JP2003208464A - 電子貿易業務の運用方法およびシステム - Google Patents

電子貿易業務の運用方法およびシステム

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JP2003208464A
JP2003208464A JP2002006666A JP2002006666A JP2003208464A JP 2003208464 A JP2003208464 A JP 2003208464A JP 2002006666 A JP2002006666 A JP 2002006666A JP 2002006666 A JP2002006666 A JP 2002006666A JP 2003208464 A JP2003208464 A JP 2003208464A
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JP2002006666A
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Tetsuya Kitajima
哲哉 北嶋
Mitsuko Munakata
美津子 宗像
Hiroaki Koyama
洋明 小山
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貿易品とその対価たる有価証券とを簡便確実
かつ効率的に交換可能とする電子貿易業務の運用方法法
およびシステムを提供する。 【解決手段】 輸送業者サーバが輸出者等より受け付け
た有価証券を電子データとして記憶手段に登録する証券
登録ステップs403、s404と、輸入者の輸入者端
末又は当該輸入者の意を受けた運送業者の運送業者端末
に登録済みの前記有価証券のネットワークを介した取得
方法を通知する方法通知ステップs406と、前記取得
方法に則って前記有価証券の取得を試みてきた輸入者端
末又は運送業者端末に対して当該有価証券を送信する証
券送信ステップs409とを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貿易品の輸入者、
貿易品の拠点間輸送を請け負う輸送業者、並びに前記輸
送業者から貿易品を受け取って輸入者に配送する運送業
者の間で、貿易品と対価の有価証券を電子的にやり取り
して貿易業務を運用する方法に関する。
【0002】
【発明の背景】ビジネスのグローバル化が加速する中
で、国々を跨る貿易取引はその取扱量を増やすと共に、
業務内容の複雑化がもたらされている。この貿易取引に
おいては、取引のプレイヤーたる輸出者、輸入者、貿易
品の拠点間輸送を請け負う輸送業者(例:船会社)、並
びに前記輸送業者から貿易品を受け取って輸入者に配送
する運送業者の間で、貿易品と対価の有価証券(例:船
荷証券)をやりとりすることで、貿易品の受発注や受渡
処理等が行われてきた。前記有価証券は基本的に“紙”
であり、例えばクーリエ便や郵送などの送付手段を用い
て前記各プレイヤー間を行き来させている。しかし、
“紙”の有価証券であると、書類作成時の転記ミスや紛
失といった人為的ミスに由来する懸念がついてまわり、
かなりの金額となる有価証券の取扱いに伴うリスクを回
避しきれなかった。
【0003】そこで近年、船荷証券等の前記有価証券を
電子化して扱うシステムがネットワーク上に構築され、
電子貿易業務の運用サービスの提供が試みられてきてい
る。このサービスを利用すれば、電子データ化された有
価証券をネットワークを介して各プレイヤー間でやりと
りすることが出来るため、従来の紙製の有価証券に起因
する問題を解決できるはずであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】だが、上記サービスの
思惑とは別に、有価証券と貿易品とを交換し運送業者が
当該貿易品を引き取る際に不具合を生じることとなり、
前記サービスが各プレイヤー間に広範に普及するには至
っていない。この不具合とは、電子データとなっている
有価証券と、コンテナ等に梱包されている実際の貿易品
とを、互いの対価として取り扱うことの難しさによるも
のである。つまり、電子データは複製がしやすい上に、
その電子データを所持している者(例:運送業者または
それを名乗る者)の身元を明らかにして本人認証処理を
行うことが電子貿易業務においては確立されていなかっ
た。したがって、例えば有価証券の電子データを不正複
製して所持している者が、自分は輸入者に依頼されて来
た正当な運送業者である、と主張して輸送業者から貿易
品を受け取ってしまう惧れが充分考えられたのである。
このような状況が想定されるとすれば、前記各プレイヤ
ーは従来通りの紙の有価証券を扱うほかなく、上記各問
題や不具合が貿易業務の電子化、ネットワーク化の足か
せとなっていた。
【0005】そこで本発明はこのような従来の課題に着
目してなされたもので、貿易品とその対価たる有価証券
とを簡便確実かつ効率的に交換可能とする電子貿易業務
の運用方法およびシステムを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の電子貿易業務の運用方法は、貿易品の輸入者、貿易
品の拠点間輸送を請け負う輸送業者、並びに前記輸送業
者から貿易品を受け取って輸入者に配送する運送業者の
間で、貿易品と対価の有価証券もしくは有価証券と等価
たるデータを電子的にやり取りして貿易業務を運用する
方法であって、輸送業者サーバが、輸出者等より受け付
けた有価証券を電子データとして記憶手段に登録する証
券登録ステップと、前記輸入者の輸入者端末又は当該輸
入者の意を受けた運送業者の運送業者端末に、登録済み
の前記有価証券のネットワークを介した取得方法を通知
する方法通知ステップと、前記取得方法に則って前記有
価証券の取得を試みてきた輸入者端末又は運送業者端末
に対して、当該有価証券を送信する証券送信ステップ
と、を含むことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態について
図面を用いて詳細に説明する。図1は一般的な貿易業務
の流れを示す図である。この実施例の背景として、ある
貿易品の拠点港間の輸送を輸送業者としての船会社が輸
入者より請負い、当該輸入者の最寄りの拠点港に陸揚げ
された前記貿易品を船会社より受け取って輸入者へ配送
する役割を運送業者が担う状況を想定する。勿論、本実
施例だけに本発明の適用範囲が限定されるものではな
く、貿易品と対価の有価証券を用いたいずれの貿易業務
にも本発明を適用することが可能であるのは言うまでも
ない。
【0008】まず一般的な貿易業務の流れを簡単にふま
えておく。製造業者や商社等の輸出入者がある貿易品に
ついて互いに売買契約を交わす所から貿易業務の流れは
端を発する。輸入者は、信用状(L/C)発行を発行銀行
に依頼し、この内容は買取銀行に伝達される。この信用
状は保険証券および船荷証券の発行等を経て買取銀行に
より買い取られ、輸出者はその代金を確実に取得する。
一方で荷為替手形を介した輸入代金の決済が発行銀行と
輸入者との間で成立したならば、この輸入者は船荷証券
を船会社に提出して貿易品(貨物)の引き取りを実行す
る。
【0009】但しこの船荷証券と貿易品との交換手続
は、船荷証券を輸入者より預かった通関業者(物流業者
や倉庫業者が通関業務を行うケースが増えている)が行
うことが多い。本実施形態では、輸入者の意を受けた運
送業者が船荷証券と貿易品との交換手続業務および通関
業務を行うこととしている。
【0010】図2は本実施形態における電子貿易業務の
運用システムを含むネットワーク図である。電子貿易業
務の運用システムの中核をなすのが、輸送業者が備える
輸送業者サーバ10(以下、単にサーバ10とする)で
ある。このサーバ10は、イントラネットやインターネ
ット、或いは公衆回線網など各種の通信回線網と接続し
てそのプロトコルに則ったデータ通信を実行する通信装
置を付帯させている。当該サーバ10はこの通信装置を
介し、輸出者端末30や輸入者端末40、並びに運送業
者端末50と、有価証券の電子データやこれに由来する
バーコードデータ等の各種データや認証結果等の送受信
を処理する。なお、前記の輸送業者サーバ10は、輸送
業者が備える場合だけに限定されず、例えば貿易当事者
間で公平な第三者機関が運営するなどとしてもよい。
【0011】一方で、有価証券、バーコードデータ、運
送業者端末50、電子署名データ等に関する各種認証結
果に基づいて、運送業者端末50へ有価証券のダウンロ
ード処理などを行う。なお、ここでダウンロード対象と
して扱う「有価証券」は、有価証券の記載内容の全部又
は一部を電子データ化したものが想定されるが、有価証
