JP4372412B2 - 縫合糸溶接システム - Google Patents

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    • A61B17/06166Sutures
    • A61B2017/0619Sutures thermoplastic, e.g. for bonding, welding, fusing or cutting the suture by melting it

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、結び目をつくらずに縫合糸同士を固着する縫合糸を溶接(welding)するためのシステム、装置、およびその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
多くの外科手技では、特に組織を固定し(fixation)および治療する(repair)ために、そして、内視鏡的な(endoscopic)、関節鏡的な(arthroscopic)、またはその他の最小に侵襲的な(minimally invasive)外科手技では患者の体内で外科手技を行なうために、縫合糸が用いられる。伝統的には、縫合糸が関連する組織に対して適切に配置された後に、縫合糸の端部が互いに結ばれて組織が固定または治療される。これらの縫合糸の結び目は、固定または治療部位の近くに形成されるか、手術部位から離れてかつ術野(surgical field)の外で形成される。後者の場合(結び目が手術部位から離れてかつ術野の外で形成される場合)、縫合糸の結び目が形成された領域を組織またはその他の所望の位置へ移動させるために、「結び目押出し機(knot pusher)」と呼ばれる装置および方法が開発された。いずれの場合でも、特に窮屈な空間では、結び目を作るのは難しく、適切な張力を与えるのは難しく、適切に配置するのは難しい。
【0003】
結び目を形成する以外にも縫合糸を固定するための方法が試みられてきた。例えば、摩擦によって縫合糸を溶接するための方法および装置が開示されている。そのような摩擦による溶接は、縫合糸の取り付け具(suture fixturing)を超音波エネルギーにさらすことおよび縫合糸の材料を超音波エネルギーに直接さらすことのいずれか一方または両方によって一般的に行なわれている。Winstonらは超音波を用いた摩擦による溶接のための装置および方法を開示している(例えば、特許文献1参照。)。より最近では、アメリカ合衆国マサチューセッツ州BeverlyのAxya Medical, Inc.に譲渡された特許は、縫合糸を溶接するために超音波エネルギーを加えることを含む装置および方法を開示している(例えば、特許文献2、特許文献3、および特許文献4参照。)。しかし、この方法は、広く用いられている全ての縫合糸の材料に対してうまく働くというものではなく、適切な溶接を行なうためには、溶接装置内での縫合糸の配置および形を微妙に調節しなければならない。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第3,515,848号明細書(第4欄、第2図)
【特許文献2】
米国特許第5,417,700号明細書(第6欄、第9A図)
【特許文献3】
米国特許第5,893,880号明細書(第8欄、第10A図)
【特許文献4】
米国特許第6,174,324号明細書(第5欄、第13図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、結び目を形成せずに縫合糸を固定することが必要とされている。特に、結び目を必要とせずに縫合糸の一方の部分を縫合糸もう一方の部分(ひとつの縫合糸の異なる部分でも、異なる縫合糸の2つの部分でもよい。)に固定するための、ポリジオキサノン(polydioxanone:PDS)のような広く用いられている材料からなる縫合糸を溶接できるシステムを開発することが望ましい。さらに、手術現場ですでに平凡なものとなっているエネルギー源を用いた、したがって重大な新たな設備投資を必要としない、縫合糸を固定するための技術を開発することが望ましい。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、縫合糸の第1の部分を縫合糸の第2の部分(本明細書では、第1の部分および第2の部分は、同じ縫合糸の異なる部分でも、異なる縫合糸の2つの部分でもよい。)に固着するための溶接システムを提供することにより、上述された従来の課題およびその他の課題を解決する。本発明の縫合糸溶接システムは、電気手術用エネルギー源と、縫合糸溶接装置とを含む。縫合糸溶接装置は、作業端部と、作業端部に配置された縫合糸接触要素と、電気手術用エネルギー源に電気的に接続された第1の電極と、電気手術用エネルギー源に電気的に接続された第2の電極とを有する。第1の電極は縫合糸接触要素に配置されていて縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部分に電気的エネルギーを供給し、第2の電極は縫合糸溶接部位の近くに配置されて電気手術用エネルギー源への電気的エネルギーの戻り経路を提供する。電気的エネルギーが第1の電極によって縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部分に供給されると、縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部分は溶接されて固着される。
【0007】
本発明の他の側面では、縫合糸溶接装置は、近位の端部と、遠位の端部と、縫合糸の第1の部分と縫合糸の第2の部分とを保持するための遠位の端部に配置された縫合糸把持子とを有する。縫合糸把持子は第1の把持部材と第2の把持部材とを有し、少なくとも一方の把持部材はもう一方の把持部材に対して移動可能である。アクチュエータが、近位のハンドルに配置されていて、縫合糸把持子を第1の位置である縫合糸把持子の開いた位置と第2の位置である縫合糸把持子の閉じた位置との間を選択的に移動させるために縫合糸把持子に結合されている。開いた位置では、第1の把持部材と第2の把持部材とは互いに離れて配置されていて、縫合糸把持子内に縫合糸の第1の部分と縫合糸の第2の部分とが配置できるようになっている。閉じた位置では、第1の把持部材と第2の把持部材は、縫合糸の第1の部分と縫合糸の第2の部分を縫合糸把持子に保持するような間隔で配置されている。第1の電極と第2の電極が電気手術用エネルギー源に電気的に接続されていて、かつ縫合糸の第1の部分と縫合糸の第2の部分に電気的エネルギーを供給するように縫合糸把持鉗子に配置されている。上述された本発明の側面と同様に、電極によって縫合糸の第1の部分と縫合糸の第2の部分に電気的エネルギーを供給することにより、縫合糸の第1の部分と縫合糸の第2の部分が溶接されて固着される。
