JP2003214253A - ピストン冷却フィン - Google Patents

ピストン冷却フィン

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JP2003214253A JP2002342658A JP2002342658A JP2003214253A JP 2003214253 A JP2003214253 A JP 2003214253A JP 2002342658 A JP2002342658 A JP 2002342658A JP 2002342658 A JP2002342658 A JP 2002342658A JP 2003214253 A JP2003214253 A JP 2003214253A
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wall
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Cornelius N Opris
エヌ.オプリス コーネリアス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストン冷却フィンを提供する。 【解決手段】 現代の内燃機関は、機関の燃焼室内にお
いて高い温度と圧力を生ずるが、これはエンジンのピス
トンに非常に大きな応力を生ずる。これらの温度および
圧力は、ピストンを変形又は摩耗させ、そして通常より
早く損傷させることがある。ピストンに対するこれらの
有害な影響を克服する主たる手段の一つは、ピストンか
らの熱排出効率を増大することである。ピストンから引
き出される熱の量を増大する一方法は、オイルのような
冷却媒体がその内側表面に接触してそこから熱を引き出
すことができるように、ピストンのクラウン部の内側表
面の表面積を増大することである。ピストンの下側に環
状フィンを取り付け、又は形成すると、オイルが接触す
る表面積が増大し、そして熱が排出されるピストン位置
の正確な目標決めが可能となる。このような環状フィン
は、鍛造ピストン、鋳造ピストン、組合せピストン又は
機械的結合ピストンを含むいずれの型のピストンにも使
用するために、短時間でかつ容易に取り付け又は形成す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にエンジンに
関し、より詳しくはピストンの冷却空所の中にフィンを
配置することによるピストンの冷却に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の製造者は、エンジンの物理的
な大きさを減少し、そして単位シリンダ当たりのパワー
出力を増大するために絶えず努力をしている。そうする
中で、製造者は排出物を削減しつつ、燃料経済性、効率
および使用寿命を増大することに努めている。効率を改
善し、かつ大きさを削減する一つの方法は、これまで燃
焼室内の温度と圧力を増大することであった。しかしな
がら、そのように燃焼室内の温度および圧力を増大する
と、ピストンを変形または摩耗させ、そして早期に損傷
せしめることもある高い応力がピストンに生ずる。
【0003】ピストンに対するこの有害な影響を克服す
る主要な手段の一つは、ピストンからの熱排除効率を増
大することである。例えば、多くの高出力エンジンは、
ピストンの下側に向かって冷却媒体を噴霧することによ
るピストン下側の冷却を採用している。冷却媒体はピス
トンから熱の一部を吸収し、ピストンからパンへ落下
し、冷却され、そしてピストンを再び冷却するために再
循環される。ピストン下側の効率的冷却を確保するため
に、噴霧は正確に方向付けされ、ピストン下側との接触
に最良に維持され、そしてそこから熱を吸収しなければ
ならない。
【0004】オイルとピストン内部の接触を増大する方
法は、ピストン内部の表面積を増大することにより、オ
イルが接触して熱を吸収する面積をより多く提供するこ
とである。1950年9月26にG.A.Holt等に
対して発行された米国特許(特許文献1参照)は、ピス
トンスカートの内壁から内向きに突出する一連のリブを
示している。これらのリブは、オイルがピストンの往復
運動によって揺動するので、オイルに接触するピストン
の熱放散面積を増大する。しかしながら、Holt特許
に記載された複雑なピストンデザインは、鍛造工程又は
機械加工工程によって製造するには非常に困難である。