券の記載内容をそのまま反映してなくとも当該有価証券
との関係が一対一で紐付けられて有価証券と等価値たる
バーコード等のコードデータであってもよい。また、勿
論当該サーバ10は、ファイヤウォールサーバとして外
部からの不正進入を抑止したり、WWWサーバとして機能
するものでもあるし、データ通信相手とのコミュニケー
ションを図るメールサーバーとしても機能可能なもので
ある。
【0012】このようなサーバ10は、例えばバーコー
ドリーダ25をリーダ機器として備える。サーバ10
は、前記バーコードリーダ25から有価証券としてのバ
ーコードデータを受付ける。このバーコードデータは、
運送業者端末50の出力画面に表示された、有価証券と
してのバーコードに対するバーコードリーダ25による
読取り動作を通じて取得されるものである。もちろん、
このバーコードリーダ25が直接にサーバ10と接続さ
れていなくとも、ネットワークを介して結ばれていると
してもよい。
【0013】サーバ10の詳細な構成を次に説明する。
図3は本実施形態における電子貿易業務の運用システム
の詳細を示す図である。ここにおける運用システムと
は、前記輸送業者サーバ10を示す。前述した通信装置
を実現するのがネットワークインターフェース11であ
り、インターネット等のネットワークとサーバ10とを
結びつけている。このネットワークインターフェース1
1を介して受け受けるデータは、受信処理サーバ12が
受信してそのデータ属性に応じて以降の処理を担うサー
バにデータ転送を行っている。他方、webサーバ13を
備えて、運送業者端末50等からのインターネットを通
じたアクセスを受け付けて、HTTPリクエスト/レスポン
スの処理を実現する。
【0014】受信処理サーバ12やwebサーバ13が受
信した各種データは、取引情報管理サーバ14に送ら
れ、これが備えるデータベース15に格納される。この
データベース15は、輸出入者および運送業者らの属性
情報を登録するユーザデータベース16、有価証券の記
載内容を登録するドキュメントデータベース17、有価
証券毎の取引相手とその内容等を登録する取引データベ
ース18、そして有価証券を基にバーコード作成サーバ
22が生成するバーコードを登録するバーコードデータ
ベース19とで構成される。
【0015】他方、運送業者端末50で表示されたバー
コードを読み取るバーコードリーダ25は、バーコード
処理サーバ21と結ばれて、読み取ったバーコードデー
タの授受を行っている。このバーコードデータはバーコ
ード処理サーバ21より取引情報管理サーバ14を経
て、バーコードデータベース19における照合処理に供
される。なお、上記の各データベース16、17、1
8、19は、別々の記憶装置に設けられてネットワーク
結合した各個独立のデータベースとして機能するもので
もよいし、適宜組み合わせたり或いは1つの記憶装置に
集約して設けてもよい。
【0016】上述した輸送業者サーバ10とネットワー
クを介して結ばれるのが、輸出者端末30、輸入者端末
40、および運送業者端末50である。輸出者端末30
は貿易品を輸出する輸出者が備えるものであり、例えば
ネットワークを通じて貿易品と対価の有価証券を輸入者
端末40に送信する。輸入者端末40は、輸出者端末3
0から有価証券の電子データを受け取る一方で、これに
例えば電子署名を施して前記船会社が備える輸送業者サ
ーバ10に転送する。また、輸送業者サーバ10から返
された有価証券のダウンロード方法を受け取ってこれを
運送業者端末50に転送するものでもある。
【0017】運送業者端末50は、輸入者から依頼を受
けて貿易品の受取や通関業務及び配送業務を行う運送業
者が備えるものである。例えばこの運送業者に属するド
ライバーが所持するPDA等の携帯端末が想定しやす
い。ドライバーは運送業者端末50にて有価証券の電子
データ(ここではバーコード)を表示して、バーコード
リーダ25による読取り動作を受ける。そしてそのバー
コードの認証に問題なければ貿易品を輸送業者より受け
取って通関業務をなし、また輸入者に配送する処理を実
行する。
【0018】なお、輸出者端末30、輸入者端末40、
運送業者端末50らは、一般のパーソナルコンピュータ
だけでなく、例えばネットワーク接続可能な携帯電話
機、PDA、ゲーム機、ファックス機、デジタルTVなど
ネットワーク接続可能ないずれのコンピュータチップを
