JP2003207120A - プラスチック細片の燃焼バーナ - Google Patents

プラスチック細片の燃焼バーナ

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JP2003207120A JP2002006642A JP2002006642A JP2003207120A JP 2003207120 A JP2003207120 A JP 2003207120A JP 2002006642 A JP2002006642 A JP 2002006642A JP 2002006642 A JP2002006642 A JP 2002006642A JP 2003207120 A JP2003207120 A JP 2003207120A
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善彦 池本
Junji Aiba
淳二 合庭
Mitsuo Chikagawa
光雄 近河
Masaharu Oguri
正治 大栗
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム状の廃棄プラスチック等を細かく裁
断したプラスチック薄片等を燃料として燃焼するプラス
チック細片の燃焼バーナにおいて、好適な燃焼を実現す
る様にしたものを提供することを課題とする。 【解決手段】 燃料としてプラスチック細片を採用し、
燃料混合気ノズル、燃料2次空気ノズル、そして2次空
気ノズルを有し、燃料2次空気ノズルは、大小2個の筒
体を所定間隔離して同心状に嵌め合わせて形成し、内側
の筒体は前記燃料混合気ノズルの外周端部との間に所定
の隙間を有して同心状に嵌め合わせて配置することによ
り、同隙間を経て前記燃料2次空気の一部を流通可能に
し、ここにシールエアの層を形成して燃料混合気中のプ
ラスチック細片が燃料2次空気ノズルに付着し、堆積す
るのを防止した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばフィルム状
の廃棄プラスチック等を紙吹雪状の薄片に細かく裁断し
て形成したプラスチック薄片等を燃料として燃焼するプ
ラスチック細片の燃焼バーナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ボイラにおける燃料は、固体燃料
として石炭、液体燃料として石油、そして気体燃料とし
て燃料ガス等が主役であり、プラスチックを燃料とする
ものは殆ど実用の域に達しておらず、なかでもフィルム
状のプラスチックを細かく裁断して燃料に採用した事例
は実在していない。
【0003】従っていま、この様なプラスチックを燃料
として用いるとすれば、同プラスチックは固体燃料に分
類されるために、石炭焚きボイラ、中でも微粉炭焚きボ
イラがその比較例となり、同微粉炭焚きボイラの技術を
先行技術として参考にしながら試行錯誤がなされること
は必定と思われるので、以下、図6及び図7に基づいて
微粉炭焚きボイラ及びそのバーナの概要を説明する。
【0004】図6は従来の微粉炭焚きボイラの全貌を示
す概念図、図7は同従来の微粉炭焚きボイラにおけるバ
ーナの概要を示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)
のA−A矢視図である。
【0005】すなわち、01はボイラ本体を示し、同ボ
イラ本体01は中央の火炉02に対して下方に配置され
た燃料混合気ノズル本体07、燃料混合気ノズル06、
燃料2次空気ノズル04、2次空気ノズル05等より構
成された所謂バーナ装置、及び上方に配置された過熱蒸
気管群13等を備えて構成されている。
【0006】このボイラ本体01に供給される燃料は、
石炭供給ライン16で外部から取り込んだ石炭23を、
石炭粉砕機18で粉砕して微粉炭化し、これを1次空気
ライン17を経て供給される1次空気24と混合して混
合気25を形成し、混合気ライン19を経て前記燃料混
合気ノズル本体07に供給される。
【0007】他方、前記の微粉炭燃料の燃焼に用いる燃
焼空気は、押込送風機10により外部から取り込んだ燃
焼用空気22を空気加熱器12の低温側に通し、誘引通
風機11により前記空気加熱器12の高温側に導かれる
燃焼ガスライン14の燃焼ガス21と熱交換して加熱さ
れ、燃焼用空気ライン15を経て前記燃料2次空気ノズ
ル04及び2次空気ノズル05に供給される。
【0008】前記燃料混合気ノズル本体07に供給され
た前記混合気25、すなわち微粉炭燃料と、同微粉炭燃
料の搬送体として機能すると共に同微粉炭燃料の燃焼用
空気の一部として用いられる1次空気との混合体は、い
わゆる燃料混合気25と呼称され(従って前記混合気と
燃料混合気は同義となる)、燃料混合気ノズル本体07
の先端にチルト可能に連結された燃料混合気ノズル06
から火炉02内に噴射される。
【0009】また、前記燃料2次空気ノズル04及び2
次空気ノズル05に供給される燃焼用空気22は、より
詳細に説明すると、それぞれのノズルの上流で一旦バー
ナ風箱03に入り、燃料2次空気ダンパ08及び2次空
気ダンパ09により流量をコントロールされて燃料コン
パートメント03a及び空気コンパートメント03bに
分流され、次いで前記燃料2次空気ノズル04及び2次
空気ノズル05に供給され、同燃料2次空気ノズル04
から燃料2次空気22bとして、また、2次空気ノズル
05から2次空気22aとして火炉02内に噴射され
る。
【0010】なお、前記燃料2次空気ノズル04及び燃
料混合気ノズル06はそれぞれ先端に保炎板04a及び
保炎板06aを設けているので、燃料混合気ノズル06
から噴射した燃料混合気25に着火した火炎は、これら
保炎板04a、06aで保炎され微粉炭燃料の安定した
燃焼を維持する様にしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の微粉炭
