JP2003218814A - 電源断通知機能を備えるコンバータ - Google Patents
電源断通知機能を備えるコンバータInfo
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- JP2003218814A JP2003218814A JP2002017202A JP2002017202A JP2003218814A JP 2003218814 A JP2003218814 A JP 2003218814A JP 2002017202 A JP2002017202 A JP 2002017202A JP 2002017202 A JP2002017202 A JP 2002017202A JP 2003218814 A JP2003218814 A JP 2003218814A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】簡単な構成の回路を備えるだけで、局側に電源
断を通知することのできるコンバータを実現する。 【解決手段】スイッチ１０は、コンバータの電源断時
に、パルス発生回路１９の出力電気信号を電気/光変換
回路１４につなぐ経路を設定し、コンバータの電源正常
時には、前記設定された経路を、信号処理回路１１の出
力信号を電気/光変換回路１４につなぐ経路に切り換え
る。前記パルス発生回路１９及び電気/光変換回路１４
は、動作電源電圧の下限が、コンバータ内の信号処理回
路１１等よりも低く設定されている。 【効果】光回線４ａ，４ｂでつながった相手方は、パル
ス発生回路１９から送出される特定のパターンの光信号
を受信するので、コンバータ１ｂの内部で電源断が発生
していることを知ることができる。
断を通知することのできるコンバータを実現する。 【解決手段】スイッチ１０は、コンバータの電源断時
に、パルス発生回路１９の出力電気信号を電気/光変換
回路１４につなぐ経路を設定し、コンバータの電源正常
時には、前記設定された経路を、信号処理回路１１の出
力信号を電気/光変換回路１４につなぐ経路に切り換え
る。前記パルス発生回路１９及び電気/光変換回路１４
は、動作電源電圧の下限が、コンバータ内の信号処理回
路１１等よりも低く設定されている。 【効果】光回線４ａ，４ｂでつながった相手方は、パル
ス発生回路１９から送出される特定のパターンの光信号
を受信するので、コンバータ１ｂの内部で電源断が発生
していることを知ることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、光信号と電気信号
との双方向変換処理を行うコンバータに関するものであ
る。
との双方向変換処理を行うコンバータに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】家庭内やオフィス内のコンピュータと、
サービス提供業者とを結ぶ通信回線に光ファイバを採用
し、高速通信を可能にする光ファイバ接続システムが検
討されている。同システムにおいて、宅内でコンピュー
タに接続する回線や、サービス提供業者が外部ネットワ
ークと接続する回線は、メタル回線であるので、メタル
回線と光ファイバ回線とを中継する中継装置が必要とな
る。
サービス提供業者とを結ぶ通信回線に光ファイバを採用
し、高速通信を可能にする光ファイバ接続システムが検
討されている。同システムにおいて、宅内でコンピュー
タに接続する回線や、サービス提供業者が外部ネットワ
ークと接続する回線は、メタル回線であるので、メタル
回線と光ファイバ回線とを中継する中継装置が必要とな
る。
【０００３】この中継装置は「メディアコンバータ」と
いわれる。図３は、光ファイバ接続システムの概略図で
あり、外部ネットワークのルータ２からサービス提供業
者（以下「局」という）３に接続されるメタル回線６、
局内のメディアコンバータ１ａ、局３から宅５に配線さ
れる光ファイバ回線４、宅内のメディアコンバータ１
ｂ、このメディアコンバータ１ｂにメタル回線７を通し
て接続されるパーソナルコンピュータ８が図示されてい
る。
