JP2003215683A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2003215683A
JP2003215683A JP2002009480A JP2002009480A JP2003215683A JP 2003215683 A JP2003215683 A JP 2003215683A JP 2002009480 A JP2002009480 A JP 2002009480A JP 2002009480 A JP2002009480 A JP 2002009480A JP 2003215683 A JP2003215683 A JP 2003215683A
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JP
Japan
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film
chamber
winding
plate
gear train
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Pending
Application number
JP2002009480A
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English (en)
Inventor
Taku Tobioka
卓 飛岡
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フイルム巻き上げ駆動伝達用のギヤ列を省ス
ペースに組み込みボディの小型化を図る。 【解決手段】 暗箱28を挟んだ一方側にパトローネ装
填室29が、他方側にフイルム巻取り室30が配され、
パトローネ装填室29の上に巻き上げノブ21が、また
暗箱28の上にファインダ光学系15が、さらにフイル
ム巻取り室30の上にメインコンデンサ64がそれぞれ
配置されている。暗箱28の上方を挟んでパトローネ装
填室29からフイルム巻取り室30の上に渡って地板が
設けられている。巻き上げノブ21の回転駆動をフイル
ム巻取り軸38に伝達するために地板の上にギヤ列42
を並べて設け、ギヤ列42を覆うように地板の上に蓋地
板を取り付け、その蓋地板の上にファインダ光学系1
5、メインコンデンサ64、及びストロボ発光部17な
どを取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストロボ装置を内
蔵したカメラの小型化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】予め未露光の写真フイルムを装填した1
回使用型の簡易型カメラとして、レンズ付きフイルムユ
ニットが知られている。このレンズ付きフイルムユニッ
トは、写真フイルムが装填された本体基部と、これを前
後から覆う前カバー及び後カバーとから構成される。本
体基部には、その中央部に、簡単な撮影機構が組み込ま
れた露光部が設けられ、その両端には、これらを挟み込
むように、パトローネを収納するパトローネ室と、パト
ローネから引き出されたフイルムをロール状に巻いたフ
イルムロールを収納するフイルムロール室とが形成され
ている。
【0003】ストロボ内蔵のレンズ付きフイルムユニッ
トでは、ストロボ装置を構成する部品の中で、メインコ
ンデンサと電源電池とがスペースを占める割合が大き
い。このためレンズ付きフイルムユニットが大型化する
原因となっていた。そこで、これら電源電池とメインコ
ンデンサとの配置に工夫することが望まれていた。
【0004】特開2000−347351公報には、電
源電池とメインコンデンサとの配置に工夫を凝らしてコ
ンパクト化を図ったレンズ付きフイルムユニットが提案
されている。135フイルムパトローネやIX240フ
イルムカートリッジを採用する場合には、フイルム収納
室は、高さ方向の長さでパトローネ装填室よりも上下が
短い。このため、フイルム収納室の上のスペースにメイ
ンコンデンサを横に寝かして配置し、また電源電池を露
光部の下方からフイルム収納室の下方に渡って横に寝か
して配置している。
【0005】ストロボ発光部は、メインコンデンサの前
