JP2003218797A - Wdm信号モニタ - Google Patents

Wdm信号モニタ

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JP2003218797A
JP2003218797A JP2002012727A JP2002012727A JP2003218797A JP 2003218797 A JP2003218797 A JP 2003218797A JP 2002012727 A JP2002012727 A JP 2002012727A JP 2002012727 A JP2002012727 A JP 2002012727A JP 2003218797 A JP2003218797 A JP 2003218797A
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恭之 皆川
Yoshihiro Sanpei
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経時変化、使用環境、WDM信号の変調方式
等に影響されずに、光ノイズレベルを精度良く測定でき
るWDM信号モニタを実現することを目的にする。 【解決手段】 本発明は、WDM信号のスペクトルを測
定する分光器と、この分光器の光信号の線スペクトルに
対する応答特性データを格納する応答特性データ格納部
と、光ノイズレベルの演算に用いる補正データを格納す
る補正データ格納部と、スペクトルと応答特性データと
補正データに基づき、少なくとも光ノイズレベルを求め
る演算部と、スペクトルに基づいて光ノイズレベルを求
め、この求めた光ノイズレベルと演算部が求めた光ノイ
ズレベルとの誤差により補正データを演算し、この補正
データを補正データ格納部に格納する調整部とを設けた
ことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、WDM(Waveleng
th Division Multiplexing:波長分割多重)信号を測定
するWDM信号モニタに関し、詳しくは、経時変化、使
用環境、WDM信号の変調方式等に影響されずに、光ノ
イズレベルを精度良く測定できるWDM信号モニタに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバによって光信号を伝送する光
通信方式の一種に、WDM通信がある。このWDM通信
とは、波長の異なる複数の光信号を1本の光ファイバに
よって伝送する通信方式である。また、波長の異なる複
数の光信号のことをWDM信号とも呼ぶ。そして、WD
M信号のそれぞれの光信号は、例えば短波側から1チャ
ネル、2チャネルと数えられることが多い。
【0003】近年光通信システムは、伝送容量の拡大に
伴ってWDM信号の高密度な多重化および伝送距離の長
距離化が進み、各チャネルの光信号レベル、ピーク波長
等の測定に加え、光SNR(signal to noise ratio:
信号対雑音比)を求めるための光ノイズレベルの測定が
特に重要な測定パラメータになっている。一般的に、光
通信システムにおける光ノイズレベルは、WDM信号を
長距離伝送するために使用される光増幅器内の雑音源で
あるASE(Amplified Spontaneous Emission:増幅自
然放出光)の光レベルを指すことが多い。また、光ノイ
ズレベルは、光増幅器で増幅するチャネル数や時間等に
よって変動する。
【0004】そして、これらの光ノイズレベル等のパラ
メータを監視することは、WDM信号の品質を維持する
上で不可欠であり、これらのパラメータの測定を行う装
置がWDM信号モニタである。このWDM信号モニタ
は、波長分散素子を用いてWDM信号である被測定光を
波長ごとに分光し、任意の波長幅に存在する光パワーを
求め、この求めた光パワーから、これらのパラメータの
測定を行う装置である。
【0005】また、WDM信号モニタには、光通信シス
テムの一部にインライン形式で組み込み常時監視できる
ように、例えば小型の分光器を用いて構成されるものが
あり、分光器の方式は、ポリクロメータ方式分光器、A
WG(Array Waveguide Grating:アレイ導波路格子)
方式分光器、ファイバーグレーティング方式分光器、チ
ューナブルフィルタ方式分光器等があげられる。
【0006】図7は、このようなWDM信号を測定する
WDM信号モニタの従来例を示す構成図である。図7に
おいて、分光器10は、ポリクロメータ方式分光器であ
り、被測定光であるWDM信号が入力され、任意の波長
幅に存在する光パワーに対応した出力を測定データとし
て出力する。そして、分光器10は、光ファイバ11、
コリメーティングレンズ12、波長分散素子である回折
格子13、フォーカシングレンズ14、フォトダイオー
ドアレイモジュール(以下PDMと略す)15、光シャ
ッター16、偏光解消素子17から構成される。
【0007】光ファイバ11は、被測定光100を分光
器10に入射する伝送路である。コリメーティングレン
ズ12は、光ファイバ11の出射口に対向して設置さ
れ、光ファイバ11から出射された被測定光100を平
行光にして出射する。
【0008】回折格子13は、コリメーティングレンズ
12からの出射光を所望の角度に回折するため、コリメ
ーティングレンズ12に対して傾けて設置してある。ま
た、回折格子13は被測定光100を波長ごと異なる角
度に分光して出射する。フォーカシングレンズ14は、
回折格子13からの出射光の光路上に設置され、出射光
を収束させる。
【0009】PDM15は、被測定光100が収束する
位置に設置される。PDM15は、短冊状または点状の
受光素子であるフォトダイオード(以下PDと略す)が
複数個配列されたPDアレイが設けられている。このP
Dは、入射した被測定光100の光パワーに応じた電流
(光電流)が生ずる。PDM15は、PDの光電流を順
番に、例えば短波長側のPDから出力し、光電流を所望
のデータに変換して測定データとして出力する。
【0010】また、各PDには、あらかじめ波長が割り
付けられている。波長の割り付けは、被測定光100が
回折格子13によって波長ごとに分光されて、PDアレ
イにて収束する位置と対応している。
【0011】光シャッター16は、光ファイバ11とコ
リメーティングレンズ12の間に設けられ、被測定光1
00を遮断することができる。光シャッター16は被測
定光100を遮り、そのときのPDの暗電流レベルを測
定し、この値を被測定光100の測定データから減算す
ることで、暗電流のドリフトの影響も除去でき、高精度
な測定が実現できる。
【0012】偏光解消素子17は、コリメーティングレ
ンズ12と回折格子13の間に設けられ、被測定光10
