JP2003212537A - 海水からの塩の製造方法及び装置 - Google Patents

海水からの塩の製造方法及び装置

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JP2003212537A
JP2003212537A JP2002012203A JP2002012203A JP2003212537A JP 2003212537 A JP2003212537 A JP 2003212537A JP 2002012203 A JP2002012203 A JP 2002012203A JP 2002012203 A JP2002012203 A JP 2002012203A JP 2003212537 A JP2003212537 A JP 2003212537A
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Shingo Ota
慎吾 太田
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SAKUMA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 海水を原料として、カルシウム等のミネラル
類を比較的豊富に含む食塩を製造すると共に、ボイラー
水及び飲料用の水を製造する食塩の製造法及び製造装置
を提供する。 【解決手段】 海水を高圧逆浸透法により水を分離する
ことにより濃縮し、この濃縮された海水を、カルシウム
濃度1重量パーセント以下、マグネシウム濃度が2重量
パーセント以上の塩化ナトリウム含有の苦汁に加えて、
蒸発濃縮して、海水中のカルシウム及び塩化ナトリウム
を析出分離し、この析出した結晶を含む溶液を遠心脱水
して水分を含有する塩を製造し、前記高圧逆浸透法によ
り分離された水を低圧逆浸透法により脱塩して、前記加
熱濃縮用のボイラー用水を製造することを特徴とする海
水からの塩の製造方法および製造装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩、特に、カルシ
ウム塩溶液を含む塩を海水から製造する塩の製造方法及
び装置に関し、さらに詳しくは、1重量%以上の含有率
でカルシウムを含有し、かつ、カルシウム塩溶液を含む
塩を海水から製造する塩の製造方法及び装置に関する。
また、本発明は、塩、即ち、カルシウム塩溶液を含む
塩、飲料水及びボイラー用水を、海水から製造する塩、
飲料水及びボイラー用水の製造方法及び装置に関し、特
に、海水から、1重量%以上の含有率でカルシウムを含
有し、かつ、カルシウム塩溶液を含む塩、飲料水及びボ
イラー用水を製造する塩、飲料水及びボイラー用水の製
造方法及び装置に関する。そしてまた、本発明は、海水
からの天然塩の製造方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】海水から天然塩を製造するには、比較的
降雨日数が多いわが国においては、海水を天日により日
数をかけて濃縮して、鹹水を造るか、または、海水をそ
の侭加熱蒸発させ製造されているが、最終的に食塩結晶
を析出させるには、大量の火力を要する加熱に頼らなく
てはならない。そこで濃縮に要する費用を少なくするた
めに、また需要を賄うために、岩塩などを輸入し、水に
溶かして鹹水を製造し、これを濾過して該鹹水に含まれ
る不純物を除去し、イオン交換法、電気透析法又は逆浸
透法などにより、塩分を濃縮し、さらに蒸発濃縮して再
結晶させて、塩を製造している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、イオン交換法
