JP2003205403A - 回転軸主軸台 - Google Patents

回転軸主軸台

Info

Publication number
JP2003205403A
JP2003205403A JP2002002050A JP2002002050A JP2003205403A JP 2003205403 A JP2003205403 A JP 2003205403A JP 2002002050 A JP2002002050 A JP 2002002050A JP 2002002050 A JP2002002050 A JP 2002002050A JP 2003205403 A JP2003205403 A JP 2003205403A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ram
headstock
spindle
rotary
main shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002002050A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Makiuchi
明 牧内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP2002002050A priority Critical patent/JP2003205403A/ja
Publication of JP2003205403A publication Critical patent/JP2003205403A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Turning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 主軸が軸動する回転軸主軸台では、工作物の
加工精度及び主軸の位置決め精度が低下したり、装置が
大型化したり、コストが高いなどの課題があった。 【解決手段】 回転軸主軸台の主軸台本体21は工作機
械のテーブル上に固定されている。主軸台本体21に
は、回転主軸23の軸線方向に摺動するラム24が備え
られている。ラム24には、回転主軸23が内蔵される
とともに、その後端に減速機30及びモータ32が一体
的に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研削盤や旋盤など
において回転工作物を支持する回転軸主軸台に関し、特
に回転主軸を軸方向に摺動させる機能を備えた回転軸主
軸台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工作物支持装置において工作物を支持す
るために、工作物の一端もしくは両端に配置された主軸
を軸動させる技術は公知である。その中でも工具に対す
る工作物位置を微調整できるものとしては、例えば以下
の二つの従来技術がある。
【0003】第一の従来技術は、主軸台本体を主軸の軸
線方向に移動させる形式のものである。この装置では、
テーブル上にパイロットバーを設け、このパイロットバ
ー上で、主軸の軸線方向に摺動可能に主軸台本体を取り
付けている。
【0004】また、第二の従来技術は、主軸台本体に主
軸の軸線方向に移動可能なラムを取り付ける形式のもの
で、ラム内部に主軸と主軸を駆動するビルトインモータ
とを一体的に構成している。この装置では、ラムを主軸
台本体内で主軸の軸線方向に摺動させることにより、ラ
ム、ビルトインモータ及び主軸が一体的に摺動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】第一の従来技術では、
装置の小型化の観点からパイロットバーの径をあまり大
きくできない。このため、主軸台本体は十分な剛性でテ
ーブルに支持されず、結果として工作物の加工精度が低
下してしまう。また、パイロットバーの案内面へ切粉等
が付着するため、工作物の加工精度は更に低下する。ま
た、主軸台本体自体を摺動させるため、そのための駆動
装置が大型となりコスト高になってしまう。
【0006】第二の従来技術では、ビルトインモータは
減速機構を介在させず主軸を駆動する。従って、主軸に
十分なトルクを出すためには、大出力モータが必要にな
り、コスト高になる。また、高出力で発熱量の多いこの
モータが直接ラムについているため、モータの発熱によ
るラムの熱変位によって、ラムの位置決め精度、即ち、
ラムに一体的な主軸の位置決め精度が低下する。
【0007】従って、本発明の目的は、工作物の加工精
度及び主軸の位置決め精度を高精度に維持し、かつ、低
コストの回転軸主軸台を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
回転軸主軸台は、工作機械のテーブル上に固定され、先
端で工作物を支持する回転主軸を備えた主軸台本体と、
この主軸台本体に前記回転主軸の回転軸線方向に摺動可
能に設けられたラムと、このラムを摺動させる駆動機構
と、を備えた回転軸主軸台において、前記ラムは前記回
転主軸を回転可能に内蔵し、前記回転主軸は後端で減速
機構を介してモータに接続され、これら減速機構及びモ
