JP2003220679A - 金属板貼り合せ成形加工用ポリエステルフィルム - Google Patents

金属板貼り合せ成形加工用ポリエステルフィルム

Info

Publication number
JP2003220679A
JP2003220679A JP2002020420A JP2002020420A JP2003220679A JP 2003220679 A JP2003220679 A JP 2003220679A JP 2002020420 A JP2002020420 A JP 2002020420A JP 2002020420 A JP2002020420 A JP 2002020420A JP 2003220679 A JP2003220679 A JP 2003220679A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyester
layer
film
polyester film
laminating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002020420A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3991259B2 (ja
Inventor
Yoji Takatsu
洋二 高津
Hidenori Shimizu
秀紀 清水
Hiromu Nagano
▲煕▼ 永野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP2002020420A priority Critical patent/JP3991259B2/ja
Publication of JP2003220679A publication Critical patent/JP2003220679A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3991259B2 publication Critical patent/JP3991259B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属との密着性や成形加工性に優れ、低温で
衝撃を受けた際の耐衝撃性にも優れるポリエステル積層
フィルム、フィルムラミネート金属板、及びフィルムラ
ミネート金属容器を提供すること。 【解決手段】 ポリエステルA層及びポリエステルB層
の二層構成よりなり、ポリエステルB層中の全酸成分の
5〜15mol%が炭素数10以上の脂肪族ジカルボン
酸であることを特徴とし、非晶無配向状態で温水処理を
施した、該フィルムの5℃での4%伸張時強度が40M
Pa以下である金属板貼り合せ成形加工用ポリエステル
フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂被覆金属板に好
適なポリエステルフィルムに関するものである。特に
は、2ピース缶の内壁面に好適に用いられるポリエステ
ル積層フィルムに関する。さらに詳細には、製缶(例え
ば、絞り・しごき加工)及び温水処理が実施された後の
低温での耐衝撃性に優れる金属板貼り合せ成形加工用ポ
リエステルフィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属缶の内壁面及び外壁面の腐食防止の
方法として、熱可塑性フィルムをラミネートする方法が
ある。例えば、特開平7―227946号公報に、食品
缶詰め用の金属材料にラミネートするためのポリエステ
ルフィルムが開示されている。
【0003】このポリエステルフィルムは耐スクラッチ
性に優れていて、例えば、金属板を円筒成形し、この円
筒の上下開口部分に蓋体を巻締め加工するという製缶工
程において、フィルムがラミネートされた金属板(以
下、「フィルムラミネート金属板」という)を移送する
時や巻締め加工などによりラミネート金属板を加工する
時にも、フィルム表面にスクラッチ傷が発生したり等し
て、商品価値を低下せしめるということがなくて済む。
また、巻締め加工時の耐性に優れかつ製缶後に食品を充
填し、レトルト処理などの加熱温水処理を行ったときの
オリゴマーの溶出量が少ないので、金属容器の内壁面に
ラミネートするポリエステルフィルムとして優れてい
る。
【0004】ところで、食品用缶には、金属板を円筒成
形してなる金属円筒の上下開口部に蓋体を取り付けてな
る、所謂3ピース缶の他に、金属板を深絞り成形して容
器部を形成し、この容器部の上面開口部に蓋体を巻締め
加工してなる、所謂2ピース缶がある。
【0005】3ピース缶の場合には、フィルムラミネー
ト金属板は円筒状に成形されるだけであるが、2ピース
缶の場合には、フィルムラミネート金属板は、絞りしご
き成形されることになる。従って、2ピース缶に適用で
きるためには、金属板の成形に追随して成形されるとい
う良好な成形性を有し、金属板に対する密着性が優れて
いる必要がある。成形性が不十分であったり、金属板に
対するフィルムの密着性が不十分な場合には、フィルム
が金属板から剥がれるという、所謂デラミネート現象が
起こったり、2ピース缶の容器部の作製時にフィルムが
破れてしまったりするからである。
【0006】さらに、絞り加工では、ポンチの下降上昇
を繰返しながらフィルムラミネート金属板を容器状に加
工していくので、容器内壁面側にラミネートされるフィ
ルムの場合には、ポンチとの離型性が良好であることが
