JP4174651B2 - 画面表示制御方法および画面表示制御装置 - Google Patents
画面表示制御方法および画面表示制御装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ディスプレイ画面上に、メール作成画面などの文字入力画面、文字入力用のキーボード画面、およびテレビの映像やDVDプレーヤで再生された映像などの映像を表示するための画面表示制御方法および画面表示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
映像機器や情報機器では、ディスプレイ画面上に、一方で、テレビの映像やDVDプレーヤで再生された映像などを表示するとともに、他方で、文字入力用のキーボード画面、または操作設定用やメッセージ表示用のダイアログ画面を表示することがある。
【0003】
例えば、ディスプレイ画面上に電子メール作成用の画面を表示すると同時に、ディスプレイ画面の一部の領域である子画面にテレビなどの映像を表示して、テレビなどの映像を見ながらメールを作成できるようにし、この状態で、ディスプレイ画面の一部の領域に文字入力用のキーボード画面を表示することが考えられる。
【0004】
また、ディスプレイ画面の全部または一部の領域に、テレビなどの映像を表示した状態で、ユーザの操作に基づいて、または機器の制御動作として、ディスプレイ画面上に、操作用や設定用の画面、またはガイドメッセージやエラーメッセージなどのメッセージ表示用の画面を、ダイアログ画面として表示することが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の方法のように、子画面に映像を表示した状態で、ディスプレイ画面の一部の領域にキーボード画面を表示する場合、子画面がキーボード画面によって隠れてしまって、映像を視聴できなくなることがある。
【0006】
また、後者の方法のように、ディスプレイ画面上に映像を表示した状態で、操作設定用またはメッセージ表示用のダイアログ画面を表示する場合、映像の一部または全部がダイアログ画面によって隠れてしまって、映像が見ずらくなり、または映像を視聴できなくなる。
【0007】
そこで、この発明は、メール作成画面などの文字入力画面に文字を入力して電子メールの作成などを行う場合に、文字入力画面のいずれの領域に文字を入力するときにも、入力した文字を確認しながら文字を入力することができるとともに、映像を確実に視聴することができるようにしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の画面表示制御方法は、
ディスプレイ画面上に、文字入力画面、文字入力用のキーボード画面および映像を表示する場合の画面表示制御方法であって、
ディスプレイ画面上に文字入力画面を表示している状態で、当該文字入力画面の一部領域に文字を入力する操作が実行されたときには、当該文字入力画面の上記一部領域と異なる他部領域にキーボード画面を表示するとともに、当該文字入力画面の上記一部領域の一部に子画面を設定して映像を表示し、当該文字入力画面の上記他部領域に文字を入力する操作が実行されたときには、当該文字入力画面の上記一部領域にキーボード画面を表示するとともに、当該文字入力画面の上記他部領域の一部に子画面を設定して映像を表示することを特徴とする。
【0010】
上記の構成の、この発明の画面表示制御方法では、ユーザが文字入力画面の一部領域に文字を入力するときには、文字入力画面の他部領域にキーボード画面が表示され、文字入力画面の一部領域の一部に設定された子画面に映像が表示されるので、ユーザは入力した文字を確認しながら文字を入力することができるとともに、映像を確実に視聴することができ、ユーザが文字入力画面の他部領域に文字を入力するときには、文字入力画面の一部領域にキーボード画面が表示され、文字入力画面の他部領域の一部に設定された子画面に映像が表示されるので、ユーザは入力した文字を確認しながら文字を入力することができるとともに、映像を確実に視聴することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
〔発明の一実施形態:図1〜図12〕
住宅内などの限られたエリア内で構築される無線LAN(Local Area Network)システムの一種として、テレビ放送の受信用のチューナが内蔵または接続され、モデムを介して電話回線が接続されるなど、情報ソースとして機能するベース装置と、このベース装置との間の無線通信によって、ベース装置に対してコマンドを発行して、ベース装置からテレビの映像を受信し、ベース装置を介してインターネット上の情報を受信して、ディスプレイ上に映像や情報を表示し、ベース装置を介して電子メールを送受信するモニタ装置とからなるシステムが考えられる。
