JP2003210199A - 高度ダイナミックレンジを有する定量的多重pcr - Google Patents
高度ダイナミックレンジを有する定量的多重pcrInfo
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Abstract
る。特に、本発明は特定の細胞内mRNAにおける核酸の定
量に関する。 【解決手段】 本発明は、少なくとも0.5ユニット/μ
lの最終濃度で熱安定性DNAポリメラーゼが使用されるこ
とを特徴とする、高ダイナミックレンジを有する定量的
多重PCRのための方法およびキットを提供する。
Description
の分野に関する。特に、本発明は特定の細胞内mRNAにお
ける核酸の定量の分野に関する。
情報を得るために、mRNAの定量は、分子生物学の分野に
おいて未解決の課題であった。従来、これは半定量的な
ノーザンブロット分析または半定量的なリボヌクレアー
ゼプロテクションアッセイのいずれかによって行われて
きた。
素PCR(RT-PCR)の有用性は、少ないサンプルから少量
のmRNAのより高感度な定量的検出を可能にした。RT-PCR
では、逆転写酵素を用いて分析されるため、最初にmRNA
から一本鎖cDNAが産生される。続いて、PCRを用いて、
二本鎖DNA増幅産物が生成される。
がなされる。いわゆる相対的定量では、特定の標的遺伝
子の発現の比率が、各々の生理的状態に関係なくすべて
の細胞で構成的に発現している、いわゆるハウスキーピ
ング遺伝子のRNA量に対して相対的に決定される。ここ
で、該mRNAはすべての細胞内でほぼ同量存在する。この
利点は、様々なサンプル材料の異なる内部特性およびRN
A調製の過程が特有な結果に影響を持たないことであ
る。しかし、絶対的定量はこの方法では不可能である。
は、既知のコピー数の標準核酸を用いて、この標準核酸
の対応する希釈列を増幅させることを用いて決定するこ
とができる。内部標準を用いる場合、すなわち、1つの
反応槽内で標準および標的核酸が増幅される場合、標準
核酸および標的核酸の増幅間で識別が可能となるよう、
分析される標的核酸と比較して異なる配列を有する標準
物を用いなければならない。
特定の標的分子のより正確な定量を可能にする、キネテ
ィックリアルタイムPCRの方法を応用することによっ
て、更なる発展が達成され得た。
ルで観測される。その増幅は通常、増幅反応中の蛍光シ
グナルを測定するための付加的な装置を持つサーモサイ
クラーで測定される。この代表的な例としては、Roche
Molecular Biochemicals LightCycler(カタログ番号2
0110468)が挙げられる。増幅産物は、例えば、標的核
酸に結合した場合のみに蛍光シグナルを放射する蛍光標
識ハイブリダイゼーションプローブを用いて検出され、
または、特定の場合には二本鎖DNAに結合する蛍光色素
によっても検出される。
グナルの閾値が決定され、標準またはハウスキーピング
遺伝子などの基準核酸に対してと同様に標的核酸に対し
て、この閾値に達するために必要なサイクル数Cpが決定
される。標的分子の絶対的または相対的コピー数は、標
的核酸および基準核酸について得られたCp値に基づいて
決定されうる(Gibson, U. E.,ら、Genome Res 6 (199
6) 995-1001.; Bieche,I.,ら、Cancer Res 59 (1999) 2
759-65.; WO 97/46707)。このような方法もまたリアル
タイムPCRと呼ばれる。
に記述されたすべての方法において、増幅反応中に形成
されるコピー数は、常に、標準またはハウスキーピング
遺伝子のRNAのいずれかである基準核酸の形成されるコ
ピー数に関連している。
いて、1つの反応槽内で1つ以上の標的を定量すること
が、大きな関心事である。これは、例えば、あるmRNAの
発現レベルが一般的なハウスキーピング遺伝子の発現レ
ベルとの比較として決定されるような、相対的定量の実
施形態についての場合である(Meijerink J.,ら、J Mol
Diag 3 (2001) 55-61)。また、複雑な細胞内プロセス
を研究または分析するために、より複雑な発現パターン
が分析される必要がある場合、異なるmRNA分子種の同時
定量が関心事となるかも知れない。
合、第2の核酸標的分子種と比較して少量の核酸標的分
子種が適切な効率で増幅され得ず、少量の核酸標的に対
応する各増幅シグナルが検出されないことである(例え
ば、Bercovich, D.,ら、Biotechniques 27 (1999) 762-
770)。言い換えると、多くの場合、多重アプローチで
検出されうる核酸量のダイナミックレンジは非常に限定
されている。
ナミックレンジは通常、検出される異なる標的核酸の絶
対値に依存しないが、ほとんどもっぱら分析されるサン
プル中に存在する異なる標的核酸のモル比のみに依存し
ていることに注目することが重要である。
ンジはアッセイおよび標的に依存するらしく、Vet, J.
