JP4795079B2 - 落下検知装置及び情報記録再生装置 - Google Patents
落下検知装置及び情報記録再生装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4795079B2 JP4795079B2 JP2006102876A JP2006102876A JP4795079B2 JP 4795079 B2 JP4795079 B2 JP 4795079B2 JP 2006102876 A JP2006102876 A JP 2006102876A JP 2006102876 A JP2006102876 A JP 2006102876A JP 4795079 B2 JP4795079 B2 JP 4795079B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- weight portion
- state
- shaft
- recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
Description
この落下センサ40は、図13に示すように、複数の可動部41aが配置された可動電極41と、該可動電極41の外側に設けられた容器である固定電極42と、固定電極42内に移動可能に収容された慣性体43とを備えている。また、固定電極42には、中心軸となる端子ピン44が絶縁状態で固定されている。この端子ピン44は、可動電極41に対して電気的に接続されている。そして、可動電極41が固定電極42に接触することで、端子ピン44を挟んで可動電極41と固定電極42とが電気的に接続して閉回路が形成されるようになっている。
また落下センサ40は、中心軸、即ち、端子ピン44が重力方向Gに対して直角となるように取り付けられるようになっている。これにより通常時には、慣性体43の重量で可動電極41が弾性的に変形して、固定電極42と接触するようになっている。つまり、接点がON状態となっている。
この墜落検知センサ50は、図14に示すように、表面が導電性の中空球51が形成された筐体52と、該中空球51内に配された導電性の可動球53と、可動球53を支持する導電性の支持バネ54とを備えている。この際、支持バネ54は、可動球53に重力が作用していないときに、中空球51の中心部に重心位置が位置するように可動球53を支持している。即ち、中空球51と可動球53とが、同心状になるように支持している。一方通常時においては、可動球53は重力を受けるので、表面が中空球51の表面に接触するようになっている。これにより、支持バネ54を介して筐体52と可動球53とが電気的に接続して閉回路が形成されるようになっている。つまり、接点がON状態となっている。
その結果、墜落状態を検知することができ、救命用エアバックを作動させることができる。このように墜落検知センサ50は、接点のオン・オフを利用して墜落状態の検知を行っている。
即ち、特許文献1に記載の落下センサでは、可動部と慣性球との構成上、端子ピンに水平な方向に関しては重力感度がないものである。つまり、端子ピンに平行な方向に落下した場合には、落下状態を検知することができなかった。よって、物体の落下方向が一意的に定まらない動きを検知するためには、不感度軸(端子ピンに平行な軸)が互いに交差するように、少なくとも2個の落下センサを取り付ける必要があった。
また、支持バネは可動球の重心ではなく表面上の点を支える構成であるので、墜落中に仮に可動球に回転モーメントが発生した場合には、支持バネと可動球との接点(支点位置)を中心に可動球が捻れるように回転してしまう。すると可動球は、この回転モーメントの影響を受けて中空球に接触する恐れがあった。特に、墜落中に可動球に作用する力は、単に一方向に向けて重力だけが作用するとは考えられず、同時に様々な回転モーメントも作用するものと考えられる。
よって、可動球の動作が保証されず、誤動作を起こしてしまい墜落状態を正確に検知できない恐れがあった。
本発明の落下検知装置は、導電性の軸体と、環状に形成され、前記軸体を中心として該軸体の周囲を囲むように配された導電性の錘部と、前記軸体に一端が固定されると共に一端側から他端側に向かう途中若しくは他端が前記錘部に固定された状態で軸体の周囲を囲むように配され、錘部を重力方向とは反対方向に向けて一定の弾性力で付勢しながら移動可能に支持する導電性の弾性体と、前記錘部の周囲を囲みながら前記軸体に対して電気的に絶縁された状態で固定され、前記錘部が重力を受けているときに少なくとも該錘部に接触する導電性の接触部と、を有するセンサ部と、前記錘部と前記接触部との間を電気的に接続して一定の電圧を印加する回路部と、前記錘部と前記接触部との間の電圧の変動を監視すると共に、所定レベルの電圧低下が一定時間以上連続的に続いたときに落下状態であると検知する検知手段とを備え、前記弾性体は、前記軸体を中心とする渦巻き状のゼンマイバネであることを特徴とするものである。
このように錘部と接触部とが離間するので、機械的にも電気的にも非接触状態となる。即ち、接点がオン状態からオフ状態に切り替わる。そして、接点がオフ状態になることで、錘部と接触部との電圧が低下する。検知手段は、この電圧低下が所定レベル以下で、且つ、一定時間以上連続的に続いた場合には落下していると判断して検知を行う。
なお、一時的な振動等により錘部と接触部との間が瞬間的に離間したり、接触と非接触とが一定の時間未満で連続的に繰り返されたりする場合には、検知手段は落下しているとは判断しない。
また、本発明に係る情報記録再生装置によれば、落下検知装置を備えているので、落下による衝撃が加わったとしても、記録再生ヘッドが記録媒体に接触して機械的に損傷させてしまったり、記録媒体内に記録されている各種の情報に悪影響を与えたりすることを未然に防止することができ、安全性を高めることができる。
を参照して説明する。
本実施形態の情報記録再生装置1は、図1に示すように、落下検知装置2と、スピンドルモータ3と、磁気ディスクD(円板状の記録媒体)に各種の情報を記録再生する磁気ヘッド(記録再生ヘッド)4と、該磁気ヘッド4を磁気ディスクDの表面上から浮上させた状態で支持するサスペンション5と、該サスペンション5の基端側を支持すると共に、該サスペンション5を磁気ディスクDの表面に平行なXY方向に向けてスキャン移動させるアクチュエータモータ6と、落下検知装置2が落下状態であると検知したときに磁気ヘッド4を磁気ディスクD上から退避させるようにアクチュエータモータ6の作動を制御する制御部7と、これら各構成品を収容するハウジング8とを備えている。なお、制御部7は、磁気ヘッド4の作動を制御して記録再生の制御も行っている。