0が透過することにより、特に回折格子13での偏光依
存性を除去することができる。
【0013】演算部20は、光ピーク演算手段21、A
SE演算手段22、光SNR演算手段23を有し、分光
器10から出力された測定データが入力され、各チャネ
ルのピーク波長や光信号レベル等を求め、これらの演算
結果を出力する。光ピーク演算手段21は、測定デー
タ、各PDに割り付けられた波長から、各チャネルのピ
ーク検出を行い、検出した各チャネルのピーク波長、光
信号レベルの演算を行う。ASE演算手段22は、AS
E補間法によって、測定データ、光ピーク演算手段21
の求めたピーク波長から光ノイズレベルを求める。そし
て、光SNR演算手段23は、光ピーク演算手段21か
らの光信号レベルとASE演算手段22からの光ノイズ
レベルによって光SNRの演算を行う。
【0014】図8は、図7に示す装置の分光器10に線
スペクトルが入力された場合の応答特性例を示した図で
ある。図8において、横軸は相対波長で、縦軸は光パワ
ーの相対出力である。線スペクトルに対する分光器10
の応答特性はピーク近傍がガウシアン分布のような広が
りをもつ応答スペクトルになる。そして、応答スペクト
ルのピーク光パワーと、このピーク光パワーとなるピー
ク波長から一定の波長差Δλoffsetだけ離れた位
置における光パワーとの光パワー差が、分光器10の光
学的なダイナミックレンジである。同じ波長差Δλ
offsetにてダイナミックレンジが大きいほど分光
器10の波長分解能は高い。
【0015】図9は、光ノイズを含む複数のチャネルC
H1〜CH5からなるWDM信号が入力された場合の分
光器10の応答特性例を示した図である。図9におい
て、縦軸および横軸は図8と同一である。このようなW
DM信号に対する分光器10の応答スペクトルは、光ノ
イズレベルと、チャネルCH1〜CH5ごとの線スペク
トルに対して図8に示した応答特性がそれぞれ重ね合わ
されたスペクトルとなる。
【0016】ここで、チャネルCH1〜CH5の波長間
隔は、チャネルCH1〜CH3において十分に広く、チ
ャネルCH3〜CH5において狭いものとする。この波
長間隔が十分に広いとは、分光器10の応答スペクトル
において、チャネルCH1〜CH3間でダイナミックレ
ンジが十分にとれ、光ノイズレベルと同等にみなせる出
力値が存在しているということである。
【0017】続いて、図7に示す装置の動作を説明す
る。被測定光100は、図9に示した波長間隔のチャネ
ルCH1〜CH5が多重化されているとする。ただし、
図7においては、波長λA、λBからなる被測定光10
0A、100Bは、チャネルCH2、CH4のそれぞれ
に対応し、これらの光路のみを図示している。光ファイ
バ11から出射された被測定光100は、コリメーティ
ングレンズ12で平行光となる。コリメーティングレン
ズ12を透過した被測定光100は、偏光解消素子17
を透過し回折格子13に入射する。被測定光100は回
折格子13によって、波長λA、λBごとに被測定光1
00A、100Bに分光される。回折格子13によって
分光された被測定光100A、100Bは、フォーカシ
ングレンズ14によってPDM15のPDアレイに収束
するが、収束する位置は被測定光100A、100Bの
波長λA、λBに対応してずれる。
【0018】そして、各PDで生じた光電流は、短波長
側のPDから順に出力される。図示しない変換部は、P
Dから出力された光電流を電圧に変換する。また、この
電圧に変換された信号はアナログ信号なので、変換部は
このアナログ信号をデジタル信号に変換し、測定データ
として演算部20に出力する。このように、測定データ
はPDによってサンプリングされたサンプリングデータ
となっている。
【0019】演算部20は、分光器10から出力された
測定データが入力される。そして光ピーク演算手段21
が、この測定データから、チャネルCH1〜CH5のそ
れぞれに対応するピーク値を測定データから検出し、こ
の検出した測定データおよび近傍の測定データと、各P
Dに割り付けられた波長から近似曲線(例えば、ガウス
曲線や2次曲線等)を求め、この近似曲線からピーク波
長、光信号レベルを演算する。
【0020】ASE演算手段22は、測定データおよび
各PDに割り付けられた波長から各チャネルCH1〜C
H5の光ノイズレベルの演算を行う。ただし、光ノイズ
レベルは、光ピーク演算手段21によって演算されたピ
ーク波長直下で求めるものであるが、現実にはピーク波
長直下では演算できないので、このピーク波長から一定
の波長離れた位置において、式(1)によって表される
ASE補間法と呼ばれる方法で演算を行う。この演算方
法は、ASEに起因する光ノイズのパワーレベルはごく
狭い波長範囲では直線的に変化する特性を利用してい
る。
【0021】
【数1】
【0022】ただし、各変数は以下となる。λは、各チ
ャネルCH1〜CH5のピーク波長であり、ASE
(λ)は、各チャネルCH1〜CH5の光ノイズレベル
である。ASE(λ)、ASE(λ)は、求めるチ
ャネルCH1〜CH5のピーク波長よりそれぞれ短波
側、長波側の位置で測定した光ノイズレベルである。
【0023】具体的には図9において、例えば、チャネ
ルCH2に着目し、このチャネルCH2の光ノイズレベ
ルを求めるASE(λ)とASE(λ)の位置は、
チャネルCH2に隣接しているチャネルCH1、CH3
それぞれとのピーク波長の中間地点(図9における●
点)となる。これにより、ダイナミックレンジが一番と
れる位置の測定データを用いることになり、正確に光ノ
イズレベルを求めることができる。
【0024】このように、ASE演算手段22は、測定
データとピーク波長から式(1)によってチャネルCH
1〜CH5に対する光ノイズレベルを求める。そして、
光SNR演算手段23は、光ピーク演算手段21が求め
た光信号レベルおよびASE演算手段22が求めた光ノ
イズレベルから光SNRの演算を行う。そして、演算部
20は、これらの演算結果を図示しない出力部に出力す
る。図示しない出力部は、演算部20から出力された演
算結果を、例えば表示部の画面に表示したり、図示しな
い外部装置に出力する。
【0025】しかし、図9に示すチャネルCH3〜CH
5のようにピーク波長間隔が狭くなると、隣接するチャ
ネルCH3〜CH5の応答スペクトルの裾がお互いに重
ね合わさり、光ノイズレベルに対して十分なダイナミッ
クレンジがとれなくなる。例えば、チャネルCH4に着
目すると、隣接するチャネルCH3、CH5それぞれと
のピーク波長の中間地点(図9における×点)であって
も、チャネルCH3〜CH5の応答スペクトルの裾によ
って光ノイズレベルが埋もれてしまい、式(1)に示し
たASE補間法では光ノイズレベルを正確に求められな
い。
【0026】図10は、従来例の他の構成を示した図で