に配される。一般的にストロボ発光部は、レンズ付きフ
イルムユニットを正面から視て右上に配され、左側がグ
リップ部となり、そのグリップ側の背面に巻き上げノブ
を配することになる。これにより、グリップ側にパトロ
ーネ収納室、暗箱を挟んで反対側にフイルム収納室、フ
イルム収納室の上にメインコンデンサ、その前側にスト
ロボ発光部、暗箱の下に電源電池、パトローネ装填室の
上に巻き上げノブを配することになる。
【0006】レンズ付きフイルムユニットは、予め写真
フイルムがフイルム収納室に、またパトローネがパトロ
ーネ装填室にそれぞれ内蔵されており、フイルム収納室
からパトローネ装填室に向けて写真フイルムを移送しな
がら撮影を行い、撮影済みの写真フイルムをパトローネ
に収納していく。パトローネ装填室の上には巻き上げノ
ブが配置される。したがって、巻き上げ機構は、巻き上
げノブの駆動をその下のパトローネ装填室のスプールに
伝達すればよいからスペース的制約がほとんど無く、コ
ンパクトに納めることができる。
【0007】しかしながら、カメラでは、撮影するとき
に写真フイルムパトローネを装填し、初期の巻き上げ操
作で、パトローネから引き出した写真フイルムをフイル
ム巻き取り室のフイルム巻き取り軸に巻き取って最初の
撮影コマをアパーチャーにセットする作業が必要にな
る。
【0008】このため、前述した公報記載のレンズ付き
フイルムユニットと同じにグリップ部側にパトローネ装
填室を配した構造のものでは、巻き上げノブの回転を暗
箱を挟んでパトローネ装填室とは反対側のフイルム巻取
り室にまで伝達する必要がある。このため、駆動伝達機
構としてギヤ列を横に並べて配すると、このための横長
なスペースが必要になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的
に、シャッタ機構や巻き止め機構、及びファインダ光学
系が配され、しかもフイルム巻取り室の上にはメインコ
ンデンサやストロボ発光部が配されているため、暗箱の
上にはそのようなスペースがなく、よって巻き上げノブ
の回転駆動を、長軸の上下にギヤをもつシャフトギヤを
用いて巻き上げノブからパトローネ装填室の底面側に回
転を伝達し、ここから暗箱下方を横切ってフイルム巻き
取り室の底面にまでにギヤ列を配置してフイルム巻取り
軸に伝達するようにしていた。この場合、ギヤ列の下に
電池を配するとカメラの高さ方向のサイズが大型化す
る。また、電源電池をパトローネ装填室又はフイルム巻
き取り室の横に縦置きで配すると、カメラボディの横サ
イズが大型化する欠点があった。
【0010】さらに、特開2000−347261公報
では、巻き上げ機構のギヤ列の途中にタイミングベルト
を用い、タイミングベルトを2個のローラで駆動側ベル
トに従動側ベルトを寄せるように押しつけて駆動側と従
動側とのベルト間隔を狭くして電源電池のスペースを確
保している。しかしながら、巻き上げ機構にタイミング
ベルトを用いると、プーリーとベルトとの間でスベリが
生じて正確なフイルム給送が行えないおそれがある。
【0011】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、グリップ側にパトローネ装填室を配した
構造のもので、ギヤ列で構成されたフイルム巻き上げ機
構を省スペースに組み込み、ボディの小型化を図ったカ
メラを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載のカメラでは、本体基部に、
暗箱の上方を挟んでパトローネ装填室からフイルム収納
室の上に渡って地板を一体に形成し、巻き上げ操作部の
移動操作から得られる駆動をフイルム巻取り室に設けた
フイルム巻取り軸に伝達するためのギヤ列を前記地板の
上に並べて設け、前記ギヤ列を覆うように前記地板の上
に蓋板を取り付け、その蓋板の上にファインダ光学系、
メインコンデンサ、及びストロボ発光部を取り付けたも
のである。このようにすれば、暗箱の上に設けた地板
と、ファインダ光学系、メインコンデンサ、及びストロ
ボ発光部を取り付けた蓋板との間で巻き上げ機構の一部
を構成するギヤ列をサンドイッチ構造にしたから、カメ
ラの高さ方向でのサイズをコンパクトにすることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に示すように、本発明のカメ
