JP2003219353A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法

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JP2003219353A JP2002013725A JP2002013725A JP2003219353A JP 2003219353 A JP2003219353 A JP 2003219353A JP 2002013725 A JP2002013725 A JP 2002013725A JP 2002013725 A JP2002013725 A JP 2002013725A JP 2003219353 A JP2003219353 A JP 2003219353A
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あゆみ 溝渕
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佳寿美 武田
Giyokusei Katayama
玉青 片山
Kenichi Kitamura
健一 北村
Kazuhiro Ono
和宏 大野
Kirito Ogawa
桐人 小川
Toshio Sadoya
利雄 佐渡谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビ放送番組などの画像を簡単な操作で印
刷することができるとともに、画像の印刷を行ってもテ
レビ放送番組などの表示するようにしていた画像の表示
ができなくなるなどの不都合を生じさせることのない画
像処理装置を提供する。 【解決手段】 LCD101を通じて例えばテレビテレ
ビ放送番組を視聴している場合において、操作部109
に設けられた印刷ボタンが押下操作された場合に、LC
D101に表示するようにされた画像を形成するフレー
ム画像データをユーザメモリ175に取り込む。このユ
ーザメモリ175に取り込んだ画像を一定時間、LCD
101に表示するようにした後に、視聴するようにして
いたテレビテレビ放送番組の画像の表示に戻し、ユーザ
メモリ175に取り込まれたフレーム画像データに応じ
た画像をベース装置に接続されたプリンタから印刷出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、テレビ
ジョン受像機(テレビ受像機)などの画像信号を処理す
る画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、テレビ放送により提供される
テレビ放送番組の視聴時において、そのテレビ放送番組
中に表示された表示情報を正確にメモしたいなどとする
要求がある。例えば、料理番組中にレシピが表示された
場合や番組中に視聴者プレゼントの応募先が表示された
場合などである。
【0003】しかし、テレビ放送番組中において表示さ
れる種々の表示情報の提供は、限られた時間でしか行わ
れないので、メモを全部取り終えないうちに、その表示
情報が消えてしまうことも多々ある。このため、VTR
(Video Tape Recorder)を用いて、必要な表示情報を
ビデオテープに記録し、これを利用することが考えられ
る。
【0004】しかし、録画の開始指示が遅れて、目的と
する表示情報をビデオテープに録画できない場合が発生
する。これに対応するためには、レシピや応募先などの
メモしたい情報を確実に取得するために、例えば、テレ
ビ放送番組の全体を予め録画するようにするなどの対応
が必要である。
【0005】このように、比較的に長時間のテレビ放送
番組をビデオテープに記録した場合には、レシピやクイ
ズの応募先などの表示情報を探し出すのに時間がかかっ
てしまう場合もあり、面倒である。また、ビデオテープ
が無駄に使用されることにもなる。
【0006】そこで、視聴者であるユーザからの指示入
力に応じて、その指示入力受け付け時点において、表示
画面に表示されていた画像を構成する1フレーム分のフ
レーム画像データをメモリに取り込み、これを所定時間
の間、表示画面に表示したり、あるいは、メモリに取り
込んだフレーム画像データを記憶保持し、必要時に応じ
てこれを再生して表示したりすることにより、見逃した
くない表示情報を確実に得ることができるようにしたテ
レビ受像機などの画像処理装置も提供されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、ユーザからの指示に応じて、表示画面に表示され
ていた画像を構成する1フレーム分のフレーム画像デー
タをメモリに取り込む方式の場合には、目的とする情報
を見逃すことはないものの、必要に応じて、ユーザ自身
が表示情報をメモに取るなどの作業が必要になる。
【0008】このメモを取る作業は面倒であるし、ま
た、しばしば書き間違いも生じる。メモに取る情報が多
い場合にはなおさらである。このため、例えば、テレビ
放送により提供される番組の表示情報を印刷出力するよ
うにしたいとする要求が高くなってきている。
【0009】このことは、前述した料理番組のレシピや
視聴者プレゼントの応募先などの文字表示情報だけでな
く、テレビ放送番組で提供される動画像の1シーンを印
刷物として手元に残し、これを自己の画像資料として利
用したいとするユーザの要求をも満たすものである。
【0010】しかしながら、例えば、テレビ放送により
提供されるテレビ放送番組の1シーンを印刷出力するの
に、複雑な操作をしなければならないのでは、目的とす
る画像を確実かつ迅速に印刷出力することができず、ユ
ーザの要求に十分に対応することはできない。
【0011】また、例えば、テレビ放送により提供され
るテレビ放送番組の1シーンを印刷出力する場合に、放
送中のテレビ放送番組の画像が見られなくなってしまう
などの不都合が生じることがないようにしなければなら
ない。このように、例えば、テレビ受像機などの画像処
理装置にユーザの要求に十分に対応可能な印刷機能を搭
載することは困難である。
【0012】以上のことにかんがみ、この発明は、テレ
ビ放送などにより提供される画像のうちの目的とする画
像を簡単な操作で印刷することができるとともに、画像
の印刷を行っても表示するようにしていた画像の表示が
できなくなるなどの不都合を生じさせることのない画像
処理装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の画像処理装置は、供給され
る画像信号に応じた画像を表示するための表示手段と、
印刷指示入力を受け付ける受付手段と、前記受付手段を
通じて前記印刷指示入力を受け付けたときに、前記表示
手段に表示されている画像を形成するフレーム画像デー
タを記憶するメモリと、前記メモリに前記フレーム画像
データが記憶されたときに、前記表示手段に対して、前
記メモリに記憶されたフレーム画像データにより形成さ
れる画像を一定時間表示するようにした後に、供給され
る前記画像信号に応じた画像の表示に切り換えるように
する表示制御手段と、前記メモリに記憶されたフレーム
画像データから印刷用データを形成する印刷用データ形
成手段と、前記印刷用データ形成手段により形成された
前記印刷用データを出力する印刷用データ出力手段とを
備えることを特徴とする。
【0014】この請求項1に記載の画像処理装置によれ
ば、表示手段には、例えば、外部の受信装置により受信
されたテレビ放送信号に含まれる画像信号による画像
や、VTRやDVDプレーヤなどの再生装置からの画像
信号による画像や、自機の放送受信部を通じて受信され
たテレビ放送信号による画像など、リアルタイムに供給
される画像信号による画像が表示される。
【0015】そして、受付手段により印刷指示入力が受
け付けられると、表示手段に表示されていた画像を形成
するフレーム画像データがメモリに取り込まれ、このメ
モリに取り込まれたフレーム画像データにより形成され
る画像が印刷されるように、印刷用データ形成手段によ
り当該フレーム画像データから印刷用データが形成さ
れ、これが印刷用データ出力手段を通じて出力されて、
印刷装置(プリンタ)に供給するようにされる。
【0016】また、フレーム画像データがメモリに記憶
されたときに、このメモリに記憶されたフレーム画像デ
ータによる画像を表示手段に一定時間表示した後におい
て、前述したようにリアルタイムに供給される画像信号
による画像の表示に戻るように表示制御手段により制御
される。
【0017】これにより、受付手段を通じての印刷指示
入力という簡単な操作で画像の印刷を行なうようにする
ことができる。また、メモリに記憶された画像が一定時
間、静止画像として表示するようにされるので、実際に
どの画像が印刷されるのかをユーザが正確に知ることが
できるようにされる。
【0018】また、メモリに記憶された画像の表示は、
例えば、100ミリ秒、200ミリ秒、あるいは、1秒
程度と極短い時間とされ、画像の印刷を行なっても、リ
アルタイムに供給される画像信号による画像が比較的に
長い時間に渡って見られなくなるという不都合を生じさ
せることもないようにされる。
【0019】また、請求項2に記載の発明の画像処理装
置は、供給される画像信号に応じた画像を表示するため
の表示手段と、印刷指示入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段を通じて前記印刷指示入力を受け付けたと
きに、前記表示手段に表示されている画像を形成するフ
レーム画像データを記憶するメモリと、前記メモリに前
記フレーム画像データが記憶されたときに、前記メモリ
に記憶されたフレーム画像データに基づいて、前記表示
手段の表示画面の一部分に表示する縮小画像を形成する
縮小画像形成手段と、前記表示手段に対して、供給され
る前記画像信号に応じた画像の表示を続行するととも
に、前記縮小画像形成手段により形成された前記縮小画
像を前記表示手段の表示画面の一部分に表示するように
する表示制御手段と、前記メモリに記憶されたフレーム
画像データから印刷用データを形成する印刷用データ形
成手段と、前記印刷用データ形成手段により形成された
前記印刷用データを出力する印刷用データ出力手段とを
備えることを特徴とする。
【0020】この請求項2に記載の画像処理装置によれ
ば、請求項1に記載の画像処理装置の場合と同様に、受
付手段を通じて印刷指示入力を受け付けたときに、表示
素子に表示された画像を形成するフレーム画像データを
メモリに取り込み、このメモリに取り込まれたフレーム
