JP2003217231A - 情報記録装置 - Google Patents

情報記録装置

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JP2003217231A
JP2003217231A JP2002009727A JP2002009727A JP2003217231A JP 2003217231 A JP2003217231 A JP 2003217231A JP 2002009727 A JP2002009727 A JP 2002009727A JP 2002009727 A JP2002009727 A JP 2002009727A JP 2003217231 A JP2003217231 A JP 2003217231A
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JP2002009727A
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Masaaki Nakagawa
雅章 中川
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報記録媒体の記録領域がデータ領域毎に複
数に分割され、その分割されたデータ領域の少なくとも
1つが予約されたデータ領域であっても、各データ領域
へのアクセスを正確に行うことができる情報記録装置を
提供する。 【解決手段】 外部装置からの予約要求に応じてデータ
領域を予約する領域予約手段と、データ領域が予約され
るとその領域が予約領域であることを示す識別情報(ス
テップ415)を記録領域内の所定箇所に記録する(ス
テップ419)予約管理手段とを備えることにより、予
約されたデータ領域の後ろにダミーデータを付加するこ
とが仕様又は規格によって規定されている場合には、識
別情報に基づいてダミーデータの有無を判断することが
できる。そして、予約された領域の次のデータ領域が外
部装置から指定されても、そのデータ領域へのアクセス
を正確に行うことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報記録装置に係
り、さらに詳しくは、記録領域がデータ領域毎に複数に
分割され、その分割されたデータ領域毎にデータの記録
が可能な情報記録媒体に情報の記録を行う情報記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータは、その
機能が向上するに伴い、音楽や映像といったAV(Audi
o-Visual)情報を取り扱うことが可能となってきた。こ
れらAV情報の情報量は非常に大きいために、情報記録
媒体としてCD(compact disc)やDVD(digital ve
rsatile disc)などの光ディスクが注目されるようにな
り、その低価格化とともに、情報記録装置としての光デ
ィスク装置がパーソナルコンピュータの周辺機器の一つ
として普及するようになった。CDとしては、CD−R
OM、CD−R(CD-recordable)及びCD−RW
(CD-rewritable)などが、DVDとしては、DVD
−ROM、DVD−RAM、DVD−R(DVD-recor
dable)、DVD−RW(DVD-rewritable)、DVD
+R(DVD+recordable)及びDVD+RW(DVD
+rewritable)などが有り、それぞれ所定の規格等に基
づいてデータの記録が行われている。
【0003】例えばCD−Rではトラック、DVD+R
ではフラグメントと呼ばれる記録単位でデータが記録領
域に記録される。そして、所定の情報(例えばリードイ
ンとリードアウト)が付加された少なくとも1つのトラ
ック又はフラグメントからなる領域をセッションと呼ん
でいる。DVD+Rでは、その記録領域内に最大191
個のセッションの存在が許容されている。そして、各セ
ッション内のフラグメントに関する情報(フラグメント
番号、フラグメントの開始アドレス、フラグメントの最
終アドレスなど、以下「フラグメント情報」という)
は、各セッションのセッション・ディスク・コントロー
ル・ブロック(Session Disc Control Block、以下「S
DCB」という)に記録されている。
【0004】また、光ディスクの記録領域は、セクタ毎
に連続した固有のアドレスが割り振られており、上位装
置(例えば、パーソナルコンピュータ)からの書き込み
又は読み出し要求では、アドレスによって書き込み又は
読み出しの開始位置が指定される。なお、光ディスクの
記録領域には、仕様又は規格上、例えば互換性を確保す
るためにダミーデータのように記録データ以外のデータ
が含まれる場合がある。そこで、上位装置からの書き込
み及び読み出し要求に際して、記録データ以外のデータ
に起因して誤ったアドレスがアクセスされないようにす
る必要がある。
【0005】例えば、特開2001−195198号公
報では、CD(CD−ROM、CD−R、CD−RW)
及びDVD(DVD−R、DVD−RW、DVD−RA
M、DVD−ROM)を再生する際に、送信すべきでな
いデータを誤って上位装置に送ることのないドライブ装
置及びバッファ管理方法が開示されている。ここでは、
情報記録媒体から読み出したセクタのヘッダ情報に基づ
いて、上位装置に転送して良いセクタか否かを判定する
とともに、その判定結果をセクタ情報バッファに記録し
ておく。そして、上位装置からの読み出し要求がある
と、セクタ情報バッファを参照し、送信すべきでないデ
ータが記録されているセクタが指定された場合にはエラ
ー情報を上位装置に通知することにより送信すべきでな
いデータが誤って上位装置に送られることを防止してい
る。なお、DVD−R及びDVD−RWでは、レコーデ
ィング・マネージメント・エリア(Recording Manageme
nt Area:RMA)内のレコーディング・マネージメン
ト・データ(Recording Management Data:RMD)領
域に記録データの開始アドレス及び終了アドレスが記録
されているため、セクタのヘッダ情報の代わりにRMD
