JP2003217410A - 真空遮断器 - Google Patents

真空遮断器

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JP2003217410A
JP2003217410A JP2002010233A JP2002010233A JP2003217410A JP 2003217410 A JP2003217410 A JP 2003217410A JP 2002010233 A JP2002010233 A JP 2002010233A JP 2002010233 A JP2002010233 A JP 2002010233A JP 2003217410 A JP2003217410 A JP 2003217410A
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JP
Japan
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vacuum
circuit breaker
vacuum valve
cylinder
ceramic
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002010233A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Nishizaki
雅芳 西崎
Kazuaki Koyama
和昭 小山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電界集中を緩和したコンパクトな真空遮断器
を得る。 【解決手段】 筒体の中央部に中間電位部となる中間金
属筒19を備え、中間金属筒19の両端部にセラミック
筒20、21の一端をそれぞれ接合するとともに、セラ
ミック筒20、21の各他端部を金属蓋22,23で封
止した真空バルブ6を、その軸方向が平行になるように
複数相並設して真空遮断器5を構成し、真空バルブ6両
端部の金属蓋22、23及び中間金属筒19とセラミッ
ク筒19との接合部の外周を筒状の導電性シ−ルド3
0、33、34で覆った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力用開閉装置
に使用される真空遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は例えば特開平9−322341号
公報に掲載されたガス絶縁開閉装置の側断面を示す図で
ある。図において、1は内部にSFガス等の絶縁ガス
を充填した本体容器、2は本体容器1の上部に設けられ
内部にSFガス等の絶縁ガスを充填するとともに母線
を収納した母線タンク、4は母線から分岐した主回路を
接離する断路器、5は真空遮断器、6は真空遮断器の心
臓部となる真空バルブで各相毎に直列に2個配置されて
いる。7、8は真空遮断器の両端部に設けられた接地開
閉器、9は断路器、10は接地開閉器、11はケ−ブル
接続装置、12はケ−ブルである。
【0003】図5は真空バルブの側断面を示し、15は
固定側接点、16は可動側接点、17、18は前記接点
15、16に接続され前記接点15、16を保持する電
極棒、19は前記接点15、16の外周部を同心状に覆
う円筒の中間金属筒、20、21は前記中間金属筒16
の両端部に一端が接合されたセラミック筒、22は前記
セラミック筒20の他端部に接合されて前記セラミック
筒20の他端部を封止する円盤状の金属蓋、23は前記
セラミック筒21の他端部に接合されて前記セラミック
筒21の他端部を封止する円盤状の金属蓋、24は電極
棒18と金属蓋23との間に装着されて真空バルブ内の
真空を保った状態で電極棒18の軸方向移動に追随動作
するベロ−ズ、25、26は前記中間金属筒19に接合
され前記中間金属筒19とともに前記電極15、16を
包囲する内部シ−ルドである。図6は、図5の真空バル
ブ6の中間金属筒19とセラミック筒21の接合部を示
した断面図である。中間金属筒19とセラミック筒21
の接合部は、ロー材27でロー付けされている。ロー付
け部は、図で示すようにセラミック筒の内周側及び外周
側に向けてロー材27がエッジ状の突出部27aが形成
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の真空遮断器は以
上のように構成されていたため、真空バルブ6のセラミ
ック筒20,21と金属筒19、金属蓋22、23との
接合部であるロー付け部にエッジ状の突出部27aが形
成されるため電界集中を生じ易く、真空遮断器の設計に
おいては電界集中を大きくさせないために相間距離ある
いは容器1等の接地電位構造物からの対地間距離を大き
くとる必要があり、真空遮断器5あるいはこれを収納す
るガス絶縁開閉装置が大きくなるという問題点があっ
た。
【0005】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、真空バルブ6のロー付け部のエ
ッジ状の突出部27aによる電界集中を緩和させること
で、コンパクトな真空遮断器を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る真空遮断
器においては、前記真空バルブ両端部の金属蓋及び前記
中間金属筒と前記セラミック筒との接合部の外周を導電
性のシ−ルドで覆ったものである。また、真空バルブ両
端部の金属蓋とセラミック筒との接合部の外周を、真空
バルブ両端に配置した支持構造体のシ−ルド部で覆った
ものである。さらに、真空バルブ中央部の中間金属筒と
セラミック筒との接合部の外周を、真空バルブのセラミ
ック筒よりも大きな外径を有する筒状のシ−ルド体で覆
ったものである。また、真空バルブ中央部の中間金属筒
とセラミック筒との接合部及び中間金属筒の外周を、真
空バルブのセラミック筒よりも大きな外径を有する筒状
のシ−ルド体で一体に覆ったものである。さらに、真空
バルブを3相分として3個並設したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1である真空遮断器とこれを収納したガス
絶縁開閉装置を示す側断面図である。図において、1は
内部にSFガス等の絶縁ガスを充填した本体容器、2
は本体容器1の上部に設けられ内部にSFガス等の絶
縁ガスを充填するとともに母線を収納した母線タンク、
4は母線から分岐した主回路を接離する断路器、5は真
空遮断器、6は真空遮断器の心臓部となる真空バルブで
各相毎に1個配置されている。7、8は真空遮断器の両
端部に設けられた接地開閉器、9は断路器、10は接地
開閉器、11はケ−ブル接続装置、12はケ−ブルであ
る。また、30は真空バルブ6の中間金属筒19の外周
を筒状に覆うシールド、33は真空バルブ6の蓋体22
の外周部を覆う状態で真空バルブ6の上部を支持する支
持部材、33は真空バルブ6の蓋体23の外周部を覆う
状態で真空バルブ6の下部を支持する支持部材である。
【0008】図2は真空バルブの側断面を示し、15は
固定側接点、16は可動側接点、17、18は前記接点
15、16に接続され前記接点15、16を保持する電
極棒、19は前記接点15、16の外周部を同心状に覆
う円筒の中間金属筒、20、21は前記中間金属筒16
の両端部に一端が接合されたセラミック筒、22は前記
セラミック筒20の他端部に接合されて前記セラミック
筒20の他端部を封止する円盤状の金属蓋、23は前記
セラミック筒21の他端部に接合されて前記セラミック
筒21の他端部を封止する円盤状の金属蓋、24は電極
棒18と金属蓋23との間に装着されて真空バルブ内の
真空を保った状態で電極棒18の軸方向移動に追随動作
するベロ−ズ、25、26は前記中間金属筒19に接合
され前記中間金属筒19とともに前記電極15、16を
包囲する内部シ−ルドである。従来の遮断器が真空バル
ブ6を2個直列に接続した2点切り形であるのに対し
て、この実施の形態1では、1個の真空バルブ6を使用
した1点切り形であり、極間の耐電圧性能を得るために
セラミック筒20、21は従来のものに比べて長いもの
を使用している。また、19aは中間金属筒19の一側
に突起状に形成されたねじ座、30は両端を円弧状の曲
げ部を形成して内径側に折り曲げられ中間金属筒19と
セラミック筒20、21との接続部及び中間金属筒19
の外周を筒状に覆うシールド、31はシールド30の側
部に形成された孔を貫通して前記ねじ座19aにねじ込
まれシールドを所定位置に保持するねじ、30aはシー
ルド30の一側に固着され前記ねじ31が通過する孔を
有し前記ねじ31が締め付け状態において前記ねじの頭
部を覆う部分シールド体である。このような取付け構成
にすることで、シールド30を容易に真空バルブ6に装
着できる。
【0009】図3は真空遮断器5の後方から見た後面図
である。三相分として3個の真空バルブ6が所定の相間
距離A、及び例えば容器1等の接地電位部との対地間距
離Bを確保した状態で並べて配置している。各相の真空
バルブは、中間金属筒部の外周部を筒状のシールド30
で覆われ、また真空バルブ6の上端はシールド機能を有
する上部支持体33にて蓋体22の外周を覆った状態で
支持されている。さらに真空バルブ6の下端はシールド
機能を有する下部支持体34にて蓋体23の外周を覆っ
た状態で支持されている。上記シ−ルド30、シ−ルド
機能を有する上部支持体33、下部支持体34は、図3
に示すように、ロ−付け接合部の外周を若干のオ−バハ
ング気味に覆うことで電界緩和効果を得ることができ
る。このように、真空バルブ6の電界集中を生じ易いセ
ラミック筒20、21と金属部材19、22、23との
接合部分の外周をシールドで覆うことにより、電界の集
中を緩和することができ、真空バルブ6相互間の相間距
離及び真空バルブ6と容器1等の大地電位部との間の対
地間距離を縮小することができる。その結果、真空遮断
器5あるいはこれを収納した開閉装置を小さく構成する
ことができる。さらに、上記したように上部支持体33
及び下部支持体34にシ−ルド機能を持たせたため、別
途シ−ルドを付けるものに比べて、部品点数を削減出来
ると共に、当該部品の取付けに要するスペ−スが不要と
なるため容器内をコンパクトに構成することができる。