燃料を燃焼するバーナ装置を採用し、このバーナ装置に
プラスチック細片を燃料として供給し燃焼させることを
想定してみる。すなわち、従来の微粉炭焚きバーナは、
いろいろな性状の石炭を良好に着火、燃焼させるために
種々の工夫を行っているが、これらの工夫の中には、燃
料を微粉炭からプラスチック細片に代えることによっ
て、返って問題となるものが含まれていることが予想さ
れる。
【0012】例えば、微粉炭焚きバーナでは、着火向上
のために、燃料混合気ノズル06から噴出する燃料混合
気25の噴出流速は炭種に応じて抑えてあるが、その噴
出流速をそのまま採用するのでは、燃料が揮発して発火
し易いプラスチック細片では、逆火現象が発生する可能
性がある。
【0013】また、微粉炭焚きバーナでは、着火向上の
ために、燃料混合気ノズル06等は先端部に渦流が生じ
る様に口径が広がる拡大部を形成した保炎板06aを設
置しているが、プラスチック細片を燃料とする場合に
は、同プラスチック細片が溶融し、付着して燃焼を阻害
する可能性がある。
【0014】また、燃料混合気ノズル06の先端部周囲
では、微粉炭燃料でも高速の噴流吹き出しにより未燃分
の巻き込みが生じているが、プラスチック細片を燃料に
採用すると、プラスチックの性状から未燃のプラスチッ
ク細片が同燃料混合気ノズル06の周囲に固着、堆積す
る可能性がある。
【0015】そしてまた、微粉炭燃料を旋回燃焼させる
場合に対比させてみると、噴出された微粉炭燃料は初期
に揮発分ガスを放出するもののその後は固体のチャー燃
焼となり、燃料の流れに沿って燃焼していくのに対し、
プラスチック細片の燃料はほとんどが揮発分であり、ガ
スとなって燃焼し、その他の部分は浮遊して炉壁近傍に
漂い、その付近に付着、堆積する可能性がある。
【0016】この様に、従来の微粉炭燃料を燃焼するバ
ーナ装置を参考にしてプラスチック細片を燃料として燃
焼する場合を想定すると、種々の問題点が予想される
が、本発明はこれらの問題点を解消し、プラスチック細
片を燃料として採用し、好適な燃焼を図る様にしたプラ
スチック細片の燃焼バーナを提供することを課題とする
ものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を
解決すべくなされたもので、その第1の手段として、プ
ラスチック細片を燃料とし、これを1次空気と混合した
燃料混合気を搬送する燃料供給管と、同燃料供給管の外
周を覆って設けられ、燃料2次空気を供給する燃料2次
空気供給管と、同燃料2次空気供給管の外側に配置さ
れ、2次空気を供給する2次空気供給管と、前記燃料供
給管の先端にチルト可能に設けられ、前記燃料混合気を
絞って火炉内に噴射する燃料混合気ノズルと、前記燃料
2次空気供給管の先端で前記燃料混合気ノズルを覆って
配置され、前記燃料2次空気を絞って火炉内に噴射する
燃料2次空気ノズルと、前記2次空気供給管の先端に設
けられ、前記2次空気を絞って火炉内に噴射する2次空
気ノズルとを有し、前記燃料2次空気ノズルは、大小2
個の筒体を所定間隔離して同心状に嵌め合わせて形成
し、内側の筒体は前記燃料混合気ノズルの外周端部との
間に所定の隙間を有して同心状に嵌め合わせて配置し、
同隙間を経て前記燃料2次空気の一部を流通可能にした
プラスチック細片の燃焼バーナを提供するものである。
【0018】すなわち、同第1の手段によれば、燃料と
してプラスチック細片を採用し、相互に一定の位置配列
された燃料供給管とその先端の燃料混合気ノズル、燃料
2次空気供給管とその先端の燃料2次空気ノズル、そし
て2次空気供給管とその先端の2次空気ノズルを有する
と共に、燃料2次空気ノズルは、大小2個の筒体を所定
間隔離して同心状に嵌め合わせて形成し、内側の筒体は
前記燃料混合気ノズルの外周端部との間に所定の隙間を
有して同心状に嵌め合わせて配置することにより、同隙
間を経て前記燃料2次空気の一部を流通可能にしている
ので、燃料2次空気供給管から前記隙間を経て供給され
る前記燃料2次空気の一部は、同隙間を形成する燃料2
次空気ノズルの内側の筒体に沿って流れ、燃料混合気ノ
ズルから噴射する燃料混合気との間にいわゆるシールエ
アの層を形成し、燃料混合気中のプラスチック細片が燃
料2次空気ノズルに付着し、堆積するのを防止して、同
プラスチック細片の燃料を安定して燃焼させるようにし
たものである。
【0019】また、本発明は第2の手段として、前記第
1の手段において、前記1次空気と燃料2次空気はコー
ルド空気としたプラスチック細片の燃焼バーナを提供す
るものである。
【0020】すなわち、同第2の手段によれば、前記第
1の手段において燃料供給管内をプラスチック細片の燃
料と混合して同燃料を搬送する1次空気、及び同プラス
チック細片の燃料と1次空気とによる燃料混合気の外周
側から供給される燃料2次空気の両者を共にコールド空
気としているので、燃料混合気中のプラスチック細片が
昇温するのを抑えられ、燃料供給管、燃料混合気ノズ
ル、及び燃料2次空気ノズル等に対するプラスチック細
片燃料の付着、堆積が防止され、同プラスチック細片の
燃料を安定して燃焼させるようにしたものである。
【0021】また、本発明は第3の手段として、前記第
1、又は第2の手段において、前記燃料2次空気ノズル
を形成する内側の筒体は、前記燃料混合気ノズルの外周
端部との間に所定の隙間を形成することに代えて、同内
側の筒体の内部に冷却水を循環する水冷構造を採用し、
前記燃料混合気ノズルの外周端部との間の隙間を閉塞し
て配設したプラスチック細片の燃焼バーナを提供するも
のである。
【0022】すなわち、同第3の手段によれば、前記燃
料混合気ノズルの外周端部との間に所定の隙間を形成し
た燃料混合気ノズルに代えて、燃料混合気ノズルを形成
する内側の筒体の内部に冷却水を循環する水冷構造を採
用し、かつ前記隙間を閉塞して配置した燃料混合気ノズ