要求される。また、食品用缶では内容物の充填後に店頭
にて低温保管・販売、若しくは自動販売機等で低温保管
・販売の過程を経る。よって、製缶・温水処理後に低温
で衝撃を受けた際の、耐衝撃性が該フィルムに要求され
る事となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はこのよ
うな事情に鑑みてなされたものであり、所謂2ピース缶
用のラミネートフィルムとしても適用できるように、金
属との密着性や成形加工性に優れ、低温で衝撃を受けた
際の耐衝撃性にも優れるポリエステル積層フィルム、フ
ィルムラミネート金属板、及びフィルムラミネート金属
容器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決しようとする手段】上記目的を達成し得た
本発明の金属板貼り合せ成形加工用ポリエステルフィル
ムは、ポリエステルA層及びポリエステルB層の二層構
成よりなり、ポリエステルB層中の全酸成分の5〜15
mol%が炭素数10以上の脂肪族ジカルボン酸である
ことを特徴とし、非晶無配向状態で温水処理を施した、
該フィルムの5℃での4%伸張時強度が40MPa以下
である金属板貼り合せ成形加工用ポリエステルフィルム
を用いる事によって達成される。この場合において、前
記フィルムのポリエステルB層側が金属板とのラミネー
ト面となる事が好適である。また、この場合において、
前記フィルムの常温での縦方向・横方向での破断強度の
平均が200MPa以下である事が好適である。さらにま
た、この場合において、前記フィルムのポリエステルB
層の昇温時結晶化ピーク温度Tcbが100〜150℃の
範囲にある事が好適である。さらにまた、この場合にお
いて、前記フィルムのポリエステルB層の融解ピーク温
度Tmbが200℃〜245℃の範囲にある事が好適である。さ
らにまた、この場合において、前記フィルムのポリエス
テルA層がポリエチレンテレフタレート/ポリブチレン
テレフタレートよりなる樹脂組成物であり、該重量比率
が20〜80/80〜20である事が好適である。さら
にまた、この場合において、前記フィルムのポリエステ
ルA層/ポリエステルB層の層厚み比率が30〜70/
70〜30の範囲にある事が好適である。さらにまた、
この場合において、前記フィルムのポリエステルA層の
融解ピーク温度Tmaが200℃〜260℃の範囲に存在
する事が好適である。前記フィルムをラミネートした金
属板を用いてなるフィルムラミネート金属容器として
は、2ピース缶であることが好適である。。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のポリエステル積層フィル
ムは、表層部を構成するポリエステル層が、以下に示す
ような、特定のポリエステルで構成されているフィルム
である。まず、本発明のポリエステルA層の側、具体的
にはフィルムラミネート金属板において金属板とラミネ
ートされない側を構成するポリエステルA層について説
明する。
【0010】本発明におけるポリエステルA層は結晶性
のポリエチレンテレフタレート/ポリブチレンテレフタ
レートを20〜80/80〜20重量%で混合溶融押し
出しする。特に好ましくは、40〜60/60〜40重
量%の比率である事が好ましい。ポリブチレンテレフタ
レート比率が20重量%未満だと温水処理時に白化し、
80重量%を超えると過剰品質となり、生産性・原料コ
ストの面からも経済的ではなく、共に好ましくない。
【0011】また、本発明におけるポリエステルA層の
融解ピークは200℃〜260℃の範囲内に存在する。 融解
ピークが200℃未満であると製缶性が損なわれ、26
0℃を超える場合はポリエステルB層との溶融押出し時
のバランスが崩れ製膜性が低下する為、共に好ましくな
い。また該融解ピークは複数個存在してもよく、達成の
手段としては、溶融押出し時のエステル交換反応を抑制
する事などが挙げられる。
【0012】ポリエステルA層の滑剤量は限定しない
が、0.01〜1重量%の範囲である事が好ましい。本
発明の積層フィルムが絞り加工の際に、ポンチとの離型
性を確保するために、0.01重量%以上の滑剤量が好
ましいからである。一方、1重量%を超える量を含有し
ても、離型性の効果が変わらず、コスト的に不利になる
だけだからである。ここで、滑剤としては、シリカ、ア
ルミナ、カオリン、クレー、酸化チタン、リン酸カルシ
ウム、炭酸カルシウム、フッ化リチウム、硫酸バリウ
ム、カーボンブラック等の不活性無機粒子が好ましい。
滑剤の平均粒径は、1〜3μmが好ましい。1μm未満
ではポンチ離型性の改良効果が発現できないからであ
る。逆に3μmを越えるとポンチ離型性の向上効果が飽
和する一方、摩耗による滑剤の脱落が起こりやすくなっ
たり、金属板とのラミネート時にフィルム破断が起こる
場合があるからである。
【0013】また、エチレンテレフタレート環状三量体
をはじめとする環状三量体の含有量は好ましくは0.7
重量%以下である。これは、フィルムにおけるオリゴマ
ーの析出を抑制するためである。後述するように、2ピ
ース缶を製造する場合、本発明の積層フィルムは、無配
向ポリエステルとするリメルト処理を経た後、絞り加工
されることとなる。無配向ポリエステルでは、配向ポリ
エステルよりもオリゴマーが析出しやすい。従って、環
状三量体が0.7重量%超含まれていると、例えば、こ
のフィルムをラミネートしてなる2ピース缶に、飲料を
充填し、レトルト処理などの加熱処理を行ったときに、