及び電気透析法により濃縮されて製造された食塩は、高
純度の製品であるために、食料品とする場合には、ミネ
ラルの補給等の目的で苦汁などを加えて製造されてい
る。本発明は、イオン交換法及び電気透析法等により製
造された食塩のミネラルの補給の必要性に係る問題点を
解決するとともに、蒸発濃縮のコストに係る問題及び製
造中の異物混入防止の問題点を解決することを目的とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、海水を原料と
して、ミネラル類、特にカルシウムを比較的豊富に含む
食塩を製造すると共に、ボイラー用の水及び飲料用の水
を製造する食塩の製造法及び製造装置を提供することを
目的としている。即ち、本発明は、海水を逆浸透法によ
り水を分離することにより濃縮し、この濃縮された海水
を、カルシウム濃度1重量パーセント以下、マグネシウ
ム濃度が2重量パーセント以上の塩化ナトリウム含有の
母液に加えて、蒸発濃縮して、カルシウムを含む塩化ナ
トリウム結晶を析出させ、この析出した結晶を含む液を
遠心脱水して、水分を含有する塩を製造することを特徴
とする海水からの塩の製造方法にあり、また、本発明
は、海水を高圧逆浸透法により水を分離することにより
濃縮し、この濃縮された海水を、カルシウム濃度1重量
パーセント以下、マグネシウム濃度が2重量パーセント
以上の塩化ナトリウム含有の母液に加えて、蒸発濃縮し
て、海水中のカルシウムを含む塩化ナトリウム結晶を析
出させ、この析出した結晶を含む液を遠心脱水して水分
を含有する塩を製造し、前記高圧逆浸透法により分離さ
れた水を低圧逆浸透法により脱塩して、前記加熱濃縮用
のボイラー用水を製造することを特徴とする海水からの
塩の製造方法にあり、さらに、本発明は、水を透過する
高圧逆浸透膜で高圧側と低圧側に仕切られた高圧逆浸透
室を備えており、前記高圧逆浸透室には、その高圧側
に、加圧ポンプを備える海水導入口及び濃縮海水出口が
設けられ、その低圧側に淡水出口が設けられており、濃
縮海水出口は送液管を介して加熱器を備える結晶蒸発缶
に接続し、該結晶蒸発缶の下部出口は結晶液タンクに接
続しており、結晶液タンクは遠心分離装置に接続してお
り、前記高圧逆浸透室の低圧側の淡水出口は、水のみを
透過する低圧逆浸透膜で高圧側と低圧側に仕切られた低
圧逆浸透室の高圧側に、加圧ポンプを介して接続してお
り、低圧逆浸透室の低圧側の純水出口は、ボイラーの給
水管に接続し、ボイラーの蒸気管は前記加熱器の蒸気導
入口に接続していることを特徴とする海水からの塩の製
造装置にある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明においては、塩は、脱水し
た状態で製造され、完全に脱水されない。即ち、本発明
において、塩に含まれる水分は5乃至8重量パーセン
ト、好ましくは約6乃至7重量%であり、本発明の塩に
は、該塩を析出する母液又は結晶析出時の濃縮液が、付
着して水分として存在し、カルシウム塩や他のミネラル
分を可溶性成分として含有する。本発明において、海水
は、水を透過する半透膜を使用して、好ましくは水のみ
を透過する半透膜を使用して、海水に塩化ナトリウムの
浸透圧以上の圧力をかけて、水を分離して、濃度が5重
量パーセント以上の塩化ナトリウム溶液に濃縮される。
逆浸透法による水の分離は、まず、第一段で高圧逆浸透
膜を使用する逆浸透法により行われ、第二段で超低圧膜
又は低圧膜を使用する逆浸透法により行われる。第一段
の高圧逆浸透膜を使用する逆浸透法においては、濃縮海
水と脱塩された水が得られ、第一段で得られた脱塩され
た水は、第二段の超低圧逆浸透膜又は低圧逆浸透膜を使