の内容に基づいて上位装置に転送して良いセクタか否か
を判定することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】CD−RやDVD+R
などの追記型の光ディスクでは、通常は内周側(前側)
から外周側(後ろ側)に向かってシーケンシャルに記録
されるが、セッション内のトラック又はフラグメントを
予約しておき、後で例えばファイルシステムに関する情
報(以下、便宜上「ファイルシステム情報」と略述す
る)などを記録することも可能である。
【0007】例えばDVD+Rでは、上位装置からの予
約要求に基づいて、指定された大きさのフラグメントが
予約され、そのフラグメント情報が前述したSDCBに
記録される。そして、仕様上、その予約されたフラグメ
ント(以下、適宜「予約フラグメント」ともいう)の後
ろ側(外周側)に、16セクタのランイン(Run-In)と
呼ばれる一種のダミーデータが記録される。このランイ
ンは、予約フラグメントが未記録状態のときに、予約フ
ラグメントの次のフラグメントに記録されているデータ
を正常に再生できるようにするために付加されている。
【0008】なお、DVD+Rでは、記録が完結されて
いるフラグメントはコンプリート・フラグメント(Comp
lete Fragment)とも呼ばれる。また、予約なしで記録
されるフラグメントが未記録であったり、記録途中であ
り完結されていない場合には、そのフラグメントはイン
コンプリート・フラグメント(Incomplete Fragment)
とも呼ばれる。
【0009】予約フラグメント内に未記録領域が含まれ
る場合には、SDCBにフラグメント情報が記録され、
かつフラグメント内に未記録部分が存在することによ
り、そのフラグメントは予約されていると判断できる。
従って、そのフラグメントに続く16セクタはランイン
であることがわかり、その結果、予約フラグメントの次
のフラグメントの先頭アドレスを正しく認識することが
可能である。しかしながら、予約フラグメントにデータ
が記録され、コンプリート・フラグメントとなった場合
には、そのフラグメントが予約フラグメントであるか否
かを判断することができなくなる。しかもインコンプリ
ート・フラグメントについては、SDCBにそのフラグ
メント情報が記録されていないために、コンプリート・
フラグメントとなった予約フラグメントの後ろに記録さ
れているランインを次のフラグメント(インコンプリー
ト・フラグメント)のデータと判断する可能性がある。
従って、この場合には上位装置に誤ったアドレス情報が
出力されることとなり、記録及び再生が正しく行なわれ
ないという不都合があった。
【0010】本発明は、かかる事情の下になされたもの
で、その目的は、情報記録媒体の記録領域がデータ領域
毎に複数に分割され、その分割されたデータ領域の少な
くとも1つが予約されたデータ領域であっても、各デー
タ領域へのアクセスを正確に行うことができる情報記録
装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、情報記録の対象媒体として、記録領域がデータ領域
毎に複数に分割され、その分割されたデータ領域毎にデ
ータの記録が可能な情報記録媒体を用いる情報記録装置
であって、外部装置からの予約要求に応じて、データ領
域を予約する領域予約手段と;前記領域予約手段により
データ領域が予約された場合に、データ領域が予約され
たことを示す識別情報を前記記録領域内の所定箇所に記
録する予約管理手段と;を備える情報記録装置である。
【0012】これによれば、外部装置からの予約要求に
応じて、領域予約手段によりデータ領域が予約される
と、そのデータ領域は予約された領域であることを示す
識別情報が予約管理手段により記録領域内の所定箇所に
記録される。すなわち識別情報を参照することによりデ
ータ領域が予約された領域であるか否かを正しく判断す
ることができる。従って、例えば予約されたデータ領域
(以下、便宜上「予約領域」ともいう)の後ろ側(外周
側)にダミーデータを付加するように仕様又は規格によ
って規定されている場合であっても、各データ領域への
アクセスを正確に行うことが可能となる。
【0013】この場合において、前記識別情報としては
種々の情報が考えられるが、請求項2に記載の情報記録
装置の如く、前記識別情報は、予約識別フラグ及び次の
データ領域の開始アドレスの少なくとも一方であること
とすることができる。
【0014】上記請求項1及び2に記載の各情報記録装
置において、請求項3に記載の情報記録装置の如く、前
記予約管理手段は、前記外部装置から予約要求されたデ
ータ領域の大きさと前記記録領域における記録可能な領
域の大きさとが等しい場合には、前記領域予約手段にて
予約されたデータ領域は予約されなかったことを示す識
別情報を記録することとすることができる。かかる場合
には、例えば予約領域の後ろにダミーデータを付加する
ように仕様又は規格によって規定されていても、予約領
域の後ろに記録可能な領域がないときは、ダミーデータ
は記録されない。そこで、予約領域の後ろに記録可能な
領域がない場合には、その予約領域は予約されなかった
ものとして識別情報を記録することにより、記録領域の
終端であることを示す終端情報をダミーデータと誤るこ
とを防止することが可能となる。
【0015】上記請求項1〜3に記載の各情報記録装置
において、請求項4に記載の情報記録装置の如く、前記
外部装置からのデータ領域に関するアドレス情報の要求
に応じて、前記識別情報を参照し、前記外部装置から指
定されたデータ領域のアドレス情報を取得し、前記外部
装置に通知するアドレス情報取得手段を更に備えること
とすることができる。
【0016】この場合において、請求項5に記載の情報
記録装置の如く、前記アドレス情報取得手段は、前記外
部装置から指定されたデータ領域の直前に存在するデー
タ領域が予約されたデータ領域の場合には、その予約さ
れたデータ領域に続いて所定のダミーデータ領域が存在
すると判断し、該ダミーデータ領域を考慮して指定され
たデータ領域のアドレス情報を取得することとすること
ができる。かかる場合には、例えば指定されたデータ領