ルとしているので、燃料混合気ノズルを形成する内側の
筒体は確実に冷却され、この部位に接近する燃料混合気
中のプラスチック細片燃料を冷却し、同プラスチック細
片燃料が溶融して付着・堆積するのを防止し、同プラス
チック細片の燃料を安定して燃焼させるようにしたもの
である。
【0023】また、本発明は第4の手段として、前記第
1、又は第2の手段において、前記燃料2次空気ノズル
を形成する内側の筒体と、これに隣接する前記燃料供給
管の一部を、それぞれの内部に冷却水を循環する水冷構
造を採用して形成したプラスチック細片の燃焼バーナを
提供するものである。
【0024】すなわち、同第4の手段によれば、前記燃
料2次空気供給管の先端で前記燃料混合気ノズルを覆っ
て配置され、前記燃料2次空気を絞って火炉内に噴射す
る燃料2次空気ノズルと、同燃料2次空気ノズルに近接
した部位における燃料混合気を搬送する燃料供給管は、
それぞれの一部をその内部に冷却水を循環する水冷構造
を採用して形成しているので、同水冷構造において燃料
2次空気ノズル及び燃料供給管は確実に冷却され、この
部位に接近する燃料混合気中のプラスチック細片燃料を
冷却し、同プラスチック細片燃料が溶融して付着・堆積
するのを防止し、同プラスチック細片の燃料を安定して
燃焼させるようにしたものである。
【0025】また、本発明は第5の手段として、前記第
1乃至第4の手段の何れかにおいて、前記燃料2次空気
ノズルは、その先端部を、着火点位置調節可能構造に形
成したプラスチック細片の燃焼バーナを提供するもので
ある。
【0026】すなわち、同第5の手段によれば、燃料2
次空気供給管の先端で前記燃料混合気ノズルを覆って配
置され、前記燃料2次空気を絞って火炉内に噴射する燃
料2次空気ノズルは、例えば先端に羽根角度が調節可能
な複数の旋回羽根で構成されたスワラを設置して、同燃
料混合気ノズルの先端部において、燃料混合気によって
形成された火炎の着火点の位置を火炉の内方へ調節可能
にしているので、同燃料2次空気ノズル先端近傍におけ
る温度上昇が抑制され、プラスチック細片の燃料が溶融
して近辺に付着・堆積するのを防止し、同プラスチック
細片の燃料を安定して燃焼させるようにしたものであ
る。
【0027】また、本発明は第6の手段として、前記第
1乃至第5の手段の何れかにおいて、前記2次空気ノズ
ルは、前記燃料2次空気ノズルを挟んでその上下に配置
され、同燃料2次空気ノズルに対峙する側のノズル壁部
に、同燃料2次空気ノズルとの間に2次空気の一部を供
給可能の通路を形成したプラスチック細片の燃焼バーナ
を提供するものである。
【0028】すなわち、同第6の手段によれば、燃料2
次空気供給管の外側に配置された2次空気供給管の先端
に設けられ、前記2次空気を絞って火炉内に噴射する2
次空気ノズルは、燃料2次空気ノズルを挟んでその上下
に分かれて配置され、それぞれ燃料2次空気ノズルに対
峙する側のノズル壁部に、同燃料2次空気ノズルとの間
に2次空気の一部を供給可能の通路を形成しているの
で、同通路を経て供給される2次空気の一部により、2
次空気ノズルと燃料2次空気ノズルとの間にまき込まれ
るプラスチック細片の燃料を吹き飛ばし、この部位にプ
ラスチック細片の燃料が付着・堆積するのを防止し、同
プラスチック細片の燃料を安定して燃焼させるようにし
たものである。
【0029】また、本発明は第7の手段として、前記第
1乃至第6の手段の何れかにおいて、前記各ノズルは、
火炉平断面の中心部に設定した仮想円に対して平面投影
で同ノズルの中心線と開口面が接線方向に向くよう設置
すると共に、前記燃料2次空気ノズルの前記仮想円の外
側に当たる側部には、同燃料2次空気ノズルの開口面と
同一又は平行な面に開口し、燃料2次空気の一部を分流
して噴射するサイドエアノズルを設置したプラスチック
細片の燃焼バーナを提供するものである。
【0030】すなわち、同第7の手段によれば、前記燃
料2次空気ノズルの側部に、燃料2次空気の一部を分流
して噴射するサイドエアノズルを設け、かつ、同サイド
エアノズルは、ノズル中心線が火炉平断面の中心部に設
定された仮想円に対して接線方向に向くよう設置された
前記燃料2次空気ノズルの開口面と同一又は平行な面
で、かつ同サイドエアノズル中心線が前記仮想円の外側
に向くようその開口面が開口しているので、前記火炉壁
面には前記サイドエアノズルから噴出される燃料2次空
気によるエアカーテンが形成され、前記火炉壁面にプラ
スチック細片の燃料が付着・堆積するのを防止し、同プ
ラスチック細片の燃料を安定して燃焼させるようにした
ものである。
【0031】また、本発明は第8の手段として、前記第
1乃至第7の手段の何れかにおいて、前記燃料供給管に
は、燃料混合気ノズルの接続部上流で周方向に複数の通
気路を設け、同通気路を経て燃料供給管内に空気を供給
可能にしたプラスチック細片の燃焼バーナを提供するも
のである。
【0032】すなわち、同第8の手段によれば、プラス
チック細片燃料と1次空気と混合した燃料混合気を搬送
する燃料供給管には、同燃料供給管と燃料混合気ノズル
の接続部より上流位置で、同燃料供給管の周方向に複数
の通気路を設け、1次空気の一部または別置の送風設備
からの送気等の空気が同燃料供給管内部に供給されるの
で、この通気路から供給される空気によりプラスチック
細片の燃料が同燃料供給管内部に付着・堆積するのを防
止し、同燃料供給管内部における燃料混合気の流速を適
正化してプラスチック細片の燃料を安定して燃焼させる
ようにしたものである。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第1形態について
図1乃至図3に基づいて説明する。図1は本実施の形態
に係るプラスチック細片の燃焼バーナの概要を示し、
(a)は縦断面図、(b)は(a)のA−A矢視図、図
2は図1中の燃料2次空気ノズル部の詳細を示し、
(a)は正面図、(b)は(a)のA−A矢視図、図3
