JP2003209061A - 半導体製造装置 - Google Patents
半導体製造装置Info
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Abstract
を向上することのできる半導体製造装置を提供する。 【解決手段】アウターチューブ10内に、複数の半導体
ウェーハ(図示せず)を積層して搭載するボート30を
設ける。アウターチューブ10をマニホールド40に取
り付けるフランジ14と胴体部12との間に円錐部13
を設けて、胴体部12の内径を小さくして、ウェーハを
保持するボート30との距離を短くすることにより、ド
ーパント濃度均一性、膜厚均一性の向上を図る。アウタ
ーチューブ10とボート30の間に原料ガスをボート3
0上まで導入するノズル21を設け、反応ガスを上から
下へアウターチューブ10内を流すことにより、反応炉
内への炉下部からの汚染を防止する。
Description
関し、特に、複数の半導体ウエハを垂直方向に積層した
状態で半導体ウエハの処理を行う縦型の反応室構成を備
える半導体製造装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の半導体製造装置100の構成例を
図2に示す。この従来の縦型半導体製造装置100にお
いては、アウターチューブ110の外部にヒータ(図示
せず)を備えており、アウターチューブ110内を均一
に加熱できる構造となっている。アウターチューブ11
0内には筒状のインナーチューブ120が設けられてい
る。インナーチューブ120内には、複数の半導体ウェ
ーハ(図示せず)を垂直方向に積層して搭載するボート
30が設けられている。このボート30は、ボート台3
2上に搭載されている。 【0003】縦型半導体製造装置100は、マニホール
ド40を備えている。アウターチューブ110は、マニ
ホールド40の上部に取り付けられている。マニホール
ド40の上部には、フランジ43が設けられ、フランジ
43と取り付け部材44とにより、アウターチューブ1
10の下部のフランジ部113とマニホールド40のフ
ランジ43とをこれらの間にO−リング(オーリング)
45を介して固定している。マニホールド40の内側に
は、インナーチューブ取り付け部材46が設けられ、イ
ンナーチューブ120がこのインナーチューブ取り付け
部材46上に載置されている。アウターチューブ110
の下部は開放された構造となっており、インナーチュー
ブ120の上部および下部は開放された構造となってい
る。 【0004】マニホールド40の側壁にはガス導入ポー
ト22が貫通して取り付けられ、そのマニホールド40
の内側端部には、ノズル23が取り付けられている。ま
た、排気管42もマニホールド40の側壁を貫通して取
り付けられている。 【0005】マニホールド40の下端は開放された構造
となっているが、ベースフランジ51,シールキャップ
52により閉じられ、気密な構造となっている。 【0006】インナーチューブ120の下部からノズル
23がインナーチューブ120内に挿入されている。ノ
ズル23から供給された原料ガスは、インナーチューブ
120内に噴出され、インナーチューブ120内を上部
まで移動し、インナーチューブ120とアウターチュー
ブ110との間の空間を通って下方に流れ、排気管42
から排気される。 【0007】従来、半導体ウェーハ(図示せず)上に形
成される膜厚の均一性を向上するため、インナーチュー
ブ120の径を小さくして、半導体ウェーハを保持する
ボート30と、インナーチューブ120の壁面との距離
を短くして原料ガスを下から上へ流す構成としていた
が、高清浄プロセス(例えば、エピタキシャル成長等)
の場合、炉下部からの汚染が原料ガスの流れに沿って反
応室(インナーチューブ120)内を汚染し、高品質な
膜が得られないという問題があった。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の主な
目的は、上記従来技術の問題点を解決して、高清浄雰囲
気で良質な膜を生成し、膜厚均一性を向上することので
きる半導体製造装置を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、反応管
の胴体部と反応管を取り付ける反応管のフランジ部との
間に、径が胴体部上側で小さく、フランジ部側で大きく
なる傾斜部を設けた反応管を具備したことを特徴とする
半導体製造装置が提供される。 【0010】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態の
半導体製造装置の概略縦断面図である。本実施の形態の
縦型半導体製造装置1においては、アウターチューブ1
0の外部にヒータ(図示せず)を備えており、アウター
チューブ10内を均一に加熱できる構造となっている。
アウターチューブ10内には、複数の半導体ウェーハ
(図示せず)を垂直方向に積層して搭載するボート30
が設けられている。ボート30には複数の基板載置溝3
1が設けられ、これらの基板載置溝31に複数の半導体
ウェーハ(図示せず)がそれぞれ水平に載置される。ボ
ート30は、ボート台32上に搭載されている。 【0011】縦型半導体製造装置100は、マニホール
ド40を備えている。アウターチューブ10は、マニホ
ールド40の上部に取り付けられている。マニホールド
40の上部には、フランジ43が設けられ、フランジ4
3と取り付け部材44とにより、アウターチューブ10
の下部のフランジ部14とマニホールド40のフランジ
43とをこれらの間にO−リング(オーリング)45を
介して固定している。アウターチューブ10は、天板部
11と、円筒状の胴体部12と、円錐部13と、フラン
ジ部14とを備えており、アウターチューブ10の下部
は開放された構造となっている。アウターチューブ10
の材質としては、石英、SIC他が使用される。 【0012】マニホールド40の側壁にはガス導入ポー
ト22が貫通して取り付けられ、そのマニホールド40
の内側端部には、ノズル21が取り付けられている。ま
た、排気管42もマニホールド40の側壁を貫通して取
り付けられている。 【0013】マニホールド40の下端は開放された構造
となっているが、ベースフランジ51、シールキャップ
52により閉じられ、気密な構造となっている。ボート
30の挿入/引き出しは、図中省略のボートエレベータ
部に取り付いているアームにシールキャップ52が取り
付けられており、このボートエレベータによるシールキ
ャップ52の昇降動作により行われる。また、シールキ
ャップ52に回転軸33が取り付けられボート30を回
転させることも可能となる。ボートの回転は、ウェーハ
の均一性を向上するのに有効である。 【0014】マニホールド40の下部からノズル21が
アウターチューブ10内に挿入され、ボート30の上端
近傍まで延在している。ノズル21から供給された原料
ガスは、ボート30上に噴出され、アウターチューブ1
0内の空間を通って下方に流れ、排気管42から排気さ
れる。 【0015】本実施の形態では、従来技術で使用してい
たインナーチューブを取り外し、アウターチューブ10
の内径を限りなく小さくする(例えば、胴体部12の内
径をウェーハ径+(50〜70mm)とする)ことで、
ウェーハを保持するボート30との距離を短くすること
により、ドーパント濃度均一性、膜厚均一性の向上を図
ることができる。また、反応管(アウターチューブ1
0)とボート30の間に原料ガスをボート30上まで導
入するノズル21を設け、反応ガスを上から下へ反応管
(アウターチューブ10)内に流すことにより、反応炉
内への炉下部からの汚染を防止することができる。この
ように、インナーチューブを取り外し、アウターチュー
ブ10のみとしたので、図2にようにインナーチューブ
120とアウターチューブ110との間に反応ガスを上
から下へ流す必要がなくなり、その結果、原料ガスをボ
ート30上に導入するノズル21を設けて、反応ガスを
上から下へアウターチューブ10内を流すことができる
ようになって、炉下部からの汚染を防止することができ
るようになった。 【0016】また、アウターチューブ10のフランジ部
14と胴体部12との間に円錐形状の円錐部13を設け
ることにより、反応管を交換するのみで、図2に示すよ
うな、インナーチューブ120とアウターチューブ11
0を設けることも可能で、図2に示すような原料ガスを
下から上へ流す方式に容易に変更可能である。なお、こ
のためには、図1には図示していないが、図2に示すよ
うなインナーリング取り付け部材46をマニホールド4
0内部に設けておけばよい。 【0017】また、本実施の形態の装置は、インナーチ
ューブ120とアウターチューブ110を用いる図2に
示す装置と共用部品で製作できる。特に反応管を取り付
ける炉口部は繁雑な構造となっているが、主にマニホー
ルド40、ベースフランジ51、シールキャップ52が
共通化でき、製作コストを低減できる。 【0018】また、アウターチューブ10(反応管)の
形状を下記とすることにより、反応管の強度を向上させ
ている。 フランジ部14、円錐部13:厚肉7〜15mm(最適
値10mm) 胴体部12、天板部11:3〜7mm(最適値4mm) 安全率:11倍(なお、ここで、安全率とは、部材の破
壊点に達する荷重と設計上考えられた荷重との比をい
う。) なお、フランジ部14の内径は、胴体部12の内径+
(30〜60mm)である。 【0019】ここで、アウターチューブ10の下部のフ
ランジ部14と胴体部12とを図2に示すように直角と
せず、フランジ部14と胴体部12bとの間に 断面テ
ーパ状の円錐部13を設けたのは、反応管(アウターチ
ューブ10)内を減圧にし、また反応管(アウターチュ
ーブ10)を加熱したときの強度を保つためである。 【0020】次に、本実施の形態の装置1を用いた成膜
方法の一実施例について説明する。例えば、100枚の
半導体シリコンウエハ(図示せず)をボート30に搭載
し、アウターチューブ10の外側のヒータ(図示せず)
により400℃〜700℃にアウターチューブ10内を
加熱し、反応ガスのSiH4、GeH4およびドーピング
ガスとしてBCl3、キャリアガスとしてH2をノズル
21より流し、排気管42より排気して、反応管(アウ
ターチューブ10)内の圧力を0.1Pa〜100Pa
に保った状態で、SiおよびSiGeのエピタキシャル
成長を行った。このとき、成膜した膜の膜厚均一性はB
濃度均一性で±2.7%であった。また、炉下部からの
汚染により、基板の膜成長不良を引きおこすことはなか
った。なお、本実施の形態の装置1は、上記温度と圧力
に限定されず、それぞれ温度400℃〜900℃、圧力
0.1Pa〜500Paの範囲で好適に使用できる。 【0021】本実施の形態によれば、均一性を向上する
ことができ、また、石英部品の交換(アウターチューブ
10と、インナーチューブ120およびアウターチュー
ブ110との交換)でプロセスの使い分けが可能であ
る。 【0022】 【発明の効果】本発明によれば、高清浄雰囲気で良質な
膜を生成し、膜厚均一性を向上することのできる半導体
製造装置を提供することができる。
縦断面図である。 【図2】従来の半導体製造装置の概略縦断面図である。 【符号の説明】 1…半導体製造装置 10…アウターチューブ 11…天板部 12…胴体部 13…円錐部 14…フランジ部 21、23…ノズル 22…ガス導入ポート 30…ボート 31…基板載置溝 32…ボート台 33…回転軸 40…マニホールド 42…排気管 43…フランジ 44…取り付け部材 45…オーリング 46…インナーチューブ取り付け部材 51…ベースフランジ 52…シールキャップ 110…アウターチューブ 113…フランジ部 120…インナーチューブ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】反応管の胴体部と反応管を取り付ける反応
管のフランジ部との間に、径が胴体部上側で小さく、フ
ランジ部側で大きくなる傾斜部を設けた反応管を具備し
たことを特徴とする半導体製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002008707A JP3837073B2 (ja) | 2002-01-17 | 2002-01-17 | 半導体製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002008707A JP3837073B2 (ja) | 2002-01-17 | 2002-01-17 | 半導体製造装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006084283A Division JP4532427B2 (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | 半導体製造装置 |
Publications (3)
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---|---|
JP2003209061A true JP2003209061A (ja) | 2003-07-25 |
JP2003209061A5 JP2003209061A5 (ja) | 2005-07-28 |
JP3837073B2 JP3837073B2 (ja) | 2006-10-25 |
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ID=27646897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002008707A Expired - Lifetime JP3837073B2 (ja) | 2002-01-17 | 2002-01-17 | 半導体製造装置 |
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10223538A (ja) * | 1997-02-07 | 1998-08-21 | Tokyo Electron Ltd | 縦型熱処理装置 |
JP2000058459A (ja) * | 1998-08-10 | 2000-02-25 | Tokyo Electron Ltd | 熱処理方法および熱処理装置 |
JP2000223432A (ja) * | 1998-11-26 | 2000-08-11 | Tokyo Electron Ltd | 熱処理装置 |
JP2002008991A (ja) * | 2000-06-21 | 2002-01-11 | Tokyo Electron Ltd | クリーニング方法 |
JP2002299334A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-11 | Tokyo Electron Ltd | 縦型熱処理装置 |
-
2002
- 2002-01-17 JP JP2002008707A patent/JP3837073B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
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JP2002299334A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-11 | Tokyo Electron Ltd | 縦型熱処理装置 |
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JP3837073B2 (ja) | 2006-10-25 |
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