画像データに応じた画像が印刷出力するようにされる。
【0021】そして、縮小画像形成手段により、メモリ
に取り込まれたフレーム画像データから縮小画像が形成
され、これがリアルタイムに供給される画像信号による
画像とともに、表示手段の表示画面の一部分に表示する
ようにされる。
【0022】この場合、縮小画像は、リアルタイムに供
給される画像信号による画像の一部分に子画面画像とし
て表示されたり(いわゆる、ピクチャ・イン・ピクチャ
表示されたり)、あるいは、リアルタイムに供給される
画像信号による画像の外側に子画面画像として表示され
たり(いわゆる、ピクチャ・アウト・ピクチャ表示され
たり)するなど、種々の態様でリアルタイムに供給され
る画像信号による画像とともに、示することができるよ
うにされる。
【0023】これにより、受付手段を通じての印刷指示
入力という簡単な操作で画像の印刷を行なうようにする
ことができる。また、メモリに記憶された画像がいわゆ
る子画面に静止画像として表示されるので、実際にどの
画像が印刷されるのかをユーザが正確に知ることができ
るようにされる。
【0024】また、メモリに記憶された画像の表示は、
リアルタイムに供給される画像信号による画像ととも
に、縮小画像として表示素子の表示画面に表示するよう
にされるので、リアルタイムに供給される画像信号によ
る画像が全く見られなくなるという不都合を生じさせる
こともないようにされる。
【0025】また、請求項3に記載の発明の画像処理装
置は、請求項1または請求項2に記載の画像処理装置で
あって、相互に信号の送受が可能な別体のベース装置と
表示装置とからなり、前記ベース装置は、少なくとも前
記印刷用データ出力手段を備え、前記表示装置は、少な
くとも前記表示手段と、前記受付手段とを備えることを
特徴とする。
【0026】この請求項3に記載の画像処理装置によれ
ば、当該画像処理装置は、それぞれ別体のベース装置と
表示装置とからなり、印刷用データ出力手段はベース装
置に、また、表示手段と受付手段とは表示装置に設けら
れる。したがって、ベース装置に印刷装置が接続され
る。
【0027】これにより、ベース装置と印刷装置とを例
えば家庭内のいずれかの場所に固定的に設置し、表示装
置は、自分の部屋や庭先などの好きな場所に持ち運んで
画像を見ることができるといともに、表示装置の表示手
段に表示された画像の印刷をいつでも、どこからでも行
なうことができるようにされる。
【0028】また、請求項4に記載の発明の画像処理装
置は、請求項1、請求項2または請求項3に記載の画像
処理装置であって、前記受付手段を通じて前記印刷指示
入力を受け付けたときに、少なくとも操作の確認入力を
受け付けるためのダイアログ画像を前記表示素子に表示
するようにするダイアログ表示処理手段と、前記表示素
子に表示される前記ダイアログ画像に対する操作入力を
受け付ける操作入力受付手段とを備え、前記印刷用デー
タ出力手段は、前記操作入力受付手段を通じて、印刷を
実行することの確認入力を受け付けた場合に、前記印刷
用データを出力することを特徴とする。
【0029】この請求項4に記載の画像処理装置によれ
ば、受付手段を通じて印刷指示入力が受け付けられる
と、表示素子に表示されている画像を形成するフレーム
画像データがメモリに記憶されるが、当該メモリにフレ
ーム画像データが記憶されると、ダイアログ表示処理手
段により、印刷操作についての最終確認入力を受け付け
るダイアログ画像が表示手段に表示される。
【0030】ダイアログ画像は、ユーザと対話しながら
情報入力を行なわせるようにするための画像であり、必
要な情報の入力を促すとともに、ユーザからの入力を受
け付けるようにするものである。そして、操作入力受付
手段を通じてダイアログ画像に対する操作入力が受け付
けられ、この操作入力が、印刷しないことを指示するも
のではなく、印刷することの確認入力である場合に、印
刷用データ出力手段を通じて印刷用データが出力するよ
うにされる。
【0031】これにより、ダイアログ画像を通じて、印
刷するか否かの最終的な確認を行なうことができるの
で、間違って印刷指示入力をしてしまったようなものは
印刷せずに、ユーザが本当に必要とする画像のみを印刷
することができるようにされる。また、ダイアログ画像
を通じて、印刷出力枚数や印刷用紙の大きさなどの印刷
設定を行なうようにすることも可能となり、ユーザの要
求に応じた印刷処理を行なうようにすることができる。
【0032】また、請求項5に記載の画像処理装置は、
請求項4に記載の画像処理装置であって、前記ダイアロ
グ表示制御手段は、前記ダイアログ画像を透過性のある
画像として形成することを特徴とする。
【0033】この請求項5に記載の画像処理装置によれ
ば、ダイアログ画像は、いわゆるアルファブレンディン
グの技術が用いられて、透過性のある画像(透明度のあ
る画像)として表示するようにされる。
【0034】これにより、当該ダイアログ画像の後側
に、例えば、テレビ放送番組の画像が表示されている場
合に、これを隠すことなくダイアログ画像を表示するこ
とができる。したがって、ダイアログ画像の後側に表示
するようにされる画像が、ダイアログ画像によって見え
なくなることがないようにすることができる。
【0035】また、請求項6に記載の画像処理装置は、
請求項1、請求項2または請求項3に記載の画像処理装
置であって、前記印刷データ出力手段を通じてデータの
供給を受ける印刷装置に関する情報を取得する情報取得
手段と、前記情報取得手段により取得された印刷装置に
関する情報を前記表示素子に表示するようにする印刷装
置情報表示処理手段とを備えることを特徴とする。
【0036】この請求項6に記載の画像処理装置によれ
ば、例えば、受付手段を通じて印刷指示入力を受け付け
た場合などにおいて、印刷用データの供給先として接続
されている印刷装置(プリンタ)に関する情報が、情報
取得手段により取得される。ここで取得される印刷装置
に関する情報は、印刷装置の接続の有無、印刷が可能な
状態か否かなどの情報であり、この情報が、印刷装置情
報表示処理手段により表示手段に表示するようにされ
る。
【0037】これにより、印刷装置が印刷可能な状態に
なっていない場合には、これを確実にユーザに通知し、
印刷可能な状態にして画像の印刷を行なうようにするこ
とができる。すなわち、必要な画像の印刷を確実に行な
うことができるようにされる。
【0038】また、請求項7に記載の画像処理装置は、
請求項6に記載の画像処理装置であって、前記印刷装置
情報表示制御手段は、前記印刷装置に関する情報を透過
性のある画像として形成することを特徴とする。
【0039】この請求項7に記載の発明の画像処理装置
によれば、印刷装置に関する情報は、いわゆるアルファ
ブレンディングの技術が用いられて、透過性のある画像
(透明度のある画像)として表示するようにされる。
【0040】これにより、当該印刷装置に関する情報の
後側に、例えば、テレビ放送番組の画像が表示されてい
る場合に、これを隠すことなく、印刷装置に関する情報
を表示することができる。したがって、表示手段に表示
される印刷装置に関する情報の後側に表示するようにさ
れる画像が、印刷装置に関する情報によって見えなくな
ることがないようにすることができる。
【0041】また、請求項8に記載の発明の画像処理装
置は、供給される画像信号に応じた画像を表示するため
の表示手段と、印刷指示入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段を通じて前記印刷指示入力を受け付けたと
きに、前記表示手段に表示されている画像を形成するフ
レーム画像データを記憶するメモリと、前記メモリに前
記フレーム画像データを記憶したときに、供給される前
記画像信号に応じた画像の前記表示手段への表示を続行
するとともに、少なくとも操作の確認入力を受け付ける
ためのダイアログ画像を重ねて表示するようにする表示
制御手段と、前記表示素子に表示される前記ダイアログ
画像に対する操作入力を受け付ける操作入力受付手段
と、前記メモリに記憶されたフレーム画像データから印
刷用データを形成する印刷用データ形成手段と、前記操
作入力受付手段を通じて、印刷を実行することの確認入
力を受け付けた場合に、前記印刷用データ形成手段によ
り形成された前記印刷用データを出力する印刷用データ
出力手段とを備えることを特徴とする。
【0042】この請求項8に記載の画像処理装置によれ
ば、受付手段を通じて印刷指示入力を受け付けたとき
に、表示素子に表示された画像を形成するフレーム画像
データをメモリに取り込み、このメモリに取り込まれた
フレーム画像データにより形成される画像を印刷出力す
ることができるようにされる。
【0043】この場合、表示制御手段により供給される
画像信号に応じた画像である例えばテレビ放送番組の画
像はそのまま表示するようにされ、かつ、印刷処理の確
認入力を受け付けるためのダイアログ画像が表示手段に
表示するようにされる。そして、操作入力受付手段を通
じてダイアログ画像に対する操作入力が、印刷しないこ
とを指示するものではなく、印刷することの確認入力で
ある場合に、印刷用データが形成され、これが印刷用デ
ータ出力手段を通じて出力するようにされる。
【0044】これにより、印刷指示入力前から表示手段
に表示するようにされていた画像の表示を止めることな
く、画像の印刷を行なうようにすることができるととも
に、ダイアログ画像を通じて印刷処理の確認入力を受け
付けて、真に印刷を行なう場合にのみに画像の印刷を行
なうようにすることができるようにされる。
【0045】また、請求項9に記載の発明の画像処理装
置は、請求項8に記載の画像処理装置であって、相互に
信号の送受が可能なベース装置と表示装置とからなり、
前記ベース装置は、少なくとも前記印刷用データ出力手
段を備え、前記表示装置は、少なくとも前記表示手段
と、前記受付手段とを備えることを特徴とする。
【0046】この請求項9に記載の発明の画像処理装置
によれば、当該画像処理装置は、それぞれ別体のベース
装置と表示装置とからなり、印刷用データ出力手段はベ
ース装置に、また、表示手段と受付手段とは表示装置に
設けられる。したがって、ベース装置に印刷装置が接続
される。
【0047】これにより、ベース装置と印刷装置とを例
えば家庭内のいずれかの場所に固定的に設置し、表示装
置は、自分の部屋や庭先などの好きな場所に持ち運んで
画像を見るようにすることができるといともに、表示装
置の表示手段に表示された画像の印刷をいつでも、どこ
からでも行なうことができるようにされる。