用する逆浸透法においては、ボイラー用水が得られる。
本発明においては、この濃縮海水、即ち濃縮された塩化
ナトリウム及びその他の塩類を含む溶液は、60乃至1
50Torr(60乃至150mmHg絶対圧力)、好
ましくは、80乃至100Torr(80乃至100m
mHg絶対圧力)の減圧下、好ましくは85乃至95T
orr(85乃至95mmHg絶対圧力)の減圧下で、
例えば、90Torr(90mmHg絶対圧力)の圧力
下で、50乃至70℃の温度、好ましくは、55乃至6
5℃の温度、例えば60℃の温度に加熱されて蒸発濃縮
される。本発明においては、濃縮海水の蒸発濃縮は、母
液の石膏が析出し終えた液に濃縮海水を加えて行われ
る。この蒸発濃縮の過程で可溶性のカルシウム分を含む
塩化ナトリウム結晶を析出させる。一般に、海水の濃縮
過程では、塩化ナトリウムの析出は海水中の石膏の約9
0%が析出したところで開始されるが、その後は、塩化
ナトリウム及び石膏が析出する。さらに濃縮を続ける
と、海水中の約90%の塩化ナトリウムが析出したとこ
ろで、マグネシウム塩の析出が始まる。本発明において
は、このマグネシウム塩の析出が開始されるより前の状
態の液、即ち、苦汁に、苦汁に対し遥かに少量の濃縮海
水を加えて、母液組成を略一定にしながら、可溶性カル
シウム分を含有する塩の結晶を析出させる。このように
母液の苦汁の組成を略一定に保って、蒸発濃縮を続ける
ことにより、カルシウム含有濃度が、例えば1重量%以
上と、比較的可溶性のカルシウム濃度の高い塩を製造す
ることができる。
【0006】本発明において、塩を析出する母液は、塩
化ナトリウム結晶とマグネシウム塩の結晶が析出する又
は析出可能な状態の苦汁であり、組成的には、例えば、
カルシウム分が0乃至0.7重量%、マグネシウム分が
2重量%以上、塩化ナトリウム分が55重量%以下の量
で含有する溶液である。本発明においては、この塩を析
出する母液に対して、逆浸透法により、塩化ナトリウム
4重量%以上の濃度に濃縮された海水を、毎分2重量%
以下の割合で供給して、蒸発晶析を行う。本発明の塩
は、このように濃縮された海水を、苦汁に比較的少ない
量で混合して蒸発晶析させることにより製造される。
【0007】本発明において、高圧逆浸透膜による逆浸
透法により脱塩された水は、さらに、低圧逆浸透膜を使
用する逆浸透法により、さらに脱塩されて純水にされ
る。この純水は、ボイラー用の水としてボイラーに使用
されて、蒸発結晶缶の加熱蒸気とされる。また、この純
水は、例えば、苦汁を添加して飲料水とすることができ
る。本発明において、海水淡水化の脱塩のための高圧逆
浸透装置には、例えば、高圧下で使用される中空糸型モ
ジュール形式の逆浸透装置又はスパイラル型モジュール
形式の逆浸透装置が使用され、純水製造のための低圧逆
浸透装置には、低圧下で使用されるスパイラル型モジュ
ール形式の逆浸透装置が使用される。
【0008】本発明において、蒸発結晶缶内で発生する
蒸気は、逆浸透法により濃縮された海水の予熱に使用さ
れ、この予熱において蒸気の凝縮により生成する水は殆
ど真水であるので、結晶缶及びその他の装置の洗浄液と
して使用することができ、また、ろ過後、逆浸透法によ
り浄化して、飲料水とすることもできる。
【0009】本発明において、蒸発結晶缶として、縦型
の自然循環型の蒸発結晶缶が使用される。蒸発結晶缶
は、水蒸気加熱型の自然循環型の蒸発器であり、該蒸発
器内で発生する蒸気は、エゼクタ又は真空ポンプ等の真
空発生機により除去され、蒸発缶内は減圧状態に維持さ
れる。本発明において、蒸発結晶缶は一基で作動される
ので、本発明においては、塩を析出する母液からマグネ