ータは前記ラムに一体的に取り付けられていることを特
徴とする。
【0009】また、本発明の請求項2に係る回転軸主軸
台は、請求項1において、前記駆動機構は、前記ラムに
一体的に取り付けられたナットと、このナットに螺合し
た送りネジと、この送りネジを回転するサーボモータと
から構成されることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施例に
基づいて説明する。
【0011】図1は研削盤を示した構成図である。10
は研削盤のベッドで、このベッド10上には工作物テー
ブル11がZ軸方向に摺動可能に設置されている。ベッ
ド10の後方には砥石台12が配置され、この砥石台1
2はZ軸に対して垂直な砥石台送り軸(X軸)に沿って
進退可能に案内されている。砥石台12には、Z軸に平
行な軸線まわりに回転可能な砥石13が装着され、工作
物40を加工可能としている。
【0012】工作物テーブル11上の左端には主軸台2
0が配設されている。主軸台20には回転主軸(以下、
単に主軸という)23が内蔵され、この主軸23の軸線
は工作物テーブル11の移動方向(Z軸)と平行とされ
ている。主軸23の先端には工作物保持のためのセンタ
22が嵌着されている。
【0013】また、工作物テーブル11上の右端には心
押台15が配設されている。心押台15には主軸23と
同心的に心押軸16が内蔵され、この心押軸16の先端
にはセンタ17が嵌着されている。
【0014】両センタ17、22は、工作物40の両端
面に開口されたセンタ穴41に嵌合し、工作物40を挟
持する。なお、センタ22に代えて、主軸23の先端に
工作物40の一端を把持するチャックを取付けてもよ
い。
【0015】図2乃至図4に基づき主軸台20について
説明する。なお、図2は図1のA矢視図、図3は図2の
B−B断面矢視図、図4は図3のC−C断面矢視図であ
る。
【0016】図3に示すように、主軸台本体21は、工
作物テーブル11の上に固定され、この主軸台本体21
には主軸23と同心の丸穴が形成されている。主軸台本
体21の丸穴には中空円筒状のラム24が嵌合し、工作
物テーブル11の移動方向Zと平行に摺動できるよう案
内支持されている。なお、ラム24と主軸台本体21と
の間には、スクレーパ26が主軸台本体21の両端付近
に取付けられ、切粉などの進入や潤滑油の流出を防ぐと
ともに、その対向面には、図略の油溝が両端に設けられ
たスクレーパ26の間で複数設けられ、ラム24及び主
軸台本体21を潤滑している。
【0017】ラム24内部には、軸受25を介して主軸
23が回転可能に支持されている。ここでも塵埃の進入
と潤滑油の流出を防ぐためラム24の端面付近で図略の
シールがされ、内部には油溝が複数設けられている。こ
のように支持された主軸23の先端には工作物40を保
持するためのセンタ22が嵌着されている。また、主軸
23の先端には、動力を効率よく工作物40に伝えるた
めのケレー回し(図略)を固定した面板27がネジ止め
されている。
【0018】図2及び図3に示すように、ラム24のZ
軸方向後端には減速機30が一体的に取付けられてい
る。ここで、減速機30と主軸台本体21の後端面との
間には十分な距離(ラム24の前進端において減速機3
0と主軸台本体21とが干渉しない程度)が確保されて
いる。減速機30内では、主軸23に固定した被動歯車
31aが、小径及び大径の中間歯車31b、31cを介
して駆動歯車31dと連結され、減速機構を構成してい
る。中間歯車31b、31cは図では略されているが、
バックラッシを低減させるため歯車31a、31dそれ
ぞれに対して歯車2枚で噛み合っている。
【0019】図3に示すように、減速機30には主軸2
3の動力源であるモータ32が一体的に取付けられてい
る。モータ32から入力された動力は、図略のカップリ
ングを介して駆動歯車31dを回転させる。駆動歯車3
1dの回転運動は、中間歯車31c、31bを介して減
速され、被動歯車31aと結合している主軸23を回転
させる。
【0020】図4に基づき、主軸台20における主軸2
3の送り機構を説明する。アーム38は、ラム24より
X軸方向手前に伸びるよう、ラム24と一体的に取付け
られている。このアーム38にはボールネジナット35
が一体的に取付けられ、またアーム38の先端には回り
止め39が取付けられている。ボールネジ36は工作物
テーブル11の移動方向Zと平行に図略の軸受を介して
回転可能に取付けられ、ボールネジナット35と螺合し
ている。またボールネジ36にはサーボモータ37が取
付けられている。
【0021】ここで、サーボモータ37を駆動するとラ
ム24が主軸23の軸線方向に摺動する。サーボモータ
37の回転角度を制御することにより、ボールネジナッ
ト35及びボールネジナット35と一体的に取付けられ
ているアーム38、ラム24、主軸23を介して、セン
タ22の位置決めを正確に行うことができる。このと
き、減速機30及びモータ32は、ラム24とともに主
軸23の軸線方向に移動する。
【0022】以上のような構成の研削盤における工作物
の搬入、加工、搬出の一連の動作を、主軸台の動作を中
心に説明する。まず搬入時は、工作物40が図略の搬入
搬出装置により両センタ22、17の間に位置決めされ