域の直前に存在するデータ領域の最終アドレスに基づい
て、指定されたデータ領域の開始アドレスを求める場合
であっても、指定されたデータ領域の開始アドレスを正
確に求めることが可能である。すなわち、各データ領域
へのアクセスを正確に行うことができる。
【0017】この場合において、請求項6に記載の情報
記録装置の如く、前記情報記録媒体は、DVD+Rの規
格に準拠した情報記録媒体であり、前記ダミーデータ領
域はランインであることとすることができる。
【0018】上記請求項1〜5に記載の各情報記録装置
において、請求項7に記載の情報記録装置の如く、前記
情報記録媒体は、DVD+Rの規格に準拠した情報記録
媒体であり、前記予約管理手段は、前記識別情報を前記
データ領域としてのフラグメントに関する情報を記録す
るフラグメント・アイテム領域内に記録することとする
ことができる。DVD+Rの規格によると、フラグメン
ト・アイテム領域は、前述したSDCBの129バイト
目以降に存在し、セッション内に含まれるフラグメント
毎のフラグメント情報を記録する領域である。そこで、
識別情報をフラグメント・アイテム領域内に記録するこ
とにより、識別情報をフラグメント情報とともに管理す
ることが可能となる。従って、従来のフラグメント情報
を参照する処理方法と同様にして識別情報を容易に参照
することができる。
【0019】この場合において、請求項8に記載の情報
記録装置の如く、前記識別情報は、前記フラグメント・
アイテム領域の12バイト目以降の予備領域内に記録さ
れることとすることができる。DVD+Rの規格による
と、フラグメント・アイテム領域は16バイトで構成さ
れており、12バイト目から16バイト目までの5バイ
トは予備領域となっている。そこで、例えば識別情報と
して予約識別フラグが用いられるときは、予備領域内の
1バイトを識別情報用とすることができる。また、例え
ば識別情報として次のフラグメントの開始アドレスが用
いられるときは、予備領域内の3バイトを識別情報用と
することができる。すなわち、フラグメント情報に悪影
響を及ぼすことなく識別情報をフラグメント情報ととも
に管理することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
及び図2に基づいて説明する。
【0021】図1には、本発明の一実施形態に係る情報
記録装置としての光ディスク装置20の概略構成を示す
ブロック図が示されている。
【0022】この図1に示される光ディスク装置20
は、情報記録媒体としての光ディスク15を回転駆動す
るためのスピンドルモータ22、光ピックアップ装置2
3、レーザコントロール回路24、エンコーダ25、モ
ータドライバ27、再生信号処理回路28、サーボコン
トローラ33、バッファRAM34、バッファマネージ
ャ37、インターフェース38、ROM39、CPU4
0及びRAM41などを備えている。なお、図1におけ
る矢印は、代表的な信号や情報の流れを示すものであ
り、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。
【0023】なお、本実施形態では、一例として光ディ
スク15にDVD+Rが用いられるものとする。
【0024】前記光ピックアップ装置23は、光源とし
ての半導体レーザ、該半導体レーザから出射される光束
を光ディスク15の記録面に導くとともに、前記記録面
で反射された戻り光束を所定の受光位置まで導く光学
系、前記受光位置に配置され戻り光束を受光する受光
器、及び駆動系(フォーカシングアクチュエータ、トラ
ッキングアクチュエータ及びシークモータ)(いずれも
図示省略)などを含んで構成されている。そして、受光
器からは、その受光量に応じた電流(電流信号)が再生
信号処理回路28に出力される。
【0025】前記再生信号処理回路28では、光ピック
アップ装置23の出力信号である電流信号を電圧信号に
変換し、該電圧信号に基づいてウォブル信号、再生情報
を含むRF信号及びサーボ信号(フォーカスエラー信号
やトラックエラー信号)などを検出する。再生信号処理
回路28では、ウォブル信号からADIP(Address-in
-Pregroove)情報及び同期信号などを抽出する。ここで
抽出されたADIP情報はCPU40に出力され、同期
信号はエンコーダ25に出力される。さらに、再生信号
処理回路28では、RF信号に対して誤り訂正処理等を
行なった後、バッファマネージャ37を介してバッファ
RAM34に格納する。また、サーボ信号は、再生信号
処理回路28からサーボコントローラ33に出力され
る。
【0026】前記サーボコントローラ33では、フォー
カスエラー信号に基づいて光ピックアップ装置23のフ
ォーカシングアクチュエータを制御する制御信号を生成
し、トラックエラー信号に基づいて光ピックアップ装置
23のトラッキングアクチュエータを制御する制御信号
を生成する。両制御信号はサーボコントローラ33から
モータドライバ27に出力される。
【0027】前記モータドライバ27では、サーボコン
トローラ33からの制御信号に基づいて、光ピックアッ
プ装置23のフォーカシングアクチュエータ及びトラッ
キングアクチュエータを駆動する。また、モータドライ
バ27では、CPU40の指示に基づいて、光ディスク
15の線速度が一定となるようにスピンドルモータ22
を制御する。さらに、モータドライバ27では、CPU
40の指示に基づいて、光ピックアップ装置23のシー
クモータを駆動し、光ピックアップ装置23のスレッジ
方向(光ディスク15の半径方向)の位置を制御する。
【0028】前記エンコーダ25では、CPU40の指
示に基づいて、バッファRAM34に蓄積されているデ
ータをバッファマネージャ37を介して取り出し、エラ
ー訂正コードの付加などを行ない、光ディスク15への
記録データを作成する。そして、エンコーダ25では、
CPU40からの指示に基づいて、再生信号処理回路2
8からの同期信号に同期して、記録データをレーザコン
トロール回路24に出力する。
【0029】前記レーザコントロール回路24では、エ
ンコーダ25からの記録データに基づいて、光ピックア
ップ装置23の半導体レーザの出力を制御する。