いわれる。図３は、光ファイバ接続システムの概略図で
あり、外部ネットワークのルータ２からサービス提供業
者（以下「局」という）３に接続されるメタル回線６、
局内のメディアコンバータ１ａ、局３から宅５に配線さ
れる光ファイバ回線４、宅内のメディアコンバータ１
ｂ、このメディアコンバータ１ｂにメタル回線７を通し
て接続されるパーソナルコンピュータ８が図示されてい
る。
【０００４】なお、図３では光ファイバ回線を１回線、
メディアコンバータを一組描いているが、実際には、双
方向通信をするので、光ファイバ回線は２回線、メディ
アコンバータは二組必要となる。メタル回線６，７を通
る信号は、10/100Base-TxというＩＥＥＥ802.3の規格に
従い、光ファイバ回線４を通る信号は100Base-Fxという
ＩＥＥＥ802.3の規格に従っている。メディアコンバー
タ１ａ，１ｂは、10/100Base-Txの信号と100Base-Fxの
信号を交互に変換する機器である。
メディアコンバータを一組描いているが、実際には、双
方向通信をするので、光ファイバ回線は２回線、メディ
アコンバータは二組必要となる。メタル回線６，７を通
る信号は、10/100Base-TxというＩＥＥＥ802.3の規格に
従い、光ファイバ回線４を通る信号は100Base-Fxという
ＩＥＥＥ802.3の規格に従っている。メディアコンバー
タ１ａ，１ｂは、10/100Base-Txの信号と100Base-Fxの
信号を交互に変換する機器である。
【０００５】宅内のメディアコンバータ１ｂは、100Bas
e-Fxのフレームを使って、常時、メディアコンバータ１
ｂの持つ機能の正常、異常など自己診断結果を示す保守
信号を局に送っている。
e-Fxのフレームを使って、常時、メディアコンバータ１
ｂの持つ機能の正常、異常など自己診断結果を示す保守
信号を局に送っている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】宅内のメディアコンバ
ータ１ｂで電源断が発生した場合、メディアコンバータ
１ｂは、電源断を通知するための信号を、管理責任者で
ある局３に送る必要がある。この電源断通知信号を100B
ase-Fxのフレームを使って送ろうとすると、次の問題が
ある。通常、メディアコンバータ内の回路は、規定電源
電圧の±５％以内で動作が保障されているにすぎない。
電源断の後、電源電圧は指数関数的に低下していくか
ら、電源断通知信号を送ろうとしても、その送信回路が
働かず、電源断通知信号を送れないという事態になるこ
とが想定される。
ータ１ｂで電源断が発生した場合、メディアコンバータ
１ｂは、電源断を通知するための信号を、管理責任者で
ある局３に送る必要がある。この電源断通知信号を100B
ase-Fxのフレームを使って送ろうとすると、次の問題が
ある。通常、メディアコンバータ内の回路は、規定電源
電圧の±５％以内で動作が保障されているにすぎない。
電源断の後、電源電圧は指数関数的に低下していくか
ら、電源断通知信号を送ろうとしても、その送信回路が
働かず、電源断通知信号を送れないという事態になるこ
とが想定される。
【０００７】現状では、メディアコンバータ１ｂの中に
バックアップ電源を備え、メディアコンバータ１ｂで電
源断を検出すれば、このバックアップ電源を使って、局
３に向かって電源異常信号を送出している。このバック
アップ電源のため、メディアコンバータ１ｂの回路構成
が大きくなり、コスト高の要因となっていた。そこで、
本発明は、コンバータの中に非常用の簡単な回路を備え
るだけで、局側に電源断を通知することのできるコンバ
ータを実現することを目的とする。
バックアップ電源を備え、メディアコンバータ１ｂで電
源断を検出すれば、このバックアップ電源を使って、局
３に向かって電源異常信号を送出している。このバック
アップ電源のため、メディアコンバータ１ｂの回路構成
が大きくなり、コスト高の要因となっていた。そこで、
本発明は、コンバータの中に非常用の簡単な回路を備え
るだけで、局側に電源断を通知することのできるコンバ
ータを実現することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】以下に使用する番号は、
本発明の実施の形態で使われる図面参照番号に対応して
いる。本発明のコンバータは、入力される光信号から電
気信号への変換を行う光/電気変換回路１３と、信号処
理回路１１と、スイッチ１０と、電気信号から光信号へ
の変換を行う電気/光変換回路１４と、所定のパターン
の電気信号を発生する信号発生回路１９とを備える。前
記スイッチ１０は、コンバータの電源断時に、信号発生
回路１９の出力電気信号を電気/光変換回路１４につな
ぐ経路を設定し、コンバータの電源供給時には、前記設
定された経路を、信号処理回路１１の出力信号を電気/
光変換回路１４につなぐ経路に切り換えるものである。
前記信号発生回路１９及び電気/光変換回路１４は、動
作電源電圧の下限が、コンバータ内の信号処理回路１１
等の動作電源電圧の下限よりも低く設定されている回路
である（請求項１）。
本発明の実施の形態で使われる図面参照番号に対応して
いる。本発明のコンバータは、入力される光信号から電
気信号への変換を行う光/電気変換回路１３と、信号処
理回路１１と、スイッチ１０と、電気信号から光信号へ
の変換を行う電気/光変換回路１４と、所定のパターン
の電気信号を発生する信号発生回路１９とを備える。前
記スイッチ１０は、コンバータの電源断時に、信号発生
回路１９の出力電気信号を電気/光変換回路１４につな
ぐ経路を設定し、コンバータの電源供給時には、前記設
定された経路を、信号処理回路１１の出力信号を電気/
光変換回路１４につなぐ経路に切り換えるものである。
前記信号発生回路１９及び電気/光変換回路１４は、動
作電源電圧の下限が、コンバータ内の信号処理回路１１
等の動作電源電圧の下限よりも低く設定されている回路
である（請求項１）。
【０００９】信号発生回路１９は、所定のパターンの電
気信号を発生している。コンバータの電源断時には、前
記スイッチ１０は、信号発生回路１９の出力電気信号を
電気/光変換回路１４につなぐ経路を設定する。前記信
号発生回路１９及び電気/光変換回路１４は、動作電源
電圧の下限が他の回路より低いので、電源断もしばらく
動作する。この信号発生回路１９の出力する所定のパタ
ーンの電気信号を電気/光変換回路１４に供給すること
により、光信号として送出することができる。相手方
は、所定のパターンの光信号を検出することにより、コ
ンバータ内部で電源断が発生していることを知ることが
できる。
気信号を発生している。コンバータの電源断時には、前
記スイッチ１０は、信号発生回路１９の出力電気信号を
電気/光変換回路１４につなぐ経路を設定する。前記信
号発生回路１９及び電気/光変換回路１４は、動作電源
電圧の下限が他の回路より低いので、電源断もしばらく
動作する。この信号発生回路１９の出力する所定のパタ
ーンの電気信号を電気/光変換回路１４に供給すること
により、光信号として送出することができる。相手方
は、所定のパターンの光信号を検出することにより、コ
ンバータ内部で電源断が発生していることを知ることが
できる。
【００１０】コンバータの電源供給時には、前記設定さ
れた経路を、信号処理回路１１の出力信号を電気/光変
換回路１４に出力する経路に切り換えるので、コンバー
タ本来の信号中継機能を行うことができる。本発明のコ
ンバータにおいて、電源電圧としきい値電圧を比較し、
電源電圧がしきい値電圧よりも低下した場合に、前記信
号発生回路１９に信号発生命令を与える比較回路２４を
設けてもよい（請求項２）。この比較回路２４によっ
て、コンバータの電源断のタイミングを知ることがで
き、そのときに前記信号発生回路１９に信号を発生させ
る。したがって、前記信号発生回路１９は、コンバータ
の電源正常時には信号を発生することはないので、信号
のノイズがコンバータの動作に好ましくない影響を与え
ることを抑えることができる。
れた経路を、信号処理回路１１の出力信号を電気/光変
換回路１４に出力する経路に切り換えるので、コンバー
タ本来の信号中継機能を行うことができる。本発明のコ
ンバータにおいて、電源電圧としきい値電圧を比較し、
