JP2003215319A - 真偽認証媒体及びその読取装置 - Google Patents
真偽認証媒体及びその読取装置Info
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Abstract
れにくい真偽認証媒体を提供する。 【解決手段】 ホログラム又は回折格子を含む回折構造
によって、可視光により再生可能に記録された画像を有
する目視認証部11と、目視による認識が不能な大きさ
に形成され、前記回折構造により形成される単位画像
を、所定のパターンに配置して認証コードを構成する認
証コード部12とを備えた。この認証コード部12は、
バーコード,ランダムパターン又は所定の数値変換した
パターンの何れかを、回折構造により微小に形成するよ
うにした。
Description
使用する真偽認証媒体及びその読取装置に関するもので
ある。
ば、特開平6−88905号,特開平7−261011
号等に記載されているように、ホログラムや回折格子等
の回折構造(以下、単に回折構造という)の有無によっ
て構成されたバーコードが設けられていた。
ら発振されたレーザ光を垂直方向から真偽認証媒体に照
射して、バーコードとの相対的な位置の変化により走査
する構造となっている。この読取装置は、走査によっ
て、バーコードからの回折像を受光器で受光することに
より、出力波形を取り込んで、そのコードを認識して、
真偽を判定する。
て、所定の位置に設置された受光器に回折光を発生する
ように記録されている。このため、回折構造の記録方式
や受光器の配置がわからないと、バーコードを読み取る
ことはできなかった。
8905号の真偽認証媒体は、絵柄部分とコード部分と
が同一領域内に配置されており、しかも、コード部分を
目視により観察することができるので、偽造者が一見し
てコード部分と認識できてしまう。
61011号は、バーコードをカモフラージュしている
が、偽造者が読取装置の光源と受光器の位置関係に基づ
いて、その位置関係に対応した回折構造を分析すること
によって、バーコードの位置や格子方向などを知ること
ができる。
構造からの回折光を受光することによって、出力信号を
得る読取装置を開示しているが、受光器の位置は、真偽
認証媒体の表面からの回折光を受光するものであるの
で、開口を広く取る必要があり、装置が大型化するう
え、光源や受光器の位置関係が判明しやすい。なお、こ
の読取装置は、概念的な説明をしてあるだけで、光学系
などが明確に開示されていない。
くく、容易に偽造されにくい真偽認証媒体を提供するこ
とである。また、本発明の他の課題は、装置を見ても読
取方法が分析しにくく、しかも、小型化が可能な真偽認
証媒体の読取装置を提供することである
に、請求項1の発明は、ホログラム又は回折格子を含む
回折構造によって、可視光により再生可能に記録された
画像を有する目視認証部(11)と、目視による認識が
不能な大きさに形成され、前記回折構造により形成され
る単位画像を、所定のパターンに配置して認証コードを
構成する認証コード部(12)と、を備えた真偽認証媒
体である。
認証媒体において、前記認証コード部(12)は、バー
コード,ランダムパターン又は所定の数値変換したパタ
ーンの何れかを、前記回折構造により微小に形成したこ
と、を特徴とする真偽認証媒体である。
に記載の真偽認証媒体において、前記認証コード部(1
2)は、前記回折構造を、前記目視認証部に形成された
画像と一体化して、又は、その画像の一部として形成す
ること、を特徴とする真偽認証媒体である。
までのいずれか1項に記載の真偽認証媒体の認証コード
を読み取る真偽認証媒体の読取装置において、前記真偽
認証媒体に対して垂直方向から読取光を照射する光源
(21)と、前記読取光を集光する集光レンズ(23)
と、前記真偽認証媒体からの垂直反射光を分離する光分
離手段(22)と、前記光分離手段で分離した光を受光
する受光器(24)と、を備えたことを特徴とする真偽
認証媒体の読取装置である。
認証媒体の読取装置において、前記光源,前記集光レン
ズ,前記光分離手段及び前記受光器が一体化されている
こと、を特徴とする真偽認証媒体の読取装置である。
本発明の実施の形態をあげて、さらに詳しく説明する。
図1は、本発明による真偽認証媒体の実施形態を示す図
である。本実施形態の真偽認証媒体10は、目視認証部
11と、認証コード部12とを備えている。目視認証部
11は、可視光により再生可能な回折構造が記録され、
目視により真偽判定が可能な画像を有する部分である。
ドのパターンが認識不能な大きさで記録された画像を有
する部分である。この認証コード部12は、微小な点,
線又は面等によって表現された回折構造からなる単位画
像12i(i=1〜n)からなり、各単位画像12iを
組み合わせることによって、バーコード,ランダムなパ
ターン,その他所定の数値変換(数値演算)が可能な微
小パターン画像を構成している。
部11に形成された画像と一体化して、又は、その画像
の一部として形成することが好ましい。この実施形態で
は、目視認証部11の主画像(DNPの文字)ではな
く、その背景画像の一部(又は全面)に形成されてい
る。目視認証部11の全体が画像であるならば、その中
に合成されててもよい。なお、主画像がホログラムの場
合に、背景領域が白色の紙面(鏡面)であると、0次反
射光が強いものになってしまうので、背景画像に細かい
模様を入れて、0次反射光がぼけるようにすると、見た
目の違和感がなくなる。
ード部12は、微小であるので、記録された認識コード
を目視観察によって認識することができない。そして、
この認証コード部12は、任意の領域(この実施形態で
は、背景領域の一部)内に微小パターン画像として形成
することにより、マクロで観察すると、その領域全体を
ベタ面にすることが可能であり、存在自体を認識不能に
することができる。
微小な回折構造の分光色に設定することによって、任意
の観察条件において、カラー(色)を付加することがで
きる。このとき、この視覚効果を利用し、絵柄を形成す
ることも可能である。
