JP2003207669A - 光導波路装置の製造方法 - Google Patents

光導波路装置の製造方法

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JP2003207669A
JP2003207669A JP2002004807A JP2002004807A JP2003207669A JP 2003207669 A JP2003207669 A JP 2003207669A JP 2002004807 A JP2002004807 A JP 2002004807A JP 2002004807 A JP2002004807 A JP 2002004807A JP 2003207669 A JP2003207669 A JP 2003207669A
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JP
Japan
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optical waveguide
substrate
groove
core material
optical
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JP2002004807A
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English (en)
Inventor
Shigeru Yasuda
成留 安田
Yukari Terakawa
裕佳里 寺川
Hayami Hosokawa
速美 細川
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリマー材料系の光導波路の作製時に、コア
材料が基板上の溝から流出しないようにして端面が露出
した光導波路を効率よく作製することができる光導波路
装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 クラッド基板1の表面に、クラッド基板
1に垂直な方向から見て、全周が閉じていて全周をクラ
ッド基板1によって囲まれた溝2を形成する。ついで、
溝2内にコア材料を充填して光導波路3を作製する。こ
の後、光導波路3の端部を通過するようにしてクラッド
基板1をカットし、光導波路3の端面(切断面)を露出
させ、光導波路装置5を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ、コ
ピー機、スキャナ等の原稿読み取り装置や、光通信装
置、あるいはCDディスク等における光学系に用いられ
る光導波路装置の製造方法に関し、特に、基板表面に形
成された溝にコア材料を充填して光導波路を形成する際
の光導波路装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コア材料としてポリマー材料を用いた光
導波路装置は、無機材料を用いた光導波路装置よりも安
価で、大量生産に適しているため、ポリマー材料を用い
た光導波路装置が多く用いられるようになってきてい
る。このような光導波路装置を安価に製造する方法とし
て、従来から知られているスピンコート法やディップコ
ート法などがある。
【0003】このような光導波路装置の製造方法では、
微細な溝が表面に形成された高分子クラッド基板の表面
に、モノマー状態のコア材料を滴下し、このコア材料を
重合および硬化させて光導波路を形成するようにしてい
るので、たとえ光導波路を形成する基板の面積が大き
く、光導波路のパターンが複雑で密に詰まっている場合
であっても、溝が形成された基板を射出成形等で作製す
ることにより、安価に大量生産でき、低価格のポリマー
材料系の光導波路装置を実現できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
光導波路装置を製造する製造方法においては、光導波路
を作製時に、コア材料を基板の溝に滴下して、次の処理
工程で例えば基板を移動させたり回転させたりすると、
溝の端面が基板の端面まで延びているため、その移動や
回転の反動によりコア材料が溝から流出し、コア材料が
均一に溝に充填されず、形状の不均一な光導波路が形成
されるという問題があった。特に、光導波路の端部にレ
ンズが形成されているような場合は、光導波路形状の不
均一性のため、所望の場所に光が集光しないという問題
があった。また、溝の端面をなんらかの部材で塞いでお
いても、溝の端面とその部材に隙間にコア材料がはみ出
てコア材料のバリが生じる恐れがあり、バリが生じると
バリから光が漏れて光ファイバなどとの光結合効率が低
下するという問題があった。
【0005】
【発明の開示】本発明は、上記の従来例の問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、光導
波路、特にポリマー材料系の光導波路の作製時に、コア
材料が基板上の溝から流出しないようにして端面が露出
した光導波路を効率よく作製することができる光導波路
装置の製造方法を提供することにある。
【0006】本発明にかかる光導波路装置の製造方法
は、基板の表面に形成された溝にコア材料を充填して光
導波路を形成する光導波路装置の製造方法であって、前
記基板に垂直な方向から見て、全周が閉じた形状を有す
る前記溝を前記基板に形成する工程と、前記溝内にコア
材料を充填して光導波路を形成する工程と、前記光導波
路を通過するように前記基板を裁断して光導波路の端面
を露出させる工程とを備えたことを特徴としている。
【0007】本発明にかかる光導波路装置の製造方法に
よれば、コア材料を充填させるための溝が基板で囲まれ
ているので、高い形状安定性をもって光導波路を成形す
ることができ、コア材料が溝からはみ出て光導波路にバ
リ等が発生することがない。また、光導波路の作製後に
基板をカットして光導波路の端面を露出させているの
で、基板を介することなく、光導波路の端面を直接光フ
ァイバ等と結合させることができ、光結合効率を低下さ
せる恐れがない。
【0008】本発明の実施態様によれば、前記基板に独
立した複数の溝を形成し、当該溝にコア材料を充填して
複数の光導波路を形成した後、各光導波路を通過するよ
うに、且つ、各光導波路が分離されるように前記基板を
裁断して端面を露出させている。この実施態様によれ
ば、1枚の基板(母基板)に複数個の光導波路を一度に
作製することができるので、複数の光導波路装置を一度
に製造することができ、量産に適している。
【0009】また、本発明の別な実施態様によれば、前
記基板に形成された溝にコア材料を充填して連続した複
数個分の光導波路を形成した後、各光導波路を通過する
ように前記基板を裁断して(連続した光導波路間の裁断
を含む。)各光導波路を分離させると共に各光導波路の
端面を露出させることを特徴としている。この実施態様
によれば、1枚の基板(母基板)に複数個の光導波路を
一度に作製することができるので、複数の光導波路装置
を一度に製造することができる。また、1つの溝にコア
材料を充填することによって連続した複数の光導波路を
成形できるので、コア材料の充填工数を減らすことがで
き、さらに、基板のカット回数も減らすことができるの
で、より量産に適している。
【0010】なお、この発明の以上説明した構成要素
は、可能な限り任意に組み合わせることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1(a)
(b)(c)(d)は本発明の第1の実施形態に係る光
導波路装置の製造方法を説明する斜視図である。ここで
作製しようとする光導波路装置は、図1(d)に示され
ているように、比較的屈折率の高い透明樹脂からなる射
出成形品のクラッド基板1の表面に溝2が形成され、そ
の溝内に基板材料よりも屈折率の高い透明樹脂をコア材
料とする光導波路(例えば2:1の光分岐・光合流に用
いられるY字型パターンの光導波路)3が形成され、ク
ラッド基板1の外周面に光導波路3の端面が露出したも
のである。
【0012】つぎに、この第1の実施形態に係る光導波
路装置の製造方法について説明する。まず、射出成形に
より図1(a)に示すようなクラッド基板1を成形す
る。このクラッド基板1の表面には、一方が分岐したY
字形の溝2が形成されている。この溝2は、クラッド基
板1に垂直な方向から見て、全周が閉じた形状をしてい
る。言い換えると、溝2の全周がクラッド基板1によっ
て囲まれている。
【0013】ついで、図1(b)に示すように、スピン
コート法、注入法などにより溝2内にコア材料を充填し
て光導波路3を作製する。このとき、溝2は全周をクラ
ッド基板1によって囲まれているので、コア材料は溝2
の周囲からはみ出ることがなく、溝2内に確実に充填さ
れる。また、溝2はクラッド基板1そのものによって囲
まれているので、スピーンコートなどによって溝2の縁
に高い圧力が加わる場合でも、コア材料がはみ出る恐れ
がない(端が開口した溝では、この端面の開口を何らか
の部材で塞いでいても、スピーンコートなどで遠心力に
よる高い圧力が加わると、当該部材が動いて樹脂が漏れ
やすい。)。
【0014】コア材料が硬化した後、図1(c)に示す
ように、クラッド基板1をカットする。すなわち、図2
に示すカットラインC−Cに沿って光導波路3の端部を
通過するようにしてクラッド基板1をカットし、光導波
路3の端面(切断面)を露出させ、図1(d)に示すよ
うな光導波路装置5を得る。
【0015】このような方法によれば、コア材料を充填
させるための溝2がクラッド基板1で囲まれているの
で、高い形状安定性をもって光導波路3を成形すること
ができ、コア材料が溝2からはみ出て光導波路3にバリ
等が発生することがない。また、光導波路3の作製後に
クラッド基板1をカットして光導波路3の端面を露出さ
せているので、クラッド基板1を介することなく、光導
波路3の端面を直接光ファイバ等と結合させることがで
き、光結合効率を低下させる恐れがない。
【0016】(第2の実施形態)図3は本発明の第2の
実施形態に係る製造方法を説明するための斜視図であ
る。この実施形態では、1枚のクラッド基板(マザー基
板)1の上面に複数の独立した溝2を形成している。こ
の溝2は、1つ1つが独立した光導波路3を成形するも
のであって、それぞれ全周をクラッド基板1によって囲
まれている。また、図3では各溝2内にコア材料を完全
に充填して光導波路3を形成している。
【0017】この後、クラッド基板1を図3に示すカッ
トラインC−Cに沿ってカットする。すなわち、各光導
波路3の端部をカットするようにして、且つ、各光導波
路3を切り離すようにしてクラッド基板1をカットする
と、図2に示したのと同様な光導波路装置5が複数個一
度に得られる。
【0018】よって、この方法によれば、光導波路装置
5を複数個一度に製作することができ、量産性が向上す
る。
【0019】(第3の実施形態)図4は本発明の第3の
実施形態に係る製造方法を説明するための斜視図であ
る。この実施形態では、1枚のクラッド基板(マザー基
板)1の上面に複数の溝2を形成している。各溝2はそ
れぞれ全周をクラッド基板1によって囲まれているが、
この溝2は複数の光導波路3を成形するものであって、
複数個の光導波路3に対応する溝が連続的に形成されて
いる。また、図4では各溝2内にコア材料を完全に充填
して光導波路3を形成している。
【0020】この後、クラッド基板1を図4に示すカッ
トラインC−Cに沿ってカットする。すなわち、各光導
波路3の端部をカットするようにして、且つ、連続して
いる光導波路3を切り離すと共に分離している光導波路
3も切り離すようにして、クラッド基板1をカットする
と、図5に示すように、端面4が露出した光導波路装置
5が複数個一度に得られる。
【0021】よって、この方法によれば、溝2にコア材
料を充填する工数を減らすことができ、また、光導波路
装置5を複数個一度に製作することができ、量産性が向
上する。また、第2の実施形態の場合と比較してクラッ
ド基板1のカット回数を減らすことができる。
【0022】
【発明の効果】本発明にかかる光導波路装置の製造方法
によれば、コア材料を充填させるための溝が基板で囲ま
れているので、高い形状安定性をもって光導波路を成形
することができ、コア材料が溝からはみ出て光導波路に
バリ等が発生することがない。また、光導波路の作製後
に基板をカットして光導波路の端面を露出させているの
で、基板を介することなく、光導波路の端面を直接光フ
ァイバ等と結合させることができ、光結合効率を低下さ
せる恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)(c)(d)は、本発明の第1の
実施形態に係る光導波路装置の製造工程を説明する斜視
図である。
【図2】図1(c)に示すクラッド基板の断面図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る光導波路装置の
製造方法の中間工程を示す斜視図である。
【図4】本発明の第3の実施形態に係る光導波路装置の
製造方法の中間工程を示す斜視図である。
【図5】図4に示す方法によって製造された光導波路装
置の斜視図である。
【符号の説明】
1 クラッド基板 2 溝 3 光導波路 4 光導波路の端面 5 光導波路装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細川 速美 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 Fターム(参考) 2H047 KA03 KA12 PA02 PA26 QA05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面に形成された溝にコア材料を
    充填して光導波路を形成する光導波路装置の製造方法で
    あって、 前記基板に垂直な方向から見て、全周が閉じた形状を有
    する前記溝を前記基板に形成する工程と、 前記溝内にコア材料を充填して光導波路を形成する工程
    と、 前記光導波路を通過するように前記基板を裁断して光導
    波路の端面を露出させる工程と、を備えた光導波路装置
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記基板に独立した複数の溝を形成し、
    当該溝にコア材料を充填して複数の光導波路を形成した
    後、各光導波路を通過するように、且つ、各光導波路が
    分離されるように前記基板を裁断して各光導波路の端面
    を露出させることを特徴とする、請求項1に記載の光導
    波路装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記基板に形成された溝にコア材料を充
    填して連続した複数個分の光導波路を形成した後、各光
    導波路を通過するように前記基板を裁断して各光導波路
    を分離させると共に各光導波路の端面を露出させること
    を特徴とする、請求項1に記載の光導波路装置の製造方
    法。
JP2002004807A 2002-01-11 2002-01-11 光導波路装置の製造方法 Pending JP2003207669A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7907808B2 (en) 2005-09-06 2011-03-15 Kabushiki Kaisha Totoya Chuo Kenkyusho Optical waveguide and method for manufacturing the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7907808B2 (en) 2005-09-06 2011-03-15 Kabushiki Kaisha Totoya Chuo Kenkyusho Optical waveguide and method for manufacturing the same

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