ラ10は、上面に、シャッタボタン11、カウンタ窓1
2、充電完了表示窓13が設けられ、その前面に、撮影
レンズ14、ファインダ対物レンズ15、ストロボ充電
開始スイッチ16、ストロボ発光部17が露呈してい
る。背面には、写真フイルム装填字に開閉される裏蓋1
8が、またファインダ接眼窓や巻き戻しボタン19等が
設けられている。また、背面には巻き上げノブ21の一
部が露呈されており、さらに、グリップ部22の底面に
は、巻き戻し操作用クランクレバー22が折り畳んで設
けられている。
【0014】このカメラ10は、巻き上げノブ21をフ
イルム巻き上げ方向に手動で回転操作して1コマ巻き上
げを行う。このため、巻き上げノブ21は、逆止爪によ
りフイルム巻き上げ方向とは逆の方向への回転操作が阻
止されている。フイルム巻き戻しも、巻き戻しボタン1
9を押した後にクランクレバー22を起立させて手動で
フイルム巻き戻し方向に回転操作する。巻き戻しボタン
19を押すと、フイルム給送(スプロケット)がフリー
になり、かつシャッタ羽根をチャージ位置に保持し、さ
らに逆止爪での巻き上げノブ21の逆転阻止を解除す
る。これにより、巻き上げノブ21の逆転と写真フイル
ムの巻き戻し方向への移送とが許容され、クランクレバ
ー22の巻き戻し方向への回転により撮影済みの写真フ
イルムがパトローネに収納される。
【0015】カメラ10は、短焦点の撮影レンズ14と
固定絞りとの作用により近景から遠景までピントの合っ
た画面を作るパンフォーカスとなっている。ストロボ充
電開始スイッチ16は図1に示す左右方向にスライド自
在に設けられ、このスイッチ16を左位置に操作するこ
とでストロボ回路の一部を構成するメインコンデンサへ
の充電が開始される。
【0016】カメラ10は、外カバーが前後二つ割りの
形態となった前カバー25と後カバー26とで構成され
ている。外カバーの内部には、図2に示すように、本体
基部27が内蔵されている。本体基部27は、背面にア
パーチャーをもつ暗箱28が一体に形成されており、ま
た暗箱28を挟んだ一方側(グリップ部側)にパトロー
ネが装填されるパトローネ装填室29が、また、他方側
にはパトローネから巻き上げた写真フイルムをロール状
に巻き取るフイルム巻取り室30とがそれぞれ一体に形
成されている。フイルム巻取り室30は、パトローネ装
填室29に対して高さ方向での長さが短くなっている。
【0017】暗箱28の前面にシャッタ羽根31が組み
込まれており、シャッタ羽根31はシャッタカバー32
で覆われている。シャッタカバー32には、撮影レンズ
14を受け入れる円筒状のレンズホルダー33が一体に
形成されている。レンズホルダー33にはキャップ34
が前方から取り付けられ、撮影レンズ14は、レンズホ
ルダー33とキャップ34との間で保持される。
【0018】パトローネ装填室29の上には、巻き上げ
ノブ21が回転自在に配置される。巻き上げノブ21に
は、外周に歯列35が、また上面に巻き上げ用ギヤ36
がそれぞれ一体に形成されている。巻き上げノブ21の
歯列35には、逆止爪37が係合している。逆止爪37
は、巻き上げノブ21のフイルム巻き上げ方向とは逆の
方向への回転を阻止している。また、フイルム巻取り室
30には、フイルム巻取り軸38が回転自在に設けられ
ている。
【0019】本体基部27には、暗箱28とフイルム巻
取り室30との上面に跨るように地板40が一体に形成
されている。地板40には、蓋地板41が上方から取り
付けられる。地板40と蓋地板41との間には、巻き上
げノブ21の回転をフイルム巻取り軸38に伝達するた
めのギヤ列42が組み込まれる。巻き上げノブ21,フ
イルム巻取り軸38とギヤ列42とが巻き上げ駆動伝達
機構を構成する。ギヤ列42は、巻き上げ用ギヤに噛合
する入力ギヤ43、及びフイルム巻取り軸に駆動を伝達
する出力ギヤ44を含む。これらギヤ列42は、地板4
0に一体に形成した複数のギヤ軸45にそれぞれ取り付
けられ、パトローネ装填室29寄りの暗箱28の上面か
らフイルム巻取り室30の上面までに跨るように並んで
配列される。
【0020】なお、出力ギヤ44は、フイルム巻取り軸
38の一端に一体に形成されている。フイルム巻取り軸
38は、フイルム巻取り室30の上の地板に形成した開
