JP2003210054A - 植物用カバーとその設置方法 - Google Patents

植物用カバーとその設置方法

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JP2003210054A
JP2003210054A JP2002015970A JP2002015970A JP2003210054A JP 2003210054 A JP2003210054 A JP 2003210054A JP 2002015970 A JP2002015970 A JP 2002015970A JP 2002015970 A JP2002015970 A JP 2002015970A JP 2003210054 A JP2003210054 A JP 2003210054A
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cover portion
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support
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Yasushi Toyokawa
泰 豊川
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Nagano Prefecture
JNC Corp
National Federation of Agricultural Cooperative Associations
Original Assignee
Nagano Prefecture
National Federation of Agricultural Cooperative Associations
Chisso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風等により変形しない強度があり、煩わしい
手間が要らず、簡便に張設することが出来る植物用カバ
ーとその設置方法を提供する。 【解決手段】 植物を覆う、シート状或いはネット状の
カバー部10と、カバー部10の長手方向に適宜の間隔
をあけて配設され、カバー部10の幅方向に伸びてカバ
ー部10に一体化された、複数本の支持棒12とから成
る植物用カバーであって、支持棒12が柔軟性を有し、
曲折させた場合に曲折された形状を保持可能で、カバー
部10と共に、巻く或いは畳むことが可能なことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物を虫或いは過
酷な温度変化等から防御する植物用カバーとその設置方
法とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、植物を虫或いは過酷な温度変化等
から防御する植物用カバーが知られている。これは、ま
ず細い樹脂製等の支持棒を何本か用いて、植物をアーチ
状に覆うように両端側を地面に挿し込み骨組みを作る。
そしてその骨組みを覆うように、防虫用のネット或いは
シート等のカバー部を被せて、骨組みに結び付ける等し
て固定する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前述のよ
うな植物用カバーでは、まず支持棒で骨組みを作り、さ
らにカバー部を骨組みに固定させなくてはならず、手間
を要していた。また、強風や積雪、風雨によって破壊し
ないようにするためには、支持棒どうしや、カバー部と
支持棒を、それぞれ強固に幾つもの箇所で固定する必要
があり、手間を一段と煩わしいものにしていた。また、
虫が侵入する隙間を作らないようにするには、カバー部
どうしの境目やカバー部と地面との境目等を丁寧に隙間
が生じないように張らなければならず、設置に時間がか
かっていた。
【0004】そこで本発明の目的は、風雨等により変形
しない強度があり、煩わしい手間が要らず、簡便に張設
することができ、使用しない際はコンパクトに収納する
ことが可能な植物用カバーとその設置方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために次の構成を備える。すなわち、本発明は、
植物を覆う、シート状或いはネット状のカバー部と、該
カバー部の長手方向に適宜の間隔をあけて配設され、カ
バー部の幅方向に伸びてカバー部に一体化された、複数
本の支持棒とから成る植物用カバーであって、前記支持
棒が柔軟性を有し、曲折させた場合に曲折された形状を
保持可能で、前記カバー部と共に、巻く或いは畳むこと
が可能なことを特徴とする。このことにより植物を簡便
な作業で覆うことが可能で、使用しない際は、コンパク
トに収納することができる植物用カバーを提供すること
ができる。
【0006】また、植物を覆う、シート状或いはネット
状のカバー部と、該カバー部の長手方向に適宜の間隔を
あけて配設され、カバー部の幅方向に伸びてカバー部に
一体化された、複数本の支持棒とから成る植物用カバー
であって、前記支持棒が弾性を有し、アーチ状に曲折可