【0013】
以下、この発明を上記のシステムのモニタ装置に適用した場合を例に挙げて、この発明の一実施形態を示す。
【0014】
(モニタ装置およびベース装置の概略構成:図1〜図4)
図1は、モニタ装置の一例の概略構成を示し、図2および図3は、ベース装置の一例の概略構成を示し、図4は、モニタ装置をスタンドによって自立させた状態を示す。
【0015】
図1に示すように、モニタ装置100の正面には、LCD(液晶ディスプレイ)101が設けられ、その表示画面上には、タッチパネル103が設けられ、LCD101の左右位置には、上部にスピーカ105,106が設けられ、下部に後述のベース装置200との間の無線通信用のパッチアンテナ107,108が設けられる。
【0016】
一方のパッチアンテナ107は、モニタ装置100の前方側に半球面状の放射パターンを形成するものとされ、他方のパッチアンテナ108は、逆にモニタ装置100の後方側に半球面状の放射パターンを形成するものとされて、各パッチアンテナ107,108の受信レベル情報に基づいて実際に送信および受信を行うパッチアンテナが選択されることによって、パッチアンテナ107,108全体として、全球面状の放射パターンを有するアンテナが形成されて、モニタ装置100とベース装置200との位置関係の如何にかかわらず、モニタ装置100とベース装置200との間の無線通信が良好に行われるように構成される。
【0017】
モニタ装置100の正面の右側部分には、スピーカ106の下側に、インデックスボタン111、ジャンプボタン112、およびチャンネルボタン113,114が設けられ、正面の左側部分には、スピーカ105の下側に、充電ランプ(LED)115、およびメール自動送受信ランプ(LED)116が設けられる。
【0018】
インデックスボタン111は、これを押すことによって、LCD101上に図示するようなインデックス画面11を表示するものであり、ユーザは、タッチペンまたは指で、いずれかのメニューにタッチすることによって、テレビの選局、ベース装置200に接続された外部機器の操作、インターネットへのアクセス、メールの作成・送信、アルバムの表示・作成などを行うことができる。
【0019】
ジャンプボタン112は、これを押すことによって、一つ前に受信していたチャンネルを受信することができるものであり、チャンネルボタン113は、これを押すことによって、LCD101上に表示される操作画面が、テレビ→外部機器→インターネット→メール→アルバム→テレビの順に切り換えられるものであり、チャンネルボタン114は、これを押すことによって、LCD101上に表示される操作画面が、上記の順とは逆の順に切り換えられるものである。
【0020】
アルバムとは、デジタルカメラで撮影してメモリースティック(登録商標)に記録した画像を、LCD101上に表示し、LCD101上で加工し、LCD101上で作成したメールに添付し、加工後にモニタ装置100内またはメモリースティックに保存し、あるいは、テレビの映像を静止画として、またはメールで受信した画像やインターネット上で取得した画像などを、モニタ装置100内またはメモリースティックに保存し、LCD101上で加工し、LCD101上で作成したメールに添付し、あるいは、モニタ装置100内またはメモリースティックに保存されている画像をインターネット上にアップロードするなどである。
【0021】
画像の加工としては、画像の色や明るさなどを変え、手書き入力によって画像に文字や絵などを加えることができる。
【0022】
モニタ装置100の上面には、タッチペン119が収納される溝部121、スタンバイランプ(LED)122、電源ボタン123、回線ランプ(LED)124、回線切断ボタン125、印刷ボタン126、消音ボタン127、音量増強ボタン128、および音量低減ボタン129が設けられる。
【0023】
モニタ装置100の左側面には、LCD101の明るさを調整する摘み131、ヘッドホン接続用の端子132、USB(Universal SerialBus)端子133、キーボード接続用の端子134、およびACパワーアダプタ接続用の端子135が設けられる。
【0024】
モニタ装置100の右側面には、メモリースティック141が装着されるスロット142、およびメモリースティック用のランプ(LED)143が設けられ、モニタ装置100の底面には、充電端子151,152が設けられる。
【0025】