シウム分の結晶が生成しないように、例えば、蒸発結晶
缶内の母液に対して毎分2重量%以下の割合で、塩化ナ
トリウム濃度が4重量%以上の濃縮海水を、母液の苦汁
に絶えず注ぎ込み、可溶性のカルシウム分を夾雑する塩
化ナトリウムの晶析を安定して行うことができる。
【0010】
【実施例】以下に、添付の図面を参照して、本発明の実
施の態様を説明するが、本発明は、以下の説明及び例示
により何ら限定されるものではない。図1は、本発明の
一実施例の概略を示す説明図である。
【0011】図1には製塩装置1が示されている。製塩
装置1には、海水汲み出し井戸(図示されていない)が設
けられており、に接続して海水導入管2が設けられてお
り、この海水導入管2は、海水中に存在する固形分を除
去するために、濾過装置3の供給口4に接続している。
濾過装置3には、濾液排出口5及び濾滓排出口6が設け
られており、濾液排出口5は送液ポンプを備える管路7
を介して濾液タンク8に接続している。濾液タンク8
は、高圧用の加圧ポンプ(図示されていない)を備える管
路9を介して高圧逆浸透装置10の供給口11に接続し
ている。濾過装置3の濾滓排出口6は、濾滓を廃棄する
ための濾滓排出路12に接続している。本例において、
高圧逆浸透装置10は海水淡水化用の中空糸型モジュー
ルを備えており、濃縮海水出口13及び淡水出口14が
設けられている。高圧逆浸透装置10の濃縮海水出口1
3は、管路15を介して濃縮海水貯留槽16に接続して
おり、高圧逆浸透装置10の淡水出口14は管路17を
介して淡水貯留槽18に接続している。
【0012】濃縮海水貯留槽16の濃縮海水出口19
は、送液ポンプ(図示されていない)を備える管路20を
介して濃縮海水予熱用の熱交換器21の濃縮海水導入口
22に接続している。この熱交換器21は加熱流体を使
用する形式のものであって、加熱流体と濃縮海水の間の
熱交換により濃縮海水を加熱するものである。該熱交換
器21には、濃縮海水導入口22、加熱された濃縮海水
出口23、加熱用流体導入口24及び流体排出口25が
設けられている。この熱交換器21の加熱された濃縮海
水出口23は、管路26を介して蒸発結晶缶27の濃縮
海水導入口28に接続している。蒸発結晶缶27は、加
熱用蒸気により加熱するように構成されている加熱用熱
交換器29を備えており、下部連絡路30及び上部連絡
路31を介して前記加熱用熱交換器29に連絡してい
る。
【0013】蒸発結晶缶27に導入された加熱された濃
縮海水は、上部及び下部の連絡路30及び31を介して
蒸発結晶缶27と加熱用熱交換器29の間を循環し、こ
の間に、加熱用熱交換器29において蒸気により加熱さ
れる。蒸発結晶缶27内で発生する蒸気は蒸気出口32
から管路33を介して流出し、コンデンサ34の導入口
35に送られて冷却凝縮されて熱が回収され、コンデン
サ34の排出管36からエゼクター37の凝縮流体導入
口38に接続している。蒸発結晶缶27内の圧力は該エ
ゼクター37により強制的に排気されて真空に減圧され
る。この排気された蒸気は、コンデンサ34で凝縮さ
れ、熱交換器21において濃縮海水と熱交換されて冷却
され、凝縮し、その凝縮液は流体排出口25及びこれに
接続する管路39から排出される。
【0014】蒸発結晶缶27の底部には、結晶液流出管
40が接続し、結晶液流出管40の分岐部41で熱交換
器29に接続する下部連絡路30と分級結晶液槽42に
接続する分岐管路42に分かれる。分岐管路42は、結
晶沈降槽43に接続しており、結晶液流出管40から下
部連絡路30に結晶液が流れる間に含有される粗結晶が
分級されて、結晶沈降槽43に流入する。結晶沈降槽4
3の結晶液流出管44は、結晶液貯槽45に接続してい
