JPS5912053Y2 - 農園芸ハウスの覆い押え用バンドの取付具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は農園芸ハウスの覆い押え用バンドの取付具に関
するものである。

従来、たとえばビニールハウスのビニールフイルム押え
用バンドは、ビニールハウスに沿って地上に設けられた
杭や横桟にその端部が結束されてビニールハウスのアー
チ状フレーム間のビニールフイルム上にかけ渡されてい
る。

しかし、かかるバンドはビニールハウスに沿つて地上に
設けられた杭や横桟に手で結束しなければならず、結束
作業に手間がかかると共に結束部分がゆるみやすい欠点
があった。

本考案者はかかる従来の欠点に鑑み鋭意工夫の結果、上
述の欠点を解消した農園芸ハウスの覆い押え用バンドの
取付具を提供するものである。

以下、図面を参照しながら本考案の一実施例について説
明する。

図面において、１は本考案取付具、２は農園芸ハウス、
３は農園芸ハウス２を構或するアーチ状フレーム、４は
ビニールフイルム等の覆い、５は農園芸ハウス２に沿っ
て地上に設けられた横桟、６は覆い４を押えるためのバ
ンドである。

本考案取付具１は合戒樹脂、金属等から作製されている
。

該取付具１は屈曲可能な紐状本体１１の一端部に大環状
部１２が形或され、他端部に小環状部１２が形威される
と共に、小環状部１３の側方に紐状本体１１の長さ方向
とほぼ直角方向に該小環状部１３の幅とほぼ等しい係止
片１４が突設されている。

又、係止片１４と小環状部］３との接続部分は折曲げ可
能となされており、第３図の如く係止片１４が小環状部
１３にさし渡されて当接するようになされている。

又、大環状部１２及び小環状部１３の形状は方形、円形
、だ円形等となされると共に、小環状部１３が大環状部
１２に挿通しうるようになされている。

又、係止片１４の形状は細長板状又は棒状等とされてお
り、通常小径部を介して小環状部１３にさし渡される如
く折曲げられるようになされている。

本考案取付具１により農園芸ハウス２の覆い押え用バン
ド６を取付けるには、取付具１の紐状本体１１を農園芸
ハウス２の下方横桟５の周方向に巻付け、小環状部１３
を大環状部１２に挿通して紐状本体１１により横桟５を
締付け、バンド６の端部を小環状部１３に挿通すると共
に、係止片１４を折曲げて小環状部１３にさし渡される
如く当接し、バンド６の端部を係止片１４に引掛けて再
び小環状部１３に挿通して固定し、バンド６をアーチ状
フレーム３，３間の覆い４上にかけ渡すようにすればよ
い。

又、バンド６の長さを調節するには係止片１４を引きお
こしてバンド６を引張ればよい。

以上詳述した如く、本考案取付具は紐状本体の一端部に
大環状部が形或され、他端部に小環状部が形或されると
共に小環状部が大環状部に挿通しうるようになされてい
るので、小環状部を大環状部に挿通することにより農園
芸ハウスに沿って地上に設けられた横桟に容易に紐状本
体を締付けることができる。

又、小環状部の側方に紐状本体の長さ方向とほぼ直角方
向に係止片が突設され、該係止片が小環状部にさし渡さ
れて当接するように折曲げ可能となされているので、小
環状部にバンド端部を挿通し係止片に引掛けて再び小環
状部に挿通するだけで簡単にバンドを取付けることがで
きる。

さらに、係止片を小環状部がら引きはなす方向に折曲げ
ることによりバンドを所望の方向に引張ってその長さを
容易に調節することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案取付具の一実施例を示す斜視図、第２図
は本考案取付具の使用状態を示す斜視図、第３図は第２
図Ａ部の拡大斜視図である。 １・・・取付具、１１・・・紐状本体、１２・・・大環
状部、１３・・・小環状部、１４・・・係止片、２・・
・農園芸ハウス、３・・・アーチ状フレーム、４・・・
覆い、５・・・横桟、６・・・バンド。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 紐状本体１１の一端部に大環状部１２が形戊され、他端
   部に小環状部１３が形威されると共に、小環状部１３の
   側方に紐状本体１１の長さ方向とほぼ直角方向に該小環
   状部１３の幅とほぼ等しい係止片１４が突設され、該係
   止片１４が小環状部１３にさし渡されて当接するように
   折曲げ可能となされており、上記小環状部１３が大環状
   部１２に挿通しうるようになされた農園芸ハウスの覆い
   押え用バンドの取付具。