従って、Holt特許に開示されたピストンは、鋳造工
程での使用のみに対して実際的である。しかしながら、
鋳造工程は、鋳造製品に不純物を含ませる。これらの不
純物は製品の密度を減じ、そしてそのため高温高圧時に
おける製品の変形抵抗性を減ずる。
【0005】
【特許文献1】米国特許第2,523,699号明細書
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
の一つ又はそれ以上を克服することに向けられている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本出願の一形態におい
て、ピストンは椀部と外周部分とを有する上部分を有し
ている。椀部は、外周部分に取り付けられ、かつそれか
ら半径方向内向きに延びた環状椀部を有している。環状
椀部と外周部分とは各々内側表面を有している。ピスト
ンは、その上部分の外周部分から軸方向に延びる外側環
状壁を有している。その外側環状壁は内側表面を有して
いる。環状椀部の内側表面、外周部分の内側表面、およ
び外側環状壁の内側表面が、冷却ギャラリを画成してい
る。ピストンは、その冷却ギャラリから延びる少なくと
も一つの環状フィンを有している。
【0008】本出願の他の形態において、ピストンを作
り出す方法は、上述の上部分と外側環状壁とを有するピ
ストンを提供することと、その冷却ギャラリに少なくと
も一つの環状フィンを導入することとを含んでいる。
【0009】
【発明の実施の形態】図面を参照するに、内燃機関10
が示されている。エンジン10は、シリンダブロック1
2、ブロック12に取り付けられたシリンダヘッド1
4、ヘッド14に取り付けられたバルブカバー16およ
び冷却装置(図示せず)を含んでいる。これらの構成部
品は、広く実施されているデザインのものである。
【0010】さて図1を参照するに、ブロック12は、
上部取付面18、底部取付面20、および上部取付面1
8と底部取付面20との間に位置する複数のシリンダ孔
22を含む。図1に示された実施形態において、6個の
シリンダ孔22が一列に並んで、等しい間隔で離れ、そ
して上部取付面18に対して垂直に配置されている。し
かしながら、シリンダブロック12は、V形又は放射状
のような他のいかなる従来型デザインでも良く、任意の
数の孔22を有しても良い。図2に示されるように、各
孔22はシリンダ壁24を画成している。図2に示され
たエンジンにおいて、シリンダライナが孔22の中に配
置されてシリンダ壁24を形成している。しかしなが
ら、本出願に記載された装置および方法は、シリンダラ
イナを含まないエンジンにも使用され得る。シリンダブ
ロック12は、オイル(図示せず)のような潤滑および
/又は冷却媒体の流れを可能とする複数の相互連結され
た通路(図示せず)を有している。複数の冷却材指向ノ
ズル26がブロック12に固定され冷却ギャラリに接続
されている。ブロック12は、図1に示された、ブロッ
ク12に接続されたオイルパン28をも有している。
【0011】図2を参照するに、ピストン34はシリン
ダブロック12のシリンダ壁24の中に摺動可能に置か
れている。ピストン34、シリンダ壁24、およびシリ
ンダヘッド14が燃焼領域36を画成している。ピスト
ン34は、上部分38とピン部分40とを有する概ね円
筒形の構造物である。図2において、ピストン34は一
体部材として示されている。しかしながら、ピストン3
4は、屈曲ピストンや組合せピストンを含む任意の従来
式ピストン型であっても良い。
【0012】さて図3を参照するに、上部分38はさら
に、椀部42、外周部分44、および外側環状壁46に
よって画成されている。椀部42は、外周部分44に接
続された環状椀部48によって画成されている。環状椀
部は外周部分44から半径方向内向きに延び、そして頂
点を形成する円錐部50に接続している。環状椀部48
は、燃焼領域36から離れた内側表面52を有してい
る。図3に示されたピストン34において、外周部分4
4、環状椀部48、および円錐部50は一体として形成
されている。図2に示されるように、円錐部50の頂点
からシリンダヘッド14までの距離は、外周部分44か
らシリンダヘッド14までの距離よりも一般に大きい。
【0013】再び図3を参照するに、外周部分44はシ
リンダ壁24に向かって椀部42から放射状に延びてい
る。外側環状壁46はピン部分40に向かって外周部分
44から軸方向に延びている。外側環状壁46は内側表
