JP2003210468A - 縫合糸溶接システムおよびその使用方法 - Google Patents

縫合糸溶接システムおよびその使用方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 結び目を必要とせずに縫合糸の一方の部分を
縫合糸もう一方の部分に固定するための、ポリジオキサ
ノン(polydioxanone:PDS)のような広く用いられ
ている材料からなる縫合糸を溶接できるシステムおよび
その使用方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 作業端部20と、作業端部20に配置さ
れた縫合糸接触要素18と、電気手術用エネルギー源3
2に電気的に接続された第1の電極26と、電気手術用
エネルギー源32に電気的に接続された第2の電極28
とを有し、第1の電極26は縫合糸接触要素18に配置
されていて縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部
分に電気的エネルギーを供給し、第2の電極28は縫合
糸溶接部位の近くに配置されて電気手術用エネルギー源
32への電気的エネルギーの戻り経路を提供する。電気
的エネルギーが第1の電極26によって縫合糸の第1の
部分および縫合糸の第2の部分に供給されると、縫合糸
の第1の部分および縫合糸の第2の部分は溶接されて固
着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、結び目をつくら
ずに縫合糸同士を固着する縫合糸を溶接(welding)す
るためのシステム、装置、およびその使用方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】多くの外科手技では、特に組織を固定し
(fixation)および治療する(repair)ために、そし
て、内視鏡的な(endoscopic)、関節鏡的な(arthrosc
opic)、またはその他の最小に侵襲的な(minimally in
vasive)外科手技では患者の体内で外科手技を行なうた
めに、縫合糸が用いられる。伝統的には、縫合糸が関連
する組織に対して適切に配置された後に、縫合糸の端部
が互いに結ばれて組織が固定または治療される。これら
の縫合糸の結び目は、固定または治療部位の近くに形成
されるか、手術部位から離れてかつ術野(surgical fie
ld)の外で形成される。後者の場合(結び目が手術部位
から離れてかつ術野の外で形成される場合)、縫合糸の
結び目が形成された領域を組織またはその他の所望の位
置へ移動させるために、「結び目押出し機(knot pushe
r)」と呼ばれる装置および方法が開発された。いずれ
の場合でも、特に窮屈な空間では、結び目を作るのは難
しく、適切な張力を与えるのは難しく、適切に配置する
のは難しい。
【0003】結び目を形成する以外にも縫合糸を固定す
るための方法が試みられてきた。例えば、摩擦によって
縫合糸を溶接するための方法および装置が開示されてい
る。そのような摩擦による溶接は、縫合糸の取り付け具
(suture fixturing)を超音波エネルギーにさらすこと
および縫合糸の材料を超音波エネルギーに直接さらすこ
とのいずれか一方または両方によって一般的に行なわれ
ている。Winstonらは超音波を用いた摩擦による溶接の
ための装置および方法を開示している(例えば、特許文
献1参照。)。より最近では、アメリカ合衆国マサチュ
ーセッツ州BeverlyのAxya Medical, Inc.に譲渡された
特許は、縫合糸を溶接するために超音波エネルギーを加
えることを含む装置および方法を開示している(例え
ば、特許文献2、特許文献3、および特許文献4参
照。)。しかし、この方法は、広く用いられている全て
の縫合糸の材料に対してうまく働くというものではな
く、適切な溶接を行なうためには、溶接装置内での縫合
糸の配置および形を微妙に調節しなければならない。
【0004】
【特許文献1】米国特許第3,515,848号明細書
(第4欄、第2図)
【特許文献2】米国特許第5,417,700号明細書
(第6欄、第9A図)
【特許文献3】米国特許第5,893,880号明細書
(第8欄、第10A図)
【特許文献4】米国特許第6,174,324号明細書
(第5欄、第13図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、結び目を
形成せずに縫合糸を固定することが必要とされている。
特に、結び目を必要とせずに縫合糸の一方の部分を縫合
糸もう一方の部分(ひとつの縫合糸の異なる部分でも、
異なる縫合糸の2つの部分でもよい。)に固定するため
の、ポリジオキサノン(polydioxanone:PDS)のよ
うな広く用いられている材料からなる縫合糸を溶接でき
るシステムを開発することが望ましい。さらに、手術現
場ですでに平凡なものとなっているエネルギー源を用い
た、したがって重大な新たな設備投資を必要としない、
縫合糸を固定するための技術を開発することが望まし
い。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、縫合糸の第1
の部分を縫合糸の第2の部分(本明細書では、第1の部
分および第2の部分は、同じ縫合糸の異なる部分でも、
異なる縫合糸の2つの部分でもよい。)に固着するため
の溶接システムを提供することにより、上述された従来
の課題およびその他の課題を解決する。本発明の縫合糸
溶接システムは、電気手術用エネルギー源と、縫合糸溶
接装置とを含む。縫合糸溶接装置は、作業端部と、作業
端部に配置された縫合糸接触要素と、電気手術用エネル
ギー源に電気的に接続された第1の電極と、電気手術用
エネルギー源に電気的に接続された第2の電極とを有す
る。第1の電極は縫合糸接触要素に配置されていて縫合
糸の第1の部分および縫合糸の第2の部分に電気的エネ
ルギーを供給し、第2の電極は縫合糸溶接部位の近くに
配置されて電気手術用エネルギー源への電気的エネルギ
ーの戻り経路を提供する。電気的エネルギーが第1の電
極によって縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部
分に供給されると、縫合糸の第1の部分および縫合糸の
第2の部分は溶接されて固着される。
【0007】本発明の他の側面では、縫合糸溶接装置
は、近位の端部と、遠位の端部と、縫合糸の第1の部分
と縫合糸の第2の部分とを保持するための遠位の端部に
配置された縫合糸把持子とを有する。縫合糸把持子は第
1の把持部材と第2の把持部材とを有し、少なくとも一
方の把持部材はもう一方の把持部材に対して移動可能で
ある。アクチュエータが、近位のハンドルに配置されて
いて、縫合糸把持子を第1の位置である縫合糸把持子の
開いた位置と第2の位置である縫合糸把持子の閉じた位
置との間を選択的に移動させるために縫合糸把持子に結
合されている。開いた位置では、第1の把持部材と第2
の把持部材とは互いに離れて配置されていて、縫合糸把
持子内に縫合糸の第1の部分と縫合糸の第2の部分とが
配置できるようになっている。閉じた位置では、第1の
把持部材と第2の把持部材は、縫合糸の第1の部分と縫
合糸の第2の部分を縫合糸把持子に保持するような間隔
で配置されている。第1の電極と第2の電極が電気手術
用エネルギー源に電気的に接続されていて、かつ縫合糸
の第1の部分と縫合糸の第2の部分に電気的エネルギー
を供給するように縫合糸把持鉗子に配置されている。上
述された本発明の側面と同様に、電極によって縫合糸の
第1の部分と縫合糸の第2の部分に電気的エネルギーを
供給することにより、縫合糸の第1の部分と縫合糸の第
2の部分が溶接されて固着される。
【0008】本発明のいずれの側面においても、電気手
術用エネルギー源は無線周波数波の形態で提供されるの
が好ましく、提供される無線周波数波は実質的に100
kHz乃至1MHzの周波数を有してよい。
【0009】把持部材同士の相対的な動きは、一方の把
持部材をもう一方の把持部材に摺動可能に係合させて、
縫合糸把持子を開閉するような縫合糸溶接装置の長手方
向の軸に沿った相対的な動きをもたらすことによって実
現されてよい。代わりに、一方の把持部材がもう一方の
把持部材に回動可能に枢支されていて、縫合糸把持子が
第1の位置である縫合糸把持子の開いた位置から第2の
位置である縫合糸把持子の閉じた位置へ向けて選択的に
移動されるときに、把持部材の間の間隔が縫合糸溶接装
置によって画定される長手方向の軸と実質的に直交する
方向に沿って減少するようにされてもよい。縫合糸溶接
装置は、縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部分
と少なくともひとつの電極との間の接触を促進するよう
に長手方向の軸に沿って移動可能となるように縫合糸溶
接装置に摺動可能に係合されたピストンを含んでもよ
い。
【0010】溶接可能な材料が、少なくともひとつの電
極と縫合糸の少なくともひとつの部分との間に提供され
てもよい。提供される溶接可能な材料は、少なくともひ
とつの電極を介して電気的エネルギーが供給されたとき
に縫合糸の第1の部分を縫合糸の第2の部分に溶接して
よい。この実施の形態は、縫合糸の材料自体が溶接可能
でない場合に特に有益である。
【0011】好ましい実施の形態では、縫合糸の第1の
部分と縫合糸の第2の部分は、ポリジオキサノン、プロ
レン(prolene)、およびポリマープラスチックから選
択された材料から作られてよい。さらに好ましい実施の
形態では、縫合糸の第1の部分と縫合糸の第2の部分
は、ポリジオキサノン(PDS)から作られてよい。
【0012】別の実施の形態では、縫合糸溶接装置は少
なくともひとつの電極の近くに配置された温度センサを
含み、電気手術用エネルギー源に温度センサの出力信号
が供給されていて、電気手術用エネルギー源は温度セン
サによって検出された温度に基づいてエネルギーの供給
を停止してよい。さらに、電気手術用エネルギー源はタ
イマーを含み、電気手術用エネルギー源は電気的エネル
ギーが予め決められた時間に亘って供給されて溶接が完
了すると電極へのエネルギーの供給を停止してよい。
【0013】縫合糸の第1の部分を縫合糸の第2の部分
に溶接して固着させる本発明の縫合糸溶接システムの使
用方法は、電気手術用エネルギー源および縫合糸溶接装
置を提供することから開始される。縫合糸溶接装置は、
作業端部と、作業端部に配置された縫合糸接触要素と、
電気手術用エネルギー源に電気的に接続されていると共
に縫合糸接触要素に配置されていて、縫合糸の第1の部
分および縫合糸の第2の部分に電気的エネルギーを供給
する第1の電極と、電気手術用エネルギー源に電気的に
接続されていると共に縫合糸溶接部位の近くに配置され
て、電気手術用エネルギー源への電気的エネルギーの戻
り経路を提供する第2の電極とを有する。縫合糸の第1
の部分と縫合糸の第2の部分は縫合糸接触要素と接触す
るように配置されて、電気手術用エネルギー源からの電
気的エネルギーを第1の電極を介して縫合糸の第1の部
分および縫合糸の第2の部分に供給し、縫合糸の第1の
部分を縫合糸の第2の部分に溶接して固着させる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明が添付の図面を参照した以
下の説明によってより十分に理解される。本発明は、縫
合糸の第1の部分と縫合糸の第2の部分を溶接して縫合
糸の第1の部分と縫合糸の第2の部分とを固着するのに
有益なシステムおよびその使用方法を提供する。大まか
に言うと、縫合糸溶接装置は少なくともひとつの電極が
配置された縫合糸接触面を有し、縫合糸溶接装置は縫合
糸の第1の部分と縫合糸の第2の部分にエネルギーが供
給されて縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部分
が互いに溶接されるようにエネルギー源に結合されてい
る。
【0015】本発明の縫合糸溶接システム10の模式図
が図1に示されている。縫合糸溶接システム10は電気
的エネルギー源(電気手術用エネルギー源)32および
縫合糸溶接装置12を含む。縫合糸溶接装置12は、外
科医によって握られる近位のハンドル14と、遠位の端
部(または作業端部)20に縫合糸把持子(または縫合
糸接触要素)18を備えた遠位の延長管16とを含む。
図示されているように、縫合糸接触要素18は、第1の
把持部材22、第2の把持部材24、第1の把持部材2
2に配置された第1の電極26、および第2の把持部材
24に配置された第2の電極28を含む。第1の電極2
6および第2の電極28は、縫合糸溶接装置12の近位
の端部30で接続されたコネクタおよびケーブルによっ
て電気的エネルギー源32に電気的に接続されている。
図示されているように、縫合糸把持子(縫合糸接触要
素)18は2つの把持部材(第1の把持部材22および
第2の把持部材24)を有するが、固着されるべき縫合
糸の部分に電気的エネルギー源32から電気的エネルギ
ーを供給するためにより多くの構成要素またはより少な
い構成要素が用いられてもよいことは当業者には認めら
れる。さらに、例示された実施の形態では、2つの電極
(第1の電極26および第2の電極28)を用いて電気
的エネルギーを双極で供給することが前提とされている
が、縫合糸接触要素18に設けられたひとつの電極と縫
合糸を溶接する部位の近くの患者の体に位置する戻り電
極と(ここで、「近く」とは戻り電極がその位置におい
て所望の機能を果たすことができるような位置にあるこ
とを意味する。)を用いる単極形式でも電気的エネルギ
ーを供給できることが当業者には認められる。
【0016】電気的エネルギー源32は、縫合糸溶接装
置12に電気的に接続されている。電気的エネルギー源
32はプラグ34によって標準的なAC電源(交流電
源)に接続されて通常のように電力を供給されてよく、
電気的エネルギー源32はフット・ペダル36またはそ
の他のアクチュエータを含んでよい。電気的エネルギー
源32は、典型的には入院患者または外来患者を治療す
るセットで見られるような様々な電気手術用エネルギー
源のうちのひとつでよい。好ましい実施の形態では、電
気的エネルギー源32は無線周波数(またはRF)エネ
ルギー源である。本明細書では、「無線周波数」とは切
断および凝固のいずれか一方または両方の用途に用いら
れる周波数よりも高い周波数を意味し、好ましくは実質
的に100kHz乃至1MHzの周波数であり、より好
ましくは実質的に300kHz乃至500kHzの周波
数である。
【0017】電気的エネルギー源32は、好ましくは、
溶接が完了すると電極26および電極28への電気的エ
ネルギーを遮断するための適切なコントローラをも含
む。大まかに言うと、溶接は、電極からの電気的エネル
ギーが通過する抵抗性の材料(溶接の実施中には、縫合
糸の材料、血液、生理食塩水(saline)を含むこともあ
る。)のオーム熱に基づいて起こる。電極を介して供給
される電力(電気的エネルギー)は、所望の溶接効果が
得られ、しかも溶接される縫合糸の材料の強度を低下さ
せる程には大きくなく、または任意の近くの組織に熱的
な損傷を与える程には大きくない値でなければならな
い。そのような遮断機構のひとつとして、電極を介して
供給される電力に基づくタイマーがある。この実施の形
態では、時間対電力の関係は所定の縫合糸の材料に対し
て実験的に求めることができ、動作開始の後は、電気的
エネルギー源32は電力が供給されている時間を計時し
て、所望の停止時間に達すると電力の供給を停止する。
一実施の形態では、所望の停止時間は5秒以下である。
代わりに、サーミスタまたは熱電対が少なくともひとつ
の電極の近くに配置されて、所望の温度に達すると電力
の供給を遮断するようにしてもよい。さらに、電気的な
インピーダンスが電気的エネルギー源によって測定され
て、溶接が完了したときに電力を遮断するための測定規
準として用いられてもよい。
【0018】本発明のシステムで用いられるひとつの好
ましい電気的エネルギー源32は、アメリカ合衆国マサ
チューセッツ州WestwoodのMitek(登録商標)Products
から入手可能なVAPR(登録商標)II Generatorである。
この十分にプログラム可能なエネルギー源は、双極のR
Fエネルギーを提供し、エネルギー源からの温度をモニ
タリングするための電極の近くに配置されたサーミスタ
を有する電極を含むさまざまなタイプの電極を含むこと
ができる。
【0019】図2(A)乃至図3(B)には、本発明の
縫合糸溶接装置100の一実施の形態が示されている。
図2(A)に示されているように、例示的な縫合糸溶接
装置100は、ハンドル(またはハウジング)112
と、中空の延長管114と、縫合糸把持子116と、縫
合糸把持子116を操作するためのアクチュエータ11
8と、アクチュエータ118を縫合糸把持子116に接
続する結合部材120と、長手方向の軸130とを含
む。例示的なハウジング112は、長寸の実質的に円筒
形の形状であり、相対する近位の端部122と遠位の端
部124とを有する。ハウジング112の形状および寸
法は、手術環境において外科医が適切にハウジング11
2を握ることができるように当業者によって選択されて
よい。
【0020】アクチュエータ118はハウジング112
の側壁126に摺動可能に取り付けられている。この実
施の形態では、アクチュエータ118は、長方形形状の
基部を有し、外科医の親指によって2つの向きのいずれ
にも容易に操作できるようにするための傾きの異なる表
面を備えた高さの異なる複数のフランジ128を含む。
アクチュエータ118はハウジング112の長手方向の
軸130と実質的に平行な方向に摺動するように取り付
けられている。アクチュエータ118は、ハウジング1
12の遠位の端部124にアクチュエータ118が最も
近づいている第1の位置(図2(A)に示されてい
る。)と、ハウジング112の近位の端部122にアク
チュエータ118が最も近づいている第2の位置(図示
せず)との間を移動可能である。このアクチュエータ1
18の動き、および対応する結合部材120の動きによ
って、縫合糸把持子116と延長管114の遠位の端部
136との間の相互作用がもたらされ、この相互作用に
よって、アクチュエータ118が第1の位置にあるとき
は縫合糸把持子116が開き(図2(B))、アクチュ
エータ118が第2の位置にあるときは縫合糸把持子1
16が閉じる(図3(B))。アクチュエータ118は
第1の位置と第2の位置との間の任意の位置に選択的に
配置されてもよく、それによって縫合糸把持子116が
完全に開いた状態と完全に閉じた状態の間に配置され
る。
【0021】縫合糸溶接装置100は、その構造によっ
て、ハンドル(またはハウジング)112を外科医が操
作するのに好都合な患者の体の外部に配置しながら縫合
糸把持子116を患者の体内の所望の縫合糸溶接部位の
近くに配置できるようになっているので、内視鏡的な、
関節鏡的な、またはその他の最小に侵襲的な手術に用い
るのにとりわけ適している。例示された延長管114
は、遠位の端部136の近くで約60度の曲がりを含ん
でいるが、延長管114は異なる特定の手技ごとに適切
なさまざまな所望の形状で形成されてよい。
【0022】例示的な縫合糸把持子116は、第1の把
持部材150と第2の把持部材152とを有する。第1
の把持部材150は実質的に直線状であり、第1の把持
部材150の遠位の端部156の近くには電極170が
配置されている。延出したさや部172が電極170よ
りも遠位の位置に、延出したさや部174が電極170
よりも近位の位置に、各々配置されている。さや部17
2およびさや部174は、電極170と接触している縫
合糸の部分176および縫合糸の部分178が近位の向
きで電極170から滑り出すのをおよび遠位の向きで電
極170から滑り出すのを防止するように、第2の把持
部材152に向けて第1の把持部材150から外向きに
延出している。
【0023】第2の把持部材152は、第1の把持部材
150に対して角度をなした第1のセグメント158
と、第1のセグメント158の遠位の端部から延出して
第1の把持部材150と実質的に平行な第2のセグメン
ト160とを含むような形状に形成されている。他の実
施の形態では、第2の把持部材152は2個よりも多い
セグメントを含んでよく、それらのセグメントは縫合糸
を把持する所望の効果を得るために異なる角度をなして
よい。さらに、縫合糸把持子116は、例示されたもの
のように一方の把持部材のみが角度をなしたゼグメント
を含むのではなく、2つの把持部材の各々が角度をなし
たセグメントを含むものでもよい。一実施の形態では、
縫合糸把持子116は、互いに同じ角度をなして離れた
2つの把持部材を有して、アクチュエータ118が遠位
の向きに引かれたときに、2つの把持部材は閉じた位置
に近づきながら互いに平行な状態に近づくようにされて
よい。
【0024】第2の把持部材152は第2の電極180
をさらに含んでよく、第2の電極180の側面には、第
1の把持部材150のさや部172の形状および位置に
対応する凹部182が第2の電極180よりも遠位の側
に、第1の把持部材150のさや部174の形状および
位置に対応する凹部184が第2の電極180よりも近
位の側に、各々配置されている。さや部172およびさ
や部174は以下に説明されるように凹部182および
凹部184と相互に作用して、縫合糸把持子116が溶
接のために閉じた位置に配置されたときに、縫合糸の部
分176および縫合糸の部分178の第1の電極170
および第2の電極180に対する位置を保持する。
【0025】図2(B)に示されているように第1の把
持部材150および第2の把持部材152が間隔を置い
て隔てられている配置は、本明細書では、「開いた」位
置と呼ばれる。可撓性を有する縫合糸把持子116は、
開いた位置に向けて付勢されていて、延長管114から
十分に伸張された(fully extended)ときに開いた位置
に達する。第1の把持部材150と第2の把持部材15
2の間隔は実質的に0.0508cm(0.020イン
チ)乃至0.635cm(0.250インチ)の範囲内
にあり、最も好ましくは実質的に0.254cm(0.
100インチ)である。
【0026】アクチュエータ118がその最も遠位の位
置(この位置では、縫合糸把持子116は開いた位置に
ある。)から近位の向きに移動すると、第2の把持部材
152の角度をなした第1のセグメント158は中空の
延長管114の遠位の端部136の内壁と接触して、第
2の把持部材152は図3(A)に示すように第1の把
持部材150に向けて動かされる。アクチュエータ11
8が中間の位置に達すると、第1の把持部材150のさ
や部172およびさや部174は第2の把持部材152
の凹部182および凹部184と相互に作用して、縫合
糸の部分176および縫合糸の部分178を縫合糸把持
子116内に摺動可能な状態で拘束する。この中間の位
置を用いることで、内視鏡的なまたは関節鏡的な手技を
実施している外科医は、開いた位置にある縫合糸把持子
116内に溶接されるべき縫合糸の2つの端部を配置
し、アクチュエータ118を中間の位置に動かし、そし
て縫合糸把持子を患者の体内の所望の溶接部位に向けて
縫合糸に沿って摺動させるようにすることができる。
【0027】アクチュエータ118がその最も近位の位
置に達すると、縫合糸把持子116は完全に閉じて、縫
合糸の部分176および縫合糸の部分178は図3
(B)に示されているように電極170および電極18
0と密着した状態で縫合糸把持子116内に緊密に保持
される。図3(B)に示された縫合糸の部分176およ
び縫合糸の部分178は向かい合う電極170および電
極180によって加えられた圧力により変形して描かれ
ている。そのような変形は、縫合糸の材料の特性および
加えられる圧力の大きさに応じて発生したり発生しなか
ったりしてよいが、電極170および電極180の各々
と、縫合糸の部分176および縫合糸の部分178の各
々とが物理的に密着していることが望ましい。この位置
で、フット・ペダル36(図1)または電気的エネルギ
ー源32もしくは縫合糸溶接装置100に設けられたそ
の他のアクチュエータを作動させて溶接が行なわれる。
【0028】電極170および電極180は、図1乃至
図3(B)では向かい合う配置で描かれているが、その
他の配置が本発明において用いられてもよい。上述した
ように、電極の配置は単極にしてもよく、その場合には
縫合糸溶接装置100(縫合糸溶接装置12)には電極
がひとつだけ設けられる。さらに、電極170および電
極180は向かい合う配置ではなく並んで配置されても
よい。
【0029】例示された配置では、電極170および電
極180は縫合糸の2つの部分が2つの電極と密着する
ように十分な長さを有することが好ましい。サイズ0か
ら20までのモノフィラメント縫合糸を用いる典型的な
用途では、縫合糸の直径は実質的に0.0381cm
(0.015インチ)乃至0.0762cm(0.03
0インチ)となる。したがって、電極の長さ(図2
(A)乃至図3(B)において左側と右側を結ぶ方向に
沿った長さ)は、実質的に0.1524cm(0.06
0インチ)以下であれば、縫合糸の2つの部分が2つの
電極と確実に接触するようにするのに十分である。電極
の幅(図2(A)乃至図3(B)において紙面に垂直な
方向に沿った長さ)は、縫合糸の部分176および縫合
糸の部分178の間に形成される溶接部分の所望の長さ
に釣り合う長さでなければならない。最も典型的な用途
では、この電極の幅は実質的に10mm以下であり、よ
り好ましくは実質的に7mm以下である。電極170お
よび電極180は、導電性のステンレス鋼、プラチナ、
タングステン、プラチナ・イリジウム、およびそれらの
混合物または合金を含むさまざまな導電性の金属から作
られる。もちろん、電極170および電極180は電気
的エネルギー源32(図1)に接続されなければなら
ず、そのような接続は、電極170および電極180を
コネクタおよびケーブル130(図2(A))に電気的
に接続し、ケーブル130を電気的エネルギー源32に
接続することにより達成されてよい。
【0030】把持部材150および把持部材152は、
開いた位置(図2(B)に例示されている。)から閉じ
た位置(図3(B)に例示されている。)まで可撓性を
有しながら移動できるように十分な弾性(elasticity)
を備えた材料から作られるのが好ましい。より重要なこ
とは、把持部材150および把持部材152は、電極1
70および電極180から縫合糸溶接装置100(また
は縫合糸溶接装置12)の本体を通って流れる見せかけ
の電流を防止するような非導電性の材料で作られなけれ
ばならないということである。把持部材150および把
持部材152は、例えば、組織が縫合されかつ取り付け
る目的のために軟組織をこぢんまりと結ぶように溶接が
形成されることが好ましい内視鏡的な手技または関節鏡
的な手技の間のように、狭い空間内でまたは組織の直近
で縫合糸把持子116を縫合糸に沿ってより容易に摺動
できるように、その遠位の端部156の近くに電極17
0および電極180が設けられていて、さらに、丸みを
帯びた遠位の端部156を有してもよい。
【0031】縫合糸の部分176および縫合糸の部分1
78は、電極170および電極180を介して供給され
るRFエネルギーにさらされて適切に溶接される材料か
ら作られる。ポリマーを含むさまざまなプラスチックが
用いられ、特に、縫合糸を作るのに広く用いられている
生体吸収性のプラスチックおよびその他のプラスチック
が用いられる。本発明に用いるための縫合糸を作るのに
特に有用な材料の例としては、プロレン(prolene)、
そしてより特定して、ポリジオキサノン(polydioxanon
e:PDS)がある。
【0032】縫合糸を溶接可能な材料から作ることに加
えて、図4(A)および図4(B)に示されているよう
に、溶接可能な材料から作られた分離リングまたは分割
リングが縫合糸と共にまたは縫合糸溶接装置と共に用い
られてよい。図4(A)に示されているように、各々が
予め形成された溶接可能な材料186を備えた電極17
0および電極180を有する縫合糸把持子116が提供
される。加熱すると、溶接可能な材料186は好ましく
は縫合糸の部分176および縫合糸の部分178に向か
って流れて縫合糸の部分176および縫合糸の部分17
8を囲んで溶けて縫合糸の部分176および縫合糸の部
分178を束ねる。溶接可能な材料186は、溶接可能
な材料186が縫合糸に向けて流れるのを助けるための
電極170および電極180に隣接して形成された解除
層を含んでよい。他の実施の形態が図4(B)に例示さ
れていて、この実施の形態では、溶接可能な材料188
は、縫合糸の部分176および縫合糸の部分178を取
り囲むリング(またはカラー)として形成されている。
電極170および電極180によって加熱されると、溶
接可能な材料188は縫合糸の部分176および縫合糸
の部分178を取り囲んで溶けて縫合糸の部分176お
よび縫合糸の部分178を互いに固定する。
【0033】回動する把持部材152および摺動可能な
ピストン212を有する本発明の他の実施の形態の縫合
糸溶接装置210が図5(A)および図5(B)に示さ
れている。縫合糸溶接装置100のように、縫合糸溶接
装置210は中空の延長管114と縫合糸把持子116
とを含む。縫合糸把持子116は、第1の把持部材15
0および第2の把持部材152を有し、第1の把持部材
150は遠位に配置された電極170を、第2の把持部
材152は遠位に配置された電極180を、各々有す
る。この実施の形態では、第2の把持部材152はひと
つまたは複数のヒンジ(枢支点)214によって延長管
114に結合されていて、第2の把持部材152がアク
チュエータ(図示せず)に応答して開いた位置(図5
(A)に示された把持部材が間隔を置いて配置された位
置)と閉じた位置(図5(B)にしめされた位置)との
間を回動できるようになっている。ピストン212は、
近位と遠位とを結ぶ方向に沿って摺動可能で、把持部材
152を操作するのに用いられるアクチュエータと同じ
アクチュエータまたは異なるアクチュエータを駆動する
ことにより縫合糸の部分176および縫合糸の部分17
8を電極170および電極180と接触させるように押
すために用いられる。
【0034】縫合糸溶接装置100と同じように、縫合
糸溶接装置210は、好ましくは中間の位置にも配置さ
れ、この中間の位置では、縫合糸の部分176および縫
合糸の部分178は縫合糸把持子116内に摺動可能に
保持されて、電極170および電極180は、縫合糸把
持子116が閉じられて溶接が開始される前に、縫合糸
に沿って所望の溶接部位まで摺動されるようになってい
る。縫合糸溶接装置100(図2(A)乃至図3
(B))で例示されたように縫合糸の部分を保持するた
めに縫合糸把持子116に設けられた延出したさや部お
よび対応する凹部を用いるのではなく、縫合糸溶接装置
210は、把持部材150および把持部材152のいず
れか一方の遠位の端部に設けられた単一の延出したさや
部216を含む。さや部216は向かい合う縫合糸把持
要素(把持部材150)と部分的に重なり合って(図5
(B)では、さや部216が把持部材150と部分的に
重なり合っている)、縫合糸の部分176および縫合糸
の部分178が縫合糸把持子116から遠位の向きに離
脱するのを防止するようにしてよい。この部分的な重な
り合いは、中間の位置で縫合糸把持子116内の縫合糸
の部分を摺動可能に保持できるようにするために縫合糸
把持子116が完全に閉じる前に形成されてよい。
【0035】例示された実施の形態では、電極170は
把持部材150に、電極180は把持部材152に、互
いに向かい合う関係で、各々配置されているが、当業者
には、その他の電極の配置も本発明の範囲内で用いられ
ることが理解される。例えば、電極170がピストン2
12の遠位の向きに面した端部に、電極180がさや部
216の近位の向きに面した表面に、互いに向かい合う
関係で、各々配置されてもよく、または、電極170お
よび電極180が、ピストン212の遠位の向きに面し
た端部およびさや部216の近位の向きに面した表面の
いずれか一方に、もしくは把持部材150および把持部
材152のいずれか一方に、並んで配置されてもよい。
さらに、図5(B)に示すように、電極170に凹状に
湾曲した表面が設けられていて、縫合糸の部分176お
よび縫合糸の部分178に圧力が加えられて電極170
と接触するようになったときに、縫合糸の部分176お
よび縫合糸の部分178が互いに接触するように強制さ
れるようになっていてもよい。
【0036】本発明のさらに他の実施の形態の縫合糸溶
接装置310が図6に示されている。縫合糸溶接装置3
10は、静止した第1の把持部材312と、長手方向に
移動可能な第2の把持部材314とを備えた縫合糸把持
子320を含む。回転アクチュエータ316が回転する
と、第2の把持部材314は第1の把持部材312に対
して長手方向に(縫合糸溶接装置310によって画定さ
れる長手方向の軸318に沿って)移動する。縫合糸溶
接装置310は開いた位置で描かれていて、縫合糸溶接
装置310は、間隔322に配置された任意の個数の縫
合糸の部分(図示せず)を捕獲するために間隔322を
狭めるように回転アクチュエータ316を回転すること
により、閉じた位置にされる。第1の把持部材312が
第1の電極324を、第2の把持部材314が第2の電
極326を、各々備えている。したがって、回転アクチ
ュエータ316を回転させて間隔322を狭めることに
より、溶接するために第1の電極324と第2の電極3
26との間に縫合糸の部分(図示せず)を効果的に捕獲
することができる。すでに記載された他の実施の形態の
縫合糸溶接装置と同じように、他の電極の形状および配
置が用いられてもよい。
【0037】上述された実施の形態に基づいて、本発明
の他の特徴および利点が、当業者には適切に評価され
る。したがって、本発明は、特許請求の範囲の記載以外
の上述された特定の例示および記載によって限定される
ものではない。引用された刊行物および参照文献は、引
用されたことによりその全体が本明細書に組み込まれ
る。
【0038】この発明の具体的な実施態様は以下の通り
である。 (1)電気手術用エネルギー源が無線周波数波を発生す
る、請求項1記載の縫合糸溶接システム。 (2)縫合糸接触要素が、可変の間隔をなす互いに向か
い合う2つの面を有し、上記2つの面の一方には第1の
電極および第2の電極の一方が、上記2つの面のもう一
方には上記第1の電極および上記第2の電極のもう一方
が、各々配置されている、請求項1記載の縫合糸溶接シ
ステム。 (3)縫合糸溶接装置が、開いた位置と閉じた位置との
間に選択的に調節されるように構成され、上記開いた位
置では、縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部分
が可変の間隔内に配置でき、上記閉じた位置では、上記
縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2の部分が上
記可変の間隔内に拘束される、実施態様(2)記載の縫
合糸溶接システム。 (4)縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部分
が、ポリジオキサノン、プロレン、およびポリマープラ
スチックからなる集合から選択された材料から作られて
いる、請求項1記載の縫合糸溶接システム。 (5)縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部分
が、ポリジオキサノンから作られている、請求項1記載
の縫合糸溶接システム。
【0039】(6)溶接可能な材料が、第1の電極およ
び第2の電極の少なくとも一方と縫合糸の第1の部分お
よび縫合糸の第2の部分の少なくとも一方との間に設け
られ、上記溶接可能な材料が、上記少なくとも一方の電
極を介して電気的エネルギーが供給されたときに上記縫
合糸の第1の部分を上記縫合糸の第2の部分に溶接する
ように適合されている、請求項1記載の縫合糸溶接シス
テム。 (7)縫合糸溶接装置が、縫合糸の第1の部分および縫
合糸の第2の部分と第1の電極および第2の電極の少な
くとも一方との間の接触を促進するように長手方向に沿
って移動可能となるように上記縫合糸溶接装置に摺動可
能に係合するピストンを含む、請求項1記載の縫合糸溶
接システム。 (8)電気手術用エネルギー源が、無線周波数波を発生
する、請求項2記載の縫合糸溶接システム。 (9)無線周波数波が実質的に100kHz乃至1MH
zの周波数を有する、実施態様(8)記載の縫合糸溶接
システム。 (10)第1の把持部材および第2の把持部材の少なく
とも一方が、第1の把持部材および第2の把持部材のも
う一方と摺動可能に係合することにより、縫合糸溶接装
置の長手方向の軸に実質的に沿って開いた位置および閉
じた位置へ相対的に移動する、請求項2記載の縫合糸溶
接システム。
【0040】(11)第1の把持部材および第2の把持
部材の少なくとも一方が第1の把持部材および第2の把
持部材のもう一方に回動可能に枢支されていて、縫合糸
把持子が第1の位置である開いた位置から第2の位置で
ある閉じた位置へ選択的に移動するときに、上記第1の
把持部材および上記第2の把持部材の間の間隔が上記縫
合糸把持子によって画定される長手方向の軸と実質的に
直交する方向に沿って減少する、請求項2記載の縫合糸
溶接システム。 (12)溶接可能な材料が、第1の電極および第2の電
極の少なくとも一方と縫合糸の第1の部分および縫合糸
の第2の部分の少なくとも一方との間に設けられ、上記
溶接可能な材料が、上記少なくとも一方の電極を介して
電気的エネルギーが供給されたときに上記縫合糸の第1
の部分を上記縫合糸の第2の部分に溶接するように適合
されている、請求項2記載の縫合糸溶接システム。 (13)縫合糸溶接装置が、縫合糸の第1の部分および
縫合糸の第2の部分と第1の電極および第2の電極の少
なくとも一方との間の接触を促進するように長手方向に
沿って移動可能となるように上記縫合糸溶接装置に摺動
可能に係合するピストンを含む、請求項2記載の縫合糸
溶接システム。 (14)縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部分
が、ポリジオキサノン、プロレン、およびポリマープラ
スチックからなる集合から選択された材料から作られて
いる、請求項2記載の縫合糸溶接システム。 (15)縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部分
が、ポリジオキサノンから作られている、請求項2記載
の縫合糸溶接システム。
【0041】(16)縫合糸溶接装置が、第1の電極お
よび第2の電極の少なくとも一方の近くに配置された温
度センサを含み、電気手術用エネルギー源は上記温度セ
ンサからの出力信号が供給されて、検出された温度に基
づいて電気的エネルギーの供給を停止する、請求項2記
載の縫合糸溶接システム。 (17)電気手術用エネルギー源はタイマを含み、電気
的エネルギーが所定の時間に亘って供給された後に第1
の電極および第2の電極への上記電気的エネルギーの供
給を停止する、請求項2記載の縫合糸溶接システム。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、結び目
を必要とせずに縫合糸の一方の部分を縫合糸もう一方の
部分に固定することができる効果がある。また、ポリジ
オキサノン(polydioxanone:PDS)のような広く用
いられている材料からなる縫合糸を溶接できる効果があ
る。さらに、手術現場ですでに平凡なものとなっている
エネルギー源を用いて、したがって重大な新たな設備投
資を必要とせずに、縫合糸を固定することができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縫合糸溶接システムの模式図である。
【図2】(A)は本発明の縫合糸溶接装置の一部切り欠
き側面図である。(B)は縫合糸の2つの部分が配置さ
れ、開いた位置にある図2(A)の縫合糸溶接装置の縫
合糸把持子の側面図である。
【図3】(A)は中間の位置にある図2(B)の縫合糸
把持子の側面図である。(B)は閉じた位置にある図2
(B)の縫合糸把持子の側面図である。
【図4】(A)は電極上に配置された溶接可能な材料を
備えた図2(B)の縫合糸把持子の一部の側面図であ
る。(B)はリングの形態で提供された溶接可能な材料
を備えた図4(A)の縫合糸把持子の部分の側面図であ
る。
【図5】(A)は開いた位置にある他の縫合糸把持子の
一部切り欠き側面図である。(B)は閉じた位置にある
図5(A)の縫合糸把持子の一部切り欠き側面図であ
る。
【図6】本発明の他の縫合糸溶接装置の斜視図である。
【符号の説明】
10 縫合糸溶接システム 12 縫合糸溶接装置 14 近位のハンドル 16 遠位の延長管 18 縫合糸把持子 20 遠位の端部 22 第1の把持部材 24 第2の把持部材 26 第1の電極 28 第2の電極 30 近位の端部 32 電気的エネルギー源 34 プラグ 36 フット・ペダル 100 縫合糸溶接装置 112 ハンドル 114 延長管 116 縫合糸把持子 118 アクチュエータ 120 結合部材 122 近位の端部 124 遠位の端部 126 側壁 128 フランジ 130 長手方向の軸 134 近位の端部 136 遠位の端部 150 第1の把持部材 152 第2の把持部材 156 遠位の端部 158 第1のセグメント 160 第2のセグメント 170 第1の電極 172 さや部 174 さや部 176 縫合糸の部分 178 縫合糸の部分 180 第2の電極 182 凹部 184 凹部 186 溶接可能な材料 188 溶接可能な材料 210 縫合糸溶接装置 212 ピストン 214 ヒンジ 216 さや部 310 縫合糸溶接装置 312 第1の把持部材 314 第2の把持部材 316 回転アクチュエータ 318 長手方向の軸 320 縫合糸把持子 322 間隔 324 第1の電極 326 第2の電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダグラス・ダブリュ・ダン アメリカ合衆国、02048 マサチューセッ ツ州、マンスフィールド、ショーマット・ アベニュー 53 (72)発明者 ネイサン・エス・コールドウェル アメリカ合衆国、02048 マサチューセッ ツ州、マンスフィールド、イースト・スト リート 880 Fターム(参考) 4C060 BB01 BB30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫合糸溶接部位で縫合糸の第1の部分を
    縫合糸の第2の部分に固着するための縫合糸溶接システ
    ムであって、 電気手術用エネルギー源と、 縫合糸溶接装置とを備え、 上記縫合糸溶接装置が、 作業端部と、 上記作業端部に配置された縫合糸接触要素と、 上記電気手術用エネルギー源に電気的に接続されている
    と共に上記縫合糸接触要素に配置された、上記縫合糸の
    第1の部分および上記縫合糸の第2の部分に電気的エネ
    ルギーを供給するための第1の電極と、 上記電気的エネルギー源に電気的に接続されていると共
    に上記縫合糸溶接部位の近くに配置されて、上記電気手
    術用エネルギー源への上記電気的エネルギーの戻り経路
    を提供するための第2の電極とを備え、 上記第1の電極を介した上記縫合糸の第1の部分および
    上記縫合糸の第2の部分への上記電気的エネルギーの供
    給によって、上記縫合糸の第1の部分が上記縫合糸の第
    2の部分に固着される、 縫合糸溶接システム。
  2. 【請求項2】 患者の体内の縫合糸溶接部位で縫合糸の
    第1の部分を縫合糸の第2の部分に固着するための縫合
    糸溶接システムであって、 電気手術用エネルギー源と、 縫合糸溶接装置とを備え、 上記縫合糸溶接装置が、 近位のハンドルと、 遠位の端部と、 第1の把持部材および第2の把持部材を備え、上記第1
    の把持部材および上記第2の把持部材の少なくとも一方
    が上記第1の把持部材および上記第2の把持部材のもう
    一方に対して移動可能である、上記遠位の端部に配置さ
    れた、上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2
    の部分を保持するための縫合糸把持子と、 上記近位のハンドルに配置されていると共に上記縫合糸
    把持子に結合されていて、上記縫合糸の第1の部分およ
    び上記縫合糸の第2の部分を上記縫合糸把持子内に配置
    できるように上記第1の把持部材および上記第2の把持
    部材が離れて配置される第1の位置である開いた位置
    と、上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2の
    部分を上記縫合糸把持子内に保持するような間隔で上記
    第1の把持部材および上記第2の把持部材が配置される
    第2の位置である閉じた位置との間で上記縫合糸把持子
    を選択的に移動させるためのアクチュエータと、 上記電気手術用エネルギー源に接続されていると共に上
    記縫合糸把持子に配置されていて、上記縫合糸の第1の
    部分および上記縫合糸の第2の部分に電気的エネルギー
    を供給するための第1の電極および第2の電極とを備
    え、 上記第1の電極および上記第2の電極を介した上記縫合
    糸の第1の部分および上記縫合糸の第2の部分への上記
    電気的エネルギーの供給によって、上記縫合糸の第1の
    部分が上記縫合糸の第2の部分に固着される、縫合糸溶
    接システム。
  3. 【請求項3】 縫合糸の第1の部分を縫合糸の第2の部
    分に溶接して固着させるための縫合糸溶接システムの使
    用方法であって、 (a)電気手術用エネルギー源を提供する過程と、 (b)縫合糸溶接装置を提供する過程であって、上記縫
    合糸溶接装置は、 作業端部と、 上記作業端部に配置された縫合糸接触要素と、 上記電気手術用エネルギー源に電気的に接続されている
    と共に上記縫合糸接触要素に配置された、上記縫合糸の
    第1の部分および上記縫合糸の第2の部分に電気的エネ
    ルギーを供給するための第1の電極と、 上記電気手術用エネルギー源に電気的に接続されている
    と共に縫合糸溶接部位の近くに配置されて、上記電気手
    術用エネルギー源への上記電気的エネルギーの戻り経路
    を提供するための第2の電極とを備えた、上記縫合糸溶
    接装置を提供する過程と、 (c)上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2
    の部分を上記縫合糸接触要素に接触させて配置する過程
    と、 (d)上記第1の電極を介して上記電気手術用エネルギ
    ー源から上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第
    2の部分へ上記電気的エネルギーを供給して、上記縫合
    糸の第1の部分を上記縫合糸の第2の部分に溶接して固
    着させる過程とを備えた、縫合糸溶接システムの使用方
    法。
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