JP2003219063A - 通信用記憶媒体、携帯端末及び通報システム - Google Patents

通信用記憶媒体、携帯端末及び通報システム

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JP2003219063A JP2002013783A JP2002013783A JP2003219063A JP 2003219063 A JP2003219063 A JP 2003219063A JP 2002013783 A JP2002013783 A JP 2002013783A JP 2002013783 A JP2002013783 A JP 2002013783A JP 2003219063 A JP2003219063 A JP 2003219063A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緊急時の通報は勿論、緊急事態を未然に防止
する通報を行なえるようにすること。 【解決手段】 ネットワークに向けて通報先情報を送信
する通信用記憶媒体と、この通信用記憶媒体を着脱自在
に装着して、入力された通報先情報を通信用記憶媒体に
転送する本体装置とから構成された携帯端末と、前記ネ
ットワークから送られてくる自己宛の通報に応答して報
音を発生する受信装置からなる通報システムで、通報先
を少なくとも2種類用意すると共に、夫々対応する通報
釦を設定することにより、誰かに来て貰いたいような緊
急度の時は自宅などに通報し、危険が迫っている緊急度
の時は警察に通報することにより、緊急事態を未然に防
止する通報を行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯端末と通報先
の電話機などをネットワークを介して接続して成る緊急
時のセキュリティーサービスに係り、例えば、腕時計や
デジタルカメラなどのような本体装置に装着して前記携
帯端末を構成する通信用記憶媒体と、この通信用記憶媒
体を用いた携帯端末及びこの通信用記憶媒体を用いた通
報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、端末と警備保障会社の緊急通
報センターとを電話回線などのネットワークを介して接
続するセキュリティーサービス用の通報システムが開発
されている。このようなシステムでは、緊急時に端末の
特定の釦を操作すると、緊急情報がネットワークを介し
て警備保障会社の緊急通報センターなどに通報される。
この通報を受けたセンターは、警備員などを端末のある
場所や予め指定された場所に急行させたり或いは、予め
指定された通報先や警察などに連絡したり、救急車の手
配などをするセキュリティーサービスを行なう。
【0003】尚、端末にPHS(Personal Handyphone
System)通信機能を持たせれば、緊急通報時、PHS基
地局から端末の位置情報がセンターに送信される。ま
た、端末にGPS(Global Positioning System)を搭
載しているものでは、緊急通報時、端末から緊急情報と
共に端末の現在位置情報をセンターに通報することがで
きる。このようなセキュリティーサービスでは、高価な
専用端末が必要であったり、警備会社のセンターの運
営、維持に多大な費用がかかるため、入会金、月極めの
会費、専用端末のレンタル料が徴収され、また専用端末
を購入する場合は高額な購入費用がかかる場合が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したセ
キュリティーサービスに入会しても、緊急事態が発生し
てサービスを利用する機会はそう多くはない。しかし、
高額な専用端末を購入しなければならなかったり、会費
や専用端末のレンタル料を継続的に支払わなければなら
ないため、僅かなサービス利用時間に対して常に支払い
が生じるため、長期間には支払額が高額になってしまう
場合があった。
【0005】また、この種のサービスは緊急事態が実際
に発生した時に利用するもので、緊急事態の発生を未然
に防ぐ利用には向いていなかった。例えば、帰宅時に誰
かに後をつけられているなどの事態では、センターに緊
急連絡を入れて警察を呼ぶ分けにも行かず、だからとい
って、何もしないと、それこそ危険な事態が発生する恐
れがあった。しかも、そのような危険な事態が発生し
て、センターに緊急連絡を入れて警察を呼んでも手遅れ
になってしまう場合もあり、最近多発しているストーカ
と呼ばれるような犯罪を防止するという観点からは必ず
しも有効なサービスではなかった。
【0006】更に、利用者は専用端末を外出時には常時
持ち運ばなければならず、行動の邪魔になることがあ
る。だからといって、鞄の中などに入れて持ち運ぶと、
緊急時の迅速な操作を妨げるといった不具合があり、携
帯に便利であるとはいえなかった。
【0007】本発明は、上述の如き従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的は、高いコストをか
けること無く、携帯に便利で、緊急時の通報は勿論、緊
急事態を未然に防止する通報も行なうことができる通信
用記憶媒体、この通信用記憶媒体を用いた携帯端末及び
この通信用記憶媒体を用いた通報システムを提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の手段は以下の
通りである。
【0009】請求項1記載の発明は、装着先装置に着脱
自在に装着されて動作する通信用記憶媒体において、前
記装着先装置から転送される通報先情報を記憶する通報
先情報記憶手段と、識別情報を記憶する識別情報記憶手
段と、前記装着先装置から転送される緊急通報指令によ
って前記通報先情報記憶手段及び前記識別情報記憶手段
から夫々前記通報先情報及び前記識別情報を読み出して
無線信号に変換して送信する送信手段とを備えたことを
特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、前記請求項1にお
いて、前記通報先情報は、電話番号情報であることを特
徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、前記請求項1又は
2において、更に、前記装着先装置から転送されるメッ
セージ情報を記憶するメッセージ情報記憶手段を備え、
前記送信手段は、前記メッセージ情報記憶手段に記憶さ
れたメッセージ情報を前記通報先情報及び前記識別情報
と共に無線信号に変換して送信することを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、装着先装置に着脱
自在に装着されて動作する通信用記憶媒体において、前
記装着先装置から転送される通報先情報を記憶する記憶
領域を複数備えた通報先情報記憶手段と、前記装着先装
置から転送される緊急通報指令によって前記通報先情報
記憶手段の複数の記憶領域から複数の通報先情報を読み
出して無線信号に変換して出力する送信手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、前記請求項4にお
いて、前記装着先装置から転送される緊急通報指令は複
数個あり、夫々の緊急通報指令が転送される毎に、前記
通報先情報記憶手段に記憶されている複数の通報先情報
のうち夫々異なった通報先情報が読み出されることを特
徴とする。
【0014】請求項6記載の発明は、本体装置に通信用
記憶媒体を着脱自在に装着して構成される携帯端末にお
いて、前記本体装置は、通報先情報を入力して前記通信
用記憶媒体に転送する通報先情報入力手段と、緊急通報
指令を入力して前記通信用記憶媒体に転送する指令入力
手段とを備え、前記通信用記憶媒体は、前記本体装置か
ら転送される通報先情報を記憶する通報先情報記憶手段
と、識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、前記本体