面54と外側表面56とを有している。外周部分44
は、燃焼領域36から離れた内側表面58を有してい
る。外周部分の内側表面58は、環状椀部48の内側表
面52と外側環状壁46の内側表面54とに接続し、か
つ一体になっている。外周部分44の内側表面58、環
状椀部48の内側表面52および外側環状壁46の内側
表面54は、クラウン部内部表面59を画成している。
外側表面56はシール部60を有しており、そこではピ
ストン34とシリンダ壁24との間でシーリングを行
う、複数のピストンリング62のような任意の従来型手
段が形成されることができる。
【0014】本出願に記載され、図4に示されたピスト
ン34の一実施形態において、環状溝64は、クラウン
部内部表面59に位置している。環状溝64は内壁66
と外壁68とを有している。内壁66と外壁68の一方
又は両方は、そこに形成されたねじ70を有するものと
する。図5に示されるように、環状フィン72が、環状
溝64の内壁66と外壁68の一方又は両方に取り付け
られる。環状フィン72は、内側表面74、外側表面7
6、第1端縁78および第2端縁80を有している。内
側表面74および外表面76の一方又は両方は、そこに
形成されたねじ82を有するものとする。直径、厚さ、
および長さを含む環状フィン72の位置および寸法は、
予め定められている。図6に示された本出願のピストン
34の他の実施形態において、環状フィン72はクラウ
ン部内部表面59と一体的に形成されている。図6に陰
として示されたピストンの他の実施形態において、複数
の環状フィン72がクラウン部内部表面59に取り付け
られ、あるいは一体化されるであろう。
【0015】図5に示された本出願のピストン34の一
実施形態において、バッフル板84が環状椀部48の内
側表面52のリップ部86と外側環状壁46の内側表面
54の下端縁部88との間に接続されている。バッフル
板84は、貫通する受け入れ開口90と、図3に示され
た、貫通するドレン開口92とを有している。バッフル
板84、クラウン部内部表面59、環状フィン72の内
側表面74、環状フィン72の第1端縁78および環状
フィン72の外側表面76が、冷却ギャラリ94を画成
している。図7に示される、装置の他の実施形態におい
て、バッフル板は存在しない。図7に一つの連続した部
材として示されているが、環状フィン72は図8に示さ
れるように、複数のフィンセグメント96から画成され
ても良い。
【0016】(産業上の利用可能性)環状フィン72の
位置と寸法は、種々の因子を検討して決定される。一つ
の主要な因子は、熱が放散される必要のあるピストン3
4内の位置である。例えば、ピストン34の環状椀部4
8の温度を低下させる必要がある場合、環状フィン72
の直径は、適当な温度低下を達成する環状椀部48の内
側表面52の領域に環状フィン72が確実に接するよう
に選定されよう。環状フィン72の寸法に影響を及ぼす
他の因子は、ピストン34から排出されるべき熱の量で
ある。より大きい表面積を備えた環状フィン72は、ピ
ストン34からより多くの熱を引き出す。さらに、薄い
環状フィン72は、厚いものよりもより多くの熱を放散
する。環状フィン72を導入することによってピストン
34に作用する応力の値は、環状フィンの位置および寸
法に影響を及ぼす別の因子である。ピストン34それ自
体の物理的な寸法が又、環状フィン72の大きさおよび
位置に影響を及ぼす。もしピストンがバッフル板84を
含んでいれば、環状フィン72の最適な寸法は、囲まれ
た冷却ギャラリ94の大きさに依存する。環状フィン7
2の大きさおよびそれがクラウン部内部表面59から突
き出す角度は、クラウン部内部表面59の他の部分への
冷却媒体の流れを環状フィン72が過度に妨げ、それに
よってピストン34の冷却に決定的な影響を与えないこ
とを確実にするように修正される。
【0017】ピストン34のクラウン部内部表面59に
環状フィン72を取り付ける一つの方法は、環状溝64
の中に環状フィン72の第2端縁80を挿入し、環状フ
ィン72の内側表面74および外側表面76と環状溝6
4の内壁66と外壁68との間に圧入結合を形成するこ
とを含んでいる。環状フィン72の表面にねじ82を有
し、又は環状溝64内にねじ70を有するピストン34
を実施するために他の方法が用いられる。この方法にお
いて、環状フィン72の第2端縁80は、環状溝64の
中に置かれ、そしてフィン72が溝64内にねじ込ま