(または図略のテーブル11上の仮受台にセットされ)
ると、主軸台20のラム24と図略の心押台15のラム
が互いに接近し、工作物40を挟持する。その際、図略
のCNC装置の制御指令により、サーボモータ37が回
転し、これと共に図略のカップリングを介してボールネ
ジ36が回転される。ボールネジ36の回転により、主
軸台本体21内でボールネジナット35、アーム38お
よびラム24が主軸23の軸線方向に移動(前進)す
る。主軸台20のセンタ22が所定の基準位置まで移動
すると、ラム24は停止する。続いて、CNC装置の指
令により、図略の心押台15のラムが、両センタ22,
17が工作物40のセンタ穴41に嵌合するまで移動
(前進)する。両センタに工作物40が把持されると、
搬入搬出装置は後退する。
【0023】加工時は、CNC装置の指令によりモータ
32が回転し、その回転動力が歯車31a〜31dを介
して主軸23を駆動させる。この時、主軸23の先端に
固着された面板27が回転され、この面板27に設けら
れた図略のケレー回しを介して主軸23の回転が工作物
40に伝達される。そして、CNC装置は、砥石13を
回転制御するとともに、工作物テーブル11および砥石
台12の送りを同期制御することによって、両センタ2
2,17に挟持された工作物40の各加工箇所をコンタ
リング研削する。この時、段つき工作物40の段部の端
面研削も行われる。
【0024】研削加工が完了すると、図略のCNC装置
は、砥石台12および工作物テーブル11を原位置に復
帰させ、その後モータ32を停止させて工作物40の回
転を停止させる。そして、図略の搬入搬出装置が工作物
40を把持し、図略の心押台15のラムと主軸台20の
ラム24をそれぞれ離反する。この時、CNC装置の指
令によりサーボモータ37が回転し、ボールネジナット
35を移動(後退)させ、センタ22を工作物40のセ
ンタ穴41から外す。主軸23および心押軸16が共に
原位置に復帰した後、工作物搬入搬出装置は工作物40
を機外に搬出する。
【0025】
【発明の効果】上述したように、請求項1の発明では、
主軸台本体は工作物テーブルに固定されるので、その支
持剛性が高い。従って、工作物の加工精度が低下するこ
とはない。
【0026】また、請求項1の発明では、モータと主軸
とを減速機構を介して接続した。従って、モータを安く
て小さいものにすることが可能となる。
【0027】また、請求項1の発明では、主軸とともに
移動するラムは、主軸の動力源であるモータと離れた位
置にある。従って、モータの発熱によるラムの熱変位は
なく、ラムの位置決め、すなわち主軸の位置決めが高精
度に行われる。
【0028】請求項2の発明では、ラムの送り機構とし
てサーボモータ及びボールネジを用いている。従って、
ラムの高精度な位置決めができ、例えば工作物の段部端
面の加工精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態に係わる研削盤の概略平
面図である。
【図2】図1における主軸台のA矢視図図である。
【図3】図3のB−B断面矢視図である。
【図4】図3のC−C断面矢視図である。
【符号の説明】
10 ベッド 11 工作物テーブル 12 砥石台 13 砥石 15 心押台 16 心押軸 17 センタ 20 主軸台 21 主軸台本体 22 センタ 23 回転主軸(主軸) 24 ラム 25 軸受 26 スクレーパ 27 面板 30 減速機 31 歯車 32 モータ 35 ボールネジナット 36 ボールネジ 37 サーボモータ 38 アーム 39 回り止め 40 工作物 41 センタ穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械のテーブル上に固定され、先端で
    工作物を支持する回転主軸を備えた主軸台本体と、 この主軸台本体に前記回転主軸の回転軸線方向に摺動可
    能に設けられたラムと、 このラムを摺動させる駆動機構と、を備えた回転軸主軸
    台において、 前記ラムは前記回転主軸を回転可能に内蔵し、 前記回転主軸は後端で減速機構を介してモータに接続さ
    れ、 これら減速機構及びモータは前記ラムに一体的に取り付
    けられていることを特徴とする回転軸主軸台。
  2. 【請求項2】前記駆動機構は、前記ラムに一体的に取り
    付けられたナットと、このナットに螺合した送りネジ
    と、この送りネジを回転するサーボモータとから構成さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の回転軸主軸台。
JP2002002050A 2002-01-09 2002-01-09 回転軸主軸台 Pending JP2003205403A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002002050A JP2003205403A (ja) 2002-01-09 2002-01-09 回転軸主軸台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002002050A JP2003205403A (ja) 2002-01-09 2002-01-09 回転軸主軸台