る。前記結晶液貯槽45の結晶液流出部46は、送液ポ
ンプ(図示されていない)を備える管路47を介して遠心
分離装置48に接続している。遠心分離装置48には、
濾液排出口49に接続する濾液排出管50及び濾滓側の
結晶取り出し路51が設けられている。
【0015】淡水貯留槽18の淡水出口52は、加圧ポ
ンプ(図示されていない)を備える管路53を介して純水
製造用の低圧逆浸透装置54の淡水供給口55に接続し
ている。この低圧逆浸透装置54は、逆浸透法により淡
水から純水を製造するものであって、スパイラル型モジ
ュールを備えている。本例において、純水は、低圧逆浸
透装置54の純水出口56より取り出される。低圧逆浸
透装置54の純水出口56は、それに接続する管路57
を介して純水貯留槽58に接続している。また、低圧逆
浸透装置54において、塩類が濃縮された塩類濃縮水
は、塩類濃縮水出口59に接続する管路60から排出さ
れる。純水貯留槽58に収集された純水は、純水貯留槽
58の純水出口61に接続する管路62によりとりださ
れる。管路62は、例えば、その侭、ボイラー用水とす
るために、ボイラー63の給水口64に接続し、又は低
圧逆浸透装置54で生成する塩類濃縮水は管路60から
排出される。飲料用に供される純水は、管路62の分岐
部65で分岐する分岐路66によって送られる。分岐路
66より送られる純水は、其の侭では飲料に適していな
いために、所定量の苦汁を添加して飲料水として使用さ
れる。本例において使用されるボイラーは貫流ボイラー
であり、加熱に使用されて生じるドレーンを再度使用す
る形式のものである。このボイラー63で発生する加熱
蒸気は加熱蒸気出口67からそれに接続するファン(図
示されていない)を備える蒸気管路68を介して蒸発結
晶缶27の加熱用熱交換器29の蒸気供給口69に接続
している。蒸発結晶缶1の加熱用熱交換器29のドレン
排出口70は送液ポンプ(図示されていない)を備えるド
レン管路71を介してボイラー63のドレン導入口72
に接続している。本例においては、蒸発結晶缶29にお
いて、濃縮海水の加熱に使用された蒸気は、凝集してド
レンとなり、未だに高温度の純水であるために、ボイラ
ー63に戻されて、加熱して蒸気の発生に使用される。
【0016】本例は以上のように構成されているので、
原海水は、海水汲み出し井戸から送液ポンプ(図示され
ていない)により海水導入管2から製塩装置1の濾過装
置3に導入され濾過されて固形分が除かれた。原海水の
概略の成分は、塩化物イオン1.766重量%、硫酸イ
オン0.228重量%、ナトリウム1.110重量%、
カリウム0.044重量%、カルシウム0.044重量
%、マグネシウム0.086重量%、固形分3.300
重量%であり、液温は15℃であった。固形分が除かれ
た海水は、濾液排出口6から、送液ポンプ(図示されて
いない)により管路7を介して濾液タンク8に送られ集
められる。濾液タンク8の濾過された海水は、管路9の
加圧ポンプ(図示されていない)により加圧されて、供給
口11から中空糸型モジュールで構成された高圧逆浸透
装置10に供給されて、例えば、55kg/cm2の高圧
力下にの逆浸透法により海水から脱塩されて淡水化した
水、即ち淡水は、逆浸透装置10の淡水出口14から流
出し、他方、海水から水が分離されて濃縮された濃縮海
水は、逆浸透装置10の濃縮海水出口13から流出す
る。本例において、淡水は管路17を介して淡水貯留槽
18に集められ、濃縮海水は、管路15を介して濃縮海
水貯留槽16に集められる。本例において、高圧逆浸透
法により得られた淡水は、塩化物イオン0.0538重
量%、硫酸イオン0.0051重量%、ナトリウム0.