【0048】また、請求項10に記載の画像処理装置
は、請求項8または請求項9に記載の画像処理装置であ
って、前記表示制御手段は、前記ダイアログ画像を透過
性のある画像として形成することを特徴とする。
【0049】この請求項10に記載の画像処理装置によ
れば、ダイアログ画像は、いわゆるアルファブレンディ
ングの技術が用いられて、透過性のある画像(透明度の
ある画像)として表示するようにされる。これにより、
当該ダイアログ画像の後側に、例えば、テレビ放送番組
の画像が表示されている場合に、これを隠すことなくダ
イアログ画像を表示することができる。
【0050】また、請求項11に記載の発明の画像処理
装置は、請求項8または請求項9に記載の画像処理装置
であって、前記印刷用データ出力手段を通じて前記印刷
用データの供給を受ける印刷装置に関する情報を取得す
る情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された
印刷装置に関する情報を前記表示素子に表示するように
する印刷装置情報表示制御手段とを備えることを特徴と
する。
【0051】この請求項11に記載の発明の画像処理装
置によれば、例えば、受付手段を通じて印刷指示入力を
受け付けた場合などにおいて、印刷用データの供給先と
して接続されている印刷装置(プリンタ)に関する情報
が、情報取得手段により取得され、この情報が、印刷装
置情報表示処理手段により表示手段に表示するようにさ
れる。
【0052】これにより、印刷装置が印刷可能な状態に
なっていない場合には、これを確実にユーザに通知し、
印刷可能な状態にして画像の印刷を行なうようにするこ
とができる。すなわち、必要な画像の印刷を確実に行な
うことができるようにされる。
【0053】また、請求項12に記載の発明の画像処理
装置は、請求項11に記載の画像処理装置であって、前
記印刷装置情報表示制御手段は、前記印刷装置に関する
情報を透過性のある画像として形成することを特徴とす
る。
【0054】この請求項12に記載の発明の画像処理装
置によれば、印刷装置に関する情報は、いわゆるアルフ
ァブレンディングの技術が用いられて、透過性のある画
像(透明度のある画像)として表示するようにされる。
これにより、当該印刷装置に関する情報の後側に、例え
ば、テレビ放送番組の画像が表示されている場合に、こ
れを隠すことなく、印刷装置に関する情報を表示するこ
とができる。
【0055】
【発明の実施の形態】住宅内などの限られたエリア内で
構築される無線LAN(Local Area Net
work)システムの一種として、テレビ放送の受信用
のチューナが内蔵または接続され、モデムを介して電話
回線が接続されるなど、情報ソースとして機能するベー
ス装置と、このベース装置との間の無線通信によって、
ベース装置に対してコマンドを発行して、ベース装置か
らテレビの画像を受信し、ベース装置を介してインター
ネット上の情報を受信して、ディスプレイ上に画像や情
報を表示し、ベース装置を介して電子メールを送受信す
るモニタ装置とからなるシステムが考えられる。
【0056】以下、この発明を上記のシステムに適用し
た場合を例に挙げて、この発明の一実施形態を示す。
【0057】(モニタ装置およびベース装置の概略構
成:図1〜図4)図1は、モニタ装置の一例の概略構成
を示し、図2および図3は、ベース装置の一例の概略構
成を示し、図4は、モニタ装置をスタンドによって自立
させた状態を示す。
【0058】図1に示すように、モニタ装置100の正
面には、LCD(液晶ディスプレイ)101が設けら
れ、その表示画面上には、タッチパネル103が設けら
れ、LCD101の左右位置には、上部にスピーカ10
5,106が設けられ、下部に後述のベース装置200
との間の無線通信用のパッチアンテナ107,108が
設けられる。
【0059】一方のパッチアンテナ107は、モニタ装
置100の前方側に半球面状の放射パターンを形成する
ものとされ、他方のパッチアンテナ108は、逆にモニ
タ装置100の後方側に半球面状の放射パターンを形成
するものとされて、各パッチアンテナ107,108の
受信レベル情報に基づいて実際に送信および受信を行な
うパッチアンテナが選択されることによって、パッチア
ンテナ107,108全体として、全球面状の放射パタ
ーンを有するアンテナが形成されて、モニタ装置100
とベース装置200との位置関係の如何にかかわらず、
モニタ装置100とベース装置200との間の無線通信
が良好に行われるように構成される。
【0060】モニタ装置100の正面の右側部分には、
スピーカ106の下側に、インデックスボタン111、
ジャンプボタン112、およびチャンネルボタン11
3,114が設けられ、正面の左側部分には、スピーカ
105の下側に、充電ランプ(LED)115、および
メール自動送受信ランプ(LED)116が設けられ
る。
【0061】インデックスボタン111は、これを押す
ことによって、LCD101上に図示するようなインデ
ックス画面を表示するものであり、ユーザは、タッチペ
ンまたは指で、いずれかのメニューにタッチすることに
よって、テレビの選局、ベース装置200に接続された
外部機器の操作、インターネットへのアクセス、メール
の作成・送信、アルバムの表示・作成などを行なうこと
ができる。
【0062】ジャンプボタン112は、これを押すこと
によって、一つ前に受信していたチャンネルを受信する
ことができるものであり、チャンネルボタン113は、
これを押すことによって、LCD101上に表示される
操作画面が、テレビ→外部機器→インターネット→メー
ル→アルバム→テレビの順に切り換えられるものであ
り、チャンネルボタン114は、これを押すことによっ
て、LCD101上に表示される操作画面が、上記の順
とは逆の順に切り換えられるものである。
【0063】アルバムとは、デジタルカメラで撮影して
メモリースティック(登録商標)に記録した画像を、L
CD101上に表示し、LCD101上で加工し、LC
D101上で作成したメールに添付し、加工後にモニタ
装置100内またはメモリースティックに保存し、ある
いは、テレビの画像を静止画として、またはメールで受
信した画像やインターネット上で取得した画像などを、
モニタ装置100内またはメモリースティックに保存
し、LCD101上で加工し、LCD101上で作成し
たメールに添付し、あるいは、モニタ装置100内また
はメモリースティックに保存されている画像をインター
ネット上にアップロードするなどである。
【0064】画像の加工としては、画像の色や明るさな
どを変え、手書き入力によって画像に文字や絵などを加
えることができる。
【0065】モニタ装置100の上面には、タッチペン
119が収納される溝部121、スタンバイランプ(L
ED)122、電源ボタン123、回線ランプ(LE
D)124、回線切断ボタン125、印刷ボタン12
6、消音ボタン127、音量増強ボタン128、および
音量低減ボタン129が設けられる。
【0066】モニタ装置100の左側面には、LCD1
01の明るさを調整する摘み131、ヘッドホン接続用
の端子132、USB(Universal Seri
alBus)端子133、キーボード接続用の端子13
4、およびACパワーアダプタ接続用の端子135が設
けられる。
【0067】モニタ装置100の右側面には、メモリー
スティック141が装着されるスロット142、および
メモリースティック用のランプ(LED)143が設け
られ、モニタ装置100の底面には、充電端子151,
152が設けられる。
【0068】モニタ装置100の背面には、モニタ装置
100の把持用の手掛け部161が設けられるととも
に、モニタ装置100を自立させるためのU形のスタン
ド163が開閉可能に取り付けられ、図では省略した
が、スタンド163で囲まれる部分にバッテリ収納部が
設けられ、これにバッテリが収納される。
【0069】図2に示すように、ベース装置200は、
正面部210と後方部220を接合して一体化した構造
とされ、正面部210の左右位置には、モニタ装置10
0との間の無線通信用のパッチアンテナ207,208
が設けられる。
【0070】モニタ装置100のパッチアンテナ10
7,108と同様に、一方のパッチアンテナ207は、
ベース装置200の前方側に半球面状の放射パターンを
形成するものとされ、他方のパッチアンテナ208は、
逆にベース装置200の後方側に半球面状の放射パター
ンを形成するものとされて、各パッチアンテナ207,
208の受信レベル情報に基づいて実際に送信および受
信を行なうパッチアンテナが選択されることによって、
パッチアンテナ207,208全体として、全球面状の
放射パターンを有するアンテナが形成されて、ベース装
置200とモニタ装置100との位置関係の如何にかか
わらず、ベース装置200とモニタ装置100との間の
無線通信が良好に行われるように構成される。
【0071】正面部210は、後方側に傾いたものとさ
れ、その中央下部に、モニタ装置100をベース装置2
00に立て掛けるための支持体211が設けられ、支持
体211の内側に、充電端子201,202が設けら
れ、支持体211の表面に、電源ランプ(LED)20
4が設けられ、正面部210の中央に、回線ランプ(L
ED)205が設けられる。
【0072】また、図3に示すように、後方部220の
下部背面には、電源ボタン231、ACパワーアダプタ
接続用の端子232、VHF/UHF端子239、回線
端子241、ADSLモデムやCATVモデムなどの接
続用のイーサネット(登録商標)端子242、AVマウ
ス接続用の端子243,244、S映像入力端子24
5、映像音声入力端子246,247、映像音声出力端
子248、およびプリンタ接続用のUSB端子249な
どが設けられる。
【0073】上述したモニタ装置100およびベース装
置200では、ユーザは、ベース装置200を居間など
の場所に固定的に配置し、モニタ装置100を住居内や
庭などの任意の場所に持ち運んで、任意の場所で手元の
モニタ装置100によって、テレビ放送を受信し、イン
ターネットにアクセスし、電子メールを送受信するなど
の機能を実行することができる。
【0074】この場合、モニタ装置100を手に持って
使用することもできるが、図4に示すように、スタンド
163を開いて、モニタ装置100を適当な面上に適当
な傾斜角で自立させることもできる。
【0075】また、モニタ装置100をベース装置20
0の正面部210に立て掛けて使用することもできる。
この場合、モニタ装置100の底面の充電端子151,