装置から転送される緊急通報指令によって前記通報先情
報記憶手段及び前記識別情報記憶手段から夫々前記通報
先情報及び前記識別情報を読み出して無線信号に変換し
て送信する送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】請求項7記載の発明は、前記請求項6にお
いて、更に、前記本体装置は、メッセージ情報を入力し
て前記通信用記憶媒体に転送するメッセージ情報入力手
段を備え、前記通信用記憶媒体は前記本体装置から転送
されるメッセージ情報を記憶するメッセージ情報記憶手
段を備え、前記通信用記憶媒体の前記送信手段は、前記
メッセージ情報記憶手段に記憶されたメッセージ情報
を、前記通報先情報及び前記識別情報と共に無線信号に
変換して送信することを特徴とする。
【0016】請求項8記載の発明は、本体装置に通信用
記憶媒体を接続して構成される携帯端末において、前記
本体装置は、複数の通報先情報を入力して前記通信用記
憶媒体に転送する通報先情報入力手段と、複数の緊急通
報指令を入力して前記通信用記憶媒体に転送する指令入
力手段とを備え、前記通信用記憶媒体は、前記本体装置
から転送される複数の通報先情報を記憶する通報先情報
記憶手段と、前記本体装置から複数の緊急通報指令が転
送される毎に、前記通報先情報記憶手段に記憶されてい
る複数の通報先情報のうち夫々異なった通報先情報を読
み出して無線信号に変換して送信する送信手段とを備え
たことを特徴とする。
【0017】請求項9記載の発明は、本体装置に通信用
記憶媒体を着脱自在に装着して構成される携帯端末にお
いて、前記本体装置は、複数の通報先情報を入力して前
記通信用記憶媒体に転送する通報先情報入力手段と、複
数のメッセージ情報を入力して前記通信用記憶媒体に転
送するメッセージ情報入力手段と、複数の緊急通報指令
を入力して前記通信用記憶媒体に転送する指令入力手段
とを備え、前記通信用記憶媒体は、前記本体装置から転
送される複数の通報先情報を記憶する通報先情報記憶手
段と、前記本体装置から転送される複数のメッセージ情
報を記憶するメッセージ情報記憶手段と、前記本体装置
から複数の緊急通報指令が転送される毎に、前記通報先
情報記憶手段に記憶されている複数の通報先情報のうち
夫々異なった通報先情報を読み出すと共に、前記メッセ
ージ情報記憶手段に記憶されている複数のメッセージ情
報のうち夫々異なったメッセージ情報を読み出して無線
信号に変換して送信する送信手段とを備えたことを特徴
とする。
【0018】請求項10記載の発明は、前記請求項6乃
至9いずれかにおいて、更に、前記本体装置は、位置を
検出して位置情報を得る位置検出手段を備え、前記通信
用記憶媒体は、前記本体装置から緊急指令入力の転送が
なされた際に、前記送信手段によって前記本体装置から
転送された位置情報を送信することを特徴とする。
【0019】請求項11記載の発明は、前記請求項6乃
至10いずれかにおいて、更に、前記本体装置は、前記
指令入力手段により緊急指令が入力され際に、アラーム
音を発生するアラーム音発生手段を備えたことを特徴と
する。
【0020】請求項12記載の発明は、前記請求項6乃
至11いずれかにおいて、前記本体装置は、腕時計であ
ることを特徴とする。
【0021】請求項13記載の発明は、前記請求項6乃
至11いずれかにおいて、前記本体装置は、デジタルカ
メラであることを特徴とする。
【0022】請求項14記載の発明は、前記請求項6乃
至11いずれかにおいて、前記本体装置は、携帯電話機
であることを特徴とする。
【0023】請求項15記載の発明は、前記請求項6乃
至14いずれかにおいて、前記通信用記憶媒体の送信手
段はPHS方式でPHSの基地局と通信することを特徴
とする。
【0024】請求項16の手段は、ネットワークに向け
て通報先情報を送信する携帯端末と、前記ネットワーク
から送られてくる自己宛の通報に応答して報音を発生す
る受信装置からなる通報システムであって、前記携帯端
末は、本体装置と、この本体装置に着脱自在に装着され
る通信用記憶媒体とにより構成され、前記本体装置は、
通報先情報を入力して前記通信用記憶媒体に転送する通
報先情報入力手段と、緊急通報指令を入力して前記通信
用記憶媒体に転送する指令入力手段とを備え、前記通信
用記憶媒体は、前記本体装置から転送される通報先情報
を記憶する通報先情報記憶手段と、識別情報を記憶する
識別情報記憶手段と、前記本体装置から転送される緊急
通報指令によって前記通報先情報記憶手段及び前記識別
情報記憶手段から夫々前記通報先情報及び前記識別情報
を読み出して無線信号に変換して送信する送信手段とを
備え、前記受信装置は、前記携帯端末の識別情報記憶手
段に記憶されている識別情報と同一の識別情報を記憶す
る情報記憶手段と、前記ネットワークから自己宛の通報
及び識別情報が送られてきた際に送られてきた識別情報
が前記情報記憶手段に記憶された識別情報と同一である
か否かを判断する判断手段と、この判断手段によって同
一で無いと判断された際に予め定められた報知を行なう
第一の報知手段と、同一であると判断された際に前記第
一の報知手段とは異なった態様で報知を行なう第二の報
知手段とを備えたことを特徴とする。
【0025】請求項17の手段は、前記請求項16にお
いて、前記第一の報知手段による前記予め定められた報
知は、予め定められた音による報知であり、前記第二の
報知手段による報知は、前記予め定められた音とは異な
った音による報知であることを特徴とする。
【0026】請求項18の手段は、前記請求項16にお
いて、前記通報先情報は電話番号情報であり、前記ネッ
トワークは電話回線ネットワークであり、前記受信装置
は電話機であることを特徴とする。
【0027】請求項19の手段は、前記請求項16にお
いて、更に、前記携帯端末の通信用記憶媒体は、メッセ
ージ情報を記憶するメッセージ情報記憶手段と、このメ
ッセージ情報記憶手段に記憶されたメッセージ情報を前
記通報先情報及び前記識別情報と共に前記ネットワーク
に出力するメッセージ出力手段とを備え、更に、前記受
信装置は、前記メッセージ情報を表示する表示手段とを
備えていることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る通報システムの構成例を示したブロック図であ
る。
【0029】本例の通報システムは、時計機能及び緊急
通報指令発生機能を有する腕時計36と、この腕時計3
6に着脱自在に装着されて、PHS方式による通信機能
を付加することにより、データ通信機能及び緊急通報機
能を有する通信用カード(通信用記憶媒体)80と、腕
時計36に装着された通信用カード80と無線通信を行
なうPHS基地局2と、PHS基地局2とPHS回線網
20を介して接続されるインターネットなどのネットワ
ーク3と、ネットワーク3に電話回線網21を介して接
続される個人の家(自宅)30等に置かれている電話機
4と、交番31などに置かれている緊急通信用の電話機
5と、ネットワーク3上にあるWEB(World Wide We
b)サーバー6とから構成されている。ここで、腕時計
36は各種機能を設定或いは起動するための操作釦A〜
Dを備え、通信用カード80にはPHS基地局2との無
線通信を行うためのアンテナ81が取り付けてある。腕
時計36に通信用カード80を着脱自在に装着すること
によって携帯端末1が構成される。
【0030】図2は図1に示した携帯端末1を構成する
腕時計36と通信用カード(本発明の通信用記憶媒体に
相当する)80の回路構成例を示したブロック図であ
る。腕時計36は、各種の個別制御及び全体の制御を行
なう制御部(CPU)11と、制御部11が動作する上
で必要なワークエリア及び各種データを記憶する領域を
有するメモリ部12と、制御部11の動作を制御するプ
ログラムを記憶するROM13と、時刻情報や電話番号
などの各種情報を表示するLCD等の表示部14と、ユ
ーザが各種情報を設定したり或いは、各種機能を起動す