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003205403A true JP2003205403A (ja) 2003-07-22

Family

ID=27642014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002002050A Pending JP2003205403A (ja) 2002-01-09 2002-01-09 回転軸主軸台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003205403A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115284087A (zh) * 2022-05-23 2022-11-04 东阳市联宜机电有限公司 齿轮轴用外圆磨方法及驱动装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115284087A (zh) * 2022-05-23 2022-11-04 东阳市联宜机电有限公司 齿轮轴用外圆磨方法及驱动装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8146464B2 (en) Machine tool and workpiece inner surface machining method using the machine tool
US9162289B2 (en) Machine tool apparatus and method
CN201102093Y (zh) 一种三轴数控回转台铣床
CN110508832B (zh) 多刀高效同步动平衡车削加工机床及加工方法
CN108393696A (zh) 一种多轴车铣复合数控机床
CN110605582A (zh) 一种双主轴的车铣复合机床
CN112775669A (zh) 一种超精密车铣复合数控机床
KR20180090297A (ko) 기어를 창성하거나 기계가공하기 위한 방법, 및 이를 위하여 설계된 기어 커팅 머신
JP2014034073A (ja) 複合工作機械
JP3406406B2 (ja) レーザ、ドリルタップ複合加工機
JP4256098B2 (ja) 2主軸対向旋盤
CN213196472U (zh) 一种卧式复合磨床
JP2526162B2 (ja) 複合加工工作機械
JP2003205403A (ja) 回転軸主軸台
CN112453916A (zh) 一种车、铣、磨复合加工机床
JPH05154701A (ja) 2主軸nc旋盤
JPH1015703A (ja) 多機能旋盤
JP4393477B2 (ja) 両面加工旋盤
JP5121361B2 (ja) 中空ワークの内面加工装置
JP2019076974A (ja) 旋盤用工具ホルダ及びこの工具ホルダを備えた旋盤
CN216882986U (zh) 加工弧面凸轮专用的分度机构及机床
JP2002011601A (ja) 旋 盤
CN218015893U (zh) 一种环件加工用双主轴极坐标钻床
US20230286057A1 (en) Combined working machine
WO2023175981A1 (ja) 工作物交換装置を備えた工作機械及び加工システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040401

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060801

A02 Decision of refusal

Effective date: 20061219

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02