JP2003207515A - 衝撃検知装置及びそれを用いたディスク装置 - Google Patents

衝撃検知装置及びそれを用いたディスク装置

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JP2003207515A
JP2003207515A JP2002003871A JP2002003871A JP2003207515A JP 2003207515 A JP2003207515 A JP 2003207515A JP 2002003871 A JP2002003871 A JP 2002003871A JP 2002003871 A JP2002003871 A JP 2002003871A JP 2003207515 A JP2003207515 A JP 2003207515A
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Tetsuya Takashima
哲也 高島
Yoichi Kondo
近藤  洋一
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク装置等の故障の原因が耐衝撃性能以
上の衝撃によるものか否かを容易に且つ確実に判断でき
る衝撃検知装置及びそれを用いたディスク装置を提供す
ることである。 【解決手段】 衝撃作用部材を支持部材に設けられた弾
性体部により支持し、当該装置の耐衝撃性能を示す値以
上の衝撃が加わったとき、衝撃作用部材が弾性体部を変
形して移動し、この衝撃作用部材の移動状態を確認でき
るよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク装置等に
対する外部からの衝撃状態を検知する衝撃検知装置及び
それを用いたディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のディスク装置、例えばハードディ
スク装置(HDD)において、磁気ヘッドが高速回転の
ディスク上を半径方向にシークして、目標トラックに対
する書き込み又は読み込みを行うよう構成されている。
このようなディスク装置においては、磁気ヘッドを移動
させるためのキャリッジ機構は、ディスクの周辺部近傍
のピボット点を中心に回動し、磁気ヘッドがディスク表
面上で一定の弧を描いて揺動するよう構成されている。
従来、このようなハードディスク装置は据え置き型のパ
ーソナルコンピュータに用いられており、キャリッジ機
構に対して大きな衝撃が加わることは殆どなく、そのよ
うな衝撃によりハードディスク装置が壊れることを考慮
する必要はほとんどなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、小型のディスク
装置は、携帯型のパーソナルコンピュータやムービー等
に搭載されており、動作時、非動作時に係わらずディス
ク装置の耐衝撃性能以上の外部衝撃を受けやすい状況と
なってきた。したがって、携帯型のパーソナルコンピュ
ータ等において、もしディスク装置が壊れた場合、その
原因がその製品の設計上のあるいはその種製品の規格上
の耐衝撃性能以上の外部衝撃力を受けたことによるもの
か、それ以外の理由によるものかを容易に判断すること
はできなかった。このため、ディスク装置の耐衝撃性能
以上の外部衝撃力が故障の原因であったとしても、製造
者は故障の原因を耐衝撃性能以上の外部衝撃力に特定す
ることができないため、保証期間内にあっては修理費用
等を製造者が負担しなければならないという問題があっ
た。本発明の目的は、ディスク装置等の故障の原因が規
格上の耐衝撃性能以上の衝撃によるものか否かを容易に
且つ確実に判断できる衝撃検知装置及びそれを用いたデ
ィスク装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る衝撃検知装
置は、実質的に球状の衝撃作用部材と、前記衝撃作用部
材を支持し、実質的に半球面状の凹部を有する少なくと
も2つの弾性体部と、前記弾性体部の凹部が対向するよ
う設けられた支持部材と、前記衝撃作用部材が前記弾性
体部により両側から支持されるよう前記支持部材を所望
の間隔に配置し、外部から前記衝撃作用部材を目視でき
るよう構成されたカバー部材と、を具備する。このよう
に構成された衝撃検知装置は、当該衝撃検知装置が装着
されたディスク装置等の破損の原因が耐衝撃性能以上の
衝撃によるものか否かを容易に判定できる。
【0005】他の観点の発明による衝撃検知装置は、実
質的に球状に形成されており、当該球の中心を通過する
直線と交差する外周面における相反する位置に凹部を有
する衝撃作用部材と、前記衝撃作用部材を支持し、実質
的に半球面状の凸部を有する少なくとも2つの弾性体部
と、前記弾性体部の凸部が対向するよう設けられた支持
部材と、前記衝撃作用部材の凹部が前記弾性体部の凸部
により両側から支持されるよう前記支持部材を所望の間
隔に配置し、外部から前記衝撃作用部材を目視できるよ
う構成されたカバー部材と、を具備する。このように構
成された衝撃検知装置は、当該衝撃検知装置が装着され
たディスク装置等の故障の原因が耐衝撃性能以上の衝撃
によるものか否かを容易に且つ確実に判断できる。
【0006】他の観点の発明による衝撃検知装置は、実
質的に球状の衝撃作用部材と、前記衝撃作用部材を支持
し、シート状の少なくとも2つの弾性体部と、前記弾性
体部が対向するよう設けられた支持部材と、前記衝撃作
用部材が前記弾性体部により両側から支持されるよう前
記支持部材を所望の間隔に配置し、外部から前記衝撃作
用部材を目視できるよう構成されたカバー部材と、を具
備する。このように構成された衝撃検知装置は、当該衝
撃検知装置が装着されたディスク装置等の故障の原因が
耐衝撃性能以上の衝撃によるものか否かを容易に且つ確
実に判断できる。
【0007】他の観点の発明による衝撃検知装置は、イ
ナーシャ・ウェイトを有し、前記イナーシャ・ウェイト
の重心位置を通る直線と交差する外面における相反する
位置に突起を有する衝撃作用部材と、前記衝撃作用部材
の突起を支持する少なくとも2つの弾性体部と、前記弾
性体部が対向するよう設けられた支持部材と、前記衝撃
作用部材の突起が前記弾性体部により両側から支持され
るよう前記支持部材を所望の間隔に配置し、外部から前
記衝撃作用部材を目視できるよう構成されたカバー部材
と、を具備する。このように構成された衝撃検知装置
は、当該衝撃検知装置が装着されたディスク装置等の故
障の原因が耐衝撃性能以上の衝撃によるものか否かを容
易に且つ確実に判断できる。
【0008】他の観点の発明による衝撃検知装置は、イ
ナーシャ・ウェイトを有し、前記イナーシャ・ウェイト
の外面における相反する位置に突起を有する衝撃作用部
材と、前記衝撃作用部材の突起を支持する弾性体部と、
少なくとも2つの前記弾性体部が対向するよう設けられ
た支持部材と、前記衝撃作用部材の突起が前記弾性体部
により両側から支持されるよう前記支持部材を所望の間
隔に配置し、外部から前記衝撃作用部材を目視できるよ
う構成されたカバー部材と、を具備する。このように構
成された衝撃検知装置は、当該衝撃検知装置が装着され
たディスク装置等の故障の原因が耐衝撃性能以上の衝撃
によるものか否かを容易に且つ確実に判断できる。
【0009】他の観点の発明による衝撃検知装置は、イ
ナーシャ・ウェイトを有し、前記イナーシャ・ウェイト
の相反する外面における一方の面の実質的な中心位置に
1つの突起を有し、他方の面に複数の突起を有する衝撃
作用部材と、前記衝撃作用部材の突起を支持する弾性体