【0030】前記インターフェース38は、ホスト(例
えば、パーソナルコンピュータ)との双方向の通信イン
ターフェースであり、ATAPI(AT Attachment Pack
et Interface)及びSCSI(Small Computer System
Interface)等の標準インターフェースに準拠してい
る。
【0031】前記ROM39には、CPU40にて解読
可能なコードで記述されたプログラムが格納されてい
る。
【0032】前記CPU40は、ROM39に格納され
ている上記プログラムに従って上記各部の動作を制御す
るとともに、制御に必要なデータ等を一時的にRAM4
1に保存する。なお、光ディスク装置20に電源が投入
されると、ROM39に格納されている上記プログラム
は、CPU40のメインメモリ(図示省略)にロードさ
れる。
【0033】次に、DVD+Rのマルチセッションフォ
ーマットについて説明する。DVD+Rでは最大191
個のセッションの存在が許容されている。1番目のセッ
ションの先頭にはセッションの開始を示すリードイン
(Lead-in)領域が存在する。リードイン領域にはコン
トロール・データ・ゾーン(Control Data Zone)と呼
ばれる領域があり、さらにこの中に光ディスク15の物
理情報が記録されるフィジカル・フォーマット・インフ
ォメーション(Physical Format Information)と呼ば
れる領域がある。このフィジカル・フォーマット・イン
フォメーションは2048バイト(B〜B2047
からなり、その5バイト目(B)から16バイト目
(B15)までは、データ・ゾーン・アロケーション
(Data Zone Allocation)と呼ばれ、ユーザデータ領域
の先頭アドレス及び最終アドレスなどが記録されてい
る。この最終アドレスはセッションの数に関係なく、こ
の光ディスク15における書き込み可能な最終セクタの
アドレスを示している。
【0034】2番目以降の各セッションの先頭には、リ
ードイン領域の代わりにイントロ(Intro)領域がそれ
ぞれ存在する。イントロ領域は1024セクタで構成さ
れている。イントロ領域内にはセッションの構成情報な
どが記録されるインナー・セッション・アイデンティフ
ィケーション・ゾーン(Inner Session Identification
Zone)と呼ばれる領域があり、その中にセッション・
ディスク・コントロール・ブロック(Session Disc Cont
rol Block、以下「SDCB」という)と呼ばれる204
8バイト(B〜B2047)の領域が存在する。SD
CBの129バイト目(B128)以降にはセッション
・アイテム(Session Item)と呼ばれる16バイト(B
〜B15)を情報単位とする領域が存在する。このセ
ッション・アイテムには、2つのタイプの情報が記録さ
れる。
【0035】タイプ1はフラグメント・アイテム(Frag
ment item)と呼ばれ、そのセッション内にあるフラグ
メントのフラグメント情報が記録される。すなわち、図
2(A)に示されるように先頭の3バイト(B
)はフラグメント・アイテムであることを示すディ
スクリプタ(Fragment item descriptor)であり、「F
RG」のアスキーデータ(「465247H」)が記録
される。続いてB〜Bはフラグメント番号(Fragme
nt number)、B〜Bはフラグメントの開始アドレ
ス(Fragment start address)、B〜B10はフラグ
メントの最終アドレス(Fragment end address)が記録
される。残りの5バイト(B11〜B15)は予備であ
り、仮のデータ(「00H」)が記録される。フラグメ
ント・アイテムはそのセッション内のフラグメントの数
だけ存在する。
【0036】タイプ2はプリビアス・セッション・アイ
テム(Previous Session item)と呼ばれ、そのセッシ
ョン以前の全セッションに関する情報が記録される。先
頭の3バイト(B〜B)はプリビアス・セッション
・アイテムであることを示すディスクリプタ(Previous
Session item descriptor)であり、「PRS」のアス
キーデータ(「505253H」)が記録される。続い
てBは予備、Bはセッション番号(Previous Sessi
on number)、B〜Bはセッションの開始アドレス
(Previous Session start address)、B〜B10
セッションの最終アドレス(Previous Session end add
ress)が記録される。残りの5バイト(B11
15)は予備である。予備領域には仮のデータ(「0
0H」)が記録される。プリビアス・セッション・アイ
テムはそのセッションの前にあるセッションの数だけ存
在する。なお、イントロ領域内の各セクタのセクタフォ
ーマットタイプ(属性)はリードインではなくてデータ
であり、ホストがアクセスできるようにアドレスが割り
当てられている。また1番目のセッションのSDCBは
リードイン領域内のインナー・ディスク・アイデンティ
フィケーション・ゾーン(Inner Disc Identification
Zone)と呼ばれる領域に記録される。
【0037】リードイン領域及びイントロ領域に続いて
ホストからのデータが記録されるデータ・ゾーン(Data
Zone)が存在する。データ・ゾーン内には最大16個
のフラグメントが存在可能である。従って、DVD+R
では、最大で3056(=191×16)個のフラグメ
ントが存在可能である。なお、1つのフラグメントは1
6セクタの整数倍の大きさである。データ・ゾーンの後
ろにはセッションの終了を示すクロージャ(Closure)
領域が存在する。クロージャ領域は1024セクタで構
成されている。なお、最終セッションの場合は、クロー
ジャ領域ではなくリードアウト(Lead-out)領域がデー
タ・ゾーンの後ろに存在する。
【0038】次に、前述の光ディスク装置20を用い
て、一例として光ディスク15に複数のファイルデータ
を1つのセッション内に記録し、その後、ファイルシス
テム情報をそのセッション内の先頭のフラグメントに記