はボイラに対する燃焼バーナの配置と同燃焼バーナから
噴出する噴流の状況を示す説明図である。
【0034】すなわち、本実施の形態において、107
は燃料混合気ノズル本体を示し、同燃料混合気ノズル本
体107は、燃料供給管500の先端部に相当し、本実
施の形態で燃料として採用したフィルム状の廃棄プラス
チック等を紙吹雪状の薄片に細かく裁断して形成したプ
ラスチック薄片を1次空気と混合した燃料混合気125
を案内する。
【0035】前記燃料混合気ノズル本体107の先端に
は、図示省略の適宜の機構により、同燃料混合気ノズル
本体107に対して首振り可能、即ちチルト可能に連結
された燃料混合気ノズル106が配置されている。
【0036】また、前記燃料混合気ノズル106の外周
には、燃料2次空気供給管600の先端で前記燃料混合
気ノズル106を覆って燃料2次空気ノズル104が配
置され、同燃料2次空気ノズル104は、外側の大径の
筒体104aと、その内側に所定間隔離した小径の筒体
104bとを同心状に嵌め合わせて構成され、かつ、前
記小径の筒体104bは前記燃料混合気ノズル106の
外周端部との間に所定の隙間を設け、この隙間によりシ
ールエア噴出口104cを形成している。
【0037】ここで前記燃料2次空気ノズル104の先
端には、いわゆる保炎機構は無く、スワラ130を配置
することで終端を形成しており、同スワラ130は、巻
き込み渦流等が生じない様に旋回角度を設定されている
ため、同燃料2次空気ノズル104を経て供給される燃
料2次空気122bは、この部位に停滞する余裕はな
く、積極的に火炉内に移行して着火点を火炉の内方に形
成する様にした、いわゆる着火点位置調節可能構造とな
っている。
【0038】前記燃料2次空気ノズル104の外側に
は、2次空気供給管700の先端で、同燃料2次空気ノ
ズル104の上下にそれぞれ2次空気ノズル105が配
置され、各2次空気ノズル105は前記燃料2次空気ノ
ズル104と対峙する内側のノズル壁部105b及び外
側のノズル壁部105aを有し、このうち内側のノズル
壁部105bには前記燃料2次空気ノズル104の外側
部との間に向けて2次空気122aの一部を供給可能の
通気路105cを設けている。
【0039】なお、本実施の形態においては、この通気
路105cは複数の通孔で形成しているが、これは孔状
に形成されたものに限定されることなく、スリット状に
形成されてもよい。
【0040】また、前記燃料2次空気ノズル104の側
方で、後述する仮想円の外側に当たる方向には、同燃料
2次空気ノズル104と並び、かつこれと共に2次空気
ノズル105により上下から挟まれた位置にサイドエア
噴出口131aを配してサイドエアノズル131が設け
られ、同サイドエアノズル131その上流を燃料2次空
気供給管600に接続し、燃料2次空気122bの一部
を分流してサイドエア122dとして火炉内に供給する
様に構成されている。
【0041】そして前記燃料混合気ノズル106、燃料
2次空気ノズル104、サイドエアノズル131及び2
次空気ノズル105は同一平面に開口し、この開口面は
火炉平断面の中心部に設定した仮想円に対して平面投影
で前記燃料混合気ノズル106の中心線と開口面が接線
方向に向く様に設置されている。
【0042】そしてまた、前記燃料供給管500内を搬
送されて前記燃料混合気ノズル106に至る燃料混合気
125の管内流速は、1次空気の流速調整等により好ま
しくは15〜30m/sに調整すると共に、同燃料混合
気ノズル106からの噴射流速はノズルの絞り調整等に
より25〜40m/sとし、また、同燃料供給管500
の1次空気及び燃料2次空気供給管600の燃料2次空
気122bとしてはコールドエアが、2次空気供給管7
00の2次空気122aとしてはホットエアが用いられ
ている。
【0043】前記の様に構成された本実施の形態におい
て、プラスチック薄片を1次空気と混合した燃料混合気
125は、燃料混合気ノズル106から噴射され、燃料
2次空気ノズル104を構成する内側の筒体104aに
も案内されて、同燃料2次空気ノズル104からスワラ
130を経て噴射される燃料2次空気122bと共に火
炉内に噴射されて燃焼が行われる。
【0044】このとき燃料供給管500を流れる1次空
気、燃料2次空気供給管600を流れる燃料2次空気1
22bは、共にコールド空気を採用しているので、燃料
混合気125は冷却され、同燃料混合気125中に混入
されているプラスチック薄片の燃料は溶融を抑制されて
いる。
【0045】しかも前記燃料混合気125は、微粉炭燃
料を使用する通常のバーナにおける燃料流速に比べ、十
分に高速の15〜30m/sの流速で燃料供給管500
を流れ、次いで燃料混合気ノズル106により絞られて
25〜40m/sの高速で火炉に向けて噴射されるの
で、この流れの過程でプラスチック薄片が途中に付着
し、堆積されることもなく、円滑な搬送、供給が行われ
る。
【0046】そして前記燃料2次空気122bの一部が
燃料混合気ノズル106と燃料2次空気ノズル104と
の隙間からシールエア122cとして供給されているの
で、このシールエア122cにより前記プラスチック薄
片の燃料は、燃料2次空気ノズル104の内側の筒体1
04bに付着するのを防止され、かつ、火炉内に向けて
吹き飛ばされる様に案内される。
【0047】このとき、燃料混合気ノズル106、燃料
2次空気ノズル104の先端には保炎構造等は採用され
ておらず、巻き込み渦等が生じない様に旋回角度を適切
に設定されたスワラ130が設置されて、着火点位置調
節可能構造となっているので、着火は燃料2次空気ノズ
ル104の先端より火炉の内方へ移行した位置で発生す
る。
【0048】また、燃料2次空気ノズル104の上下に
配置された2次空気ノズル105から供給される2次空
気122aは、その一部が同2次空気ノズル105に設
けた通気路105cを経て同2次空気ノズル105と燃