【0008】
本発明のいずれの側面においても、電気手術用エネルギー源は無線周波数波の形態で提供されるのが好ましく、提供される無線周波数波は実質的に100kHz乃至1MHzの周波数を有してよい。
【0009】
把持部材同士の相対的な動きは、一方の把持部材をもう一方の把持部材に摺動可能に係合させて、縫合糸把持子を開閉するような縫合糸溶接装置の長手方向の軸に沿った相対的な動きをもたらすことによって実現されてよい。代わりに、一方の把持部材がもう一方の把持部材に回動可能に枢支されていて、縫合糸把持子が第1の位置である縫合糸把持子の開いた位置から第2の位置である縫合糸把持子の閉じた位置へ向けて選択的に移動されるときに、把持部材の間の間隔が縫合糸溶接装置によって画定される長手方向の軸と実質的に直交する方向に沿って減少するようにされてもよい。縫合糸溶接装置は、縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部分と少なくともひとつの電極との間の接触を促進するように長手方向の軸に沿って移動可能となるように縫合糸溶接装置に摺動可能に係合されたピストンを含んでもよい。
【0010】
溶接可能な材料が、少なくともひとつの電極と縫合糸の少なくともひとつの部分との間に提供されてもよい。提供される溶接可能な材料は、少なくともひとつの電極を介して電気的エネルギーが供給されたときに縫合糸の第1の部分を縫合糸の第2の部分に溶接してよい。この実施の形態は、縫合糸の材料自体が溶接可能でない場合に特に有益である。
【0011】
好ましい実施の形態では、縫合糸の第1の部分と縫合糸の第2の部分は、ポリジオキサノン、プロレン(prolene)、およびポリマープラスチックから選択された材料から作られてよい。さらに好ましい実施の形態では、縫合糸の第1の部分と縫合糸の第2の部分は、ポリジオキサノン(PDS)から作られてよい。
【0012】
別の実施の形態では、縫合糸溶接装置は少なくともひとつの電極の近くに配置された温度センサを含み、電気手術用エネルギー源に温度センサの出力信号が供給されていて、電気手術用エネルギー源は温度センサによって検出された温度に基づいてエネルギーの供給を停止してよい。さらに、電気手術用エネルギー源はタイマーを含み、電気手術用エネルギー源は電気的エネルギーが予め決められた時間に亘って供給されて溶接が完了すると電極へのエネルギーの供給を停止してよい。
【0013】
縫合糸の第1の部分を縫合糸の第2の部分に溶接して固着させる本発明の縫合糸溶接システムの使用方法は、電気手術用エネルギー源および縫合糸溶接装置を提供することから開始される。縫合糸溶接装置は、作業端部と、作業端部に配置された縫合糸接触要素と、電気手術用エネルギー源に電気的に接続されていると共に縫合糸接触要素に配置されていて、縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部分に電気的エネルギーを供給する第1の電極と、電気手術用エネルギー源に電気的に接続されていると共に縫合糸溶接部位の近くに配置されて、電気手術用エネルギー源への電気的エネルギーの戻り経路を提供する第2の電極とを有する。縫合糸の第1の部分と縫合糸の第2の部分は縫合糸接触要素と接触するように配置されて、電気手術用エネルギー源からの電気的エネルギーを第1の電極を介して縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部分に供給し、縫合糸の第1の部分を縫合糸の第2の部分に溶接して固着させる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明が添付の図面を参照した以下の説明によってより十分に理解される。
本発明は、縫合糸の第1の部分と縫合糸の第2の部分を溶接して縫合糸の第1の部分と縫合糸の第2の部分とを固着するのに有益なシステムおよびその使用方法を提供する。大まかに言うと、縫合糸溶接装置は少なくともひとつの電極が配置された縫合糸接触面を有し、縫合糸溶接装置は縫合糸の第1の部分と縫合糸の第2の部分にエネルギーが供給されて縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部分が互いに溶接されるようにエネルギー源に結合されている。
【0015】
本発明の縫合糸溶接システム10の模式図が図1に示されている。縫合糸溶接システム10は電気的エネルギー源(電気手術用エネルギー源)32および縫合糸溶接装置12を含む。縫合糸溶接装置12は、外科医によって握られる近位のハンドル14と、遠位の端部(または作業端部)20に縫合糸把持子(または縫合糸接触要素)18を備えた遠位の延長管16とを含む。図示されているように、縫合糸接触要素18は、第1の把持部材22、第2の把持部材24、第1の把持部材22に配置された第1の電極26、および第2の把持部材24に配置された第2の電極28を含む。第1の電極26および第2の電極28は、縫合糸溶接装置12の近位の端部30で接続されたコネクタおよびケーブルによって電気的エネルギー源32に電気的に接続されている。図示されているように、縫合糸把持子(縫合糸接触要素)18は2つの把持部材(第1の把持部材22および第2の把持部材24)を有するが、固着されるべき縫合糸の部分に電気的エネルギー源32から電気的エネルギーを供給するためにより多くの構成要素またはより少ない構成要素が用いられてもよいことは当業者には認められる。さらに、例示された実施の形態では、2つの電極(第1の電極26および第2の電極28)を用いて電気的エネルギーを双極で供給することが前提とされているが、縫合糸接触要素18に設けられたひとつの電極と縫合糸を溶接する部位の近くの患者の体に位置する戻り電極と(ここで、「近く」とは戻り電極がその位置において所望の機能を果たすことができるような位置にあることを意味する。)を用いる単極形式でも電気的エネルギーを供給できることが当業者には認められる。
【0016】
電気的エネルギー源32は、縫合糸溶接装置12に電気的に接続されている。電気的エネルギー源32はプラグ34によって標準的なAC電源(交流電源)に接続されて通常のように電力を供給されてよく、電気的エネルギー源32はフット・ペダル36またはその他のアクチュエータを含んでよい。電気的エネルギー源32は、典型的には入院患者または外来患者を治療するセットで見られるような様々な電気手術用エネルギー源のうちのひとつでよい。好ましい実施の形態では、電気的エネルギー源32は無線周波数(またはRF)エネルギー源である。本明細書では、「無線周波数」とは切断および凝固のいずれか一方または両方の用途に用いられる周波数よりも高い周波数を意味し、好ましくは実質的に100kHz乃至1MHzの周波数であり、より好ましくは実質的に300kHz乃至500kHzの周波数である。
【0017】
電気的エネルギー源32は、好ましくは、溶接が完了すると電極26および電極28への電気的エネルギーを遮断するための適切なコントローラをも含む。大まかに言うと、溶接は、電極からの電気的エネルギーが通過する抵抗性の材料(溶接の実施中には、縫合糸の材料、血液、生理食塩水(saline)を含むこともある。)のオーム熱に基づいて起こる。電極を介して供給される電力(電気的エネルギー)は、所望の溶接効果が得られ、しかも溶接される縫合糸の材料の強度を低下させる程には大きくなく、または任意の近くの組織に熱的な損傷を与える程には大きくない値でなければならない。そのような遮断機構のひとつとして、電極を介して供給される電力に基づくタイマーがある。この実施の形態では、時間対電力の関係は所定の縫合糸の材料に対して実験的に求めることができ、動作開始の後は、電気的エネルギー源32は電力が供給されている時間を計時して、所望の停止時間に達すると電力の供給を停止する。一実施の形態では、所望の停止時間は5秒以下である。代わりに、サーミスタまたは熱電対が少なくともひとつの電極の近くに配置されて、所望の温度に達すると電力の供給を遮断するようにしてもよい。さらに、電気的なインピーダンスが電気的エネルギー源によって測定されて、溶接が完了したときに電力を遮断するための測定規準として用いられてもよい。
【0018】
本発明のシステムで用いられるひとつの好ましい電気的エネルギー源32は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州WestwoodのMitek(登録商標)Productsから入手可能なVAPR(登録商標)II Generatorである。この十分にプログラム可能なエネルギー源は、双極のRFエネルギーを提供し、エネルギー源からの温度をモニタリングするための電極の近くに配置されたサーミスタを有する電極を含むさまざまなタイプの電極を含むことができる。
【0019】
図2(A)乃至図3(B)には、本発明の縫合糸溶接装置100の一実施の形態が示されている。図2(A)に示されているように、例示的な縫合糸溶接装置100は、ハンドル(またはハウジング)112と、中空の延長管114と、縫合糸把持子116と、縫合糸把持子116を操作するためのアクチュエータ118と、アクチュエータ118を縫合糸把持子116に接続する結合部材120と、長手方向の軸130とを含む。例示的なハウジング112は、長寸の実質的に円筒形の形状であり、相対する近位の端部122と遠位の端部124とを有する。ハウジング112の形状および寸法は、手術環境において外科医が適切にハウジング112を握ることができるように当業者によって選択されてよい。
【0020】
アクチュエータ118はハウジング112の側壁126に摺動可能に取り付けられている。この実施の形態では、アクチュエータ118は、長方形形状の基部を有し、外科医の親指によって2つの向きのいずれにも容易に操作できるようにするための傾きの異なる表面を備えた高さの異なる複数のフランジ128を含む。アクチュエータ118はハウジング112の長手方向の軸130と実質的に平行な方向に摺動するように取り付けられている。アクチュエータ118は、ハウジング112の遠位の端部124にアクチュエータ118が最も近づいている第1の位置(図2(A)に示されている。)と、ハウジング112の近位の端部122にアクチュエータ118が最も近づいている第2の位置(図示せず)との間を移動可能である。このアクチュエータ118の動き、および対応する結合部材120の動きによって、縫合糸把持子116と延長管114の遠位の端部136との間の相互作用がもたらされ、この相互作用によって、アクチュエータ118が第1の位置にあるときは縫合糸把持子116が開き(図2(B))、アクチュエータ118が第2の位置にあるときは縫合糸把持子116が閉じる(図3(B))。アクチュエータ118は第1の位置と第2の位置との間の任意の位置に選択的に配置されてもよく、それによって縫合糸把持子116が完全に開いた状態と完全に閉じた状態の間に配置される。
【0021】
縫合糸溶接装置100は、その構造によって、ハンドル(またはハウジング)112を外科医が操作するのに好都合な患者の体の外部に配置しながら縫合糸把持子116を患者の体内の所望の縫合糸溶接部位の近くに配置できるようになっているので、内視鏡的な、関節鏡的な、またはその他の最小に侵襲的な手術に用いるのにとりわけ適している。例示された延長管114は、遠位の端部136の近くで約60度の曲がりを含んでいるが、延長管114は異なる特定の手技ごとに適切なさまざまな所望の形状で形成されてよい。
【0022】
例示的な縫合糸把持子116は、第1の把持部材150と第2の把持部材152とを有する。第1の把持部材150は実質的に直線状であり、第1の把持部材150の遠位の端部156の近くには電極170が配置されている。延出したさや部172が電極170よりも遠位の位置に、延出したさや部174が電極170よりも近位の位置に、各々配置されている。さや部172およびさや部174は、電極170と接触している縫合糸の部分176および縫合糸の部分178が近位の向きで電極170から滑り出すのをおよび遠位の向きで電極170から滑り出すのを防止するように、第2の把持部材152に向けて第1の把持部材150から外向きに延出している。
【0023】
第2の把持部材152は、第1の把持部材150に対して角度をなした第1のセグメント158と、第1のセグメント158の遠位の端部から延出して第1の把持部材150と実質的に平行な第2のセグメント160とを含むような形状に形成されている。他の実施の形態では、第2の把持部材152は2個よりも多いセグメントを含んでよく、それらのセグメントは縫合糸を把持する所望の効果を得るために異なる角度をなしてよい。さらに、縫合糸把持子116は、例示されたもののように一方の把持部材のみが角度をなしたゼグメントを含むのではなく、2つの把持部材の各々が角度をなしたセグメントを含むものでもよい。一実施の形態では、縫合糸把持子116は、互いに同じ角度をなして離れた2つの把持部材を有して、アクチュエータ118が遠位の向きに引かれたときに、2つの把持部材は閉じた位置に近づきながら互いに平行な状態に近づくようにされてよい。
【0024】
第2の把持部材152は第2の電極180をさらに含んでよく、第2の電極180の側面には、第1の把持部材150のさや部172の形状および位置に対応する凹部182が第2の電極180よりも遠位の側に、第1の把持部材150のさや部174の形状および位置に対応する凹部184が第2の電極180よりも近位の側に、各々配置されている。さや部172およびさや部174は以下に説明されるように凹部182および凹部184と相互に作用して、縫合糸把持子116が溶接のために閉じた位置に配置されたときに、縫合糸の部分176および縫合糸の部分178の第1の電極170および第2の電極180に対する位置を保持する。
【0025】
図2(B)に示されているように第1の把持部材150および第2の把持部材152が間隔を置いて隔てられている配置は、本明細書では、「開いた」位置と呼ばれる。可撓性を有する縫合糸把持子116は、開いた位置に向けて付勢されていて、延長管114から十分に伸張された(fully extended)ときに開いた位置に達する。第1の把持部材150と第2の把持部材152の間隔は実質的に0.0508cm(0.020インチ)乃至0.635cm(0.250インチ)の範囲内にあり、最も好ましくは実質的に0.254cm(0.100インチ)である。
【0026】
アクチュエータ118がその最も遠位の位置(この位置では、縫合糸把持子116は開いた位置にある。)から近位の向きに移動すると、第2の把持部材152の角度をなした第1のセグメント158は中空の延長管114の遠位の端部136の内壁と接触して、第2の把持部材152は図3(A)に示すように第1の把持部材150に向けて動かされる。アクチュエータ118が中間の位置に達すると、第1の把持部材150のさや部172およびさや部174は第2の把持部材152の凹部182および凹部184と相互に作用して、縫合糸の部分176および縫合糸の部分178を縫合糸把持子116内に摺動可能な状態で拘束する。この中間の位置を用いることで、内視鏡的なまたは関節鏡的な手技を実施している外科医は、開いた位置にある縫合糸把持子116内に溶接されるべき縫合糸の2つの端部を配置し、アクチュエータ118を中間の位置に動かし、そして縫合糸把持子を患者の体内の所望の溶接部位に向けて縫合糸に沿って摺動させるようにすることができる。
【0027】
アクチュエータ118がその最も近位の位置に達すると、縫合糸把持子116は完全に閉じて、縫合糸の部分176および縫合糸の部分178は図3(B)に示されているように電極170および電極180と密着した状態で縫合糸把持子116内に緊密に保持される。図3(B)に示された縫合糸の部分176および縫合糸の部分178は向かい合う電極170および電極180によって加えられた圧力により変形して描かれている。そのような変形は、縫合糸の材料の特性および加えられる圧力の大きさに応じて発生したり発生しなかったりしてよいが、電極170および電極180の各々と、縫合糸の部分176および縫合糸の部分178の各々とが物理的に密着していることが望ましい。この位置で、フット・ペダル36(図1)または電気的エネルギー源32もしくは縫合糸溶接装置100に設けられたその他のアクチュエータを作動させて溶接が行なわれる。
【0028】
電極170および電極180は、図1乃至図3(B)では向かい合う配置で描かれているが、その他の配置が本発明において用いられてもよい。上述したように、電極の配置は単極にしてもよく、その場合には縫合糸溶接装置100(縫合糸溶接装置12)には電極がひとつだけ設けられる。さらに、電極170および電極180は向かい合う配置ではなく並んで配置されてもよい。
【0029】
例示された配置では、電極170および電極180は縫合糸の2つの部分が2つの電極と密着するように十分な長さを有することが好ましい。サイズ0から20までのモノフィラメント縫合糸を用いる典型的な用途では、縫合糸の直径は実質的に0.0381cm(0.015インチ)乃至0.0762cm(0.030インチ)となる。したがって、電極の長さ(図2(A)乃至図3(B)において左側と右側を結ぶ方向に沿った長さ)は、実質的に0.1524cm(0.060インチ)以下であれば、縫合糸の2つの部分が2つの電極と確実に接触するようにするのに十分である。電極の幅(図2(A)乃至図3(B)において紙面に垂直な方向に沿った長さ)は、縫合糸の部分176および縫合糸の部分178の間に形成される溶接部分の所望の長さに釣り合う長さでなければならない。最も典型的な用途では、この電極の幅は実質的に10mm以下であり、より好ましくは実質的に7mm以下である。電極170および電極180は、導電性のステンレス鋼、プラチナ、タングステン、プラチナ・イリジウム、およびそれらの混合物または合金を含むさまざまな導電性の金属から作られる。もちろん、電極170および電極180は電気的エネルギー源32(図1)に接続されなければならず、そのような接続は、電極170および電極180をコネクタおよびケーブル130(図2(A))に電気的に接続し、ケーブル130を電気的エネルギー源32に接続することにより達成されてよい。
【0030】
把持部材150および把持部材152は、開いた位置(図2(B)に例示されている。)から閉じた位置(図3(B)に例示されている。)まで可撓性を有しながら移動できるように十分な弾性(elasticity)を備えた材料から作られるのが好ましい。より重要なことは、把持部材150および把持部材152は、電極170および電極180から縫合糸溶接装置100(または縫合糸溶接装置12)の本体を通って流れる見せかけの電流を防止するような非導電性の材料で作られなければならないということである。把持部材150および把持部材152は、例えば、組織が縫合されかつ取り付ける目的のために軟組織をこぢんまりと結ぶように溶接が形成されることが好ましい内視鏡的な手技または関節鏡的な手技の間のように、狭い空間内でまたは組織の直近で縫合糸把持子116を縫合糸に沿ってより容易に摺動できるように、その遠位の端部156の近くに電極170および電極180が設けられていて、さらに、丸みを帯びた遠位の端部156を有してもよい。
【0031】
縫合糸の部分176および縫合糸の部分178は、電極170および電極180を介して供給されるRFエネルギーにさらされて適切に溶接される材料から作られる。ポリマーを含むさまざまなプラスチックが用いられ、特に、縫合糸を作るのに広く用いられている生体吸収性のプラスチックおよびその他のプラスチックが用いられる。本発明に用いるための縫合糸を作るのに特に有用な材料の例としては、プロレン(prolene)、そしてより特定して、ポリジオキサノン(polydioxanone:PDS)がある。
【0032】
縫合糸を溶接可能な材料から作ることに加えて、図4(A)および図4(B)に示されているように、溶接可能な材料から作られた分離リングまたは分割リングが縫合糸と共にまたは縫合糸溶接装置と共に用いられてよい。図4(A)に示されているように、各々が予め形成された溶接可能な材料186を備えた電極170および電極180を有する縫合糸把持子116が提供される。加熱すると、溶接可能な材料186は好ましくは縫合糸の部分176および縫合糸の部分178に向かって流れて縫合糸の部分176および縫合糸の部分178を囲んで溶けて縫合糸の部分176および縫合糸の部分178を束ねる。溶接可能な材料186は、溶接可能な材料186が縫合糸に向けて流れるのを助けるための電極170および電極180に隣接して形成された解除層を含んでよい。他の実施の形態が図4(B)に例示されていて、この実施の形態では、溶接可能な材料188は、縫合糸の部分176および縫合糸の部分178を取り囲むリング(またはカラー)として形成されている。電極170および電極180によって加熱されると、溶接可能な材料188は縫合糸の部分176および縫合糸の部分178を取り囲んで溶けて縫合糸の部分176および縫合糸の部分178を互いに固定する。
【0033】
回動する把持部材152および摺動可能なピストン212を有する本発明の他の実施の形態の縫合糸溶接装置210が図5(A)および図5(B)に示されている。縫合糸溶接装置100のように、縫合糸溶接装置210は中空の延長管114と縫合糸把持子116とを含む。縫合糸把持子116は、第1の把持部材150および第2の把持部材152を有し、第1の把持部材150は遠位に配置された電極170を、第2の把持部材152は遠位に配置された電極180を、各々有する。この実施の形態では、第2の把持部材152はひとつまたは複数のヒンジ(枢支点)214によって延長管114に結合されていて、第2の把持部材152がアクチュエータ(図示せず)に応答して開いた位置(図5(A)に示された把持部材が間隔を置いて配置された位置)と閉じた位置(図5(B)にしめされた位置)との間を回動できるようになっている。ピストン212は、近位と遠位とを結ぶ方向に沿って摺動可能で、把持部材152を操作するのに用いられるアクチュエータと同じアクチュエータまたは異なるアクチュエータを駆動することにより縫合糸の部分176および縫合糸の部分178を電極170および電極180と接触させるように押すために用いられる。
【0034】
縫合糸溶接装置100と同じように、縫合糸溶接装置210は、好ましくは中間の位置にも配置され、この中間の位置では、縫合糸の部分176および縫合糸の部分178は縫合糸把持子116内に摺動可能に保持されて、電極170および電極180は、縫合糸把持子116が閉じられて溶接が開始される前に、縫合糸に沿って所望の溶接部位まで摺動されるようになっている。縫合糸溶接装置100(図2(A)乃至図3(B))で例示されたように縫合糸の部分を保持するために縫合糸把持子116に設けられた延出したさや部および対応する凹部を用いるのではなく、縫合糸溶接装置210は、把持部材150および把持部材152のいずれか一方の遠位の端部に設けられた単一の延出したさや部216を含む。さや部216は向かい合う縫合糸把持要素(把持部材150)と部分的に重なり合って(図5(B)では、さや部216が把持部材150と部分的に重なり合っている)、縫合糸の部分176および縫合糸の部分178が縫合糸把持子116から遠位の向きに離脱するのを防止するようにしてよい。この部分的な重なり合いは、中間の位置で縫合糸把持子116内の縫合糸の部分を摺動可能に保持できるようにするために縫合糸把持子116が完全に閉じる前に形成されてよい。
【0035】
例示された実施の形態では、電極170は把持部材150に、電極180は把持部材152に、互いに向かい合う関係で、各々配置されているが、当業者には、その他の電極の配置も本発明の範囲内で用いられることが理解される。例えば、電極170がピストン212の遠位の向きに面した端部に、電極180がさや部216の近位の向きに面した表面に、互いに向かい合う関係で、各々配置されてもよく、または、電極170および電極180が、ピストン212の遠位の向きに面した端部およびさや部216の近位の向きに面した表面のいずれか一方に、もしくは把持部材150および把持部材152のいずれか一方に、並んで配置されてもよい。さらに、図5(B)に示すように、電極170に凹状に湾曲した表面が設けられていて、縫合糸の部分176および縫合糸の部分178に圧力が加えられて電極170と接触するようになったときに、縫合糸の部分176および縫合糸の部分178が互いに接触するように強制されるようになっていてもよい。
【0036】
本発明のさらに他の実施の形態の縫合糸溶接装置310が図6に示されている。縫合糸溶接装置310は、静止した第1の把持部材312と、長手方向に移動可能な第2の把持部材314とを備えた縫合糸把持子320を含む。回転アクチュエータ316が回転すると、第2の把持部材314は第1の把持部材312に対して長手方向に(縫合糸溶接装置310によって画定される長手方向の軸318に沿って)移動する。縫合糸溶接装置310は開いた位置で描かれていて、縫合糸溶接装置310は、間隔322に配置された任意の個数の縫合糸の部分(図示せず)を捕獲するために間隔322を狭めるように回転アクチュエータ316を回転することにより、閉じた位置にされる。第1の把持部材312が第1の電極324を、第2の把持部材314が第2の電極326を、各々備えている。したがって、回転アクチュエータ316を回転させて間隔322を狭めることにより、溶接するために第1の電極324と第2の電極326との間に縫合糸の部分(図示せず)を効果的に捕獲することができる。すでに記載された他の実施の形態の縫合糸溶接装置と同じように、他の電極の形状および配置が用いられてもよい。
【0037】
上述された実施の形態に基づいて、本発明の他の特徴および利点が、当業者には適切に評価される。したがって、本発明は、特許請求の範囲の記載以外の上述された特定の例示および記載によって限定されるものではない。引用された刊行物および参照文献は、引用されたことによりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0038】
この発明の具体的な実施態様および参考例は以下の通りである。
(A)縫合糸溶接部位で縫合糸の第1の部分を縫合糸の第2の部分に固着するための縫合糸溶接システムであって、
電気手術用エネルギー源と、
縫合糸溶接装置とを備え、
上記縫合糸溶接装置が、
作業端部と、
上記作業端部に配置された縫合糸接触要素と、
上記電気手術用エネルギー源に電気的に接続されていると共に上記縫合糸接触要素に配置された、上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2の部分に電気的エネルギーを供給するための第1の電極と、
上記電気的エネルギー源に電気的に接続されていると共に上記縫合糸溶接部位の近くに配置されて、上記電気手術用エネルギー源への上記電気的エネルギーの戻り経路を提供するための第2の電極と
を備え、
上記第1の電極を介した上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2の部分への上記電気的エネルギーの供給によって、上記縫合糸の第1の部分が上記縫合糸の第2の部分に固着される、
縫合糸溶接システム。
(B)患者の体内の縫合糸溶接部位で縫合糸の第1の部分を縫合糸の第2の部分に固着するための縫合糸溶接システムであって、
電気手術用エネルギー源と、
縫合糸溶接装置とを備え、
上記縫合糸溶接装置が、
近位のハンドルと、
遠位の端部と、
第1の把持部材および第2の把持部材を備え、上記第1の把持部材および上記第2の把持部材の少なくとも一方が上記第1の把持部材および上記第2の把持部材のもう一方に対して移動可能である、上記遠位の端部に配置された、上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2の部分を保持するための縫合糸把持子と、
上記近位のハンドルに配置されていると共に上記縫合糸把持子に結合されていて、上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2の部分を上記縫合糸把持子内に配置できるように上記第1の把持部材および上記第2の把持部材が離れて配置される第1の位置である開いた位置と、上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2の部分を上記縫合糸把持子内に保持するような間隔で上記第1の把持部材および上記第2の把持部材が配置される第2の位置である閉じた位置との間で上記縫合糸把持子を選択的に移動させるためのアクチュエータと、
上記電気手術用エネルギー源に接続されていると共に上記縫合糸把持子に配置されていて、上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2の部分に電気的エネルギーを供給するための第1の電極および第2の電極と
を備え、
上記第1の電極および上記第2の電極を介した上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2の部分への上記電気的エネルギーの供給によって、上記縫合糸の第1の部分が上記縫合糸の第2の部分に固着される、縫合糸溶接システム。
(C)縫合糸の第1の部分を縫合糸の第2の部分に溶接して固着させるための縫合糸溶接システムの使用方法であって、
(a)電気手術用エネルギー源を提供する過程と、
(b)縫合糸溶接装置を提供する過程であって、上記縫合糸溶接装置は、
作業端部と、
上記作業端部に配置された縫合糸接触要素と、
上記電気手術用エネルギー源に電気的に接続されていると共に上記縫合糸接触要素に配置された、上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2の部分に電気的エネルギーを供給するための第1の電極と、
上記電気手術用エネルギー源に電気的に接続されていると共に縫合糸溶接部位の近くに配置されて、上記電気手術用エネルギー源への上記電気的エネルギーの戻り経路を提供するための第2の電極と
を備えた、上記縫合糸溶接装置を提供する過程と、
(c)上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2の部分を上記縫合糸接触要素に接触させて配置する過程と、
(d)上記第1の電極を介して上記電気手術用エネルギー源から上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2の部分へ上記電気的エネルギーを供給して、上記縫合糸の第1の部分を上記縫合糸の第2の部分に溶接して固着させる過程と
を備えた、縫合糸溶接システムの使用方法。
(1)電気手術用エネルギー源が無線周波数波を発生する、実施態様(A)記載の縫合糸溶接システム。
(2)縫合糸接触要素が、可変の間隔をなす互いに向かい合う2つの面を有し、上記2つの面の一方には第1の電極および第2の電極の一方が、上記2つの面のもう一方には上記第1の電極および上記第2の電極のもう一方が、各々配置されている、実施態様(A)記載の縫合糸溶接システム。
(3)縫合糸溶接装置が、開いた位置と閉じた位置との間に選択的に調節されるように構成され、上記開いた位置では、縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部分が可変の間隔内に配置でき、上記閉じた位置では、上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2の部分が上記可変の間隔内に拘束される、実施態様(2)記載の縫合糸溶接システム。
(4)縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部分が、ポリジオキサノン、プロレン、およびポリマープラスチックからなる集合から選択された材料から作られている、実施態様(A)記載の縫合糸溶接システム。
(5)縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部分が、ポリジオキサノンから作られている、実施態様(A)記載の縫合糸溶接システム。
【0039】
(6)溶接可能な材料が、第1の電極および第2の電極の少なくとも一方と縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部分の少なくとも一方との間に設けられ、上記溶接可能な材料が、上記少なくとも一方の電極を介して電気的エネルギーが供給されたときに上記縫合糸の第1の部分を上記縫合糸の第2の部分に溶接するように適合されている、実施態様(A)記載の縫合糸溶接システム。
(7)縫合糸溶接装置が、縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部分と第1の電極および第2の電極の少なくとも一方との間の接触を促進するように長手方向に沿って移動可能となるように上記縫合糸溶接装置に摺動可能に係合するピストンを含む、実施態様(A)記載の縫合糸溶接システム。
(8)電気手術用エネルギー源が、無線周波数波を発生する、実施態様(B)記載の縫合糸溶接システム。
(9)無線周波数波が実質的に100kHz乃至1MHzの周波数を有する、実施態様(8)記載の縫合糸溶接システム。
(10)第1の把持部材および第2の把持部材の少なくとも一方が、第1の把持部材および第2の把持部材のもう一方と摺動可能に係合することにより、縫合糸溶接装置の長手方向の軸に実質的に沿って開いた位置および閉じた位置へ相対的に移動する、実施態様(B)記載の縫合糸溶接システム。
【0040】
(11)第1の把持部材および第2の把持部材の少なくとも一方が第1の把持部材および第2の把持部材のもう一方に回動可能に枢支されていて、縫合糸把持子が第1の位置である開いた位置から第2の位置である閉じた位置へ選択的に移動するときに、上記第1の把持部材および上記第2の把持部材の間の間隔が上記縫合糸把持子によって画定される長手方向の軸と実質的に直交する方向に沿って減少する、実施態様(B)記載の縫合糸溶接システム。
(12)溶接可能な材料が、第1の電極および第2の電極の少なくとも一方と縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部分の少なくとも一方との間に設けられ、上記溶接可能な材料が、上記少なくとも一方の電極を介して電気的エネルギーが供給されたときに上記縫合糸の第1の部分を上記縫合糸の第2の部分に溶接するように適合されている、実施態様(B)記載の縫合糸溶接システム。
(13)縫合糸溶接装置が、縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部分と第1の電極および第2の電極の少なくとも一方との間の接触を促進するように長手方向に沿って移動可能となるように上記縫合糸溶接装置に摺動可能に係合するピストンを含む、実施態様(B)記載の縫合糸溶接システム。
(14)縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部分が、ポリジオキサノン、プロレン、およびポリマープラスチックからなる集合から選択された材料から作られている、実施態様(B)記載の縫合糸溶接システム。
(15)縫合糸の第1の部分および縫合糸の第2の部分が、ポリジオキサノンから作られている、実施態様(B)記載の縫合糸溶接システム。
【0041】
(16)縫合糸溶接装置が、第1の電極および第2の電極の少なくとも一方の近くに配置された温度センサを含み、電気手術用エネルギー源は上記温度センサからの出力信号が供給されて、検出された温度に基づいて電気的エネルギーの供給を停止する、実施態様(B)記載の縫合糸溶接システム。
(17)電気手術用エネルギー源はタイマを含み、電気的エネルギーが所定の時間に亘って供給された後に第1の電極および第2の電極への上記電気的エネルギーの供給を停止する、実施態様(B)記載の縫合糸溶接システム。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、結び目を必要とせずに縫合糸の一方の部分を縫合糸もう一方の部分に固定することができる効果がある。また、ポリジオキサノン(polydioxanone:PDS)のような広く用いられている材料からなる縫合糸を溶接できる効果がある。さらに、手術現場ですでに平凡なものとなっているエネルギー源を用いて、したがって重大な新たな設備投資を必要とせずに、縫合糸を固定することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縫合糸溶接システムの模式図である。
【図2】(A)は本発明の縫合糸溶接装置の一部切り欠き側面図である。(B)は縫合糸の2つの部分が配置され、開いた位置にある図2(A)の縫合糸溶接装置の縫合糸把持子の側面図である。
【図3】(A)は中間の位置にある図2(B)の縫合糸把持子の側面図である。(B)は閉じた位置にある図2(B)の縫合糸把持子の側面図である。
【図4】(A)は電極上に配置された溶接可能な材料を備えた図2(B)の縫合糸把持子の一部の側面図である。(B)はリングの形態で提供された溶接可能な材料を備えた図4(A)の縫合糸把持子の部分の側面図である。
【図5】(A)は開いた位置にある他の縫合糸把持子の一部切り欠き側面図である。(B)は閉じた位置にある図5(A)の縫合糸把持子の一部切り欠き側面図である。
【図6】本発明の他の縫合糸溶接装置の斜視図である。
【符号の説明】
10 縫合糸溶接システム
12 縫合糸溶接装置
14 近位のハンドル
16 遠位の延長管
18 縫合糸把持子
20 遠位の端部
22 第1の把持部材
24 第2の把持部材
26 第1の電極
28 第2の電極
30 近位の端部
32 電気的エネルギー源
34 プラグ
36 フット・ペダル
100 縫合糸溶接装置
112 ハンドル
114 延長管
116 縫合糸把持子
118 アクチュエータ
120 結合部材
122 近位の端部
124 遠位の端部
126 側壁
128 フランジ
130 長手方向の軸
134 近位の端部
136 遠位の端部
150 第1の把持部材
152 第2の把持部材
156 遠位の端部
158 第1のセグメント
160 第2のセグメント
170 第1の電極
172 さや部
174 さや部
176 縫合糸の部分
178 縫合糸の部分
180 第2の電極
182 凹部
184 凹部
186 溶接可能な材料
188 溶接可能な材料
210 縫合糸溶接装置
212 ピストン
214 ヒンジ
216 さや部
310 縫合糸溶接装置
312 第1の把持部材
314 第2の把持部材
316 回転アクチュエータ
318 長手方向の軸
320 縫合糸把持子
322 間隔
324 第1の電極
326 第2の電極

Claims (8)

  1. 縫合糸溶接部位で縫合糸の第1の部分を縫合糸の第2の部分に固着するための縫合糸溶接システムであって、
    電気手術用エネルギー源と、
    縫合糸溶接装置とを備え、
    上記縫合糸溶接装置が、
    作業端部と、
    上記作業端部に配置された縫合糸接触要素と、
    上記電気手術用エネルギー源に電気的に接続されていると共に上記縫合糸接触要素に配置された、上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2の部分に電気的エネルギーを供給するための第1の電極と、
    上記電気的エネルギー源に電気的に接続されていると共に上記縫合糸溶接部位の近くに配置されて、上記電気手術用エネルギー源への上記電気的エネルギーの戻り経路を提供するための第2の電極と、を備え、
    上記縫合糸接触要素は、第1の把持部材および第2の把持部材を備え、上記第1の把持部材および上記第2の把持部材の少なくとも一方が上記第1の把持部材および上記第2の把持部材のもう一方に対して移動可能である、上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2の部分を保持するための縫合糸把持子を備え、
    上記第1の電極を介した上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2の部分への上記電気的エネルギーの供給によって、上記縫合糸の第1の部分が上記縫合糸の第2の部分に固着され
    上記縫合糸接触要素が、可変の間隔をなす互いに向かい合う2つの面を有し、上記2つの面の一方には上記第1の電極および上記第2の電極の一方が、上記2つの面のもう一方には上記第1の電極および上記第2の電極のもう一方が、各々配置されている、
    縫合糸溶接システム。
  2. 上記縫合糸溶接装置における近位の部分に配置されていると共に上記縫合糸把持子に結合されていて、上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2の部分を上記縫合糸把持子内に配置できるように上記第1の把持部材および上記第2の把持部材が離れて配置される第1の位置である開いた位置と、上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2の部分を上記縫合糸把持子内に保持するような間隔で上記第1の把持部材および上記第2の把持部材が配置される第2の位置である閉じた位置との間で上記縫合糸把持子を選択的に移動させるためのアクチュエータに、上記縫合糸把持糸は、動作可能に関係づけられている、請求項1に記載の縫合糸溶接システム。
  3. 上記電気手術用エネルギー源が無線周波数波を発生する、請求項1または2に記載の縫合糸溶接システム。
  4. 上記無線周波数波が実質的に100kHz乃至1MHzの周波数を有する、請求項3に記載の縫合糸溶接システム。
  5. 上記縫合糸溶接装置が、開いた位置と閉じた位置との間に選択的に調節されるように構成され、上記開いた位置では、上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2の部分が可変の間隔内に配置でき、上記閉じた位置では、上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2の部分が上記可変の間隔内に拘束される、請求項1から4のいずれか1つに記載の縫合糸溶接システム。
  6. 上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2の部分が、ポリジオキサノン、プロレン、およびポリマープラスチックからなる集合から選択された材料から作られている、請求項1から5のいずれか1つに記載の縫合糸溶接システム。
  7. 上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2の部分が、ポリジオキサノンから作られている、請求項6に記載の縫合糸溶接システム。
  8. 上記縫合糸溶接装置が、上記縫合糸の第1の部分および上記縫合糸の第2の部分と上記第1の電極および上記第2の電極の少なくとも一方との間の接触を促進するように長手方向に沿って移動可能となるように上記縫合糸溶接装置に摺動可能に係合するピストンを含む、請求項1から7のいずれか1つに記載の縫合糸溶接システム。
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