152が、ベース装置200の支持体211の内側の充
電端子201,202に接触し、接続されることによっ
て、モニタ装置100に装着されたバッテリを、ベース
装置200によって充電することができる。
【0076】(ベース装置およびモニタ装置の機能ブロ
ック構成:図5および図6)図5は、ベース装置200
の機能ブロック構成の一例を示す。制御部270は、C
PU271、CPU271が実行すべきプログラムや固
定データなどが書き込まれたROM272、およびCP
U271のワークエリアなどとして機能するRAM27
3によって構成される。
【0077】VHF/UHF端子239には、VHF/
UHFアンテナ1が接続され、VHF/UHFアンテナ
1で受信された地上波テレビ放送信号が、ベース装置2
00内のVHF/UHFチューナ259で選局復調さ
れ、さらに映像データおよび音声データに変換された上
で、バス274に送出される。
【0078】回線端子241には、電話回線2が接続さ
れ、回線端子241は、回線インタフェース261およ
びモデム262を介してバス274に接続される。
【0079】映像音声入力端子246には、第1外部機
器6として、例えばデジタルCSチューナやデジタルB
Sチューナなどが接続され、これからの映像データおよ
び音声データが、ベース装置200内の外部入力インタ
フェース266を介して、バス274に送出される。
【0080】映像音声入力端子247には、第2外部機
器7として、例えばDVDプレーヤやハードディスクレ
コーダなどが接続され、これからの映像データおよび音
声データが、ベース装置200内の外部入力インタフェ
ース267を介して、バス274に送出される。
【0081】端子243および244には、AVマウス
3および4が接続されるとともに、端子243および2
44は、ベース装置200内のインタフェース263お
よび264を介してバス274に接続され、制御部27
0からのコマンド信号によってAVマウス3および4の
発光部から送出された赤外線遠隔操作信号が、第1外部
機器6および第2外部機器7に設けられた受光部で受信
されることによって、第1外部機器6および第2外部機
器7が操作される。
【0082】USB端子249には、プリンタ9が接続
され、バス274に送出された印刷用のコマンドおよび
データが、USBインタフェース269を介してプリン
タ9に供給される。また、制御部270は、USB端子
249、USBインタフェース269を通じてプリンタ
の接続の有無、および、接続されているプリンタの状態
を監視することができるようにしている。
【0083】バス274には、無線通信部280が接続
され、モニタ装置100に送信されるべき各種のデータ
やコマンドが、無線通信部280において、所定の変調
方式(例えばDS−SS)で変調され、所定周波数帯
(例えば2.4GHz帯)の高周波信号に変換されて、
パッチアンテナ207,208からモニタ装置100に
送信されるとともに、モニタ装置100から送信された
コマンドや各種のデータが、パッチアンテナ207,2
08で受信され、無線通信部280において、周波数変
換され、復調されて、バス274に送出される。
【0084】図6は、モニタ装置100の機能ブロック
構成の一例を示す。制御部170は、CPU171、C
PU171が実行すべき後述のスライドショー設定処理
ルーチンおよびスライドショー表示処理ルーチンを含む
プログラムや固定データなどが書き込まれたROM17
2、およびCPU171のワークエリアなどとして機能
するRAM173によって構成される。
【0085】バス174には、画像ファイルなどが書き
込まれるユーザメモリ175が接続されるとともに、図
1に示したスロット142にメモリースティック141
が装着されることによって、メモリースティック141
が接続される。
【0086】バス174には、無線通信部180が接続
され、ベース装置200に送信されるべきコマンドや各
種のデータが、無線通信部180において、所定の変調
方式で変調され、所定周波数帯の高周波信号に変換され
て、パッチアンテナ107,108からベース装置20
0に送信されるとともに、ベース装置200から送信さ
れた各種のデータやコマンドが、パッチアンテナ10
7,108で受信され、無線通信部180において、周
波数変換され、復調されて、バス174に送出される。
【0087】バス174には、表示制御部191を介し
てLCD101が接続されるとともに、D/Aコンバー
タ195および音声増幅回路196を介してスピーカ1
05,106が接続される。
【0088】また、タッチパネル103が、座標検出部
193を介してバス174に接続されるとともに、図1
に示したインデックスボタン111などを含む操作部1
09が、インタフェース199を介してバス174に接
続される。
【0089】(表示画像の印刷(ハードコピー):図7
〜図10)そして、上述のモニタ装置100とベース装
置200とからなる画像処理装置(画像処理システム)
においては、モニタ装置100のLCD101に表示さ
れている画像の印刷を簡単な操作で行なうことができる
ようにしている。つまり、この実施の形態の画像処理シ
ステムは、画像のハードコピー機能を備えたものであ
る。
【0090】前述もしたように、モニタ装置100は、
ベース装置200から供給される種々の表示情報に応じ
た画像をLCD101に表示することができるものであ
り、LCD101に表示するようにされた画像であれば
そのハードコピーをとることができるようにしている。
【0091】なお、ベース装置200からモニタ装置1
00に供給される表示情報としては、例えば、テレビ放
送番組の画像データ、外部機器から供給される画像デー
タ、インターネットを通じて取得するようにした画像デ
ータ、電子メールデータ、ベース装置200において形
成されるメッセージデータなどがある。
【0092】以下においては、モニタ装置100がベー
ス装置200からテレビ放送番組を提供する信号の供給
を受け、モニタ装置100を通じてテレビ放送番組を視
聴するようにしている場合を例にして説明を進める。
【0093】上述のベース装置200は、図5に示した
ように、USB端子249を通じてプリンタ9を接続す
ることができるようにされている。なお、この例の場
合、ベース装置200のUSB端子249に接続された
プリンタ9を動作させるためのプログラムやデータから
なるいわゆるプリンタドライバは、モニタ装置100の
ユーザメモリ175に最初からインストールされてい
る。
【0094】そして、図1に示したように、モニタ装置
100の上面に設けられているハードウエアキーである
印刷ボタン126が押下操作された場合に、その時点に
おいてLCD101に表示するようにされている画像を
形成するフレーム画像データが例えばユーザメモリ17
5に取り込まれ、印刷実行指示がベース装置200に送
信される。
【0095】この場合、モニタ装置100においては、
ユーザメモリ175に取り込んだフレーム画像データに
よる画像を100ミリ秒から1秒程度の適宜の時間分静
止画像としてLCD101に表示した後、元の画像の表
示、すなわち、この例の場合には、視聴していたテレビ
放送番組の画像(動画像)の表示に戻るようにされる。
【0096】このように、ユーザメモリ175に取り込
んだフレーム画像データによる画像を適宜の時間表示す
るのは、どの画像が印刷されるかをユーザに明確に通知
するためである。
【0097】なお、ユーザメモリ175に取り込んだフ
レーム画像データによる画像を静止画像として適宜の時
間表示したとしても、その時間は、上述のように、10
0ミリ秒から1秒程度と極短い時間とすることにより、
元の画像であるテレビ放送番組の画像により提供される
重要な情報を見逃すなどの不都合が生じることもないよ
うにしている。
【0098】そして、モニタ装置100は、自機のメモ
リに保持する印刷ダイアログ情報に応じた印刷ダイアロ
グ画像をLCD101に表示中のテレビ放送番組の画像
に重ねて表示する。図7は、印刷ダイアログ画像の表示
例を説明するための図である。
【0099】図7において、山などの風景部分がテレビ
放送番組の画像であり、これに印刷ダイアログ画像DG
が重ねて表示するようにされている。この場合、印刷ダ
イアログ画像DGは、いわゆるアルファブレンディング
の技術を用い透過性のある画像(透明度のある画像)と
して表示するようにされ、印刷ダイアログ画像DGが表
示されることにより、その後ろ側の画像となるテレビ放
送番組の画像を見えなくすることがないようにしてい
る。
【0100】そして、印刷ダイアログ画像DGには、印
刷を行なうことを最終的に確認し印刷実行を指示するた
めの“OKアイコン”i1と、印刷を中止することを指
示する“やめるアイコン”i2とが表示され、そのいず
れかを選択指示することができるようにしている。
【0101】また、図7に示す例の印刷ダイアログ画像
DGの場合、用紙サイズ、用紙種類、印刷枚数、印刷方
式などを設定することもできるようにされている。この
例においては、用紙サイズとしては、A4縦、はがき
縦、はがき横の選択が可能であり、用紙種類としては、
普通紙と高品位用紙との選択が可能であり、また、印刷
方式としては、標準印刷と見たまま印刷の選択が可能と
されている。
【0102】なお、図7に示した例においては、用紙サ
イズはA4縦が、用紙種類は普通紙が、印刷方式は標準
印刷が選択され、印刷枚数は1枚と設定されている場合
を示している。そして、アイコンや選択項目に対する選
択入力は、上述したように、タッチペンまたは指で目的
とするアイコンや項目のLCD101上の表示位置にタ
ッチすることにより、選択することができるようにされ
ている。
【0103】そして、“OKアイコン”i1が選択され
た場合に、モニタ装置100は、前述したように、印刷
実行指示を形成し、これをベース装置200に送信す
る。ベース装置200は、モニタ装置100からの印刷
実行指示を受信すると、自機に接続されているプリンタ
をモニタし、当該プリンタが動作可能か否かを示すデー
タをモニタ装置100に送信する。
【0104】モニタ装置100は、ベース装置200か
らのデータが、ベース装置200に接続されているプリ
ンタが動作可能であることを示すものである場合には、
ユーザメモリ175に取り込んだフレーム画像データか
ら、モニタ装置100に予めインストールされているプ
リンタドライバにより、印刷用データを形成し、これを
ベース装置200に送信する。
【0105】ベース装置200は、モニタ装置100か