0317重量%、カリウム0.0015重量%、カルシ
ウム0.0008重量%、マグネシウム0.0026重
量%であり、液温は15℃であった。また、高圧逆浸透
法により得られた濃縮海水は、塩化物イオン2.775
9重量%、硫酸イオン0.3599重量%、ナトリウム
1.7445重量%、カリウム0.0695重量%、カ
ルシウム0.0690重量%、マグネシウム0.135
1重量%、固形分5.1893重量%、水94.810
7重量%であり、液温は15℃であった。
【0017】本例において、濃縮海水は、送液ポンプ
(図示されていない)により管路20を介して濃縮海水貯
留槽16の濃縮海水出口19から余熱装置21に送られ
る。本例においては、濃縮海水貯留槽16からの濃縮海
水は、予熱装置21において、40℃の温度のエゼクタ
ー37からの凝縮水と熱交換により予熱される。この予
熱された濃縮海水は、蒸発結晶缶27に送られて、90
Torr(90mmHg絶対圧力)の圧力下で66℃の
温度で循環して、加熱蒸発される。この蒸発結晶缶27
においては、初期には、石膏の結晶が析出し、次いで、
塩化ナトリウムの結晶が析出する。蒸発結晶缶27の底
部に沈降する結晶は、結晶液流出管40より流出し、下
部連絡路30から加熱用熱交換器29に流れるが、結晶
液流出管40から下部連絡路30に流れる過程で、結晶
中の粗大結晶は、分岐管路42に分級され、結晶沈降槽
43に母液と一緒に集められる。結晶の量が結晶沈降槽
43に所定量集められたとこで、結晶液流出管44の開
閉弁(図示されていない)を開いて、結晶沈降槽43から
結晶液を結晶液貯槽45に集める。結晶液貯槽45に集
められた結晶液は、本例においては、液温が66℃であ
り、送液ポンプ(図示されていない)により管路47を介
して遠心分離装置48に送られて、そこで遠心脱水され
て、脱水された濾滓は温度が60℃であり、製品塩であ
る。本例において、製品塩は、塩化物イオン54.31
重量%、硫酸イオン3.00重量%、ナトリウム34.
57重量%、カリウム0.16重量%、カルシウム1.
08重量%、マグネシウム0.40重量%、固形分9
3.5重量%であり、水6.47重量%であり、カルシ
ウム含有率は1重量%以上であった。本例において、濃
縮海水が供給される母液は、略苦汁液であり、供給され
る濃縮海水の量は、母液の量の約1.5重量%であっ
た。本例において、結晶母液の組成は、概略、塩化物イ
オン19.53重量%、硫酸イオン6.3800重量
%、ナトリウム11.8463重量%、カリウム1.6
285重量%、カルシウム0.7380重量%、マグネ
シウム3.0903重量%、固形分44.1140重量
%であり、水55.8860重量%であり、苦汁といえ
る。
【0018】高圧逆浸透装置10において得られた淡水
は、さらに、スパイラル型の超純水製造用の低圧逆浸透
装置54に送られて、5.8MPaの圧力で、塩除去率
99.5%で運転される逆浸透装置に送られて逆浸透法
により、脱塩されて、純水が得られる。この純水の組成
は、塩化物イオン0.0004重量%、硫酸イオン0.
00006重量%、ナトリウム0.00024重量%、
カリウム0.000016重量%、カルシウム0.00
001重量%、マグネシウム0.00003重量%であ
り、液温は15℃であった。本例において、この純水は
ボイラー用水として使用された。
【0019】本例において、ボイラー63は貫流ボイラ
ーであり、燃料油を燃焼してボイラー水を加熱した。ボ
イラー63から発生する蒸気は158℃であった。この
蒸気は蒸発結晶缶27の加熱用熱交換器29に、その加
熱蒸気供給口69から導入された。蒸発結晶缶27で発
生する蒸気は、蒸気出口32から温度が、66℃で排出
され、コンデサ34において凝縮され、40℃の凝縮水
が形成される。本例においては、蒸発結晶缶の排気にエ
ゼクタが使用されているが、このエゼクタは真空ポンプ
に変えることができる。蒸発結晶缶の排気を真空ポンプ
で行うときは、濃縮海水予熱用の熱交換器を省略して、
濃縮海水を蒸発結晶缶に直接供給することができる。
【0020】本例において、得られた純水は、ボイラー
用水、工業用水又は飲料水として使用することができ
る。純水を飲料水として使用する場合には、苦汁液を添
加するなどしてミネラル分を補給して使用される。ま