れ、このようにして環状フィン72をピストン34に接
続する。環状溝64は、どのようなピストン34のクラ
ウン部内部表面59にも容易かつ迅速に機械加工され得
るので、これらの方法は共に、鋳造型、鍛造型、組合せ
型および機械式結合型を含むどのようなタイプのピスト
ンにも使用できる。
【0018】図5に示されている、本出願の別の方法
は、ピストン34の一体部品として環状フィン72を形
成することからなっている。ピストン34に機械加工を
施し、そしてクラウン部内部表面59を作り出す過程に
おいて、内側表面74、外側表面76および第1端縁7
8を含み、クラウン部内部表面59から延びており、そ
してピストン34と一体の環状フィン72が形成され
る。この方法は、鍛造ピストン34のクラウン部内部表
面59を生成するために現在使用されている機械加工方
法を単に変えるだけで、鍛造ピストンに実施できる。
【0019】環状フィン72は、摩擦圧接(inert
ial welding)を含む方法によってもピスト
ン34と一体にされ得る。このような方法では、環状フ
ィン72、ピストン34の一方、又は両方が高速度で回
転される。両方が回転される場合、これらは反対方向に
回転されるのが一般である。次に環状フィン72とピス
トン34とが急速に接近され、環状フィン72が所定の
位置でクラウン部内部表面59に接触する。環状フィン
72とピストン34との摩擦によって発生された熱がこ
れらを接合し、ピストン34と一体のフィン72を作
る。
【0020】ピストン34のクラウン部内部表面59に
環状フィン72を付けることは、最高の温度および圧力
に曝されるピストン34の部分の熱減少をもたらす。オ
イルのような冷却媒体が、エンジン10の冷却通路を通
って流れる。冷却媒体が、冷却材指向ノズル26によっ
てピストン34のクラウン部内部表面59へ噴霧され
る。ピストン34がバッフル板84を有する場合、冷却
媒体は受け入れ開口90を通って冷却ギャラリ94に入
り、クラウン部内部表面59と環状フィン72とに接触
する。冷却媒体は、クラウン部内部表面59と環状フィ
ン72から熱を吸収する。冷却媒体がピストン34に接
触する表面積が環状フィン72により増大するので、こ
の熱吸収は、環状フィン72を有さないピストン34に
おけるものよりも大きい。加えて、クラウン部内部表面
59における環状フィン72の位置が、環状フィン72
をしてピストン34の特定領域から熱を引き出させる。
バッフル板84が冷却媒体を冷却ギャラリ94の中に留
め、ピストン34の往復運動により、オイルが環状フィ
ン72とクラウン部内部表面59とに繰り返し接触する
ときに、クラウン部内部表面59からより多くの熱を冷
却媒体に吸収させる。冷却媒体はドレン開口92を通っ
て冷却ギャラリ94から出る。冷却ギャラリ94を出た
後に、冷却媒体はオイルパン28に入り、そしてエンジ
ン10を通って再循環され、エンジン冷却装置によって
通常の態様で冷却される。
【0021】ピストン34がバッフル板84を有さない
場合、冷却媒体は単にクラウン部内部表面59と環状フ
ィン72とに直接噴霧される。次に、冷却媒体はクラウ
ン部内部表面59と環状フィン72とから熱を吸収し、
オイルパン28の中に落ちて戻る。次に、冷却媒体はエ
ンジン10を通って再循環され、そしてエンジン冷却装
置によって通常の態様で冷却される。
【0022】本出願の装置および方法は多くの問題を解
決する。この装置および方法は、鋳造型、鍛造型、組合
せ型および機械的連結型を含むいずれの型のピストンに
も使用され得る。さらに、装置は迅速かつ容易に取り付
けられ、製造コストを削減する。装置の調節可能な寸法
および位置は、熱が除去されるべきピストン内の領域を
特定目標とすることができる。
【0023】本発明の他の態様、目的および利点は、図
面、明細書、および特許請求の範囲の検討によって得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンの側面図である。
【図2】エンジンの図1の2−2線に沿った横断面図で
ある。
【図3】エンジン内部のピストンの拡大横断面図であ
る。
【図4】ピストン内の環状溝の拡大断面図である。
【図5】ピストンに取り付けられた環状フィンの拡大断
面図である。
【図6】ピストンと一体の環状フィンの断面図である。
【図7】バッフル板のないピストンの図3のA−A線に
沿った底部部分断面図である。
【図8】バッフル板がなく、かつ複数のフィン部分を有
