JP2003216690A - 情報管理システム - Google Patents

情報管理システム

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JP2003216690A
JP2003216690A JP2002009670A JP2002009670A JP2003216690A JP 2003216690 A JP2003216690 A JP 2003216690A JP 2002009670 A JP2002009670 A JP 2002009670A JP 2002009670 A JP2002009670 A JP 2002009670A JP 2003216690 A JP2003216690 A JP 2003216690A
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Kikuo Tomita
紀久夫 富田
Shinichiro Tokunaga
伸一郎 徳永
Masashi Uematsu
正史 上松
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業現場において必要な情報を記録したり参
照したりすることを容易に行なうことができ、これらの
情報を有効に活用して質の高い現場作業を行なう上で有
利な情報管理システムを提供する。 【解決手段】 データキャリア20のデータキャリア情
報を構成するインデックス情報がリーダ/ライタ30に
よって読み取られ、データキャリア用通信手段41によ
って受信される。コンテンツの読出しを指示するコマン
ドを示す音声を音声入力手段43を構成するマイク部4
010に入力する。端末通信制御手段42は、データキ
ャリア情報と、音声信号とをネットワーク50を介して
サーバ手段60に送出する。サーバ制御手段61は、イ
ンデックス情報が関連付けられている音声コンテンツを
音声コンテンツ格納手段62から読み出してネットワー
ク50を介して携帯端末装置30に送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業現場に関連付
けられたコンテンツを携帯端末装置によって取得するよ
うに構成された情報管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば土木施設の現場における作業記録
データ、施設の点検計測記録データ、および作業上の注
意点などの記録は、作業者がこれらの記録をノートにい
ったん記録しておき、現場近くにある事務所に移動して
から改めてノードに記録した内容を端末装置(コンピュ
ータ)に入力するか、携帯可能な端末装置(PDAやノ
ートパソコン)を現場に持ち込み現場でこれらの情報を
入力するのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方法では記録作業の効率が悪く、後者の方法では現場の
環境によっては端末装置の入力デバイス(キーボードや
マウス)を操作することが困難で面倒であるという問題
があった。また、現場において、過去の作業記録デー
タ、施設の点検計測記録データ、および作業上の注意点
などの情報を容易に検索、参照することは難しく、これ
らの情報を有効に活用して質の高い現場作業を行なう上
で不利であった。また、このような情報を参照するため
の携帯端末装置の性能が低い場合には多くのデータを処
理するのに時間がかかってしまうという不都合がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
その目的は作業現場において必要な情報を記録したり参
照したりすることを容易に行なうことができ、これらの
情報を有効に活用して質の高い現場作業を行なう上で有
利な情報管理システムを提供することにある。また、本
発明の目的はコンテンツを参照する携帯端末装置に対す
る負荷が少なくて済む情報管理システムを提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の情報管理システ
ムは、上記目的を達成するために、データキャリアと、
リーダ/ライタと、携帯端末装置と、サーバ手段とを備
え、前記データキャリアは、所定箇所に設置され所定の
データキャリア情報を格納するように構成され、前記リ
ーダ/ライタは、前記データキャリアに格納されている
前記データキャリア情報の読み出しを行なうように構成
され、前記携帯端末装置は、前記リーダ/ライタに接続
され前記データキャリアから読み出されたデータキャリ
ア情報を受信するデータキャリア用通信手段と、音声を
入力する音声入力手段と、音声を出力する音声出力手段
と、ネットワークを介して前記サーバ手段に接続され、