部と、前記弾性体部が対向する面に設けられた支持部材
と、前記衝撃作用部材の突起が前記弾性体部により両側
から支持されるよう前記支持部材を所望の間隔に配置
し、外部から前記衝撃作用部材を目視できるよう構成さ
れたカバー部材と、を具備する。このように構成された
衝撃検知装置は、当該衝撃検知装置が装着されたディス
ク装置等の故障の原因が耐衝撃性能以上の衝撃によるも
のか否かを容易に且つ確実に判断できる。
【0010】本発明に係るディスク装置は、情報の書き
込み領域を有するディスク、前記ディスクを回転するス
ピンドルモータ、前記ディスクに対する情報の記録又は
再生を行う磁気ヘッドを有して、旋回軸を中心に回動可
能に構成されたキャリッジ、前記磁気ヘッドを前記ディ
スクの目標トラックへ移動するよう前記キャリッジを駆
動する旋回駆動手段、前記スピンドルモータの固定側で
あるステータと前記キャリッジの旋回軸が固定された筐
体、前記筐体に実質的に固定された衝撃検知装置を具備
し、前記衝撃検知装置が、実質的に球状の衝撃作用部材
と、前記衝撃作用部材を支持し、実質的に半球面状の凹
部を有する少なくとも2つの弾性体部と、前記弾性体部
の凹部が対向するよう設けられた支持部材と、前記衝撃
作用部材が前記弾性体部により両側から支持されるよう
前記支持部材を所望の間隔に配置し、外部から前記衝撃
作用部材を目視できるよう構成されたカバー部材と有す
る。このように構成されたディスク装置は、当該ディス
ク装置の故障の原因が耐衝撃性能以上の衝撃によるもの
か否かを容易に且つ確実に判断できる。
【0011】他の観点の発明によるディスク装置は、情
報の書き込み領域を有するディスク、前記ディスクを回
転するスピンドルモータ、前記ディスクに対する情報の
記録又は再生を行う磁気ヘッドを有して、旋回軸を中心
に回動可能に構成されたキャリッジ、前記磁気ヘッドを
前記ディスクの目標トラックへ移動するよう前記キャリ
ッジを駆動する旋回駆動手段、前記スピンドルモータの
固定側であるステータと前記キャリッジの旋回軸が固定
された筐体、前記筐体に実質的に固定された衝撃検知装
置を具備し、前記衝撃検知装置が、実質的に球状に形成
されており、当該球の中心を通過する直線と交差する外
周面における相反する位置に凹部を有する衝撃作用部材
と、前記衝撃作用部材を支持し、実質的に半球面状の凸
部を有する少なくとも2つの弾性体部と、前記弾性体部
の凸部が対向するよう設けられた支持部材と、前記衝撃
作用部材の凹部が前記弾性体部の凸部により両側から支
持されるよう前記支持部材を所望の間隔に配置し、外部
から前記衝撃作用部材を目視できるよう構成されたカバ
ー部材と有する。このように構成されたディスク装置
は、当該ディスク装置の故障の原因が耐衝撃性能以上の
衝撃によるものか否かを容易に且つ確実に判断できる。
【0012】他の観点の発明によるディスク装置は、情
報の書き込み領域を有するディスク、前記ディスクを回
転するスピンドルモータ、前記ディスクに対する情報の
記録又は再生を行う磁気ヘッドを有して、旋回軸を中心
に回動可能に構成されたキャリッジ、前記磁気ヘッドを
前記ディスクの目標トラックへ移動するよう前記キャリ
ッジを駆動する旋回駆動手段、前記スピンドルモータの
固定側であるステータと前記キャリッジの旋回軸が固定
された筐体、前記筐体に実質的に固定された衝撃検知装
置を具備し、前記衝撃検知装置が、実質的に球状の衝撃
作用部材と、前記衝撃作用部材を支持し、シート状の少
なくとも2つの弾性体部と、前記弾性体部が対向するよ
う設けられた支持部材と、前記衝撃作用部材が前記弾性
体部により両側から支持されるよう前記支持部材を所望
の間隔に配置し、外部から前記衝撃作用部材を目視でき
るよう構成されたカバー部材とを有する。このように構
成されたディスク装置は、当該ディスク装置の故障の原
因が耐衝撃性能以上の衝撃によるものか否かを容易に且
つ確実に判断できる。
【0013】他の観点の発明によるディスク装置は、情
報の書き込み領域を有するディスク、前記ディスクを回
転するスピンドルモータ、前記ディスクに対する情報の
記録又は再生を行う磁気ヘッドを有して、旋回軸を中心
に回動可能に構成されたキャリッジ、前記磁気ヘッドを
前記ディスクの目標トラックへ移動するよう前記キャリ
ッジを駆動する旋回駆動手段、前記スピンドルモータの
固定側であるステータと前記キャリッジの旋回軸が固定
された筐体、前記筐体に実質的に固定された衝撃検知装
置を具備し、前記衝撃検知装置が、イナーシャ・ウェイ
トを有し、前記イナーシャ・ウェイトの重心位置を通る
直線と交差する外面における相反する位置に突起を有す
る衝撃作用部材と、前記衝撃作用部材の突起を支持する
少なくとも2つの弾性体部と、前記弾性体部が対向する
よう設けられた支持部材と、前記衝撃作用部材の突起が
前記弾性体部により両側から支持されるよう前記支持部
材を所望の間隔に配置し、外部から前記衝撃作用部材を
目視できるよう構成されたカバー部材とを有する。この
ように構成されたディスク装置は、当該ディスク装置の
故障の原因が耐衝撃性能以上の衝撃によるものか否かを
容易に且つ確実に判断できる。
【0014】他の観点の発明によるディスク装置は、情
報の書き込み領域を有するディスク、前記ディスクを回
転するスピンドルモータ、前記ディスクに対する情報の
記録又は再生を行う磁気ヘッドを有して、旋回軸を中心
に回動可能に構成されたキャリッジ、前記磁気ヘッドを
前記ディスクの目標トラックへ移動するよう前記キャリ
ッジを駆動する旋回駆動手段、前記スピンドルモータの
固定側であるステータと前記キャリッジの旋回軸が固定
された筐体、前記筐体に実質的に固定された衝撃検知装
置を具備し、前記衝撃検知装置が、イナーシャ・ウェイ
トを有し、前記イナーシャ・ウェイトの相反する外面に
おける位置に突起を有する衝撃作用部材と、前記衝撃作
用部材の突起を支持する弾性体部と、少なくとも2つの
前記弾性体部が対向するよう設けられた支持部材と、前
記衝撃作用部材の突起が前記弾性体部により両側から支
持されるよう前記支持部材を所望の間隔に配置し、外部
から前記衝撃作用部材を目視できるよう構成されたカバ
ー部材とを有する。このように構成されたディスク装置
は、当該ディスク装置の故障の原因が耐衝撃性能以上の
衝撃によるものか否かを容易に且つ確実に判断できる。
【0015】他の観点の発明によるディスク装置は、情
報の書き込み領域を有するディスク、前記ディスクを回
転するスピンドルモータ、前記ディスクに対する情報の
記録又は再生を行う磁気ヘッドを有して、旋回軸を中心
に回動可能に構成されたキャリッジ、前記磁気ヘッドを
前記ディスクの目標トラックへ移動するよう前記キャリ
ッジを駆動する旋回駆動手段、前記スピンドルモータの
固定側であるステータと前記キャリッジの旋回軸が固定
された筐体、前記筐体に実質的に固定された衝撃検知装
置を具備し、前記衝撃検知装置が、イナーシャ・ウェイ
トを有し、前記イナーシャ・ウェイトの相反する外面に
おける一方の面の実質的な中心位置に1つの突起を有
し、他方の面に複数の突起を有する衝撃作用部材と、前
記衝撃作用部材の突起を支持する弾性体部と、前記弾性
体部が対向する面に設けられた支持部材と、前記衝撃作
用部材の突起が前記弾性体部により両側から支持される
よう前記支持部材を所望の間隔に配置し、外部から前記
衝撃作用部材を目視できるよう構成されたカバー部材と
を有する。このように構成されたディスク装置は、当該
ディスク装置の故障の原因が耐衝撃性能以上の衝撃によ