口46から他端38aを先頭にして軸方向に沿ってフイ
ルム巻取り室30に挿入され、その他端38aがフイル
ム巻取り室30の底面に回転自在に支持される。これに
より、フイルム巻取り軸38は、出力ギヤ44を地板4
0の上に露呈して開口46を塞いだ状態で回転自在に配
置される。
【0021】蓋地板41の上面には、横方向のうちのほ
ぼ中央にファインダフレーム47が一体に形成されてい
る。ファインダフレーム47は、対物レンズ15と接眼
レンズ48とを所定の間隔離して保持する保持枠47
a,47bと、これら保持枠47a,47bの間の両側
面を覆う側壁47cとで構成される。
【0022】蓋地板41の上面のうちのファインダフレ
ーム47を挟んでパトローネ装填室29側には、シャッ
タ機構、シャッタチャージ機構、フイルム巻き止め機
構、フイルムカウンタ機構、及び巻き止め解除機構など
のメカ機構49が組み込まれている。
【0023】シャッタチャージ機構、フイルム巻き止め
機構、及びシャッタ機構は、特公平2−32615号公
報等で知られるように、係止レバー50、スプロケット
51、シャッタ駆動レバー52、シャッタ羽根31,カ
ム部材53、バネ54、及びカウンタ板55等から構成
される周知の機構ものが採用されている。撮影完了後に
は、係止レバー50がスプロケット51と巻き上げノブ
21との回転を阻止する係止位置の状態となっており、
フイルム巻き上げ操作によって写真フイルムの移送力を
スプロケット51に伝達し、スプロケット51の回転力
を利用して係止レバー50をバネ54の付勢に抗して係
止解除位置に回転するとともに、シャッタ駆動レバー5
2をチャージ位置に回転させる。係止レバー50は、係
止解除位置のときにシャッタ駆動レバー52の移動路内
に入り込んでシャッタ駆動レバー52をチャージ位置に
保持する。
【0024】シャッタボタン11を押下操作すると、シ
ャッタボタン11が弾性変形してシャッタボタン11の
下に設けた押圧ロッドが係止レバー50を押して係止レ
バー50を係止位置に向けて回転させる。このとき、シ
ャッタ駆動レバー52のチャージ位置での保持が解除さ
れ、シャッタ駆動レバー52がバネ54の付勢により走
行完了位置に向けて瞬時に回転し、この間でシャッタ羽
根31の一端を蹴飛ばす。これによりシャッタ羽根31
が撮影光軸を横切るように回転してシャッタ開口を開
き、露光が行われる。その後シャッタ羽根31は引き戻
しバネにより付勢されてシャッタ開口を閉じる位置に戻
される。シャッタ駆動レバー52は、走行完了位置に回
転すると、係止レバー50の移動路に入り込んで係止レ
バー50を係止位置に保持する。これにより、巻き上げ
ノブ21とスプロケット51との回転ロックが解除さ
れ、次回の撮影準備が整う。
【0025】巻き止め解除機構は、巻き戻しボタン19
の押下操作に連動して係止レバー50を係止解除位置
に、かつシャッタ駆動レバー52をチャージ位置にそれ
ぞれ強制的に移動してその位置に保持し、スプロケット
51の回転をフリーにするとともに、巻き戻しボタン1
9の押下操作に連動して逆止爪37を弾性変形させて巻
き上げノブ21の逆転操作を許容する。なお、巻き戻し
ボタン19は、裏蓋18の開閉に連動して元の位置に復
帰する。
【0026】フイルムカウンタ機構は、カウンタ板5
5、カム部材53に設けた一歯ギヤ56などで構成され
ている。カウンタ板55は、外周に設けた歯列に一歯ギ
ヤ56が噛合しており、フイルム1コマ分の移送に応じ
たスプロケット51の回転がカム部材53に伝達するこ
とにより一方向に一歩進する。カウンタリセットは、写
真フイルムの巻き戻し移送に従動してスプロケット51
が逆転することでカウンタ板55を逆転して初期位置に
戻す仕組みとなっている。
【0027】蓋地板41には、ファインダフレーム47
を挟んでフイルム巻取り室30側のスペースの前側に、
ストロボ発光窓用保持フレーム60が一体に形成されて
いる。この保持フレーム60には、反射傘61、放電管
62、及び集光板兼用のプロテクタ63がそれぞれ取り
付けられる。また、保持フレーム60の背後には、円筒
状のメインコンデンサ64が長手方向をフイルム給送方
向に沿わした状態で取り付けられている。これにより、
メインコンデンサ64は、フイルム巻取り室30の上に
横に寝かした姿勢で配置される。