ポリエステルA層からオリゴマーが多量に溶出し、更に
このオリゴマーが食品に移行して、食品の味やフレーバ
ーに対して悪影響を及ぼすことになるからである。
【0014】ポリエステルA層中のエチレンテレフタレ
ート環状三量体をはじめとする環状三量体の含有量を
0.7重量%以下にする方法は特に限定せず、積層フ
ィルム形成後に、この積層フィルムから水または有機溶
剤で環状三量体を抽出除去する方法、環状三量体の少
ないポリエステルを用いて、ポリエステルA層を構成す
る方法などが挙げられる。これらのうち、の方法の方
が経済的で好ましい。上記の方法において、環状三量
体の含有量の少ないポリエステルを製造する方法も限定
されず、固相重合法;重合後、減圧加熱処理により、あ
るいは水または有機溶剤による抽出により環状三量体を
抽出除去する方法;及びこれらの方法を組合わせた方法
などが挙げられる。特に、固相重合法により環状三量体
含有量の少ないポリエステルを製造した後、得られたポ
リエステルを水で抽出してさらに環状三量体を低減させ
る方法は、フィルム形成工程での環状三量体の生成量が
押さえられるので最も好ましい。
【0015】本発明に用いられるポリエステルは、ジカ
ルボン酸とジオールとを直接反応させる直接エステル化
法;ジカルボン酸ジメチルエステルとジオールとを反応
させるエステル交換法などの従来より公知の方法により
合成される。これらの方法はそれぞれ、回分式および連
続式のいずれの方法で行ってもよい。あるいは、分子量
を高めるために固相重合法を用いてもよい。固相重合法
は、前述のように環状三量体の含有量を低減する点から
も好ましい。このようにして合成されるポリエステル
は、ポリエステルA層に1種類だけ含まれていてもよい
し、2種以上が混合して含まれていてもよい。
【0016】上記ポリエステルA層には、上記化合物の
他、必要に応じて、無機微粒子、非相溶の熱可塑性樹
脂、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、可塑剤、顔
料、帯電防止剤、潤滑剤、結晶核剤などの添加剤が含有
され得る。ポリエステルA層中に、酸化防止剤を0.0
1〜1重量%含有することは好ましい実施態様である。
以上のような組成を有するポリエステルA層は、昇温時
の結晶化ピーク温度が70〜100℃の範囲に存在する
事が好ましい。積層フィルム全体としての昇温時の結晶
化ピーク温度を80〜120℃とするためである。
【0017】上記各種成分を混合したときのポリエステ
ルA層の極限粘度は、0.6〜1.2の範囲であること
が好ましい。ポリエステルA層の極限粘度が0.6未満
の場合には、得られるフィルムの力学特性が低下するお
それがあり、1.2を越えても力学特性の効果は変わら
ず、また原料のポリエステルの生産性も低下するので経
済的ではない。次に、金属板とラミネートされる側を構
成するポリエステルB層について説明する。本発明に於
けるポリエステルB層では、炭素数10以上の脂肪族ジカ
ルボン酸を5〜15mol%含む他は、本フィルムの特性
を損なわない範囲で、どのジカルボン酸成分・グリコー
ル成分を用いてもよい。
【0018】例えば、ジカルボン酸成分として、イソフ
タル酸,オルソフタル酸,ナフタレンジカルボン酸,シ
ュウ酸,コハク酸,アジピン酸,セバシン酸,デカンジ
カルボン酸,マレイン酸,フマル酸、その他オキシカル
ボン酸,脂環族ジカルボン酸を用いる事ができる。ま
た、グリコール成分としてはエチレングリコール,プロ
パンジオール,ペンタンジオール,ヘキサンジオール,
ネオペンチルグリコール等の脂肪族グリコール、シクロ
ヘキサンジメタンール等の脂環族グリコール、ビスフェ
ンールA,ビスフェノールS等の芳香族グリコールが使
用できる。
【0019】また、炭素数10以上の脂肪族ジカルボン
酸成分としては5〜15mol%の範囲で含むことが好まし
く、特に好ましくは6mol%〜10mol%の範囲である。炭素
数10以上の脂肪族ジカルボン酸はフィルムの耐衝撃性
を向上させるために含有される。これが5mol%未満
では、低温(5℃)での耐衝撃性が得られず、フィルム
が破れたり、傷が入ったりするからである。一方、15
mol%を超えると、製膜性、耐熱性、強度が低下する
ことになるからである。
【0020】非晶無配向状態で温水処理を施した、該フ
ィルムの5℃での4%伸張時強度は、40MPa以下で
ある事が好ましく、特に好ましくは30MPa以下であ
る。5℃での4%伸張時強度が、40MPa以上である
と最終製品・流通での耐衝撃性が得られないからであ
る。
【0021】ポリエステルB層の融解ピークは200℃
〜245℃の範囲にあることが好ましい。特に好ましく
は、210℃〜235℃の範囲である。融解ピークが2
00℃未満の場合製缶性を損ない、245℃を超えた場
合原料のポリエステルの生産性も落ちるので経済的では
ない。
【0022】以上のような組成を有するポリエステル層
Bの昇温時の結晶化ピーク温度Tcbは、100℃〜1
50℃の範囲にある事が好ましい。特に好ましくは、1
10℃〜135℃の範囲である。Tcbが100℃未満
だとフィルム製膜時の生産性が落ち好ましくない。Tc
bが150℃を超えると、ラミネート性が低下し且つ温
水処理後の白化が悪化し好ましくない。
【0023】尚、ポリエステルB層を構成するポリエス
テルの合成方法として従来の方法を使用できること、上
記要件を満たす範囲内でポリエステル組成物に必要に応
じて他の添加剤が含有され得ること、ポリエステル組成