料2次空気ノズル104の間に供給されるので、プラス
チック薄片の燃料はこの位置で巻き込み等の生じること
が防止され、ノズル出口近辺でのプラスチック薄片の付
着、堆積の心配がなくなる。
【0049】更に前記燃料2次空気ノズル104は、そ
の側方に配置して設けたサイドエアノズル131を経
て、前記燃料2次空気122bの一部が分離したサイド
エア122dが供給されるので、火炉の壁面との間にエ
アカーテンが形成され、同火炉の壁面に対するプラスチ
ック薄片の付着、堆積の心配がなくなる。
【0050】これを図3を用いて補足すると、火炉40
0のコーナ部に配置されたノズル401は、中心位置に
設定した仮想円又はファイヤーボール402の接線方向
を向いて開口している。
【0051】すなわち、平面投影で見たノズル401の
中心線403は、火炉400の中心から前記仮想円の接
線方向に外れ、ノズル401を設置した壁面側に向いて
開口している。
【0052】図3は概念的な表示であるために明示され
ていないが、ノズル401は前記サイドエアノズル13
1を含んでおり、同サイドエアノズル131も他のノズ
ルの開口と共に火炉400の炉壁側に向いて開口してい
るので、同炉壁との間にサイドエア122dが供給さ
れ、火炎は区画線404、405で表示する様に形成さ
れ、炉壁側に向けてプラスチック薄片が供給されること
もなく、これの付着、堆積の心配がなくなるものであ
る。
【0053】以上の様に本実施の形態によれば、フィル
ム状の廃棄プラスチック等を紙吹雪状の薄片に細かく裁
断して形成したプラスチック薄片を燃料として採用して
も、同プラスチック薄片の燃料は、燃料混合気ノズル1
06から噴射されるに先立って燃料供給管500の内壁
に付着して堆積する心配はなく、火炉内に噴射された後
にはある程度の距離を置いて安定な火炎が形成されるの
で、着火がノズル出口に近すぎて同ノズル出口でプラス
チック薄片が溶融して付着、堆積する心配もない。
【0054】また、火炉内で火炎から離脱したプラスチ
ック薄片が炉壁近傍に漂い、ノズル相互の間隙、又は火
炉壁等に付着し、固着して堆積する心配もなく、安定的
な燃焼を維持することができるものである。
【0055】なお、本実施の形態では、燃料としてフィ
ルム状の廃棄プラスチック薄片を用いることにより、産
業廃棄物の処理にも大いに貢献することになるが、この
燃料は、廃棄プラスチックに限定されず、未使用のフィ
ルム状のプラスチックを薄片化してもよく、また、プラ
スチックはフィルム状のもののみに限定されることな
く、固形状のプラスチックを細かく裁断して混合した、
いわゆるプラスチック細片を採用してもよいことは勿論
である。
【0056】次に本発明の実施の第2形態について、図
4に基づいて説明する。図4は、本実施の形態に係るプ
ラスチック細片の燃焼バーナの概要を示し、(a)は縦
断面図、(b)は(a)のA−A矢視図である。
【0057】なお、本実施の形態は、前記実施の第1形
態に比べ、燃料混合気ノズル及び燃料供給管(燃料混合
気ノズル本体107)の一部に水冷構造を採用する様に
工夫を加えたものであり、その余の構成等については前
記実施の第1形態のものと同一であるので、同実施の第
1形態と同一部位については図面中に同一の符号を付し
て示し、重複する説明は極力省略して、本実施の形態に
特有の点を重点的に説明する。
【0058】すなわち、本実施の形態において、206
は燃料混合気ノズルで、同燃料混合気ノズル206は内
部を中空状に構成されており、冷却水連通入口206a
と冷却水連通出口206bを設けている。
【0059】また、燃料供給管500の先端側に当たる
燃料混合気ノズル本体207は、その外周部を周方向半
割れ状の冷却水入口管208aと冷却水出口管208b
で覆われ、同冷却水入口管208aは図示省略の冷却水
源に連なる冷却水入口207aと前記冷却水連通入口2
06aに連通し、また、冷却水出口管208bは図示省
略の冷却水回収部に連なる冷却水出口207bと前記冷
却水連通出口206bへ連通して構成されている。
【0060】従って本実施の形態によれば、冷却水入口
207aから冷却水入口管208aに供給される冷却水
により燃料混合気ノズル本体207を冷却し、さらにこ
の冷却水を冷却水連通入口206aを介して燃料混合気
ノズル206に供給して同燃料混合気ノズル206を冷
却し、しかる後この冷却水は冷却水連通出口206b、
冷却水出口管208bを経て冷却水出口207bから回
収される。
【0061】この様にして燃料混合気ノズル本体207
及び燃料混合気ノズル206は冷却されることにより、
燃料混合気ノズル206から噴射されるプラスチック薄
片の燃料は冷却されて通路での溶融が防止され、周辺に
付着し堆積する心配もなく、安定的な燃焼を維持するこ
とができるものである。
【0062】なお、この場合、燃料2次空気ノズル10
4、及びサイドエアノズル131へ供給される燃料2次
空気122bは、コールドエアからホットエアに変えて
使用することにより、燃焼効率を向上させることも出来
る。
【0063】また、本実施の形態においては、前記実施
の第1形態における燃料混合気ノズル106を水冷式の
燃料混合気ノズル206に変え、且つ燃料混合気ノズル
本体207の周囲に冷却水入口管208a及び冷却水出
口管208bを設置した点が同実施の第1形態との主た
る変更点であるが、前記冷却水入口管208a及び冷却
水出口管208bを設置せず、前記燃料混合気ノズル1
06を水冷式の燃料混合気ノズル206に変えるだけで
もよい。
【0064】この様に、燃料混合気ノズル206として
水冷構造を採用すれば、同燃料混合気ノズル206と燃
料2次空気ノズル104との間に隙間を形成することな
く、この間を閉塞して、前記実施の第1形態のようなシ
ールエア122cの供給を不要とする構成を採用するこ
とも出来る。
【0065】次に本発明の実施の第3形態について図5