る操作釦A〜Dを備えた操作部15と、着信音やアラー
ム音などを発生する報音部16と、制御部11が動作す
るために必要なクロックや各種タイミング信号を出力す
る発振・タイミング信号出力部17と、図示しない接続
端子が設けられ通信用カード80と電気的接続されるコ
ネクタ部18を有している。
【0031】尚、操作部15の操作釦A〜Dは、いずれ
かひとつ或いはふたつ以上を組み合わせて押すことによ
り、各種機能を起動したり、各種データを設定すること
ができ或いは、文字や記号を入力することもできる。
又、腕時計36と通信用カード80によるPHS機能
は、通話機能を備えておらず情報の送受信のみが出来る
ようになっているが、必要に応じてマイク及びスピーカ
を腕時計36に組み込み、通話が出来るようにしてもよ
いものである。
【0032】通信用カード80は、PHS方式の無線通
信動作やカード全体の動作を制御する制御部(CPU)
801、送信データを符号化したり或いは、受信データ
を復号化するなどの処理を行なう信号処理部802と、
符号化されたデータをアンテナ81から無線送信した
り、或いはアンテナ81で捕らえた電波を受信するRF
回路部803と、制御部801のワークエリアや本通信
用カードの電話番号や識別データやメッセージなどの各
種データを記憶するメモリ部804を有し、又、図示し
ない接続端子が腕時計36のコネクタ部18の接続端子
に着脱自在に接続される。
【0033】図3は図2に示した腕時計36側のメモリ
部12の構成例を示した模式図である。メモリ部12は
RAMなどで構成され、計時情報を格納する領域121
1と、ストップウォッチ、タイマー及びアラームなどの
各種機能で用いるデータを記憶する多機能データ領域1
212及び制御部11のワークエリア1213から成っ
ている。
【0034】図4は図2に示した通信用カード80側の
メモリ部804の構成例を示した図である。メモリ部8
04は不揮発性のフラッシュメモリなどで構成され、本
カードの電話番号を記憶するカード電話番号記憶領域1
221、緊急連絡先の電話番号を夫々記憶する電話番号
記憶領域1222〜1224と、識別データ(ID)な
どを記憶する識別データ記憶領域1225と、緊急連絡
用のメッセージ1を記憶するメッセージ1記憶領域12
26及び緊急連絡用のメッセージ2を記憶するメッセー
ジ2記憶領域1227から成っている。電話番号記憶領
域1222〜1224には記憶した電話番号に対応させ
て緊急度の高低を示す情報である緊急度1又は2を書き
込む領域Pが設けられている。
【0035】図5は図1に示した電話機4(電話機5)
の回路構成例を示したブロック図である。電話機4は、
各種動作を個別に制御すると共に電話機全体の動作を制
御する制御部41、制御部41の動作に必要なデータや
或いは、図1に示した通信用カード80の電話番号、即
ち記憶領域1221に記憶された電話番号などを記憶す
るメモリ部42、電話番号情報や受信メッセージなどの
各種情報を表示するLCD等の表示部43、電話番号や
送信メッセージ或いは、設定データなどを入力するキー
入力部44、制御部41に時刻情報を供給する時計回路
部45、着信音等を発生する着信音発生部46、電話回
線21に対して音声信号やデータを送受する送受信部4
7、送受信部47を制御して音声通話又はデータ通信等
を行なう通信制御部48、スピーカ50に対して音声を
出力したり、マイク51からの音声を入力する音声制御
部49、受信音声を出力するスピーカ50、ユーザの音
声を集音するマイク51を有している。尚、送受信部4
7、通信制御部48及び音声制御部49は制御部41に
接続され、また、スピーカ50とマイク51はハンドセ
ット52を構成している。
【0036】次に本実施の形態の動作について説明す
る。図6は図1、図2に示した携帯端末を構成する腕時
計36の動作を示したフローチャートであり、以下この
フローチャートを参照して説明する。図1、図2に示し
た本例の腕時計36に通信用カード80を装着してお
く。ユーザは外出時、この腕時計36を腕につけてお
く。通常時は腕時計として用いる。
【0037】腕時計36の制御部11はステップS1
で、発振・タイミング信号出力部17から入力されるタ
イミング信号を監視し、所定周期(例えば1秒)毎の計
時タイミングになったかどうかを判断し、計時タイミン
グである場合はステップS2に進む。ステップS2では
図3に示したメモリ部12の領域1211に記憶されて
いる時刻情報を更新(+1秒)する事によって現在時刻
情報を得る。この後、ステップS14に進んで更新され
た現在時刻情報を表示部14に出力することにより、現
在時刻が表示部14に表示される。
【0038】一方、ステップS1で計時タイミングでな
いと判断した場合、ステップS3に進んで、操作部15
の操作釦A〜Dのいずれかのスイッチ入力、即ちいずれ
かの釦の押下があったかどうかを判断し、操作釦の押下
でない場合はステップS14に進み、表示部14の表示
を更新しないで処理を終了する。
【0039】ステップS3で操作釦の押下であると判断
した場合は、ステップS4に進んで、押下されたのが時
計機能を制御するための釦であるかどうかを判断し、そ
うでない場合はステップS6に進み、時計機能の制御釦
である場合はステップS5に進む。ステップS5では釦
押下に応じて時刻を修正したり、ストップウォッチの計
測スタート、ストップ、クリアの制御を行ったり、タイ
マー及びアラーム等の時間や時刻の設定を図3に示した
メモリ部12の領域1212に対して行なう時計機能処
理をすると共に、ステップS14に進む。ステップS1
4では、新たに修正或いは、時刻などの設定情報を表示
部14に表示した後、処理を終了する。
【0040】ここで、各操作釦A〜Dの機能を簡単に説
明しておく。例えば、釦Aはモード切替釦であり、この
釦Aが操作される毎に通常時刻表示モード、後述する緊
急情報の設定モード、通常時刻時刻設定(修正)モー
ド、ストップウオッチモード、タイマーモード、アラー
ム時刻設定モードといったようにモードが順次切り替わ
る。通常時刻表示モード及び緊急情報の設定モード以外
のモードにおいては、各操作釦B〜Dは、夫々のモード
における制御釦として機能する。即ち、上述した時刻設
定、ストップウオッチ、タイマ、アラーム等の時計機能
を制御する時計機能制御釦として機能する。
【0041】一方、緊急情報の設定モードにおいては、
各操作釦B〜Dは、緊急情報の設定釦として機能する。
更に、通常時刻表示モードにおいては、釦Cは後述する
緊急度1の通報釦として機能し、釦Dは緊急度2の通報
釦として機能するものである。
【0042】然して、ステップS6に進んだ場合、押下
された釦は緊急情報の設定釦であるかどうかを判断し、
そうでない場合はステップS8に進み、緊急情報の設定
釦である場合はステップS7に進む。ステップS7で
は、操作部15の釦操作により入力された緊急時の通報
先の電話番号データ、この電話番号データの緊急度デー
タ、識別データ或いは緊急事態を知らせるメッセージデ
ータなどの設定信号(設定データ)をコネクタ部18を
介して通信用カード80に出力する処理を行なうと共
に、ステップS14にて出力した設定情報の表示処理を
行う。ステップS8に進んだ場合、押下された釦は緊急
度1の通報釦であるかどうかを判断し、そうでない場合
はステップS10に進み、緊急度1の通報釦である場合
はステップS9に進む。ステップS9では、緊急度1の
通報指令をコネクタ部18を介して通信用カード80に
出力する処理を行うと共に、ステップS14で緊急度1
通報の表示処理を行った後処理を終了する。
【0043】ステップS10では、緊急度2の通報釦が
押されたかどうかを判断し、押された場合はステップS
11に進み、押されない場合はステップS13に進む。
ステップS11では、緊急度2の通報指令をコネクタ部
18を介して通信用カード80に出力する処理を行うと
共に、ステップS12にて、報音部16から大音量のア
ラーム音を発生し、ステップS14にて緊急度2通報の