物の極限粘度等について、ポリエステルA層の場合と同
様である。
【0024】本発明の積層フィルムは、一側の表層がポ
リエステルA層、他層がポリエステルB層となるように
積層されていればよい。また、積層方法も特に制限はな
く、多層押出し法で製造してもよいし、押出しラミネー
ト法等で製造してもよい。本発明の積層フィルムは、積
層フィルム全体として、昇温時の結晶化ピーク温度が8
0〜120℃である事が好ましく、特に好ましくは、8
0〜100℃の範囲である。昇温時の結晶化ピーク温度
が80℃未満の場合は、製膜の生産性が落ち好ましくな
く、120℃を超えると温水処理時に白化が激しくなり
好ましくない。
【0025】本発明の積層フィルムは、常温での縦・横
方向での破断強度の平均が200Mpa以下であること
が好ましい。特に好ましくは、180Mpa以下であ
る。常温での破断強度が200Mpaを超えると耐衝撃
性が得られないからである。
【0026】本発明の積層フィルムにおいて、A層とB
層の層比率は30〜70/70〜30重量%である事が
好ましく、特に好ましくは50〜60/50〜40重量
%の比率である。B層の比率として30%未満では、低
温(5℃)での耐衝撃性が得られず、70%を超える
と、製膜性、耐熱性が低下するからである。
【0027】また、本発明の積層フィルムはニ軸延伸フ
ィルムであっても、無延伸フィルムであってもよい。こ
こで、ニ軸延伸法としては、遂次ニ軸延伸、同時ニ軸延
伸、それらを組合わせたいずれの方法であってもよい。
そして遂次ニ軸延伸の場合は、一般的には縦方向に延伸
した後、横方向に延伸する方法が採用されているが、逆
の順序で延伸する方法で実施してもかまわない。またニ
軸延伸後、熱処理によりポリエステルの配向を固定する
ことが好ましいが、二軸延伸後、熱処理工程を供する前
に長手方向および/または幅方向に再延伸を行なっても
よい。さらに、延伸工程またはその前後において、フィ
ルムの片面または両面にコロナ放電処理や所定の塗布処
理を施すことも何ら制限を受けない。
【0028】本発明のフィルムラミネート金属板は、本
発明の積層フィルムを、ポリエステルB層が金属板と接
するようにラミネートするのが好ましい。離型性を有す
るポリエステルA層がフィルムラミネート金属板の表層
を構成することにより、絞り成形時にポンチとの離型性
を発揮できるからである。
【0029】ポリエステル積層フィルムの金属板へのラ
ミネート方法は特に限定せず、例えば、ドライラミネー
ト法、サーマルラミネート法などを採用することができ
る。具体的には、B層の融点以上に加熱した金属板の表
面に積層フィルムのポリエステルB層側を接触させ、か
かる状態でニップロール間を通過させる。次いで、10
〜40℃で急冷硬化させることにより、ラミネートさせ
る。ニップロールを通過させた後、必要に応じて、 B
層の融点以上で熱処理してもよい。
【0030】また、フィルムのラミネートは金属板の片
面だけに行っても、両面に行ってもよい。両面ラミネー
トの場合は同時にラミネートしても遂次でラミネートし
てもよい。
【0031】本発明中のニ軸延伸フィルムラミネート金
属板を2ピース缶に適用する場合、ラミネート後、ポリ
エステルの配向を除去するために、フィルムを構成する
ポリエステルの融点以上で加熱した後、急冷するという
リメルト処理を行なうことが好ましい。リメルト処理後
のX線観察による配向度は、10%以下で、実質的に無
配向と言えるものである。つまり、ポリエステルが配向
状態にある2軸延伸フィルムでは、塑性変形したり、延
びにくいため、容器部を形成するための絞り成形工程を
行いにくくなり、ひどい場合には、絞りしごき成形時に
金属板から剥がれるというデラミネート現象が起こった
り、破れたり、削れたりするからである。一方、実質的
に無配向であれば、ラミネートしている金属板の変形に
追随できるので、デラミネートや破れ等を生じることな
く、2ピース缶のように、金属の塑性変形を伴う成形を
行なうことができるからである。本発明のフィルムラミ
ネート金属容器は、本発明の二軸延伸タイプ又は無配向
タイプのフィルムラミネート金属板を、適宜成形してな
る金属容器であり、その容器の形状、金属容器を成形す
る方法は、特に限定しない。具体的には、天地蓋を巻き
締めて内容物を充填する、いわゆる3ピース缶は勿論、
金属板を絞り成形して容器部を形成する2ピース缶など
が挙げられる。
【0032】本発明の金属容器において、本発明のポリ
エステルフィルムは、金属容器の内壁面側になるように
成形してもよいし、外壁面側になるように成形してもよ
い。但し、2ピース缶の場合には、その絞り加工適正の
点から、離型性に優れているポリエステルA層がポンチ
と接するように、容器内壁面側に用いることが好適であ
る。
【0033】尚、絞りしごき成形を行なう場合、必要に
応じて、ポンチが接触するフィルム表面に、潤滑剤を塗
布してもよい。本発明のフィルムラミネート金属容器に
は、必要に応じて印刷等を施してもよく、また製缶工程
・印刷工程等の後、再リメルト処理を行ってもかまわな
い。また、本発明におけるポリエステルには、必要に応
じて酸化防止剤,熱安定剤,紫外線吸収剤,可塑剤,顔
料,帯電防止剤,潤滑剤,結晶核剤,無機又は有機粒子
よりなる滑剤等を配合させてもよい。
【0034】本発明では金属板として、ティンフリース
ティール等の表面処理鋼板あるいはアルミニウム板又は
アルミニウム合金板あるいは表面処理を施したアルミニ
ウム板又はアルミニウム合金板が使用できる。本発明で
は金属板上の樹脂膜厚みは特に限定されないが、10〜
50μmが被覆効果(防錆性)と耐衝撃性と経済性の点
から好ましい。該樹脂膜厚みが10μm未満では、低温
での耐衝撃性が得られず、50μmを超えても過剰品質で
あり、経済的に好ましくない。
【0035】
【実施例】以下、実施例をもとに本発明を説明する。
【0036】以下に本発明における各種評価方法を示
す。
【0037】(1) ポリエステルの熱特性 ポリエステル組成物を300℃で5分間加熱溶融した
後、液体窒素で急冷して得たサンプル10mgを用い、
窒素気流中、示差走査型熱量計(DSC)を用いて10
℃ /分の昇温速度で発熱・吸熱曲線(DSC曲線)
を測定したときの、融解に伴う吸熱ピークの頂点温度を
融点Tm(℃)とし昇温結晶化時の頂点温度をTC
(℃)とした。
【0038】(2) 缶内面樹脂と加工ポンチの離型性 リメルトアルミ板をn=10で製缶し、成形缶上部に起
る座屈程度を目視観察した。評価基準は以下のとおり設
定し、○を実用性ありと評価した。 ○:缶開口部の座屈未発生 △:缶開口部円周の約1/3に座屈発生 ×:缶開口部円周の1/3以上に座屈発生
【0039】(3) 耐衝撃性 リメルトアルミ板を製缶して得た缶を280℃で40秒
加熱後水中急冷した缶の胴壁中央部より7cm角のサンプ
ルを切り出す。このサンプルの缶外面に相当する面に先
端径10mmの重り(600g)を高さ10cmから落して
衝撃を付与する。ついで7%の希塩酸を満たしたガラス
容器上にサンプルを置き(サンプルの凸部が浸漬する状
態で置き)、3日後に凸部の腐蝕状態を目視観察した。
評価基準は以下のとおり設定し、○を実用性ありと評価
した。 ○:凸部の腐蝕未発生 ×:凸部の腐蝕発生
【0040】(4) 温水処理後の白化程度 リメルトアルミ板を製缶して得た缶を、更に270℃で
40秒間加熱した後水中急冷したものをサンプルとす
る。このサンプルを80℃の温水中に10分間浸漬した
後、水中急冷して得た缶を目視観察した。評価基準は以
下のとおり設定し、○を実用性ありと評価した。 ○:白化が目立たない △:明らかに白化しているが、アルミニウム合金板の色
が見える ×:白化によりアルミニウム合金板の色がみえない
【0041】(5) 低温での4%伸長時強度 上記(4)の処理を行った缶から、希塩酸によってアル
ミニウム金属部を溶解除去し、フィルムのみを取り出し
た。5℃の環境下で、TMAを用い該フィルムのラミネ
ート方向の破断強度測定を行った。この破断曲線より、
4%伸長時の強度を得た。
【0042】(実施例−1) 〔積層ポリエステルフィルムの作製〕ポリエステルA
層:PET/PBTの重量比率が40/60重量%のベ
ース樹脂に、凝集タイプのシリカ粒子(平均粒径1.5
μm)0.3重量%を含有させ、極限粘度0.7、エチ
レンテレフタレート環状3量体が0.4重量%のポリエ
ステル組成物Aを用いた。 ポリエステルB層:ジカルボン酸成分がテレフタル酸単
位90モル%、炭素数36個のダイマー酸単位10モル
%よりなり、ジオール成分がエチレングリコール単位1
00モル%であるダイマー酸共重合PETを60重量%
とPETを混合した、ポリエステル組成物Bを用いた。
【0043】組成物A及び組成物Bを別々の押し出し機
で溶融させ、この溶融体をダイ内で合流させた後、押し
出し急冷して未延伸積層シートを得た。この未延伸積層
シートを、予熱温度65℃、延伸温度100℃で、縦方
向に3.3倍延伸し、さらにテンター中で予熱温度65
℃、延伸温度90℃で、横方向に4.0倍延伸した後、
160℃にて8秒間熱処理を行い、160℃で4%の弛
緩処理を行い、厚さ20μm(ポリエステルA層の厚み
10μm、ポリエステルB層の厚み10μm)の二軸延
伸積層フィルムを得た。
【0044】〔フィルムラミネート金属板の作製〕予熱
したアルミ板の両面に、上記で作製したポリエステル積
層フィルムのポリエステルB層がアルミ板と接するよう
に、ニップロール間を通過させてラミネートした後、熱
処理を行い、直後に10〜40℃の水槽中で急冷し、両
面にフィルムがラミネートされたアルミ板を得た。ラミ
ネート時には、初期密着性や張力変動、ニップロールへ
の巻付け等もなく、本実施例の積層フィルムのラミネー
ト適性は良好であった。次に該フィルムラミネートアル
ミ板を、275℃で加熱した後水中急冷して、リメルト
アルミ板を作製した。
【0045】〔フィルムラミネート金属容器の作製〕上
記で作製したリメルトアルミ板を、板厚減少率30%と
なるように、絞りしごき成形を行なって、フィルムラミ
ネート金属容器を成形した。成形時には、フィルムの剥
離や破れはなく、金型との離型性等もよく、また熱処理
後の急冷時にもフィルムの白化による外観変化はなかっ
た。さらに外面を印刷した後、ニスを塗布し、加熱硬化
後、冷風で急冷した。このようにして成形した容器に飲
料を充填し、タブの付いた蓋を巻き締め接合後、100
℃で30分間温水処理をして、2ピース飲料缶を製造し
た。できた飲料缶は、温水処理による白化、白化斑もな
く、また飲料へのオリゴマーの溶出やフィルムからの析
出もなかった。さらに流通段階や低温保管時に予想され
る外部からの衝撃に対してもフィルムの破れ等はなかっ
た。
【0046】(実施例−2) ポリエステルA層:PET/PBTの重量比率が50/
50重量%のベース樹脂に、凝集タイプのシリカ粒子
(平均粒径1.5μm)0.3重量%を含有させ、極限
粘度0.7、エチレンテレフタレート環状3量体が0.