モニタ装置100の背面には、モニタ装置100の把持用の手掛け部161が設けられるとともに、モニタ装置100を自立させるためのU形のスタンド163が開閉可能に取り付けられ、図では省略したが、スタンド163で囲まれる部分にバッテリ収納部が設けられ、これにバッテリが収納される。
【0026】
図2に示すように、ベース装置200は、正面部210と後方部220を接合して一体化した構造とされ、正面部210の左右位置には、モニタ装置100との間の無線通信用のパッチアンテナ207,208が設けられる。
【0027】
モニタ装置100のパッチアンテナ107,108と同様に、一方のパッチアンテナ207は、ベース装置200の前方側に半球面状の放射パターンを形成するものとされ、他方のパッチアンテナ208は、逆にベース装置200の後方側に半球面状の放射パターンを形成するものとされて、各パッチアンテナ207,208の受信レベル情報に基づいて実際に送信および受信を行うパッチアンテナが選択されることによって、パッチアンテナ207,208全体として、全球面状の放射パターンを有するアンテナが形成されて、ベース装置200とモニタ装置100との位置関係の如何にかかわらず、ベース装置200とモニタ装置100との間の無線通信が良好に行われるように構成される。
【0028】
正面部210は、後方側に傾いたものとされ、その中央下部に、モニタ装置100をベース装置200に立て掛けるための支持体211が設けられ、支持体211の内側に、充電端子201,202が設けられ、支持体211の表面に、電源ランプ(LED)204が設けられ、正面部210の中央に、回線ランプ(LED)205が設けられる。
【0029】
また、図3に示すように、後方部220の下部背面には、電源ボタン231、ACパワーアダプタ接続用の端子232、VHF/UHF端子239、回線端子241、ADSLモデムやCATVモデムなどの接続用のイーサネット(登録商標)端子242、AVマウス接続用の端子243,244、S映像入力端子245、映像音声入力端子246,247、映像音声出力端子248、およびプリンタ接続用のUSB端子249などが設けられる。
【0030】
上述したモニタ装置100およびベース装置200では、ユーザは、ベース装置200を居間などの場所に固定的に配置し、モニタ装置100を住居内や庭などの任意の場所に持ち運んで、任意の場所で手元のモニタ装置100によって、テレビ放送を受信し、インターネットにアクセスし、電子メールを送受信するなどの機能を実行することができる。
【0031】
この場合、モニタ装置100を手に持って使用することもできるが、図4に示すように、スタンド163を開いて、モニタ装置100を適当な面上に適当な傾斜角で自立させることもできる。
【0032】
また、モニタ装置100をベース装置200の正面部210に立て掛けて使用することもできる。この場合、モニタ装置100の底面の充電端子151,152が、ベース装置200の支持体211の内側の充電端子201,202に接触し、接続されることによって、モニタ装置100に装着されたバッテリを、ベース装置200によって充電することができる。
【0033】
(ベース装置およびモニタ装置の機能ブロック構成:図5および図6)
図5は、ベース装置200の機能ブロック構成の一例を示す。制御部270は、CPU271、CPU271が実行すべきプログラムや固定データなどが書き込まれたROM272、およびCPU271のワークエリアなどとして機能するRAM273によって構成される。
【0034】
VHF/UHF端子239には、VHF/UHFアンテナ1が接続され、VHF/UHFアンテナ1で受信された地上波テレビ放送信号が、ベース装置200内のVHF/UHFチューナ259で選局復調され、さらに映像データおよび音声データに変換された上で、バス274に送出される。
【0035】
回線端子241には、電話回線2が接続され、回線端子241は、回線インタフェース261およびモデム262を介してバス274に接続される。
【0036】
映像音声入力端子246には、第1外部機器6として、例えばデジタルCSチューナやデジタルBSチューナなどが接続され、これからの映像データおよび音声データが、ベース装置200内の外部入力インタフェース266を介して、バス274に送出される。
【0037】
映像音声入力端子247には、第2外部機器7として、例えばDVDプレーヤやハードディスクレコーダなどが接続され、これからの映像データおよび音声データが、ベース装置200内の外部入力インタフェース267を介して、バス274に送出される。
【0038】