表示処理を行った後、処理を終了する。ステップS13
に進んだ場合、その他の釦操作に応じた処理を行ない、
ステップS14にて、実行した処理に関連する情報表示
をした後、処理を終了する。
【0044】次に図2に示した通信用カード80の動作
について図7に示したフローチャートを参照して説明す
る。まず、ステップS16にて、RF回路部803がP
HS基地局2から受信した受信信号が有るかどうかを判
断し、受信信号がない場合はステップS18に進み、受
信信号があった場合はステップS17に進む。ステップ
S17では、RF回路部803により受信したデータを
信号処理部802で処理しコネクタ部18を介して腕時
計36に出力して処理を終了する。ステップS18に進
んだ場合、腕時計36からコネクタ部18を介して転送
された転送信号(転送データ)があるかどうかを判断
し、ない場合は処理を終了し、転送信号がある場合はス
テップS19で転送信号は設定信号であるかどうかを判
断する。ステップS19で、設定信号でないと判断した
場合、ステップS21に進み、設定信号であると判断し
た場合はステップS20に進む。
【0045】ステップS20では、コネクタ部18から
転送された緊急時の通報先の電話番号データ、この電話
番号データの緊急度データ、識別データ或いは緊急事態
を知らせるメッセージデータなどを、メモリ部804の
夫々定められた記憶領域に設定する。
【0046】即ち、緊急度1の電話番号は図4に示した
メモリ部804の電話番号記憶領域1222に設定さ
れ、その緊急度領域Pに緊急度1を示す“1”が書き込
まれる。また、緊急度2の電話番号は電話番号記憶領域
1224に設定され、その緊急度領域Pに緊急度2を示
す“2”が書き込まれる。
【0047】ここで、緊急度1とは、例えば、帰りに誰
かに後をつけられているような気がするといった程度の
ことで、警察に連絡する程ではないが誰かに来て貰いた
いような場合であり、通常、自宅30などの電話番号が
登録される。緊急度2とは、暴漢等が追いかけて来ると
いうような実際に身に危険が迫り、警察を呼ぶような事
態が発生した場合で、協力を要請してある近所の交番3
1などの電話番号が登録される。尚、本例では、少なく
とも3つ以上の電話番号が記憶可能であり、例えば緊急
度1の電話番号は電話番号記憶領域1223にも設定で
き、自宅だけでなく帰路の途中にある知人の家の電話番
号等を設定することができる。また、識別データとは、
腕時計36の所有者個人を識別するデータで、例えば家
族の中の誰であるかを区別するための、例えば姉又は妹
等を示すデータである。
【0048】ステップS21に進んだ場合、転送信号は
緊急度1の通報指令であるかどうかを判断し、そうでな
い場合はステップS24に進み、緊急度1の通報指令で
ある場合はステップS22に進む。ステップS22で
は、メモリ部804の図4に示した電話番号記憶領域1
222乃至1224の中から緊急度1の電話番号を読み
出し、これを信号処理部802で対応するダイアル信号
にした後、RF回路部803からアンテナ81を介して
PHS基地局2へ無線送信(ダイアル)する。又、この
時、カード電話番号記憶領域1221に記憶されている
自己の電話番号データも送信者の識別情報として送出す
る。これにより、アンテナ81から無線送信されたダイ
アル信号はPHS基地局2を介してネットワーク3上に
送られ、このネットワーク3から例えば自宅30の電話
機4に着信する。
【0049】その後、通信用カード80と電話機4とが
回線接続されると、ステップS23にてメモリ部804
の識別データ記憶領域1225及びメッセージ1記憶領
域1226から識別データ及び緊急度1に対応するメッ
セージ1を読み出すと共に、現在時刻情報をコネクタ部
18を介して腕時計36の制御部11から転送して貰
い、これら情報を信号処理部802で符号化した後、R
F回路部803からアンテナ81を介して前記電話機4
に無線送信して、処理を終了する。
【0050】ステップS24に進んだ場合、押下された
釦は緊急度2の通報釦であるかどうかを判断し、そうで
ある場合はステップS24に進み、緊急度2の通報釦で
ない場合はステップS27に進んで、その他の指令に応
じた処理をして、処理を終了する。
【0051】ステップS25に進んだ場合、図4に示し
たメモリ部804の電話番号記憶領域1224から緊急
度2の電話番号を読み出して、これを信号処理部802
で対応するダイアル信号にした後、RF回路部803か
らアンテナ81を介してPHS基地局2へ送信(ダイア
ル)する。又、この時もカード電話番号記憶領域122
1に記憶されている自己の電話番号データも送信者の識
別情報として送出する。これにより、アンテナ81から
送信されたダイアル信号はPHS基地局2を介してネッ
トワーク3上に送られ、このネットワーク3から例えば
交番31の電話機5に着信する。
【0052】その後、通信用カード80と電話機5とが
回線接続されると、ステップS26にて、メモリ部80
4の識別データ記憶領域1225及びメッセージ2記憶
領域1227から識別データ及び緊急度2に対応するメ
ッセージ2を読み出すと共に、現在時刻情報を腕時計3
6の制御部11からコネクタ部18を介して転送して貰
い、これら情報を信号処理部802で符号化した後、R
F回路部803からアンテナ81を介して前記電話機4
に無線送信して、処理を終了する。
【0053】尚、PHS基地局2は、腕時計36から電
話機4、5等に送信があると、腕時計36の位置情報を
電話機4、5等に同時に送信する。このようなPHSに
よる位置情報の送信システムは、現状のシステムで採用
されているのでその詳細な説明は省略する
【0054】然して、図8は図5に示した電話機4の着
信時の動作を示したフローチャートである。ステップS
29にて、電話回線21を通して送受信部47に着信が
あると、送受信部47はこれを制御部41に知らせる。
制御部41は前記着信があると、ステップS30で、メ
モリ部42に設定されている電話番号(例えば通信用カ
ード80)と着信時に知らせてくる相手先の電話番号と
が一致するかどうかを判断し、一致する場合はステップ
S31に進み、一致しない場合はステップS32に進
む。
【0055】制御部41はステップS31に進んだ場
合、着信音発生部46から着信音1を発生して呼び出し
音とし、ステップS32に進んだ場合は、着信音発生部
46から着信音2を発生して呼び出し音とする。尚、着
信音1は腕時計36からの緊急の着信であることを知ら
せるシグナルで、着信音2の通常の通信(他の一般的な
電話からの着信)であることを知らせる一般的なシグナ
ルとは音を異ならせてあるため、自宅30にいる家人は
呼び出し音だけで腕時計36からの緊急の着信であるか
或いは、通常の着信であるかを知ることができる。
【0056】図9は図5に示した電話機4をオフフック
した時の動作を示したフローチャートである。制御部4
1は送受信部47に着信があると、ステップS33でハ
ンドセット52が取られてオフフック(回線接続)する
のを待ち、オフフックすると、ステップS34に進む。
ステップS34では、メモリ部42に設定されている電
話番号(例えば通信用カード80)と着信時に知らせて
くる相手先の電話番号とが一致するかどうかを判断し、
一致する場合はステップS35に進み、一致しない場合
はステップS36に進む。
【0057】制御部41はステップS35に進んだ場
合、送受信部47で受信し、通信制御部48で復号化さ
れた受信データ、即ち、識別データ、メッセージデー
タ、時刻情報、位置情報等を表示部43に表示し、その
後、通話がある場合にはステップS36で相手先との通
話を、送受信部47、通信制御部48、音声制御部4
9、スピーカ50、マイク51を用いて行なった後、処
理を終了する。ステップS34からステップS36に進
んだ場合は腕時計36以外からの着信なので、直ちに相
手先との通話処理を行なった後、処理を終了する。ここ
で、ステップS35からステップS36の処理へ進む場
