JP2003208791A - ライトワンスホログラムメモリ - Google Patents

ライトワンスホログラムメモリ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1度だけ書き込みが可能な、いわゆるプログ
ラム可能な読み出し専用のホログラムメモリを提供す
る。 【解決手段】 情報を書き込むコア層に導波光として導
入したゲート光GLと、情報が重畳され平面型光導波路
の界面から導入したデータ光WLとにより、情報を書き
込むコア層に、2光子吸収によるホトクロミック現象を
生じさせ、導波光の散乱要因を形成することにより、1
度だけ情報の書込を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ライトワンスホロ
グラムメモリに関し、より詳細には、プログラム可能な
読み出し専用のホログラムメモリであるライトワンスホ
ログラムメモリに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カード型の情報記録媒体として、
磁気カード、ICカードが知られている。磁気カード
は、カードに添付された磁気テープに情報を記録するも
ので、製造が容易で、大量生産が可能ではあるが、記憶
容量が小さく、偽造が容易であるという欠点を有する。
ICカードは、カードに内蔵されたICチップに情報を
記録するもので、記憶容量が大きく、偽造が困難ではあ
るが、ビット単価が高価であるという欠点を有する。
【0003】そこで、記憶容量がICカードよりも大き
く、偽造が困難で、ビット単価も安価なホログラムメモ
リが考案された。例えば、特開平9−101735号公
報には、光導波路を多層に積層したホログラムメモリが
記載されている。しかし、このようなホログラムメモリ
に情報を書き込んだり、記憶された情報を読み出すため
に、複雑な光学系を有した書込装置、再生装置が必要で
あった。
【0004】また、特開平11−345419号公報に
は、シングルモード平面型光導波路を多層に積み重ねた
再生専用多重ホログラム情報記録媒体が記載されてい
る。この情報記録媒体は、シングルモード平面型光導波
路の導波モードの周期とほぼ等しい周期を有する周期的
散乱要因を設けている。任意の光導波路に導波光を導入
すると、周期的散乱要因により導波路外に回析された回
析光により、ホログラムを形成する。このようにして、
情報の読み出しに複雑な光学系を有した再生装置が不要
となることが記載されている。この情報記録媒体は、名
刺サイズの大きさで、100層の平面型光導波路が積層
されたもので、およそ130GBの記憶容量を有するこ
とが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、再生専
用多重ホログラムメモリは、読み出し専用のメモリであ
り、書き込みはできないという問題があった。例えば、
特開2001−83865号公報に記載されているよう
に、平面型光導波路の各層ごとにホログラム原盤を作成
する。スタンパーと呼ばれる装置により、ホログラム原
盤から各層ごとに平面型光導波路を作成し、これを積層
することにより、ホログラムメモリを作成する。この方
法によれば、スタンパーにより、同一の情報が書き込ま
れたホログラムメモリを、大量に生産することができ
る。すなわち少品種大量生産が可能である。しかし、多
種多様な情報を、ホログラムメモリに書き込むような多
品種少量生産には向いていない。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、1度だけ書き込み
が可能な、いわゆるプログラム可能な読み出し専用のホ
ログラムメモリであるライトワンスホログラムメモリを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、2光子
吸収によりホトクロミック現象を生ずる記録材料により
形成されたコア層を有する平面型光導波路を多層に積層
したライトワンスホログラムメモリであって、情報を書
き込むコア層に導波光として導入したゲート光と、前記
情報が重畳され前記平面型光導波路の界面から導入した
データ光とにより、前記情報を書き込むコア層に、2光
子吸収によるホトクロミック現象を生じさせ、導波光の
散乱要因を形成することにより、1度だけ前記情報の書
込を行うことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の前記記録材料は、ジアリールエテン系分子からなるこ
