JP2003205277A - 製品の処理方法および処理装置 - Google Patents

製品の処理方法および処理装置

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JP2003205277A
JP2003205277A JP2002007838A JP2002007838A JP2003205277A JP 2003205277 A JP2003205277 A JP 2003205277A JP 2002007838 A JP2002007838 A JP 2002007838A JP 2002007838 A JP2002007838 A JP 2002007838A JP 2003205277 A JP2003205277 A JP 2003205277A
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solder
fluorine
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Toru Negishi
徹 根岸
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Sony Corp
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    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/82Recycling of waste of electrical or electronic equipment [WEEE]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電化製品などの製品を、短時間で簡便に分解
処理可能で、かつ、分解されたのち回収された部材を広
い分野で再利用することができ、リサイクル率を向上さ
せることが可能な製品の処理方法および処理装置を提供
する。 【解決手段】 部品をはんだでプリント配線板に融着し
たプリント基板が樹脂製部材に装着されている、携帯電
話、トランジスタラジオ、携帯情報端末、携帯型電子ゲ
ーム機、ノート型パーソナルコンピュータ等の製品を被
処理物として浸漬槽中のフッ素系不活性液体に浸漬し
て、被処理物の樹脂製部材の溶融軟化温度以上かつはん
だの溶融温度以下の温度か、または、はんだの溶融温度
以上の温度かにて攪拌機で攪拌し、樹脂製部材のみを溶
融軟化させるか、樹脂製部材およびはんだの両方を溶融
軟化させて、樹脂製部材のみを分離させるか、それに加
えてプリント配線板から部品を分離させ、これらの部材
を網かごで回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話、トラン
ジスタラジオ、携帯情報端末、携帯型電子ゲーム機、ノ
ート型パーソナルコンピュータ等の電化製品、家電製品
などの製品の処理方法、および処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話、トランジスタラジオ、携帯情
報端末、携帯型電子ゲーム機、ノート型パーソナルコン
ピュータ等の電化製品、家電製品(以下、単に製品と称
する)などは、プラスチック、鉄・アルミニウム等の金
属製フレーム類、各種部品が実装されたプリント基板、
および、各種線材等の構成部材ならびに構成材料により
組み立てられている。近年、地球環境への配慮や資源の
有効活用のために、製品のリサイクルへの関心が高まっ
ている。プリント基板と電子部品には高純度の金、銀、
白金、パラジウム等の貴金属が含まれており、これらの
貴金属の重要な資源であるといえる。また、プラスチッ
クをはじめとするその他の構成部材・構成材料も、重要
なリサイクル資源である。
【0003】電化製品の廃棄物をリサイクル等の目的の
ために分解する必要がある場合には、ドライバー等の工
具を用いて例えば作業員が一台ずつ分解する方法が考え
られる。しかし、この方法では時間と労働力がかかり過
ぎ、大量の処理には向かない。そのため、例えば特開平
10−57927号公報には、電化製品を破砕機等の処
理機械により数mm角程度のチップに破砕し、浮力・比重
・磁力等の選別手段により、材料別または部材の種類別
に区分する方法が開示されている。また、例えば特開平
11−34058号公報、特開平11−216455号
公報には、プリント基板から電子部品を取り外す際に、
プリント基板をはんだの融点以上の温度に加熱し、外力
を付加して電子部品を取り外す処理装置、または処理方
法が開示されている。電化製品のプラスチック材からプ
リント基板を分離する方法としては、例えば特開平10
−137734号公報に開示されているような、加熱さ
れた植物性油に電化製品を投入し、プラスチック材を軟
化溶解させて分離する方法が知られている。また、特開