合は図1、図2に示した腕時計36及び通信用カード8
0に通話機能がある場合の処理であり、本例のように通
話機能がない場合は、ステップS36の通話処理を行な
わず、処理を終了することになる。
【0058】尚、本例では、通信用カード80の電話番
号が送信相手を特定する識別情報となっており、この識
別情報の一致、不一致(図8のステップS30)にて緊
急通報か、一般の通信であるかが区別されているが、通
信用カード80から送信されてくる識別データを識別情
報として緊急通報か否かを判別させるようにしてもよ
い。この場合は、電話機4、5のメモリ部42に識別デ
ータを予め記憶させておき、送られてきた識別データと
一致するか否かを判別させる様にすればよいものであ
る。
【0059】図10は上記した腕時計36を携帯してい
るユーザが通る地域を示した地図である。ユーザが利用
する駅33から自宅30までの帰路(破線)は300で
あり、その間に、PHS基地局2A〜2Eが所々に配置
されている。帰路300の途中付近に知人の家32があ
り、また、帰路300に近接して交番31がある。
【0060】ユーザは駅33から破線の道順で自宅30
に帰るものとする。この帰路300を自宅30に向かっ
て歩いている時に、例えば誰かに後をつけられているよ
うな気配を感じたQ地点で、腕時計36の緊急度1の通
報釦を押下すると、緊急通報が自宅30及び知人宅32
の電話機4に入り、家人及び知人はその呼び出し音で緊
急通報であることを知る。家人及び知人が電話をオフフ
ックすると、例えば直ぐに迎えに来てくださいというよ
うなメッセージ1と共に腕時計36の位置情報が表示さ
れるため、家人は緊急度1の事態が発生したことを知
り、ユーザがいる場所に急行して、ユーザを迎えに行く
ことができる。
【0061】また、ユーザが上記の帰路300で暴漢な
どに襲われそうになったような場合などに、腕時計36
の緊急度2の通報釦を押下すると、緊急通報が交番31
の電話機5に入り、助けて下さいと言ったメッセージと
共に腕時計36の位置情報が表示されるため、それを見
た警察官は現場に駆けつけることができる。
【0062】本実施の形態によれば、携帯端末1は腕時
計36に通信用カード80を装着して構成されるため、
腕にはめて持ち運べるので、携帯に便利で、行動の邪魔
にはならないと共に、時計としての機能があるため、常
に使用することができる。また、警察を呼ぶ程の事態で
はないが、このまま1人でいるには危険な場合には緊急
度1の通報釦を押すことにより、例えば自宅30に緊急
通報をして家人に迎えに来て貰うことができるため、ス
トーカなどの犯罪が起きることを未然に防止することが
できる。携帯端末1は腕時計36に通信用カード80を
装着してPHSのデータ通信機能を付属して構成してあ
るため、値段が安く、一度購入してしまえば、以降、使
用料とか、会費などを払わなくて済むため、低価格のセ
キュリティーを実現することができる。更に、緊急度2
の通報釦を押すことにより、警察を呼ぶことができ、所
謂、身に危険が迫る緊急事態にも対処することができ
る。
【0063】尚、本例の通信用カード80はネットワー
ク3上の情報サービス会社や各種ホームページ及びプロ
バイダ等のWEBサーバー6にアクセスして、日常生活
で必要な各種情報を得て表示部14に表示させたり、所
謂電子メールの送受信を行なうこともできるもので、こ
の処理は、図6のステップS13で行われるものであ
る。
【0064】図11は、本発明の第2の実施の形態に係
る携帯端末の構成例を示したブロック図である。但し、
前述の第1の実施の形態と同様の部分には同一符号を付
し、適宜説明を省略する。本例の携帯端末1を構成する
腕時計36は、GPS(Global Positioning System)
回路部25とそのアンテナ102を備えており、GPS
回路部25はアンテナ102を通して人工衛星から携帯
端末1の現在の位置情報を得ることができ、この部分が
図2に示した第1の実施の形態と異なり、他は構成は同
様であり、本例も通信用カード80を着脱自在に装着で
きるようになっている。
【0065】図12は上記した腕時計36に装着されて
いる通信用カード80のメモリ部804の構成例を示し
た模式図である。本例のメモリ部804も、図4に示し
た第1の実施の形態とほぼ同様の構成を有しているが、
図12に示すようにメモリ部804にGPS回路部25
より得られた腕時計36の現在の位置情報を記憶する位
置情報記憶領域1228が設けられている。
【0066】本実施の形態によれば、腕時計36はGP
S回路部25を備えており、これにより、常に腕時計3
6がある場所の位置情報を人工衛星から受けて、これを
コネクタ部18を介して通信用カード80のメモリ部8
04に転送するため、メモリ部804の位置情報記憶領
域1228には携帯端末1の現在位置情報が記憶されて
いる。従って、通信用カード80は緊急度1又は緊急度
2の通報を電話機4又は5に行う際に回線が接続される
と、メモリ部804から現在位置情報を読み出し、メッ
セージ1又はメッセージ2と共に、RF回路部803か
ら無線送信する。
【0067】このため、本実施の形態では、RF回路部
803による通信方式としてPHS方式を用いる必要は
なく、携帯電話回線なども使用できると共に、GPSに
より位置情報を取得しているため、精度の高い位置情報
を緊急通報先に送信することができる。他の効果は第1
の実施の形態と同様である。
【0068】図13は、本発明の第3の実施の形態に係
る通報システムの構成例を示したブロック図である。但
し、前述した第2の実施の形態と同様の部分には同一符
号を付し、適宜説明を省略する。本例の通報システム
は、時計機能及び緊急通報指令発生機能を有する腕時計
36と、この腕時計36に着脱自在に装着されて、PH
S方式による通信機能を付加することにより、データ通
信機能、時計機能及び緊急通報機能を有する携帯端末1
を構成する通信用カード(通信用記憶媒体)80と、腕
時計36に装着された通信用カード80と無線通信を行
なうPHS基地局2と、PHS基地局2とPHS回線網
20を介して接続されるインターネットなどのネットワ
ーク3と、ネットワーク3に電話回線網21を介して接
続される個人の家(自宅)30等に置かれている電話機
4と、ネットワーク3に電話回線網21を介して接続さ
れる警備保障会社等の緊急通信センター9とから構成さ
れている。ここで、腕時計36は時刻機能に関する情報
や緊急通報機能に関する各種機能を設定或いは起動する
ための操作釦A〜Dを備え、通信用カード80にはPH
S基地局2との無線通信を行うためのアンテナ81が付
いている。
【0069】図14は本発明の通信用カード80に内蔵
されて、緊急通報先の電話番号や緊急時に送信するメッ
セージ或いは、ユーザの識別データを設定するメモリ部
804の構成例を示した模式図である。メモリ部804
は、本通信用カードの電話番号を記憶するカード電話番
号記憶領域1221と、緊急度1の通報先である電話番
号を記憶する電話番号記憶領域1222、1223と、
緊急度2の通報先である緊急通信センター9の電話番号
を記憶するセンター電話番号記憶領域1229、識別デ
ータ(ID)等を記憶する識別データ記憶領域122
5、緊急度1の通報時に送信されるメッセージ1を記憶
するメッセージ1記憶領域1226、緊急度2の通報時
に送信されるメッセージ2を記憶するメッセージ2記憶
領域1227から成っている。電話番号記憶領域122
2、1223及びセンター電話番号記憶領域1229に
は記憶した電話番号に対応する緊急度を示す情報を書き
込む領域Pが設けられている。
【0070】次に本実施の形態の動作について説明す
る。本例は、緊急度2の通報先として、警備保障会社な
どが運営する緊急通報センター9の電話番号を通信用カ
ード80のメモリ部804のセンター電話番号記憶領域
1229に設定できるようになっている。従って、緊急
度2の通報釦を押すと、通信用カード80はメモリ部8