に基づいて説明する。図5は本実施の形態に係るプラス
チック細片の燃焼バーナの要部の概要を示し、(a)は
縦断面図、(b)は(a)のA−A矢視図である。
【0066】なお、本実施の形態は、前記実施の第1形
態、及び第2形態のものに対して燃料供給管500に工
夫を加えたものであり、その余の構成等は変わりないの
で、説明が冗長にならない様に、前記実施の第1形態と
同一部位については図面中に同一の符号を付して示し、
重複する説明は極力省略して、本実施の形態に特有の点
を重点的に説明する。
【0067】すなわち、本実施の形態において、302
は燃料堆積防止流体供給室で、燃料供給管500と燃料
混合気ノズル106の接続部上流で燃料供給管500を
囲んで配置され、その上流に燃料堆積防止流体供給ライ
ン301を接続している。
【0068】そして前記燃料堆積防止流体供給室302
で囲われた部位における燃料供給管500には、全周に
亘って複数の通気路が穿孔され、同燃料供給管500内
に向けて燃料堆積防止流体303が供給される構成とな
っている。
【0069】なお、燃料供給管500の燃料混合気ノズ
ル本体107に相当する部位は、火炉に対する燃料の噴
射のために一般に水平状の配置となるが、その上流では
湾曲部を経て垂直状の立ち上がり部分を有し、これらを
含めて燃料混合気ライン119が形成されることになる
が、前記燃料堆積防止流体供給室302は、前記立ち上
がり部位を過ぎて水平状の部位に移った付近に設けるこ
とが適当である。
【0070】そして前記燃料堆積防止流体供給ライン3
01から供給される燃料堆積防止流体303は、結局燃
料混合気125となるので、いわゆる1次空気と同質の
空気が用いられるが、燃料と混合されるに先立って分流
されて途中で増速された1次空気、又は別置きの送風設
備からの送気の何れを採用してもよいが、その流速は1
5〜30m/sとした燃料混合気125の流速に対し
て、1〜3倍程度の流速とすることが望ましい。
【0071】上記の様に構成された本実施の形態によれ
ば、燃料堆積防止流体供給ライン301を経て燃料堆積
防止流体供給室302から燃料供給管500内に供給さ
れる燃料堆積防止流体303により、プラスチック薄片
の燃料は、燃料混合気125の流れに乗って燃料混合気
ノズル106に至り、燃料供給管500の内部管壁に付
着され、堆積する心配もなく、安定的な燃焼を維持する
ことができるものである。
【0072】なお、図示の実施形態では、燃料堆積防止
流体供給室302から燃料供給管500内に連通する通
気路は、燃料供給管500内の燃料混合気125の流れ
に直交方向に穿孔されたものとして示されているが、こ
れは直交流に限定されるものではなく、通気路の開口方
向を変え、流れ方向に傾けた傾斜流であってもよいこと
は勿論である。
【0073】以上、本発明を図示の実施の形態について
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
【0074】
【発明の効果】以上、本出願の請求項1に記載の発明に
よれば、プラスチック細片を燃料とし、これを1次空気
と混合した燃料混合気を搬送する燃料供給管と、同燃料
供給管の外周を覆って設けられ、燃料2次空気を供給す
る燃料2次空気供給管と、同燃料2次空気供給管の外側
に配置され、2次空気を供給する2次空気供給管と、前
記燃料供給管の先端にチルト可能に設けられ、前記燃料
混合気を絞って火炉内に噴射する燃料混合気ノズルと、
前記燃料2次空気供給管の先端で前記燃料混合気ノズル
を覆って配置され、前記燃料2次空気を絞って火炉内に
噴射する燃料2次空気ノズルと、前記2次空気供給管の
先端に設けられ、前記2次空気を絞って火炉内に噴射す
る2次空気ノズルとを有し、前記燃料2次空気ノズル
は、大小2個の筒体を所定間隔離して同心状に嵌め合わ
せて形成し、内側の筒体は前記燃料混合気ノズルの外周
端部との間に所定の隙間を有して同心状に嵌め合わせて
配置し、同隙間を経て前記燃料2次空気の一部を流通可
能にしてプラスチック細片の燃焼バーナを構成している
ので、燃料2次空気供給管から前記隙間を経て供給され
る前記燃料2次空気の一部は、同隙間を形成する燃料2
次空気ノズルの内側の筒体に沿って流れ、燃料混合気ノ
ズルから噴射する燃料混合気との間にいわゆるシールエ
アの層を形成し、燃料混合気中のプラスチック細片が燃
料2次空気ノズルに付着し、堆積するのを防止して、同
プラスチック細片の燃料を安定して燃焼させることがで
き、燃料資源の節減を図ることに加え、廃棄物処理にも
寄与する好適なプラスチック細片の燃焼バーナを得るこ
とができたものである。
【0075】また、請求項2に記載の発明によれば、前
記請求項1に記載の発明において、前記1次空気と燃料
2次空気はコールド空気としてプラスチック細片の燃焼
バーナを構成しているので、前記1次空気、及び燃料2
次空気の両者により、燃料混合気中のプラスチック細片
が昇温するのを抑えられ、燃料供給管、燃料混合気ノズ
ル、及び燃料2次空気ノズル等に対するプラスチック細
片燃料の付着、堆積が防止され、同プラスチック細片の
燃料を安定して燃焼させることができ、燃料資源の節減
を図ることに加え、廃棄物処理にも寄与する好適なプラ
スチック細片の燃焼バーナを得ることができたものであ
る。
【0076】また、請求項3に記載の発明によれば、前
記請求項1又は2に記載の発明において、前記燃料2次
空気ノズルを形成する内側の筒体は、前記燃料混合気ノ
ズルの外周端部との間に所定の隙間を形成することに代
えて、同内側の筒体の内部に冷却水を循環する水冷構造
を採用し、前記燃料混合気ノズルの外周端部との間の隙
間を閉塞して配設してプラスチック細片の燃焼バーナを
構成しているので、前記燃料混合気ノズルの水冷構造に
より、燃料混合気ノズルを形成する内側の筒体は確実に
冷却され、この部位に接近する燃料混合気中のプラスチ