電源電圧がしきい値電圧よりも低下した場合に、前記信
号発生回路１９に信号発生命令を与える比較回路２４を
設けてもよい（請求項２）。この比較回路２４によっ
て、コンバータの電源断のタイミングを知ることがで
き、そのときに前記信号発生回路１９に信号を発生させ
る。したがって、前記信号発生回路１９は、コンバータ
の電源正常時には信号を発生することはないので、信号
のノイズがコンバータの動作に好ましくない影響を与え
ることを抑えることができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面を参照しながら詳細に説明する。図１は、電源断
時に、動作電圧の範囲が広いパルス発生回路１９を使っ
て光信号を送信するようにしたメディアコンバータ１ｂ
の回路構成図である。メディアコンバータ１ｂは、信号
処理回路１１、Ｏ／Ｅ変換回路１３、Ｅ／Ｏ変換回路１
４、２接点スイッチ１０、パルス発生回路１９、比較回
路２４、定電圧回路２５及び電源回路１２を有してい
る。
付図面を参照しながら詳細に説明する。図１は、電源断
時に、動作電圧の範囲が広いパルス発生回路１９を使っ
て光信号を送信するようにしたメディアコンバータ１ｂ
の回路構成図である。メディアコンバータ１ｂは、信号
処理回路１１、Ｏ／Ｅ変換回路１３、Ｅ／Ｏ変換回路１
４、２接点スイッチ１０、パルス発生回路１９、比較回
路２４、定電圧回路２５及び電源回路１２を有してい
る。
【００１２】Ｏ／Ｅ変換回路１３は、光ファイバ回線４
ａを通して受信した100Base-FxというＩＥＥＥ802.3の
規格の光信号を電気信号に変換するものであり、受光ダ
イオード、及び受光ダイオードへのバイアス供給回路な
どで構成される。信号処理回路１１は、前記電気信号
を、メタル回線７ａを通るＩＥＥＥ802.3規格の10/100B
ase-Tx電気信号に変換するとともに、メタル回線７ｂか
ら入力される同規格の電気信号を、100Base-Fxの電気信
号に変換する回路である。
ａを通して受信した100Base-FxというＩＥＥＥ802.3の
規格の光信号を電気信号に変換するものであり、受光ダ
イオード、及び受光ダイオードへのバイアス供給回路な
どで構成される。信号処理回路１１は、前記電気信号
を、メタル回線７ａを通るＩＥＥＥ802.3規格の10/100B
ase-Tx電気信号に変換するとともに、メタル回線７ｂか
ら入力される同規格の電気信号を、100Base-Fxの電気信
号に変換する回路である。
【００１３】Ｅ／Ｏ変換回路１４は、前記100Base-Fxの
電気信号を光信号に変換するための回路であり、レーザ
発光ダイオード及びその駆動回路などで構成される。ス
イッチ１０は、信号処理回路１１からの信号をＥ／Ｏ変
換回路１４に供給するか、パルス発生回路１９からの信
号をＥ／Ｏ変換回路１４に供給するかを切り換える２接
点スイッチである。スイッチ１０は、電源回路１２の電
源により動作するスイッチであり、電源電圧が低下した
ときに（例えば２．５Ｖ未満）接点Ｂにつながれ、電源
電圧が復旧したときに（例えば３．０Ｖ以上）接点Ａに
つながれる。このようなスイッチ１０は例えばリレー接
点を用いて構成することができる。
電気信号を光信号に変換するための回路であり、レーザ
発光ダイオード及びその駆動回路などで構成される。ス
イッチ１０は、信号処理回路１１からの信号をＥ／Ｏ変
換回路１４に供給するか、パルス発生回路１９からの信
号をＥ／Ｏ変換回路１４に供給するかを切り換える２接
点スイッチである。スイッチ１０は、電源回路１２の電
源により動作するスイッチであり、電源電圧が低下した
ときに（例えば２．５Ｖ未満）接点Ｂにつながれ、電源
電圧が復旧したときに（例えば３．０Ｖ以上）接点Ａに
つながれる。このようなスイッチ１０は例えばリレー接
点を用いて構成することができる。
【００１４】比較回路２４は、電源電圧を監視するため
に、電源電圧を定電圧回路２５の電圧と比較する回路で
ある。電源電圧が定電圧回路２５の電圧よりも低下すれ
ば、ローレベルを出力する。定電圧回路２５は、電源断
判定のしきい値となる一定の電圧（例えば３.０Ｖ）を