ある。図7と同一のものは同一符号を付し、説明を省略
すると共に図示も省略する。図10において、応答特性
データ格納部30は、分光器10の応答特性データが格
納される。応答特性データは、図8に示した線スペクト
ルに対する分光器10の応答スペクトルを正規化したも
のであり、波長と光パワーの出力値で表される関数f
(Δλ)になる。ここで、Δλはピーク波長からの波長
差を示し、波長差Δλ=0のときのf(0)がこの関数
の最大値となる。この応答特性データf(Δλ)は、オ
フラインにて求めておく。
【0027】演算部40は、光ピーク演算手段41、方
程式演算手段42、光SNR演算手段43を有し、分光
器10からの測定データと、応答特性データ格納部30
からの応答特性データによって各チャネルCH1〜CH
5のピーク波長や光信号レベル等を求め、これらの演算
結果を出力する。また、光ピーク演算手段41は、測定
データ、各PDに割り付けられた波長から、各チャネル
CH1〜CH5のピーク検出を行い、検出した各チャネ
ルCH1〜CH5のピーク波長の演算を行う。方程式演
算手段42は、応答特性データ格納部30の応答特性デ
ータ、光ピーク演算手段41の求めた光ピーク波長等か
ら光ノイズレベル、光信号レベルを求める。そして、光
SNR演算手段23は、方程式演算手段42の求めた光
ノイズレベル、光信号レベルから光SNRの演算を行
う。
【0028】続いて、図10に示す装置の動作を説明す
る。演算部40は、応答特性データ格納部30の応答特
性データを読み出す。また、演算部40は、分光器10
から出力された測定データが入力される。光ピーク演算
手段41は、この測定データから、各チャネルCH1〜
CH5それぞれに対応するピーク値を測定データから検
出し、この検出した測定データおよび近傍の測定データ
と各PDに割り付けられた波長から近似曲線(例えば、
ガウス曲線、2次曲線等)を求め、この近似曲線からピ
ーク波長を演算する。
【0029】方程式演算手段42は、各チャネルCH1
〜CH5の光信号レベル、光ノイズレベルを未知数とし
て、測定データ、応答特性データ、各PDに割り付けら
れた波長から、式(2)に示す連立方程式でこれらの未
知数を解く。
【0030】
【数2】
【0031】ここで、光ピーク演算手段41によって検
出されたチャネル数をN(ただし、Nは整数)個とし、
各チャネルCH1〜CH5の光信号レベルをPs
(k)、光ノイズレベルをPn(k)(ただし、k=1
〜Nで整数)で表している。また、Fs、Fnは、
それぞれ測定データから光信号レベルPs(k)、光ノ
イズレベルPn(k)に対応したパラメータを求める近
似式であり、行列Mは、Fs 、Fnおよび応答特性
データf(Δλ)で決まる行列である。
【0032】このように、方程式演算手段42は、測定
データ等から式(2)によって光ノイズレベル、光信号
レベルを未知数とする連立方程式を解く。光SNR演算
手段43は、方程式演算手段42によって求めた光ノイ
ズレベル、光信号レベルから光SNRを求める。そし
て、演算部40は、これらの演算結果を図示しない出力
部に出力する。図示しない出力部は、演算部40から出
力された演算結果を、例えば表示部の画面に表示した
り、図示しない外部装置に出力する。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】近年光通信システム
は、WDM信号の高密度化が進み、チャネルCH1〜C
H5間隔は狭くなっている。また、WDM信号モニタ
は、光通信システムの一部にインライン方式で組み込ま
れるために小型化が要求される。そのため、分光器10
の回折格子13に小型のものが用いられ、分光器10は
ダイナミックレンジを十分にとれず、波長分解能も低く
なる。
【0034】これらにより、分光器10の応答スペクト
ルは、隣接するチャネルCH1〜CH5同士の影響を受
け易くなり、光ノイズレベルを式(1)のASE補間法
で正確に求めることが難しく、応答特性データ格納部3
0の応答特性データ等を用いて式(2)によって連立方
程式を解く方法が一般的になっている。
【0035】連立方程式を解く際、応答特性データが非
常に重要となるが、経時変化、使用される環境の状態
(温度、気圧等)、WDM信号の変調方式等によって、
測定時の分光器10の応答スペクトルの形状は、応答特
性データ格納部30に格納されている応答特性データの
形状と異なる。よって、応答特性データ等から式(2)
によって求まる光ノイズレベルの演算結果は、この形状
の変化によって演算誤差が生じるため、正確な測定が難
しいという問題があった。
【0036】そこで本発明の目的は、経時変化、使用環
境、WDM信号の変調方式等に影響されずに、光ノイズ
レベルを精度良く測定できるWDM信号モニタを実現す
ることである。
【0037】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
WDM信号のスペクトルを測定する分光器と、この分光
器の光信号の線スペクトルに対する応答特性データを格
納する応答特性データ格納部と、光ノイズレベルの演算
に用いる補正データを格納する補正データ格納部と、前
記分光器によって測定されたスペクトルと前記応答特性
データ格納部の応答特性データと前記補正データ格納部
の補正データに基づき、少なくとも光ノイズレベルを求
める演算部と、前記分光器によって測定されたスペクト
ルに基づいて光ノイズレベルを求め、この求めた光ノイ
ズレベルと前記演算部が求めた光ノイズレベルとの誤差
により補正データを演算し、この補正データを前記補正
データ格納部に格納する調整部とを設けたことを特徴と
するものである。
【0038】請求項2記載の発明は、WDM信号のスペ
クトルを測定する分光器と、この分光器の光信号の線ス
ペクトルに対する応答特性データを格納する応答特性デ
ータ格納部と、光ノイズレベルを補正する補正データを
格納する補正データ格納部と、前記分光器によって測定
されたスペクトルと前記応答特性データ格納部の応答特
性データに基づき光ノイズレベルを求め、この求めた光
ノイズレベルを前記補正データ格納部の補正データによ
って補正する演算部と、前記分光器によって測定された
スペクトルに基づいて光ノイズレベルを求め、この求め
た光ノイズレベルと、前記演算部が求めた補正前の光ノ
イズレベルとの値から補正データを演算し、この補正デ
ータを前記補正データ格納部に格納する調整部とを設け
たことを特徴とするものである。
【0039】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、演算部は、分光器によって測定されたスペ
クトルから、WDM信号のチャネルごとのピーク波長を
求める光ピーク演算手段と、この光ピーク演算手段によ
って求められたピーク波長と前記スペクトルと応答特性