04のセンター電話番号記憶領域1229の電話番号を
読み出し、この電話番号先にRF回路部803からPH
S基地局2、PHS回線網20、ネットワーク3、電話
回線21を介して電話をする。これにより、回線接続さ
れると、メッセージ2記憶領域1227から読み出した
メッセージ2を緊急通報センター9に送信する。緊急通
報センター9のオペレータは、携帯端末1の通信用カー
ド80から送信されたメッセージ2によって緊急事態が
起きたことを知ると、PHS基地局2から知らされる携
帯端末1の現在の位置情報で特定される場所に警備員な
どを急派する。
【0071】本実施の形態によれば、緊急度2の場合は
警備保障会社などが運営する緊急通報センター9に通報
することができる。この場合、警備員の派遣などのサー
ビスを受けられるにもかかわらず、従来のように緊急連
絡用の専用端末を所有する必要がないので、面倒でない
ばかりか極めて安価な契約料金だけでサービスを受けら
れるメリットがある。
【0072】図15は、本発明の第4の実施の形態に係
る携帯端末の構成例を示したブロック図である。但し、
上記した第1の実施の形態と同様の部分には同一符号を
付して説明する。透明タッチパネル部62やタッチペン
63等を有するPDA(Personal Digital Assistants)
61に着脱自在に通信用カード80を装着して携帯端末
を構成している。
【0073】図16は図15に示した携帯端末を構成す
るPDA61とそれに装着された通信用カード80の回
路構成例を示したブロック図である。PDA61は、各
種の個別制御及び全体の制御を行なう制御部(CPU)
11と、制御部11が動作する上で必要なワークエリア
及び各種データを記憶する領域を有するメモリ部12
と、制御部11の動作を制御するプログラムを記憶する
ROM13と、透明タッチパネル62の下面に設けられ
時刻情報や電話番号などの各種情報を表示するLCD等
の表示部14と、ユーザが各種情報を設定したり或い
は、各種機能を起動する操作を行う操作部15(図15
の15a、15b)と、着信音やアラームなどを発生す
る報音部16と、通信用カード80を接続するコネクタ
部18及びユーザが文字や記号などで各種情報や指示を
タッチペン63で入力するタッチパネル部62を有して
いる。
【0074】通信用カード80は、PHS方式の無線通
信動作やカード全体の動作を制御する制御部(CPU)
801、送信データを符号化したり或いは、受信データ
を復号化するなどの処理を行なう信号処理部802と、
符号化されたデータをアンテナ81から無線送信した
り、或いはアンテナ81で捕らえた電波を受信するRF
回路部803と、制御部801のワークエリアや本通信
用カードの電話番号や識別データやメッセージなどの各
種データを記憶するメモリ部804を有し、PDA61
のコネクタ部18に着脱自在に接続される。
【0075】本実施形態によれば、第一の実施の形態で
使用されていた通信用カード80を、腕時計からはずし
てPDA61に装着することにより、データ通信機能、
時計機能及び緊急通報機能を有する携帯端末を構成する
ことができる。従って、腕時計36を持たずにPDA6
1だけを持って外出するような場合には、通信用カード
80を、腕時計からはずしてPDA61に装着するだけ
で緊急通報がかのうになる。
【0076】図17は、本発明の第5の実施の形態に係
る携帯端末の構成例を示したブロック図である。但し、
上記した第1の実施の形態と同様の部分には同一符号を
付して説明する。レンズ65、センサ部67、シャッタ
66、光学ファインダ71などを有するデジタルカメラ
64に着脱自在に通信用カード80を装着して携帯端末
を構成している。
【0077】図18は図17に示した携帯端末を構成す
るデジタルカメラ64とそれに装着された通信用カード
80の回路構成例を示したブロック図である。デジタル
カメラ64は、撮影動作などの各種の個別制御及び全体
の制御を行なう制御部(CPU)11と、制御部11が
動作する上で必要なワークエリア及び撮影した画像デー
タ記憶する領域を有するメモリ部12と、時刻情報や電
話番号などの各種情報を表示するLCD等の表示部14
と、ユーザがカメラの撮影データ設定したり或いは、各
種機能を起動する操作を行う操作部15と、露出制御の
ための明るさ等を検知したり、被写体までの距離を検知
するためのセンサ部67、通信用カード80を接続する
コネクタ部18及びレンズ65により結像した被写体の
像を電気信号に変換するCCD68、CCD68を駆動
するCCD駆動部69、CCD68より入力される電気
信号を処理して画像データとする信号処理部70を有し
ている。
【0078】通信用カード80は、PHS方式の無線通
信動作やカード全体の動作を制御する制御部(CPU)
801、送信データを符号化したり或いは、受信データ
を復号化するなどの処理を行なう信号処理部802と、
符号化されたデータをアンテナ81から無線送信した
り、或いはアンテナ81で捕らえた電波を受信するRF
回路部803と、制御部801のワークエリアや本通信
用カードの電話番号や識別データやメッセージなどの各
種データを記憶するメモリ部804を有し、デジタルカ
メラ64のコネクタ部18に着脱自在に接続される。
【0079】本実施形態によれば、デジタルカメラ64
に通信用カード80を装着することにより、データ通信
機能、時計機能及び緊急通報機能を有する携帯端末を構
成することができ、その動作は図1に示した第1の実施
の形態と同様であり、同様の効果がある。
【0080】図19は、本発明の第6の実施の形態に係
る携帯端末の構成例を示したブロック図である。但し、
上記した第1の実施の形態と同様の部分には同一符号を
付して説明する。アンテナ92、表示部93、キー入力
部94等を有する携帯電話機91に着脱自在に通信用カ
ード80を装着して、携帯端末を構成している。
【0081】図20は図19に示した携帯電話機91の
回路構成例を示したブロック図である。携帯電話機91
は、各種動作を個別に制御すると共に電話機全体の動作
を制御する制御部95、制御部95の動作に必要なデー
タや或いは、図1に示した通信用カード80の電話番号
などを記憶するメモリ部96、電話番号情報や受信メッ
セージなどの各種情報を表示するLCD等の表示部9
3、電話番号や送信メッセージ或いは、設定データなど
を入力するキー入力部94、制御部95に時刻情報を供
給する時計回路部97、アンテナ92を用いて音声信号
やデータを無線で送受する送受信部98、送受信部98
を制御して音声通話又はデータ通信等を行なう通信制御
部99、スピーカ101に対して音声を出力したり、マ
イク103からの音声を入力する音声制御部100、受
信音声を出力するスピーカ101、ユーザの音声を集音
するマイク103、通信用カード80を接続するコネク
タ部104を有している。尚、送受信部98、通信制御
部99及び音声制御部100は制御部95に接続されて
いる。また、通信用カード80は例えば図18のそれと
同様の構成であり、詳細構成は省略する。
【0082】本実施の形態によれば、携帯電話機91に
通信用カード80を装着することにより、通常の通話は
携帯電話機91で行い、緊急通報は通信用カード80の
PHS通信機能を用いて行う携帯端末を構成することが
でき、その動作は図1に示した第1の実施の形態と同様
であり、同様の効果がある。
【0083】以上のように、上述した各実施の形態で
は、通信用カード80を本体装置に装着するだけで緊急
通報機能付きの携帯端末を得ることが出来、従来のよう
な専用端末を不要とすることが出来る。又、通信用カー
ド80は、腕時計、PDA、デジタルカメラ、携帯電話
など多くの携帯機器に共用できるので外出時にどの携帯
機器を持って出かけようとも通信通報が可能となるもの
である。
【0084】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ことなく、その要旨を逸脱しない範囲において、具体的