4重量%のポリエステル組成物Aを用いた。 ポリエステルB層:ジカルボン酸成分がテレフタル酸単
位90モル%、炭素数36個のダイマー酸単位10モル
%よりなり、ジオール成分がエチレングリコール単位1
00モル%であるダイマー酸共重合PETを60重量%
とPETを混合した、ポリエステル組成物Bを用いた。 これ以降の製膜工程、製缶工程、評価については実施例
−1に準ずる。できた飲料缶は、実施例−1と同様に、
温水処理による白化、白化斑もなく、また飲料へのオリ
ゴマーの溶出やフィルムからの析出もなかった。さらに
流通段階や低温保管時に予想される外部からの衝撃に対
してもフィルムの破れ等はなかった。
【0047】(実施例−3) ポリエステルA層:PET/PBTの重量比率が60/
40重量%のベース樹脂に、凝集タイプのシリカ粒子
(平均粒径1.5μm)0.3重量%を含有させ、極限
粘度0.7、エチレンテレフタレート環状3量体が0.
4重量%のポリエステル組成物Aを用いた。 ポリエステルB層:ジカルボン酸成分がテレフタル酸単
位90モル%、炭素数36個のダイマー酸単位10モル
%よりなり、ジオール成分がエチレングリコール単位1
00モル%であるダイマー酸共重合PETを80重量%
とPETを混合した、ポリエステル組成物Bを用いた。 これ以降の製膜工程、製缶工程、評価については実施例
−1に準ずる。できた飲料缶は、実施例−1と同様に、
温水処理による白化、白化斑もなく、また飲料へのオリ
ゴマーの溶出やフィルムからの析出もなかった。さらに
流通段階や低温保管時に予想される外部からの衝撃に対
してもフィルムの破れ等はなかった。
【0048】(実施例−4) ポリエステルA層:PET/PBTの重量比率が40/
60重量%のベース樹脂に、凝集タイプのシリカ粒子
(平均粒径1.5μm)0.3重量%を含有させ、極限
粘度0.7、エチレンテレフタレート環状3量体が0.
4重量%のポリエステル組成物Aを用いた。 ポリエステルB層:ジカルボン酸成分がテレフタル酸単
位90モル%、炭素数36個のダイマー酸単位10モル
%よりなり、ジオール成分がエチレングリコール単位1
00モル%であるダイマー酸共重合PETを100重量
%であるポリエステル組成物Bを用いた。 これ以降の製膜工程、製缶工程、評価については実施例
−1に準ずる。できた飲料缶は、実施例−1と同様に、
温水処理による白化、白化斑もなく、また飲料へのオリ
ゴマーの溶出やフィルムからの析出もなかった。さらに
流通段階や低温保管時に予想される外部からの衝撃に対
してもフィルムの破れ等はなかった。
【0049】(比較例−1) ポリエステルA層:PET/PBTの重量比率が100
/0重量%のベース樹脂に、凝集タイプのシリカ粒子
(平均粒径1.5μm)0.3重量%を含有させ、極限
粘度0.7、エチレンテレフタレート環状3量体が0.
4重量%のポリエステル組成物Aを用いた。 ポリエステルB層:ジカルボン酸成分がテレフタル酸単
位90モル%、炭素数36個のダイマー酸単位10モル
%よりなり、ジオール成分がエチレングリコール単位1
00モル%であるダイマー酸共重合PETを60重量%
であるポリエステル組成物Bを用いた。 これ以降の製膜工程、製缶工程、評価については実施例
−1に準ずる。できた飲料缶は、温水処理による白化・
白化斑において、実施例での品質には及ばなかった。ま
た飲料へのオリゴマーの溶出やフィルムからの析出はな
いものの、流通段階や低温保管時に予想される外部から
の衝撃に対して、フィルムの破れ等が発生した。
【0050】(比較例−2) ポリエステルA層:PET/PBTの重量比率が40/
60重量%のベース樹脂に、凝集タイプのシリカ粒子
(平均粒径1.5μm)0.3重量%を含有させ、極限
粘度0.7、エチレンテレフタレート環状3量体が0.