らの印刷用データを受信すると、これをUSBインタフ
ェース269、USB端子249を通じてプリンタ9に
供給する。これにより、プリンタ9が動作し、ユーザが
印刷を希望した表示画像が、プリンタ9によって印刷さ
れる。
【0106】また、ベース装置200が、モニタ装置1
00からの印刷実行指示を受信した場合に行なうプリン
タのモニタの結果、プリンタが接続されていなかった
り、接続されているプリンタに障害があったりする場合
には、これを通知するためのプリンタに関する情報が形
成され、これがモニタ装置100に送信される。
【0107】モニタ装置100は、ベース装置200か
らのプリンタに関する情報を受信すると、そのプリンタ
に関する情報に応じた画像をLCD101に表示中の画
像に重ねて表示する。図8は、プリンタに関する情報に
応じた画像(プリンタエラー画像)EGの表示例を説明
するための図である。
【0108】この図8の場合にも、山などの風景部分が
テレビ放送番組の画像であり、これにプリンタエラー画
像EGが重ねて表示される。このプリンタエラー画像E
Gもまた、アルファブレンディングの技術を用い透過性
のある画像(透明度のある画像)として表示するように
され、プリンタエラー画像EGが表示されることによ
り、その後ろ側の画像となるテレビ放送番組の画像を見
えなくすることがないようにしている。
【0109】なお、図8に示した例は、モニタ装置10
0に予めインストールされているプリンタドライバによ
っては動作させることができないプリンタが接続された
場合に表示されるプリンタエラー画像である。この他、
プリンタエラー画像には、以下のようなものがある。
【0110】例えば、プリンタから応答がない場合、あ
るいは、プリンタがビジィ状態である場合を通知するも
のとして、「プリンタの準備ができていないようなので
印刷を中断しました。確認してください。」、「プリン
タの電源が入っていないかプリンタが接続されていない
ため印刷を中断しました。」、「プリンタ使用中のため
印刷を開始できません。印刷を中断しました。」などの
メッセージを表示するものがある。
【0111】また、印刷実行中に生じた障害を通知する
ものとして、「プリンタの用紙が詰まったため印刷を中
断しました。プリンタを確認してください。」、「プリ
ンタのカバーが開いています。カバーを閉じた後に、
「OK」を選ぶと印刷を続けます。」などのメッセージ
を表示するものがある。
【0112】また、プリンタの消耗品関係の障害などを
通知するものとして、「プリンタのカートリッジをセッ
トしてください。セットした後に、「OK」を選ぶと印
刷を続けます。」、「カラーインクがなくなりました。
カラーインクを交換した後に、「OK」を選ぶと印刷を
続けます。」、「黒インクがなくなりました。黒インク
を交換した後に、「OK」を選ぶと印刷を続けま
す。」、「インクがなくなりました。インクを交換した
後に、「OK」を選ぶと印刷を続けます。」などのメッ
セージを表示するものがある。
【0113】また、その他の異常を通知するものとし
て、「プリンタのケーブルまたはプリンタに異常がある
ようなので印刷を中断しました。」、「プリンタドライ
バのエラーが起きたため印刷を中断しました。」、およ
び、図8に示した「本機ではこのプリンタには対応して
いません。」などのメッセージを表示するものが用意さ
れている。
【0114】ベース装置200は、これに接続されたプ
リンタをモニタし、障害が発生している場合には、どの
ような障害が発生しているのかを、適切なプリンタエラ
ーメッセージによって、ユーザに対し明確に通知するこ
とができるようにしている。
【0115】なお、図7に示した印刷ダイアログ情報を
通じて、“やめるアイコン”i2選択された場合には、
画像の印刷処理を中止し、不必要な画像を印刷出力する
ことが無いようにしている。
【0116】(モニタ装置とベース装置の印刷処理時の
動作について)次に、モニタ装置100とベース装置2
00とからなるこの実施の形態の画像処理システムにお
ける印刷処理時の動作について、図9、図10のフロー
チャートを参照しながら説明する。
【0117】(モニタ装置100の印刷処理時の動作)
まず、モニタ装置100の印刷処理時の動作から説明す
る。図9は、モニタ装置100における印刷処理時の動
作について説明するためのフローチャートである。この
図9の処理は、モニタ装置100の制御部170におい
て実行される処理である。モニタ装置100の制御部1
70は、モニタ装置100の上面に設けられている印刷
ボタン126が押下されたか否かを監視する(ステップ
S101)。
【0118】ステップS101の処理において、印刷ボ
タン126が押下されたことを検出した場合には、制御
部170は、印刷ボタン126が押下された時点におい
てLCD101に表示されていた画像を形成するフレー
ム画像データを例えばユーザメモリ175に取り込み
(格納し)、この取り込んだフレーム画像データによる
静止画像を一定時間、例えば100ミリ秒程度表示する
ようにする(ステップS102)。
【0119】この場合、フレーム単位の画像データ(フ
レーム画像データ)は、ユーザメモリ175に供給さ
れ、表示画像と同じ画像を形成するフレーム画像データ
が蓄積するようにされ、印刷ボタン126が押下操作さ
れた場合に、その時点においてLCD101に表示され
ている画像を形成するフレーム画像データを確実にユー
ザメモリ175に格納することができるようにしてい
る。
【0120】また、制御部170の制御により、前述し
たように、ユーザメモリ175に取り込まれたフレーム
画像データが表示制御部191に供給され、一定時間静
止画像として表示された後、順次に供給される画像デー
タによる例えばテレビ放送番組による画像の表示(動画
像の表示)に切り換えられるようにされる。
【0121】このようにすることにより、印刷しようと
した目的とする画像を形成するフレーム画像データがユ
ーザメモリ175に格納されたか否かを確認することが
できるようにしている。また、ユーザメモリ175に取
り込んだフレーム画像データに応じた画像の表示は、ユ
ーザが認識できる程度の極短い時間だけであるので、視
聴するようにしていたテレビ放送番組の重要な画像を見
逃すなどという不都合が発生することもない。
【0122】そして、制御部170は、ユーザによっ
て、印刷ボタン126が押下操作された時点において表
示するようにされた画像を形成するフレーム画像データ
をユーザメモリ175に取り込んだ後、モニタ装置10
0の制御部170は、視聴するようにされているテレビ
放送番組の画像に重ねて、自機の例えばユーザメモリ1
75に保持するようにしている印刷ダイアログ情報に応
じた印刷ダイアログ画像を表示する(ステップS10
3)。
【0123】この場合、印刷ダイアログ画像は、図7を
用いて説明したように透過性のある画像(透明度のある
画像)として表示されるので、印刷ダイアログ画像によ
りテレビ放送番組の画像が見えなくなることがないよう
にしている。つまり、画像の印刷を行なうようにして
も、視聴するようにしていたテレビ放送番組の画像が見
られなくなるという不都合を生じさせることもないよう
にしている。
【0124】そして、モニタ装置100の制御部170
は、例えば、タッチパネル103、座標検出部193を
通じて、印刷に関する情報の入力を受け付ける(ステッ
プS104)。このステップS104の処理は、図7を
用いて説明したように、印刷に関する各種の設定情報
や、印刷実行の最終確認、印刷中心の最終確認を受け付
ける処理である。
【0125】そして、モニタ装置100の制御部170
は、ステップS104において受け付けたユーザからの
操作入力が、図7に示したアイコンi1を選択するもの
であり、印刷を行なうことを指示するものか否かを判断
する(ステップS105)。ステップS105の判断処
理において、ユーザからの操作入力が、印刷を行なうこ
とを指示するものであると判断したときには、印刷実行
指示情報を形成し、これを無線通信部180、パッチア
ンテナ107,108を通じてベース装置200に送信
する(ステップS106)。
【0126】印刷実行指示を受信したベース装置200
は、前述もし、また後述もするように、USB端子24
9、USBインタフェース269を通じてベース装置2
00に接続されているプリンタ9の状態をモニタする。
この場合、プリンタ9からUSB端子249、USBイ
ンタフェース269を通じてプリンタ9の状態を通知す
るデータがベース装置200の制御部270に供給さ
れ、ベース装置200の制御部270は、プリンタ9が
印刷可能な状態であるときにはその旨を通知するデータ
を送信し、印刷不能なときには、その旨を通知する印刷
エラー情報とを送信してくる。
【0127】モニタ装置100は、ベース装置200か
らの返信情報を受信し(ステップS107)、受信した
返信情報が印刷エラーを示すものか否かを判断する(ス
テップS108)。
【0128】このステップS108の判断処理におい
て、モニタ装置100の制御部170が返信情報は印刷
エラーを示すものではないと判断したときには、モニタ
装置100の制御部170は、ユーザメモリ175に取
り込んだフレーム画像データから印刷用データを形成
し、これをバス174、無線通信部180、パッチアン
テナ107,108を通じてベース装置200に送信す
る(ステップS109)。
【0129】この後、モニタ装置100から送信された
フレーム画像データに応じた画像がベース装置200に
接続されたプリンタ9から出力されるが、印刷出力され
るまでの間、モニタ装置100の制御部170は、例え
ば、「お待ち下さい」というメッセージをLCD196
に表示し(ステップS110)、この後に、視聴するよ
うにされていたテレビ放送番組の画像のみの表示を行な
うようにし(ステップS111)、この図9に示す処理
を終了する。
【0130】また、ステップS105の判断処理におい
て、ユーザからの操作入力は、印刷を行なうことを指示
するものではない、すなわち、図7に示したアイコンi
2を選択するものであり、印刷の中止を指示するもので
あると判断したときには、ステップS103において表
示した印刷ダイアログ画像の表示を消去するようにし
(ステップS112)、視聴するようにしていたテレビ
放送番組の画像を表示するようにして(ステップS11
1)、この図9に示す処理を終了する。すなわち、印刷
処理を中止して終了する。
【0131】また、ステップS108の判断処理におい
て、ステップS107において受信した返信情報は、印
刷エラーを示すものであると判断したときには、図8を
用いて説明したように、印刷エラーの状態に応じた内容
のプリンタエラー画像を表示するとともに、エラー状態
の回避後においては印刷処理の続行が可能なものについ
ては、ユーザからの確認入力を受け付けるエラー表示処
理を実行する(ステップS113)。
【0132】そして、モニタ装置100の制御部170
は、確認入力を受け付けたか否かを判断し(ステップS
114)、確認入力を受け付けたと判断したときには、
ステップS106からの処理を繰り返し、ステップS1
02において取り込んだフレーム画像データに応じた画
像の印刷処理を続行するようにする。
【0133】ステップS114の判断処理において、例
えば、所定時間の間に、確認入力を受け付けなかったと
判断した場合や印刷中断の所定の操作がされた場合、あ
るいは、始めから確認入力は受け付けられずに、印刷処
理が中断するようにされていると判断した場合には、モ
ニタ装置100の制御部170は、印刷処理を中断し、
視聴するようにされていたテレビ放送番組の画像のみを
表示するようにして(ステップS111)、この図9に
示す処理を終了する。
【0134】(ベース装置200の印刷処理時の動作に
ついて)次に、ベース装置200の印刷処理時の動作に
ついて説明する。図10は、ベース装置200における
印刷処理時の動作について説明するためのフローチャー
トである。この図10に示す処理は、ベース装置200
の制御部270において実行される処理である。
【0135】ベース装置200の制御部270は、パッ
チアンテナ207,208、無線通信部280を通じ
て、モニタ装置100からの印刷実行指示を受信したか
否かを監視する(ステップS201)。ステップS20
1の判断処理において、モニタ装置100からの印刷実
行指示を受信したと判断したときには、ベース装置20
0の制御部270は、USBインタフェース269を通
じて、USB端子249に接続されているべきプリンタ
9をモニタするようにし、プリンタ9が接続されている
か、接続されている場合には、動作可能か否かを確認す
る(ステップS202)。
【0136】そして、ベース装置200の制御部270
は、ステップS202のモニタ結果に基づいて、プリン
タが未接続であったり、動作不能な(使用不能な)状態
であったりするなどのエラー状態か否かを判断する(ス
テップS203)。
【0137】ステップS203の判断処理において、エ
ラー状態であると判断したときには、エラーを通知する
情報を返信情報として形成し、これをバス274、無線
通信部280、アンテナ207、208を通じてモニタ
装置100に送信し(ステップS204)、この図10
に示す処理を終了する。そして、例えば、再度、この図
10に示す処理が実行するようにされてモニタ装置10
0からの印刷実行指示の受信待ちとなる。
【0138】ステップS203の判断処理において、エ
ラー状態ではないと判断したときには、ベース装置20
0の制御部270は、印刷可能を示す情報をバス27
4、無線通信部280、アンテナ207、208を通じ
てモニタ装置100に送信し(ステップS205)、モ
ニタ装置100からの印刷用データを受信するようにす
る(ステップS206)。
【0139】そして、モニタ装置100からの印刷用デ
ータを受信すると、制御部270は、受信した印刷用デ
ータをUSBインタフェース269、USB端子249
を通じてプリンタ9に供給し、モニタ装置100から印
刷用データに応じた画像をプリンタ9から印刷出力する
(ステップS207)。そして、この図10に示す処理
を終了し、例えば、再度、この図10に示す処理が実行
するようにされてモニタ装置100からの印刷実行指示
の受信待ちとなる。
【0140】このように、ハードウエアキーとして設け
られた印刷ボタン126を押下操作するだけという簡単
で瞬時に行なうことが可能な操作により、そのときLC
D101の表示画面に表示するようにされていた画像を
印刷する、いわゆるハードコピーを実現することができ
るようにされる。
【0141】また、この場合、印刷するために、ユーザ
メモリ175に取り込むようにされたフレーム画像デー
タによる画像は、一定時間、静止画像として表示され、
ユーザにどの画像が印刷するようにされたかを知らせる
ことができるようにされる。
【0142】また、印刷ダイアログ画像の表示により、
印刷するようにした画像の印刷を行なうか否かを最終確
認することができるとともに、印刷ダイアログ画像を介
して、印刷に関する種々の設定を行なうようにすること
ができる。また、プリンタエラー画像の表示により、印
刷エラーが発生して印刷ができない場合にこれを明確に
通知することができるとともに、印刷エラーの内容をも
明確に通知することができるので、印刷エラーを迅速に
回避するようにすることができるようにされる。
【0143】また、印刷ダイアログ画像、プリンタエラ
ー画像は、いわゆるアルファブレンディングの技術が用
いられ、透明度があり、後の画像を透過させて観視可能
なように表示することができるので、視聴するようにし
ていたテレビ放送番組の画像などが、印刷ダイアログ画
像、プリンタエラー画像によっては見えなくなることが
ないようにされる。したがって、テレビ放送番組などの
画像が邪魔されることなく、印刷ダイアログ画像、プリ
ンタエラー画像が表示することができるようにされる。
【0144】また、印刷ダイアログ画像やプリンタエラ
ー画像を表示することなく、印刷ボタン126が押下操
作された場合には、その時点においてLCD101に表
示されていた画像を即座に印刷出力するようにすること
も可能である。
【0145】また、印刷ダイアログ画像は表示するが、
プリンタエラー画像は表示せずに、プリンタ側において
の警告表示などにより印刷エラーを通知するようにして
もよい。また、印刷ダイアログ画像は用いないが、プリ
ンタエラー画像は用いるようにすることもできる。
【0146】しかし、不必要な画像の印刷を抑制した
り、用紙、用紙サイズ、印刷枚数、印刷方式などを設定
し、好みの印刷を画像毎に行なうようにしたりするため
には、印刷ダイアログ画像の表示は有効であるし、ま
た、印刷が可能な環境を迅速に整えるようにするために
は、プリンタエラー画像の表示は有効である。
【0147】また、前述した実施の形態の場合、画像処
理装置は、モニタ装置100とベース装置200とから
なるものであり、プリンタ9はベース装置200に接続
されて用いられるようにされる。このため、モニタ装置
100は、持ち運びが自由となり、家庭内のどこにおい
ても、目的とする画像が表示された場合には、これを印
刷するようにすることができる。
【0148】なお、上述のように、画像処理装置は、モ
ニタ装置100とベース装置200とからなるものに限
るものではなく、モニタ装置100とベース装置200
との機能を有する例えばテレビ受像機のような単体の画
像処理装置にもこの発明を適用することができる。
【0149】このような場合には、画像処理装置は、ユ
ーザの手の届く範囲内に設置されていないこともあると
考えられるので、印刷ボタンを画像処理装置に設けるの
ではなく、画像処理装置の遠隔操作装置(リモートコマ
ンダ)に設けるようにしてももちろんよい。
【0150】また、印刷ボタンは、前述の実施の形態の
場合のように、ユーザが操作可能な位置で用いられるこ
とが多い場合には、LCD101に表示するようにし、
タッチパネルとともに操作を受け付けるようにするいわ
ゆるソフトウエアキーとして実現するようにしてももち
ろんよい。
【0151】また、前述した実施の形態においては、印
刷ボタン126の押下操作時点の画像のフレーム画像デ
ータをユーザメモリ175に取り込むものとして説明し
たが、これに限るものではない。印刷処理専用の画像メ
モリを設けるようにし、これに取り込むようにしてもよ
い。また、メモリ容量を大きくすることにより、印刷用
のフレーム画像データを複数取り込み、これを連続して
印刷するようにすることも可能である。
【0152】(他の例について)前述の実施の形態にお
いては、印刷ボタン126が押下された場合に、その時
点においてLCD101に表示するようにされていた画
像を形成するフレーム画像データをメモリに取り込み、
このメモリに取り込んだフレーム画像データによる画像
を一定時間静止画像として表示するようにした。しか
し、これに限るものではない。
【0153】例えば、印刷ボタン126が押下された場
合に、その時点においてLCD101に表示するように
されていた画像を形成するフレーム画像データをメモリ
に取り込むが、ベース装置100から送信されてくる画
像データによる画像の表示は停止することなくそのまま
続行し、メモリに取り込んだフレーム画像データが縮小
画像を形成し、これを図11に示すように、子画面KG
に表示するようにすることもできる。
【0154】子画面KGに表示する縮小画像の形成と、
形成された縮小画像(子画面KGの画像)とベース装置
200からの画像データによる画像の合成は、制御部1
70の制御に応じて、表示制御部191において行なう
ことができるようにされる。この場合、子画面に表示す
る画像を前述した印刷ダイアログ画像、プリンタエラー
画像と同様に、アルファブレンディングの技術を用いて
透明度のある画像として表示するようにしてもよい。
【0155】このようにするためには、図9に示したモ
ニタ装置100の動作を説明するためのフローチャート
のステップS102の処理において、メモリに取り込ん
だフレーム画像データに応じた画像の一定時間の表示処
理に変えて、メモリに取り込んだフレーム画像データに
応じた画像の子画面表示を行なうようにすればよい。
【0156】なお、子画面KGは、予め決められた時間
経過後に消去するようにしたり、ユーザから所定に操作
が行なわれた場合に消去するようにしたり、また、例え
ば、印刷が終了し、印刷終了コマンドがベース装置20
0から送信されこれを受信した場合に消去するようにす
るなどの種々とタイミングとすることができる。
【0157】また、印刷ボタン126が押下操作された
場合であっても、メモリに取り込んだ画像の一定時間の
表示やメモリに取り込んだ画像の子画面表示は行なうこ
となく、ベース装置200からの画像データによる画像
の表示をそのまま続行し、印刷ボタン126の押下操作
時点においてメモリに取り込んだ画像の印刷処理を行な
うようにしてもよい。この場合には、図9に示したモニ
タ装置100の動作を説明するためのフローチャートの
ステップS102の処理においては、単に、フレーム画