前記データキャリア用通信手段によって前記リーダ/ラ
イタから読み出された前記データキャリア情報を前記ネ
ットワークを介して前記サーバ手段に送出するととも
に、前記音声入力手段に入力された音声に基づいた音声
信号を前記ネットワークを介して前記サーバ手段に送出
し、前記サーバ手段から前記ネットワークを介して送出
された音声信号を前記音声出力手段から音声として出力
させる端末通信制御手段とを有して構成され、前記サー
バ手段は、音声コンテンツを格納するコンテンツ格納手
段と、前記端末通信制御手段から送出される前記データ
キャリア情報および前記端末通信制御手段から送出され
る音声信号に基づいて前記コンテンツ格納手段から前記
音声コンテンツを読み出し音声信号として前記ネットワ
ークを介して前記携帯端末装置に送出するサーバ制御手
段とを有して構成されていることを特徴とする。
【0005】そのため、本発明によれば、前記携帯端末
装置の音声入力手段に音声が入力されると、該入力され
た音声に基づいた音声信号が前記端末通信制御手段から
前記ネットワークを介して前記サーバ手段に送出され、
前記端末通信制御手段から送出される音声信号に基づい
て前記サーバ手段の前記コンテンツ格納手段から前記音
声コンテンツが読み出され音声信号として前記ネットワ
ークを介して前記携帯端末装置に送出され、前記音声出
力手段から前記音声コンテンツに対応する音声が出力さ
れる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の情報管理システム
について図面を参照して説明する。図1は本発明の情報
管理システムの実施の形態を示す機能ブロック図、図2
は本実施の形態の携帯端末装置の構成を示すブロック
図、図3は本実施の形態のサーバ側の構成を示すブロッ
ク図、図4は本実施の形態の情報管理システムの概略構
成を示すブロック図、図5は本実施の形態の情報管理シ
ステムの動作を示すフローチャートである。
【0007】図4に示すように、本実施の形態の情報管
理システム10は、土木施設や工場の現場の所定の箇所
に設置され所定のデータキャリア情報を格納するデータ
キャリア20と、前記データキャリア20と無線通信す
ることにより前記データキャリア情報の読み取りおよび
書き込みを行なうリーダ/ライタ30と、このリーダ/
ライタ30と接続されデータを授受する携帯端末装置4
0と、前記携帯端末装置40とネットワーク50を介し
てデータの送受信を行なうサーバ手段60とを備えて構
成されている。前記ネットワーク50は、前記携帯端末
装置40と無線回線を介して通信を行なうように構成さ
れている。
【0008】前記データキャリア20は、前記データキ
ャリア情報を格納するメモリと、該メモリから前記デー
タキャリア情報を読み出して無線回線を介して前記リー
ダ/ライタ30に送信するとともに、前記リーダ/ライ
タ30から無線回線を介して受信したデータキャリア情
報を前記メモリに書き込む送受信器とを備えて構成され
ている。前記データキャリア情報は、データキャリア2
0が設置されている箇所に関連付けられたコンテンツお
よびインデックス情報を含むものであり、コンテンツお
よびインデックス情報については後で詳述する。
【0009】前記リーダ/ライタ30は、前記携帯端末
装置40からの指示に基づいて前記データキャリア20
と無線通信を行なうことにより、データキャリア20か
らデータキャリア情報を読み出して前記端末装置40に
送出するとともに、前記携帯端末装置40からの指示に
基づいて前記データキャリア20と無線通信を行なうこ
とにより、前記携帯端末装置40から与えられるデータ
をデータキャリア情報としてデータキャリア20に書き
込むように構成されている。
【0010】図2に示すように、前記携帯端末装置40
は、CPU4002、メモリ4004、操作部400
6、ディスプレイ4008、マイク部4010、スピー
カ部4012、第1通信部4014、第2通信部401
6を備えて構成されている。前記メモリ4004には制
御プログラムが格納されており、前記CPU4002が
前記制御プログラムを実行することによって、前記操作
部4006、ディスプレイ4008、マイク4010、
スピーカ4012、第1通信部4014、第2通信部4
016の制御を司るように構成されている。
【0011】前記操作部4006は、前記CPU400
2に対して操作信号を入力するものである。前記ディス
プレイ4008は、前記データキャリア20から読み出
されたデータキャリアデータを文字、画像の形態で表示
するものである。前記マイク部4010は、前記CPU
4002に対してコマンドを示す音声信号を入力するた
めのものである。前記スピーカ部4012は、前記CP
U4002から入力される音声信号を音声として出力す