備える機器でもよい。
【0019】加えて、輸送業者サーバ10と、輸出者端
末30、輸入者端末40、運送業者端末50らをつなぐ
ネットワークに関して本実施形態ではインターネットを
想定するが、これに限らずWAN(Wide Area Networ
k)、ATM回線、パソコン通信回線、LAN、無線ネ
ットワークなど様々なネットワークを採用することも出
来る。また、IPVPNなど仮想専用ネットワーク技術
を用いれば、インターネットにおいても通信に関する高
い機密性を効率よく実現できて好適である。
【0020】図4は本実施形態における電子貿易業務の
運用方法の実施手順を示す流れ図である。以下、本発明
の電子貿易業務の運用方法の実際手順について説明す
る。なお、図5に示す本実施形態における各プレイヤー
の関係図を適宜参照しつつ手順を追うこととする。ある
貿易品について輸出入者の間で売買契約が交わされたと
すれば、まず船荷証券のデータが、輸出者端末30もし
くは船荷証券を買取った銀行の端末等から輸入者端末4
0に送信される。輸入者端末40はこれを受信し、例え
ば電子署名を付して船会社の前記サーバ10に送信す
る。
【0021】サーバ10はこの船荷証券のデータを受付
けて認証処理を実行する(s401)。なお、この船荷
証券のデータは、前記の輸出者端末30や銀行の端末か
ら直接受信する場合も想定出来る。船荷証券に付された
電子署名を検証すべく、例えば認証局に検証リクエスト
を行ってその認証結果を取得する。この認証結果に問題
があれば処理は終了する。一方、認証結果に問題がな
く、身元の明らかな輸入者であることが判明したならば
(s402)、当該船荷証券の記載内容たるドキュメン
ト情報を前記ドキュメントデータベース17に登録する
(s403)。それと共に、前記ドキュメント情報に基
づいたバーコードデータを生成して船荷証券毎にバーコ
ードデータベース19に登録する。また、当該船荷証券
に関与する輸出入者の属性情報や取引条件等を含む取引
データをとりまとめて取引データベース18に登録する
(s404)。なお、この各種データベースへのデータ
登録処理は、輸送業者の電子署名を施した上で行われる
とすれば、データ改竄等を抑制してセキュリティ性の確
保が図れ、好適である。
【0022】上記のように生成し登録した前記バーコー
ドデータや取引データは、輸入者もしくは当該輸入者の
意を受けた運送業者が各自の端末に取り込んで、貿易品
との交換に用いるものである。よって、これらのデータ
は、例えば運送業者端末50がアクセス可能なwebサイ
トにアップロードされる(s405)。このwebサイト
は、運送業者端末50からのアクセスを受け付けて、適
宜な認証処理を経て前記バーコードデータや取引データ
の運送業者端末50へのダウンロードサービスを提供す
る。
【0023】サーバ10は、このwebサイトのURL情報を
含むバーコードデータ等のダウンロード方法を、該当す
る輸入者端末40に通知する(s406)。これにより
輸入者端末40の側では、バーコードデータのダウンロ
ード方法を受信する。そして船会社への貿易品受取り手
続と通関業務、並びに当該輸入者への貿易品配送を依頼
する運送業者の運送業者端末50に、このダウンロード
方法を転送しておく。運送業者の側では、輸入者より請
け負ったこの業務を担当するドライバーの運送業者端末
50に前記ダウンロード方法のデータを登録しておく。
【0024】このドライバーは、トラック等の配送手段
を駆って船会社に赴き、貿易品を受け取る手続を始め
る。そこでドライバーは運送業者端末50でサーバ10
にアクセスする。サーバ10ではこのアクセスを受け付
けて(s407)、当該運送業者端末50のユニーク情
報(例:携帯端末の電話番号やPINコード、IPアド
レスなど)もしくは電子署名などの認証データを受信す
る。
【0025】受信した認証データ等に基づき、認証局へ
の認証依頼とその結果取得や、或いは自身の備えるユー
ザデータベース16における照合作業を行うことで認証
処理を行う。運送業者(に属するドライバー)について
は輸入者から予めその身元等の通知を受けることが想定
されるから、この通知受付済みの運送業者であるか否か
がここで判定されるわけである。
【0026】輸入者が認めた正当な運送業者であると認
証されなければ処理は終了する。一方、認証結果に問題
