、微生物などによって全て分解され
ることから、自然の中に人工的な物が存在しなくなり、
景観を損なわないものとなる。
態で河岸・湖岸・海岸その他の水際(水辺)を安定させ
ることができ、また施工や敷設が容易で、且つ材料費が
安価で、施工費をより安価に抑えることのできる護岸材
料、及び護岸工法が提供される。そして、この護岸材料
は、土壌が安定した後に於いて土に還るものとしながら
も、それ迄の間は、護岸材料が破損乃至崩壊しないもの
として形成されている。
護岸材料を長さ方向に繋げるに際して、より簡易な構成
により、隣り合う護岸材料同士を確実に連結・一体化で
きるころから、実際の工事現場においても作業性を向上
させることができる。そして何よりも連結・一体化され
る護岸材料は、結合部によって、その端面同士が密着さ
れていることから、一定期間経過後においても、繋げら
れた護岸材料同士間に隙間が生じることはなく、依って
確実に土壌の浸食や土砂の流出を防ぐことのできる護岸
材料が提供されることになる。
ことができる上、一定期間経過後においても確実に土壌
の浸食や土砂の流出を防ぐことのできる護岸材料が提供
される。
図。
9)
Claims (13)
- 【請求項1】河岸・湖岸その他の水際における土砂流出
を阻止するために施設される護岸材料であって、乾燥植
物を用いて形成された柱状部と、当該柱状部の長さ方向
両側に設けられた結合部とを備えており、 結合部は、長さ方向に隣り合う他の護岸材料の連結部と
繋がり、隣り合う護岸材料の長さ方向端面同士を密着さ
せることを特徴とする護岸材料。 - 【請求項2】前記結合部は、柱状部の長さ方向両側の側
面に形成されており、少なくとも長さ方向の何れか一方
側に存在する結合部は、長さ方向の他方側に存在する結
合部と繋がる結合部を含んでいる請求項1記載の護岸材
料。 - 【請求項3】前記結合部は、柱状部の長さ方向両側の側
面に形成されており、乾燥植物を用いて形成された紐体
と、この紐体を繋ぐ乾燥植物を用いて形成されたループ
体とからなる請求項1又は2記載の護岸材料。 - 【請求項4】前記結合部は、柱状部の長さ方向両側の側
面であって、長さ方向に連結する護岸材料が連結部にお
いて曲折することのない箇所に所要数設けられている請
求項2又は3記載の護岸材料。 - 【請求項5】前記柱状部は円柱状に形成されると共に、
結合部は柱状部における軸方向両側の周面に形成されて
いる請求項1〜4の何れか一項記載の護岸材料。 - 【請求項6】前記結合部は、柱状部の軸方向両側の周面
に、それぞれ3つ以上設けられており、各結合部は、柱
状部の周面に均等に配されている請求項5記載の護岸材
料。 - 【請求項7】前記柱状部は、少なくとも、その長さ方向
に沿う側面が、乾燥植物を用いて形成されたネット又は
巻き回したロープで覆われて形成されている請求項1〜
6の何れか一項記載の護岸材料。 - 【請求項8】前記結合部は、柱状部におけるネット又は
巻き回したロープに設けられている請求項7記載の護岸
材料。 - 【請求項9】前記乾燥植物は、少なくともココヤシ繊維
及びジュートの何れかを含む請求項1〜8の何れか一項
記載の護岸材料。 - 【請求項10】前記柱状部は、乾燥植物を長尺状に圧縮
成形または収束して形成されている請求項1〜9の何れ
か一項記載の護岸材料。 - 【請求項11】前記柱状部は、乾燥植物から成るマット
状の部材を長尺状に巻いたものを圧縮成形または収束し
て形成されている請求項1〜9の何れか一項記載の護岸
材料。 - 【請求項12】河岸・湖岸その他の水際における土砂流
出を阻止するための護岸工法であって、 乾燥植物を用いて形成された柱状で、その長さ方向両側
に結合部を備える護岸材料を複数用いてなり、 長さ方向に隣り合う護岸材料の結合部同士を連結するこ
とで、護岸材料の端面同士を密着させて繋げることを特
徴とする護岸工法。 - 【請求項13】前記護岸材料として、請求項1〜11の
何れか一項記載の護岸材料が使用されている請求項12
記載の護岸工法。
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