保持している回路であって、電源回路１２の電源が断と
なった時でも少なくとも短時間、前記一定の電圧を保持
する。定電圧回路２５は小容量の電池であってもよく、
電池以外に、その回路構成はコンデンサなどを用いた公
知の構成を採用できる。
に、電源電圧を定電圧回路２５の電圧と比較する回路で
ある。電源電圧が定電圧回路２５の電圧よりも低下すれ
ば、ローレベルを出力する。定電圧回路２５は、電源断
判定のしきい値となる一定の電圧（例えば３.０Ｖ）を
保持している回路であって、電源回路１２の電源が断と
なった時でも少なくとも短時間、前記一定の電圧を保持
する。定電圧回路２５は小容量の電池であってもよく、
電池以外に、その回路構成はコンデンサなどを用いた公
知の構成を採用できる。
【００１５】パルス発生回路１９は、比較回路２４から
の出力がローになったときにアクティブとなり、一群の
電気パルス信号を発生する回路である。そのパルス信号
は、スイッチ１０の接点Ｂに供給される。電源回路１２
は、信号処理回路１１、Ｏ／Ｅ変換回路１３、Ｅ／Ｏ変
換回路１４、スイッチ１０、パルス発生回路１９、比較
回路２４、定電圧回路２５に電源（電圧源でも電流源で
もよい）を供給する回路である。
の出力がローになったときにアクティブとなり、一群の
電気パルス信号を発生する回路である。そのパルス信号
は、スイッチ１０の接点Ｂに供給される。電源回路１２
は、信号処理回路１１、Ｏ／Ｅ変換回路１３、Ｅ／Ｏ変
換回路１４、スイッチ１０、パルス発生回路１９、比較
回路２４、定電圧回路２５に電源（電圧源でも電流源で
もよい）を供給する回路である。
【００１６】以上に説明した回路のうち、番号に＊印を
付した回路Ｅ／Ｏ変換回路１４、パルス発生回路１９、
比較回路２４、定電圧回路２５は、電源電圧の動作範囲
が広いディスクリートな回路を搭載している。具体的に
は、３.３Ｖから１Ｖまでの範囲で動作する。それ以外
の信号処理回路１１などの回路の動作範囲は、一般的で
あり、例えば３.３Ｖ±５％である。以上の回路構成の動
作を説明する。
付した回路Ｅ／Ｏ変換回路１４、パルス発生回路１９、
比較回路２４、定電圧回路２５は、電源電圧の動作範囲
が広いディスクリートな回路を搭載している。具体的に
は、３.３Ｖから１Ｖまでの範囲で動作する。それ以外
の信号処理回路１１などの回路の動作範囲は、一般的で
あり、例えば３.３Ｖ±５％である。以上の回路構成の動
作を説明する。
【００１７】電源回路１２が正常なときは、光ファイバ
回線４ａを通して受信された光信号は、Ｏ／Ｅ変換回路
１３を通して信号処理回路１１に送られ、また信号処理
回路１１から出力される電気信号は、スイッチ１０の接
点Ａを通り、Ｅ／Ｏ変換回路１４で光信号に変換され、
光ファイバ回線４ｂに送出される。電源回路１２が断に
なると、電源電圧が３.３Ｖから指数関数的に低下して
いく。電源電圧が３.０Ｖより下がると比較回路２４の
出力がローレベルになり、パルス発生回路１９が電気パ
ルス信号を発生する。
回線４ａを通して受信された光信号は、Ｏ／Ｅ変換回路
１３を通して信号処理回路１１に送られ、また信号処理
回路１１から出力される電気信号は、スイッチ１０の接
点Ａを通り、Ｅ／Ｏ変換回路１４で光信号に変換され、
光ファイバ回線４ｂに送出される。電源回路１２が断に
なると、電源電圧が３.３Ｖから指数関数的に低下して
いく。電源電圧が３.０Ｖより下がると比較回路２４の
出力がローレベルになり、パルス発生回路１９が電気パ
ルス信号を発生する。
【００１８】発生されるパルス信号の波形を図２(ａ)に
示す。図２(ａ)では電源断になった時刻をｔ1で示して
いる。時刻ｔ1又はその直後に、スイッチ１０は、接点
Ｂに切り替わる。このため、パルス信号は、接点Ｂ，Ｃ
を通してＥ／Ｏ変換回路１４に供給され、Ｅ／Ｏ変換回
路１４において光パルス信号に変換され、局側に送られ
る。パルス発生回路１９やＥ／Ｏ変換回路１４は、前述
のように電源電圧の動作範囲が低いところまで保障され
ているので、光パルス信号の発生は可能である。Ｅ／Ｏ
変換回路１４から発生される光パルス信号の強度は、電
源正常時に発生される光パルス信号の強度よりも弱くな