るものか否かを容易に且つ確実に判断できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の衝撃検知装置及び
それを用いたディスク装置の好適な実施の形態について
添付の図面を用いて説明する。
【0017】《実施の形態1》図1は、本発明に係る実
施の形態1の衝撃検知装置を搭載した磁気ディスク装置
の概略を示す斜視図である。図1において、実施の形態
1の磁気ディスク装置は、磁気ディスク7を保持するデ
ィスククランプ8と、磁気ディスク7を回転させるスピ
ンドルモータ(図示せず)と、磁気ディスク7に対して
情報を記録再生する磁気ヘッド(図示せず)を搭載した
キャリッジ9と、キャリッジ9を駆動して磁気ヘッドを
移動させるボイスコイルモータ(以下、VCMと略称)
10が、シャーシ11の内部に配設されている。このシ
ャーシ11にはトップカバー21が取り付けられ、シャ
ーシ11内部への塵の侵入が防止されている。シャーシ
11にはスピンドルモータの固定部であるステータが固
定されている。
【0018】キャリッジ9は、その先端部分で磁気ヘッ
ドを支持するサスペンション部12と、このサスペンシ
ョン部12を保持するアーム部13とを有しており、シ
ャーシ11に固定された軸部14により回転自在に軸支
されている。キャリッジ9におけるサスペンション部1
2と軸部14を挟んで反対側(末端部分)にはVCM1
0のコイル15が設けられている。VCM10は、キャ
リッジ9の末端部分に設けられたコイル15と、このコ
イル15に磁界を作用させるための磁気回路とで構成さ
れている。この磁気回路は、キャリッジ9の末端部分の
上下に所定の隙間を有して対向配置された一対のヨーク
16と、ヨーク16の一方の対向面に固着されたマグネ
ット17とにより構成されている。キャリッジ9の末端
部分は対向配置された一対のヨーク16の内部を移動可
能に構成されている。したがって、コイル15に電流を
流すことにより、コイル15には駆動力が発生して、キ
ャリッジ9を軸部14の軸芯廻りに回転させる。これに
より、サスペンション部12が旋回して、磁気ヘッドを
磁気ディスク7の目標トラックの位置へ移動させる。
【0019】図1において、シャフト18aは対向する
ヨーク16間の隙間を確保するものであり、シャフト1
8aに外嵌された弾性体のストッパ18bはキャリッジ
9の過度の回転を抑止している。これらのシャフト18
aとストッパ18bは、キャリッジ9の両側に1対設け
られており、シャーシ11に固定されている。。磁気デ
ィスク7の外縁近傍であってサスペンション部12の先
端部分に形成されたロードタブ20が移動する軌跡上に
は、その軌跡に沿って上り勾配、下り勾配を有するラン
プ19が設けられている。磁気ディスク装置の非動作時
において、サスペンション部12の先端のロードタブ2
0がランプ19の頂部を乗り越えた待避位置に移動し、
サスペンション部12にある磁気ヘッドを磁気ディスク
7の記録面上から待避させている。
【0020】上記のようにサスペンション部12の先端
にロードタブ20を設けてランプ19で休止するよう構
成されているため、サスペンション部12が変形しても
磁気ヘッドは磁気ディスク7と接触して損傷することが
無く、非動作時における耐衝撃性能は向上している。し
かし、上記のような休止状態においても、外部からその
ディスク装置の耐衝撃性能を越える大きな衝撃力が装置
全体に加えられた場合には、サスペンション部12のロ
ードタブ20とランプ19との間の接触抵抗ではキャリ
ッジ9を休止状態に保持することができず、磁気ヘッド
が磁気ディスク7と接触して損傷させる場合がある。こ
のような耐衝撃性能を越える大きな衝撃力が装置全体に
加えられた否かを検知するために、実施の形態1には以
下に説明する衝撃検知装置1が設けられている。
【0021】本発明においては、衝撃検知装置1がディ
スク装置の組み立て時において、ディスク装置内の他の
部品等と干渉しない空間に配置されており、実施の形態
1の磁気ディスク装置においてはトップカバー21に設
置されている。次に、実施の形態1に係る衝撃検知装置
1の詳細な構成を図2から図4を用いて説明する。図2
は衝撃検知装置1の構成を一部破断して示す斜視図であ
り、図3は衝撃検知装置1の断面図である。図2及び図
3に示すように、上下に配置された支持部材3,3と、
円筒側面を構成する透明なカバー部材5により中空円筒
が形成されており、この中空円筒内部に半径R1の球状
の衝撃作用部材であるボール2が配置されている。
【0022】中空円筒における支持部材3の対向する内
面の中央部分には弾性部材4,4が設けられており、2
つの弾性部材4,4の対向する面には半径R2の球面状
の窪みが形成されている。衝撃作用部材であるボール2
は、対向する弾性体部4の間に挟着されており、弾性体
部4の球面状部分で支持されている。したがって、中空
円筒内のボール2の挟着状態は、透明な材料で形成され
たカバー部材5を通して目視できる構成である。実施の
形態1において、ボール2は金属又はプラスチック材で
構成され、弾性体部4はゴム材で構成されている。
【0023】図1に示すように、衝撃検知装置1の内部
のボール2が装置外部から目視できるように、衝撃検知
装置1はトップカバー21の表面に突出して設けられて
いる。ただし、衝撃検知装置1の一部はトップカバー2
1に埋設されており、可能な限り外観形状を小さくする
よう構成されている。なお、実施の形態1においては、
衝撃検知装置1を磁気ディスク装置のトップカバー21
に設けた例で説明したが、ディスク装置における他のパ
ーツと干渉しない位置であればいずれの場所にも設ける
ことが可能である。
【0024】実施の形態1において、衝撃作用部材のボ
ール2の半径R1と支持部材3に固定された弾性体部4
の球面状の窪み曲面の半径R2との関係は、曲面の半径
R2がボール2の半径R1と等しいか或いは多少大きく
形成されており、ボール2の直径(2×R1)が対向す
る弾性体部4の窪み曲面における最も近い距離(最近距
離)Lより大きく形成されている。すなわち、R2≧R
1、かつ、2R1>Lの関係を有している。
【0025】図4は外部から磁気ディスク装置に対して
この磁気ディスク装置の耐衝撃性能を越える大きな衝撃
力が加えられた場合の衝撃検知装置1内のボール2等の
挙動を示した断面図である。図4の(a)は衝撃検知装
置1が耐衝撃性能を越える大きな衝撃力を受ける前の通
常状態を示しており、ボール2は対向する弾性体部4で
支持されている。図4の(a)に示すように弾性体部4
で支持されていたボール2が耐衝撃性能を越える大きな
衝撃力が加えられたときその慣性力により、図4の
(b)及び(c)に示すようにボール2は弾性体部4を
押さえ付け、変形させて移動する。このようにボール2
が移動して衝撃検知装置1が通常状態でないことは、カ
バー部材5が透明な材料で作られているため容易に確認
可能である。衝撃作用部材であるボール2が移動する外
部からの衝撃の大きさは、ボール2の重さ、弾性体部4
の材質、弾性部材4の球面状の窪み曲面の半径R2の大
きさ、対向する弾性体部4の窪み曲面の最近距離Lの長
さ等により任意に調整可能である。
【0026】したがって、実施の形態1の磁気ディスク
装置においては、衝撃作用部材であるボール2が弾性部
材4から外れて移動する衝撃力の大きさを磁気ディスク
装置の耐衝撃性能のスペック値としておくことにより、
このスペック置以上の衝撃力が磁気ディスク装置に加わ
ったか否かをボール2の状態により容易に判断すること
が可能となる。
【0027】《実施の形態2》次に、本発明に係る実施
の形態2の衝撃検知装置を搭載したディスク装置につい