なお、キャリッジ10及びサスペンション5は、磁気ディスクDの回転停止時に、制御部7からの制御を受けたアクチュエータモータ6の駆動によって、磁気ディスクD上から退避するようになっている。制御部7は、アクチュエータモータ6に隣接するように凹部8a内に取り付けられている。また、この制御部7に隣接して上記落下検知装置2が取り付けられている。
また、通常時には接触部23と錘部21とが接触しているので、回路部16は常閉式(ノーマルクローズ)とされている。よって、電源部31から印加された電圧は、常に一定の値(例えば、2.0〜2.2V程度)を示している。
なお、通常の作動状態では、錘部21が図4に示すように重力Gによって引っ張られているのでゼンマイバネ22が変形している。また、これによって、錘部21と接触部23とが接触して接点がオンの状態(図2に示す状態)となっている。また、接触部23と錘部21と間に印加されている電圧が一定の値となっており、図6の領域Bに示すように、検出信号Sは一定の値(電圧が2.0〜2.2V程度に相当する値)に安定的に維持されている。
更に、回転モーメントが作用したときに、ゼンマイバネ22は軸線L1を中心として周方向に伸縮する。そのため、回転モーメントの力を逃がすことができ、回転モーメントの影響をさらに抑えることができる。この点からも、より高精度に落下状態を検知でき、検知結果の信頼性をさらに高めることができる。
更に、接点のオン・オフを利用した検出方式であるので、電力の消費を極力抑えることができる。特に、上述したように動作時の消費電流としては、インバータ33の消費電流1μAと、回路に流れる電流200nAとの合計値1.2μA程度に抑えることができるので、低消費電力化を図ることができる。
特に、上述したように高い信頼性で高精度に落下状態を検知できる落下検知装置2を備えているので、高い安全性を確保することができる。
このように、いずれの方向に重力Gが作用するように設置したとしても、ゼンマイバネ22を利用しているので落下を確実に検知することができる。従って、落下検知装置2を自由に配置することができ、設計の自由度を向上することができる。
例えば、図9及び図10に示すように、接触部23の断面形状を、数字の“8”を横に倒したような形状に形成しても構わない。このように接触部23を形成することで、通常時にゼンマイバネ22が錘部21の重力Gによって変形したときに、ゼンマイバネ22の窪みに入り込む状態となる。よって、接触部23は、ゼンマイバネ22の一端側から他端側に亘って広い範囲で接触する。
また、落下している状態では、図11に示すように、ゼンマイバネ22によって錘部21が引っ張られてシャフト20の軸線L1に直交する面に沿った状態になるので、接触部23がシャフト20に近づくにつれてゼンマイバネ22に接近したとしても、確実に非接触状態を保つことができる。
また信号処理部34は、インバータ33から出力された検出信号Sが一定時間以上連続的に所定のレベル以下に続くことで落下を検知しているが、この一定時間は適用する携帯型電子機器の種類等に応じて適宜設定して構わない。つまり、携帯型電子機器が衝撃に比較的強い構成であるならば、一定時間を長く設定して落下時間を若干長くしても構わないし、衝撃に敏感なものであるならば、一定時間を短く設定して僅かな落下時間でも検知できるように設定しても構わない。
また、落下検知装置2を情報記録再生装置1に適用するのではなく、その他各種の電子機器等に適用して構わない。
2 落下検知装置
3 スピンドルモータ
4 磁気ヘッド(記録再生ヘッド)
5 サスペンション
6 アクチュエータモータ
7 制御部
15 センサ部
16 回路部
17 検知手段
20 シャフト(軸体)
21 錘部
22 ゼンマイバネ(弾性体)
23 接触部
30 コイルバネ(弾性体)
Claims (3)
- 導電性の軸体と、環状に形成され、前記軸体を中心として該軸体の周囲を囲むように配された導電性の錘部と、前記軸体に一端が固定されると共に一端側から他端側に向かう途中若しくは他端が前記錘部に固定された状態で軸体の周囲を囲むように配され、錘部を重力方向とは反対方向に向けて一定の弾性力で付勢しながら移動可能に支持する導電性の弾性体と、前記錘部の周囲を囲みながら前記軸体に対して電気的に絶縁された状態で固定され、前記錘部が重力を受けているときに少なくとも該錘部に接触する導電性の接触部と、を有するセンサ部と、
前記錘部と前記接触部との間を電気的に接続して一定の電圧を印加する回路部と、
前記錘部と前記接触部との間の電圧の変動を監視すると共に、所定レベルの電圧低下が一定時間以上連続的に続いたときに落下状態であると検知する検知手段とを備え、
前記弾性体は、前記軸体を中心とする渦巻き状のゼンマイバネであることを特徴とする落下検知装置。 - 請求項1に記載の落下検知装置において、
前記接触部は、前記ゼンマイバネ及び前記錘部を内部に収容するように形成され、前記錘部が重力を受けているときに該錘部に加え、一端側から他端側に亘ってゼンマイバネに接触していることを特徴とする落下検知装置。 - 請求項1又は2に記載の落下検知装置と、
各種の情報を記録可能な円板状の記録媒体を、回転軸回りに回転駆動するスピンドルモータと、
前記記録媒体に情報を記録再生する記録再生ヘッドと、
該記録再生ヘッドを、前記記録媒体の表面上から浮上させた状態で支持するサスペンションと、
該サスペンションの基端側を支持すると共に、該サスペンションを前記記録媒体の表面に平行な方向に向けて移動させるアクチュエータモータと、
前記落下検知装置が落下状態であると検知したときに、前記記録再生ヘッドを前記記録媒体上から退避させるように前記アクチュエータモータの作動を制御する制御部とを備えていることを特徴とする情報記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006102876A JP4795079B2 (ja) | 2006-04-04 | 2006-04-04 | 落下検知装置及び情報記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006102876A JP4795079B2 (ja) | 2006-04-04 | 2006-04-04 | 落下検知装置及び情報記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007280675A JP2007280675A (ja) | 2007-10-25 |
JP4795079B2 true JP4795079B2 (ja) | 2011-10-19 |