るためのものである。
【0012】前記第1通信部4014は、前記リーダ/
ライタ30と無線通信を行なうためのものである。前記
第2通信部4016は、前記ネットワーク50を介して
前記サーバ手段60と通信を行なうためのものであり、
本例では、前記ネットワーク50はインターネットで構
成されているものとする。前記携帯端末装置40は、例
えば、PDA(Personal Digital A
ssistants)やノートパソコンなどの携帯情報
処理装置によって構成することができる。前記第2通信
部4016は携帯電話機あるいはPHS電話機などによ
って構成することができる。
【0013】図3に示すように、前記サーバ手段60
は、CPU6002、メモリ6004、文書コンテンツ
格納部6006、音声コンテンツ格納部6008、通信
部6010を備えて構成されている。前記メモリ600
4には制御プログラムが格納されており、前記CPU6
002は、前記制御プログラムを実行することによっ
て、前記文書コンテンツ格納部6006、音声コンテン
ツ格納部6008、通信部6010の制御を司り、これ
によってサーバ機能を実現するように構成されている。
そして、前記携帯端末装置40からサーバ手段60にア
クセスすることによって、該携帯端末装置40が後述す
る文書コンテンツおよび音声コンテンツを閲覧および操
作できるように構成されている。前記文書コンテンツお
よび音声コンテンツには、これらコンテンツを特定する
ためのIP(Internet Protocol)ア
ドレス、IPv6(Internet Protoco
l version 6)アドレスが設定されている。
これらIPアドレス、IPv6アドレスは、前記インデ
ックス情報として前記データキャリア情報の一部を構成
している。
【0014】前記文書コンテンツ格納部6006は、前
記データキャリア20が設置されている現場に関連付け
られた点検計測記録データ、作業記録データおよび作業
の注意事項を含むアドバイスデータが文字および画像の
形態で表現された文書コンテンツを格納している。な
お、本明細書において、前記画像は静止画像および動画
像を含むものとする。前記音声コンテンツ格納部600
8は、前記データキャリア20が設置されている現場に
関連付けられた点検計測記録データ、作業記録データお
よび作業の注意事項を含むアドバイスデータが音声の形
態で表現された音声コンテンツを格納している。音声コ
ンテンツは例えばvoiceXML言語で表現されてい
る。前記通信部6010は、前記ネットワーク50を介
して前記携帯端末装置40の第2通信部4016とデー
タの送受信を行なうように構成されている。なお、前記
文書コンテンツ格納部6006に格納されている文書コ
ンテンツの一部または全部は前記データキャリア20に
データキャリア情報の一部として格納されている。
【0015】図4に示すように、前記サーバ手段60
は、ソフトウェア的には、音声サーバ60Aとウェブサ
ーバ60Bとを備えている。前記音声サーバ60Aは、
音声認識/音声合成部60A1およびボイスブラウザ6
0A2から構成されている。前記音声認識/音声合成部
60A1は、該音声認識/音声合成部60A1に入力さ
れる音声信号に基づいて該音声信号が示す音声情報を認
識して前記ボイスブラウザ60A2に与えるとともに、
前記ボイスブラウザ60A2によって読み出された音声
コンテンツを音声信号に変換するように構成されてい
る。
【0016】前記ボイスブラウザ60A2は、前記音声
認識/音声合成部60A1から与えられる音声情報が示
すコマンド内容(要求内容)と、前記データキャリア情
報とに基づいて前記ウェブサーバ60Bに格納されてい
る音声コンテンツを読み出して前記音声認識/音声合成
部60A1に与えるとともに、前記ウェブサーバ60B
に格納されている文書コンテンツを読み出すように構成
されている。前記ウェブサーバ60Bは、前記文書コン
テンツ格納部6006および音声コンテンツ格納部60
08に格納されている文書コンテンツおよび音声コンテ
ンツを提供するものであり、前記ボイスブラウザ60A
2からの読み出し要求に基づいて音声コンテンツおよび
文書コンテンツを送り出すように構成されている。
【0017】前記情報管理システム10は、機能的には
図1に示すような構成となっている。図1に示すよう
に、前記携帯端末装置40は、データキャリア用通信手
段41、端末通信制御手段42、音声入力手段43、音
声出力手段44、表示手段45、操作手段46を備えて
いる。前記データキャリア用通信手段41は、前記第1
通信部4014およびCPU4002によって構成さ
れ、前記データキャリア20から読み出されたデータキ
ャリア情報を受信するとともに、データキャリア20に
データキャリア情報を書き込むように構成されている。