録する場合について説明する。
【0039】そこで、先ずファイルシステム情報を記録
する領域を予め確保しておくためにフラグメントの予約
処理を行う。図3のフローチャートは、ホストから予約
要求コマンドを受信した際に、CPU40によって実行
される一連の処理アルゴリズムに対応している。
【0040】ここでは、光ディスク15の記録領域に
は、N(1≦N≦190)個のセッションが存在し、最
も内周側をセッション1、最も外周側をセッションNと
する。そして、セッション1〜セッションNは、データ
の記録が完結しているクローズセッションであるものと
する。また、前述したリードイン領域に記録されている
光ディスク15の物理情報及びセッションNのSDCB
は、光ディスク15が光ディスク装置20の所定位置に
挿入された際に読み出され、すでにRAM41にコピー
されているものとする。
【0041】図3のステップ401では、ホストからの
予約要求コマンドを解析し、予約セクタ数(ここではk
セクタとする)を取得する。これによって、セッション
(N+1)がオープンされる。
【0042】ステップ403では、RAM41から光デ
ィスク15における書き込み可能な最終セクタのアドレ
ス(LAとする)と、セッションNの最終アドレス(M
Aとする)を読み出す。そして、LAとMAとの差から
記録可能なセクタ数(RBとする)を算出する。
【0043】ステップ405では、予約セクタ数kが記
録可能なセクタ数RB以下であるか否かを判断する。こ
こで、予約セクタ数kが記録可能なセクタ数RB以下で
あれば、ステップ405での判断は肯定され、ステップ
407に移行する。
【0044】ステップ407では、セッションNの最終
アドレスMAに基づいて予約領域の先頭アドレスを求め
る。ここでは、予約領域は新しいセッション、すなわち
セッション(N+1)の先頭のフラグメントとなるの
で、セッションNの最終アドレスMAにセッション(N
+1)のイントロ領域分、すなわち1024セクタ分を
加算したアドレスに続くアドレスが予約領域の先頭アド
レスとなる。
【0045】ステップ409では、予約領域の先頭アド
レスと予約セクタ数kとから予約領域の最終アドレスを
算出する。
【0046】ステップ411では、RAM41からセッ
ションNの最終フラグメントのフラグメント番号を読み
出すとともに、そのフラグメント番号をインクリメント
(+1)し、予約領域のフラグメント番号とする。
【0047】ステップ413では、予約セクタ数kと記
録可能なセクタ数RBとが等しいか否かを判断する。す
なわち、予約領域の後ろにランインを記録する領域があ
るかどうかを判断する。ここで、予約セクタ数kと記録
可能なセクタ数RBとが等しくなければ、ステップ41
3での判断は否定され、ステップ415に移行する。
【0048】ステップ415では、フラグメントが予約
フラグメントであるか否かを識別するための予約識別フ
ラグ(Reserved Fragment Flag)に予約されたことを示
す識別情報(「01H」)をセットする。
【0049】ステップ416では、予約領域の最終アド
レスに続くアドレスからランインを記録する。ランイン
は16セクタで構成され、データはすべて「00H」で
ある。そして、ランインの後ろにインコンプリート・フ
ラグメントが自動的に生成される。
【0050】一方、ステップ413において、予約セク
タ数kと記録可能なセクタ数RBとが等しければ、ステ
ップ413での判断は肯定され、ステップ417に移行
する。
【0051】ステップ417では、予約識別フラグに予
約されなかったことを示す識別情報(「00H」)をセ
ットする。
【0052】ステップ419では、セッション(N+
1)のSDCBに予約領域に関する情報を記録する。す
なわち、図2(B)に示されるように、フラグメント・
アイテムのB〜Bに「FRG」、B〜Bに予約
領域のフラグメント番号、B〜Bに予約領域の開始
アドレス、B〜B10に予約領域の最終アドレス、B
11に予約識別フラグ、B12〜B15に仮のデータ
(「00H」)を記録する。また、セッション(N+
1)のセッション番号もセッション(N+1)のSDC
Bに記録する。なお、予約された領域はリザーブド・フ
ラグメント(ReservedFragment)とも呼ばれる。さら
に、セッション(N+1)のSDCBは、RAM41に
コピーされる。
【0053】ステップ421では、ホストに予約OKを
通知する。そして、予約処理を終了する。
【0054】一方、ステップ405において、予約セク
タ数kが記録可能なセクタ数RBを超えていれば、ステ
ップ405での判断は否定され、ステップ423に移行
する。
【0055】ステップ423では、ホストに予約NGを
通知する。そして、予約処理を終了する。
【0056】続いて、インコンプリート・フラグメント
にホストからのファイルデータを記録する処理について
説明する。この場合には、通常、ホストでは、書き込み
要求コマンドを光ディスク装置20に送信するのに先立
って、書き込み開始アドレスを取得するためにインコン
プリート・フラグメントに関する情報の要求コマンドを
光ディスク装置20に送信する。図4のフローチャート
は、ホストからインコンプリート・フラグメントに関す
る情報の要求コマンドを受信した際に、CPU40によ
って実行される一連の処理アルゴリズムに対応してい
る。
【0057】図4のステップ503では、RAM41に
記憶されているセッション(N+1)のSDCBに基づ
いて、インコンプリート・フラグメントの前のフラグメ
ント(以下、便宜上「直前フラグメント」という)に関
するフラグメント・アイテムの9バイト目(B)〜1
1バイト目(B10)、すなわち最終アドレスを抽出す
る。
【0058】ステップ505では、RAM41に記憶さ
れているセッション(N+1)のSDCBに基づいて、
直前フラグメントに関するフラグメント・アイテムの1
2バイト目(B11)、すなわち予約識別フラグを抽出
する。
【0059】ステップ507では、予約識別フラグが
「01H」であるか否かを判断する。ここでは、予約識
別フラグは「01H」であり、ステップ507での判断