また、真空バルブ6を1点切り形として1相当り1個の
真空バルブ6を使用するようにしたので、従来のものに
比べて真空バルブ部全体の長さを大幅に縮小でき、真空
遮断器を大幅にコンパクト化することが出来る。
【0010】実施の形態2.実施の形態1ではSF
スを絶縁媒体として利用したガス絶縁開閉装置に適用し
た例を示したが、SFガス以外の窒素ガス、大気等を
絶縁媒体として利用した気中絶縁のスイッチギヤであっ
ても、上記実施の形態と同等の効果を奏する。
【0011】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0012】真空バルブ両端部の金属蓋及び中間金属筒
とセラミック筒との接合部の外周を導電性のシ−ルドで
覆ったので、簡単な構成で真空遮断器の電界集中部の電
界を緩和できるため、相間、対地間の空間絶縁距離を縮
小しコンパクトな真空遮断器を得ることができる。
【0013】また、真空バルブ両端部の金属蓋とセラミ
ック筒との接合部の外周を、真空バルブ両端に配置した
支持構造体のシ−ルド部で覆ったので、別途シ−ルドを
取付ける場合に比べて、部品点数の削減、部品サイズの
縮小化が可能となり、コンパクトな真空遮断器を得るこ
とができる。
【0014】さらに、真空バルブ中央部の中間金属筒と
セラミック筒との接合部の外周を、真空バルブのセラミ
ック筒よりも大きな外径を有する筒状のシ−ルド体で覆
ったので、真空バルブの軸方向から挿入することが可能
となり、コンパクトで取付けの容易な真空遮断器を得る
ことができる。
【0015】また、真空バルブ中央部の中間金属筒とセ
ラミック筒との接合部及び中間金属筒の外周を、真空バ
ルブのセラミック筒よりも大きな外径を有する筒状のシ
−ルド体で一体に覆ったので、個々にシ−ルドするもの
に比べてシ−ルドの構成が簡単になるとともに、真空バ
ルブの軸方向から挿入することが可能となり、コンパク
トでシ−ルド取付けの容易な真空遮断器を得ることがで
きる。
【0016】さらに、真空バルブを3相分として3個並
設したので、6個を使用する従来の遮断器に比べてコン
パクトに構成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1である真空遮断器とこ
れを収納したガス絶縁開閉装置を示す側断面図である。
【図2】 図1の真空バルブの側断面である。
【図3】 図1の真空遮断器の後方から見た後面図であ
る。
【図4】 従来のガス絶縁開閉装置の側断面図である。
【図5】 図1の真空バルブの側断面図である。
【図6】 図2の真空バルブの部分側断面図である。
【符号の説明】
1 容器 5 遮断器 6 真空バルブ 30 シ−ルド 33 上部支持部材 34 下部支持部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒体の中央部に中間電位部となる中間金
    属筒を備え、前記中間金属筒の両端部にセラミック筒の
    一端をそれぞれ接合するとともに、前記セラミック筒の
    各他端部を金属蓋で封止した真空バルブを、その軸方向
    が平行になるように複数相並設した真空遮断器におい
    て、前記真空バルブ両端部の金属蓋及び前記中間金属筒
    と前記セラミック筒との接合部の外周を導電性のシ−ル
    ドで覆ったことを特徴とする真空遮断器。
  2. 【請求項2】 真空バルブ両端部の金属蓋とセラミック
    筒との接合部の外周を、真空バルブ両端に配置した支持
    構造体のシ−ルド部で覆ったことを特徴とする請求項1
    に記載の真空遮断器。
  3. 【請求項3】 真空バルブ中央部の中間金属筒とセラミ
    ック筒との接合部の外周を、真空バルブのセラミック筒
    よりも大きな外径を有する筒状のシ−ルド体で覆ったこ
    とを特徴とする請求項1に記載の真空遮断器。
  4. 【請求項4】 真空バルブ中央部の中間金属筒両端のセ
    ラミック筒との接合部及び中間金属筒の外周を、真空バ
    ルブのセラミック筒よりも大きな外径を有する筒状のシ
    −ルド体で一体に覆ったことを特徴とする請求項1に記
    載の真空遮断器。
  5. 【請求項5】 真空バルブを各相1個としこれを3個並
    設したことを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の
    三相用真空遮断器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011146314A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Hitachi Ltd 開閉器及び開閉器を収納するスイッチギヤ
JP2021174664A (ja) * 2020-04-24 2021-11-01 三菱電機株式会社 真空バルブ

Cited By (3)

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Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040709