平11−188349号公報には、セラミックスや金属
材や樹脂材とが結合された、分離が難しい廃棄部品を、
芳香族、エチレン系炭化水素、アセチレン系炭化水素等
の薬液に浸漬して分離する処理方法および処理装置が開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような破砕する
方法では、所望の材料または部材を完全に選別すること
は難しい。また、プリント基板および電子部品に含まれ
る貴金属の抽出を主たる目的としている場合にこの破砕
方式を採用したのでは、大掛かりな実施形態となってし
まい、コスト的な不利も生じる。また、上記の文献にお
けるプリント基板からの電子部品の取り外しも、大掛か
りな実施形態となっている。液体に浸漬して分離する方
法においては、液体として植物性油を用いると、分解後
の構成部材に油が付着したままの状態となる。これによ
り、例えばプラスチック材やプリント基板を再利用する
際に油の除去が必要になるなど、利便性が下がり、ま
た、処理時間の短縮を含めたリサイクル率の向上にも悪
影響を及ぼす。さらに、植物性油を用いていることから
電化製品の構成部材ならびに構成材料の性質に変化を生
じさせる可能性がある。これにより、例えばプラスチッ
ク材などは、上記文献に記載されているように人工石と
するなど、回収部材の再利用分野が限られる。プリント
基板ならびに電子部品から貴金属類を回収する際にも、
油との反応による変質が悪影響を及ぼすおそれがある。
芳香族、エチレン系炭化水素、アセチレン系炭化水素等
の薬液を用いる場合には、これらの薬液のうち一般的に
用いられるものが低沸点であるために、特定部品の分離
にしか利用できない。従って、プラスチック材の溶解
や、はんだの融点以上の温度での加熱によるプリント基
板からの電子部品の取り外し等の作業には別工程が必要
であり、利便性およびリサイクル率が低くなる。
【0005】本発明は以上のような問題点を鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、携帯電話、トランジス
タラジオ、携帯情報端末、携帯型電子ゲーム機、ノート
型パーソナルコンピュータ等の製品を、短時間で簡便に
分解処理可能で、かつ、分解されたのち回収された部材
を広い分野で再利用することができ、リサイクル率を向
上させることが可能な製品の処理方法を提供することに
ある。また、本発明の別の目的は、上記のような製品
を、短時間で簡便に分解処理可能で、かつ、分解された
のち回収された部材を広い分野で再利用することがで
き、リサイクル率を向上させることが可能な製品の処理
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の製品の処理方法は、構成部材として、樹脂製
部材と、当該樹脂製部材に装着され、はんだが用いられ
ているプリント基板とを有し、前記構成部材の溶融温度
がそれぞれ異なっている製品を被処理物として処理する
製品の処理方法であって、前記被処理物を、フッ素系不
活性液体中において、温度を異ならせて加熱し、加熱温
度に応じて前記樹脂製部材ならびに前記はんだを溶融軟
化させて分離させることで前記被処理物を分解する。
【0007】本発明の製品の処理方法においては、前記
樹脂製部材は第1の温度で溶融軟化し、前記はんだが用
いられているプリント基板は前記第1の温度よりも高い
第2の温度で溶融する前記被処理物を、前記第1の温度
以上、前記第2の温度以下で加熱し、溶融軟化して分離
した前記樹脂製部材と、前記プリント基板とに分解して
回収し再利用する。
【0008】前記プリント基板は、部品が前記はんだに
より、前記第2の温度よりも高い温度で溶融軟化するプ
リント配線板に融着されることで構成されている製品を
前記被処理物として、溶融軟化して分離した前記樹脂製
部材を回収した後に、前記第2の温度以上、かつ前記部
品の損傷を抑える温度にて前記プリント基板をさらに加
熱し、前記はんだが溶融することにより分離した前記部
品および前記プリント配線板を回収して再利用してもよ
い。
【0009】また、前記樹脂製部材は第1の温度で溶融
軟化し、前記プリント基板は、部品が前記第1の温度よ
りも高い第2の温度で溶融するはんだにより、当該第2
の温度よりも高い温度で溶融軟化するプリント配線板に
融着されることで構成されている前記被処理物を、前記
第2の温度以上、かつ前記部品の損傷を抑える温度にて
加熱し、溶融軟化して分離した前記樹脂製部材と、前記
プリント配線板と、前記部品とに分解して回収し再利用
してもよい。
【0010】本発明の製品の処理方法においては、好適
には、前記被処理物は、前記プリント基板および前記樹
脂製部材を、当該樹脂製部材に埋め込まれている金属製
の補強部材にネジ締めして装着することで構成されてい
る。
【0011】また、使用の際に気化した前記フッ素系不
活性液体を回収し再利用することが、コスト削減、作業