端子243および244には、AVマウス3および4が接続されるとともに、端子243および244は、ベース装置200内のインタフェース263および264を介してバス274に接続され、制御部270からのコマンド信号によってAVマウス3および4の発光部から送出された赤外線遠隔操作信号が、第1外部機器6および第2外部機器7に設けられた受光部で受信されることによって、第1外部機器6および第2外部機器7が操作される。
【0039】
USB端子249には、プリンタ9が接続され、バス274に送出された印刷用のコマンドおよびデータが、USBインタフェース269を介してプリンタ9に供給される。
【0040】
バス274には、無線通信部280が接続され、モニタ装置100に送信されるべき各種のデータやコマンドが、無線通信部280において、所定の変調方式(例えばDS−SS)で変調され、所定周波数帯(例えば2.4GHz帯)の高周波信号に変換されて、パッチアンテナ207,208からモニタ装置100に送信されるとともに、モニタ装置100から送信されたコマンドや各種のデータが、パッチアンテナ207,208で受信され、無線通信部280において、周波数変換され、復調されて、バス274に送出される。
【0041】
図6は、モニタ装置100の機能ブロック構成の一例を示す。制御部170は、CPU171、CPU171が実行すべき後述の画面表示制御処理ルーチンを含むプログラムや固定データなどが書き込まれたROM172、およびCPU171のワークエリアなどとして機能するRAM173によって構成される。
【0042】
バス174には、画像ファイルなどが書き込まれるユーザメモリ175が接続されるとともに、図1に示したスロット142にメモリースティック141が装着されることによって、メモリースティック141が接続される。
【0043】
バス174には、無線通信部180が接続され、ベース装置200に送信されるべきコマンドや各種のデータが、無線通信部180において、所定の変調方式で変調され、所定周波数帯の高周波信号に変換されて、パッチアンテナ107,108からベース装置200に送信されるとともに、ベース装置200から送信された各種のデータやコマンドが、パッチアンテナ107,108で受信され、無線通信部180において、周波数変換され、復調されて、バス174に送出される。
【0044】
バス174には、表示制御部191を介してLCD101が接続されるとともに、D/Aコンバータ195および音声増幅回路196を介してスピーカ105,106が接続される。
【0045】
また、タッチパネル103が、座標検出部193を介してバス174に接続されるとともに、図1に示したインデックスボタン111などを含む操作部109が、インタフェース199を介してバス174に接続される。
【0046】
(画面表示制御:図7〜図12)
上述したモニタ装置100では、インターネット、メールまたはアルバムなどのメニュー(チャンネル)が選択されて、LCD101上に、これらについての画面が表示される場合、同時に、LCD101上の一部の領域の子画面に、テレビの映像や、ベース装置200の映像音声入力端子246または247に接続された第1外部機器6または第2外部機器7からの映像などの映像を表示することができる。
【0047】
例えば、図1のようなインデックス画面11からメールを選択すると、図7に示すように、表示画面(LCD101の画面)10上には、メール送受信箱画面40が表示される。このとき、表示画面10の右上部に子画面操作ボタン群20が表示され、そのうちの子画面入切ボタン21にタッチすると、同図に示すように、表示画面10の右下部に子画面13が設定され、これに映像が表示される。
【0048】
子画面入切ボタン21は、子画面13が設定される前には、「子画面入」と表示され、子画面13が設定されると、「子画面切」と表示される。
【0049】
子画面13に表示される映像は、子画面13の設定前に最後に見ていた映像である。例えば、メール選択前にVHFの3チャンネルを視聴していたときには、VHFの3チャンネルの映像が表示される。
【0050】
この状態で、プラスボタン22にタッチすると、3チャンネル→4チャンネル→6チャンネルというような順序でテレビのチャンネルを変更することができ、マイナスボタン23にタッチすると、逆の順序でテレビのチャンネルを変更することができる。
【0051】
また、子画面入切ボタン21にタッチすると、子画面13を消すことができ、全画面ボタン24にタッチすると、そのときの映像を表示画面10全体に表示することができ、テレビまたは外部機器のメニュー(チャンネル)が選択された状態となる。
【0052】