4重量%のポリエステル組成物Aを用いた。 ポリエステルB層:ジカルボン酸成分がテレフタル酸単
位90モル%、炭素数36個のダイマー酸単位10モル
%よりなり、ジオール成分がエチレングリコール単位1
00モル%であるダイマー酸共重合PETを40重量%
であるポリエステル組成物Bを用いた。 これ以降の製膜工程、製缶工程、評価については実施例
−1に準ずる。できた飲料缶は、温水処理による白化・
白化斑もなく、また飲料へのオリゴマーの溶出やフィル
ムからの析出はないものの、流通段階や低温保管時に予
想される外部からの衝撃に対して、フィルムの破れ等が
発生した。
【0051】(比較例−3) ポリエステルA層:PET/PBTの重量比率が40/
60重量%のベース樹脂に、凝集タイプのシリカ粒子
(平均粒径1.5μm)0.3重量%を含有させ、極限
粘度0.7、エチレンテレフタレート環状3量体が0.
4重量%のポリエステル組成物Aを用いた。 ポリエステルB層:ジカルボン酸成分がテレフタル酸単
位80モル%、イソフタル酸単位20モル%よりなり、
ジオール成分がエチレングリコール単位100モル%で
あるイソフタル酸共重合PETを100重量%であるポ
リエステル組成物Bを用いた。 これ以降の製膜工程、製缶工程、評価については実施例
−1に準ずる。できた飲料缶は、温水処理による白化・
白化斑において、実施例での品質には及ばなかった。ま
た飲料へのオリゴマーの溶出やフィルムからの析出はな
いものの、流通段階や低温保管時に予想される外部から
の衝撃に対して、フィルムの破れ等が発生した。
【0052】上記結果を表1に示す。
【0053】
【表1】
【0054】
【発明の効果】本発明の金属板貼り合せ成形加工用ポリ
エステルフィルムは、2ピース缶用のラミネートフィル
ムとして使用した場合でも、金属との密着性や成形加工
性及び意匠性に優れ、低温で衝撃を受けた際の耐衝撃性
にも優れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E061 AA16 AB06 AB08 AD04 BA01 BA02 BB07 DB08 4F100 AB01C AB10C AK41A AK41B AK42A AL05A BA03 BA07 BA10A BA10C GB16 JA04B JK02 YY00B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルA層及びポリエステルB層
    の二層構成よりなり、ポリエステルB層中の全酸成分の
    5〜15mol%が炭素数10以上の脂肪族ジカルボン
    酸であり、かつ非晶無配向状態で温水処理を施した、該
    フィルムの5℃での4%伸張時強度が40MPa以下で
    ある事を特徴とする金属板貼り合せ成形加工用ポリエス
    テルフィルム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のポリエステルフィルム
    の、ポリエステルB層側が金属板とのラミネート面とな
    る事を特徴とする金属板貼り合せ成形加工用ポリエステ
    ルフィルム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のポリエステルフィルム
    の、常温での縦方向・横方向での破断強度の平均が200
    MPa以下である事を特徴とする金属板貼り合せ成形加
    工用ポリエステルフィルム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のポリエステルフィルム
    の、ポリエステルB層の昇温時結晶化ピーク温度Tcbが
    100〜150℃の範囲にある事を特徴とする金属板貼
    り合せ成形加工用ポリエステルフィルム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のポリエステルフィルム
    の、ポリエステルB層の融解ピーク温度Tmbが200℃〜24
    5℃の範囲にある事を特徴とする金属板貼り合せ成形加
    工用ポリエステルフィルム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のポリエステルフィルム
    の、ポリエステルA層がポリエチレンテレフタレート/
    ポリブチレンテレフタレートよりなる樹脂組成物であ
    り、該重量比率が20〜80/80〜20である事を特
    徴とする金属板貼り合せ成形加工用ポリエステルフィル
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のポリエステルフィルム
    の、ポリエステルA層/ポリエステルB層の層厚み比率
    が30〜70/70〜30の範囲にある事を特徴とする
    金属板貼り合せ成形加工用ポエステルフィルム。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のポリエステルフィルム
    の、ポリエステルA層の融解ピーク温度Tmaが200℃
    〜260℃の範囲に存在する事を特徴とする金属板貼り
    合せ成形加工用ポリエステルフィルム。
JP2002020420A 2002-01-29 2002-01-29 金属板貼り合せ成形加工用ポリエステルフィルム Expired - Fee Related JP3991259B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002020420A JP3991259B2 (ja) 2002-01-29 2002-01-29 金属板貼り合せ成形加工用ポリエステルフィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002020420A JP3991259B2 (ja) 2002-01-29 2002-01-29 金属板貼り合せ成形加工用ポリエステルフィルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003220679A true JP2003220679A (ja) 2003-08-05
JP3991259B2 JP3991259B2 (ja) 2007-10-17

Family

ID=27743922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002020420A Expired - Fee Related JP3991259B2 (ja) 2002-01-29 2002-01-29 金属板貼り合せ成形加工用ポリエステルフィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3991259B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005225225A (ja) * 2004-01-15 2005-08-25 Toyobo Co Ltd 絞り・しごき缶被覆用フィルム及びフィルムロール、それを用いた絞り・しごき缶用フィルム被覆金属板、及びフィルム被覆絞り・しごき缶
WO2016203785A1 (ja) * 2015-06-16 2016-12-22 東洋鋼鈑株式会社 ポリエステル樹脂被覆金属板およびそれを用いた容器