なければ(s408)、バーコードデータのダウンロー
ド処理を運送業者端末50に対して行う(s409)。
図6でこのときの運送業者端末50に表示されるバーコ
ードダウンロード画面600を示している。例示するよ
うに、このバーコードデータに関連づけされた貿易品の
受取人(例:ドライバー名)、貿易品を輸送してきた船
名、その入港日、予定受渡時間等の情報が示される。こ
の表示内容を確認した前記ドライバーは、この画面60
0でバーコードデータのダウンロードを実行する。
【0027】サーバ10は、この運送業者端末50にお
けるダウンロードが正常に終了したか否かを判定する。
正常に終了しなければ処理は終了し、この運送業者端末
50を扱う前記ドライバーは前記輸入者に問い合わせて
再度のダウンロード許可を得るとする。ダウンロードの
不正常終了を理由に複数回のダウンロードを実行させな
いためである。他方、ダウンロードが正常に終了したな
らば(s410)、バーコードデータベース19におい
て例えば該当バーコードのステータスを「ダウンロード
済み」に更新し、再度のダウンロードを禁止する設定を
行う。
【0028】バーコードデータを運送業者端末50に取
得した前記ドライバーは、貿易品に受渡場所に赴いて、
該当バーコードを運送業者端末50のディスプレイに表
示させる。図7は該当運送業者端末50のバーコード表
示画面700を示す。ここで表示されたバーコードは、
サーバ10と結ばれたバーコードリーダ25でもって読
取り処理される。読み取られたバーコードデータは、バ
ーコードリーダ25よりサーバ10に送られる。サーバ
10ではこれを好ましくは認証情報と共に受け付けて
(s411)、運送業者端末50またはドライバーの認
証処理を行う(s412)。受け付けたバーコードデー
タは、サーバ10によりバーコードデータベース19で
照合処理される。また、当該バーコードデータに紐付け
られたドキュメントデータや取引データ等がドキュメン
トデータベース17や取引データベース18などにおい
て参照され、運送業者端末50のユニーク情報やドライ
バーの電子署名等の認証結果と対照されることとなる。
これにより正しいバーコードデータを、輸入者から依頼
された正当なドライバー(運送業者)が提示しているか
否かを確認できるのである。
【0029】上記の認証結果に問題があれば処理は終了
し、問題がなければ運送業者端末50に対して船荷の引
渡し許可を通知し、処理は終了する(s413)。他
方、このドライバーによる貿易品の引き渡し処理が完了
すれば、その旨がデータベース15の各データベース1
6、17、18、19に登録される。以降、貿易品はド
ライバーにより輸入者に配送され、この貿易取引は完了
する。
【0030】よって本発明によれば、有価証券と貿易品
とを交換し運送業者が当該貿易品を引き取る際に、電子
データとなっている有価証券と、コンテナ等に梱包され
ている実際の貿易品とを互いの対価として取り扱うこと
に何らの不具合を生じることのないスムーズかつ確実な
処理が可能となる。有価証券の電子データについて、そ
の複製を防ぐと共に、その電子データの正当な所持者の
身元を明らかにして本人認証処理を行うことが電子貿易
業務において確立される。したがって、電子貿易業務
が、輸出入者および輸送業者、運送業者といった各プレ
イヤー間に広範に普及しやくもなる。
【0031】本発明に係る実施の形態としては、前記目
的を達成すべく、次の通りとしてもよい。前記電子貿易
業務の運用方法において、輸入者端末又は運送業者端末
が格納している有価証券に関する情報の読取りを行うリ
ーダ機器より、有価証券に関する情報を受付ける証券情
報受付ステップと、受け付けた証券情報の認証処理を行
って、その認証結果を出力する証券認証ステップと、を
含むこととする。
【0032】また、前記電子貿易業務の運用方法におい
て、輸入者端末又は運送業者端末が格納しリーダ機器に
より読み取られる前記証券情報がバーコードデータであ
ることとする。
【0033】更に、前記電子貿易業務の運用方法におい
て、前記証券送信ステップにおいて輸入者端末又は運送
業者端末に送信する有価証券に対して、送信可能回数の
設定を行うこととする。
【0034】また、前記電子貿易業務の運用方法の前記
方法通知ステップにおいて、有価証券をダウンロード可
能なサイトのネットワーク上のアドレスを、輸入者端末
又は運送業者端末に通知することとする。