て説明する。実施の形態2のディスク装置において、衝
撃検知装置の構成以外は前述の図1で説明した実施の形
態1のディスク装置と同じである。実施の形態2の衝撃
検知装置1は、実施の形態1と同様に、衝撃検知装置1
をディスク装置の組み立て時に他のパーツと干渉しない
位置に設けられている。実施の形態2の衝撃検知装置1
の詳細な構成を図5及び図6を用いて説明する。図5は
実施の形態2の衝撃検知装置1の断面図である。図5に
示すように、上下に配置された支持部材3,3と、円筒
側面を構成する透明なカバー部材5により中空円筒が形
成されており、この中空円筒内部に略球状の衝撃作用部
材30が配置されている。実施の形態2における衝撃作
用部材30は、半径R4の曲面の凹部30aを有してい
る。
【0028】中空円筒における支持部材3の対向する内
面の中央部分には突起状の弾性部材31,31が設けら
れており、2つの弾性部材31,31の対向する面は半
径R4の球面状の凸部31aが形成されている。衝撃作
用部材30は、対向する弾性体部31,31の間に挟着
されており、衝撃作用部材30の凹部30aが弾性体部
31の球面状の凸部31aで支持されている。このよう
な中空円筒内の衝撃作用部材30の挟着状態は、透明な
材料で形成されたカバー部材5を通して目視できる構成
である。実施の形態2において、衝撃作用部材30は金
属又はプラスチック材で構成され、弾性体部4はゴム材
で構成されている。
【0029】実施の形態2において、衝撃作用部材30
の凹部30aの半径R3と支持部材3に固定された弾性
体部31の凸部31aの半径R4との関係は、凹部30
aの半径R3が凸部31aの半径R4と等しいか或いは
多少大きく形成されており、すなわち、R3≧R4の関
係を有している。
【0030】図6は外部からディスク装置に対してこの
ディスク装置の耐衝撃性能を越える大きな衝撃力が加え
られた場合の衝撃検知装置内の挙動を示した断面図であ
る。図6の(a)は衝撃検知装置1が耐衝撃性能を越え
る大きな衝撃力を受ける前の通常状態を示しており、衝
撃作用部材30は対向する弾性体部31で支持されてい
る。図6の(a)に示すように弾性体部31で支持され
ていた衝撃作用部材30が耐衝撃性能を越える大きな衝
撃力が加えられたときその慣性力により、図6の(b)
及び(c)に示すように衝撃作用部材30は弾性体部3
1を変形させて移動する。このように衝撃作用部材30
が移動して衝撃検知装置1が通常状態でないことは、カ
バー部材5が透明な材料で形成されているため容易に確
認可能である。衝撃作用部材30の移動が生じる外部か
らの衝撃の大きさは、衝撃作用部材30の重さ、衝撃作
用部材30の凹部30aの半径R3の大きさ、弾性体部
31の材質、弾性部材31の凸部31aの半径R4の大
きさ等により任意に調整可能である。
【0031】したがって、実施の形態2のディスク装置
においては、衝撃作用部材30が弾性部材31から外れ
て移動する衝撃力の大きさをディスク装置の耐衝撃性能
のスペック値としておくことにより、このスペック置以
上の衝撃力がディスク装置に加わったか否かを衝撃作用
部材30の状態により容易に判断することが可能とな
る。
【0032】《実施の形態3》次に、本発明に係る実施
の形態3の衝撃検知装置を搭載したディスク装置につい
て説明する。実施の形態3のディスク装置において、衝
撃検知装置の構成以外は前述の図1で説明した実施の形
態1のディスク装置と同じである。実施の形態3の衝撃
検知装置1は、実施の形態1と同様に、衝撃検知装置1
をディスク装置の組み立て時に他のパーツと干渉しない
位置に設けられている。実施の形態3の衝撃検知装置1
の詳細な構成を図7を用いて説明する。図7は実施の形
態3の衝撃検知装置1の断面図である。図7に示すよう
に、上下に配置された支持部材3,3と、円筒側面を構
成する透明なカバー部材5により中空円筒が形成されて
おり、この中空円筒内部に略球状の衝撃作用部材40が
配置されている。
【0033】中空円筒における支持部材3の対向する内
面の中央部分には厚みを有するシート状の弾性部材4
1,41が取り付けられている。衝撃作用部材40は、
対向する弾性体部41,41の間に挟着されて支持され
ている。このとき、弾性体部41,41は衝撃作用部材
40を支持するために衝撃作用部材40へ押し当てら
れ、衝撃作用部材40との接触面は弾性変形している。
このような中空円筒内の衝撃作用部材40の挟着状態
は、透明な材料で形成されたカバー部材5を通して目視
できる構成である。実施の形態3において、衝撃作用部
材40は金属又はプラスチック材で構成され、弾性体部
41はゴム材で構成されている。
【0034】実施の形態3において、弾性体部41で支
持されていた衝撃作用部材40が耐衝撃性能を越える大
きな衝撃力が加えられたときその慣性力により、衝撃作
用部材40は弾性体部41を変形させて移動する。この
ように衝撃作用部材40が移動して衝撃検知装置1が通
常状態でないことは、カバー部材5が透明な材料で作ら
れているため容易に確認可能である。衝撃作用部材40
の移動が生じる外部からの衝撃の大きさは、衝撃作用部
材40の重さ、弾性体部41の材質、弾性部材31の形
状等により任意に調整可能である。したがって、実施の
形態3のディスク装置においては、衝撃作用部材40が
弾性部材41から外れて移動する衝撃力の大きさをディ
スク装置の耐衝撃性能のスペック値としておくことによ
り、このスペック置以上の衝撃力がディスク装置に加わ
ったか否かを衝撃作用部材40の状態により容易に判断
することが可能となる。
【0035】《実施の形態4》次に、本発明に係る実施
の形態4の衝撃検知装置を搭載したディスク装置につい
て説明する。実施の形態4のディスク装置において、衝
撃検知装置の構成以外は前述の図1で説明した実施の形
態1のディスク装置と同じである。実施の形態4の衝撃
検知装置1は、実施の形態1と同様に、衝撃検知装置1
をディスク装置の組み立て時に他のパーツと干渉しない
位置に設けられている。
【0036】実施の形態4の衝撃検知装置1の詳細な構
成を図8及び図9を用いて説明する。図8は実施の形態
4の衝撃検知装置1の断面図である。図8に示すよう
に、上下に配置された支持部材3,3と、円筒側面を構
成する透明なカバー部材5により中空円筒が形成されて
おり、この中空円筒内部に略円筒状の衝撃作用部材50
が配置されている。衝撃作用部材50は、円筒に形成さ
れたイナーシャウェイト51と、そのイナーシャウェイ
ト51の円筒軸と同軸の突起52がイナーシャウェイト
51の上下から突出するよう形成されている。
【0037】中空円筒における支持部材3の対向する内
面の中央部分には球面状の窪みを有する弾性部材53,
53が設けられている。衝撃作用部材50の突起52,
52は、対向する弾性体部53,53により保持されて
いる。衝撃作用部材50の突起52,52の先端は曲面
に形成されており、弾性部材53,53の対向面と同じ
曲面に形成されている。このような中空円筒内の衝撃作
用部材50の保持状態は、透明な材料で形成されたカバ
ー部材5を通して目視できる構成である。実施の形態4
において、衝撃作用部材50のイナーシャウェイト51
は重量物である金属やプラスチック材で構成され、弾性
体部53はゴム材で構成されている。
【0038】実施の形態4において、弾性体部53で支
持されていた衝撃作用部材50が耐衝撃性能を越える大
きな衝撃力が加えられたときその慣性力により、衝撃作
用部材50は弾性体部53を変形させて移動する。この
ように衝撃作用部材50が移動して衝撃検知装置1が通