ック細片燃料を冷却し、同プラスチック細片燃料が溶融
して付着・堆積するのを防止し、同プラスチック細片の
燃料を安定して燃焼させることができ、燃料資源の節減
を図ることに加え、廃棄物処理にも寄与する好適なプラ
スチック細片の燃焼バーナを得ることができたものであ
る。
【0077】また、請求項4に記載の発明によれば、前
記請求項1又は2に記載の発明において、前記燃料2次
空気ノズルを形成する内側の筒体と、これに隣接する前
記燃料供給管の一部を、それぞれの内部に冷却水を循環
する水冷構造を採用して形成したプラスチック細片の燃
焼バーナを構成しているので、前記燃料2次空気ノズル
と燃料供給管の一部との水冷構造により、燃料2次空気
ノズル及び燃料供給管は確実に冷却され、この部位に接
近する燃料混合気中のプラスチック細片燃料を冷却し、
同プラスチック細片燃料が溶融して付着・堆積するのを
防止し、同プラスチック細片の燃料を安定して燃焼させ
ることができ、燃料資源の節減を図ることに加え、廃棄
物処理にも寄与する好適なプラスチック細片の燃焼バー
ナを得ることができたものである。
【0078】また、請求項5に記載の発明によれば、前
記請求項1乃至4の何れかに記載の発明において、前記
燃料2次空気ノズルは、その先端部を、着火点位置調節
可能構造に形成したプラスチック細片の燃焼バーナを構
成しているので、同着火点位置調節可能構造で着火点の
位置が火炉の内方へ移行する様に調節することにより、
燃料2次空気ノズル先端近傍における温度上昇が抑制さ
れ、プラスチック細片の燃料が溶融して近辺に付着・堆
積するのを防止し、同プラスチック細片の燃料を安定し
て燃焼させることができ、燃料資源の節減を図ることに
加え、廃棄物処理にも寄与する好適なプラスチック細片
の燃焼バーナを得ることができたものである。
【0079】また、請求項6に記載の発明によれば、前
記請求項1乃至5の何れかに記載の発明において、前記
2次空気ノズルは、前記燃料2次空気ノズルを挟んでそ
の上下に配置され、同燃料2次空気ノズルに対峙する側
のノズル壁部に、同燃料2次空気ノズルとの間に2次空
気の一部を供給可能の通路を形成したプラスチック細片
の燃焼バーナを構成しているので、同通路を経て供給さ
れる2次空気の一部により、2次空気ノズルと燃料2次
空気ノズルとの間にまき込まれるプラスチック細片の燃
料を吹き飛ばし、この部位にプラスチック細片の燃料が
付着・堆積するのを防止し、同プラスチック細片の燃料
を安定して燃焼させることができ、燃料資源の節減を図
ることに加え、廃棄物処理にも寄与する好適なプラスチ
ック細片の燃焼バーナを得ることができたものである。
【0080】また、請求項7に記載の発明によれば、前
記請求項1乃至6の何れかに記載の発明において、前記
各ノズルは、火炉平断面の中心部に設定した仮想円に対
して平面投影で同ノズルの中心線と開口面が接線方向に
向くよう設置すると共に、前記燃料2次空気ノズルの前
記仮想円の外側に当たる側部には、同燃料2次空気ノズ
ルの開口面と同一又は平行な面に開口し、燃料2次空気
の一部を分流して噴射するサイドエアノズルを設置して
プラスチック細片の燃焼バーナを構成しているので、前
記火炉壁面には前記サイドエアノズルから噴出される燃
料2次空気によるエアカーテンが形成され、前記火炉壁
面にプラスチック細片の燃料が付着・堆積するのを防止
し、同プラスチック細片の燃料を安定して燃焼させるこ
とができ、燃料資源の節減を図ることに加え、廃棄物処
理にも寄与する好適なプラスチック細片の燃焼バーナを
得ることができたものである。
【0081】また、請求項8に記載の発明によれば、前
記請求項1乃至7の何れかに記載の発明において、前記
燃料供給管には、燃料混合気ノズルの接続部上流で周方
向に複数の通気路を設け、同通気路を経て燃料供給管内
に空気を供給可能にしてプラスチック細片の燃焼バーナ
を構成しているので、前記複数の通気路から供給される
空気によりプラスチック細片の燃料が同燃料供給管内部
に付着・堆積するのを防止し、同燃料供給管内部におけ
る燃料混合気の流速を適正化してプラスチック細片の燃
料を安定して燃焼させることができ、燃料資源の節減を
図ることに加え、廃棄物処理にも寄与する好適なプラス
チック細片の燃焼バーナを得ることができたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係るプラスチック細
片の燃焼バーナの概要を示し、(a)は縦断面図、
(b)は(a)のA−A矢視図である。
【図2】図1中の燃料2次空気ノズル部の詳細を示し、
(a)は正面図、(b)は(a)のA−A矢視図であ
る。
【図3】ボイラに対する燃焼バーナの配置と同燃焼バー
ナから噴出する噴流の状況を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の第2形態に係るプラスチック細
片の燃焼バーナの概要を示し、(a)は縦断面図、
(b)は(a)のA−A矢視図である。
【図5】本発明の実施の第3形態に係るプラスチック細
片の燃焼バーナの要部の概要を示し、(a)は縦断面
図、(b)は(a)のA−A矢視図である。
【図6】従来の微粉炭焚きボイラの全貌を示す概念図で
ある。
【図7】従来の微粉炭焚きボイラにおけるバーナの概要
を示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)のA−A矢
視図である。
【符号の説明】