【0035】更に、前記電子貿易業務の運用方法におい
て、輸入者又は運送業者由来の認証データを輸入者端末
又は運送業者端末から受信する認証データ受信ステップ
と、受信した認証データの認証処理を行うか、或いは認
証局へ認証依頼を行ってその認証結果を取得する認証ス
テップと、を備えて、認証ステップで認証された認証デ
ータの起源となる輸入者端末又は運送業者端末に、前記
方法通知ステップ又は証券送信ステップを実行すること
とする。
【0036】また、前記電子貿易業務の運用方法におい
て、前記認証データが、輸入者端末もしくは運送業者端
末のユニーク情報、または輸入者もしくは運送業者由来
の電子署名データであることとする。
【0037】更に、前記電子貿易業務の運用方法を実現
するサーバシステムであって、輸出者等より受け付けた
有価証券を電子データとして記憶手段に登録する証券登
録手段と、前記輸入者の輸入者端末又は当該輸入者の意
を受けた運送業者の運送業者端末に、登録済みの前記有
価証券のネットワークを介した取得方法を通知する方法
通知手段と、前記取得方法に則って前記有価証券の取得
を試みてきた輸入者端末又は運送業者端末に対して、当
該有価証券を送信する証券送信手段と、を含むことを特
徴とする電子貿易業務の運用システムをなすこととす
る。
【0038】また、前記電子貿易業務の運用方法をサー
バ上で実現するプログラムであって、輸出者等より受け
付けた有価証券を電子データとして記憶手段に登録する
証券登録ステップと、前記輸入者の輸入者端末又は当該
輸入者の意を受けた運送業者の運送業者端末に、登録済
みの前記有価証券のネットワークを介した取得方法を通
知する方法通知ステップと、前記取得方法に則って前記
有価証券の取得を試みてきた輸入者端末又は運送業者端
末に対して、当該有価証券を送信する証券送信ステップ
と、を含むことを特徴とする電子貿易業務の運用プログ
ラムをなすこととする。
【0039】更に、前記電子貿易業務の運用プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体をなす
こととする。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、貿易品とその対価たる
有価証券とを簡便確実かつ効率的に交換可能とする電子
貿易業務の運用方法およびシステムを提供可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な貿易業務の流れを示す図である。
【図2】本実施形態における電子貿易業務の運用システ
ムを含むネットワーク図である。
【図3】本実施形態における電子貿易業務の運用システ
ムの詳細を示す図である。
【図4】本実施形態における電子貿易業務の運用方法の
実施手順を示す流れ図である。
【図5】本実施形態における各プレイヤーの関係を示す
図である。
【図6】本実施形態における運送業者端末のバーコード
ダウンロード画面例を示す図である。
【図7】本実施形態における運送業者端末のバーコード
表示画面例を示す図である。
【符号の説明】
s403、404 証券登録ステップ s406 方法通知ステップ s409 証券送信ステップ
フロントページの続き (72)発明者 宗像 美津子 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所ビジネスソリューション事 業部内 (72)発明者 小山 洋明 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所ビジネスソリューション事 業部内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貿易品の輸入者、貿易品の拠点間輸送を
    請け負う輸送業者、並びに前記輸送業者から貿易品を受
    け取って輸入者に配送する運送業者の間で、貿易品と対
    価の有価証券もしくは有価証券と等価たるデータを電子
    的にやり取りして貿易業務を運用する方法であって、 輸送業者サーバが、輸出者等より受け付けた有価証券を
    電子データとして記憶手段に登録する証券登録ステップ
    と、 前記輸入者の輸入者端末又は当該輸入者の意を受けた運
    送業者の運送業者端末に、登録済みの前記有価証券のネ
    ットワークを介した取得方法を通知する方法通知ステッ
    プと、 前記取得方法に則って前記有価証券の取得を試みてきた
    輸入者端末又は運送業者端末に対して、当該有価証券を
    送信する証券送信ステップと、 を含むことを特徴とする電子貿易業務の運用方法。
  2. 【請求項2】 輸入者端末又は運送業者端末が格納して
    いる有価証券に関する情報の読取りを行うリーダ機器よ
    り、有価証券に関する情報を受付ける証券情報受付ステ
    ップと、 受け付けた証券情報の認証処理を行って、その認証結果
    を出力する証券認証ステップと、 を含むことを特徴とする請求項1に記載の電子貿易業務
    の運用方法。
  3. 【請求項3】 輸入者端末又は運送業者端末が格納しリ
    ーダ機器により読み取られる前記証券情報がバーコード
    データであることを特徴とする請求項1に記載の電子貿
    易業務の運用方法。
  4. 【請求項4】 前記証券送信ステップにおいて輸入者端
    末又は運送業者端末に送信する有価証券に対して、送信
    可能回数の設定を行うことを特徴とする請求項1に記載
    の電子貿易業務の運用方法。
  5. 【請求項5】 前記方法通知ステップにおいて、有価証
    券をダウンロード可能なサイトのネットワーク上のアド
    レスを、輸入者端末又は運送業者端末に通知することを
    特徴とする請求項1に記載の電子貿易業務の運用方法。
  6. 【請求項6】 輸入者又は運送業者由来の認証データを
    輸入者端末又は運送業者端末から受信する認証データ受
    信ステップと、 受信した認証データの認証処理を行うか、或いは認証局
    へ認証依頼を行ってその認証結果を取得する認証ステッ
    プと、 を備えて、認証ステップで認証された認証データの起源
    となる輸入者端末又は運送業者端末に、前記方法通知ス
    テップ又は証券送信ステップを実行することを特徴とす
    る請求項5に記載の電子貿易業務の運用方法。
  7. 【請求項7】 前記認証データが、輸入者端末もしくは
    運送業者端末のユニーク情報、または輸入者もしくは運
    送業者由来の電子署名データであることを特徴とする請
    求項6に記載の電子貿易業務の運用方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかの電子貿易業務
    の運用方法を実現するサーバシステムであって、 輸出者等より受け付けた有価証券を電子データとして記
    憶手段に登録する証券登録手段と、 前記輸入者の輸入者端末又は当該輸入者の意を受けた運
    送業者の運送業者端末に、登録済みの前記有価証券のネ
    ットワークを介した取得方法を通知する方法通知手段
    と、 前記取得方法に則って前記有価証券の取得を試みてきた
    輸入者端末又は運送業者端末に対して、当該有価証券を
    送信する証券送信手段と、 を含むことを特徴とする電子貿易業務の運用システム。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7のいずれかの電子貿易業務
    の運用方法をサーバ上で実現するプログラムであって、 輸出者等より受け付けた有価証券を電子データとして記
    憶手段に登録する証券登録ステップと、 前記輸入者の輸入者端末又は当該輸入者の意を受けた運
    送業者の運送業者端末に、登録済みの前記有価証券のネ
    ットワークを介した取得方法を通知する方法通知ステッ
    プと、 前記取得方法に則って前記有価証券の取得を試みてきた
    輸入者端末又は運送業者端末に対して、当該有価証券を
    送信する証券送信ステップと、 を含むことを特徴とする電子貿易業務の運用プログラ
    ム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の電子貿易業務の運用
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006039857A (ja) * 2004-07-26 2006-02-09 Toshiba Corp 為替業務運用方法および運用システム

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