常状態でないことは、カバー部材5が透明な材料で形成
されているため容易に確認可能である。衝撃作用部材5
0が移動する外部からの衝撃の大きさは、衝撃作用部材
50のイナーシャウェイト51の重さ、衝撃作用部材5
0の突起52の形状、弾性体部53の材質、弾性部材5
3の形状等により任意に調整可能である。したがって、
実施の形態4のディスク装置においては、衝撃作用部材
50が弾性部材53から外れて移動する衝撃力の大きさ
をディスク装置の耐衝撃性能のスペック値としておくこ
とにより、このスペック置以上の衝撃力がディスク装置
に加わったか否かを衝撃作用部材50の状態により容易
に判断することが可能となる。
【0039】実施の形態4における衝撃作用部材50の
突起52の先端形状、及び弾性体部53の形状は、所定
の衝撃力が加わったとき外れる形状であればよく、各種
形状が考えられる。図9は衝撃作用部材50の突起52
の先端形状と、弾性体部53の形状との例を示す図であ
る。図9の(a)は、突起52の先端に凹面状の窪みが
形成されており、対向する弾性体部53が半球面状の突
起である。図9の(b)は、突起52の先端が平坦に形
成されており、弾性体部53が厚みを有するシード状で
ある。上記のような構成であっても所定の衝撃力が加わ
ったとき突起52と弾性体部53が外れる構成であれ
ば、上記実施の形態と同様の効果が得られる。また、イ
ナーシャ・ウェイト51の形状は任意に変更可能であ
り、イナーシャ・ウェイト51の重量及び大きさを変更
することにより、衝撃作用部材50が移動する外部から
の衝撃の大きを調整することができる。したがって、実
施の形態4においては、衝撃検知装置1の感度及び大き
さを容易に変更することをが可能となる。
【0040】《実施の形態5》次に、本発明に係る実施
の形態5の衝撃検知装置を搭載したディスク装置につい
て説明する。実施の形態5のディスク装置において、衝
撃検知装置の構成以外は前述の図1で説明した実施の形
態1のディスク装置と同じである。実施の形態5の衝撃
検知装置1は、実施の形態1と同様に、衝撃検知装置1
をディスク装置の組み立て時に他のパーツと干渉しない
位置に設けられている。
【0041】実施の形態5の衝撃検知装置1の詳細な構
成を図10及び図11を用いて説明する。図10は実施
の形態5の衝撃検知装置1の断面図である。図10に示
すように、上下に配置された支持部材3,3と、円筒側
面を構成する透明なカバー部材5により中空円筒が形成
されており、この中空円筒内部に略円筒状の衝撃作用部
材60が配置されている。衝撃作用部材60は、円筒に
形成されたイナーシャウェイト61と、そのイナーシャ
ウェイト61を支持する複数の突起62がイナーシャウ
ェイト61の上下から突出するよう形成されている。
【0042】中空円筒における支持部材3の対向する内
面には突起62と対向する位置に凸曲面状の先端を有す
る弾性部材63が設けられている。衝撃作用部材60の
突起62は、対向する弾性体部63により保持されてい
る。衝撃作用部材60の突起62の先端は凹曲面に形成
されており、弾性部材63の対向面と同じ曲面に形成さ
れている。このような中空円筒内の衝撃作用部材60の
保持状態は、透明な材料で形成されたカバー部材5を通
して目視できる構成である。実施の形態5において、衝
撃作用部材60のイナーシャウェイト61は重量物であ
る金属やプラスチック材で構成され、弾性体部63はゴ
ム材で構成されている。
【0043】実施の形態5において、弾性体部63で支
持されていた衝撃作用部材60が耐衝撃性能を越える大
きな衝撃力が加えられたときその慣性力により、衝撃作
用部材60は弾性体部63を変形させて移動する。この
ように衝撃作用部材60が移動して衝撃検知装置1が通
常状態でないことは、カバー部材5が透明な材料で形成
されているため容易に確認可能である。衝撃作用部材6
0が移動する外部からの衝撃の大きさは、衝撃作用部材
60のイナーシャウェイト61の重さ、衝撃作用部材6
0の突起62の形状、弾性体部63の材質、弾性部材6
3の形状等により任意に調整可能である。したがって、
実施の形態5のディスク装置においては、衝撃作用部材
60が弾性部材63から外れて移動する衝撃力の大きさ
をディスク装置の耐衝撃性能のスペック値としておくこ
とにより、このスペック置以上の衝撃力がディスク装置
に加わったか否かを衝撃作用部材60の状態により容易
に判断することが可能となる。
【0044】実施の形態5における衝撃作用部材60の
突起62の先端形状、及び弾性体部63の形状は、所定
の衝撃力が加わったとき外れる形状であればよく、各種
形状が考えられる。図11は衝撃作用部材60の突起6
2の先端形状と、弾性体部63の形状との例を示す図で
ある。図11の(a)は、突起62の先端が凸曲面に形
成されており、対向する弾性体部63が半球面状の窪み
(凹部)を有している。図11の(b)は、突起62の
先端が平坦に形成されており、弾性体部63が平坦な先
端を有する突起である。上記のような構成であっても所
定の衝撃力が加わったとき突起62と弾性体部63が外
れる構成であれば、上記実施の形態と同様の効果が得ら
れる。また、イナーシャ・ウェイト61の形状は任意に
変更可能であり、イナーシャ・ウェイト61の重量及び
大きさを変更することにより、衝撃作用部材60が移動
する外部からの衝撃の大きを調整することができる。し
たがって、実施の形態5においては、衝撃検知装置1の
感度及び大きさを容易に変更することをが可能となる。
【0045】《実施の形態6》次に、本発明に係る実施
の形態6の衝撃検知装置を搭載したディスク装置につい
て説明する。実施の形態6のディスク装置において、衝
撃検知装置の構成以外は前述の図1で説明した実施の形
態1のディスク装置と同じである。実施の形態6の衝撃
検知装置1は、実施の形態1と同様に、衝撃検知装置1
をディスク装置の組み立て時に他のパーツと干渉しない
位置に設けられている。
【0046】実施の形態6の衝撃検知装置1の詳細な構
成を図12及び図13を用いて説明する。図12は実施
の形態6の衝撃検知装置1の断面図である。図12に示
すように、上下に配置された支持部材3,3と、円筒側
面を構成する透明なカバー部材5により中空円筒が形成
されており、この中空円筒内部に略円筒状の衝撃作用部
材70が配置されている。衝撃作用部材70は、円筒に
形成されたイナーシャウェイト71と、そのイナーシャ
ウェイト71を支持する複数の突起72がイナーシャウ
ェイト71の上下から突出するよう形成されている。実
施の形態6において、イナーシャウェイト71から突出
する突起72は、イナーシャウェイト71の一方の面
(図12においては上面)にその中央に一個形成されて
おり、イナーシャウェイト71の他方の面(図12にお
いては下面)に複数個形成されている。
【0047】中空円筒における支持部材3の対向する内
面には突起72と対向する位置に凸曲面状の先端を有す
る弾性部材73が設けられている。衝撃作用部材70の
突起72は、対向する弾性体部73により保持されてい
る。衝撃作用部材70の突起72の先端は凹曲面に形成
されており、弾性部材73の対向面と同じ曲面に形成さ
れている。このような中空円筒内の衝撃作用部材70の
保持状態は、透明な材料で形成されたカバー部材5を通
して目視できる構成である。実施の形態6において、衝
撃作用部材70のイナーシャウェイト71は重量物であ
る金属やプラスチック材で構成され、弾性体部73はゴ
ム材で構成されている。
【0048】実施の形態6において、弾性体部73で支
持されていた衝撃作用部材70が耐衝撃性能を越える大
きな衝撃力が加えられたときその慣性力により、衝撃作
用部材70は弾性体部73を変形させて移動する。この
ように衝撃作用部材70が移動して衝撃検知装置1が通
常状態でないことは、カバー部材5が透明な材料で作ら
れているため容易に確認可能である。衝撃作用部材70
が移動する外部からの衝撃の大きさは、衝撃作用部材7
0のイナーシャウェイト71の重さ、衝撃作用部材70
の突起72の形状、弾性体部73の材質、弾性部材73
の形状等により任意に調整可能である。したがって、実
施の形態6のディスク装置においては、衝撃作用部材7
0が弾性部材73から外れて移動する衝撃力の大きさを
ディスク装置の耐衝撃性能のスペック値としておくこと
により、このスペック置以上の衝撃力がディスク装置に
加わったか否かを衝撃作用部材70の状態により容易に
判断することが可能となる。
【0049】実施の形態6における衝撃作用部材70の
突起72の先端形状、及び弾性体部73の形状は、所定
の衝撃力が加わったとき外れる形状であればよく、各種
形状が考えられる。図13は衝撃作用部材70の突起7
2の先端形状と、弾性体部73の形状との例を示す図で
ある。図13の(a)は、突起72の先端が凸曲面に形
成されており、対向する弾性体部73が半球面状の窪み
(凹部)を有している。図13の(b)は、突起72の
先端が平坦に形成されており、弾性体部73が平坦な先
端を有する突起である。上記のような構成であっても所
定の衝撃力が加わったとき突起72と弾性体部73が外
れる構成であれば、上記実施の形態と同様の効果が得ら
れる。また、イナーシャ・ウェイト71の形状は任意に
変更可能であり、イナーシャ・ウェイト71の重量及び
大きさを変更することにより、衝撃作用部材70が移動
する外部からの衝撃の大きを調整することができる。し
たがって、実施の形態6においては、衝撃検知装置1の
感度及び大きさを容易に変更することをが可能となる。
【0050】なお、上記の各実施の形態においては、衝
撃検知装置1がディスク装置のトップカバーに配設され
ている例で説明したが、本発明の衝撃検知装置の設置場
所としてはこのような構成に限定されるものではなく、
例えばプリント基板上等のディスク装置の外面側に他の
構成部品の形状、配置を考慮して所望の位置に設けるこ
とができる。図14は本発明に係る衝撃検知装置1が磁
気ディスク装置のプリント基板80の近傍に装着されて
いる例を示す斜視図である。図14の(a)は、シャー
シ11の内部にディスク、スピンドルモータ、キャリッ
ジ等が収納されてトップカバー21が取り付けられた状
態を示した磁気ディスク装置の斜視図であり、図14の
(b)は図14の(a)の裏面から見た斜視図である。
【0051】図14に示すように、シャーシ11の裏面
にはプリント基板80が螺旋止めされており、衝撃検知
装置1はシャーシ11の裏面に突設されている。ターミ
ナル90を有するプリント基板80には開口80aが形
成されており、この開口80aに衝撃検知装置1が挿入
されるよう構成されている。衝撃検知装置1は開口80
aに挿入されているが、衝撃検知装置1が開口80aか
らほとんど突出しないよう構成されいる。したがって、
このように構成された磁気ディスク装置は、外面形状に
おいて殆ど突出部分がなく他の小型の装置への組み込み
を容易なものとしている。なお、衝撃検知装置の取付位
置は、他の構成部品との配置関係を考慮して被検知装置
の所望の位置に取り付けることが可能である。なお、上
記の実施の形態においてはカバー部材5のみを透明部材
で構成した例で説明したが、支持部材3についても透明
部材で形成して衝撃検知装置内部の衝撃作用部材の状態
を容易に目視できるよう構成してもよい。また、カバー
部材として透明部材を用いた例で説明したが、カバー部
材は透明部材を用いる必要はなく、例えば開口した窓等
を設けて、衝撃作用部材の状態を確認できる構成であれ
ば上記実施の形態と同様の効果が得られる。
【0052】
【発明の効果】以上、実施の形態について詳細に説明し
たところから明らかなように、本発明は次の効果を有す
る。本発明によれば、ディスク装置等の被検知装置の破
損等の故障の原因が規格上の耐衝撃性能以上の衝撃によ
るものか否かを容易に且つ確実に判断できる衝撃検知装
置及びそれを用いたディスク装置を提供することができ
る。また、本発明の衝撃検知装置及びそれを用いたディ
スク装置は、規格上の耐衝撃性能以上の衝撃が加わった
場合、衝撃作用部材が支持部材の弾性体部を変形させて
移動し、容易に衝撃作用部材の状態を確認できるよう構
成されているため、ディスク装置等の被検知装置の破損
等の故障の原因が耐衝撃性能以上の衝撃によるものか否
かを容易に且つ確実に判断できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態1の衝撃検知装置を搭
載した磁気ディスク装置を示す分解斜視図である。
【図2】本発明に係る実施の形態1の衝撃検知装置の構
成を一部破断して示す斜視図である。
【図3】本発明に係る実施の形態1の衝撃検知装置の断
面図である。
【図4】本発明に係る実施例1の衝撃検知装置内の衝撃
作用部材等の挙動を示す図である。
【図5】本発明に係る実施の形態2の衝撃検知装置の断
面図である。
【図6】本発明に係る実施例2の衝撃検知装置内の衝撃
作用部材等の挙動を示す図である。
【図7】本発明に係る実施の形態3の衝撃検知装置の断
面図である。
【図8】本発明に係る実施の形態4の衝撃検知装置の断
面図である。
【図9】本発明に係る実施の形態4の衝撃検知装置の他
の構成を示す拡大図である。
【図10】本発明に係る実施の形態5の衝撃検知装置の
断面図である。
【図11】本発明に係る実施の形態5の衝撃検知装置の
他の構成を示す拡大図である。
【図12】本発明に係る実施の形態6の衝撃検知装置の
断面図である。
【図13】本発明に係る実施の形態6の衝撃検知装置の
他の構成を示す拡大図である。
【図14】本発明に係る衝撃検知装置を搭載したディス
ク装置の他の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 衝撃検知装置 2 衝撃作用部材(ボール) 3 支持部材 4 弾性体部 5 カバー部材 6 磁気ディスク装置 7 磁気ディスク 8 ディスククランプ 9 キャリッジ 10 ボイスコイルモータ(VCM) 11 シャーシ 12 サスペンション部 13 アーム部 14 軸部 15 コイル 16 ヨーク 17 マグネット 18a シャフト 18b ストッパ 19 ランプ 20 ロードタブ 21 トップカバー 22 イナーシャウェイト 23 突起

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に球状の衝撃作用部材と、 前記衝撃作用部材を支持し、実質的に半球面状の凹部を
    有する少なくとも2つの弾性体部と、 前記弾性体部の凹部が対向するよう設けられた支持部材
    と、 前記衝撃作用部材が前記弾性体部により両側から支持さ
    れるよう前記支持部材を所望の間隔に配置し、外部から
    前記衝撃作用部材を目視できるよう構成されたカバー部
    材と、 を具備することを特徴とする衝撃検知装置。
  2. 【請求項2】 前記衝撃作用部材の半径R1、前記支持
    部材に固定された弾性体部の球面の半径R2、及び対向
    する前記弾性体部の凹部における最近距離Lとの関係
    が、R2≧R1、かつ、2R1>Lの関係を有している
    ことを特徴とする請求項1記載の衝撃検知装置。
  3. 【請求項3】 前記支持部材と前記カバー部材の両方、
    もしくはいずれか一方が透明材で構成されていることを
    特徴とする請求項1記載の衝撃検知装置。
  4. 【請求項4】 実質的に球状に形成されており、当該球
    の中心を通過する直線と交差する外周面における相反す
    る位置に凹部を有する衝撃作用部材と、 前記衝撃作用部材を支持し、実質的に半球面状の凸部を
    有する少なくとも2つの弾性体部と、 前記弾性体部の凸部が対向するよう設けられた支持部材
    と、 前記衝撃作用部材の凹部が前記弾性体部の凸部により両
    側から支持されるよう前記支持部材を所望の間隔に配置
    し、外部から前記衝撃作用部材を目視できるよう構成さ
    れたカバー部材と、 を具備することを特徴とする衝撃検知装置。
  5. 【請求項5】 前記衝撃作用部材の凹部が半径R3の半
    球面状であり、前記弾性体部の凸部が半径R4の半球面
    状であり、前記凹部の半径R3と前記凸部の半径R4の
    関係が、R3≧R4の関係を有していることを特徴とす
    る請求項4記載の衝撃検知装置。
  6. 【請求項6】 前記支持部材と前記カバー部材の両方、
    もしくはいずれか一方が透明材で構成されていることを
    特徴とする請求項4記載の衝撃検知装置。
  7. 【請求項7】 実質的に球状の衝撃作用部材と、 前記衝撃作用部材を支持し、シート状の少なくとも2つ
    の弾性体部と、 前記弾性体部が対向するよう設けられた支持部材と、 前記衝撃作用部材が前記弾性体部により両側から支持さ
    れるよう前記支持部材を所望の間隔に配置し、外部から
    前記衝撃作用部材を目視できるよう構成されたカバー部
    材と、 を具備することを特徴とする衝撃検知装置。
  8. 【請求項8】 前記支持部材と前記カバー部材の両方、
    もしくはいずれか一方が透明材で構成されていることを
    特徴とする請求項7記載の衝撃検知装置。
  9. 【請求項9】 イナーシャ・ウェイトを有し、前記イナ
    ーシャ・ウェイトの重心位置を通る直線と交差する外面
    における相反する位置に突起を有する衝撃作用部材と、 前記衝撃作用部材の突起を支持する少なくとも2つの弾
    性体部と、 前記弾性体部が対向するよう設けられた支持部材と、 前記衝撃作用部材の突起が前記弾性体部により両側から
    支持されるよう前記支持部材を所望の間隔に配置し、外
    部から前記衝撃作用部材を目視できるよう構成されたカ
    バー部材と、 を具備することを特徴とする衝撃検知装置。
  10. 【請求項10】 前記衝撃作用部材の突起と前記弾性体
    部は互いに係合する凸と凹の球面で形成され、前記衝撃
    作用部材の突起が前記弾性体部により支持されるよう構
    成されたことを特徴とする請求項9記載の衝撃検知装
    置。
  11. 【請求項11】 前記衝撃作用部材の突起の先端が平面
    形状であり、前記弾性体部がシート状であり、前記衝撃
    作用部材の突起が前記弾性体部により支持されるよう構
    成されたことを特徴とする請求項9記載の衝撃検知装
    置。
  12. 【請求項12】 前記支持部材と前記カバー部材の両
    方、もしくはいずれか一方が透明材で構成されているこ
    とを特徴とする請求項9記載の衝撃検知装置。
  13. 【請求項13】 イナーシャ・ウェイトを有し、前記イ
    ナーシャ・ウェイトの外面における相反する位置に突起
    を有する衝撃作用部材と、 前記衝撃作用部材の突起を支持する弾性体部と、 少なくとも2つの前記弾性体部が対向するよう設けられ
    た支持部材と、 前記衝撃作用部材の突起が前記弾性体部により両側から
    支持されるよう前記支持部材を所望の間隔に配置し、外
    部から前記衝撃作用部材を目視できるよう構成されたカ
    バー部材と、 を具備することを特徴とする衝撃検知装置。
  14. 【請求項14】 前記衝撃作用部材は、前記イナーシャ
    ・ウェイトが実質的に円筒形状を有し、前記イナーシャ
    ・ウェイトにおける円周上近傍に複数の突起を有するこ
    とを特徴とする請求項13記載の衝撃検知装置。
  15. 【請求項15】 前記衝撃作用部材の突起と前記弾性体
    部は互いに係合する凸と凹の曲面で形成されており、前
    記衝撃作用部材の突起が前記弾性体部により支持される
    よう構成されたことを特徴とする請求項13記載の衝撃
    検知装置。
  16. 【請求項16】 前記衝撃作用部材が複数の突起を有
    し、前記弾性体部が前記衝撃作用部材の突起と対向する
    位置に複数の突起を有し、前記衝撃作用部材の突起と前
    記弾性体部の突起は互いに係合する凸と凹の球面で形成
    されており、前記衝撃作用部材の突起が前記弾性体部の
    突起により支持されるよう構成されたことを特徴とする
    請求項13記載の衝撃検知装置。
  17. 【請求項17】 前記衝撃作用部材の突起の先端が平面
    形状であり、前記弾性体部の突起の先端が平面形状であ
    り、前記衝撃作用部材の突起の先端の大きさが前記弾性
    体部の突起の先端の大きさと実質的に同じに形成された
    ことを特徴とする請求項13記載の衝撃検知装置。
  18. 【請求項18】 前記支持部材と前記カバー部材の両
    方、もしくはいずれか一方が透明材で構成されているこ
    とを特徴とする請求項13記載の衝撃検知装置。
  19. 【請求項19】 イナーシャ・ウェイトを有し、前記イ
    ナーシャ・ウェイトの相反する外面における一方の面の
    実質的な中心位置に1つの突起を有し、他方の面に複数
    の突起を有する衝撃作用部材と、 前記衝撃作用部材の突起を支持する弾性体部と、 前記弾性体部が対向する面に設けられた支持部材と、 前記衝撃作用部材の突起が前記弾性体部により両側から
    支持されるよう前記支持部材を所望の間隔に配置し、外
    部から前記衝撃作用部材を目視できるよう構成されたカ
    バー部材と、 を具備することを特徴とする衝撃検知装置。
  20. 【請求項20】 前記衝撃作用部材は、前記イナーシャ
    ・ウェイトが実質的に円筒形状を有し、前記イナーシャ
    ・ウェイトの相反する外面における一方の面の実質的な
    中心位置に1つの突起を有し、他方の面の円周上近傍に
    複数の突起を有することを特徴とする請求項19記載の
    衝撃検知装置。
  21. 【請求項21】 前記弾性体部が前記衝撃作用部材の突
    起と対向する位置に複数の突起を有し、前記衝撃作用部
    材の突起と前記弾性体部の突起は互いに係合する凸と凹
    の球面で形成されており、前記衝撃作用部材の突起が前
    記弾性体部の突起により支持されるよう構成されたこと
    を特徴とする請求項19記載の衝撃検知装置。
  22. 【請求項22】 前記衝撃作用部材の突起の先端が平面
    形状であり、前記弾性体部の突起の先端が平面形状であ
    り、前記衝撃作用部材の突起の先端の大きさが前記弾性
    体部の突起の先端の大きさと実質的に同じに形成された
    ことを特徴とする請求項19記載の衝撃検知装置。
  23. 【請求項23】 前記支持部材と前記カバー部材の両
    方、もしくはいずれか一方が透明材で構成されているこ
    とを特徴とする請求項19記載の衝撃検知装置。
  24. 【請求項24】 情報の書き込み領域を有するディス
    ク、 前記ディスクを回転するスピンドルモータ、 前記ディスクに対する情報の記録又は再生を行う磁気ヘ
    ッドを有して、旋回軸を中心に回動可能に構成されたキ
    ャリッジ、 前記磁気ヘッドを前記ディスクの目標トラックへ移動す
    るよう前記キャリッジを駆動する旋回駆動手段、 前記スピンドルモータの固定側であるステータと前記キ
    ャリッジの旋回軸が固定された筐体、 前記筐体に実質的に固定された衝撃検知装置を具備し、 前記衝撃検知装置が、実質的に球状の衝撃作用部材と、 前記衝撃作用部材を支持し、実質的に半球面状の凹部を
    有する少なくとも2つの弾性体部と、 前記弾性体部の凹部が対向するよう設けられた支持部材
    と、 前記衝撃作用部材が前記弾性体部により両側から支持さ
    れるよう前記支持部材を所望の間隔に配置し、外部から
    前記衝撃作用部材を目視できるよう構成されたカバー部
    材と、 を有することを特徴とするディスク装置。
  25. 【請求項25】 情報の書き込み領域を有するディス
    ク、 前記ディスクを回転するスピンドルモータ、 前記ディスクに対する情報の記録又は再生を行う磁気ヘ
    ッドを有して、旋回軸を中心に回動可能に構成されたキ
    ャリッジ、 前記磁気ヘッドを前記ディスクの目標トラックへ移動す
    るよう前記キャリッジを駆動する旋回駆動手段、 前記スピンドルモータの固定側であるステータと前記キ
    ャリッジの旋回軸が固定された筐体、 前記筐体に実質的に固定された衝撃検知装置を具備し、 前記衝撃検知装置が、実質的に球状に形成されており、
    当該球の中心を通過する直線と交差する外周面における
    相反する位置に凹部を有する衝撃作用部材と、 前記衝撃作用部材を支持し、実質的に半球面状の凸部を
    有する少なくとも2つの弾性体部と、 前記弾性体部の凸部が対向するよう設けられた支持部材
    と、 前記衝撃作用部材の凹部が前記弾性体部の凸部により両
    側から支持されるよう前記支持部材を所望の間隔に配置
    し、外部から前記衝撃作用部材を目視できるよう構成さ
    れたカバー部材と、 を有することを特徴とするディスク装置。
  26. 【請求項26】 情報の書き込み領域を有するディス
    ク、 前記ディスクを回転するスピンドルモータ、 前記ディスクに対する情報の記録又は再生を行う磁気ヘ
    ッドを有して、旋回軸を中心に回動可能に構成されたキ
    ャリッジ、 前記磁気ヘッドを前記ディスクの目標トラックへ移動す
    るよう前記キャリッジを駆動する旋回駆動手段、 前記スピンドルモータの固定側であるステータと前記キ
    ャリッジの旋回軸が固定された筐体、 前記筐体に実質的に固定された衝撃検知装置を具備し、 前記衝撃検知装置が、実質的に球状の衝撃作用部材と、 前記衝撃作用部材を支持し、シート状の少なくとも2つ
    の弾性体部と、 前記弾性体部が対向するよう設けられた支持部材と、 前記衝撃作用部材が前記弾性体部により両側から支持さ
    れるよう前記支持部材を所望の間隔に配置し、外部から
    前記衝撃作用部材を目視できるよう構成されたカバー部
    材と、 を有することを特徴とするディスク装置。
  27. 【請求項27】 情報の書き込み領域を有するディス
    ク、 前記ディスクを回転するスピンドルモータ、 前記ディスクに対する情報の記録又は再生を行う磁気ヘ
    ッドを有して、旋回軸を中心に回動可能に構成されたキ
    ャリッジ、 前記磁気ヘッドを前記ディスクの目標トラックへ移動す
    るよう前記キャリッジを駆動する旋回駆動手段、 前記スピンドルモータの固定側であるステータと前記キ
    ャリッジの旋回軸が固定された筐体、 前記筐体に実質的に固定された衝撃検知装置を具備し、 前記衝撃検知装置が、イナーシャ・ウェイトを有し、前
    記イナーシャ・ウェイトの重心位置を通る直線と交差す
    る外面における相反する位置に突起を有する衝撃作用部
    材と、 前記衝撃作用部材の突起を支持する少なくとも2つの弾
    性体部と、 前記弾性体部が対向するよう設けられた支持部材と、 前記衝撃作用部材の突起が前記弾性体部により両側から
    支持されるよう前記支持部材を所望の間隔に配置し、外
    部から前記衝撃作用部材を目視できるよう構成されたカ
    バー部材と、 を有することを特徴とするディスク装置。
  28. 【請求項28】 情報の書き込み領域を有するディス
    ク、 前記ディスクを回転するスピンドルモータ、 前記ディスクに対する情報の記録又は再生を行う磁気ヘ
    ッドを有して、旋回軸を中心に回動可能に構成されたキ
    ャリッジ、 前記磁気ヘッドを前記ディスクの目標トラックへ移動す
    るよう前記キャリッジを駆動する旋回駆動手段、 前記スピンドルモータの固定側であるステータと前記キ
    ャリッジの旋回軸が固定された筐体、 前記筐体に実質的に固定された衝撃検知装置を具備し、 前記衝撃検知装置が、イナーシャ・ウェイトを有し、前
    記イナーシャ・ウェイトの外面における相反する位置に
    突起を有する衝撃作用部材と、 前記衝撃作用部材の突起を支持する弾性体部と、 少なくとも2つの前記弾性体部が対向するよう設けられ
    た支持部材と、 前記衝撃作用部材の突起が前記弾性体部により両側から
    支持されるよう前記支持部材を所望の間隔に配置し、外
    部から前記衝撃作用部材を目視できるよう構成されたカ
    バー部材と、 を有することを特徴とするディスク装置。
  29. 【請求項29】 情報の書き込み領域を有するディス
    ク、 前記ディスクを回転するスピンドルモータ、 前記ディスクに対する情報の記録又は再生を行う磁気ヘ
    ッドを有して、旋回軸を中心に回動可能に構成されたキ
    ャリッジ、 前記磁気ヘッドを前記ディスクの目標トラックへ移動す
    るよう前記キャリッジを駆動する旋回駆動手段、 前記スピンドルモータの固定側であるステータと前記キ
    ャリッジの旋回軸が固定された筐体、 前記筐体に実質的に固定された衝撃検知装置を具備し、 前記衝撃検知装置が、イナーシャ・ウェイトを有し、前
    記イナーシャ・ウェイトの相反する外面における一方の
    面の実質的な中心位置に1つの突起を有し、他方の面に
    複数の突起を有する衝撃作用部材と、 前記衝撃作用部材の突起を支持する弾性体部と、 前記弾性体部が対向する面に設けられた支持部材と、 前記衝撃作用部材の突起が前記弾性体部により両側から
    支持されるよう前記支持部材を所望の間隔に配置し、外
    部から前記衝撃作用部材を目視できるよう構成されたカ
    バー部材と、 を有することを特徴とするディスク装置。
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JP2008243271A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Sony Corp ディスク状記録装置
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EP2107379A1 (en) 2008-04-02 2009-10-07 Ricoh Company, Limited Impact detecting apparatus and packaging system

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