メール送受信箱画面40としては、受信箱タブ41または送信箱タブ42が表示され、受信箱タブ41には、受信メールの一覧が表示され、送信箱タブ42には、送信済みのメール、送信待ちのメールおよび途中保存のメールの一覧が表示される。
【0053】
表示画面10の最下部には、ボタン31〜36からなるメール操作画面30が表示される。ボタン31〜36の表示および機能は、メール画面として、どのような画面が表示されるかによって変化し、例えば、ボタン33は、図7のようにメール送受信箱画面40が表示された状態では「新規作成」と表示され、これにタッチすることによって、図8に示すように、表示画面10上にメール作成画面50が表示される。
【0054】
メール作成画面50は、題名入力欄51、本文作成欄52、宛先入力欄53およびメールコピー送付先入力欄54を備えるものとされる。
【0055】
このメール作成画面50の題名入力欄51または本文作成欄52にタッチすると、図9に示すように、表示画面10の下部領域にキーボード画面60が表示され、これを用いて、題名入力欄51および本文作成欄52に題名および本文を入力することができる。
【0056】
このとき、図8のように表示画面10の右下部に子画面13が設定されていて、これに映像が表示されている場合には、後述の画面表示制御処理ルーチンによって、図9に子画面14として示すように、子画面が表示画面10の右上部の本文作成欄52中に移動する。
【0057】
また、図8のようにキーボード画面が表示されていない状態で、メール作成画面50の宛先入力欄53またはメールコピー送付先入力欄54にタッチし、または、図9のように表示画面10の下部領域にキーボード画面60が表示されている状態で、キーボード画面60上の入力終了ボタン69にタッチして一旦、キーボード画面60を閉じた上で、メール作成画面50の宛先入力欄53またはメールコピー送付先入力欄54にタッチすると、表示画面10の上部領域にキーボード画面が表示され、これを用いて、宛先入力欄53およびメールコピー送付先入力欄54に宛先およびメールコピー送付先を入力することができる。
【0058】
このとき、図9のように表示画面10の右上部に子画面14が設定されていて、これに映像が表示されている場合には、後述の画面表示制御処理ルーチンによって、図8に子画面13として示すように、子画面が表示画面10の右下部に移動する。
【0059】
したがって、いずれの場合にも、子画面がキーボード画面によって隠れてしまって映像を視聴できなくなるということがない。
【0060】
一方、図8のように表示画面10の右下部の子画面13に映像が表示されている状態、または図9のように表示画面10の右上部の子画面14に映像が表示されている状態で、インデックスボタン111を押すと、図10に示すように、表示画面10上にインデックス画面11が表示される。ただし、図10は、表示画面10の右下部の子画面13に映像が表示されている場合である。
【0061】
このとき、後述の画面表示制御処理ルーチンによって、インデックス画面11は透過処理される。すなわち、いわゆるアルファ・ブレンディングによって、メール作成画面50および子画面13(または子画面14)の映像と合成される。アルファ値(透明度または不透明度)は、0.0(完全に透明)と1.0(完全に不透明)との間の適切な値に設定される。
【0062】
したがって、インデックス画面11が透けて、その下に、メール作成画面50および子画面13(または子画面14)の映像を、うっすらと見ることができる。
【0063】
また、モニタ装置100では、ダイアログ画面として、インデックス画面11などの操作設定用の画面のほかに、ガイドメッセージやエラーメッセージなどのメッセージ表示用の画面が表示される。
【0064】
例えば、図8のようにメール作成画面50が表示されている状態で、メール操作画面30中のボタン35がタッチされると、「このメールを破棄しますか」というメッセージ画面がメール作成画面50上に表示され、このメッセージ画面中の「OK」ボタンがタッチされると、作成中のメールが破棄される。
【0065】
また、モニタ装置100の使用中にバッテリ残量が所定量以下になると、ユーザにバッテリの充電を促すために、「バッテリがもう少しで切れます」というメッセージ画面が表示される。
【0066】
このようにメッセージ画面がダイアログ画面として表示される場合、図8または図9のように子画面13または14に映像が表示されているとき、あるいは図11に示すように表示画面10の全域(ほぼ全域)に映像16が表示されているときには、後述の画面表示制御処理ルーチンによって、そのメッセージ画面が透過処理される。
【0067】
したがって、図11のメッセージ画面17に示すように、メッセージ画面が透けて、その下に、表示画面10上の映像16、あるいは図8または図9のような子画面13または14の映像を、うっすらと見ることができる。
【0068】
なお、図11は、表示画面10上にテレビの映像が表示された直後の状態を示し、表示画面10の最上部にはチャンネル表示画面19が表示され、最下部には操作画面90が表示される。
【0069】
操作画面90中のボタン91にタッチすると、その時点の映像が静止画として表示され、ボタン92にタッチすると、その時点の映像を静止画としてユーザメモリ175に保存することができ、ボタン93にタッチすると、その時点の映像を静止画としてメモリースティック141に保存することができる。
【0070】
ある時間、映像16が表示されると、チャンネル表示画面19および操作画面90は消え、表示画面10全域に映像16が表示されるが、表示画面10のいずれかの部分にタッチすると、再びチャンネル表示画面19および操作画面90が表示され、上記のような画面メモや画面保存などを行うことができる。
【0071】
図12は、上述したモニタ装置100のCPU171が行う画面表示制御処理ルーチンの一例を示す。
【0072】
この例の画面表示制御処理ルーチン70では、ユーザの操作に基づいて、またはCPU171の制御動作として、表示画面10上に各種の画面を表示するごとに画面表示制御処理を開始して、まずステップ71で、キーボード画面を表示するか否かを判断し、キーボード画面ではない画面を表示する場合には、ステップ71からステップ72に進んで、ダイアログ画面を表示するか否かを判断する。
【0073】
そして、図7に示したようなメール送受信箱画面40や、図8に示したようなメール作成画面50などの、ダイアログ画面ではないメイン画面を表示する場合には、ステップ72からステップ73に進んで、当該の画面を透過処理しないで表示する。
【0074】
一方、図1または図10に示したインデックス画面11や、図11に示したメッセージ画面17などの、ダイアログ画面を表示する場合には、ステップ72からステップ74に進んで、表示画面10の一部または全部の領域に映像が表示されているか否かを判断し、映像が表示されていないときには、ステップ74からステップ75に進んで、当該のダイアログ画面を透過処理しないで表示するが、映像が表示されているときには、ステップ74からステップ76に進んで、当該のダイアログ画面を透過処理して表示する。
【0075】
ステップ71で、キーボード画面を表示すると判断した場合には、ステップ71からステップ81に進んで、キーボード画面を表示する領域内に子画面が設定されているか否かを判断する。
【0076】
すなわち、表示画面10の下部領域にキーボード画面を表示するときには、図8のように下部領域内に子画面13が設定されていて、これに映像が表示されているか否かを判断し、逆に表示画面10の上部領域にキーボード画面を表示するときには、図9のように上部領域内に子画面14が設定されていて、これに映像が表示されているか否かを判断する。
【0077】
そして、キーボード画面を表示する領域内に子画面が設定されていないときには、ステップ81からステップ82に進んで、そのまま、キーボード画面を表示する。
【0078】
一方、キーボード画面を表示する領域内に子画面が設定されているときには、ステップ81からステップ83に進んで、子画面をキーボード画面の表示領域外の領域内に移動させて映像を表示した上で、ステップ84に進んで、キーボード画面を表示する。
【0079】
すなわち、図8のように表示画面10の下部領域内に子画面13が設定されている状態で、下部領域にキーボード画面を表示する場合には、図9のように表示画面10の上部領域内に子画面14を設定して映像を表示した上で、下部領域にキーボード画面60を表示し、逆に、図9のように表示画面10の上部領域内に子画面14が設定されている状態で、上部領域にキーボード画面を表示する場合には、図8のように表示画面10の下部領域内に子画面13を設定して映像を表示した上で、上部領域にキーボード画面を表示する。
【0080】
したがって、図8のように表示画面10の右下部の子画面13に映像が表示されている状態で、図9のように表示画面10の下部領域にキーボード画面60が表示される場合には、ステップ71,81,83,84が順次、実行されることによって、図9に示したように表示画面10の右上部に子画面14が設定され、映像が表示される。
【0081】
同様に、図9のように表示画面10の右上部の子画面14に映像が表示されている状態で、表示画面10の上部領域にキーボード画面が表示される場合には、ステップ71,81,83,84が順次、実行されることによって、表示画面10の右下部に子画面13が設定され、映像が表示される。