像データをメモリに取り込む処理だけを行なうようにす
ればよい。
【0158】また、上述した、印刷ボタン126押下操
作時の処理として、メモリに取り込んだ画像の一定時
間表示と、メモリに取り込んだ画像の子画面表示と、
メモリに取り込んだ画像の表示無しの3つのモードを
用意しておき、ユーザが好みのモードを選択することが
できるようにしてもよい。
【0159】また、メモリに取り込んだ画像の一定時間
表示を行なうようにする場合には、メモリに取り込んだ
画像を例えば100ミリ秒から1秒の範囲内で任意の時
間間隔にユーザが設定できるようにしてもよい。
【0160】なお、前述した実施の形態においては、モ
ニタ装置100側にプリンタドライバを搭載しておき、
モニタ装置100において、目的とする画像を形成する
フレーム画像データの取り込みと、取り込んだフレーム
画像データからの印刷用データの生成を行ない、ベース
装置200においては、ベース装置200に接続された
プリンタのモニタを行なうようにし、印刷に係る機能
(プリンタドライバとしての機能)をモニタ装置100
とベース装置200とに分散するようにした。しかしこ
れに限るものではない。
【0161】例えば、ベース装置200に画像メモリを
設けておき、モニタ装置100のLCD101に表示す
るようにされている画像を形成するフレーム画像データ
をベース装置200の画像メモリに保持できるようにし
ておく。そして、印刷ボタン126が押下操作されて、
モニタ装置100から印刷実行指示が送信されて来た場
合に、ベース装置200の制御部270は、画像メモリ
に格納されたフレーム画像データを保持するようにし、
このフレーム画像データから印刷用データを形成し、目
的とする画像の印刷を行なうようにすることもできる。
【0162】このようにした場合には、画像の印刷に関
するほとんどの処理をベース装置200側で行なうよう
にすることになる。この場合には、いわゆるプリンタド
ライバとしての機能の全部をベース装置200側に予め
インストールするようにすればよい。
【0163】すなわち、プリンタドライバは、モニタ装
置100、ベース装置200のいずれにも搭載可能で有
り、また、印刷しようとして取り込むフレーム画像デー
タをモニタ装置100、ベース装置200のいずれに取
り込むようにすることができる。また、プリンタドライ
バが有する複数の機能をモニタ装置100とベース装置
200とで分散して持つようにすることもできる。
【0164】また、印刷ボタン126が押下操作された
ときに、LCD101に表示するようにされた画像のフ
レーム画像データをモニタ装置100のメモリに取り込
み、このフレーム画像データをベース装置200に送信
して、ベース装置200に予めインストールされている
プリンタドライバを用いて印刷用データを形成し、これ
をプリンタに供給して印刷出力するようにすることもで
きる。
【0165】また、モニタ装置100にプリンタドライ
バを搭載するようにした場合には、例えば、モニタ装置
100に設けられているUSB端子にプリンタを接続し
て、モニタ装置100の近傍のプリンタから画像を出力
したり、また、通信機能を備えたプリンタにモニタ装置
100から印刷用データを送信したりすることにより、
ベース装置200を介すことなく、画像の印刷を行なう
ようにすることもできる。
【0166】また、前述の実施の形態においては、テレ
ビ放送番組の視聴時において、そのテレビ放送番組によ
り提供された画像を印刷出力する場合を例にして説明し
た。しかし、前述した実施の形態の画像処理装置は、通
信機能を供え、インターネットに接続して各種のWeb
ページにアクセスしたり、また、電子メールの送受信を
行なったり、また、DVDプレーヤやVTRからの画像
や音声を再生することも可能である。
【0167】したがって、Webページ、作成した電子
メール、受信した電子メール、DVDプレーヤやVTR
などからの画像データによる画像などをLCD101に
表示するようにしている場合には、テレビ放送番組の画
像をLCD101に表示している場合と同様にして、こ
れを印刷出力することができる。
【0168】また、テレビ放送番組の視聴時やDVDプ
レーヤ、VTRからの再生時においては、画像ととも
に、音声も再生するようにされるが、音声については、
特別な処理を行なうことなく、通常通り処理すればよ
い。もちろん、必要に応じて、音声についても停止処理
したりすることは可能である。
【0169】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、簡単な操作で表示画像の印刷を行なうようにするこ
とができる。また、表示画像の印刷を行なうようにした
場合であって、視聴するようにしていたテレビ放送番組
の画像などが表示できなくなるなどの不都合を生じさせ
ることもないようにすることができる。
【0170】また、印刷を指示する操作キーの操作だけ
で、簡単かつ迅速に目的とする画像の印刷を行なうこと
ができる。すなわち、複雑な操作を行なうことなく直感
的な操作で画像の印刷を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】モニタ装置の一例を示す図である。
【図2】ベース装置の一例の正面および側面を示す図で
ある。
【図3】ベース装置の一例の背面を示す図である。
【図4】モニタ装置をスタンドによって自立させた状態
を示す図である。
【図5】ベース装置の機能ブロック構成の一例を示す図
である。
【図6】モニタ装置の機能ブロック構成の一例を示す図
である。
【図7】印刷ダイアログ画像の一例を示す図である。
【図8】プリンタエラー画像の一例を示す図である。
【図9】モニタ装置における印刷処理時の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図10】ベース装置における印刷処理時の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図11】印刷する画像の子画面表示の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
100…モニタ装置、126…印刷ボタン、101…L
CD、103…タッチパネル、105、106…スピー
カ、107、108…アンテナ、141…メモリーステ
ィック、170…制御部、171…CPU、172…R
OM、173…RAM、174…バス、175…ユーザ
メモリ、180…無線通信部、191…表示制御部、1
93…座標検出部、195…D/Aコンバータ、196
…オーディオアンプ、199…インタフェース、200
ベース装置、207、208…アンテナ、249…US
B端子、269…USBインタフェース、270…制御
部、271…CPU、272…ROM、273…RA
M、274…バス、9…プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 佳寿美 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 片山 玉青 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 北村 健一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 大野 和宏 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 小川 桐人 東京都新宿区西新宿7丁目6番4号 株式 会社エヌアイデイ内 (72)発明者 佐渡谷 利雄 東京都新宿区西新宿7丁目6番4号 株式 会社エヌアイデイ内 Fターム(参考) 5C052 AA11 AA17 AB04 DD04 FA03 FA04 FA05 FD07 FD08 FE04 GA03 GA04 GA05 GB04 GE04 5C053 FA04 FA27 KA03 LA06 LA11

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給される画像信号に応じた画像を表示す
    るための表示手段と、 印刷指示入力を受け付ける受付手段と、 前記受付手段を通じて前記印刷指示入力を受け付けたと
    きに、前記表示手段に表示されている画像を形成するフ
    レーム画像データを記憶するメモリと、 前記メモリに前記フレーム画像データが記憶されたとき
    に、前記表示手段に対して、前記メモリに記憶されたフ
    レーム画像データにより形成される画像を一定時間表示
    するようにした後に、供給される前記画像信号に応じた
    画像の表示に切り換えるようにする表示制御手段と、 前記メモリに記憶されたフレーム画像データから印刷用
    データを形成する印刷用データ形成手段と、 前記印刷用データ形成手段により形成された前記印刷用
    データを出力する印刷用データ出力手段とを備えること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】供給される画像信号に応じた画像を表示す
    るための表示手段と、 印刷指示入力を受け付ける受付手段と、 前記受付手段を通じて前記印刷指示入力を受け付けたと
    きに、前記表示手段に表示されている画像を形成するフ
    レーム画像データを記憶するメモリと、 前記メモリに前記フレーム画像データが記憶されたとき
    に、前記メモリに記憶されたフレーム画像データに基づ
    いて、前記表示手段の表示画面の一部分に表示する縮小
    画像を形成する縮小画像形成手段と、 前記表示手段に対して、供給される前記画像信号に応じ
    た画像の表示を続行するとともに、前記縮小画像形成手
    段により形成された前記縮小画像を前記表示手段の表示
    画面の一部分に表示するようにする表示制御手段と、 前記メモリに記憶されたフレーム画像データから印刷用
    データを形成する印刷用データ形成手段と、 前記印刷用データ形成手段により形成された前記印刷用
    データを出力する印刷用データ出力手段とを備えること
    を特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の画像処理
    装置であって、 相互に信号の送受が可能な別体のベース装置と表示装置
    とからなり、 前記ベース装置は、少なくとも前記印刷用データ出力手
    段を備え、 前記表示装置は、少なくとも前記表示手段と、前記受付