とを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2において、前記情報が書き込まれたコア層に、導波光
として導入した再生照明光が、前記周期的散乱要因によ
り前記平面型光導波路の外に回析されてホログラム画像
を形成することを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の前記データ光は、前記情報を2次元符号化して得られ
る前記ホログラム画像を形成するように求められた振幅
分布と位相分布に基づいて、レーザ光を変調し、前記平
面型光導波路の界面に導入することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について詳細に説明する。
【0012】図1に、本発明の一実施形態にかかるライ
トワンスホログラムメモリの構造を示す。ライトワンス
ホログラムメモリ10は、基板16上に、下からクラッ
ド層11a、コア層11b、クラッド層12a、コア層
12b、クラッド層13a、コア層13bを順に積層し
た構造を有し、最上位層にクラッド層15を有してい
る。各コア層には、光導波路の導波モードの周期とほぼ
等しい周期を有する散乱要因、すなわちホログラムが形
成されている。散乱要因は、コア層の屈折率を変調する
もので、これによって予め情報を重畳するものである。
【0013】このような構成により、任意のコア層、図
1においてはコア層13bに、再生照明光光源20から
再生照明光ILを導入する。再生照明光ILは、コア層
13bの面内方向に導波光として伝搬し、ホログラムに
よって散乱され、回析光DLとしてライトワンスホログ
ラムメモリ10の表面より出射する。回析光DLによっ
て、ホログラム画像Imが、結像面上に形成される。
【0014】例えば、特開平11−337756号公報
に記載された多層導波路形再生専用メモリカードと同様
に、CCDなどの2次元光検出器により、ホログラム画
像Imを取り込むことによって、情報を読み出すことが
できる。このようにして、ホログラム画像Imを、2次
元光検出器で直接検出することにより、情報を読み出す
ための特殊なレンズ群が不要となる。
【0015】コア層11b〜14bは、2光子吸収によ
りホトクロミック現象を生ずるジアリールエテン系材料
を使用した。光化学反応は、光子を単位としてエネルギ
ーを吸収するもので、通常、化合物に1光子が吸収され
た1光子反応を生ずる。一方、2光子吸収材料は、光強
度に対して非線形吸収特性を有し、非常に強度の強い光
を照射すると2光子反応を生ずる。ホトクロミック現象
とは、光の照射により、結晶、分子または錯体などの吸
収スペクトルが可逆的に変化する現象をいう。ジアリー
ルエテン系材料は、通常、450nm以下の波長領域に
吸収を有し、波長760nmの光により2光子反応を生
じ、500〜600nm付近にも吸収を生ずる。ジアリ
ールエテン系材料は、例えば、ジャパニーズアプライド
フィジックス35巻(1993年)の3987ページ
に、入江他により、フォトクロミック現象を利用した三
次元記録材料として記載されている。このような材料を
用いて、コア層11b〜14bにホログラムを形成する
方法を以下に説明する。
【0016】図2に、本発明の一実施形態にかかるライ
トワンスホログラムメモリに情報を書き込む方法を示
す。ライトワンスホログラムメモリ10に情報を書き込
むために、ゲート光GLとデータ光WLとを必要とす
る。ゲート光GLは、ゲート光光源33から、ビームス
プリッタ32とシリンドリカルレンズ31を介して、情
報を書き込むコア層の導波光として入射される。データ
光WLは、高速データ光生成装置40から出力され、ラ
イトワンスホログラムメモリ10の界面から導入され、
ライトワンスホログラムメモリ10の各々のコア層を透
過する。
【0017】なお、図2には、情報を読み出すための再
生照明光ILを出力する再生照明光光源20も併せて記
載している。波長は、633nmである。一方、読み出
し専用装置には、再生照明光光源20のみを備えていれ
ばよく、例えば、特開2001−66621号公報に記
載された導波路型光ヘッドを適用することにより、より
小型の読み出し専用装置を実現することができる。
【0018】図3は、ライトワンスホログラムメモリに
書き込む情報からデータ光を生成する手順を示したフロ
ーチャートである。ライトワンスホログラムメモリ10