るが、局側で読み取れればよい。
示す。図２(ａ)では電源断になった時刻をｔ1で示して
いる。時刻ｔ1又はその直後に、スイッチ１０は、接点
Ｂに切り替わる。このため、パルス信号は、接点Ｂ，Ｃ
を通してＥ／Ｏ変換回路１４に供給され、Ｅ／Ｏ変換回
路１４において光パルス信号に変換され、局側に送られ
る。パルス発生回路１９やＥ／Ｏ変換回路１４は、前述
のように電源電圧の動作範囲が低いところまで保障され
ているので、光パルス信号の発生は可能である。Ｅ／Ｏ
変換回路１４から発生される光パルス信号の強度は、電
源正常時に発生される光パルス信号の強度よりも弱くな
るが、局側で読み取れればよい。
【００１９】局では、宅から周期的な光パルス信号が送
られてくることに基づいて、宅のメディアコンバータ１
ｂの電源が断となったことを知ることができる。なお、
図２(ａ)のパルス信号波形は、パルスが一定周期で継続
しているが、パルス発生回路１９が発生する波形は、図
２(ａ)に示すものに限られるものではない。例えば、図
２(ｂ)に示すように、複数個のパルスを発生し、時間を
おいてまた複数個のパルスを発生し、という具合に複数
個のパルスの発生を繰り返すものであってもよい。パル
スの周期（周波数）、デューティ比、パルス数（図２
(ｂ)では３個）、に意味をもたせることで、局に正確な
情報を知らせることができる。
られてくることに基づいて、宅のメディアコンバータ１
ｂの電源が断となったことを知ることができる。なお、
図２(ａ)のパルス信号波形は、パルスが一定周期で継続
しているが、パルス発生回路１９が発生する波形は、図
２(ａ)に示すものに限られるものではない。例えば、図
２(ｂ)に示すように、複数個のパルスを発生し、時間を
おいてまた複数個のパルスを発生し、という具合に複数
個のパルスの発生を繰り返すものであってもよい。パル
スの周期（周波数）、デューティ比、パルス数（図２
(ｂ)では３個）、に意味をもたせることで、局に正確な
情報を知らせることができる。
【００２０】また、発生する波形は、パルス信号に限定
されるものでなく、相手局が識別できる所定のパターン
の電気信号を発生するものであればよい。例えば、パル
ス発生回路１９に代えて、所定の符号で変調された連続
信号（例えば擬似ノイズ符号で変調された周波数拡散信
号）を発生する回路を採用してもよい。以上で、本発明
の実施の形態を説明したが、本発明の実施は、前記の形
態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の
変更を施すことが可能である。
されるものでなく、相手局が識別できる所定のパターン
の電気信号を発生するものであればよい。例えば、パル
ス発生回路１９に代えて、所定の符号で変調された連続
信号（例えば擬似ノイズ符号で変調された周波数拡散信
号）を発生する回路を採用してもよい。以上で、本発明
の実施の形態を説明したが、本発明の実施は、前記の形
態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の
変更を施すことが可能である。
【００２１】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、局側にコ
ンバータの電源断を通知するのに、当該コンバータの中
に簡単な構成の回路を備えるだけで速やかに通知するこ
とができるので、局側は電源断対策に入ることができ
る。
ンバータの電源断を通知するのに、当該コンバータの中
に簡単な構成の回路を備えるだけで速やかに通知するこ
とができるので、局側は電源断対策に入ることができ
る。
【図１】電源断時に、動作電圧の範囲が広いパルス発生
回路を使って光信号を送信するようにしたメディアコン
バータ１ｂの回路構成図である。
回路を使って光信号を送信するようにしたメディアコン
バータ１ｂの回路構成図である。
【図２】電源断時に、パルス発生回路から発生されるパ
ルス信号の波形図である。
ルス信号の波形図である。
【図３】メディアコンバータを使った光ファイバ接続シ
ステムの概略図である。
ステムの概略図である。
１ｂ メディアコンバータ