A.,ら、Proc Natl Acad Sci U S A 96 (1999) 6394-9
は、ダイナミックレンジが104の、Molecular Beaconを
用いた4つの病原性レトロウイルスの検出のための洗練
された多重アッセイを発表している。同様に、Director
-Myska, A. E.,ら、Environ Mol Mutagen 37 (2001) 14
7-154は、蛍光発生性5'ヌクレアーゼ形式(TaqMan形
式)を用いた特異的定量プラスミド混合物分析を発表
し、そこでは103から104のダイナミックレンジが実現さ
れている。
01) 39-47は、β-アクチンmRNAに対するHPV 16の相対的
定量のためのTaqManリアルタイムPCRアッセイを発表し
ており、そこでは、5 x 104のアクチンコピーの増幅はH
PV 16 RNAの増幅に影響を与えないが、一方、100倍以上
のHPV 16 mRNA鋳型はβ-アクチンの増幅を阻害する。特
にこの例から、妥当な多重PCRのダイナミックレンジを
得るための問題に対する分子的基礎は、理解されるには
程遠いと結論することができる。
問題を克服するために、当技術分野で試みが為された。
Halminen, M.,ら、Cytokine 11 (1999) 87-93は、β-ア
クチンの発現と比較したインターフェロン-ガンマmRNA
およびインターフェロン-4 mRNAの相対的定量を発表し
ており、そこでは、限定された量のβ-アクチンプライ
マーが使用される。同様に、Bercovich, D.,ら、Biotec
hniques 27 (1999) 762-770は、下位に相当する標的核
酸のプライマー量が増加されて含まれていること、また
は、代替として、このような多重反応のアニーリング温
度を低くすることを推奨している。
べての方法は、核酸濃度の適切で正確な測定の必須条件
として、広範にわたるPCR条件の最適化を必要とする。
従って、当技術分野には、標的の性質または使用される
プライマーの濃度について固有の最適化なしで妥当な広
いダイナミックレンジを提供する、標準化された多重PC
Rプロトコールの必要性がある。
5 (1998) 101-7
(1999) 762-770
9) 2759-65
Mol Mutagen 37 (2001) 147-54
96) 995-1001
9) 87-93
00) 278-82
6 (1994) 1134-7
l 271 (1997) 100-11Meijerink, J.,ら、J Mol Diagn 3
(2001) 55-61
(1998) 716-22
(N Y) 12 (1994) 506-9
001) 39-47
i U S A 96 (1999) 6394-9
ムPCRの分野に関する。特に、本発明は特定の細胞内mRN
Aにおける核酸の定量の分野に関する。
少なくとも102のダイナミックレンジを有する定量的多
重PCRの方法を提供し、そこでは、少なくとも0.5ユニッ
ト/μlの最終濃度で熱安定性DNAポリメラーゼが使用さ
れる。好ましくは、少なくとも103のダイナミックレン
ジが、より好ましくは、少なくとも104のダイナミック
レンジが得られる。
プル中の少なくとも第1および第2核酸を定量するための
PCRを用いた方法に関し、該方法は、サンプル中の第1核
酸のもとの濃度は、第2核酸のもとの濃度と比較して100
倍より高く、第1核酸増幅用の第1プライマー対を添加す
ること、第2核酸増幅用の第2プライマー対を添加するこ
と、熱安定性DNAポリメラーゼによって2つの核酸を増幅
することを包含する。本発明によると、熱安定性DNAポ
リメラーゼは少なくとも反応液中に0.5ユニット/μlの
濃度で存在し、第2核酸の増幅は、第1プライマー対の非
存在下における第2プライマー対による第2核酸の増幅と
比較して10%以下には阻害されない。
われた場合、すなわち、プライマーダイマーの形成が適
切に阻害された場合、更なる利点を持つことも証明され
ている。この場合、本発明に従ったDNAポリメラーゼ
は、少なくとも0.25ユニット/μlの濃度で存在する。
合、本発明の方法は特に適用できる。好ましくは、得ら
れる増幅産物は各々、少なくとも1つの蛍光標識ハイブ
リダイゼーションプローブによって検出される。
2つの隣接するハイブリダイゼーションプローブが用い
られ、各プローブはハイブリダイゼーションによって蛍
光共鳴エネルギー移動を起こすことができる蛍光成分に
よって適切に標識されている(FRET-ハイブリダイゼー
ションプローブ)。
い実施形態では、増幅反応は高速熱サイクルによって行
われ、そこでは1サイクルが1分間以下である。
を実行するための試薬を含むキットを対象にする。この
ようなキットは、少なくとも最終濃度0.5ユニット/μl
の熱安定性DNAポリメラーゼ、または少なくとも0.25ユ
ニット/μlの熱安定性DNAポリメラーゼおよび高温開始
増幅プロトコールに必要とされる付加的な化合物を提供
するために、充分な濃度で熱安定性DNAポリメラーゼを
含むマスター混液を含むことが好ましい。
で熱安定性DNAポリメラーゼを使用する、少なくとも102
のダイナミックレンジを有する定量的多重PCRのための
方法を提供する。好ましくは、少なくとも103のダイナ
ミックレンジ、より好ましくは少なくとも104のダイナ
ミックレンジが得られる。
用できることに注目することも重要である。このような
背景において、少なくとも多重アッセイで増幅される標
的核酸が102から108の間のコピー数で存在する場合に
は、本発明に従って同じダイナミックレンジが得られる
ことも、実施例の中に示されている。
ポリメラーゼとは、標準的アッセイ条件下で、65℃、60
分間で、酸沈殿性DNA内に20 nmolの全デオキシリボヌク
レオシド3リン酸を取り込む酵素量として定義される。
25℃、5mM MgCl2、10 mMメルカプトエタノール、0.2%ポ
リドカノール、0.2mg/mlゼラチン、各0.2mMのdATP、dGT
P、dTTP、および0.1 mM dCTP、pH8.3/25℃である。
ファーで適切に希釈したTaqポリメラーゼと、M13mp9s
s、M13プライマー(17mer)、および1μCi(α-32-P) d
CTPを65℃、60分間で保温することによって測定するこ
とができる。取り込まれたdNTP量は、その後、トリクロ
ロ酢酸沈殿によって決定される。
に、本発明の多重PCRは、1つの反応槽内で1つ以上の核
酸標的配列が、1つ以上の(少なくとも2つの)増幅プラ
イマー対の存在下で増幅されるPCRアッセイとして定義
される。
中の少なくとも第1および第2核酸を定量するための方法
を対象にしている。多くの応用例において、分析される
標的核酸は細胞の全RNAまたは全ポリA RNA(mRNA)に由
来する。このようなRT-PCR分析においては、定量は、そ
れ自体の増幅反応前にRNA依存的cDNA合成を行うことに
よって達成される。cDNA合成反応は特殊な逆転写酵素を
用いて行われ、続いて汎用の熱安定性DNAポリメラーゼ
を用いた増幅が行われてもよく、あるいは、cDNA合成お
よびRT-PCRはRNA依存性逆転写酵素とDNA依存性DNAポリ
メラーゼの両方の活性を持つ熱安定性酵素を用いて行わ
れてもよい。
配列数の決定のために、ゲノムDNAもまた本発明の多重
アプローチで分析できる。
語は、絶対的な対照標準と比較した場合のサンプル中に
存在する複数の核酸のコピー数の絶対評価、あるいは、
同一サンプル中に見られる他の核酸と比較した場合の相
対値の評価などの異なる可能性を含む場合がある。
幅される場合も、本発明の範囲内である。分析される核
酸数に関して、上限はまだ実験的に決定されていない。
しかし、実験を行う際、本発明の方法は、異なる増幅断
片の検出に対して可能な数によってのみ限定される。
酸のもとの濃度は、互いに少なくとも100倍まで異なっ
てもよい。更に、新しい方法は、異なる標的核酸の開始
濃度が互いに1000倍または10000倍にまで異なるような
状況に幅広く適用されることも、発明者によって証明さ
れている。各々のデータは後述の実施例において示され
る。
れる各標的核酸に対する増幅プライマー対、適切なバッ
ファー、デオキシヌクレオシド3リン酸、および、少な
くとも反応液中0.5ユニット/μlの濃度で熱安定性DNAポ
リメラーゼを含むであろう。定量される増幅標的の種類
および数に関係なく、高濃度の酵素は、単一アプローチ
における少量の核酸標的の増幅と比較して、他の増幅さ
れる標的の存在によって、少量の標的の増幅が多くとも
10%しか阻害されないことを保証するであろう。
最高濃度は通常10ユニット/μlである。約5ユニット/μ
l、すなわち3〜7ユニット/μlの間、好ましくは約2ユニ
ット/μl、すなわち1〜3ユニット/μlの間の濃度でも、
大抵の場合、非常によく機能する。
手段を提供する物質の存在下で行われてもよい。例え
ば、反応槽は予め増幅産物の均質リアルタイム検出のた
めに適切なハイブリダイゼーションプローブを含んでい
てもよい。これらのプローブは蛍光成分によって適切に
標識されていることが好ましい。
われた場合、すなわち、プライマーダイマーの形成が適
切に阻害された場合、更なる利点を持つことも証明され
ている。このようなプライマーダイマーの形成は、主と
して、熱サイクル反応自体に先立つ室温での残存ポリメ
ラーゼ活性に帰因している。標準的な増幅プロトコール
とは対照的に、高温開始プロトコールの中では、ポリメ
ラーゼ活性は、最初の加熱後しか活性化されず、従っ
て、非特異的産物(例えば、プライマーダイマー)のア
ニーリングまたは増幅を引き起こす低温におけるいかな
る活性をも排除される。この段階は、同一反応槽に更な
るオリゴヌクレオチド(プライマー、蛍光プローブ、増
幅産物)の添加がある場合の多重PCRにおいて、より重
要であることが判明した。
過剰量の熱安定性ポリメラーゼの所要量を約2分の1に
まで減少させることが、発明者によって証明されてい
る。
のダイナミックレンジを有する信頼性のある多重PCRプ
ロトコールは、任意の高温開始技術を併用した、少なく
とも最終濃度0.25ユニット/μlのDNAポリメラーゼの使
用を含む。
くとも第1および第2核酸の定量のためのPCRを用いた方
法であって、サンプル中の第1核酸のもとの濃度は第2核
酸のもとの濃度と比較して100倍より高く、第1核酸増幅
用の第1プライマー対を添加すること、第2核酸増幅用の
第2プライマー対を添加すること、熱安定性DNAポリメラ
ーゼによる2つの核酸を増幅させることを含む方法をも
対象とする。ここでは、高温開始PCRが行われ、熱安定
性DNAポリメラーゼは反応液中に少なくとも0.25ユニッ
ト/μlの濃度で存在し、第2核酸の増幅は第1プライマー
対の非存在下で第2プライマー対を用いた第2核酸の増幅
と比較して、10%未満までは阻害されない。
技術分野において既知のいくつかの方法によって阻害さ
れ得る。
けて可逆的に不活性化される。より正確には、熱不安定
性の阻害基がTaq DNAポリメラーゼに導入され、酵素を
室温で不活性にしている。これらの阻害基はPCR前段階
での高温で除去され、酵素は活性化される。このような
熱不安定性の修飾は、例えば、酵素のリジン残基へのシ
トラコン酸無水物またはアコニット酸無水物カップリン
グによって得られうる(US 5,677,152)。一方、このよ
うな修飾を持つ酵素はAmplitaq Gold(Moretti, T.,
ら、Biotechniques 25 (1998) 716-22、またはFastStar
t DNA Polymerase(Roche Molecular Biochemicals)と
して市販されている。
されたプライマーの伸長は、短い二本鎖DNA断片の添加
によって阻害されることが示されている(Kainz, P.,
ら、Biotechniques 28 (2000) 278-82.)。この場合、
プライマーの伸長は、短い二本鎖DNA断片の融点より低
い温度で阻害されるが、競合的DNA自体の配列とは無関
係である。より一層特異的には、定義された二次構造を
とる特異的配列を有する、オリゴヌクレオチドアプタマ
ーが用いられてもよい。このようなアプタマーは、DNA
ポリメラーゼへの非常に高い親和性のために、SELEX技
術を用いて選択されている(US 5,693,502)、(Lin,
Y. Jayasena, S. D., J Mol Biol 271 (1997) 100-1
1)。実際の熱サイクル過程自体の前に増幅混合物中の
このようなアプタマーが存在することは、再びDNAポリ
メラーゼに高親和性結合を生じ、その結果、その活性の
熱不安定性阻害を生じる。
成立させるための別のアプローチは、精製酵素に対して
作成されたモノクローナル抗体の添加である(Kellogg,
D.E.,ら、Biotechniques 16 (1994) 1134-7; Sharkey,
D. J.,ら、Biotechnology(N Y) 12 (1994) 506- 9)。
オリゴヌクレオチドアプタマーのように、抗体は、阻害
様式において、室温で高い親和性でTaq DNAポリメラー
ゼに結合する。複合体は、熱サイクル過程自体の前の予
熱段階で分解される。特に高速熱サイクルのためのプロ
トコール(WO 97/46706)を適用する場合、これは全体
として増幅の実質的な時間消費の延長になる。
わらず、本発明の方法は、PCR増幅がリアルタイムで観
測され均質検出形式となる場合、特に適用できる。従っ
て、得られる増幅産物は、少なくとも1つの蛍光標識ハ
イブリダイゼーションプローブによって検出されること
が好ましい。このようなリアルタイム観測のための計測
基盤は、Roche Light Cycler(Roche Molecular Bioche
micals)、ABI Prism7700(Perkin Elmer)、または、i
Cycler(BioRad)のような市販の機器によって提供され
る。
ーションプローブはリアルタイム観測のために使用され
うる。本発明による本発明の方法に使用されるこれらの
ハイブリダイゼーションプローブは、通常、増幅反応の
アニーリング温度で標的核酸にハイブリダイズする、一
本鎖DNAもしくはRNAなどの一本鎖核酸、またはその誘導
体、或いはPNAである。これらのオリゴヌクレオチド
は、通常20から100ヌクレオチドの長さを持つ。
ゴヌクレオチドの任意のリボースまたはリン酸基に導入
できる。核酸分子の5'および3'末端での標識が好まし
い。
式で検出されるものでなければならない。これは蛍光標
識プローブで可能であるだけでなく、NMRによって検出
されうる標識を用いても可能である。しかし、増幅核酸
は少なくとも1つの蛍光標識ハイブリダイゼーションプ
ローブを用いて検出される方法が特に好ましい。
の検出形式は特に本発明と関連して有用であることが証
明されているが、本発明の範囲を制限するものとして理
解されるべきではない。
ブ この試験形式のために、増幅される標的核酸の同一鎖の
隣接した部位に相補的である2つの一本鎖ハイブリダイ
ゼーションプローブが、同時に使用される。両プローブ
は異なる蛍光性成分で標識される。適切な波長の光で励
起した場合、蛍光共鳴エネルギー転移の原理によって、
第1成分が吸収したエネルギーを第2成分へ転移させる結
果、両ハイブリダイゼーションプローブが検出される標
的分子の隣接した位置に結合する場合、第2成分の蛍光
放射を測定することができる。
中で、この「FRET-ハイブリダイゼーションプローブ」
は、高感度、正確、かつ信頼性の高いものであるという
ことが証明されている。
び1つだけの標識オリゴヌクレオチドプローブを用いる
こともまた可能である(Bernard, P. S.,ら、Anal Bioc
hem255 (1998) 101-7.)。
ーブ 一本鎖ハイブリダイゼーションプローブが2つの成分で
標識される。第1成分が適切な波長の光で励起される場
合、吸収されたエネルギーは蛍光共鳴エネルギー移動の
原理に従って第2成分、いわゆる消光剤に転移される。P
CR反応のアニーリング段階の間に、ハイブリダイゼーシ
ョンプローブは標的DNAに結合し、続く伸長段階の間
に、Taqポリメラーゼの5'-3'エキソヌクレアーゼ活性に
よって分解される。その結果、励起された蛍光性成分お
よび消光剤は空間的に互いから分離されるため、第1成
分の蛍光放射を測定することができる。
s) これらのハイブリダイゼーションプローブもまた、第1
成分および消光剤で標識されており、標識はプローブの
両末端に位置することが好ましい。プローブの二次構造
によって、両成分は溶液中で空間的に近傍にある。標的
核酸へのハイブリダイゼーション後、両成分は互いから
分離され、その結果、適切な波長の光による励起後、第
1成分の蛍光放射を測定することができる(US 5,118,80
1)。
用いて行われる場合、それもまた発明の範囲内である。
例えば、本発明に従って、各々の増幅産物はまた、適切
な波長の光による励起の後、二本鎖核酸との相互作用に
対応した蛍光シグナルを放射するDNA結合蛍光色素によ
っても検出されることができる。SybrGreenおよびSybrG
old(Molecular Probes)色素は、この応用例に特に適
していることが証明されている。代替としてインターカ
レーション型色素も使用することができる。しかし、こ
の形式では、異なる増幅産物を識別するために、それぞ
れのメルティングカーブ分析を行うことが必要である
(US 6,174,670)。
い実施形態では、増幅反応は、1サイクルが1分未満であ
る高速熱サイクルによって行われる。このような高速熱
サイクルのための計測基盤は、例えばLightCycler(Roc
he Molecular Biochemicals)によって提供され、WO 97
/46707およびWO 97/46712で公開されている。本発明に
よれば、プライマーのアニーリングは、少量でしかサン
プル中に存在しない標的核酸の定量的増幅の律速段階で
はない。従って、少量の要素を増幅するための各々の多
重熱サイクルプロトコールの時間変数は、当技術分野に
おいて既知のいかなる熱サイクルプロトコールと比較し
ても修正される必要はない。
方法を行うための試薬を含むキットを対象とする。より
具体的には、このようなキットは、熱サイクル反応自体
に先立って、分析されるサンプル、適切なプライマー、
および反応容量を調整するための水だけを添加すればよ
いだけの様式で増幅に使用できる、マスター混液を含ん
でもよい。
も0.5ユニット/μlの最終濃度の熱安定性DNAポリメラー
ゼを供給するために十分な濃度の熱安定性DNAポリメラ
ーゼを含む。パラメータ特異的なキットは、更に、各々
の配列を有するプライマーを含みうる。これらのオリゴ
ヌクレオチドはマスター混液に含まれてもよい。
PCRによって生成される産物の均質検出に適切な試薬、
例えば、蛍光標識ハイブリダイゼーションプローブまた
は、二本鎖DNA結合体を含んでもよい。各々のプライマ
ーのように、いくつかの場合では、それらもまたマスタ
ー混液に含まれるようになるかもしれない。
PCRのためのマスター混液を含み得る。このようなマス
ター混液は、少なくとも0.25ユニット/μlの最終濃度の
熱安定性DNAポリメラーゼを供給するために十分な濃度
で、熱安定性DNAポリメラーゼを含み、かつ、高温開始P
CRを可能にするためのさらなる物質をみ得る。ポリメラ
ーゼ活性を室温で不活性化し得るこのような物質は、例
えば、抗ポリメラーゼ抗体、または、ポリメラーゼ結合
性核酸アプタマーであってもよい。
は、化学的に修飾されていることによって、化学的修飾
を除去するためにポリメラーゼが加熱されない限り室温
で不活性な熱安定性DNAポリメラーゼを、少なくとも0.2
5ユニット/μlの最終濃度の熱安定性DNAポリメラーゼを
供給するのに十分な濃度で含む、高温開始PCRのための
マスター混液を包含し得る。
を作成するための既知量の標準DNA、または代替とし
て、ある特定の増幅反応の効率を決定するために使用さ
れうる補正サンプルのいずれかを含む場合、 それもま
た有利であることも証明されている。
本発明の理解を助けるために提供され、本発明の正確な
範囲は添付の請求項において述べられる。本発明の精神
から逸脱することなく記載した手順に改良がなされ得る
ことが理解される。
細胞の検出のために研究された遺伝子であるサイトケラ
チン20(CK20)、およびハウスキーピング遺伝子として
一般に用いられる、ポルフォリンビリノーゲンデアミナ
ーゼ(PBGD)を増幅標的として選択した。
リンビリノーゲンデアミナーゼ(PBGD)遺伝子の部分的
断片は、別々のpT3T7プラスミドベクター(Roche Molec
ularBiochemicals)にクローニングされた。直鎖状にし
たプラスミドDNAのコピー数は、1モルが6 x l023コピー
に等しいという仮定を用いて、分光光度法で概算され
た。CK20およびPBGDプラスミドDNA混合物は、10mM Tris
-HCl、pH 8.5中のMS2RNA(10ng/μl)から成る希釈液を
用いた希釈によって調製された。
e Molecular Biochemicals)で行われた。標準的なPCR
アッセイは、1μlのDNA、1 x 検出混合物、1 x 反応バ
ッファー、4mMの塩化マグネシウム、および様々な量のT
aqポリメラーゼから成り(すべてRoche Diagnostics, M
annheim, Germanyによる)、1つの反応キャピラリー中1
0μlの容量に水で調節する。
Cycler - DNA Master Hybridisation Probes Kit (Roch
e Molecular Biochemical, カタログ番号2015 102)か
らの反応バッファーおよび修飾されていないTaqポリメ
ラーゼを使用した。
は、それぞれ、10mMのTris-HCl、pH 8.5バッファー中、
各5μMのプライマー(フォワードおよびリバース)、各
2μMの(フルオレセインおよびLC-Red640、または、フ
ルオレセインおよびLcred705で標識された)ハイブリダ
イゼーションプローブ、0.05% Brij-35から成る。多重P
CRのために、反応キャピラリー内には更なる1x検出混合
物が含まれた。
ションプローブ配列が用いられた。
および、LCRed705を用いたPBGD PCRのためのハイブリダ
イゼーションプローブの標識化は、別々のチャネルでの
各反応の同時観測を可能にする。チャネル2(LCRed64
0)および3(LCRed705)間の蛍光のクロストークは、Li
ghtCycler - Color Compensation Set(Roche Molecula
r Biochemicals)を用いることによって補正された。
間の保温、続いて94℃0秒間、55℃10秒間および72℃10
秒間の50サイクルから成り、40℃30秒間で完了する。
point)は、計算による基準線の設定による二次微分最
大関数を用いてLightCycler分析ソフトウェアによって
決定された。
せない102、104および106コピーのCK 20のリアルタイム
PCRは、実施例1に従って、量を増加させて0,0825 U/μ
l、0,165 U/μl、0,33 U/μl、または、0,66 Uμlのい
ずれかの量のFast Start Polymerase(Roche Molecular
Biochemicals)を含む単一構成で行われた。結果は、
図1に示す。そこで見られるように、同定される各コピ
ー数に対する蛍光シグナル曲線は、用いられる酵素濃度
に関係なく基本的に同一であったため、酵素濃度の増加
により低いCp値を生じることはない(左:106コピー、
中央:104コピー、右:102コピー)。単一PCR、すなわ
ち1つの標的核酸だけの増幅では、標的核酸が初めに高
いコピー数で存在したとしても、過剰な増幅反応はポリ
メラーゼによって増強されないと判断されるべきであ
る。
幅されない
よびPBGDの単一PCRの代表的な結果を、0,0825 U/μlのT
aqポリメラーゼを用いて実施例1に従った単一PCR中に2
つの個別のPCRのプライマーセットおよびキネティックP
CRのための蛍光プローブセットを単に混合することによ
る多重アプローチ(多重PCR)と比較して示す。
102/104、104/104および106/104のCK20/PBGDコピー量を
含んでいる3つのプラスミド混合物を含む。同一PCR実行
中に、競合反応のない個別PCR(図2a)、および同一反
応槽で起こるバックグラウンドPBGD PCRを伴った多重PC
Rにおける、CK20増幅の反応効率は、チャネル2で観測さ
れる(図2a)。同時に、個別および多重PCRにおけるPB
GD増幅に対する反応効率は、チャネル3で観測される
(図2b)。
ための鋳型のコピー数が標的反応のそれを100倍上回る
場合、個別PCRと比較した、多重PCRにおける標的PCRの
対数期曲線の勾配が有意に減少することを示す。これは
すなわち、増幅されているPBGD104コピー存在下ではCK2
0 102コピーの増幅、および、増幅されているCK20 106
コピー存在下ではPBGD 104コピーの増幅ということであ
る。
られたこれらの結果は、当技術分野において既知の標準
的PCR条件下では、ダイナミックレンジが明かに100倍未
満であることを示唆する。
的の増幅を増強する。
濃度を増加させて行った。PBGD 104コピーのバックグラ
ウンドPCRを伴うCK20 102コピー(図3a)、または、CK
20 106コピーのバックグラウンドPCRを伴うPBGD 104コ
ピー(図3b)のいずれかが定量した。
増加は、多重PCRのPCR対数期勾配を増加させる。これ
は、相当する単一構成においてすでに観察されたこと
(上記の実施例2を参照)と驚くべき対照をなしてい
る。
リメラーゼ濃度が、多重PCRの対数期勾配を個別PCRのそ
れを同等と見なすにはまだ十分ではないことを示す。こ
の実験では、単一対照に相当する性能をもたらすのは、
0.66ユニット/μlの「過剰な」ポリメラーゼ量だけであ
る。
関する更なる実験は(データは示されない)、多重PCR
曲線の勾配が個別PCRのそれと等しくなるために、少な
くとも約0.5ユニット/μl反応容量のポリメラーゼ濃度
が必要とされることを示した(データは示されない)。
た性能
r - FastStart DNA Master Hybridization Probes Kit
(Roche Molecular Biochemicals, カタログ番号 3 003
248)からの反応バッファーおよび修飾Taqポリメラー
ゼを比較のために用いた以外は実施例1に従って高温開
始PCRサイクルを行った。104コピーのPBGDの増幅は、CK
20 106コピーのバックグラウンドPCRとともに、0,0825
U/μl、0,165 U/μl、0.33のU/μl、または、0.66U/μ
lのいずれかのポリメラーゼ酵素濃度(最終濃度)にて
分析された。熱サイクルプロトコールは、最初の加熱は
94℃ 10分間に、およびサイクル中の94℃は10秒間に修
正した。
ッファー以外同一の漸増条件下で、通常のポリメラーゼ
と比べた高温開始ポリメラーゼに必要な酵素量の比較を
示す。ポリメラーゼ0.66ユニット/μl(反応容量)の通
常のポリメラーゼが、個別のPCRに等しい多重PCRの対数
期勾配を生じる一方(図4a)、高温開始ポリメラーゼ
の使用は、約半分にまで所要量を減少させる(図4
b)。
性のあるダイナミックレンジ 図5は、実施例1に従ってFastStartポリメラーゼを用い
た多重実験を示す。PBGD 102コピーのPCR増幅は、それ
ぞれ102、104、106および108コピーのCK 20バックグラ
ウンド、および0.55ユニット/μl反応容量の過剰量のFa
stStartポリメラーゼを用いて行われた。図に見られる
ように、PBGD PCR対数期曲線勾配(図5b)と交差ポイ
ントは、バックグラウンドCK20 PCR(図5a)に関わら
ず、互いに類似している。CK20 PCR増幅について、正確
なPCR定量に不可欠な交差ポイントとlog濃度との間の線
形関係は維持されている(R2=-1)(図5c)。
およびCK20の多重増幅に対して、ホットスタートの実施
形態によって106のダイナミックレンジが得られること
を示す。
性のあるダイナミックレンジ 異なる増幅標的としてHer2/neuおよびβグロビンを用い
た同様の実験において、同一の結果が得られている。増
幅条件は、実施例1のそれらと基本的に同一であった。
しかし、この場合には、PCRは、製造メーカーの使用説
明書に従った高温開始増幅のための手段として、供給元
によって示される条件下で、KlenTaq Antibody(Clonte
ch)と併用して、1UのKlentaq Polymerase(Clontech、
6Uの標準ポリメラーゼに相当する)を用いて行った。
よびβグロビンに対しては配列番号11-12に従った
以下のプライマーが用いられた。
LC-Red 640で5'標識された配列番号13、およびフルオ
レセインで3'標識された配列番号14に従った配列を含
むオリゴヌクレオチドであった。βグロビンのためのハ
イブリダイゼーションプローブは、LC-Red 705で5'標識
された配列番号15、およびフルオレセインで3'標識さ
れた配列番号16に従った配列を含むオリゴヌクレオチ
ドであった。
イン-3' (配列番号14) β-グロビン: 5'-Red 705-AGACTTCTCCTCAGGAGTCAGGTGCACCATG-リン酸-
3' (配列番号15) 5'-CCACAGGGCAGTAACGG-フルオレセイン-3 (配列番号16)この実験では、10コピーのHer2/neuプ
ラスミドDNAは、βグロビンプラスミドDNAの10〜107コ
ピーのバックグラウンドにかかわらず、106のダイナミ
ックレンジに対応して、同一の効率で増幅され得た。
レンジの、絶対標的コピー数に対する独立性 過剰ポリメラーゼの多重高温開始PCRの許容性を評価す
るため、更に、絶対標的濃度からダイナミックレンジの
依存の可能性を除外するために、いくつかの小さな変更
を伴う基本的に実施例1で示された条件に従った実験が
行われた。
な量のFastStartポリメラーゼを用いて、102、104、106
および108コピーのCK20のバックグラウンドPCRとともに
増幅され、同じ条件下で分析された。
cheLightCyclerマニュアル(RocheMolecular Biochemic
als)に従い、いわゆる「二次微分アルゴリズム」(US
6,303,305)を用いて、交差ポイント(cp値)が決定さ
れた。本発明の酵素濃度が用いられた場合、二次微分デ
ータ処理アルゴリズムを用いて、予想される統計的許容
誤差範囲内で、加えられた過剰なCK 20とは独立して、
所与の標的濃度に対して同一のcp値が得られた。
示される。
ある。
についてのデータ(表1、右側カラム、0,3300 U/μl)
は、多重アッセイ内で増幅されるべき標的核酸が102〜1
08の間のコピー数で存在するならば、この場合、本発明
による多重PCRが、全体で106のダイナミックレンジを生
じるということを実証する。
BGDが、102コピーのPBGDの場合と同様に、同じ増幅効率
で増幅されることになったのは、些少なことである。従
って、106コピーのCK20バックグラウンドで102コピーの
PBGDを増幅する結果が、108コピーのCK20バックグラウ
ンドでの104コピーの増幅と比較される場合(データは
示さない)、本発明の過剰量のポリメラーゼの使用によ
るダイナミックレンジの増加の効果は、本来サンプル中
に存在する標的DNAの絶対的なコピー数から独立してい
るということもまた、結論付けることができる。
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よび106コピー数のCK 20はそれぞれ、0,0825 U/μl、0,
165 U/μ1、0,33 U/μl、または、0,66 Uμlのポリメラ
ーゼのいずれかで増幅された。
よる、様々な比率のCK20およびPBGDの単一および多重増
幅の結果を示す。図2aは、CK20の増幅 - 単一アッセイ
および多重構成の結果である。図2bは、PBGDの増幅 -
単一アッセイおよび多重構成の結果である。
いたCK20/PBGDの多重増幅の結果を示す。図3aは、CK20
についてである。図3bは、PBGDについてである。
始PCRを伴う多重増幅および伴わない多重増幅の結果で
ある。図4aは、Taq DNAポリメラーゼである。図4b
は、FastStart DNAポリメラーゼである。
得られるダイナミックレンジの拡大を示す。図5aは、1
00コピーのPBGDをバックグランドとした様々なコピー数
のCK20の増幅である。図5bは、様々なコピー数のCK20
をバックグランドとした100コピーのPBGDの増幅であ
る。図5cは、CK20増幅の回帰分析の結果である。
22)
濃度が少なくとも0.25ユニット/μlとなるように供給す
るマスター混液を含む、高温開始PCR増幅を実施するた
めのキット。 ─────────────────────────────────────────────────────
11)
Claims (12)
- 【請求項1】 熱安定性DNAポリメラーゼを少なくとも
0.5ユニット/μlの最終濃度で用いる、少なくとも102の
ダイナミックレンジを有する定量的多重PCRの方法。 - 【請求項2】 少なくとも103のダイナミックレンジを
有する、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 少なくとも104のダイナミックレンジを
有する、請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 サンプル中の少なくとも第1および第2の
核酸をPCR手段によって定量するための方法であって、 サンプル中の第1核酸のもとの濃度が第2核酸のもとの濃
度に比べて100倍より高く、第1核酸増幅用の第1プライ
マー対を添加すること、第2核酸増幅用の第2プライマー
対を添加すること、熱安定性ポリメラーゼによって2つ
の核酸を増幅させることを含み、 ここで、熱安定性DNAポリメラーゼは、反応液中に少な
くとも0.5ユニット/μlの濃度で存在し、第2核酸の増幅
は、第1プライマー対の非存在下における第2プライマー
対による第2核酸の増幅と比較して10%未満までは阻害
されないことを特徴とする、上記方法。 - 【請求項5】 サンプル中の少なくとも第1および第2の
核酸を高温開始PCR法によって定量するための方法であ
って、 サンプル中の第1核酸のもとの濃度が第2核酸のもとの濃
度に比べて100倍より高く、第1核酸増幅用の第1プライ
マー対を添加すること、第2核酸増幅用の第2プライマー
対を添加すること、熱安定性DNAポリメラーゼによって
2つの核酸を増幅させることを含み、 ここで、熱安定性DNAポリメラーゼは、反応液中に少な
くとも0.25ユニット/μlの濃度で存在し、第2核酸の増
幅は、第1プライマー対の非存在下における第2プライマ
ー対による第2核酸の増幅と比較して10%未満までは阻
害されないことを特徴とする、上記方法。 - 【請求項6】 リアルタイムで増幅をモニターする、請
求項1〜5のいずれか1項記載の方法。 - 【請求項7】 2つの核酸の増幅で得られる増幅産物の
各々が、少なくとも1つの蛍光標識ハイブリダイゼーシ
ョンプローブによって検出される、請求項6記載の方
法。 - 【請求項8】 各標的核酸について2つの隣り合うハイ
ブリダイゼーションプローブを用い、各プローブは、ハ
イブリダイゼーションによる蛍光共鳴エネルギー転移
(FRET-ハイブリダイゼーション)を起こすことができ
る蛍光成分で適切に標識されていることを特徴とする、
請求項7記載の方法。 - 【請求項9】 1回の増幅サイクルが1分より短いことを
特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項記載の方法。 - 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項記載の方
法を実施するための試薬を含むキット。 - 【請求項11】 熱安定性DNAポリメラーゼを、その最
終濃度が少なくとも0.5ユニット/μlとなるように含有
するマスター混液を含む、PCR増幅を実施するためのキ
ット。 - 【請求項12】 熱安定性DNAポリメラーゼを、その最
終濃度が少なくとも0.25ユニット/μlとなるように供給
するマスター混液を含む、高温開始PCR増幅を実施する
ためのキット。
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