Family
ID=38681920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006102876A Expired - Fee Related JP4795079B2 (ja) | 2006-04-04 | 2006-04-04 | 落下検知装置及び情報記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4795079B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106778358B (zh) * | 2016-11-28 | 2021-01-05 | 深圳天珑无线科技有限公司 | 一种保护方法、装置和电子设备 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0829450A (ja) * | 1994-07-14 | 1996-02-02 | Toshiba Corp | 状態センサ、状態センサ装置及びデータ記録再生装置 |
JP2001185012A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-06 | Ubukata Industries Co Ltd | 落下センサ |
-
2006
- 2006-04-04 JP JP2006102876A patent/JP4795079B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007280675A (ja) | 2007-10-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6975476B1 (en) | Disk drives and host devices including a resetable shock sensor | |
US6520013B1 (en) | Method and apparatus for detecting free fall | |
US6612157B2 (en) | Free fall sensor wherein normally closed circuit is opened in response to free fall conditions | |
JP4491114B2 (ja) | 落下感知センサ及びこれを用いた情報処理装置 | |
US6961212B1 (en) | Shock isolation bearings and travel limit gaps in a spindle motor and disk drive using the same | |
US8531799B2 (en) | Head gimbal assembly with contact detection | |
KR20080094678A (ko) | 외부 센서 인터페이스를 갖는 하드 디스크 드라이브,시스템 및 방법 | |
JP4873713B2 (ja) | サスペンション組立体およびハードディスクドライブ | |
US20030067705A1 (en) | Disk drive | |
US20070139810A1 (en) | Parking ramp for hard disk drive | |
EP1659409A2 (en) | Acceleration sensor and magnetic disk drive apparatus | |
JP4795079B2 (ja) | 落下検知装置及び情報記録再生装置 | |
US6801403B2 (en) | Disk apparatus having inertia latch | |
JP2002208239A (ja) | 磁気ディスク装置保護機構 | |
JP2003207515A (ja) | 衝撃検知装置及びそれを用いたディスク装置 | |
WO1994022135A1 (en) | Ultra-small form factor disk drive apparatus | |
JP2001185012A (ja) | 落下センサ | |
JP3052416B2 (ja) | 感震器 | |
JP2006107657A (ja) | 携帯型機器 | |
JP2000195206A (ja) | 磁気ディスク装置 | |
JP2005147899A (ja) | 加速度センサの信号処理システム及び加速度センサ搭載装置 | |
US7523560B2 (en) | Method and apparatus for detecting an electronic product being placed vertically of horizontally | |
JP2006172671A (ja) | 磁気ディスク装置 | |
JP2985263B2 (ja) | 感震器 | |
CN114810524A (zh) | 形状记忆合金致动器控制 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090114 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20091105 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20091113 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110516 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110524 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110705 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110726 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110727 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4795079 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140805 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |