JP2003207662A - 光合分波器 - Google Patents

光合分波器

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裕佳里 寺川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光導波路を形成するためのスペースを小さく
できるように構成することにより、光モジュール全体を
小さくし、小型化を図ることができる光合分波器を提供
する 【解決手段】 クラッド基板22に形成された光導波路
23の底面の一部からは凸部が突出しており、この凸部
の両面に傾斜した反射面28が形成されている。この反
射面28と対向する位置においてクラッド基板22の表
面にはフィルタ24が設けられている。この光合分波器
21を例えば光トランシーバとして用いる場合には、フ
ィルタ24の上に受光素子26を設置し、光導波路23
の両端面にそれぞれ発光素子25と光ファイバ27を配
置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光ファイバ
等により通信される光信号を送受信するために、波長多
重された光信号を合波あるいは分波する光合分波器に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、高速で大容量の通信網や通信制御
機器などの発達により光ファイバによる通信が主流とな
ってきており、例えば各家庭に設置された情報家電など
の端末装置にも光ファイバによりインターネットなどの
通信網を接続して信号の送受信を行う必要が生じてきて
いる。また、家庭に設置されているパソコンとテレビ、
DVD、ゲーム機などを相互に接続する場合にも、光フ
ァイバが用いられつつある。そのため、情報家電にも用
いることができるような、安価で、小型で、効率の良好
な光トランシーバが必要とされる。このような光トラン
シーバは、光ファイバにより通信される光信号を送受信
するために、波長多重された光信号を分波あるいは合波
する光合分波器を備えている。
【0003】ところで、このような光合分波器では光導
波路に関連してフィルタを設け、光信号を分波又は合波
させる構造は数多く提案されている。その多くは、基板
上の光導波路中にフィルタを実装し、光信号を分波もし
くは合波する従来の光合分波器(後述する図1参照)
と、基板上の光導波路端面にフィルタを貼りつけ、光信
号を分波もしくは合波する従来の光合分波器(後述する
図2参照)とがある。
【0004】図1は上述した従来の光合分波器の概略構
成を示す平面図である。この光合分波器1は、基板2に
形成された光導波路3、4、5と、基板2に垂直に実装
されたフィルタ6によって構成されており、光導波路
3、4の一端がフィルタ6の片面で結合し、光導波路5
の端がフィルタ6を介して光導波路3、4の結合箇所と
対向している。また、光合分波器1の外部において、光
導波路3の他端には光ファイバ7が光学的に接続され、
光導波路4の他端には光ファイバ8が光学的に接続さ
れ、光導波路5の他端には光ファイバ9が光学的に接続
されている。光導波路3と光導波路4とのフィルタ6の
面に対する光の入射角は、フィルタ6に立てた垂線10
に対してそれぞれθ=45°の角度になっているので、
結合箇所における光導波路3と光導波路4の成す角度は
90°となっている。
【0005】いま、光ファイバ7により伝搬されてきた
光信号aが、フィルタ6で反射される波長域の光信号b
とフィルタ6を透過する波長域の光信号cとを含む波長
多重信号(あるいは、光信号b又は光信号cのうちいず
れか一方が任意に伝搬する場合でもよい。)であるとす
ると、この光信号aが光導波路3を伝搬してフィルタ6
に達したとき、光信号aに含まれる光信号のうち、光信
号bはフィルタ6で反射されて光導波路4内に入り、光
導波路4を伝搬して光ファイバ8に結合される。一方、
光信号aに含まれる光信号のうち、光信号cはフィルタ
6を透過して光導波路5内に入り、光導波路5を伝搬し
て光ファイバ9に結合される。よって、この場合には、
光合分波器1は光信号aを分波させる働きをする。
【0006】これに対し、フィルタ6で反射される波長
域の光信号bが光ファイバ8から光導波路4内に入り、
光導波路4を伝搬してフィルタ6に達したとき、光信号
bはフィルタ6で反射されて光導波路3内に入る。ま
た、フィルタ6を透過する波長域の光信号cが光ファイ
バ9から光導波路5に入り、光導波路5を伝搬してフィ
ルタ6に達したとき、光信号cはフィルタ6を透過して
光導波路3内に入る。この結果、光導波路3には光信号
bと光信号cとが合波された波長多重光信号aが伝搬さ
せられ、光ファイバ7に結合させられることになる。よ
って、この場合には、光合分波器1は光信号bと光信号
cとを合波する働きをする。
【0007】図2は上述した別な従来の光合分波器の概
略構成を示す平面図である。この光合分波器11は、基
板12に形成された光導波路13、14と、基板12の
端面に貼付けられたフィルタ16とから構成されてお
り、光導波路13、14の一端がフィルタ6の片面で結
合し、光ファイバ19の端面がフィルタ16の他方の面
に対向している。また、光合分波器11の外部におい
て、光導波路13の他端には光ファイバ17が光学的に
接続され、光導波路14の他端には光ファイバ18が光
学的に接続されている。光導波路13と光導波路14と
のフィルタ16の面に対する光の入射角は、フィルタ1
6に立てた垂線15に対してそれぞれθ=45°の角度
になっているので、結合箇所における光導波路13と光
導波路14の成す角度は90°となっている。
【0008】この光合分波器11も前記光合分波器1と
同様な働きをする。すなわち、フィルタ6で反射される
波長域の光信号bとフィルタ6を透過する波長域の光信
号cとを含む波長多重信号a(あるいは、光信号b又は
光信号cのうちいずれか一方が任意に伝搬する場合でも
よい。)が光導波路13を伝搬してフィルタ16に達し
たとき、光信号aに含まれる光信号のうち、光信号bは
フィルタ16で反射されて光導波路14内に入り、光導
波路14を伝搬して光ファイバ18に結合される。一
方、光信号aに含まれる光信号のうち、光信号cはフィ
ルタ16を透過して光ファイバ19内に入る。これは分
波の働きである。
【0009】これに対し、フィルタ16で反射される波
長域の光信号bが光ファイバ18から光導波路14内に
入り、光導波路14を伝搬してフィルタ16に達したと
き、光信号bはフィルタ6で反射されて光導波路13内
に入る。また、フィルタ6を透過する波長域の光信号c
が光ファイバ19から出射されると、光信号cはフィル
タ6を透過して光導波路13内に入る。この結果、光導
波路13には光信号bと光信号cとが合波された多重光
信号aが伝搬させられ、光ファイバ7に結合させられる
ことになる。これは合波の働きである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上説明し
たような従来の光合分波器においては、光信号を反射さ
せる側ではフィルタに対して45°の入射角で光導波路
から光信号を入射させた後、フィルタで反射した光信号
を別な光導波路に入射させるようにしているので、2本
の光導波路の結合箇所では両光導波路の端部は基板の主
面上で90°前後の角度で配置される。これにより光導
波路の端面に光学的に接続される光ファイバや、発光素
子、受光素子などの光学的素子が物理的に離れて配置さ
れることになる。このような配置状態により光導波路の
スペースのみならず、光合分波器自体も大きくなるとい
う問題が生じる。
【0011】これを避けるため、従来の光合分波器では
光導波路を大きな曲率で曲げることにより、光ファイバ
などの光学的素子をできるだけ接近させて配置できるよ
うにしているが、光導波路の曲率があまり大きくなると
光伝搬損失が生じ、光信号の伝搬効率が低下することに
なる。
【0012】
【発明の開示】本発明は、上記の従来例の問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、光を
分波または合波させるための光導波路の構造を小さなス
ペースで構成できるようにすることで小型化を図ること
ができる光合分波器を提供することにある。
【0013】本発明にかかる光合分波器は、光導波路の
外周面の一部に対向させて所定の波長域の光を透過させ
ると共に異なる波長域の光を反射させるためのフィルタ
を設け、該光導波路を伝搬する光を前記フィルタへ向け
て反射させるための反射面を前記フィルタとほぼ対向す
る位置に設けたことを特徴としている。なお、光導波路
の外周面とは、光導波路の光軸にほぼ平行な面のことを
指している。
【0014】本発明にかかる光合分波器においては、光
導波路の一方端面からフィルタ透過波長域の光が入射し
てくると、この光は反射面で反射されてフィルタに達
し、フィルタを透過する。この逆の方向にフィルタ透過
波長域の光を伝搬させることもできる。また、光導波路
の一方端面からフィルタ反射波長域の光が入射してくる
と、この光は反射面で反射されてフィルタに達し、フィ
ルタで反射されて光導波路内に戻り、光導波路の他方端
面から出射される。この逆の方向にフィルタ反射波長域
の光を伝搬させることもできる。従って、光導波路の両
端面に対向する位置とフィルタの外面に対向する位置に
それぞれ、発光素子、受光素子、光ファイバ等の光学部
品を配置することにより、光分波用、光合波用、光トラ
ンシーバなどの用途に用いることができる。
【0015】しかも、本発明の光合分波器にあっては、
光導波路を大きく湾曲させる必要が無く、好ましい実施
態様では光導波路を直線状に形成することができるの
で、光合分波器を小型化することができる。よって、光
学部品を含めたモジュールの小型化も可能になる。ま
た、光導波路を大きく湾曲させる必要がないの、光が光
導波路から漏れにくく、光合分波器の導波効率を高くで
きる。
【0016】上記光合分波器の実施態様にあっては、前
記フィルタで反射された光を前記光導波路の光軸方向と
ほぼ平行な方向へ向けて反射させるための反射面を前記
フィルタとほぼ対向する位置に設けている。従って、こ
の実施態様によれば、フィルタで反射した光が光導波路
の外に漏れにくいようにでき、光の損失を低減すること
ができる。
【0017】本発明にかかる別な光合分波器は、異なる
光導波路をクラッド層を介して積層すると共に両光導波
路のそれぞれの一方端面を積層方向に位置を揃え、少な
くとも一方の光導波路の当該端面から出射される光を他
方の光導波路側へ向けて出射させるための反射面を少な
くとも一方の光導波路の端部に設け、両光導波路の当該
端面に対向させて所定の波長域の光を透過させると共に
異なる波長域の光を反射させるための反射面を設けたこ
とを特徴としている。
【0018】本発明にかかる光合分波器においては、一
方の光導波路の他方端面からフィルタ透過波長域の光が
入射してくると、この光は反射面で反射されてフィルタ
に達し、フィルタを透過する。この逆の方向にフィルタ
透過波長域の光を伝搬させることもできる。また、一方
の光導波路の他方端面からフィルタ反射波長域の光が入
射してくると、この光は反射面で反射されてフィルタに
達し、フィルタで反射されて他方の光導波路内に入り、
この光導波路の他方端面から出射される。この逆の方向
にフィルタ反射波長域の光を伝搬させることもできる。
従って、各光導波路の他方端面に対向する位置とフィル
タの外面に対向する位置にそれぞれ、発光素子、受光素
子、光ファイバ等の光学部品を配置することにより、光
分波用、光合波用、光トランシーバなどの用途に用いる
ことができる。
【0019】しかも、この光合分波器にあっても、光導
波路を大きく湾曲させる必要が無く、好ましい実施態様
では光導波路を直線状に形成することができるので、光
合分波器を小型化することができる。よって、光学部品
を含めたモジュールの小型化も可能になる。また、光導
波路を大きく湾曲させる必要がないので、光が光導波路
から漏れにくく、光合分波器の導波効率を高くできる。
【0020】本発明にかかる光合分波器の実施態様にあ
っては、前記反射面を傾斜面としており、さらには、こ
の傾斜面を曲面状に形成している。この実施形態によれ
ば、反射面の傾斜角度を調整することにより、光の反射
方向を容易に制御することができる。また、反射面を曲
面状に形成することで、反射面にレンズ作用や集光作用
などを持たせることもできる。
【0021】なお、この発明の以上説明した構成要素
は、可能な限り任意に組み合わせることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図3は本発明
の第1の実施形態に係る光合分波器21の概略構成を示
す断面図である。この光合分波器21は、複製、例えば
射出成形で作製された樹脂製のクラッド基板22と、ク
ラッド基板22に成形された直線状の溝にコア材料を充
填して形成され光導波路23と、光導波路23上面の少
なくとも一部を含む領域に形成された、所定の波長域の
光信号のみを通過させるフィルタ24とを備えている。
また、光導波路23のうち、フィルタ24に対向する箇
所では、光導波路23の底面(あるいは、溝の底面)の
一部が光導波路23をほぼ塞ぐようにして内側ないし上
方へ向けて突出しており、その両面に傾斜面28を構成
している。両傾斜面28は図3に示す断面で左右対称な
形状となっている。また、傾斜面28は、平らな面でも
よいが、この実施形態では、傾斜面28は断面凹面状に
湾曲している。
【0023】図3は、この光合分波器21を光トランシ
ーバとして用いた例を示している。すなわち、この場合
には、半導体レーザや発光ダイオードなどで実現される
発光素子25は、光導波路23の一方端面23aと光学
的に接続できるように光導波路23の端面23aに対向
して配置されている。送受信信号の伝送路となる光ファ
イバ27は、光導波路23の他方の端面23bと光学的
に接続できるように光導波路23の端面23bに対向し
て配置されている。フォトダイオードやフォトトランジ
スタなどで実現される受光素子26はフィルタ24を介
して光導波路23の上面、特に傾斜面28の上方に配置
されている。
【0024】次に、この光合分波器21の光トランシー
バ動作について説明する。発光素子25から出射され、
光導波路23に入射される送信信号は、フィルタ24を
透過しない波長域(反射波長域)の光信号となってい
る。従って、発光素子25から送信信号が出射された場
合、この送信信号は破線矢印Y1で示すように光導波路
23を伝搬する。このとき傾斜面28に当たった送信信
号は傾斜面28で全反射されてフィルタ24に入射する
が、送信信号はフィルタ24で反射されて再び光導波路
23に戻り、他方の傾斜面28で全反射して再び光導波
路23を伝搬し、光ファイバ27に入射する。
【0025】また、光ファイバ27により伝送されてく
る受信信号は、フィルタ24を透過する波長域の光信号
となっている。従って、光ファイバ27から伝送されて
きた受信信号は光導波路23内に入射して光導波路23
内を伝搬する。光導波路23内を伝搬する受信信号は、
傾斜面28に当たって全反射されてフィルタ24に入射
し、フィルタ24を透過して受光素子26により受信さ
れる。
【0026】本発明の光合分波器21によれば、フィル
タ24により光が反射される側を1本の光導波路23、
特に直線上の光導波路で形成することが可能になるの
で、光合分波器21を小型化することができる。さら
に、この実施形態では、フィルタ透過側でも、フィルタ
24上に受光素子26を実装するだけでよいので、受光
素子26等を含めたモジュールのサイズを非常に小さく
することができる。また、本発明の光合分波器21によ
れば、光導波路を曲げて形成する必要がないので、光導
波路の曲がりによる光伝搬損失が生じることがなくな
り、光導波路全体として光伝搬損失を少なくできる。さ
らに、この実施形態では、傾斜面28を凹面状に湾曲さ
せているので、傾斜面28にレンズ作用や集光作用を持
たせることができ、別途レンズなどを用いることなく低
損失で受光素子26に光信号を入射させることができ
る。
【0027】なお、本実施形態では、光導波路23の端
面23aに対向して発光素子25を設けた場合を示した
が、発光素子に代わり、送信機からの送信信号を伝搬す
る光ファイバを接続していてもよい。
【0028】また、図3の構成において、発光素子25
に代えて受光素子を配置すれば、光ファイバ27(4
1)から伝送されてきた波長多重の光信号をフィルタ2
4で2つの波長域に分波させ、一方の波長域(フィルタ
反射波長域)の光信号を光導波路23端面の受光素子に
入射させ、他方の波長域(フィルタ透過波長域)の光信
号をフィルタ24の上の受光素子26に入射させること
ができる。
【0029】また、図4に示すように、光導波路23の
端面23aに対向させて発光素子25を設け、フィルタ
24の上に発光素子25aを配置すれば、両発光素子2
5、25aから出射された光信号Y1、Y2を合波させ
た波長多重信号を光ファイバ27へ送り出すことができ
る。
【0030】(第2の実施形態)図5は本発明の第2の
実施形態に係る光合分波器31の概略構成を示す断面図
である。この光合分波器31では、フィルタ38を挟ん
で2枚のクラッド基板32、34を貼り合わせている。
下方のクラッド基板32は、複製、例えば射出成形で作
製された樹脂製の基板であって、クラッド基板32の上
面に成形された直線状の溝にコア材料を充填して光導波
路33が形成されており、光導波路33の両端面はクラ
ッド基板32の外周面に露出している。また、光導波路
33の底面(あるいは、溝の底面)の一部が光導波路3
3をほぼ塞ぐようにして内側ないし上方へ向けて突出し
ており、その両面に傾斜面36が形成されている。両傾
斜面36は図5に示す断面で左右対称な形状となってい
る。また、傾斜面36は、平らな面でもよいが、この実
施形態では断面凹面状に湾曲している。
【0031】上方のクラッド基板34も複製、例えば射
出成形で作製された樹脂製の基板であって、クラッド基
板34の下面に成形された溝にコア材料を充填して光導
波路35が形成されている。この光導波路35の一方端
面35aはクラッド基板34の外周端面に露出してお
り、光導波路35の他方端部は、下方のクラッド基板3
2に形成された傾斜面36の領域を覆うように配置され
ており、この光導波路35の他方端部にも傾斜面37が
形成されている。この傾斜面37も、平らな面でもよい
が、この実施形態では断面凹面状に湾曲している。
【0032】上下のクラッド基板34、32間に挟まれ
たフィルタ38は、所定の波長域の光信号のみを通過さ
せるものであり、少なくとも両光導波路35、33の重
なり合っている領域に設ける必要があるが、製造工程な
どを考慮すると、クラッド基板34、32の接合領域全
体に設けておくことが好ましい。
【0033】図5は、この光合分波器31を光トランシ
ーバとして用いた例を示している。すなわち、光導波路
33の端面33aには、光導波路33の一方端面33a
と光学的に接続できるように半導体レーザや発光ダイオ
ードなどで実現される発光素子40を対向させてあり、
光導波路33の端面33bには、光導波路33の他方の
端面33bと光学的に接続できるように送受信信号の伝
送路となる光ファイバ41を対向させている。また、光
導波路35の端面35aには、フォトダイオードやフォ
トトランジスタなどで実現される受光素子39を対向さ
せている。
【0034】次に、この光合分波器31の光トランシー
バ動作について説明する。発光素子40から出射され、
光導波路33に入射される送信信号は、フィルタ38を
透過しない波長域の光信号となっている。従って、発光
素子40から送信信号が出射された場合、この送信信号
は破線矢印Y1で示すように光導波路33を伝搬する。
このとき傾斜面36に当たった送信信号は傾斜面36で
全反射されてフィルタ24に入射するが、送信信号はフ
ィルタ38で反射されて再び光導波路33に戻り、他方
の傾斜面36で全反射して再び光導波路33を伝搬し、
光ファイバ41に入射される。
【0035】また、光ファイバ41により伝送されてく
る受信信号は、フィルタ38を透過する波長域の光信号
となっている。従って、光ファイバ41から伝送されて
きた受信信号は光導波路33内に入射して光導波路33
内を伝搬する。光導波路33内を伝搬する受信信号は、
傾斜面36に当たって全反射されてフィルタ38に入射
し、フィルタ38を透過して光導波路35内に入る。光
導波路35内に入った受信信号は、傾斜面37で反射さ
れて伝搬方向を曲げられ、光導波路35内を伝搬して受
光素子39により受信される。
【0036】この光合分波器31でも、フィルタ38に
より光が反射される側を1本の光導波路33、特に直線
上の光導波路で形成することが可能になるので、光合分
波器31を小型化することができる。特に、発光素子4
0と受光素子39を接近させて配置することができ、し
かも基板厚み方向に重ねて配置することができるので、
光合分波器31をきわめて小さくすることができる。ま
た、本発明の光合分波器31によれば、光導波路33、
35を曲げて形成する必要がないので、光導波路の曲が
りによる光伝搬損失が生じることがなくなり、光導波路
全体として光伝搬損失を少なくできる。さらに、この実
施形態では、傾斜面36を凹面状に湾曲させているの
で、傾斜面36にレンズ作用や集光作用を持たせること
ができ、別途レンズなどを用いることなく受光素子に光
信号を入射させることができる。
【0037】なお、本実施形態でも、光導波路33の端
面33aに対向して発光素子40を設けた場合を示した
が、発光素子に代わり、送信機からの送信信号を伝搬す
る光ファイバを接続していてもよい。
【0038】また、図5の構成において、発光素子40
に代えて受光素子を配置すれば、光ファイバ27(4
1)から伝送されてきた波長多重の光信号をフィルタ3
8で2つの波長域に分波させ、一方の波長域(フィルタ
反射波長域)の光信号を光導波路33端面の受光素子に
入射させ、他方の波長域(フィルタ透過波長域)の光信
号を光導波路35端面の受光素子39に入射させること
ができる。
【0039】また、図示しないが、第1の実施形態の場
合と同様に、光導波路33の端面に対向させて発光素子
を設け、フィルタ38の上にも発光素子を配置すれば、
両発光素子から出射された光信号を合波させた波長多重
信号を光ファイバへ送り出すことができる。
【0040】(第3の実施形態)図6は本発明の第3の
実施形態に係る光合分波器51の概略構成を示す断面図
である。この光合分波器51では、接着剤56によって
2枚のクラッド基板54、52を貼り合わせている。下
方のクラッド基板54は、複製、例えば射出成形で作製
された樹脂製の基板であって、クラッド基板54の上面
に成形された直線状の溝にコア材料を充填して光導波路
55が形成されている。光導波路55の一方端部は一定
の断面積で直線状に形成されており、その端面55aは
クラッド基板54の外周面において比較的大きな面積で
露出している。また、光導波路55の他方端部において
は、光導波路55の底面(あるいは、溝の底面)の一部
が光導波路55を塞ぐようにして内側ないし上方へ向け
て突出して傾斜面58が形成されている。傾斜面58は
平らな面でもよいが、この実施形態では断面凹面状に湾
曲している。この結果、この箇所では光導波路55の端
面は比較的小さな面積でクラッド基板54の外周面に露
出している。
【0041】上方のクラッド基板52も下方のクラッド
基板54と同じ構造を有している。すなわち、上方のク
ラッド基板52は、複製、例えば射出成形で作製された
樹脂製の基板であって、クラッド基板52の下面に成形
された直線状の溝にコア材料を充填して光導波路53が
形成されている。光導波路53の一方端部は一定の断面
積で直線状に形成されており、その端面53aはクラッ
ド基板52の外周面において比較的大きな面積で露出し
ている。また、光導波路53の他方端部においては、光
導波路53の天面(あるいは、溝の上面)の一部が光導
波路55を塞ぐようにして内側ないし下方へ向けて突出
して傾斜面57が形成されている。傾斜面57は平らな
面でもよいが、この実施形態では断面凹面状に湾曲して
いる。この結果、この箇所では光導波路53の端面は比
較的小さな面積でクラッド基板52の外周面に露出して
いる。
【0042】上下のクラッド基板52とクラッド基板5
4は接着剤56を挟んで貼り合わされており、上下の光
導波路53、55どうしが重なり合っている。そして、
傾斜面57、58が形成されている側の光導波路53、
55の端面に対向させるようにして両基板52、54の
外周面に所定の波長域の光信号のみを通過させるフィル
タ59が接着されている。ここで、光導波路53、55
どうしが隣接しているにもかかわらず、両光導波路5
3、55間には接着剤56の層が存在していてクラッド
層として働くので、光導波路53内を伝搬する光が光導
波路55へ漏れることはなく、逆に、光導波路55内を
伝搬する光が光導波路53へ漏れることはない。
【0043】図6は、この光合分波器51を光分波用に
用いた例を示している。すなわち、光導波路53の端面
53aには、光信号伝送用の光ファイバ60が光学的に
接続されており、光導波路55の端面55aには、光信
号伝送用の光ファイバ61が光学的に接続されており、
フィルタ59を介して光導波路53、55の他方端面に
は光ファイバ62が光学的に接続されている。
【0044】しかして、この光合分波器51において
は、光ファイバ60からフィルタ透過波長域の光信号が
伝送されてくると、この光信号は、図6にY1で示すよ
うに、光導波路53内に入射して光導波路53内を伝搬
する。光導波路53内を伝搬した光信号は傾斜面57で
反射された後、光導波路53から出射されてフィルタ5
9に達する。この光はフィルタ透過波長域の光であるた
め、フィルタ59を通過して光ファイバ62に入り、光
ファイバ62によって伝送される。
【0045】これに対し、光ファイバ60からフィルタ
反射波長域の光信号が伝送されてくると、この光信号
は、図6にY2で示すように、光導波路53内に入射し
て光導波路53内を伝搬する。光導波路53内を伝搬し
た光信号は傾斜面57で反射されることによって光導波
路55側へ傾いた角度で光導波路53から出射されてフ
ィルタ59に達する。この光はフィルタ反射波長域の光
であるため、フィルタ59で反射された後、下方の光導
波路55内に入射し、光導波路55を伝搬して光ファイ
バ61に入り、光ファイバ61によって伝送される。
【0046】この光合分波器51でも、光導波路53、
55を直線状の光導波路で形成することが可能になるの
で、光合分波器51を小型化することができる。特に、
光ファイバ60、61どうしを接近させて配置すること
ができ、しかも基板厚み方向に重ねて配置することがで
きるので、光合分波器51をきわめて小さくすることが
できる。また、本発明の光合分波器51によれば、光導
波路を曲げて形成する必要がないので、光導波路の曲が
りによる光伝搬損失が生じることがなくなり、光導波路
全体として光伝搬損失を少なくできる。さらに、この実
施形態では、傾斜面57、58を凹面状に湾曲させてい
るので、傾斜面57、58にレンズ作用や集光作用を持
たせることができ、別途レンズなどを用いることなく光
ファイバ62等に光信号を入射させることができる。
【0047】なお、本実施形態でも、第1の実施形態や
第2の実施形態の場合と同様、適宜光学素子の種類や配
置を変更して合波用などにも使用できるのはもちろんで
ある。
【0048】
【発明の効果】本発明の光合分波器にあっては、光導波
路を大きく湾曲させる必要が無く、好ましい実施態様で
は光導波路を直線状に形成することができるので、光合
分波器を小型化することができる。よって、光学部品を
含めたモジュールの小型化も可能になる。また、光導波
路を大きく湾曲させる必要がないので、光が光導波路か
ら漏れにくく、光合分波器の導波効率を高くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光合分波器の概略構成を示す平面図であ
る。
【図2】別な従来の光合分波器の概略構成を示す平面図
である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る光合分波器の概
略構成を示す断面図である。
【図4】同上の光合分波器の異なる使用状態を説明する
概略断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る光合分波器の概
略構成を示す断面図である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る光合分波器の概
略構成を示す断面図である。
【符号の説明】
21、31、51 光合分波器 22、32、52、34、54 クラッド基板 23、33、53、35、55 光導波路 24、38、59 フィルタ 28、36、37、57、58 傾斜面 56 接着層
フロントページの続き (72)発明者 細川 速美 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 Fターム(参考) 2H047 KA03 LA12 MA05 RA08 TA01 TA43

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光導波路の外周面の一部に対向させて所
    定の波長域の光を透過させると共に異なる波長域の光を
    反射させるためのフィルタを設け、該光導波路を伝搬す
    る光を前記フィルタへ向けて反射させるための反射面を
    前記フィルタとほぼ対向する位置に設けたことを特徴と
    する光合分波器。
  2. 【請求項2】 前記フィルタで反射された光を前記光導
    波路の光軸方向とほぼ平行な方向へ向けて反射させるた
    めの反射面を前記フィルタとほぼ対向する位置に設けた
    ことを特徴とする、請求項1に記載の光合分波器。
  3. 【請求項3】 異なる光導波路をクラッド層を介して積
    層すると共に両光導波路のそれぞれの一方端面を積層方
    向に位置を揃え、少なくとも一方の光導波路の当該端面
    から出射される光を他方の光導波路側へ向けて出射させ
    るための反射面を少なくとも一方の光導波路の端部に設
    け、両光導波路の当該端面に対向させて所定の波長域の
    光を透過させると共に異なる波長域の光を反射させるた
    めの反射面を設けたことを特徴とする光合分波器。
  4. 【請求項4】 前記反射面は、傾斜面となっていること
    を特徴とする、請求項1又は3に記載の光合分波器。
  5. 【請求項5】 前記反射面を曲面状に形成したことを特
    徴とする、請求項4に記載の光合分波器。
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