た、この純水に塩素を添加して各種工場用水や冷却水な
どの工業用水として使用することができる。
【0021】他の実施例における、製品の塩の組成(重
量パーセント)を次の表1に示す。 表1 分析項目 製品(A) 製品(B) 製品(C) 製品(D) 塩化物イオン 53.6 56.28 56.88 57.96 硫酸イオン 2.96 2.91 3.15 3.21 ナトリウム 34.12 35.87 36.26 35.94 カリウム 0.16 0.17 0.17 0.17 カルシウム 1.07 1.03 1.13 1.15 マグネシウム 0.39 0.39 0.39 0.40
【0022】他の実施例において、塩を析出する母液の
組成(重量パーセント)を次の表2に示す。 表2 分析項目 母液(E) 母液(F) 母液(G) 塩化物イオン 15.97 17.10 49.58 硫酸イオン 6.58 7.05 20.43 ナトリウム 2.1 2.25 6.52 カリウム 1.79 1.92 5.56 カルシウム <0.02 0.00 0.00 マグネシウム 5.71 6.12 17.73
【0023】
【発明の効果】海水を逆浸透法により水を分離すること
により濃縮し、この濃縮された海水を、カルシウム濃度
1重量パーセント以下、マグネシウム濃度が2重量パー
セント以上の塩化ナトリウム含有の苦汁に加えて、減圧
蒸発濃縮して、塩化ナトリウムを析出分離し、この析出
した塩化ナトリウム結晶を遠心分離装置により脱水して
製造するので、本発明により得られる塩は、5乃至8重
量%の含水率で水分を含有し、海水中のカルシウムを可
溶性のカルシウムの形で、1重量%以上の含有率で含有
させることができ、比較的にカルシウム分を多く含む塩
を得ることができる。
【0024】また、本発明は、海水中の塩分を高圧逆浸
透法により分離して淡水を製造し、さらにこの淡水を低
圧逆浸透法により処理して、さらに脱塩して、加熱濃縮
用のボイラー用水、工業用水又は飲料水とするので、従
来の逆浸透法に比して、比較的安価にカルシウム濃度の
高い塩を製造すると共にボイラー用水及び飲料水を製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概略を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 製塩装置 2 海水導入管 3 濾過装置 4 濾過装置3の海水供給口 5 濾液排出口 6 濾滓排出口 7、9、15、17、20、26、33、39、47、
53、62 管路 8 濾液タンク 10 高圧逆浸透装置 11 逆浸透装置の海水供給口 12 濾滓排出路 13 濃縮海水出口 14 淡水出口 16 濃縮海水貯留槽 18 淡水貯留槽 19 濃縮海水貯留槽16の濃縮海水出口 21 濃縮海水予熱用の熱交換器 22 予熱用熱交換器21の濃縮海水導入口 23 予熱用熱交換器21の予熱されたの濃縮海水出口 24 予熱用熱交換器21の加熱用流体導入口 25 予熱用熱交換器21の加熱用流体出口 27 蒸発結晶缶 28 蒸発結晶缶27の濃縮海水導入口 29 蒸発結晶缶27の加熱用熱交換器 30 下部連絡路 31 上部連絡路 32 蒸発結晶缶27の蒸気出口 34 コンデンサ 35 コンデンサ34の蒸気導入口 36 コンデンサ34の凝縮流体排出管 37 エゼクター 38 エゼクター37の凝縮流体導入口 40 結晶液流出管 41 結晶液流出管40の分岐部 42 分岐管路 43 結晶沈降槽 44 結晶液流出管 45 結晶液貯槽 46 結晶液流出部 48 遠心分離装置 49 遠心分離装置48の濾液排出口 50 遠心分離装置48の濾液排出管 51 遠心分離装置48の結晶取り出し路 52 淡水貯留槽18の淡水出口 54 低圧逆浸透装置 55 低圧逆浸透装置54の淡水供給口 56 低圧逆浸透装置54の純水出口 57 低圧逆浸透装置54の純水出口56に接続する管
路 58 純水貯留槽 59 塩類分が濃縮された淡水出口 60 低圧逆浸透装置54の淡水出口59に接続する管
路 61 純水貯留槽58の純水出口 63 ボイラー 64 ボイラー63の給水口 65 管路62の分岐部 66 管路62の分岐部65で分岐する分岐路 67 ボイラー63の加熱蒸気出口 68 ボイラー63の加熱蒸気出口67に接続する蒸気