【0028】本体基部27には、暗箱28の下方で、か
つ、フイルム巻取り室30とパトローネ装填室29との
間に、電池ホルダー65が一体に形成されている。電池
ホルダー65は、下方が開口されており、フイルム給送
方向の両端に端子がそれぞれ取り付けられている。電池
ホルダー65に装填される電源電池66は、外カバーの
底面に設けた電池蓋を開閉することで外部から交換する
ことができる。
【0029】ストロボ基板68は、片面に実装した充電
回路などの電子部品が暗箱28とフイルム巻取り室30
との間のスペースに入り込むように実装面を後に向けた
姿勢で本体基部27に取り付けられている。また、スト
ロボ基板68には、シンクロスイッチも取り付けられて
いる。シンクロスイッチは、シャッタ羽根31の開閉に
連動して作動する。充電が完了している場合には、この
シンクロスイッチの作動によりストロボ発光が行われ
る。なお、メインコンデンサ64、放電管62、電池ホ
ルダ65の端子は、それぞれストロボ基板68にリード
線等で接続される。
【0030】図3に示すように、カメラの内部は、グリ
ップ側にパトローネ収納室29、暗箱28を挟んで反対
側にフイルム巻取り室30、フイルム巻取り室30の上
にメインコンデンサ64、その前側にストロボ発光部1
7、暗箱28の下に電池ホルダ65、暗箱28の上にフ
ァインダフレーム47、巻き上げノブ21とファインダ
フレーム47との間にメカ機構49が配置される。そし
て、ファインダフレーム47の下に巻き上げ機構の一部
を構成するギヤ列42を暗箱28からフイルム巻取り室
30に向けて配置している。
【0031】ファインダ光学系は、矩形なアパーチャー
70と相似な視野範囲に視認させる。その視野範囲を見
易くするために、カメラ20の正面輪郭に対して対物レ
ンズ15及び接眼レンズ48のサイズが大きくなってい
る。対物レンズ15は、高さ方向の長さH1が、カメラ
20の高さH2に対して略1/4の長さ、又はそれ以上
の長さとなっている。これにより、上面中央が突出する
ため、図1に示すように、上面から突出する直径の円形
部71を前カバー25の正面にデザインし、カメラ20
の上面には、円形部71のうちの上面から突出した輪郭
に沿って盛り上げた円弧部72が形成されている。これ
により、ファインダ光学系の大きなサイズのレンズ1
5,48は、円弧部72の内部に納まる。なお、図2に
示すようにファインダ光学系の上が平面であるため、そ
の上に取り付けられる天板73に円弧状に突出したリブ
74を複数設け、これらのリブ74で円弧部72の内壁
とファインダ光学系の上面との間に生じる隙間を塞いで
いる。
【0032】次に、上記構成の作用について説明する。
撮影者は、裏蓋18を開けて写真フイルムを装填する。
このとき、パトローネから引き出された写真フイルムの
先端をフイルム巻取り室30のフイルム巻取り軸38に
係合させる。
【0033】裏蓋18を閉めた後に、巻き上げノブ21
をフイルム巻き上げ方向に回転させる。巻き上げノブ2
1を回転させると、その駆動がギヤ列42に伝達され、
ギヤ列42を介してフイルム巻取り軸38に伝達され、
フイルム巻取り軸38がフイルム巻き取り方向に回転す
る。
【0034】ギヤ列42は、暗箱28の上に、パトロー
ネ装填室29からフイルム巻取り室30に渡って設けた
地板40の上に配列され、地板40の上に取り付けられ
る蓋地板41との間でサンドイッチ構造で組み込まれて
いる。これにより、電源電池66を従来通りの位置に配
しながらカメラ20のサイズをそれほど変えることな
く、巻き上げ用のギヤ列42を内蔵させることができ
る。
【0035】フイルム巻取り軸38が回転すると、写真
フイルムがパトローネから引き出される。写真フイルム
がフイルム巻取り室30に向けて引き出されると、その
移送に従動してスプロケット51が回転し、所定長さだ
け引き出されたときに巻き止め機構が作動してスプロケ
ット51と巻き上げノブ21との回転がロックされる。
これにより、最初の撮影コマがアパーチャー70にセッ
トされる。また、スプロケット51の回転はシャッタチ
ャージにも利用され、巻き止め機構が作動したときには
シャッタチャージがなされている。
【0036】ストロボ撮影を行う場合には、充電開始ス
イッチ16をスライドさせてストロボの充電を開始させ