に書き込む情報は、1次元のデジタルデータとして生成
され(S301)、エラー訂正符号が付加される(S3
02)。デジタルデータは、コア層ごとに2次元符号化
され、2次元面の明暗分布として表される(S30
3)。さらに、読み出し時の同期信号となるサーボ信号
が付加されて(S304)、ライトワンスホログラムメ
モリ10が回析すべきホログラム画像Imとなる。
【0019】次に、ホログラム画像Imから導波路内の
光強度分布を求める波面計算を行う(S305)。波面
計算は、光の電場の振幅分布と位相分布を求めることを
いう。求められた振幅分布と位相分布に基づいて、平面
波状のレーザ光を変調することにより、ライトワンスホ
ログラムメモリに書き込む情報が重畳されたデータ光W
Lを生成する(S306)。高速データ光生成装置40
の詳細は、図4を参照して後述する。
【0020】ゲート光GLとデータ光WLとは、同一の
波長の光であり、コア層を形成するジアリールエテン系
材料が2光子吸収を生ずる波長760nmである。ゲー
ト光GLは、強度一定の平面光であり、データ光WL
は、ホログラム画像Imを生成するように変調された光
であるから、ゲート光GLとデータ光WLとが合波し
て、所定の光強度を有する領域のみ2光子吸収が生じ、
コア層の吸収スペクトルが変化する。このようにして、
ゲート光GLが導入されたコア層において、データ光W
Lが透過する所定の領域にのみ周期的散乱要因、すなわ
ちホログラムが形成される。
【0021】上述したライトワンスホログラムメモリ
は、2光子書込技術を適用したものであるが、ジアリー
ルエテン系材料を記録媒体に用いているので、消去光を
照射することにより、情報の消去を行うこともできる。
従って、上述したホログラムメモリは、再書込可能なホ
ログラムメモリとして用いることもできる。
【0022】図4に、本発明の第1の実施形態にかかる
高速データ光生成装置の光学系を示す。高速データ光生
成装置40の光学系は、例えば、特開2001−838
65号公報に記載された光学系を適用することができ
る。高速データ光生成装置40の光学系は、空間光変調
器41と凸レンズ42,43とから構成されている。こ
の構成において、凸レンズ42と凸レンズ43との焦点
距離をfとすると、空間光変調器41と凸レンズ42と
の距離はfであり、凸レンズ42と凸レンズ43との距
離は2fである。空間光変調器は、微少な矩形画素がマ
トリクス状に並んだものであって、各々の矩形画素の光
透過率(または反射率)を個別に電気制御することがで
きる。空間光変調器は、大面積のコンピュータディスプ
レイの一種であるプロジェクタ装置の主要部品としても
用いられている。
【0023】このような構成により、平面波状のレーザ
光RLを、ホログラム画像Imを表示させた空間光変調
器41に入射すると、画像情報を含んだ光が出力され
る。出力された光は、2枚の凸レンズ42,43を順番
に透過した後、凸レンズ43から距離fだけ離れた平面
内で像を結び、空間光変調器41に表示された像が再現
される。この平面を結像面44と称する。図4に示した
ように、結像面44と凸レンズ43との間に、ライトワ
ンスホログラムメモリ10を置き、凸レンズ43から出
射する光をデータ光WLとして、上述した方法で情報記
録を行う。
【0024】このようにして情報記録を行ったライトワ
ンスホログラムメモリ10に、再生照明光ILを導入し
てホログラム再生を行うと、結像面44で像を結ぶよう
な回折光が生成される。従って、結像面44に、2次元
光検出器の光検出面を合わせることにより、記録された
情報の読み出しを行うことができる。
【0025】このようにして、図4に示した高速データ
光生成装置を用いて記録を行うことにより、2次元光検
出器のみで直接に情報を読み出すことができるため、情
報読み出しのためのレンズ群が不要となり、低価格な情
報読み出し装置を実現することができる。
【0026】なお、高速データ光生成装置において、凸
レンズ42,43は、空間光変調器41に表示する画像
を、結像面44において再現する結像光学系を構成す
る。この結像光学系は、最もシンプルなもののひとつで
あるが、同様な機能を有する結像光学系は、市販のカメ
ラに代表されるように公知のものが多数存在し、本発明
は、結像光学系の種類に限定されるものではない。
【0027】図5に、本発明の第2の実施形態にかかる
高速データ光生成装置の光学系を示す。本実施形態にか
かる高速データ光生成装置の光学系も、特開2001−
83865号公報に記載されている。高速データ光生成
装置40の光学系は、空間光変調器41のみから構成さ
れている。空間光変調器41は、図4に示した結像面4
4に相当する位置に固定される。
【0028】このような構成により、平面波状のレーザ
光RLを空間光変調器41に入射すると、第1の実施形
態と同様に画像情報を含んだ光が出力されるので、ライ
トワンスホログラムメモリ10の上側に入射する。同時
にゲート光GLを入射して、情報の記録を行うが、第2
の実施形態では、画像情報を含む光が第1の実施形態と
は反対方向に進行するため、ゲート光GLも逆方向から
ライトワンスホログラムメモリ10に入射する。このよ
うな方法でホログラム形成を行った場合でも、第1の実
施形態と同様に、再生照明光ILを導入してホログラム
再生を行うと、空間光変調器41の位置、すなわち図4
に示した結像面44に像を結ぶような回折光が生成され
る。空間光変調器41の位置に、2次元光検出器の光検
出面を合わせることにより、記録された情報の読み出し
を行うことができる。
【0029】第2の実施形態によれば、情報読み出し装
置のみならず記録装置についても、第1の実施形態で用
いた結像光学系を必要とせず、低価格な装置を実現する
ことができる。
【0030】図6に、本発明の第3の実施形態にかかる
高速データ光生成装置の光学系を示す。第3の実施形態
にかかる高速データ光生成装置は、図4に示した第1の
実施形態において、光学系に2つめの空間光変調器45
を置いている。空間光変調器41は、矩形画素の光透過
率を個別に電気制御することにより、光の強度を平面内
で変調する素子であるが、空間光変調器45は、透過率
に換わって光の位相を電気制御可能な画素から構成され
ている。
【0031】空間光変調器41によって強度変調された
光の電磁場分布は、凸レンズ42,43で構成された結
像光学系によって、空間光変調器45の位置で再現され
る。空間光変調器45において位相変調をかけることに
より、強度変調と位相変調とをかけた光波が、空間光変
調器45の出力として得られる。これは、任意の波面の
光を発生させることができることを意味し、データ光W
Lとして有効に用いることができる。
【0032】空間光変調器41に入力する振幅情報と、
空間光変調器45に入力する位相情報とを作成するため
の装置は、例えば、特開2000−321964号公報
に記載された再生専用積層導波路ホログラムメモリ用デ
ータ作成装置を適用することができる。
【0033】以下のように振幅情報と位相情報とを計算
で求めることもできる。ホログラム画像Imを、Imn
と画像を構成する画素の強度とにより表すと、空間光変
調器45を透過した直後の光の電磁場は、例えば、
【0034】
【数1】
【0035】となればよい。Um'n'は、空間光変調器4
5の第m'行、第n'列の画素に対応する光電磁場であり、
スカラー複素表示されている。iは虚数単位、kは光の
波数、Lm,Lnはホログラム画像Imの画素ピッチ、
Dm',Dn'は空間光変調器41,45の画素ピッチ、l
は空間光変調器45と結像面44との距離である。ま
た、C,sk,syは実定数である。
【0036】このとき、空間光変調器41に入力する振
幅Tm'n'は、
【0037】
【数2】
【0038】となる。また、空間光変調器45では、
【0039】
【数3】
【0040】だけ位相を進めれば良い。なお、位相θm'
n'は、上式を2πで割ったときの剰余でもよい。
【0041】図6に示した第3の実施形態にかかる高速
データ光生成装置において、空間光変調器41と凸レン
ズ42,43とを省略することもできる。すなわち、光
波の振幅変調は行わず、位相のみを変調する。このため
に理想的な光波の合成はできないが、振幅変調よりも位
相変調の方が光波面生成への寄与が大きく、多少のノイ
ズを除いて、十分なホログラム像を生成することができ
る。この構成によれば、第2の実施形態と同様に、レン
ズ系を必要としない安価な装置により、ライトワンスホ
ログラムメモリに書込みと読み出しを行うことができ
る。
【0042】本実施形態によれば、複雑なレンズ群を必
要としない装置により、ライトワンスホログラムメモリ
に書き込みを行うことができ、かつ、複雑なレンズ群を
必要とせず読み出しも行うことができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
情報を書き込むコア層に導波光として導入したゲート光
と、情報が重畳され平面型光導波路の界面から導入した
データ光とにより、情報を書き込むコア層に、2光子吸
収によるホトクロミック現象を生じさせ、導波光の散乱
要因を形成することにより、1度だけ前記情報の書込を
行うので、プログラム可能な読み出し専用のホログラム
メモリが可能となる。
【0044】また、本発明によれば、複雑なレンズ群を
必要としないことから、ライトワンスホログラムメモリ
に対する情報の書込や読み出しが容易になり、プログラ
ム済みライトワンスホログラムメモリの生産効率が向上
するとともに、読み出し専用装置の小型化を図ることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるライトワンスホロ
グラムメモリを示した構造図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかるライトワンスホロ
グラムメモリに情報を書き込む方法を説明するための図
である。
【図3】ライトワンスホログラムメモリに書き込む情報
からデータ光を生成する手順を示したフローチャートで
ある。
【図4】本発明の第1の実施形態にかかる高速データ光
生成装置の光学系を示した構成図である。
【図5】本発明の第2の実施形態にかかる高速データ光
生成装置の光学系を示した構成図である。
【図6】本発明の第3の実施形態にかかる高速データ光
生成装置の光学系を示した構成図である。
【符号の説明】
10 ライトワンスホログラムメモリ 11a,12a,13a,14a,15 クラッド層 11b,12b,13b,14b コア層 16 基板 20 再生照明光光源 31 シリンドリカルレンズ 32 ビームスプリッタ 33 ゲート光光源 40 高速データ光生成装置 41,45 空間光変調器 42,43 凸レンズ 44 結像面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03H 1/22 G03H 1/22 1/26 1/26 G11B 7/0065 G11B 7/0065 7/24 516 7/24 516 G11C 17/00 580 G11C 17/00 580C (72)発明者 森 裕平 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 栗原 隆 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 八木 生剛 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2H123 AA00 AA10 FA05 2K008 AA04 BB04 CC01 DD12 5B003 AA09 AB05 AC06 5D029 JA04 PA10 5D090 BB03 BB20 CC14 DD01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2光子吸収によりホトクロミック現象を
    生ずる記録材料により形成されたコア層を有する平面型
    光導波路を多層に積層したライトワンスホログラムメモ
    リであって、情報を書き込むコア層に導波光として導入
    したゲート光と、前記情報が重畳され前記平面型光導波
    路の界面から導入したデータ光とにより、前記情報を書
    き込むコア層に、2光子吸収によるホトクロミック現象
    を生じさせ、導波光の散乱要因を形成することにより、
    1度だけ前記情報の書込を行うことを特徴とするライト
    ワンスホログラムメモリ。
  2. 【請求項2】 前記記録材料は、ジアリールエテン系分
    子からなることを特徴とする請求項1に記載のライトワ
    ンスホログラムメモリ。
  3. 【請求項3】 前記情報が書き込まれたコア層に、導波
    光として導入した再生照明光が、前記周期的散乱要因に
    より前記平面型光導波路の外に回析されてホログラム画
    像を形成することを特徴とする請求項1または2に記載
    のライトワンスホログラムメモリ。
  4. 【請求項4】 前記データ光は、前記情報を2次元符号
    化して得られる前記ホログラム画像を形成するように求
    められた振幅分布と位相分布に基づいて、レーザ光を変
    調し、前記平面型光導波路の界面に導入することを特徴
    とする請求項3に記載のライトワンスホログラムメモ
    リ。
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