    手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1、請求項2または請求項3に記載
    の画像処理装置であって、 前記メモリに前記フレーム画像データが記憶されたとき
    に、少なくとも操作の確認入力を受け付けるためのダイ
    アログ画像を前記表示素子に表示するようにするダイア
    ログ表示処理手段と、 前記表示素子に表示される前記ダイアログ画像に対する
    操作入力を受け付ける操作入力受付手段とを備え、 前記印刷用データ出力手段は、前記操作入力受付手段を
    通じて、印刷を実行することの確認入力を受け付けた場
    合に、前記印刷用データを出力することを特徴とする画
    像処理装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の画像処理装置であって、 前記ダイアログ表示制御手段は、前記ダイアログ画像を
    透過性のある画像として形成することを特徴とする画像
    処理装置。
  6. 【請求項6】請求項1、請求項2または請求項3に記載
    の画像処理装置であって、 前記印刷データ出力手段を通じてデータの供給を受ける
    印刷装置に関する情報を取得する情報取得手段と、 前記情報取得手段により取得された印刷装置に関する情
    報を前記表示素子に表示するようにする印刷装置情報表
    示処理手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の画像処理装置であって、 前記印刷装置情報表示制御手段は、前記印刷装置に関す
    る情報を透過性のある画像として形成することを特徴と
    する画像処理装置。
  8. 【請求項8】供給される画像信号に応じた画像を表示す
    るための表示手段と、 印刷指示入力を受け付ける受付手段と、 前記受付手段を通じて前記印刷指示入力を受け付けたと
    きに、前記表示手段に表示されている画像を形成するフ
    レーム画像データを記憶するメモリと、 前記メモリに前記フレーム画像データを記憶したとき
    に、供給される前記画像信号に応じた画像の前記表示手
    段への表示を続行するとともに、少なくとも操作の確認
    入力を受け付けるためのダイアログ画像を重ねて表示す
    るようにする表示制御手段と、 前記表示素子に表示される前記ダイアログ画像に対する
    操作入力を受け付ける操作入力受付手段と、 前記メモリに記憶されたフレーム画像データから印刷用
    データを形成する印刷用データ形成手段と、 前記操作入力受付手段を通じて、印刷を実行することの
    確認入力を受け付けた場合に、前記印刷用データ形成手
    段により形成された前記印刷用データを出力する印刷用
    データ出力手段とを備えることを特徴とする画像処理装
    置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の画像処理装置であって、 相互に信号の送受が可能なベース装置と表示装置とから
    なり、 前記ベース装置は、少なくとも前記印刷用データ出力手
    段を備え、 前記表示装置は、少なくとも前記表示手段と、前記受付
    手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】請求項8または請求項9に記載の画像処
    理装置であって、 前記表示制御手段は、前記ダイアログ画像を透過性のあ
    る画像として形成することを特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】請求項8または請求項9に記載の画像処
    理装置であって、 前記印刷用データ出力手段を通じて前記印刷用データの
    供給を受ける印刷装置に関する情報を取得する情報取得
    手段と、 前記情報取得手段により取得された印刷装置に関する情
    報を前記表示素子に表示するようにする印刷装置情報表
    示制御手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の画像処理装置であっ
    て、 前記印刷装置情報表示制御手段は、前記印刷装置に関す
    る情報を透過性のある画像として形成することを特徴と
    する画像処理装置。
  13. 【請求項13】印刷指示入力を受け付けるステップと、 前記印刷指示入力を受け付けたときに、表示手段に表示
    されている画像を形成するフレーム画像データをメモリ
    に記憶するステップと、 前記メモリに前記フレーム画像データが記憶されたとき
    に、前記表示手段に対して、前記メモリに記憶されたフ
    レーム画像データにより形成される画像を一定時間表示
    するようにした後に、供給される画像信号に応じた画像
    の表示に切り換えるステップと、 前記メモリに記憶されたフレーム画像データから印刷用
    データを形成するステップと、 前記メモリに記憶されたフレーム画像データから形成さ
    れる前記印刷用データを出力するステップとからなる画
    像処理方法。
  14. 【請求項14】印刷指示入力を受け付けるステップと、 前記印刷指示入力を受け付けたときに、表示手段に表示
    されている画像を形成するフレーム画像データをメモリ
    に記憶するステップと、 前記メモリに前記フレーム画像データが記憶されたとき
    に、前記メモリに記憶されたフレーム画像データに基づ
    いて、前記表示手段の表示画面の一部分に表示する縮小
    画像を形成するステップと、 前記表示手段に対して、供給される画像信号に応じた画
    像の表示を続行するとともに、形成された前記縮小画像
    を前記表示手段の表示画面の一部分に表示するようにす
    るステップと、 前記メモリに記憶されたフレーム画像データから印刷用
    データを形成するステップと、 前記メモリに記憶されたフレーム画像データから形成さ
    れる前記印刷用データを出力するステップとからなる画
    像処理方法。
  15. 【請求項15】請求項13または請求項14に記載の画
    像処理方法であって、 相互に信号の送受が可能な別体のベース装置と表示装置
    とからなる画像処理装置において行なわれ、 前記ベース装置においては、少なくとも前記印刷用デー
    タの出力を行なうようにし、 前記表示装置においては、少なくとも前記表示手段への
    画像の表示と、前記印刷指示入力の受け付けとを行なう
    ようにすることを特徴とする画像処理方法。
  16. 【請求項16】請求項13、請求項14または請求項1
    5に記載の画像処理方法であって、 前記メモリに前記フレーム画像データが記憶されたとき
    に、少なくとも操作の確認入力を受け付けるためのダイ
    アログ画像を前記表示素子に表示するようにするステッ
    プと、 前記表示素子に表示される前記ダイアログ画像に対する
    操作入力を受け付けるステップとを有し、 前記ダイアログ画像に対する操作入力が、印刷を実行す
    ることの確認入力である場合に、前記印刷用データを出
    力することを特徴とする画像処理方法。
  17. 【請求項17】請求項16に記載の画像処理方法であっ
    て、 前記ダイアログ画像を透過性のある画像として形成する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  18. 【請求項18】請求項13、請求項14または請求項1
    5に記載の画像処理装置であって、 前記印刷用データの供給を受ける印刷装置に関する情報
    を取得するステップと、 取得した前記印刷装置に関する情報を前記表示素子に表
    示するようにするステップとを有することを特徴とする
    画像処理方法。
  19. 【請求項19】請求項18に記載の画像処理方法であっ
    て、 前記印刷装置に関する情報を透過性のある画像として形
    成することを特徴とする画像処理方法。
  20. 【請求項20】印刷指示入力を受け付けるステップと、 前記印刷指示入力を受け付けたときに、表示手段に表示
    されている画像を形成するフレーム画像データをメモリ
    に記憶するステップと、 前記メモリに前記フレーム画像データを記憶したとき
    に、供給される画像信号に応じた画像の前記表示手段へ
    の表示を続行するとともに、少なくとも操作の確認入力
    を受け付けるためのダイアログ画像を重ねて表示するス
    テップと、 前記表示素子に表示される前記ダイアログ画像に対する
    操作入力を受け付けるステップと、 前記メモリに記憶されたフレーム画像データから印刷用
    データを形成するステップと、 前記ダイアログ画像を介して、印刷を実行することの確
    認入力を受け付けた場合に、前記メモリに記憶されたフ
    レーム画像データから形成される前記印刷用データを出
    力するステップとを有することを特徴とする画像処理方
    法。
  21. 【請求項21】請求項20に記載の画像処理方法であっ
    て、 相互に信号の送受が可能なベース装置と表示装置とから
    なる画像処理装置において行なうようにされ、 前記ベース装置においては、少なくとも前記印刷用デー
    タの出力を行なうようにし、 前記表示装置においては、少なくとも前記表示手段への
    画像の表示と、前記印刷指示入力の受け付けとを行なう
    ようにすることを特徴とする画像処理方法。
  22. 【請求項22】請求項20または請求項21に記載の画
    像処理方法であって、 前記ダイアログ画像を透過性のある画像として形成する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  23. 【請求項23】請求項20または請求項21に記載の画
    像処理方法であって、 前記印刷用データの供給を受ける印刷装置に関する情報
    を取得するステップと、取得した前記印刷装置に関する
    情報を前記表示素子に表示するようにするステップとを
    有することを特徴とする画像処理方法。
  24. 【請求項24】請求項23に記載の画像処理方法であっ
    て、 前記印刷装置に関する情報を透過性のある画像として形
    成することを特徴とする画像処理方法。
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