る。そして、充電完了を確認し、フレーミングを行った
後、シャッタボタン11を押下する。シャッタボタン1
1の押下操作に応答してシャッタ羽根31が開閉する。
この開閉に連動してシンクロスイッチが作動し、ストロ
ボ光がストロボ発光窓17から照射される。以下同様に
巻き上げノブ21を回転して1コマ巻き上げを行った後
にシャッタレリーズを行っていく。
【0037】最後の撮影コマに撮影を行った後には、写
真フイルムの全部がパトローネから引き出されているた
め、それ以上巻き上げノブ21の巻き上げ操作が行えな
い。これにより、全ての撮影コマに撮影を行ったことが
分かる。その後は、巻き戻しボタン19を押して巻き戻
し用クランクレバー22を回転操作して撮影済みの写真
フイルムをパトローネに収納する。全ての撮影済み写真
フイルムを巻き戻したことは、クランクレバー22の回
転が軽くなることで分かる。これにより、裏蓋18を開
けてパトローネを取り出す。裏蓋18を開閉すると、巻
き戻しボタン19が元の位置に復帰する。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明のレンズ付きフイ
ルムユニットは、暗箱の上方にパトローネ装填室からフ
イルム巻取り室に渡って設けた地板の上に巻き上げ機構
の一部を構成するギヤ列を配置し、ギヤ列を覆うように
蓋地板でギヤ列を塞ぎ、蓋地板の上にファインダ光学系
やシャッタ機構及びフイルム巻き止め機構を取り付けた
から、カメラの高さ方向のサイズをコンパクトにするこ
とができる。また、サイズを大型化することなく、電源
電池を従来通り暗箱の下に横に寝かせて配置することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラの外観を示す斜視図である。
【図2】カメラの内部を示す分解斜視図である。
【図3】カメラの内部構造を概略的に示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10 カメラ 21 巻き上げノブ 28 暗箱 29 パトローネ装填室 30 フイルム巻取り室 40 地板 41 蓋地板 42 ギヤ列 64 メインコンデンサ 65 電池ホルダ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 3/00 575 G03C 3/00 575E 575Z Fターム(参考) 2H018 AA02 BE01 2H053 CA41 CA45 2H100 BB05 BB06 BB07 BB09 DD03 DD05 2H101 AA01 AA05 AA09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズから入射した被写体光をアパ
    ーチャーに導く暗箱を挟んだ一方側にパトローネを装填
    するパトローネ装填室が、他方側に撮影済みの写真フイ
    ルムを巻き取るフイルム巻取り室がそれぞれ一体に形成
    された本体基部を備え、前記本体基部には、パトローネ
    装填室の上に巻き上げ操作部が移動自在に、また前記暗
    箱の上にファインダ光学系が、さらにフイルム巻取り室
    の上にストロボ装置の一部を構成するメインコンデンサ
    がそれぞれ配置されたストロボ内蔵のカメラにおいて、 前記本体基部に、暗箱の上方を挟んでパトローネ装填室
    からフイルム巻取り室の上に渡って地板を一体に形成
    し、前記巻き上げ操作部の移動操作から得られる駆動を
    フイルム巻取り室に設けたフイルム巻取り軸に伝達する
    ためのギヤ列を前記地板の上に並べて設け、前記ギヤ列
    を覆うように前記地板の上に蓋地板を取り付け、その蓋
    地板の上にファインダ光学系、メインコンデンサ、及び
    ストロボ発光部を取り付けたことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記ファインダ光学系の一部を構成する
    対物レンズは、高さ方向の長さが、ボディの高さに対し
    て1/4、又はそれ以上の長さとなっていることを特徴
    とする請求項1記載のカメラ。
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