データ格納部の応答特性データに基づき、光ノイズレベ
ルと光信号レベルを求める方程式演算手段と、この方程
式演算手段によって求められた光ノイズレベルを補正デ
ータ格納部の補正データによって補正する光ノイズレベ
ル補正手段と、この光ノイズレベル補正手段によって補
正された光ノイズレベルと、前記方程式演算手段によっ
て求められた光信号レベルから光SNRを求める光SN
R演算手段とを有することを特徴とするものである。
【0040】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、調整部は、演算部によって求められたピー
ク波長から、チャネル間隔の広いチャネルを検出するチ
ャネル間隔検出手段と、分光器によって測定されたスペ
クトルから、前記チャネル間隔検出手段によって検出さ
れたチャネルで光ノイズレベルを求めるASE演算手段
と、このASE演算手段の求めた光ノイズレベルと、演
算部が求めた補正前の光ノイズレベルとの値から補正デ
ータを演算する補正データ演算手段とを有することを特
徴とするものである。
【0041】請求項5記載の発明は、請求項2または3
記載の発明において、分光器は、特定の波長範囲のWD
M信号のみを透過する波長フィルタを有することを特徴
とするものである。
【0042】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、調整部は、分光器によって測定されたスペ
クトルから光ノイズレベルを求めるASE演算手段と、
このASE演算手段の求めた光ノイズレベルと、演算部
が求めた補正前の光ノイズレベルとの値から補正データ
を演算する補正データ演算手段とを有することを特徴と
するものである。
【0043】請求項7記載の発明は、WDM信号のスペ
クトルを測定する分光器と、この分光器の光信号の線ス
ペクトルに対する応答特性データを格納する応答特性デ
ータ格納部と、応答特性データを補正する補正データを
格納する補正データ格納部と、この補正データ格納部の
補正データにより、前記応答特性データ格納部の応答特
性データを補正し、この補正した応答特性データと前記
分光器によって測定されたスペクトルに基づき光信号レ
ベルと光ノイズレベルを求める演算部と、前記分光器に
よって測定されたスペクトルに基づいて光ノイズレベル
を求め、この求めた光ノイズレベルと、前記スペクトル
と、前記演算部によって補正された応答特性データと、
前記演算部が求めた光信号レベルと、補正データ格納部
の補正データとから新たに補正データを演算し、この新
たに求めた補正データを前記補正データ格納部に格納す
る調整部とを設けたことを特徴とするものである。
【0044】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明において、演算部は、分光器によって測定されたスペ
クトルから、WDM信号のチャネルごとのピーク波長を
求める光ピーク演算手段と、補正データ格納部の補正デ
ータにより、応答特性データ格納部の応答特性データを
補正する応答特性データ補正手段と、前記光ピーク演算
手段によって求められたピーク波長と前記スペクトルと
応答特性データ補正手段によって補正された応答特性デ
ータに基づき、光ノイズレベルと光信号レベルを求める
方程式演算手段と、この方程式演算手段によって求めら
れた光ノイズレベルと光信号レベルから光SNRを求め
る光SNR演算手段とを有することを特徴とするもので
ある。
【0045】請求項9記載の発明は、請求項8記載の発
明において、調整部は、演算部によって求められたピー
ク波長から、チャネル間隔の広いチャネルを検出するチ
ャネル間隔検出手段と、分光器によって測定されたスペ
クトルから、前記チャネル間隔検出手段によって検出さ
れたチャネルで光ノイズレベルを求めるASE演算手段
と、このASE演算手段の求めた光ノイズレベルと、前
記スペクトルと、演算部によって補正された応答特性デ
ータと、前記演算部が求めた光信号レベルと、補正デー
タ格納部の補正データとから新たに補正データを演算す
る補正データ演算手段とを有することを特徴とするもの
である。
【0046】請求項10記載の発明は、請求項7または
8記載の発明において、分光器は、特定の波長範囲のW
DM信号のみを透過する波長フィルタを有することを特
徴とするものである。
【0047】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の発明において、調整部は、分光器によって測定された
スペクトルから光ノイズレベルを求めるASE演算手段
と、このASE演算手段の求めた光ノイズレベルと、前
記スペクトルと、演算部によって補正された応答特性デ
ータと、前記演算部が求めた光信号レベルと、補正デー
タ格納部の補正データとから新たに補正データを演算す
る補正データ演算手段とを有することを特徴とするもの
である。
【0048】請求項12記載の発明は、請求項6または
11記載の発明において、波長フィルタまたは調整部の
少なくとも一方は、調整時に設けられることを特徴とす
るものである。
【0049】請求項13記載の発明は、請求項1〜12
のいずれかに記載の発明において、分光器は、WDM信
号を分光する波長分散素子と、この分光された光を受け
る複数のフォトダイオードからなるフォトダイオードア
レイとを有することを特徴とするものである。
【0050】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明の実施の
形態を説明する。図1は本発明の第1の実施例を示した
構成図である。ここで、図10と同一のものは同一符号
を付し、説明を省略する。
【0051】図1において、補正データ格納部50は、
新たに設けられ、光ノイズレベルの値を補正する補正デ
ータを格納する。演算部60は、演算部40の代わりに
設けられ、光ピーク演算手段61、方程式演算手段6
2、光ノイズレベル補正手段63、光SNR演算手段6
4を有し、分光器10からの測定データと、応答特性デ
ータ格納部30からの応答特性データと、補正データ格
納部50からの補正データとによって各チャネルCH1
〜CH5のピーク波長や光信号レベル等を求め、これら
の演算結果を出力する。
【0052】光ピーク演算手段61は、測定データ、各
PDに割り付けられた波長から、各チャネルCH1〜C
H5のピーク検出を行い、検出した各チャネルCH1〜
CH5のピーク波長の演算を行う。方程式演算手段62
は、測定データ、応答特性データ格納部30の応答特性
データ、光ピーク演算手段61の求めた光ピーク波長等
から光ノイズレベル、光信号レベルを求める。光ノイズ
レベル補正手段63は、方程式演算手段62の求めた光
ノイズレベルを補正データ格納部50の補正データにて
補正を行う。そして、光SNR演算手段64は、方程式
演算手段62が求めた光信号レベル、光ノイズレベル補
正手段63によって補正された光ノイズレベルから光S
NRの演算を行う。
【0053】調整部70は、チャネル間隔検出手段7
1、ASE演算手段72、補正データ演算手段73を有
し、演算部60から演算結果(光ノイズレベル、ピーク
波長等)、測定データを読み出し、光ノイズレベルの値
を補正する補正データを求めて、補正データ格納部50
に補正データを格納する。チャネル間隔検出手段71
は、演算部60からのピーク波長から、チャネル間隔の
広いチャネルを検出する。ASE演算手段72は、チャ
ネル間隔検出手段71の検出したチャネルにて、測定デ
ータ等からASE補間法にて光ノイズレベルを求める。
補正データ演算手段73は、ASE演算手段72が求め
た光ノイズレベルと、方程式演算手段62が求めた光ノ
イズレベルとの値から補正データを演算する。
【0054】図2のフローチャートを用いて、図1に示
す装置の動作を説明する。分光器10は、WDM信号の
スペクトル測定を行い、測定データを演算部60に出力
する(S11)。光ピーク演算手段61が、測定データ
と各PDに割り付けられた波長から各チャネルCH1〜
CH5のピークの検出やピーク波長の測定を行う(S1
2)。そして、演算部60が、応答特性データ格納部3
0の応答特性データと、補正データ格納部50の補正デ
ータを読み出す(S13)。方程式演算手段62は、方
程式演算手段42と同様に応答特性データ、測定データ
等から式(2)によって光ピーク演算手段61が検出し
た各チャネルCH1〜CH5の光ノイズレベル、光信号
レベルを求める(S14)。
【0055】調整時(例えば、図1に示す装置が通信シ
ステムで稼動する前、稼動後のある一定期間経過後、本
装置が使用される環境の状態(温度、気圧等)やWDM
信号の変調方式に変更が行われた場合等)の場合、調整
部70は、演算部60が保持している測定データ、演算
した演算結果(ピーク波長、光ノイズレベル等)を読み
出す(S15、S16)。そして、チャネル間隔検出手
段71は、この演算結果のピーク波長から、チャネルC
H1〜CH5間隔が十分に広いチャネルを検出する(S
17)。チャネル間隔検出手段71が検出したチャネル
において、ASE演算手段72は、ASE演算手段22
と同様に、測定データとピーク波長から光ノイズレベル
を式(1)により演算する(S18)。補正データ演算
手段73が、方程式演算手段62が求めた光ノイズレベ
ルと、ASE演算手段72が求めた光ノイズレベルとの
誤差から補正データを求める。この際、ASE演算手段
72が求めた光ノイズレベルを真値とする(S19)。
調整部70は、補正データを補正データ格納部50に格
納する(S20)。
【0056】調整時でない場合(測定時)、光ノイズレ
ベル補正手段63は、方程式演算手段62の求めた光ノ
イズレベルを、補正データにて補正する(S15、S2
1)。光SNR演算手段64は、光信号レベルと光ノイ
ズレベル補正手段63によって補正された光ノイズレベ
ルから光SNRを求める(S22)。そして、演算部6
0は、これらの演算結果を出力する(S23)。
【0057】このように、調整時において、調整部70
は、方程式演算手段62が応答特性データ格納部30の
応答特性データ等に基づいて式(2)によって求めた光
ノイズレベル、ASE演算手段72が十分にダイナミッ
クレンジのとれているチャネルにて式(1)によって求
めた光ノイズレベルとを比較し、式(1)と式(2)の
演算結果の誤差分から補正データを求め、この補正デー
タを補正データ格納部50に格納する。また、測定時に
おいて、演算部60は、補正データ格納部50から補正
データを読み出し、光ノイズレベル補正手段63が、方
程式演算手段62が式(2)によって求めた光ノイズレ
ベルを補正データで補正するので、応答特性データの形
状と測定時の分光器10の応答スペクトルの変化分を補
正することができる。これにより、経時変化、使用環
境、WDM信号の変調方式等に影響されずに、光ノイズ
レベルを精度良く求めることができる。従って、光SN
Rも精度良く求めることができる。
【0058】図3は、本発明の第2の実施例を示した構
成図である。ここで、図1と同一のものは同一符号を付
し、説明を省略すると共に図示も省略する。図3におい
て、波長フィルタ18は、分光器10の入射端である光
ファイバ11とレンズ12の間に設けられる。また、波
長フィルタ18は、被測定光100のうち特定の波長範
囲の光のみを透過させるが、透過させる波長および波長
範囲は可変である。
【0059】また、調整部70は、チャネル間隔検出手
段71、ASE演算手段72、補正データ演算手段73
の代わりに、ASE演算手段74、補正データ演算手段
75を有し、演算部60から演算結果(光ノイズレベ
ル、ピーク波長等)、測定データを読み出し、光ノイズ
レベルの値を補正する補正データを求めて、補正データ
格納部50に補正データを格納する。ASE演算手段7
4は、波長フィルタ18を透過したチャネルにて、測定
データからASE補間法にて光ノイズレベルを求める。
補正データ演算手段75は、ASE演算手段74が求め
た光ノイズレベルと、方程式演算手段62が求めた光ノ
イズレベルとの値から補正データを演算する。
【0060】図3に示す装置の動作を説明する。図3に
おいて、調整時の場合、波長フィルタ18は、複数のチ
ャネルCH1〜CH5が多重化されたWDM信号のう
ち、任意の1チャネルのみが透過するように波長範囲が
設定される。例えば、チャネルCH2のみが波長フィル
タ18を透過するように設定される。その後、図2に示
したフローチャートのステップS11〜S20までの動
作を行う。
【0061】ただし、波長フィルタ18によって、被測
定光100には1つのチャネルCH2しか存在しないの
で、ステップS17、S18において、ASE演算手段
74が式(1)によって求めるASE(λ)、ASE
(λ)は、チャネル間でなく、波長フィルタ18を透
過したチャネルで、光ノイズレベルよりも十分にダイナ
ミックレンジがとれている位置で測定を行う。そして、
補正データ演算手段75が、方程式演算手段62が求め
た光ノイズレベルと、ASE演算手段74が求めた光ノ
イズレベルとの誤差から補正データを求める(S1
9)。そして、調整部70は、求めた補正データを補正
データ格納部50に格納後(S20)、波長フィルタ1
8の波長範囲は、WDM信号全ての波長域を透過するよ
うに設定される。
【0062】調整時でない場合、図2におけるフローチ
ャートのステップS11〜S15、S21〜S23の動
作を行い光ノイズレベルの演算および補正、光SNR等
の測定を行う。
【0063】このように、調整時に、分光器10内に設
けた波長フィルタ18で、任意の波長範囲にあるチャネ
ルCH2のみを透過させ、このチャネルCH2を用いて
調整部70は、応答特性データの形状と測定時の分光器
10の応答スペクトルの変化分を補正する。これによ
り、WDM信号の波長間隔の状態に影響されずに、任意
の時間、任意の波長で補正データを求めることができ
る。
【0064】図4は、本発明の第3の実施例を示した構
成図である。ここで図1と同一のものは同一符号を付
し、説明を省略する。図4において、応答特性データ補
正手段65は、光ノイズレベル補正手段63の代わり
に、光ピーク演算手段61と方程式演算手段62との間
に設けられ、応答特性データ格納部30の応答特性デー
タを補正データ格納部の補正データにて補正し、補正し
た応答特性データを方程式演算手段62に出力する。
【0065】また、調整部70の代わりに調整部80が
設けられる。そして、調整部80は、チャネル間隔検出
手段81、ASE演算手段82、補正データ演算手段8
3を有し、演算部60から演算結果(光ノイズレベル、
ピーク波長等)、測定データ、補正データ、補正した応
答特性データを読み出し、応答特性データを補正する補
正データを新たに求めて、補正データ格納部50に補正
データを格納する。チャネル間隔検出手段81は、演算
部60からのピーク波長から、チャネル間隔の広いチャ
ネルを検出する。ASE演算手段82は、チャネル間隔
検出手段81の検出したチャネルにて、測定データ等か
らASE補間法にて光ノイズレベルを求める。補正デー
タ演算手段83は、分光器10の測定データ、補正デー
タ格納部50の補正データ、ASE演算手段82が求め
た光ノイズレベル、方程式演算手段62が求めた光信号
レベル、補正された応答特性データから補正データを演
算する。
【0066】図5に示すフローチャートを用いて、図4
に示す装置の動作を説明する。分光器10は、WDM信
号のスペクトル測定を行い、測定データを演算部60に
出力する(S31)。光ピーク演算手段61が、測定デ
ータと各PDに割り付けられた波長から各チャネルCH
1〜CH5のピークの検出やピーク波長の測定を行う
(S22)。そして、演算部60が、応答特性データ格
納部30の応答特性データと、補正データ格納部50の
補正データを読み出す(S33)。
【0067】応答特性データ補正手段65が、補正デー
タによって応答特性データの補正を行う(S34)。そ
して、方程式演算手段62が、方程式演算手段42と同
様に式(2)によって光ピーク演算手段61が検出した
各チャネルCH1〜CH5の光ノイズレベル、光信号レ
ベルを求める。ただし、応答特性データの代わりに応答
特性データ補正手段65によって補正された応答特性デ
ータを用いる(S35)。
【0068】調整時(例えば、図4に示す装置が通信シ
ステムで稼動する前、稼動後のある一定期間経過後、本
装置が使用される環境の状態(温度、気圧等)やWDM
信号の変調方式に変更が行われた場合等)の場合、調整
部80は、演算部60が保持している測定データ、補正
データ、演算した演算結果(ピーク波長、光信号レベル
等)、補正した応答特性データを読み出す(S36、S
37)。そして、チャネル間隔検出手段81は、この演
算結果のピーク波長から、チャネルCH1〜CH5間隔
が十分に広いチャネルを検出する(S38)。チャネル
間隔検出手段81が検出したチャネルにおいて、ASE
演算手段82は、ASE演算手段22と同様に、測定デ
ータとピーク波長から光ノイズレベルを式(1)により
演算する(S39)。
【0069】ここで、式(1)、式(2)によって求め
た光ノイズレベルの誤差(式(1)の値を真値とする)
の原因は、式(2)の補正した応答特性データによって
定まる左辺の行列Mによる。そこで、補正データ演算手
段83は、式(2)において、方程式演算手段62が求
めた光信号レベル、ASE演算手段82が求めた光ノイ
ズレベル、および右辺の行列を既知として、左辺の行列
Mを求め、求めた行列Mから応答特性データを逆算す
る。そして、補正された応答特性データが、逆算した応
答特性データになるように補正値を求め、この補正値と
補正データから新たな補正データを求める(S40)。
調整部80は、新たな補正データを補正データ格納部5
0に格納する(S41)。
【0070】調整時でない場合(測定時)、光SNR演
算手段64が方程式演算手段62の求めた光信号レベル
と光ノイズレベルから光SNRを求める(S36、S4
2)。そして、演算部60は、これらの演算結果を出力
する(S43)。
【0071】このように、調整時において、調整部80
は、補正データ、測定データ、方程式演算手段62が式
(2)によって求めた光信号レベル、ASE演算手段8
2が求めた光ノイズレベルから、応答特性データを補正
する補正データを新たに求め、この新たに求めた補正デ
ータを補正データ格納部50に格納する。また、測定時
において、演算部60は、補正データ格納部50から補
正データを読み出し、応答特性データを補正データで補
正し、この補正した応答特性データに基づき、方程式演
算手段62が式(2)によって光ノイズレベルを求める
ので、応答特性データの形状と測定時の分光器10の応
答スペクトルの変化分を補正することができる。これに
より、経時変化、使用環境、WDM信号の変調方式等に
影響されずに、光ノイズレベルを精度良く求めることが
できる。従って、光SNRも精度良く求めることができ
る。
【0072】図6は、本発明の第4の実施例を示した構
成図である。ここで、図4と同一のものは同一符号を付
し、説明を省略すると共に図示も省略する。図6におい
て、波長フィルタ18は、分光器10の入射端である光
ファイバ11とレンズ12の間に設けられる。また、波
長フィルタ18は、被測定光100のうち特定の波長範
囲の光のみを透過させるが、透過させる波長および波長
範囲は可変である。
【0073】また、調整部80は、チャネル間隔検出手
段81、ASE演算手段82、補正データ演算手段83
の代わりに、ASE演算手段84、補正データ演算手段
85を有し、演算部60から演算結果(光ノイズレベ
ル、ピーク波長等)、測定データ、補正データ、補正さ
れた応答特性データを読み出し、応答特性データを補正
する補正データを新たに求めて、補正データ格納部50
に補正データを格納する。ASE演算手段84は、波長
フィルタ18を透過したチャネルにて、測定データから
ASE補間法にて光ノイズレベルを求める。補正データ
演算手段85は、分光器10の測定データ、補正デー
タ、ASE演算手段82が求めた光ノイズレベル、方程
式演算手段62が求めた光信号レベル、補正された応答
特性データから補正データを演算する。
【0074】図6に示す装置の動作を説明する。図6に
おいて、調整時の場合、波長フィルタ18は、複数のチ
ャネルCH1〜CH5が多重化されたWDM信号のう