【0018】前記端末通信制御手段42は、前記第2通
信部4016およびCPU4002によって構成され、
前記データキャリア用通信手段41によって前記リーダ
/ライタ30から読み出された前記データキャリア情報
を前記ネットワーク50を介して前記サーバ手段60に
送出するとともに、前記音声入力手段43に入力された
音声に基づいた音声信号を前記ネットワーク50を介し
て前記サーバ手段60に送出し、前記サーバ手段60か
ら前記ネットワーク50を介して送出された音声信号を
前記音声出力手段44から音声として出力させるように
構成されている。
【0019】前記音声入力手段43は、前記マイク部4
010とCPU4002によって構成され、入力された
音声に対応する音声信号を生成し、前記端末通信制御手
段42およびネットワーク50を介して前記サーバ手段
60に送出するように構成されている。前記音声信号
は、前記音声コンテンツあるいは文書コンテンツの閲覧
を要求するコマンドを示すものと、前記サーバ手段60
に格納すべき音声コンテンツを示すものとに分けられ
る。
【0020】前記音声出力手段44は、前記スピーカ部
4012とCPU4002によって構成され、前記サー
バ手段60から読み出され前記ネットワーク50を介し
て前記端末通信制御手段42で受信された前記音声コン
テンツとしての音声信号に対応する音声を出力するよう
に構成されている。前記表示手段45は、前記ディスプ
レイ4008とCPU4002によって構成され、前記
サーバ手段60から読み出され前記ネットワーク50を
介して前記端末通信制御手段42で受信された前記文書
コンテンツに対応する文字および画像を表示するように
構成されている。前記操作手段46は、前記操作部40
06とCPU4002によって構成され、前記CPU4
002に所定の操作信号を入力することにより、CPU
4002に所定の制御動作を実行させるように構成され
ている。
【0021】図1に示すように、前記サーバ手段60
は、サーバ制御手段61と、音声コンテンツ格納手段6
2と、文書コンテンツ格納手段63とを備えて構成され
ている。前記サーバ制御手段61は、前記CPU600
2と、前記通信部6010とによって構成され、前記端
末通信制御手段42から送出される前記データキャリア
情報および音声信号に基づいて前記音声コンテンツ格納
手段62から前記音声コンテンツを読み出して音声信号
として前記ネットワーク50を介して前記携帯端末装置
40に送出するとともに、前記端末通信制御手段42か
ら送出される前記データキャリア情報および音声信号に
基づいて前記文書コンテンツ格納手段63から前記文書
コンテンツを読み出して前記ネットワーク50を介して
前記携帯端末装置40に送出するように構成されてい
る。前記音声コンテンツ格納手段62は前記音声コンテ
ンツ格納部6006によって構成され、前記文書コンテ
ンツ格納手段63は前記文書コンテンツ格納部6008
によって構成されている。本実施の形態では、前記音声
コンテンツ格納手段62と文書コンテンツ格納手段63
によって特許請求の範囲のコンテンツ格納手段が構成さ
れている。
【0022】次に、このように構成された情報管理シス
テム10によるコンテンツの読み取り動作について図5
のフローチャートを参照して説明する。まず、作業者
は、作業現場の所定箇所において前述した点検計測記録
データ、作業記録データおよび作業の注意事項を含むア
ドバイスデータなどの閲覧および聴取を希望する場合、
前記作業現場の所定箇所に設置されているデータキャリ
ア20をリーダ/ライタ30によって読み取る(ステッ
プS100)。これにより、前記データキャリア20の
データキャリア情報を構成するインデックス情報が読み
取られ、携帯端末装置40のデータキャリア用通信手段
41によって受信される(ステップ200)。
【0023】次いで、作業者はコンテンツの読出しを指
示するコマンドを示す音声を携帯端末装置40の音声入
力手段43を構成するマイク部4010に入力する(ス
テップS202)。携帯端末装置40の端末通信制御手
段42は、前記インデックス情報からなるデータキャリ
ア情報と、前記音声入力手段43から出力される音声信
号とをネットワーク50を介してサーバ手段60に送出
する(ステップS204)。
【0024】前記サーバ手段60のサーバ制御手段61
は、前記データキャリア情報と音声信号とを受信すると
(ステップS300)、該データキャリア情報に含まれ
るインデックス情報が関連付けられている音声コンテン
ツを前記音声コンテンツ格納手段62から読み出すとと
もに、該データキャリア情報に含まれるインデックス情
報が関連付けられている文書コンテンツを前記文書コン
テンツ格納手段63から読み出す(ステップS30
2)。