しているピストンの図3のA−A線に沿った底部部分断
面図である。
【符号の説明】
10 内燃機関 12 シリンダブロック 14 シリンダヘッド 16 バルブカバー 18 上部取付面 20 底部取付面 22 シリンダ孔 24 シリンダ壁 26 冷却材指向ノズル 28 オイルパン 34 ピストン 36 燃焼領域 38 上部分 40 ピン部分 42 椀部 44 外周部分 46 外側環状壁 48 環状椀部 50 円錐部 52 内側表面 54 内側表面 56 外側表面 58 内側表面 59 クラウン部内部表面 60 シール部 62 ピストンリング 64 環状溝 66 内壁 68 外壁 70 ねじ 72 環状フィン 74 内側表面 76 外側表面 78 第1端縁 80 第2端縁 82 ねじ 84 バッフル板 86 リップ部 88 下端縁部 90 受け入れ開口 92 ドレン開口 94 冷却ギャラリ 96 フィンセグメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16J 1/00 F16J 1/00 1/09 1/09 (72)発明者 コーネリアス エヌ.オプリス アメリカ合衆国 61615−3004 イリノイ 州 ピオリア ウエスト リッジクレスト サークル 5946 Fターム(参考) 3J044 AA09 AA18 BA01 BC01 BC02 CA01 CA19 CA20 DA09 EA03 EA10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状椀部の内側表面、外周部分の内側表
    面および外側環状壁の内側表面によって画成されるクラ
    ウン部内部表面と、 前記外周部分の内側表面および前記外周部分の内側表面
    に近い前記クラウン部内部表面の一部の少なくとも一方
    から延びている少なくとも一つの環状フィンと、を備え
    る内燃機関に使用するためのピストン。
  2. 【請求項2】 前記クラウン部内部表面は内部に環状溝
    を有し、前記環状溝は内壁と外壁とを有し、前記少なく
    とも一つの環状フィンは内面と外面とを有し、前記環状
    フィン内面と前記環状フィン外面の少なくとも一方は、
    前記環状溝内壁と前記環状溝外壁の少なくとも一方に取
    り付けられている請求項1に記載のピストン。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも一つの環状フィンと前記
    環状溝との間の取付が圧入取り付けである請求項2に記
    載のピストン。
  4. 【請求項4】 前記環状溝内壁と前記環状溝外壁の少な
    くとも一方がねじ面を有し、前記環状フィン内面と前記
    環状フィン外面の少なくとも一方が、前記環状溝内壁ね
    じ面と前記環状溝外壁ねじ面の少なくとも一方にそれぞ
    れ係合するねじ面を持つ請求項2に記載のピストン。
  5. 【請求項5】 前記少なくとも一つの環状フィンが、前
    記クラウン部内部表面と一体になっている請求項1に記
    載のピストン。
  6. 【請求項6】 前記環状フィンが、摩擦圧接によって前
    記クラウン部内部表面に接続されている請求項1に記載
    のピストン。
  7. 【請求項7】 前記ピストンが鍛造ピストンである請求
    項1に記載のピストン。
  8. 【請求項8】 前記ピストンが鋳造ピストンである請求
    項1に記載のピストン。
  9. 【請求項9】 前記少なくとも一つの環状フィンの寸法
    の少なくとも一つが予め定められている請求項1に記載
    のピストン。
  10. 【請求項10】 前記少なくとも一つの環状フィンが複
    数の環状フィンセグメントによって画成されている請求
    項1に記載のピストン。
JP2002342658A 2001-11-27 2002-11-26 ピストン冷却フィン Pending JP2003214253A (ja)

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US09/995,566 2001-11-27
US09/995,566 US6532913B1 (en) 2001-11-27 2001-11-27 Piston cooling fin

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