な構成、機能、作用、効果において、他の種々の形態に
よっても実施することができる。例えば、緊急度1と緊
急度2の通報釦は、腕時計36の操作釦A〜Dの中で別
々に割り当て使用することもできるが、ひとつの釦を割
り当て、浅く押した場合は緊急度1の通報釦、深く押し
た場合は緊急度2の通報釦として機能するようにしても
良い。
【0085】又、本発明の通信用記憶媒体を接続して携
帯端末を構成する本体装置は、上記実施の形態で例示し
たものに限らず、携帯できる情報処理装置であればどの
ようなものでもよく、例えば液晶TV、CDプレーヤー
やMDプレーヤーなどの音響機器にも採用できることは
言うまでもない。
【0086】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1、
請求項6の発明によれば、緊急通報先を自宅などに設定
しておくことにより、緊急事態を未然に防止する通報を
行なうことができる。請求項3、請求項7、請求項19
の発明によれば、緊急通報としてメッセージを使用する
ことができる。請求項4、請求項5、請求項8、請求項
9の発明によれば、緊急時にふたつ以上の緊急通報を行
なうことができるため、一方を緊急事態を未然に防止す
るための通報に用いることができ、緊急時の通報は勿
論、緊急事態を未然に防止する通報も行なうことができ
る。特に請求項12の発明によれば、携帯端末が腕時計
型であるため携帯に便利で持ち歩いても行動の邪魔をせ
ず且つ通報操作を迅速に行なうことができ、更に請求項
15の発明によれば、パーソナル・ハンディフォン・シ
ステムを用いて本体装置に通報機能を容易に付加して装
置を構成することができるので、装置を極めて安価に製
造することができる。
【0087】請求項10の発明によれば、GPSなどの
位置検出手段を備えることにより、通信方式に拘らず携
帯端末の現在の位置情報を通報先に知らせることができ
る。請求項11の発明によれば、緊急時にアラーム音を
その場で発生することができる。請求項17の発明によ
れば、緊急通報の受信側は呼び出し音などの報知音を聞
いただけで、緊急通報であるか、通常の通信であるかを
直ちに区別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る通報システム
の構成例を示したブロック図。
【図2】図1に示した携帯端末を構成する腕時計と通信
用カードの回路構成例を示したブロック図。
【図3】図2に示した腕時計側のメモリ部の構成例を示
した模式図。
【図4】図2に示した通信用カード側のメモリ部の構成
例を示した図。
【図5】図1に示した電話機の回路構成例を示したブロ
ック図。
【図6】図1、図2に示した腕時計の動作を示したフロ
ーチャート。
【図7】図2に示した通信用カードの動作を示したフロ
ーチャート。
【図8】図5に示した電話機の着信時の動作を示したフ
ローチャート。
【図9】図5に示した電話機をオフフックした時の動作
を示したフローチャート。
【図10】腕時計を携帯しているユーザが通る地域を示
した地図。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る携帯端末の
構成例を示したブロック図。
【図12】図11に示した腕時計に装着されている通信
用カードのメモリ部の構成例を示した模式図。
【図13】本発明の第3の実施の形態に係る通報システ
ムの構成例を示したブロック図。
【図14】図13に示した通信用カードのメモリ部の構
成例を示した模式図。
【図15】本発明の第4の実施の形態に係る携帯端末の
構成例を示したブロック図。
【図16】図15に示した携帯端末を構成するPDAと
それに装着された通信用カードの回路構成例を示したブ
ロック図。
【図17】本発明の第5の実施の形態に係る携帯端末の
構成例を示したブロック図。
【図18】図17に示した携帯端末を構成するデジタル
カメラとそれに装着された通信用カードの回路構成例を
示したブロック図。
【図19】本発明の第6の実施の形態に係る携帯端末の
構成例を示したブロック図。
【図20】図19に示した携帯電話機の回路構成例を示
したブロック図。
【符号の説明】
1 携帯端末 2、 2A〜2E PHS基地局 4、 5 電話機 6 WEBサーバー 9 緊急通報センター 11、41、95、801 制御部(CPU) 12、42、96、804 メモリ部 13 ROM 14、43、93 表示部 15 操作部 16 報音部 17 発振・タイミング信号出力部 18、104 コネクタ部 25 GPS回路部 30 自宅 31 交番 36 腕時計 44、94 キー入力部 45、97 時計回路部 46 着信音発生部 47、98 送受信部 48、99 通信制御部 49、100 音声制御部 50、101 スピーカ 51、103 マイク 52 ハンドセット 61 PDA 62 タッチパネル部 63 タッチペン 64 デジタルカメラ 65 レンズ 66 シャッター 67 センサ部 68 CCD 69 CCD駆動部 70、802 信号処理部 80 通信用カード 81、92、102 アンテナ 91 携帯電話機 803 RF回路部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C022 AC03 AC18 AC71 AC77 5C054 AA01 AA05 CA04 DA09 EA07 EG05 EH07 FA04 FE11 FE28 GA04 GB04 GB18 5C087 AA03 AA24 AA25 AA37 BB12 BB20 BB32 BB65 BB74 DD03 DD24 EE05 EE18 FF01 FF05 FF17 FF19 FF20 GG02 GG07 GG11 5K101 KK14 LL11 LL12 NN05 NN25 RR12

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装着先装置に着脱自在に装着されて動作
    する通信用記憶媒体において、 前記装着先装置から転送される通報先情報を記憶する通
    報先情報記憶手段と、 識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、 前記装着先装置から転送される緊急通報指令によって前
    記通報先情報記憶手段及び前記識別情報記憶手段から夫
    々前記通報先情報及び前記識別情報を読み出して無線信
    号に変換して送信する送信手段とを備えたことを特徴と
    する通信用記憶媒体。
  2. 【請求項2】 前記通報先情報は、電話番号情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信用記憶媒体。
  3. 【請求項3】 更に、前記装着先装置から転送されるメ
    ッセージ情報を記憶するメッセージ情報記憶手段を備
    え、 前記送信手段は、前記メッセージ情報記憶手段に記憶さ
    れたメッセージ情報を前記通報先情報及び前記識別情報
    と共に無線信号に変換して送信することを特徴とする請
    求項1又は2に記載の通信用記憶媒体。
  4. 【請求項4】 装着先装置に着脱自在に装着されて動作
    する通信用記憶媒体において、 前記装着先装置から転送される通報先情報を記憶する記
    憶領域を複数備えた通報先情報記憶手段と、 前記装着先装置から転送される緊急通報指令によって前
    記通報先情報記憶手段の複数の記憶領域から複数の通報
    先情報を読み出して無線信号に変換して出力する送信手
    段とを備えたことを特徴とする通信用記憶媒体。
  5. 【請求項5】 前記装着先装置から転送される緊急通報
    指令は複数個あり、夫々の緊急通報指令が転送される毎
    に、前記通報先情報記憶手段に記憶されている複数の通
    報先情報のうち夫々異なった通報先情報が読み出される
    ことを特徴とする請求項4に記載の通信用記憶媒体。