管路 69 熱交換器29の蒸気供給口 70 熱交換器29のドレン排出口 71 ドレン排出口70に接続するドレン管路 72 ボイラー63のドレン流入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 3/06 B01D 3/06 Z 9/02 601 9/02 601B 602 602A 602C 602E 608 608B 611 611A 618 618A 619 619Z 620 620 625 625E 61/02 61/02 61/58 61/58 C02F 1/04 C02F 1/04 A 1/38 1/38 1/44 1/44 G H F22D 11/00 F22D 11/00 D Fターム(参考) 4B047 LB01 LB09 LG03 LP01 LP20 4D006 GA03 HA01 HA61 KA52 KA55 KA64 KA72 KB20 KB30 MA01 MB02 PA01 PA02 PB03 PC31 4D034 AA01 BA01 BA03 CA12 DA03 4D037 AA06 AB07 AB14 BA28 CA02 CA03 4D076 AA02 AA14 AA22 AA24 BA03 BA37 EA04Z EA12Z EA14Z FA02 FA03 FA04 FA17 FA18 FA19 FA20 HA02 HA20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海水を逆浸透法により水を分離すること
    により濃縮し、この濃縮された海水を、カルシウム濃度
    1重量パーセント以下、マグネシウム濃度が2重量パー
    セント以上の塩化ナトリウム含有の母液に加えて、減圧
    下に蒸発濃縮して、カルシウムを含む塩化ナトリウム結
    晶を析出させ、この析出した結晶を含む液を遠心脱水し
    て、水分を含有する塩を製造することを特徴とする海水
    からの塩の製造方法。
  2. 【請求項2】 海水を高圧逆浸透法により水を分離する
    ことにより濃縮し、この濃縮された海水を、カルシウム
    濃度1重量パーセント以下、マグネシウム濃度が2重量
    パーセント以上の塩化ナトリウム含有の母液に加えて、
    減圧下に蒸発濃縮して、海水中のカルシウムを含む塩化
    ナトリウム結晶を析出させ、この析出した結晶を含む液
    を遠心脱水して水分を含有する塩を製造し、前記高圧逆
    浸透法により分離された水を低圧逆浸透法により脱塩し
    て、前記加熱濃縮用のボイラー用水を製造することを特
    徴とする海水からの塩の製造方法。
  3. 【請求項3】 母液が苦汁であることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の海水からの塩の製造方法。
  4. 【請求項4】 蒸発濃縮が、60乃至150mmHgの
    絶対圧力の圧力下で、50乃至70℃の温度下で行われ
    ることを特徴とする海水からの塩の製造方法。
  5. 【請求項5】 水分を含有する塩がカルシウム分を1重
    量%以上含有することを特徴とする海水からの塩の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 水を透過する高圧逆浸透膜で高圧側と低
    圧側に仕切られた高圧逆浸透室を備えており、前記高圧
    逆浸透室には、その高圧側に、加圧ポンプを備える海水
    導入口及び濃縮海水出口が設けられ、その低圧側に淡水
    出口が設けられており、濃縮海水出口は送液管を介して
    加熱器を備える結晶蒸発缶に接続し、該結晶蒸発缶の下
    部出口は結晶液タンクに接続しており、結晶液タンクは
    遠心分離装置に接続しており、前記高圧逆浸透室の低圧
    側の淡水出口は、水のみを透過する低圧逆浸透膜で高圧
    側と低圧側に仕切られた低圧逆浸透室の高圧側に、加圧
    ポンプを介して接続しており、低圧逆浸透室の低圧側の
    純水出口は、ボイラーの給水管に接続し、ボイラーの蒸
    気管は前記加熱器の蒸気導入口に接続していることを特
    徴とする海水からの塩の製造装置。
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