は肯定されてステップ509に移行する。
【0060】ステップ509では、直前フラグメントの
最終アドレスにランイン分、すなわち16セクタ分を加
算し、それに続くアドレスをインコンプリート・フラグ
メントの開始アドレスとする。
【0061】一方、ステップ507において、予約識別
フラグが「00H」の場合には、ステップ507での判
断は否定されてステップ511に移行する。
【0062】ステップ511では、直前フラグメントの
最終アドレスに続くアドレスをインコンプリート・フラ
グメントの開始アドレスとする。
【0063】ステップ513では、開始アドレスを含む
インコンプリート・フラグメントに関する情報をホスト
に送信する。そして、インコンプリート・フラグメント
に関する情報の要求コマンドを受信したときの処理を終
了する。
【0064】続いて、ホストでは、インコンプリート・
フラグメントの開始アドレスを書き込み開始アドレスと
し、書き込みデータが付加された書き込み要求コマンド
を光ディスク装置20に送信する。
【0065】CPU40では、書き込み要求コマンドか
ら書き込み開始アドレスと書き込みデータとを抽出す
る。そして、指定された書き込み開始アドレスから書き
込みデータを記録する。
【0066】ここで、光ディスク装置20における記録
時の処理動作について簡単に説明する。CPU40で
は、ホストから書き込み要求コマンドを受信すると記録
速度に基づいてスピンドルモータ22の回転を制御する
ための制御信号をモータドライバ27に出力するととも
に、ホストから書き込み要求コマンドを受信した旨を再
生信号処理回路28に通知する。再生信号処理回路28
では、光ディスク15の回転が所定の線速度に達する
と、光ピックアップ装置23からの出力信号に基づいて
ADIP情報及びサーボ信号を取得する。そして、AD
IP情報はCPU40に出力され、サーボ信号はサーボ
コントローラ33に出力される。サーボコントローラ3
3では、再生信号処理回路28からのサーボ信号に基づ
いて、モータドライバ27を介して光ピックアップ装置
23のフォーカシングアクチュエータ及びトラッキング
アクチュエータを駆動し、フォーカスずれ及びトラック
ずれを補正する。CPU40では、ホストからの書き込
みデータをバッファマネージャ37を介してバッファR
AM34に蓄積するとともに、バッファマネージャ37
からバッファRAM34に蓄積されたデータ量が所定の
値を超えたことの通知を受け取ると、エンコーダ25に
記録データの作成を指示する。そして、CPU40で
は、再生信号処理回路28からのADIP情報に基づい
て、指定された書き込み開始地点に光ピックアップ装置
23が位置するように光ピックアップ装置23のシーク
動作を指示する信号をモータドライバ27に出力する。
CPU40では、ADIP情報に基づいて光ピックアッ
プ装置23の位置が書き込み開始地点であると判断する
とエンコーダ25に通知する。そして、エンコーダ25
では、レーザコントロール回路24及び光ピックアップ
23を介して、記録データを光ディスク15に記録す
る。なお、記録処理が終了するまで、再生信号処理回路
28では光ピックアップ装置23からの出力信号に基づ
いてサーボ信号を検出し、サーボコントローラ33及び
モータドライバ27を介してフォーカスずれ及びトラッ
クずれを随時補正する。ホストからの書き込みデータの
記録が終了すると記録処理を終了する。
【0067】なお、ホストでは、インコンプリート・フ
ラグメントの開始アドレスが既知の場合には、インコン
プリート・フラグメントに関する情報の要求コマンドを
送信することなく、書き込み要求コマンドを光ディスク
装置20に送信する。
【0068】次に、リザーブド・フラグメントにホスト
からのファイルシステム情報を記録する処理について説
明する。
【0069】CPU40では、ホストからフラグメント
(ここでは、リザーブド・フラグメント)に関する情報
を要求するコマンドを受信すると、RAM41に記憶さ
れているセッション(N+1)のSDCBに基づいて、
指定されたフラグメントの開始アドレス及び最終アドレ
スなどの情報を求め、ホストに通知する。これによっ
て、ホストではリザーブド・フラグメントの書き込み開
始アドレス及び書き込み可能なセクタ数を知ることがで
きる。
【0070】CPU40では、ホストからリザーブド・
フラグメントの開始アドレスを書き込み開始アドレスと
する書き込み要求コマンドを受信すると、書き込み要求
コマンドから書き込み開始アドレス及び書き込みデータ
を抽出し、前記の如くして光ディスク15に記録する。
これによって、リザーブド・フラグメントはコンプリー
ト・フラグメントとなる。なお、ホストでは、リザーブ
ド・フラグメントの開始アドレス及びセクタ数が既知の
場合には、リザーブド・フラグメントに関する情報を要
求することなく、書き込み要求コマンドを光ディスク装
置20に送信する。
【0071】次に、前述の如くして光ディスク15に記
録したファイルデータを再生する場合の処理動作につい
て簡単に説明する。
【0072】CPU40では、ホストからセッション
(N+1)の先頭のフラグメントに関する情報を要求す
るコマンドを受信すると、RAM41に記憶されている
セッション(N+1)のSDCBに基づいて、指定され
たフラグメントの開始アドレスや最終アドレスなどの情
報を求め、ホストに通知する。これによって、ホストで
はファイルシステム情報が記録されているフラグメント
の開始アドレス及びセクタ数を知ることができる。
【0073】CPU40では、ホストから読み出し要求
コマンドを受信すると、読み出し要求コマンドから読み
出し開始アドレス及び読み出しセクタ数(以下、「指定
セクタ数」という)を抽出する。そして、指定された読
み出し開始アドレスから指定セクタ数分のデータを再生
し、ホストに送信する。
【0074】ここで、光ディスク装置20における再生
時の処理動作について簡単に説明する。CPU40で
は、ホストから読み出し要求コマンドを受信すると再生
速度に基づいてスピンドルモータ22の回転を制御する
ための制御信号をモータドライバ27に出力するととも
に、ホストから読み出し要求を受信した旨を再生信号処
理回路28に通知する。再生信号処理回路28では、光
ディスク15の回転が所定の線速度に達すると、光ピッ
クアップ装置23からの出力信号に基づいてADIP情
報及びサーボ信号を取得する。そして、ADIP情報は
CPU40に出力され、サーボ信号はサーボコントロー
ラ33に出力される。サーボコントローラ33では、再
生信号処理回路28からのサーボ信号に基づいてモータ
ドライバ27を介して光ピックアップ装置23のフォー
カシングアクチュエータ及びトラッキングアクチュエー
タを駆動し、フォーカスずれ及びトラックずれを補正す
る。CPU40では、ADIP情報に基づいて指定され
た読み込み開始地点に光ピックアップ装置23が位置す
るようにシーク動作を指示する信号をモータドライバ2
7に出力する。CPU40では、ADIP情報に基づい
て光ピックアップ装置23の位置が読み込み開始地点で
あると判断すると、再生信号処理回路28に通知する。
そして、再生信号処理回路28では、光ピックアップ装
置23の出力信号に基づいてRF信号を検出し、誤り訂
正処理等を行った後、バッファRAM34に蓄積する。
バッファマネージャ37は、バッファRAM34に蓄積
された再生データがセクタデータとして揃ったときに、
インターフェース38を介してホストに送信する。な
お、再生処理が終了するまで、再生信号処理回路28
は、光ピックアップ装置23からの出力信号に基づいて
サーボ信号を検出し、サーボコントローラ33及びモー
タドライバ27を介してフォーカスずれ及びトラックず
れを随時補正する。
【0075】これにより、ホストでは再生対象のファイ
ルが記録されているアドレス及びセクタ数を知ることが
できる。そして、ファイルデータを読み出すための読み
出し要求コマンドがホストから光ディスク装置20に送
信される。
【0076】CPU40では、ホストから読み出し要求
コマンドを受信すると、読み出し要求コマンドから読み
出し開始アドレス及び指定セクタ数を抽出する。そし
て、CPU40では、上述の如くして指定された読み出
し開始アドレスから指定セクタ数分のデータを読み出
し、ホストに送信する。
【0077】なお、ファイルデータが分断されている場
合には、ホストから複数の読み出し要求コマンドが送信
される。また、ホストでは、ファイルシステム情報が記
録されているフラグメントの開始アドレス及びセクタ数
が既知の場合には、フラグメントに関する情報を要求す
るコマンドを送信することなく、読み出し要求コマンド
を光ディスク装置20に送信する。
【0078】以上の説明から明らかなように、本実施形
態では、CPU40によって、領域予約手段、予約管理
手段及びアドレス情報取得手段が構成されている。
【0079】しかしながら、本発明がこれに限定される
ものではないことは勿論である。すなわち、上記実施形
態は一例に過ぎず、上記のCPU40によるプログラム
に従う処理によって実現した構成各部の少なくとも一部
をハードウェアによって構成することとしても良いし、
あるいは全ての構成部分をハードウェアによって構成す
ることとしても良い。
【0080】以上説明したように、本実施形態に係る光
ディスク装置によると、ホストからの予約要求に応じ
て、CPU40によって、フラグメントが予約されると
ともに、そのフラグメントが予約されたことを示す識別
情報(「01H」)が予約識別フラグにセットされ、記
録領域内に記録される。そこで、予約識別フラグを参照
することによりフラグメントが予約フラグメントである
か否かを正しく判断することができる。従って、フラグ
メントの後ろ側(外周側)にランインが付加されている
か否かを正しく判断することが可能となり、その結果と
して、各フラグメントへのアクセスを正確に行うことが
できる。
【0081】また、本実施形態によると、CPU40で
は、ホストからのフラグメント情報の要求に応じて、予
約識別フラグを参照し、ホストから指定されたフラグメ
ントの直前に存在するフラグメントが予約フラグメント
の場合には、その予約フラグメントに続いてランインが
存在すると判断し、該ランインを考慮して指定されたフ
ラグメントのアドレス情報を取得し、ホストに通知して
いる。すなわち、指定されたフラグメントの直前に存在
するフラグメントの最終アドレスに基づいて、指定され
たフラグメントの開始アドレスを求める場合であって
も、指定されたフラグメントの開始アドレスを正確に求
めることが可能である。従って、予約フラグメントが存
在する場合であっても、各フラグメントへのアクセスを
正確に行うことができる。
【0082】さらに、本実施形態によると、CPU40
では、予約識別フラグをフラグメントに関する情報を記
録するフラグメント・アイテム領域内に記録している。
従って、予約識別フラグをフラグメント情報とともに管
理することが可能となり、従来のフラグメント情報を参
照する処理方法と同様にして予約識別フラグを容易に参
照することができる。
【0083】また、本実施形態によると、予約識別フラ
グはフラグメント・アイテム領域の12バイト目の予備
領域内に記録される。従って、フラグメント情報に悪影
響を及ぼすことなく予約識別フラグをフラグメント情報
とともに管理することが可能となる。
【0084】さらに、本実施形態によると、CPU40
では、ホストから要求された予約セクタ数が記録可能な
セクタ数と同じ場合には、予約フラグメントであっても
予約識別フラグに予約されなかったことを示す識別情報
(「00H」)をセットしているために、記録領域の終
端であることを示すリードアウトをダミーデータと誤る
ことなく正しく検出することができる。
【0085】なお、上記実施形態では、予約識別フラグ
の内容をフラグメント・アイテムの12バイト目(B
11)に記録しているが、これに限らず、他の予備領域
(B 〜B15)のいずれかに記録しても良い。さら
に、そのなかの1ビットのみを予約識別フラグに用いて
も良い。
【0086】また、上記実施形態では、予約識別フラグ
を参照して、次のフラグメントの開始アドレスを求めて
いるが、これに限らず、次のフラグメントの開始アドレ
スをフラグメント・アイテムの予備領域(B11〜B
15)に記録しておき、それを抽出して、次のフラグメ