４ａ，４ｂ 光ファイバ回線
７ａ，７ｂ メタル回線
１０ スイッチ
１１ 信号処理回路
１２ 電源回路
１３ Ｏ／Ｅ変換回路
１４ Ｅ／Ｏ変換回路
１９ パルス発生回路
２４ 比較回路
２５ 定電圧回路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｈ０４Ｂ 10/26
10/28
Claims (2)
- 【請求項１】光信号と電気信号との双方向変換処理を行
うコンバータにおいて、 入力される光信号から電気信号への変換を行う光/電気
変換回路と、信号処理回路と、スイッチと、電気信号か
ら光信号への変換を行う電気/光変換回路と、所定のパ
ターンの電気信号を発生する信号発生回路とを備え、 前記スイッチは、コンバータの電源断時に、信号発生回
路の出力電気信号を電気/光変換回路につなぐ経路を設
定し、コンバータの電源供給時には、前記設定された経
路を、信号処理回路の出力信号を電気/光変換回路につ
なぐ経路に切り換えるものであり、 前記信号発生回路及び電気/光変換回路は、動作電源電
圧の下限が、コンバータ内の信号処理回路等の動作電源
電圧の下限よりも低く設定されている回路であることを
特徴とする、電源断通知機能を備えるコンバータ。 - 【請求項２】電源電圧としきい値電圧を比較し、電源電
圧がしきい値電圧よりも低下した場合に、前記信号発生
回路に信号発生命令を与える比較回路が設けられている
請求項１記載のコンバータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002017202A JP2003218814A (ja) | 2002-01-25 | 2002-01-25 | 電源断通知機能を備えるコンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002017202A JP2003218814A (ja) | 2002-01-25 | 2002-01-25 | 電源断通知機能を備えるコンバータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003218814A true JP2003218814A (ja) | 2003-07-31 |
Family
ID=27652979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002017202A Pending JP2003218814A (ja) | 2002-01-25 | 2002-01-25 | 電源断通知機能を備えるコンバータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003218814A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007258813A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Sony Corp | 光伝送ユニット及び光ケーブル検査方法 |
| JP2013172404A (ja) * | 2012-02-22 | 2013-09-02 | Fujitsu Telecom Networks Ltd | 光通信システム |
-
2002
- 2002-01-25 JP JP2002017202A patent/JP2003218814A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007258813A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Sony Corp | 光伝送ユニット及び光ケーブル検査方法 |
| JP2013172404A (ja) * | 2012-02-22 | 2013-09-02 | Fujitsu Telecom Networks Ltd | 光通信システム |
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