【0082】
また、図8または図9のように子画面13または14に映像が表示されている状態で、図10のようにインデックス画面11などのダイアログ画面が表示される場合、あるいは、図11のように表示画面10の全域(ほぼ全域)に映像16が表示されている状態で、同図のようにメッセージ画面17などのダイアログ画面が表示される場合には、ステップ71,72,74,76が順次、実行されることによって、インデックス画面11やメッセージ画面17などのダイアログ画面は、透過処理されて表示される。
【0083】
なお、図9に示したようにメール作成画面50の本文作成欄52に本文の文章を入力する際に、本文の文章が子画面14上にまたがる場合、本文の部分の画面を透過処理することによって、子画面14の映像の視聴が妨害されないようにすることもできる。
【0084】
〔他の実施形態〕
上述した実施形態は、この発明をモニタ装置とベース装置からなるシステムのモニタ装置に適用した場合であるが、この発明は、このようなモニタ装置に限らず、その他の映像機器または情報機器に適用することもできる。
【0085】
【発明の効果】
上述したように、この発明によれば、メール作成画面などの文字入力画面に文字を入力して電子メールの作成などを行う場合に、文字入力画面のいずれの領域に文字を入力するときにも、入力した文字を確認しながら文字を入力することができるとともに、映像を確実に視聴することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】モニタ装置の一例を示す図である。
【図2】ベース装置の一例の正面および側面を示す図である。
【図3】ベース装置の一例の背面を示す図である。
【図4】モニタ装置をスタンドによって自立させた状態を示す図である。
【図5】ベース装置の機能ブロック構成の一例を示す図である。
【図6】モニタ装置の機能ブロック構成の一例を示す図である。
【図7】メール送受信箱画面および子画面が表示された状態を示す図である。
【図8】メール作成画面および子画面が表示された状態を示す図である。
【図9】メール作成画面、キーボード画面および子画面が表示された状態を示す図である。
【図10】メール作成画面、子画面およびインデックス画面が表示された状態を示す図である。
【図11】映像およびメッセージ画面が表示された状態を示す図である。
【図12】画面表示制御処理ルーチンの一例を示す図である。
【符号の説明】
主要部については図中に全て記述したので、ここでは省略する。
Claims (3)
- ディスプレイ画面上に、文字入力画面、文字入力用のキーボード画面および映像を表示する場合の画面表示制御方法であって、
ディスプレイ画面上に文字入力画面を表示している状態で、当該文字入力画面の一部領域に文字を入力する操作が実行されたときには、当該文字入力画面の上記一部領域と異なる他部領域にキーボード画面を表示するとともに、当該文字入力画面の上記一部領域の一部に子画面を設定して映像を表示し、当該文字入力画面の上記他部領域に文字を入力する操作が実行されたときには、当該文字入力画面の上記一部領域にキーボード画面を表示するとともに、当該文字入力画面の上記他部領域の一部に子画面を設定して映像を表示することを特徴とする画面表示制御方法。 - ディスプレイ画面上に、文字入力画面、文字入力用のキーボード画面および映像を表示する場合の画面表示制御装置であって、
ディスプレイ画面上に文字入力画面が表示されている状態で、当該文字入力画面に文字を入力する操作が実行されたとき、当該の操作が、当該文字入力画面の一部領域に文字を入力する操作であるか、当該文字入力画面の上記一部領域と異なる他部領域に文字を入力する操作であるか、を判断する手段と、
この判断手段が上記一部領域に文字を入力する操作が実行されたと判断したときには、上記他部領域にキーボード画面を表示するとともに、上記一部領域の一部に子画面を設定して映像を表示し、上記判断手段が上記他部領域に文字を入力する操作が実行されたと判断したときには、上記一部領域にキーボード画面を表示するとともに、上記他部領域の一部に子画面を設定して映像を表示する手段と、
を備えることを特徴とする画面表示制御装置。 - ディスプレイを備え、請求項2記載の画面表示制御装置を備えるモニタ装置であって、
ベース装置との間の無線通信によって、ベース装置に対してコマンドを発行してベース装置から映像を受信するモニタ装置。
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