WO2017057773A1 (ja) * 2015-10-02 2017-04-06 ユニチカ株式会社 ポリエステルフィルム、積層体およびポリエステルフィルムの製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05331301A (ja) * 1992-06-03 1993-12-14 Teijin Ltd 金属板貼合せ加工用白色ポリエステルフィルム
JPH06255058A (ja) * 1993-03-05 1994-09-13 Toray Ind Inc ポリエステル積層フイルム
JPH10119217A (ja) * 1996-10-23 1998-05-12 Unitika Ltd 金属ラミネート用白色フィルム
JP2001347605A (ja) * 2000-06-09 2001-12-18 Toyo Seikan Kaisha Ltd 樹脂被覆金属板、金属缶及び缶蓋

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05331301A (ja) * 1992-06-03 1993-12-14 Teijin Ltd 金属板貼合せ加工用白色ポリエステルフィルム
JPH06255058A (ja) * 1993-03-05 1994-09-13 Toray Ind Inc ポリエステル積層フイルム
JPH10119217A (ja) * 1996-10-23 1998-05-12 Unitika Ltd 金属ラミネート用白色フィルム
JP2001347605A (ja) * 2000-06-09 2001-12-18 Toyo Seikan Kaisha Ltd 樹脂被覆金属板、金属缶及び缶蓋

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005225225A (ja) * 2004-01-15 2005-08-25 Toyobo Co Ltd 絞り・しごき缶被覆用フィルム及びフィルムロール、それを用いた絞り・しごき缶用フィルム被覆金属板、及びフィルム被覆絞り・しごき缶
WO2016203785A1 (ja) * 2015-06-16 2016-12-22 東洋鋼鈑株式会社 ポリエステル樹脂被覆金属板およびそれを用いた容器
US11433647B2 (en) 2015-06-16 2022-09-06 Toyo Kohan Co., Ltd. Polyester resin-coated metal sheet and container using same
WO2017057773A1 (ja) * 2015-10-02 2017-04-06 ユニチカ株式会社 ポリエステルフィルム、積層体およびポリエステルフィルムの製造方法
JP6177475B1 (ja) * 2015-10-02 2017-08-09 ユニチカ株式会社 ポリエステルフィルム、積層体およびポリエステルフィルムの製造方法
KR101859485B1 (ko) 2015-10-02 2018-05-18 유니띠까 가부시키가이샤 폴리에스테르 필름, 적층체 및 폴리에스테르 필름의 제조 방법
US10286597B2 (en) 2015-10-02 2019-05-14 Unitika Ltd. Polyester film, laminate, and method for producing polyester film

Also Published As

Publication number Publication date
JP3991259B2 (ja) 2007-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5673860B2 (ja) ラミネート金属板および食品用缶詰容器
JP5403195B1 (ja) ラミネート金属板および食品用缶詰容器
EP0928684A2 (en) Polyester laminate film, metal plate laminated with this film and film-laminated metal container
WO2018221385A1 (ja) 容器用樹脂被膜金属板
JP2001329056A (ja) ラミネート用ポリエステルフィルム、ラミネート金属板および金属容器
JP2003220679A (ja) 金属板貼り合せ成形加工用ポリエステルフィルム
JP3915294B2 (ja) ポリエステル積層フィルム並びにこれを用いたフィルムラミネート金属板及び金属容器
JP2004131564A (ja) 絞りしごき缶被覆用フィルム
JP2010168432A (ja) 金属板ラミネート用ポリエステルフィルム
JP4910273B2 (ja) 絞りしごきアルミニウム缶被覆用フィルム及びこれを用いた絞りしごき缶用アルミニウム板、並びに絞りしごきアルミニウム缶
JP4591057B2 (ja) 絞りしごき缶被覆用フィルム、絞りしごき缶用金属板及び絞りしごき缶
JP4441844B2 (ja) 絞りしごき缶被覆用フィルムロール及びその製造方法
JP2003291258A (ja) 樹脂被覆金属板の製造方法
JP2006007746A (ja) 金属板被覆用ポリエステルフィルム、ポリエステルフィルム被覆金属板及びポリエステルフィルム被覆金属容器
JP2000211083A (ja) ポリエステル積層フィルム、これを用いたフィルムラミネ―ト金属板およびフィルムラミネ―トイ―ジ―オ―プン缶用蓋
JP4635575B2 (ja) 絞り・しごき缶被覆用ポリエステルフィルム、絞り・しごき缶用ポリエステルフィルム被覆金属板、及びポリエステルフィルム被覆絞り・しごき缶
JP4079207B2 (ja) 樹脂被覆シームレス缶
JP2004137469A (ja) 絞りしごき缶被覆用フィルム
JP4784071B2 (ja) 絞り・しごき缶被覆用フィルム及びフィルムロール、それを用いた絞り・しごき缶用フィルム被覆金属板、及びフィルム被覆絞り・しごき缶
JP2004160922A (ja) 絞りしごき缶被覆用フィルム
JP2001329055A (ja) ラミネート用ポリエステルフィルム、ラミネート金属板および金属容器
JP3219065B2 (ja) ポリエステル積層フィルム並びにこれを用いたフィルムラミネート金属板及び金属容器
JP4839594B2 (ja) 金属板被覆用ポリエステルフィルム、ポリエステルフィルム被覆金属板及びポリエステルフィルム被覆金属容器
WO2021020556A1 (ja) 樹脂被覆金属板及び容器
JP2006181913A (ja) 耐レトルト密着性に優れた絞りしごき缶被覆用フィルム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070313

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070711

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120803

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130803

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees