JP2003208823A - 高周波同軸ケーブル - Google Patents

高周波同軸ケーブル

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frequency coaxial
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Susumu Takahashi
享 高橋
Seiichi Ukon
誠一 右近
Takashi Niimoto
孝 新元
Masanobu Eguchi
正信 江口
Satoru Shiobara
悟 塩原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高周波同軸ケーブルの誘電体層の誘電損失を低
減し、ギガヘルツバンドの高周波帯域での信号減衰量を
低減する。 【解決手段】内部導体1と誘電体層2と外部導体3を有
し、誘電体層2が発泡樹脂からな留同軸ケーブルにおい
て、この発泡樹脂内に存在する発泡核剤に純度99.5
%以上の高純度シリカ粉末を用いる。また、誘電体層2
がポリエチレンからなるものにおいて、このポリエチレ
ン中に含まれるフェノール系酸化防止剤の含有量を0.
05wt%以下、好ましくは0.03wt%以下とす
る。さらに、このフェノール系酸化防止剤には、その極
性基の含有率が0.1以下であるものが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ギガヘルツバン
ドの高周波帯域の電磁波伝送に好適な高周波同軸ケーブ
ルに関し、その誘電体層の誘電損失を低減し、高周波帯
域での信号減衰量を低減したものである。
【0002】
【従来の技術】高周波同軸ケーブルには、図1に示すよ
うに、銅撚線、銅単線などからなる内部導体1の上に誘
電体層2が設けられ、この誘電体層2の上に銅線編組な
どの外部導体3が設けられ、この外部導体3の上にポリ
エチレン、可塑化ポリ塩化ビニルなどからなるシース4
が被覆されたものがある。上記誘電体層2には、比誘電
率、誘電損失が小さい高密度ポリエチレン、ポリテトラ
フルオロエチレンなどの無極性樹脂や、比誘電率、誘電
損失がさらに小さい発泡ポリエチレンなどが使用されて
いる。
【0003】そして、誘電体層2が発泡ポリエチレンか
らなるものでは、誘電体層2の押出被覆の際に、溶融ポ
リエチレン中にアルゴン、窒素、フロンなどの発泡ガス
を高圧で注入し、ポリエチレン中でこれを発泡させて、
発泡率70〜80%の発泡ポリエチレンとすることで製
造されている。この時、発泡のきっかけを与えるため、
発泡核剤が予めポリエチレンに添加されている。
【0004】この発泡核剤には、従来タルク、炭酸カル
シウムなどの無機粉末や化学発泡剤であるアゾジカルボ
ンアミド(ADCA)、4,4´−オキシビスベンゼン
スルホニルヒドラジド(OBSH)などが用いられ、ポ
リエチレン100重量部に対して0.1〜3重量部程度
添加されている。
【0005】また、誘電体層2がポリエチレン、発泡ポ
リエチレンからなる場合には、その熱老化特性維持のた
めに、フェノール系酸化防止剤がポリエチレン100重
量部に対して0.1〜0.2重量部添加されている。
【0006】ところで、高周波同軸ケーブルの信号減衰
量は、導体減衰量と誘電体漏れ減衰量との和で表され
る。導体減衰量は、下記式(1)で、誘電体漏れ減衰量
は下記式(2)で、それぞれ表される。式(1)から、
導体減衰量は、同軸ケーブルの形状および周波数に依存
し、式(2)から、誘電体漏れ減衰量は、誘電体層の比
誘電率、誘電損失および周波数に比例する。
【0007】
【数1】
【0008】したがって、使用周波数が高くなり、太径
の同軸ケーブルを使用すると、信号減衰量全体に占める
誘電体漏れ減衰量の割合が大きくなることがわかる。そ
して、ギガヘルツバンドの高周波帯域においては、太径
の同軸ケーブルを使用する際には、誘電体層2の誘電損
失を低減することが同軸ケーブルの信号減衰量を低減す
る上で重要になってくる。
【0009】しかるに、従来の高周波同軸ケーブルで
は、その誘電体層2に上述のように発泡核剤やフェノー
ル系酸化防止剤が存在しており、これら添加剤には、水
酸基、カルボニル基などの極性成分が含まれており、こ
の極性成分に起因する誘電損失によって、高周波帯域で
の誘電体漏れ減衰量が大きくなり、結果的に信号減衰量
が大きくなる問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明におけ
る課題は、高周波同軸ケーブルの誘電体層の誘電損失を
低減し、ギガヘルツバンドの高周波帯域での信号減衰量
を低減することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1にかかる発明は、内部導体と誘電体層と外
部導体を有し、誘電体層が発泡樹脂からなり、この発泡
樹脂内に存在する発泡核剤が高純度シリカ粉末であるこ
とを特徴とする高周波同軸ケーブルである。
【0012】請求項2にかかる発明は、高純度シリカ粉
末の純度が99.5%以上であることを特徴とする請求
項1記載の高周波同軸ケーブルである。請求項3にかか
る発明は、発泡樹脂中にはフェノール系酸化防止剤が含
まれ、その含有量が0.05wt%以下であることを特
徴とする請求項1記載の高周波同軸ケーブルである。
【0013】請求項4にかかる発明は、内部導体と誘電
体層と外部導体を有し、誘電体層がポリエチレンからな
り、このポリエチレン中にはフェノール系酸化防止剤が
含まれ、その含有量が0.05wt%以下であることを
特徴とする高周波同軸ケーブル。
【0014】請求項5にかかる発明は、フェノール系酸
化防止剤の極性基の含有率が0.1以下であることを特
徴とする請求項4記載の高周波同軸ケーブルである。請
求項6にかかる発明は、ポリエチレンが発泡ポリエチレ
ンであることを特徴とする請求項4記載の高周波同軸ケ
ーブルである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、実施形態に基づいて本発明
を詳しく説明する。本発明者は、上述のように、高周波
同軸ケーブルにおける誘電体層の高周波帯域での誘電損
失は、誘電体層中に存在する微量の水酸基、カルボニル
基、アミド基、スルホニル基などの極性成分の存在量に
左右されることを知見した。
【0016】この知見に基づいて、本発明では誘電体層
中に持ち込まれる極性成分を極力排除するようにした。
すなわち、誘電体層となる樹脂材料中に添加される添加
物質として極性成分が含まれないものを選択する、ある
いは添加物質の添加量を可及的に減量するようにした。
【0017】具体的には、(1)発泡核剤として極性成
分をできるだけ随伴しない高純度シリカ粉末を用いるこ
と、(2)誘電体層中のフェノール系酸化防止剤含有量
を0.05wt%以下、好ましくは0.03wt%以下
とすることである。
【0018】まず、発泡ポリエチレンからなる誘電体層
を得る際に、発泡核剤として高純度シリカ粉末を用いる
ものについて説明する。ここで用いられる高純度シリカ
粉末としては、その純度が99.5%以上、好ましくは
99,8%以上のものであって、その粒子径が1〜20
μm程度の粉末が用いられる。
【0019】このような高純度シリカ粉末の具体的なも
のとしては、龍森社から販売されている高純度溶融石英
ガラスフィラー「FUSLEX」、高純度結晶性石英フ
ィラー「CRYSTALITE」などがある。この高純
度シリカ粉末の添加量は、未発泡状態のポリエチレン1
00重量部に対して0.1〜3重量部とされ、0.1重
量部未満では発泡核剤として機能せず、3重量部を超え
てもその効果の増加が認められなくなる。
【0020】発泡ポリエチレンとなるポリエチレンとし
ては、分子の枝分かれが少なく、結晶性が高く、無極性
が高い高密度ポリエチレンが好適に用いられる。発泡ポ
リエチレンを得るための発泡用ガスとしては、通常のア
ルゴン、窒素、フロンなどのガスが用いられる。
【0021】このような発泡ポリエチレンからなる誘電
体層の形成は、高密度ポリエチレンなどのポリエチレン
に高純度シリカ粉末を添加し、押出機で溶融混練し、押
出機に上記発泡用ガスを高圧で注入して内部導体上に発
泡押出被覆する方法によって行われる。
【0022】次に、誘電体層をなすポリエチレン中に存
在するフェノール系酸化防止剤の含有量を低減するもの
について説明する。上述のように、誘電体層がポリエチ
レンまたは発泡ポリエチレンからなる場合には、その熱
老化特性の維持のために、ポリエチレンまたは発泡ポリ
エチレンにフェノール系酸化防止剤が含有されている。
【0023】このフェノール系酸化防止剤は、いずれも
分子内に水酸基、カルボニル基、アミド基、スルホニル
基などの極性基を多く有しており、結果的に多くの極性
成分が誘電体層中に持ち込まれることになる。このた
め、本発明では、誘電体層をなすポリエチレンまたは発
泡ポリエチレン中のフェノール系酸化防止剤の含有量を
0.05wt%以下、好ましくは0.03wt%以下と
する。すなわち、ポリエチレンに添加するフェノール系
酸化防止剤をポリエチレン100重量部に対して0.0
5重量部以下、好ましくは0.03重量部以下添加す
る。
【0024】従来、高周波同軸ケーブルの誘電体層をな
すポリエチレンの熱老化特性維持のために添加されるフ
ェノール系酸化防止剤量は、ポリエチレン100重量部
に対して0.1〜0.2重量部とされていた。しかし、
高周波同軸ケーブルの通常の使用環境であれば、この添
加量は過剰であり、大幅に減量できることが本発明者の
検討により明らかになった。
【0025】本発明者の検討によれば、通常の使用環
境、例えば75℃以下であれば、その含有量を0.05
wt%程度としても、20年程度の熱老化特性が得られ
ることが判明した。さらに、使用環境が温和であれば、
まったくフェノール系酸化防止剤を添加しなくとも、か
なりの熱老化特性が得られることも明らかになった。
【0026】さらに、ここで用いられるフェノール系酸
化防止剤として、分子内の極性基の含有率P(極性基部
分の分子量/全分子量)が0.1以下のものが誘電損失
がさらに低下して望ましい。この含有率Pが0.1以下
のフェノール系酸化防止剤の具体例としては、 (1)4,4´−チオビス−(6−t−ブチル−3−メ
チルフェノール)(P=0.095 「ノクラック30
0」大内新興、「アンテージRC」川口化学など) (2)1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
ベンゼン(P=0.066 「イルガノックス133
0」チバ・スペシャリティ・ケミカルズ、「アデカスタ
ブAO−20」旭電化など)
【0027】(3)4,4´−ブチリデンビス−(3−
メチル−6−t−ブチルフェノール)(P=0.089
「ノクラックNS−30」大内新興 「アデカスタブ
AO−40」旭電化など) (4)ビス[2−メチル−4−{3−n−アルキル(C
12またはC14)チオプロピオニルオキシ}5−t−ブチ
ルフェニル]スルフィド(P=0.098 「アデカス
タブAO−23」旭電化) (5)2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール
(P=0.077 「ノクラック200」大内新興
「アンテージBHT」川口化学など)などがある。
【0028】勿論、フェノール系酸化防止剤としては、
先に挙げられたもの限定されることはなく、極性基の含
有率Pが0.1以上のものを使用することができ、例え
ばテトラキス[メチレン−3(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシ−フェニル)プロピオネート]メタン
(P=0.207)「イルガノックス1010」チバ・
スペシャリティ・ケミカルズ、「アデカスタブAO−6
0」旭電化などがあげられる。
【0029】このような高周波同軸ケーブルにあって
は、発泡核剤に高純度シリカ粉末を用いたものでは、シ
リカ自体が無極性であり、高純度シリカ粉末に随伴され
る極性成分が少ないものとなって、誘電体層に含まれる
極性成分が少なくなり、この極性成分に起因する高周波
帯域での誘電体層の誘電損失が低減する。
【0030】また、誘電体層中のフェノール系酸化防止
剤の含有量を0.05wt%以下としたものでも、誘電
体層中に存在する極性成分が少なくなり、やはり高周波
帯域での誘電体層の誘電損失が低減する。このため、こ
の高周波同軸ケーブルでは、ギガヘルツバンドの高周波
帯域においての信号減衰量が極めて低いものとなり、こ
の高周波同軸ケーブルは、例えば携帯電話基地局のアン
テナ−トランシーバ間の伝送用、無線ラン、モバイル機
器などの用途に好適なものとなる。
【0031】以下、具体例を示す。 (例1)高密度ポリエチレン(密度0.95g/cm
3、メルトフローレイト5g/分)100重量部に、種
々の発泡核剤を0.2重量部、種々のフェノール系酸化
防止剤を添加量を変化させて添加し、発泡用ガスとして
窒素を用いた発泡押出被覆によって、発泡率78%の発
泡ポリエチレンからなる誘電体層を有する同軸ケーブル
を製造した。
【0032】内部導体には、径4.8mmの銅単線を用
い、誘電体層の外形は12.5mmとした。また、外部
導体には、銅/PETラミネートテープ縦添えの外部に
銅編組線を用いた。この同軸ケーブルについて、5GH
zでの信号減衰量を測定し、誘電体層の熱老化特性を測
定した。
【0033】熱老化特性は、JIS C3501 高周
波同軸ケーブルに基づき、温度90℃で96時間放置後
の引張強度の残率が80%以上で、伸びの残率が65%
以上であるものを○とした。また、実用的な熱老化特性
試験として、130℃で96時間加熱(この加熱条件
は、ポリエチレンの熱老化アレニウス特性により75℃
で20年に相当する)した後の引張強度の残率が80%
以上で、伸びの残率が80%以上であるものを○とし、
そうでないものを×とした。結果を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】表1において、「ADCA」は、アゾジカ
ルボンアミドである。「シリカ粉末A」は、純度99.
2%のものである。「シリカ粉末B」は、純度99.8
%以上のもので、龍森社から販売されている高純度溶融
石英ガラスフィラー「FUSLEX」である。「シリカ
粉末C」は、純度99.8%以上のもので、龍森社から
販売されている高純度結晶性石英フィラー「CRYST
ALITE」である。
【0036】「酸化防止剤A」は、テトラキス[メチレ
ン−3(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−フ
ェニル)プロピオネート]メタン 「イルガノックス1
010」チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製であ
る。「酸化防止剤B」は、4,4´−チオビス−(6−
t−ブチル−3−メチルフェノール) 「ノクラック3
00」大内新興社製である。
【0037】(例2)例1において、発泡核剤としてア
ゾジカルボンアミドADCAを0.2重量部配合し、フ
ェノール系酸化防止剤の種類と添加量を変化させて添加
した以外は、同様にして同軸ケーブルを製造した。この
同軸ケーブルについて、例1と同様にして、5GHzで
の信号減衰量を測定し、誘電体層の熱老化特性を測定し
た。結果を表2に示す。
【0038】
【表2】
【0039】表2において、「酸化防止剤C」は、4,
4´−チオビス−(6−t−ブチル−3−メチルフェノ
ール)(P=0.095)「ノクラック300」大内新
興社製である。、「酸化防止剤D」は、1,3,5−ト
リメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン(P=0.06
6)「イルガノックス1330」チバ・スペシャリティ
・ケミカルズ社製である。「酸化防止剤E」は、テトラ
キス[メチレン−3(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシ−フェニル)プロピオネート]メタンP=0.
207)「イルガノックス1010」チバ・スペシャリ
ティ・ケミカルズ社製である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の高周波同
軸ケーブルにあっては、その誘電体層中に存在する極性
成分が少なく、これに起因する誘電損失が低いものとな
り、ギガヘルツバンドの高周波帯域における信号減衰量
が小さいものとなる。このため、この高周波同軸ケーブ
ルは、携帯電話基地局のアンテナ−トランシーバ間の伝
送用、無線ラン、モバイル機器などの用途に好適なもの
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる同軸ケーブルの例を示す概略斜
視図である。
【符号の説明】
1・・・内部導体、2・・・誘電体層、3・・・外部導
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新元 孝 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 江口 正信 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 (72)発明者 塩原 悟 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 Fターム(参考) 5G319 FA03 FB01 FC15 5J014 BA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部導体と誘電体層と外部導体を有し、誘
    電体層が発泡樹脂からなり、この発泡樹脂内に存在する
    発泡核剤が高純度シリカ粉末であることを特徴とする高
    周波同軸ケーブル。
  2. 【請求項2】高純度シリカ粉末の純度が99.5%以上
    であることを特徴とする請求項1記載の高周波同軸ケー
    ブル。
  3. 【請求項3】発泡樹脂中にはフェノール系酸化防止剤が
    含まれ、その含有量が0.05wt%以下であることを
    特徴とする請求項1記載の高周波同軸ケーブル。
  4. 【請求項4】内部導体と誘電体層と外部導体を有し、誘
    電体層がポリエチレンからなり、このポリエチレン中に
    はフェノール系酸化防止剤が含まれ、その含有量が0.
    05wt%以下であることを特徴とする高周波同軸ケー
    ブル。
  5. 【請求項5】フェノール系酸化防止剤の極性基の含有率
    が0.1以下であることを特徴とする請求項4記載の高
    周波同軸ケーブル。
  6. 【請求項6】ポリエチレンが発泡ポリエチレンであるこ
    とを特徴とする請求項4記載の高周波同軸ケーブル。
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