ントの開始アドレスを求めても良い。この場合には3バ
イトが必要となるので5バイトの予備領域のうちの3バ
イトが使用されることとなる。また、使用領域(B
10)であっても、例えばフラグメント番号の最上位
ビットのように常に「0」であるビットを予約識別フラ
グ用に用いても良い。それぞれを簡単に分離することが
できるからである。さらに、付加されているダミーデー
タのバイト数をフラグメント・アイテムの予備領域(B
11〜B )に記録しても良い。
【0087】なお、上記実施形態では、光ディスク15
がDVD+Rの場合について説明しているが、本発明が
これに限定されるものではなく、記録領域が複数のデー
タ領域に分割され、その分割されたデータ領域毎にデー
タの記録が可能であるとともに、データ領域を予約する
ことができる情報記録媒体であれば良い。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る情報
記録装置によれば、情報記録媒体の記録領域がデータ領
域毎に複数に分割され、その分割されたデータ領域の少
なくとも1つが予約されたデータ領域であっても、各デ
ータ領域へのアクセスを正確に行うことができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の光ディスク装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】図2(A)及び図2(B)は、それぞれフラグ
メント・アイテムの内容を説明するための図である。
【図3】本発明の実施形態に係る予約処理を説明するた
めのフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態に係るフラグメントに関する
情報の要求に対する処理を説明するためのフローチャー
トである。
【符号の説明】
15…光ディスク(情報記録媒体)、20…光ディスク
装置(情報記録装置)、40…CPU(領域予約手段、
予約管理手段、アドレス情報取得手段)。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録の対象媒体として、記録領域が
    データ領域毎に複数に分割され、その分割されたデータ
    領域毎にデータの記録が可能な情報記録媒体を用いる情
    報記録装置であって、 外部装置からの予約要求に応じて、データ領域を予約す
    る領域予約手段と;前記領域予約手段によりデータ領域
    が予約された場合に、データ領域が予約されたことを示
    す識別情報を前記記録領域内の所定箇所に記録する予約
    管理手段と;を備える情報記録装置。
  2. 【請求項2】 前記識別情報は、予約識別フラグ及び次
    のデータ領域の開始アドレスの少なくとも一方であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
  3. 【請求項3】 前記予約管理手段は、前記外部装置から
    予約要求されたデータ領域の大きさと前記記録領域にお
    ける記録可能な領域の大きさとが等しい場合には、前記
    領域予約手段にて予約されたデータ領域は予約されなか
    ったことを示す識別情報を記録することを特徴とする請
    求項1又は2に記載の情報記録装置。
  4. 【請求項4】 前記外部装置からのデータ領域に関する
    アドレス情報の要求に応じて、前記識別情報を参照し、
    前記外部装置から指定されたデータ領域のアドレス情報
    を取得し、前記外部装置に通知するアドレス情報取得手
    段を更に備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か一項に記載の情報記録装置。
  5. 【請求項5】 前記アドレス情報取得手段は、前記外部
    装置から指定されたデータ領域の直前に存在するデータ
    領域が予約されたデータ領域の場合には、その予約され
    たデータ領域に続いて所定のダミーデータ領域が存在す
    ると判断し、該ダミーデータ領域を考慮して指定された
    データ領域のアドレス情報を取得することを特徴とする
    請求項4に記載の情報記録装置。
  6. 【請求項6】 前記情報記録媒体は、DVD+Rの規格
    に準拠した情報記録媒体であり、前記ダミーデータ領域
    はランインであることを特徴とする請求項5に記載の情
    報記録装置。
  7. 【請求項7】 前記情報記録媒体は、DVD+Rの規格
    に準拠した情報記録媒体であり、前記予約管理手段は、
    前記データ領域としてのフラグメントに関する情報が記
    録されるフラグメント・アイテム領域内に前記識別情報
    を記録することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一
    項に記載の情報記録装置。
  8. 【請求項8】 前記識別情報は、前記フラグメント・ア
    イテム領域の12バイト目以降の予備領域内に記録され
    ることを特徴とする請求項7に記載の情報記録装置。
JP2002009727A 2002-01-18 2002-01-18 情報記録装置 Pending JP2003217231A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007531186A (ja) * 2004-03-23 2007-11-01 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ データの多数の組の記憶媒体への記録

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007531186A (ja) * 2004-03-23 2007-11-01 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ データの多数の組の記憶媒体への記録

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