2とは、同じ方式の回折構造で記録することができ、製
造設備や製造工程が増えることなく、コストアップを押
さえることができる。また、回折構造であるので、情報
量も非常に多い。
装置の実施形態を示すブロック図、図3は、本実施形態
に係る真偽認証媒体の読取装置の読取方法を説明する線
図である。この読取装置20は、図2に示すように、レ
ーザ光源21と、ビームスプリッタ22と、集光レンズ
23と、受光器24と、λ/4板25等とが一体化され
た構成になっており、例えば、クレジットカード100
上に設けられた真偽認証媒体10に対して、垂直方向か
ら読取光(収束光)を照射し、種々の方向に反射する光
のうちで、垂直反射光のみを、ビームスプリッタ22に
より分離して受光器24に導き、その垂直反射光のオン
・オフを読むようにしている。
ード部12をレーザ光源21からのレーザ光でスキャン
することにより、図3(b)に示すように、反射光であ
る単位画像12−iの有無を、出力信号として、信号化
する。なお、この認証コード部12のパターン間隔δ
は、10〜300μm程度が好適である。
置20は、レーザ光源21と、光学系(ビームスプリッ
タ22,集光レンズ23)と、受光器24とが一体化さ
れており、従来例と比較して、読取位置20と認証コー
ド部12との対応関係などを偽造者が解析することを困
難にする。また、この読取装置20は、集光レンズ23
によって、レーザ光源21からの光を集光する機能がつ
いているので、従来例と比較して、微小の回折構造につ
いても認識が可能である。
0に対して、垂直方向から回折構造にレーザ光を照射
し、その垂直反射光の有無を受光器24で受光する構成
になっているので、読取装置自体がコンパクトである。
く、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明
の均等の範囲内である。本実施形態の真偽認証媒体10
は、クレジットカード100に設けた例で説明したが、
物品の真偽判定が必要な物品、例えば、商品券,プリペ
イドカード等の金券などに設けてもよいし、データのセ
キュリティが要求される物品、例えば、コンピュータソ
フト(CD−ROM,DVD等の媒体)やCPUのパッ
ケージ等に設けてもよい。
バーコードパターンに限らず、図4(a)に示すよう
な、フーリエ変換パターンであってもよい。この場合に
は、フーリエ変換などを用いて、記録領域のどの部分で
も読めるようにすることができる。また、バーコードパ
ターンも、図4(b)に示すように、他のパターンでも
よい。さらに、図4(b)に示すように、文字パターン
でもよい。
で説明した偏光ビームスプリッタ22以外にも、図2
(b)に示すように、入射光と反射光の光路を分けて、
ミラー26を用いて、回折光のオン・オフを読むように
してもよい。また、ハーフミラーを用いてもよい。
媒体によれば、認証コード部は、目視による認識が不能
な大きさに形成され、回折構造の単位画像によって認証
コードを構成しているので、どこに形成されているかわ
からず、また、認証コード部自体を認識できないので、
偽造がされにくい。
よれば、垂直反射光の有無を受光器で受光するので、読
取装置自体がコンパクトであり、さらに、光源,光学系
及び受光器が一体化されているので、読取位置と認証コ
ード部との対応関係などを解析しにくい。
である。
態を示すブロック図である。
取方法を説明するための線図である。
ンの変形実施形態を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ホログラム又は回折格子を含む回折構造
によって、可視光により再生可能に記録された画像を有
する目視認証部と、 目視による認識が不能な大きさに形成され、前記回折構
造により形成される単位画像を、所定のパターンに配置
して認証コードを構成する認証コード部と、を備えた真
偽認証媒体。 - 【請求項2】 請求項1に記載の真偽認証媒体におい
て、 前記認証コード部は、バーコード,ランダムパターン又
は所定の数値変換したパターンの何れかを、前記回折構
造により微小に形成したこと、を特徴とする真偽認証媒
体。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の真偽認証
媒体において、 前記認証コード部は、前記回折構造を、前記目視認証部
に形成された画像と一体化して、又は、その画像の一部
として形成すること、を特徴とする真偽認証媒体。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
項に記載の真偽認証媒体の認証コードを読み取る真偽認
証媒体の読取装置において、 前記真偽認証媒体に対して垂直方向から読取光を照射す
る光源と、 前記読取光を集光する集光レンズと、 前記真偽認証媒体からの垂直反射光を分離する光分離手
段と、 前記光分離手段で分離した光を受光する受光器と、を備
えたことを特徴とする真偽認証媒体の読取装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の真偽認証媒体の読取装
置において、 前記光源,前記集光レンズ,前記光分離手段及び前記受
光器が一体化されていること、を特徴とする真偽認証媒
体の読取装置。
Priority Applications (1)
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JP2002017049A JP4197594B2 (ja) | 2002-01-25 | 2002-01-25 | 真偽認証媒体及びその読取装置 |
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- 2002-01-25 JP JP2002017049A patent/JP4197594B2/ja not_active Expired - Fee Related
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