01 ボイラ本体 02 火炉 03 バーナ風箱 03a 燃料コンパートメント 03b 空気コンパートメント 04 燃料2次空気ノズル 04a 保炎板 05 2次空気ノズル 06 燃料混合気ノズル 06a 保炎板 07 燃料混合気ノズル本体 08 燃料2次空気ダンパ 09 2次空気ダンパ 10 押込送風機 11 誘引通風機 12 空気加熱器 13 過熱蒸気管群 14 燃焼ガスライン 15 燃焼用空気ライン 16 石炭供給ライン 17 1次空気ライン 18 石炭粉砕機 19 混合気ライン 20 火炎 21 燃焼ガス 22 燃焼用空気 22a 燃料2次空気 22b 2次空気 23 石炭 24 1次空気 25 混合気 104 燃料2次空気ノズル 104a 筒体 104b 筒体 104c シールエア噴出口 105 2次空気ノズル 105a ノズル壁部 105b ノズル壁部 105c 通気路 106 燃料混合気ノズル 106a 燃料混合気噴出口 107 燃料混合気ノズル本体 119 燃料混合気ライン 122a 2次空気 122b 燃料2次空気 122c シールエア 122d サイドエア 125 燃料混合気 130 スワラ 131 サイドエアノズル 131a サイドエア噴出口 206 燃料混合気ノズル 206a 冷却水連通入口 206b 冷却水連通出口 207 燃料混合気ノズル本体 207a 冷却水入口 207b 冷却水出口 208a 冷却水入口管 208b 冷却水出口管 301 燃料堆積防止流体供給ライン 302 燃料堆積防止流体供給室 303 燃料堆積防止流体 500 燃料供給管 600 燃料2次空気供給管 700 2次空気供給管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 合庭 淳二 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内 (72)発明者 近河 光雄 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内 (72)発明者 大栗 正治 長崎市深堀町五丁目717番地1 長菱エン ジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3K061 AA24 AB01 AC13 BA06 CA17 FA23 3K065 QB14 QC03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック細片を燃料とし、これを1
    次空気と混合した燃料混合気を搬送する燃料供給管と、
    同燃料供給管の外周を覆って設けられ、燃料2次空気を
    供給する燃料2次空気供給管と、同燃料2次空気供給管
    の外側に配置され、2次空気を供給する2次空気供給管
    と、前記燃料供給管の先端にチルト可能に設けられ、前
    記燃料混合気を絞って火炉内に噴射する燃料混合気ノズ
    ルと、前記燃料2次空気供給管の先端で前記燃料混合気
    ノズルを覆って配置され、前記燃料2次空気を絞って火
    炉内に噴射する燃料2次空気ノズルと、前記2次空気供
    給管の先端に設けられ、前記2次空気を絞って火炉内に
    噴射する2次空気ノズルとを有し、前記燃料2次空気ノ
    ズルは、大小2個の筒体を所定間隔離して同心状に嵌め
    合わせて形成し、内側の筒体は前記燃料混合気ノズルの
    外周端部との間に所定の隙間を有して同心状に嵌め合わ
    せて配置し、同隙間を経て前記燃料2次空気の一部を流
    通可能にしたことを特徴とするプラスチック細片の燃焼
    バーナ。
  2. 【請求項2】 前記1次空気と燃料2次空気はコールド
    空気としたことを特徴とする請求項1に記載のプラスチ
    ック細片の燃焼バーナ。
  3. 【請求項3】 前記燃料2次空気ノズルを形成する内側
    の筒体は、前記燃料混合気ノズルの外周端部との間に所
    定の隙間を形成することに代えて、同内側の筒体の内部
    に冷却水を循環する水冷構造を採用し、前記燃料混合気
    ノズルの外周端部との間の隙間を閉塞して配設したこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載のプラスチック細片
    の燃焼バーナ。
  4. 【請求項4】 前記燃料2次空気ノズルを形成する内側
    の筒体と、これに隣接する前記燃料供給管の一部を、そ
    れぞれの内部に冷却水を循環する水冷構造を採用して形
    成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のプラス
    チック細片の燃焼バーナ。
  5. 【請求項5】 前記燃料2次空気ノズルは、その先端部
    を、着火点位置調節可能構造に形成したことを特徴とす
    る請求項1乃至4の何れかに記載のプラスチック細片の
    燃焼バーナ。
  6. 【請求項6】 前記2次空気ノズルは、前記燃料2次空
    気ノズルを挟んでその上下に配置され、同燃料2次空気
    ノズルに対峙する側のノズル壁部に、同燃料2次空気ノ
    ズルとの間に2次空気の一部を供給可能の通路を形成し
    たことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のプ
    ラスチック細片の燃焼バーナ。
  7. 【請求項7】 前記各ノズルは、火炉平断面の中心部に
    設定した仮想円に対して平面投影で同ノズルの中心線と
    開口面が接線方向に向くよう設置すると共に、前記燃料
    2次空気ノズルの前記仮想円の外側に当たる側部には、
    同燃料2次空気ノズルの開口面と同一又は平行な面に開
    口し、燃料2次空気の一部を分流して噴射するサイドエ
    アノズルを設置したことを特徴とする請求項1乃至6の
    何れかに記載のプラスチック細片の燃焼バーナ。
  8. 【請求項8】 前記燃料供給管には、燃料混合気ノズル
    の接続部上流で周方向に複数の通気路を設け、同通気路
    を経て燃料供給管内に空気を供給可能にしたことを特徴
    とする請求項1乃至7の何れかに記載のプラスチック細
    片の燃焼バーナ。
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