【0025】次いで、前記サーバ手段60のサーバ制御
手段61は、読み出した前記音声コンテンツおよび文書
コンテンツをネットワーク50を介して前記携帯端末装
置40に送出する(ステップS304)。前記携帯端末
装置40は、前記ネットワーク50を介して音声コンテ
ンツおよび文書コンテンツを受信すると(ステップS2
06)、音声コンテンツについては前記音声出力手段4
4によって音声として出力させるとともに、文書コンテ
ンツについては前記表示手段45によって文字および画
像として表示させ(ステップS208)、動作を終了す
る。
【0026】次に、このように構成された情報管理シス
テム10による音声コンテンツの更新動作について図6
のフローチャートを参照して説明する。まず、作業者
は、作業現場の所定箇所において前述した点検計測記録
データ、作業記録データおよび作業の注意事項を含むア
ドバイスデータなどの更新を希望する場合、前記作業現
場の所定箇所に設置されているデータキャリア20をリ
ーダ/ライタ30によって読み取る(ステップS11
0)。これにより、前記データキャリア20のデータキ
ャリア情報を構成するインデックス情報が読み取られ、
携帯端末装置40のデータキャリア用通信手段41によ
って受信される(ステップ210)。
【0027】次いで、作業者はコンテンツの更新を指示
するコマンドと、音声コンテンツの更新内容とを示す音
声を携帯端末装置40の音声入力手段43を構成するマ
イク部4010に入力する(ステップS212)。携帯
端末装置40の端末通信制御手段42は、前記インデッ
クス情報からなるデータキャリア情報と、前記音声入力
手段43から出力される音声信号とをネットワーク50
を介してサーバ手段60に送出する(ステップS21
4)。前記サーバ手段60のサーバ制御手段61は、前
記データキャリア情報と音声信号とを受信すると(ステ
ップS310)、該データキャリア情報に含まれるイン
デックス情報が関連付けられている音声コンテンツを前
記音声コンテンツ格納手段62において特定する(ステ
ップS312)。次いで、前記サーバ手段60のサーバ
制御手段61は、前記音声コンテンツ格納手段62にお
いて特定した前記音声コンテンツに対して前記受信した
音声信号に基づく更新を行ない(ステップ314)、更
新動作を終了する。
【0028】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、携帯端末装置40に対して音声によってコンテンツ
の読み出しを要求することにより、作業現場の所定箇所
において前述した点検計測記録データ、作業記録データ
および作業の注意事項を含むアドバイスデータなどのコ
ンテンツを音声および文書の形式で受け取ることができ
る。したがって、現場において、端末装置のキーボード
やマウスなどの入力デバイスを操作すること無く、過去
の作業記録データ、施設の点検計測記録データ、および
作業上の注意点などの情報を容易に検索、参照すること
ができ、作業者が熟練者でなくても、これらの情報を有
効に活用することにより、熟練者の記憶、経験、知識、
技量を得ることで質の高い現場作業を行なうことができ
る。また、前記サーバ手段60に格納されている音声コ
ンテンツを音声信号として読み出して送出する一連の処
理をサーバ手段60で行なうようにしたので、音声コン
テンツを参照する携帯端末装置30に対する負荷が少な
くて済み、該携帯端末装置30の性能が低くても円滑に
コンテンツの参照を行なうことができる利点がある。
【0029】また、作業者が交替した場合、前記コンテ
ンツを参照することにより、過去の作業記録データ、施
設の点検計測記録データなどを連続して引き継ぐことが
できるので、点検や作業によって異常を発見した際に、
過去のデータと現在のデータとを容易に比較検討するこ
とができる。また、前記携帯端末装置40に対して音声
によって音声コンテンツの更新を要求するとともに、更
新すべき音声コンテンツを示す音声を入力することによ
り、サーバ手段60における音声コンテンツを逐次更新
することができる。現場において、端末装置のキーボー
ドやマウスなどの入力デバイスを操作すること無く、過
去の作業記録データ、施設の点検計測記録データ、およ
び作業上の注意点などの情報を容易に更新することがで
き、これらの情報を逐次追加更新して有用なものとする
ことができる。なお、前記コンテンツは、本実施の形態
で説明した作業記録データ、施設の点検計測記録デー
タ、および作業上の注意点などの情報に限定されるもの
ではなく、現場で作業する際に有用な情報であれば任意
である。
【0030】また、データキャリア20に前記サーバ手
段60に格納されている文書コンテンツと同等の文書コ
ンテンツまたは文書コンテンツの一部を格納した場合に
は、前記データキャリア20からリーダ/ライタ30を
介して携帯端末装置40に前記文書コンテンツを読み出
して表示手段45に表示させることもできる。この場合
には、サーバ手段60との通信動作が不要となるため、
文書コンテンツの表示に要する時間が短くて済む利点が
ある。
【0031】なお、本実施の形態では、前記ネットワー
ク50が前記携帯端末装置40と無線回線を介して通信
を行なうように構成されているので、携帯端末装置40
を任意の場所に移動させつつネットワーク50を介した
通信を容易に行なうことができ、作業性を向上させる上
で有利である。前記無線回線は、無線LAN、あるいは
無線LAN以外の無線回線で構成することができる。ま
た、前記ネットワーク50は、前記携帯端末装置40と
有線回線を介して通信を行なうように構成されていても
よい。また、前記ネットワーク50は、インターネッ
ト、公衆回線、専用回線など任意の通信回線を組み合わ
せて構成することができる。
【0032】また、前記データキャリア20を物流施設
で運搬される荷物やコンテナなどに設けるとともに、荷
物やコンテナの物流管理に必要な情報、例えば請求書や
伝票の発行に必要な情報をコンテンツとしてサーバ手段
60に格納するようにすれば、リーダ/ライタ20およ
び携帯端末装置40を用いることによって、物流施設の
現場で請求書や伝票の発行を容易に行なうことができ、
省力化を図る上で有利である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、例
えば、検計測記録データ、作業記録データおよび作業の
注意事項を含むアドバイスデータなどのコンテンツを音
声で受け取ることにより、これらのコンテンツを容易に
検索、参照することができ、これらの情報を有効に活用
することにより質の高い現場作業を行なうことができ
る。また、コンテンツを参照する携帯端末装置に対する
負荷が少ないことにより性能の低い携帯端末装置を用い
ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報管理システムの実施の形態を示す
機能ブロック図である。
【図2】本実施の形態の携帯端末装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】本実施の形態のサーバ側の構成を示すブロック
図である。
【図4】本実施の形態の情報管理システムの概略構成を
示すブロック図である。
【図5】本実施の形態の情報管理システムのコンテンツ
読み出し時の動作を示すフローチャートである。
【図6】本実施の形態の情報管理システムのコンテンツ
更新時の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 情報管理システム 20 データキャリア 30 リーダ/ライタ 40 携帯端末装置 50 ネットワーク 60 サーバ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上松 正史 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目25番2号 株 式会社フジタ内 Fターム(参考) 5K067 AA34 BB04 BB21 FF02 FF23 FF40 GG01 GG11 HH23

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データキャリアと、リーダ/ライタと、
    携帯端末装置と、サーバ手段とを備え、 前記データキャリアは、所定箇所に設置され所定のデー
    タキャリア情報を格納するように構成され、 前記リーダ/ライタは、前記データキャリアに格納され
    ている前記データキャリア情報の読み出しを行なうよう
    に構成され、 前記携帯端末装置は、 前記リーダ/ライタに接続され前記データキャリアから
    読み出されたデータキャリア情報を受信するデータキャ
    リア用通信手段と、 音声を入力する音声入力手段と、 音声を出力する音声出力手段と、 ネットワークを介して前記サーバ手段に接続され、前記
    データキャリア用通信手段によって前記リーダ/ライタ
    から読み出された前記データキャリア情報を前記ネット
    ワークを介して前記サーバ手段に送出するとともに、前
    記音声入力手段に入力された音声に基づいた音声信号を
    前記ネットワークを介して前記サーバ手段に送出し、前
    記サーバ手段から前記ネットワークを介して送出された
    音声信号を前記音声出力手段から音声として出力させる
    端末通信制御手段とを有して構成され、 前記サーバ手段は、 音声コンテンツを格納するコンテンツ格納手段と、 前記端末通信制御手段から送出される前記データキャリ
    ア情報および前記端末通信制御手段から送出される音声
    信号に基づいて前記コンテンツ格納手段から前記音声コ
    ンテンツを読み出し音声信号として前記ネットワークを
    介して前記携帯端末装置に送出するサーバ制御手段とを
    有して構成されている、 ことを特徴とする情報管理システム。
  2. 【請求項2】 前記データキャリア情報は前記コンテン
    ツ格納手段に格納されている音声コンテンツに関連付け
    られたインデックス情報を含み、前記音声入力手段に入
    力される音声は前記コンテンツ格納手段から前記音声コ
    ンテンツを読み出すことを指示するコマンドを示すもの
    であることを特徴とする請求項1記載の情報管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記音声コンテンツは前記データキャリ
    アが設置された所定箇所で行なわれる作業の注意事項を
    示すアドバイスデータを含むことを特徴とする請求項1
    記載の情報管理システム。
  4. 【請求項4】 前記コンテンツ格納手段は前記文字およ
    び画像の少なくとも一方を含む文書コンテンツをも格納
    するように構成され、前記文書コンテンツは前記データ
    キャリアが設置された所定箇所に関連付けられた点検計
    測記録データ、作業記録データおよび作業の注意事項を
    含むアドバイスデータの少なくとも1つのデータを含
    み、前記携帯端末装置は、前記文書コンテンツを表示す
    る表示手段を有し、前記通信制御手段は、前記サーバ手
    段から送出された前記文書コンテンツを前記表示手段に
    表示させるように構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の情報管理システム。
  5. 【請求項5】 前記データキャリア情報は前記コンテン
    ツ格納手段に格納されている前記文書コンテンツに関連
    付けられたインデックス情報を含み、前記音声入力手段
    に入力される音声は前記コンテンツ格納手段から前記文
    書コンテンツを読み出すことを指示するコマンドを示す
    ものであることを特徴とする請求項4記載の情報管理シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記データキャリア情報は前記データキ
    ャリアが設置された所定箇所に関連付けられた文書コン
    テンツを含み、前記文書コンテンツは点検計測記録デー
    タ、作業記録データおよび作業の注意事項を含むアドバ
    イスデータの少なくとも1つのデータを含み、前記携帯
    端末装置は、前記データキャリア通信手段によって前記
    データキャリアから読み出された前記データキャリア情
    報を表示する表示手段を有して構成されていることを特
    徴とする請求項1記載の情報管理システム。
  7. 【請求項7】 前記リーダ/ライタは、前記データキャ
    リアに前記データキャリア情報を書き込むように構成さ
    れていることを特徴とする請求項6記載の情報管理シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記音声入力手段に入力される音声は前
    記コンテンツ格納手段の音声コンテンツの更新を指示す
    るコマンドと音声コンテンツの更新内容を示すものであ
    り、前記サーバ制御手段は、前記端末通信制御手段から
    送出される音声信号に含まれる前記コマンドおよび音声
    コンテンツの更新内容に基づいて前記コンテンツ格納手
    段の音声コンテンツを更新するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の情報管理システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008512770A (ja) * 2004-09-10 2008-04-24 モトローラ・インコーポレイテッド 無線通信デバイスとの対話を行なうためのタグ
CN103517219A (zh) * 2012-06-18 2014-01-15 京信通信技术(广州)有限公司 一种信息传送的方法、设备及系统
JP2018190413A (ja) * 2017-05-02 2018-11-29 ネイバー コーポレーションNAVER Corporation ユーザ発話の表現法を把握して機器の動作やコンテンツ提供範囲を調整し提供するユーザ命令処理方法およびシステム

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