  6. 【請求項6】 本体装置に通信用記憶媒体を着脱自在に
    装着して構成される携帯端末において、 前記本体装置は、通報先情報を入力して前記通信用記憶
    媒体に転送する通報先情報入力手段と、緊急通報指令を
    入力して前記通信用記憶媒体に転送する指令入力手段と
    を備え、 前記通信用記憶媒体は、前記本体装置から転送される通
    報先情報を記憶する通報先情報記憶手段と、識別情報を
    記憶する識別情報記憶手段と、前記本体装置から転送さ
    れる緊急通報指令によって前記通報先情報記憶手段及び
    前記識別情報記憶手段から夫々前記通報先情報及び前記
    識別情報を読み出して無線信号に変換して送信する送信
    手段とを備えたことを特徴とする携帯端末。
  7. 【請求項7】 更に、前記本体装置は、メッセージ情報
    を入力して前記通信用記憶媒体に転送するメッセージ情
    報入力手段を備え、 前記通信用記憶媒体は前記本体装置から転送されるメッ
    セージ情報を記憶するメッセージ情報記憶手段を備え、 前記通信用記憶媒体の前記送信手段は、前記メッセージ
    情報記憶手段に記憶されたメッセージ情報を、前記通報
    先情報及び前記識別情報と共に無線信号に変換して送信
    することを特徴とする請求項6に記載の携帯端末。
  8. 【請求項8】 本体装置に通信用記憶媒体を接続して構
    成される携帯端末において、 前記本体装置は、複数の通報先情報を入力して前記通信
    用記憶媒体に転送する通報先情報入力手段と、 複数の緊急通報指令を入力して前記通信用記憶媒体に転
    送する指令入力手段とを備え、 前記通信用記憶媒体は、前記本体装置から転送される複
    数の通報先情報を記憶する通報先情報記憶手段と、前記
    本体装置から複数の緊急通報指令が転送される毎に、前
    記通報先情報記憶手段に記憶されている複数の通報先情
    報のうち夫々異なった通報先情報を読み出して無線信号
    に変換して送信する送信手段とを備えたことを特徴とす
    る携帯端末。
  9. 【請求項9】 本体装置に通信用記憶媒体を着脱自在に
    装着して構成される携帯端末において、 前記本体装置は、複数の通報先情報を入力して前記通信
    用記憶媒体に転送する通報先情報入力手段と、複数のメ
    ッセージ情報を入力して前記通信用記憶媒体に転送する
    メッセージ情報入力手段と、複数の緊急通報指令を入力
    して前記通信用記憶媒体に転送する指令入力手段とを備
    え、 前記通信用記憶媒体は、前記本体装置から転送される複
    数の通報先情報を記憶する通報先情報記憶手段と、前記
    本体装置から転送される複数のメッセージ情報を記憶す
    るメッセージ情報記憶手段と、前記本体装置から複数の
    緊急通報指令が転送される毎に、前記通報先情報記憶手
    段に記憶されている複数の通報先情報のうち夫々異なっ
    た通報先情報を読み出すと共に、前記メッセージ情報記
    憶手段に記憶されている複数のメッセージ情報のうち夫
    々異なったメッセージ情報を読み出して無線信号に変換
    して送信する送信手段とを備えたことを特徴とする携帯
    端末。
  10. 【請求項10】 更に、前記本体装置は、位置を検出し
    て位置情報を得、得られた位置情報を前記通信用記憶媒
    体に転送する位置検出手段を備え、 前記通信用記憶媒体は、前記本体装置から緊急指令入力
    の転送がなされた際に、前記送信手段によって前記本体
    装置から転送された位置情報を送信することを特徴とす
    る請求項6乃至9いずれかに記載の携帯端末。
  11. 【請求項11】 更に、前記本体装置は、前記指令入力
    手段により緊急指令が入力され際に、アラーム音を発生
    するアラーム音発生手段を備えたことを特徴とする請求
    項6乃至10いずれかに記載の携帯端末。
  12. 【請求項12】 前記本体装置は、腕時計であることを
    特徴とする請求項6乃至11いずれかに記載の携帯端
    末。
  13. 【請求項13】 前記本体装置は、デジタルカメラであ
    ることを特徴とする請求項6乃至11いずれかに記載の
    携帯端末。
  14. 【請求項14】 前記本体装置は、携帯電話機であるこ
    とを特徴とする請求項6乃至11いずれかに記載の携帯
    端末。
  15. 【請求項15】 前記通信用記憶媒体の送信手段はPH
    S方式でPHSの基地局と通信することを特徴とする請
    求項6乃至14いずれかに記載の携帯端末。
  16. 【請求項16】 ネットワークに向けて通報先情報を送
    信する携帯端末と、前記ネットワークから送られてくる
    自己宛の通報に応答して報音を発生する受信装置からな
    る通報システムであって、 前記携帯端末は、本体装置と、この本体装置に着脱自在
    に装着される通信用記憶媒体とにより構成され、 前記本体装置は、通報先情報を入力して前記通信用記憶
    媒体に転送する通報先情報入力手段と、緊急通報指令を
    入力して前記通信用記憶媒体に転送する指令入力手段と
    を備え、 前記通信用記憶媒体は、前記本体装置から転送される通
    報先情報を記憶する通報先情報記憶手段と、 識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、 前記本体装置から転送される緊急通報指令によって前記
    通報先情報記憶手段及び前記識別情報記憶手段から夫々
    前記通報先情報及び前記識別情報を読み出して無線信号
    に変換して送信する送信手段とを備え、 前記受信装置は、前記携帯端末の識別情報記憶手段に記
    憶されている識別情報と同一の識別情報を記憶する情報
    記憶手段と、 前記ネットワークから自己宛の通報及び識別情報が送ら
    れてきた際に送られてきた識別情報が前記情報記憶手段
    に記憶された識別情報と同一であるか否かを判断する判
    断手段と、 この判断手段によって同一で無いと判断された際に予め
    定められた報知を行なう第一の報知手段と、 同一であると判断された際に前記第一の報知手段とは異
    なった態様で報知を行なう第二の報知手段とを備えたこ
    とを特徴とする通報システム。
  17. 【請求項17】 前記第一の報知手段による前記予め定
    められた報知は、予め定められた音による報知であり、
    前記第二の報知手段による報知は、前記予め定められた
    音とは異なった音による報知であることを特徴とする請
    求項16に記載の通報システム。
  18. 【請求項18】 前記通報先情報は電話番号情報であ
    り、前記ネットワークは電話回線ネットワークであり、
    前記受信装置は電話機であることを特徴とする請求項1
    6に記載の通報システム。
  19. 【請求項19】 更に、前記携帯端末の通信用記憶媒体
    は、メッセージ情報を記憶するメッセージ情報記憶手段
    と、 このメッセージ情報記憶手段に記憶されたメッセージ情
    報を前記通報先情報及び前記識別情報と共に前記ネット
    ワークに出力するメッセージ出力手段とを備え、 更
    に、前記受信装置は、前記メッセージ情報を表示する表
    示手段とを備えていることを特徴とする請求項16に記
    載の通報システム。
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WO2023162014A1 (ja) * 2022-02-22 2023-08-31 日本電気株式会社 通報制御装置、通報制御方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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