能で、前記カバー部と共に、巻く或いは畳むことが可能
なことを特徴とする。このことにより植物を簡便な作業
で覆うことが可能で、使用しない際は、コンパクトに収
納することができる植物用カバーを提供することができ
る。
【0007】また、植物を覆う、シート状或いはネット
状のカバー部と、該カバー部の長手方向に適宜の間隔を
あけて配設され、カバー部の幅方向に伸びてカバー部に
一体化された、複数本の支持棒とから成る植物用カバー
であって、前記支持棒が予めアーチ状に曲折されてい
て、前記カバー部と共に畳むことが可能なことを特徴と
する。このことにより植物を、簡便な作業で、より安定
した形状で覆うことができ、使用しない際は、コンパク
トに収納することが可能な植物用カバーを提供すること
ができる。また、前記支持棒の両端が前記カバー部の端
縁から外方に所要長さ突出していることを特徴とし、支
持棒の先端を植栽面に向かって挿し込むことが可能な植
物用カバーを提供することができる。
【0008】また、本発明は、樹脂製の前記カバー部
と、樹脂によって被覆された鋼線からなる前記支持棒
が、前記カバー部に複数箇所のゆるみ部分を設けながら
前記支持棒の所々で溶着して一体化されていることを特
徴とし、確実にカバー部と支持棒が一体化され、支持棒
が曲折しても支持棒から、カバー部が取れてしまうこと
がない。また、前記カバー部に、前記支持棒が挿通可能
な通し部分を有する支持棒通しを固設し、該支持棒通し
に前記支持棒を挿通することにより、該支持棒と前記カ
バー部とが一体化されることを特徴とする。このことに
より確実にカバー部と支持棒が一体化される。
【0009】また、前記カバー部に部分的に厚みを持た
せたカバー補強部を設けたことを特徴とし、変形しにく
く、形状を安定して維持することができる。また、前記
カバー補強部が、前記カバー部の端辺に設けられている
ことを特徴とし、カバー部の端辺が変形することがな
い。また、前記カバー補強部が、前記カバー部の略中央
で長手方向にわたって設けられていることを特徴とし、
カバー部の形状が変形することがない。また、前記カバ
ー部の端辺から任意の幅にわたって、前記支持棒が前記
カバー部に固定されない部分である垂れ部分を有するこ
とを特徴とする。このことにより、カバー部と植栽面と
の隙間を塞ぐことが可能な植物用カバーを提供すること
ができる。
【0010】また、植物の植えられている植栽面に向か
って前記支持棒の両先端を挿し込み、固定することによ
って前記カバー部で植物を覆うことを特徴とする。この
ことにより確実に植物をカバー部で覆うことができる。
また、植物の植えられている植栽面に向かって前記支持
棒の両先端を挿し込み、固定して前記カバー部で植物を
覆う際に、前記垂れ部分を前記植栽面に沿わせることを
特徴とする。このことにより確実にカバー部と植栽面と
の隙間を塞ぐことが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる好適な実施
の形態を添付図面と共に詳細に説明する。先ず最初に、
本発明による植物用カバーの構成とその設置方法につい
て述べ、次に植物用カバーの、具体的な実施形態である
防虫用ネットを図1、図2及び図3に示しながら説明し
ていく。ここで植物用カバーとは、虫や急激な温度変化
等から植物を守るために植物を覆うものを示す。植物を
覆うカバー部10の材質としては、通気性のある防虫用
のネット、温度調整のためのビニールシート、寒冷紗等
がある。いずれも防虫、温度調整等の目的に適した材質
が選択され、形状も自由に設計される。
【0012】カバー部10を支持し固定する支持棒12
としては、柔軟性のある鋼線等、或いはこれら鋼線等に
ビニール等の樹脂で被覆したものが使用される。真っ直
ぐ伸びた状態から曲折することが可能で、曲折した状態
で形状保持され、さらに再びもとの伸びた形状に戻り得
る。この形状を変えるための折り曲げは、繰り返し可能
である。あるいは支持棒12として、弾性のある、鋼線
やあるいは樹脂によって被覆された鋼線等を用いること
も出来る。この場合は、力を加えることによりアーチ状
に曲折可能であるが、その力を除くことで元の形状に戻
る。
【0013】また支持棒12には、植物用カバーを設置
する際の形状に予め曲折させて形成されたものも使用さ
れる。この場合の支持棒12の材質としては、鋼線の他
に樹脂によって被覆された鋼線等もある。同じ形状に
(例えばU字型、V字型等)曲折させて形成された複数
の支持棒12を、適宜の間隔をあけてカバー部10に、
植物用カバーが形作られた状態が、植物の上から被せて
覆うのに適したアーチ型等になるように、同じ方向に向
けて固定させる。
【0014】カバー部10に支持棒12を一体化させて
固定する方法には様々な方法がある。直接溶着させる方
法、カバー部10に筒状に縫い付けられた支持棒通しに
支持棒12を挿通する方法。或いは、支持棒12を長さ
方向に2分し、カバー部10を2分された支持棒12で
挟んで固着させる方法等さまざまに考えられる。いずれ
も支持棒12が曲折可能なようにカバー部10に弛みを
持たせて固定する。カバー部10に表裏がある場合で
も、支持棒12を固設させる面はどちらか限定されな
い。但し、曲折した支持棒12を用いる場合は、設置し
た際に植物側にどちらの面を向けるかによって、カバー
部10を支持棒12に固着させる際に、湾曲させて内側
に向ける面をどちらにするかが決まる。
【0015】図4を用いてより詳細に、カバー部10と
支持棒12の固着方法を述べる。(a)、(b)は支持
棒12の径方向に切断した際の断面図をあらわす。
(c)は支持棒12の伸びる長手方向に切断した際の断
面図である。(a)では、カバー部10に、支持棒12
を押えてカバー部10と挟み込むように支持棒通し16
が設けられている。支持棒通し16は、支持棒12が挿
通可能な弛みである通し部分16bと、カバー部10と
固着される固着部分16aから成る。固着方法は溶着、
或いは縫着でも良い。また、支持棒通し16は、一枚の
シート状に形成して、支持棒12の一本分で、カバー部
10の端辺から端辺までにわたって設けても良いし、端
辺から端辺の間の所々に設けて、支持棒12が真っ直ぐ
挿通されるようにしても良い。
【0016】(b)は、(a)に示したカバー部10
に、支持棒通し16と反対側の面に裏打ち17を固着さ
せて、より強固に支持棒12を保持させたものである。
(a)、(b)、(c)いずれも植物の方向に向ける面
はどちらでも良いが、カバー部10の、支持棒12が固
着されている面を外側にし、支持棒12が固着されてい
ない面を植物側に向けると、設置した際に支持棒12が
カバー部10の外側になって、強風等による影響を受け
にくくなる。(c)は、カバー部10と支持棒12が、
カバー部に複数のゆるみ部分10cを設けながら、カバ
ー部固着部分10dにおいて支持棒12の所々で溶着し
て一体化している。この場合も、支持棒12を外側にし
て曲折させると良い。ゆるみ部分10cを設けたことで
支持棒12を曲折する際、カバー部10がピンと張られ
て引っ張られ、カバー部10が支持棒12から、取れて
しまうことがない。
【0017】さらにカバー部10の端辺から適宜の幅に
わたって、支持棒12がカバー部10に固定されていな
い部分である垂れ部分13を作る。この垂れ部分13
は、設置された際に、地面との境目に隙間を作らないよ
うに設けるが、必ず配設しなければならないものではな
い。尚、垂れ部分13を作る場合は、カバー部10の、
支持棒12が固着されている面を植物側に向け、支持棒
12が固着されていない面を外側にして設置させるとよ
い。そして、柔軟性或いは弾性のある支持棒12、曲折
させて形成された支持棒12、どの場合も支持棒12の
長さは、カバー部10に固設させた際にカバー部10よ
り長くはみ出る長さにすることが望ましい。垂れ部分1
3を設けた場合は、垂れ部分13を含めて同程度の長さ
にするとよい。
【0018】また、寒冷紗や、ネット及びシートのよう
なカバー部10は、使用中に捩れたり、裂けたりして変
形し易い。そこで強度を増し、形状を安定化させるため
にカバー補強部14を配設する。カバー補強部14は、
カバー部10に部分的に厚みを持たせることで強度を維
持しようとするものである。厚みを持たせる方法として
は、ビニールテープ、ヒモ等を接着、溶着あるいは縫着
によって貼付する方法や、カバー部10を、部分的に折
り曲げる等して何重かに重ねる方法でも良い。また、カ
バー補強部14を配設するカバー部10における位置
は、端辺、或いはカバー部10の略中央でカバー部10
の長手方向にわたって等、カバー部10の形状に応じて
臨機応変に配設される。これにより植物用カバー全体の
形状がより安定化して維持される。
【0019】このような構成から成る植物用カバーは、
次のように植物を覆うようにして設置される。支持棒1
2は、柔軟性があり、曲折してその状態で形状保持可能
なので、複数の支持棒12を同じ方向にU字型、V字型
等に曲折させ、カバー部10で植物を覆うように植物に
被せる。この際垂れ部分13が支持棒12に掛からず
に、U字の外側に開くように支持棒12を曲折させる。
そして支持棒12の先端を植物の植えられている植栽面
である地面に挿し込むことで、地面上に植物用カバーを
固定させる。弾性のある支持棒12の場合は、湾曲させ
て地面に先端を挿し込むことで、アーチ状に形状を保つ
ことができる。
【0020】支持棒12はカバー部10からはみ出る長
さか、或いは垂れ部分13を含めて同程度の長さなの
で、支持棒12だけを地中に挿しこむことが出来る。こ
の際垂れ部分13は、植物用カバーの外側の地面に沿わ
せて垂らす。さらに、この垂れ部分13上に土21や重
りを載せたり、杭を打つことによって、地面との隙間を
塞ぐことができる。隙間が無くなることで虫や風が植物
用カバー内部に進入することが無く、植物が守られるう
えに、カバー部10が風等によって舞いあがったり、変
形することもなく強固に固定される。
【0021】このような植物用カバーは簡単な構成によ
るので、様々な場合に使用可能である。例えば植物は畑
等の土に植栽されたものに限らず、植木鉢、プランター
等でも可能である。この際は、支持棒12を地面に挿し
込んで固定しても良いが、プランター或いは植木鉢の側
面等に引っ掛けて固定しても良い。この場合、柔軟性の
ある支持棒12で形成されているので、引っ掛ける際も
植木鉢、プランター等の側面形状に合わせて、自由に変
形させて掛けることができ、簡便に固定することができ
る。
【0022】シート或いはネットから成るカバー部10
は、四辺形でなくても良く、例えば植物の植えられてい
る花壇等の形状に合わせて三角形等にしても良い。ま
た、植物用カバーの形状を、植物用カバーが設置される
ときの形状に予め形作られて固定されたものにしてもよ
い。この場合、支持棒12とは別にその形状に保持する
ための骨組みが設けられると良い。このように形状が固
定された植物用カバーは、設置した際に形状が崩れ難い
うえに、植物に対して被せるだけで良いので便利であ
る。また、カバー部10と支持棒12のサイズを変更す
ることで、高さの高い植物から地表を這うような低い植
物まで、或いは広い範囲から狭い範囲までも覆うことが
できる。
【0023】図1は、本発明による植物用カバーの一種
である防虫用ネットの一実施形態を示す概略図である。
長尺物の防虫ネットによりカバー部10が形成され、複
数の支持棒12が等間隔でカバー部10に固定されてい
る。支持棒12が挿通し、曲折できる程度の余裕を持っ
て筒状に形成されたビニールシートから成る支持棒通し
が、カバー部10に等間隔に溶着されることによって、
複数の支持棒12がカバー部10に固定される。さら
に、2長辺から所定幅にわたって支持棒通しが無い部分
があり、支持棒12とカバー部10とが固定されずに離
れ得る垂れ部分13を形成している。また、厚めのビニ
ールテープがカバー部10の長手方向にわたって、長辺
側の2端辺と、カバー部10の略中央に貼付されてい
る。カバー部10はネットから成るので、支持棒12が
伸びた方向に逆らわないように、束ねるように巻き上げ
ていくことでコンパクトに収納することができる。
【0024】このような構成から成る防虫ネットの設置
方法を説明する。図2(a)は図1に示した防虫ネット
の長辺を、短く切断したものの設置方法を示す斜視図で
ある。図2(b)は、(a)の断面図である。柔軟性の
ある3本の支持棒12をU字型に湾曲させる。この場
合、垂れ部分13が外側に開くように湾曲させる。そし
て植物を覆うように設置し、3本の支持棒12の先端を
それぞれ植物の植えられている植栽面である地面に挿し
込んで固定する。すると、垂れ部分13は地面に沿うよ
うに開くので、垂れ部分13の上面に土21を被せて重
りにして確実に固定した。
【0025】図3は本発明による防虫用ネットの他の実
施形態を示す斜視図である。この植物用カバーは、U字
型に曲折されて形成されている支持棒12を使用してお
り、垂れ部分13は無い。図1に示される実施形態と
は、支持棒12が曲折され形成されていることと、垂れ
部分13が無いことに違いがあるだけなので、設置方法
は図2に示されるものと同様である。
【0026】また、必要に応じて防虫用ネットの端面に
蓋部15を設け、トンネル状に形成された防虫ネットの
入口と出口に蓋を設ける。蓋部15は、両端面に設けて
も片方でも良い。これによると外部と完全に遮断するこ
とができるので防虫、温度差に対してさらに有効にな
る。柔軟性、或いは弾性のある支持棒12の場合は、カ
バー部10の両端に固設した支持棒12の位置を、カバ
ー部10の中央よりに設けて、端のカバー部10の部分
で蓋部15を形成すると良い。図3(b)は、収納方法
を示す概略図である。U字型に湾曲して形成された複数
の支持棒12を束ねることによって、ネットで形成され
ているカバー部10が畳み込まれ、コンパクトに収納で
きる。使用の際は再び支持棒12の間隔を開いて、ネッ
トを広げる。
【0027】以上、本発明につき好適な実施例を挙げて
種々説明してきたが、本発明はこの実施例に限定される
ものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの
改変を施し得るのは勿論のことである。例えば、図3を
用いて説明した防虫用ネットの構成が、垂れ部分13を
有していてもよいのは勿論のことである。
【0028】
【発明の効果】本発明による植物用カバー及びその設置
方法によれば、植物を虫や過酷な温度変化等から守る覆
いである植物用カバーが、煩わしい手間も無く容易に簡
便に設置できる。さらに虫や風等が入る隙間も無くすこ
とが可能である。また、カバー補強部を施したので、強
風や風雨に耐える強度を有し、安定した形状を保つこと
ができ、使用しない際はコンパクトに収納することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による植物用カバーの一実施形態を示す
概略図である。
【図2】図1の植物用カバーの設置方法を示す斜視図と
断面図である。
【図3】本発明による植物用カバーの他の実施形態を示
す斜視図である。
【図4】支持棒とカバー部とを固着させる方法を示す断
面図である。
【符号の説明】
10 カバー部 10c ゆるみ部分 10d カバー部固着部分 12 支持棒 13 垂れ部分 14 カバー補強部 15 蓋部 16 支持棒通し 16a 固着部分 16b 通し部分 17 裏打ち 20 植栽面 21 土
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊川 泰 長野県須坂市小河原492 長野県農事試験 場内 Fターム(参考) 2B024 DB01 DB04 DD04 DD07 EA01 EA03 EA04 EB02 EB05 EB10 EC03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物を覆う、シート状或いはネット状の
    カバー部と、 該カバー部の長手方向に適宜の間隔をあけて配設され、
    カバー部の幅方向に伸びてカバー部に一体化された、複
    数本の支持棒とから成る植物用カバーであって、 前記支持棒が柔軟性を有し、曲折させた場合に曲折され
    た形状を保持可能で、前記カバー部と共に、巻く或いは
    畳むことが可能なことを特徴とする植物用カバー。
  2. 【請求項2】 植物を覆う、シート状或いはネット状の
    カバー部と、 該カバー部の長手方向に適宜の間隔をあけて配設され、
    カバー部の幅方向に伸びてカバー部に一体化された、複
    数本の支持棒とから成る植物用カバーであって、 前記支持棒が弾性を有し、アーチ状に曲折可能で、前記
    カバー部と共に、巻く或いは畳むことが可能なことを特
    徴とする植物用カバー。
  3. 【請求項3】 植物を覆う、シート状或いはネット状の
    カバー部と、 該カバー部の長手方向に適宜の間隔をあけて配設され、
    カバー部の幅方向に伸びてカバー部に一体化された、複
    数本の支持棒とから成る植物用カバーであって、 前記支持棒が予めアーチ状に曲折されていて、前記カバ
    ー部と共に畳むことが可能なことを特徴とする植物用カ
    バー。
  4. 【請求項4】 前記支持棒の両端が前記カバー部の端縁
    から外方に所要長さ突出していることを特徴とする請求
    項1、2または3記載の植物用カバー。
  5. 【請求項5】 樹脂製の前記カバー部と、樹脂によって
    被覆された鋼線からなる前記支持棒が、前記カバー部に
    複数箇所のゆるみ部分を設けながら前記支持棒の所々で
    溶着して一体化されていることを特徴とする請求項1、
    2、3または4記載の植物用カバー。
  6. 【請求項6】 前記カバー部に、前記支持棒が挿通可能
    な通し部分を有する支持棒通しを固設し、該支持棒通し
    に前記支持棒を挿通することにより、該支持棒と前記カ
    バー部とが一体化されることを特徴とする請求項1、
    2、3、4または5記載の植物用カバー。
  7. 【請求項7】 前記カバー部に部分的に厚みを持たせた
    カバー補強部を設けたことを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5または6記載の植物用カバー。
  8. 【請求項8】 前記カバー補強部が、前記カバー部の端
    辺に設けられていることを特徴とする請求項7記載の植
    物用カバー。
  9. 【請求項9】 前記カバー補強部が、前記カバー部の略
    中央で長手方向にわたって設けられていることを特徴と
    する請求項7記載の植物用カバー。
  10. 【請求項10】 前記カバー部の端辺から任意の幅にわ
    たって、前記支持棒が前記カバー部に固定されない部分
    である垂れ部分を有することを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6、7、8または9記載の植物用カバ
    ー。
  11. 【請求項11】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9または10記載の植物用カバーを用い、植物の植
    えられている植栽面に向かって前記支持棒の両先端を挿
    し込み、固定することによって前記カバー部で植物を覆
    うことを特徴とする植物用カバーの設置方法。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の植物用カバーを用
    い、植物の植えられている植栽面に向かって前記支持棒
    の両先端を挿し込み、固定して前記カバー部で植物を覆
    う際に、前記垂れ部分を前記植栽面に沿わせることを特
    徴とする植物用カバーの設置方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101414995B1 (ko) * 2013-03-29 2014-07-04 안동대학교 산학협력단 농업용 멀칭필름

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101414995B1 (ko) * 2013-03-29 2014-07-04 안동대학교 산학협력단 농업용 멀칭필름

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