ち、任意の1チャネルのみが透過するように波長範囲が
設定される。例えば、チャネルCH2のみが波長フィル
タ18を透過するように設定される。その後、図5に示
したフローチャートのステップS31〜S41までの動
作を行う。
【0075】ただし、波長フィルタ18によって、被測
定光100には1つのチャネルCH2しか存在しないの
で、ステップS38、S39において、ASE演算手段
84が式(1)によって求めるASE(λ)、ASE
(λ)は、チャネル間でなく、波長フィルタ18を透
過したチャネルで、光ノイズレベルよりも十分にダイナ
ミックレンジがとれている位置で測定を行う。そして、
補正データ演算手段85が、補正データを求める(S4
0)。そして、調整部80は、求めた補正データを補正
データ格納部50に格納後(S41)、波長フィルタ1
8の波長範囲は、WDM信号全ての波長域を透過するよ
うに設定される。
【0076】調整時でない場合、図5におけるフローチ
ャートのステップS31〜S36、S42〜S43の動
作を行い光SNR等の測定を行う。
【0077】このように、調整時に、分光器10内に設
けた波長フィルタ18で、任意の波長範囲にあるチャネ
ルCH2のみを透過させ、このチャネルCH2を用いて
調整部80は、応答特性データの形状と測定時の分光器
10の応答スペクトルの変化分を補正する。これによ
り、WDM信号の波長間隔の状態に影響されずに、任意
の時間、任意の波長で補正データを求めることができ
る。
【0078】なお、本発明はこれに限定されるものでは
なく、以下のようなものでもよい。波長分散素子に回折
格子13を用いる例を示したがプリズム等を用いてもよ
い。
【0079】また、分光器10は、レンズ12、14を
用いる透過型光学系を示したが、放物面鏡等を用いた反
射型光学系としてもよい。
【0080】また、ポリクロメータ方式の分光器をあげ
たが、被測定光100を分光し、分光したスペクトルを
サンプリングする構成の分光器は全て本発明に含まれ
る。
【0081】また、WDM信号に多重化されたチャネル
数は5チャネルだったが、何チャネルでもよい。
【0082】また、図1、3、4、6に示した装置にお
いて、調整時に式(1)および式(2)によって求め
た、光ノイズレベルに誤差なければ、補正データ演算手
段73、74、83、85によって補正データを求めず
に、補正データ格納部50の補正データを変更しなくと
もよい。
【0083】また、図3、6に示した装置において、波
長フィルタ18は、調整時でない場合、WDM信号全て
の波長域を透過するように設定される構成を示したが、
波長フィルタ18を取り外す構成としてもよい。
【0084】また、図3、6に示した装置において、波
長フィルタ18は、光ファイバ11の出射口とコリメー
ティングレンズ12の間に設けたが、被測定光100
が、PDアレイにて受光される前ならば、どこに設けて
もよい。
【0085】さらに、図3、6に示した装置において、
波長フィルタ18の透過する波長範囲を順次ずらしてい
き、複数のチャネルまたは全てのチャネルごとに、補正
データを求めるようにしてもよい。これにより、より精
度良く各チャネルごとの光ノイズレベルを測定すること
ができる。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果があ
る。請求項1〜13によれば、調整時において、調整部
は、分光器によって求められたスペクトルに基づいて求
めた光ノイズレベルと、演算部が求めた光ノイズレベル
との誤差により補正データを演算し、この補正データを
補正データ格納部に格納する。そして、測定時におい
て、演算部は、分光器によって測定されたスペクトルと
応答特性データと補正データに基づいて光ノイズレベル
を求めるので、応答特性データの形状と測定時の分光器
の応答スペクトルの誤差分を補正することができる。こ
れにより、経時変化、使用環境、WDM信号の変調方式
等に影響されずに、光ノイズレベルを精度良く求めるこ
とができる。従って、光SNRも精度良く求めることが
できる。
【0087】請求項5、10によれば、波長フィルタを
設けて、特定の波長範囲のWDM信号のみを透過させ、
その波長範囲において補正データを求める。これにより
WDM信号の波長間隔の状態に影響されずに、任意の時
間、任意の波長領域にて補正データを求めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示した構成図である。
【図2】図1に示す装置における動作を示したフローチ
ャートである。
【図3】本発明の第2の実施例を示した構成図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示した構成図である。
【図5】図4に示す装置における動作を示したフローチ
ャートである。
【図6】本発明の第4の実施例を示した構成図である。
【図7】従来のWDM信号モニタの第1の構成を示した
図である。
【図8】線スペクトルに対する分光器10の応答特性例
を示した図である。
【図9】光ノイズと複数の線スペクトルに対する分光器
10の応答特性例を示した図である。
【図10】従来のWDM信号モニタの第2の構成を示し
た図である。
【符号の説明】
10 分光器 13 回折格子 15 フォトダイオードアレイモジュール 18 波長フィルタ 30 応答特性データ格納部 50 補正データ格納部 60 演算部 61 光ピーク演算手段 62 方程式演算手段 63 光ノイズレベル補正手段 64 光SNR演算手段 65 応答特性データ補正手段 70、80 調整部 71、81 チャネル間隔検出手段 72、74、82、84 ASE演算手段 73、75、83、85 補正データ演算手段 100、100A、100B 被測定光

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 WDM信号のスペクトルを測定する分光
    器と、 この分光器の光信号の線スペクトルに対する応答特性デ
    ータを格納する応答特性データ格納部と、 光ノイズレベルの演算に用いる補正データを格納する補
    正データ格納部と、 前記分光器によって測定されたスペクトルと前記応答特
    性データ格納部の応答特性データと前記補正データ格納
    部の補正データに基づき、少なくとも光ノイズレベルを
    求める演算部と、 前記分光器によって測定されたスペクトルに基づいて光
    ノイズレベルを求め、この求めた光ノイズレベルと前記
    演算部が求めた光ノイズレベルとの誤差により補正デー
    タを演算し、この補正データを前記補正データ格納部に
    格納する調整部とを設けたことを特徴とするWDM信号
    モニタ。
  2. 【請求項2】 WDM信号のスペクトルを測定する分光
    器と、 この分光器の光信号の線スペクトルに対する応答特性デ
    ータを格納する応答特性データ格納部と、 光ノイズレベルを補正する補正データを格納する補正デ
    ータ格納部と、 前記分光器によって測定されたスペクトルと前記応答特
    性データ格納部の応答特性データに基づき光ノイズレベ
    ルを求め、この求めた光ノイズレベルを前記補正データ
    格納部の補正データによって補正する演算部と、 前記分光器によって測定されたスペクトルに基づいて光
    ノイズレベルを求め、この求めた光ノイズレベルと、前
    記演算部が求めた補正前の光ノイズレベルとの値から補
    正データを演算し、この補正データを前記補正データ格
    納部に格納する調整部とを設けたことを特徴とするWD
    M信号モニタ。
  3. 【請求項3】 演算部は、 分光器によって測定されたスペクトルから、WDM信号
    のチャネルごとのピーク波長を求める光ピーク演算手段
    と、 この光ピーク演算手段によって求められたピーク波長と
    前記スペクトルと応答特性データ格納部の応答特性デー
    タに基づき、光ノイズレベルと光信号レベルを求める方
    程式演算手段と、 この方程式演算手段によって求められた光ノイズレベル
    を補正データ格納部の補正データによって補正する光ノ
    イズレベル補正手段と、 この光ノイズレベル補正手段によって補正された光ノイ
    ズレベルと、前記方程式演算手段によって求められた光
    信号レベルから光SNRを求める光SNR演算手段とを
    有することを特徴とする請求項2記載のWDM信号モニ
    タ。
  4. 【請求項4】 調整部は、 演算部によって求められたピーク波長から、チャネル間
    隔の広いチャネルを検出するチャネル間隔検出手段と、 分光器によって測定されたスペクトルから、前記チャネ
    ル間隔検出手段によって検出されたチャネルで光ノイズ
    レベルを求めるASE演算手段と、 このASE演算手段の求めた光ノイズレベルと、演算部
    が求めた補正前の光ノイズレベルとの値から補正データ
    を演算する補正データ演算手段とを有することを特徴と
    する請求項3記載のWDM信号モニタ。
  5. 【請求項5】 分光器は、特定の波長範囲のWDM信号
    のみを透過する波長フィルタを有することを特徴とする
    請求項2または3記載のWDM信号モニタ。
  6. 【請求項6】 調整部は、 分光器によって測定されたスペクトルから光ノイズレベ
    ルを求めるASE演算手段と、 このASE演算手段の求めた光ノイズレベルと、演算部
    が求めた補正前の光ノイズレベルとの値から補正データ
    を演算する補正データ演算手段とを有することを特徴と
    する請求項5記載のWDM信号モニタ。
  7. 【請求項7】 WDM信号のスペクトルを測定する分光
    器と、 この分光器の光信号の線スペクトルに対する応答特性デ
    ータを格納する応答特性データ格納部と、 応答特性データを補正する補正データを格納する補正デ
    ータ格納部と、 この補正データ格納部の補正データにより、前記応答特
    性データ格納部の応答特性データを補正し、この補正し
    た応答特性データと前記分光器によって測定されたスペ
    クトルに基づき光信号レベルと光ノイズレベルを求める
    演算部と、 前記分光器によって測定されたスペクトルに基づいて光
    ノイズレベルを求め、この求めた光ノイズレベルと、前
    記スペクトルと、前記演算部によって補正された応答特
    性データと、前記演算部が求めた光信号レベルと、補正
    データ格納部の補正データとから新たに補正データを演
    算し、この新たに求めた補正データを前記補正データ格
    納部に格納する調整部とを設けたことを特徴とするWD
    M信号モニタ。
  8. 【請求項8】 演算部は、 分光器によって測定されたスペクトルから、WDM信号
    のチャネルごとのピーク波長を求める光ピーク演算手段
    と、 補正データ格納部の補正データにより、応答特性データ
    格納部の応答特性データを補正する応答特性データ補正
    手段と、 前記光ピーク演算手段によって求められたピーク波長と
    前記スペクトルと前記応答特性データ補正手段によって
    補正された応答特性データに基づき、光ノイズレベルと
    光信号レベルを求める方程式演算手段と、 この方程式演算手段によって求められた光ノイズレベル
    と光信号レベルから光SNRを求める光SNR演算手段
    とを有することを特徴とする請求項7記載のWDM信号
    モニタ。
  9. 【請求項9】 調整部は、 演算部によって求められたピーク波長から、チャネル間
    隔の広いチャネルを検出するチャネル間隔検出手段と、 分光器によって測定されたスペクトルから、前記チャネ
    ル間隔検出手段によって検出されたチャネルで光ノイズ
    レベルを求めるASE演算手段と、 このASE演算手段の求めた光ノイズレベルと、前記ス
    ペクトルと、演算部によって補正された応答特性データ
    と、前記演算部が求めた光信号レベルと、前記補正デー
    タ格納部の補正データとから新たに補正データを演算す
    る補正データ演算手段とを有することを特徴とする請求
    項8記載のWDM信号モニタ。
  10. 【請求項10】 分光器は、特定の波長範囲のWDM信
    号のみを透過する波長フィルタを有することを特徴とす
    る請求項7または8記載のWDM信号モニタ。
  11. 【請求項11】 調整部は、 分光器によって測定されたスペクトルから光ノイズレベ
    ルを求めるASE演算手段と、 このASE演算手段の求めた光ノイズレベルと、前記ス
    ペクトルと、演算部によって補正された応答特性データ
    と、前記演算部が求めた光信号レベルと、補正データ格
    納部の補正データとから新たに補正データを演算する補
    正データ演算手段とを有することを特徴とする請求項1
    0記載のWDM信号モニタ。
  12. 【請求項12】 波長フィルタまたは調整部の少なくと
    も一方は、調整時に設けられることを特徴とする請求項
    6または11記載のWDM信号モニタ。
  13. 【請求項13】 分光器は、 WDM信号を分光する波長分散素子と、 この分光された光を受ける複数のフォトダイオードから
    なるフォトダイオードアレイとを有することを特徴とす
    る請求項1〜12のいずれかに記載のWDM信号モニ
    タ。
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