環境や地球環境への配慮等の観点で好ましい。
【0012】上記目的を達成するための本発明の製品の
処理装置は、被処理物として浸漬される、樹脂製部材
と、当該樹脂製部材に装着され、部品がはんだによりプ
リント配線板に融着されることで構成されているプリン
ト基板とを有する製品を加熱するためのフッ素系不活性
液体を蓄えておく浸漬槽と、前記フッ素系不活性液体を
所定の温度に加熱するための加熱手段と、前記被処理物
および前記フッ素系不活性液体を攪拌するための攪拌手
段と、前記所定の温度での攪拌に応じて前記被処理物か
ら分離した前記樹脂製部材、前記部品および前記プリン
ト配線板を、前記浸漬槽から回収するための回収手段と
を有する。
【0013】本発明の製品の処理装置においては、使用
の際に気化した前記フッ素系不活性液体を回収し再利用
するためのガス回収装置をさらに有することが、コスト
削減、作業環境や地球環境への配慮等の観点で好まし
い。
【0014】本発明においては、所定の温度に加熱され
ている浸漬槽中のフッ素系不活性液体の中に、樹脂製部
材と、この樹脂製部材に装着され、部品がはんだにより
プリント配線板に融着されているプリント基板とを有す
る製品が被処理物として投入される。この所定の温度
は、被処理物のうちの樹脂製部材のみが溶融軟化する温
度か、または、樹脂製部材とはんだの両方が溶融・軟化
する温度である。
【0015】被処理物は、この希望の温度に保たれたフ
ッ素系不活性液体とともに、攪拌手段により攪拌され
る。樹脂製部材のみが溶融軟化する温度にて攪拌された
場合には、被処理物は主として溶融軟化した樹脂製部材
とプリント基板とに分解される。樹脂製部材とはんだの
両方が溶融・軟化する温度にて攪拌された場合には、被
処理物は主として溶融軟化した樹脂製部材と、部品と、
プリント配線板とに分解される。分離された樹脂製部
材、部品、およびプリント配線板は、回収手段により浸
漬槽から回収される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参考にして、本
発明の実施の形態を述べる。図1は、本発明に係る製品
の処理方法の一実施形態を示すフローチャートである。
また、図2〜5はその処理方法に係る処理装置の一実施
形態の構成および動作を示す図である。
【0017】図2〜5に示す製品の処理装置1は、浸漬
槽2と、攪拌機4と、ヒーター6と、温度計8と、第1
の網かご10と、ガス回収装置14を有する。浸漬槽2
の内部の収容部2aには、フッ素系不活性液体12が蓄
えられる。このフッ素系不活性液体12を加熱するため
のヒーター6も、一例として、この収容部2aの底部に
設置される。フッ素系不活性液体12の温度を測定する
ための温度計8は、製品の処理の邪魔にならないよう
に、また、ヒーター6の影響を避けてフッ素系不活性液
体12の温度を正確に測定するために、好適には、収容
部2aの底部のヒーター6からなるべく離れた場所に設
置される。
【0018】浸漬槽2の収容部2aには、フッ素系不活
性液体12に投下される被処理物20を受け止め、処理
後に回収するための第1の網かご10が収容される。第
1の網かご10は、本発明の回収手段の一実施態様であ
る。第1の網かご10は、好適には、フッ素系不活性液
体12が浸透し易く、かつ、後述する被処理物20のプ
リント配線板24は通り抜けないが部品23は通り抜け
られる程度の大きさの網目を有するものとする。なお、
本実施形態において、第1の網かご10はその上側のフ
ランジ部を、スペーサー10aを介して浸漬槽2の開口
部に載置することで、浸漬槽2から所定の間隔を空けて
収容されている。
【0019】攪拌機4は、ベース部材4aと、モーター
4bと、シャフト4cと、攪拌翼4dを有する。ベース部
材4aは、モーター4bおよびシャフト4cが設置され
る、攪拌機4の土台となる部材である。本実施形態にお
いては、蓋状のベース部材4aの一方の面にモーター4b
が設置され、反対側の面から、ベース部材4aを貫通し
て、シャフト4cがモーター4bに連結される。
【0020】攪拌機4は、シャフト4cが収容部2aに挿
入されるように、浸漬槽2に載置される。シャフト4c
のうちフッ素系不活性液体12に浸漬する部分には、複
数個の攪拌翼4dが、円周方向および長手方向に所定の
間隔で設置されている。
【0021】ガス回収装置14は、フッ素系不活性液体
12が直接侵入しないように浸漬槽2の上部に設置され
た管14bから気化したフッ素系不活性液体12を吸引
し、ガス回収装置本体14aで凝縮処理を施して液化さ
せ、管14cを介して浸漬槽2に戻すことで、フッ素系
不活性液体12をリサイクルする。
【0022】攪拌機4と第1の網かご10は、図示しな
い搬送装置によって浸漬槽2から分離可能になってい
る。なお、攪拌機4は、浸漬槽2に載置した時、気化し
たフッ素系不活性液体12が大気中に拡散することを防
ぐ蓋の機能も有している。
【0023】以下、この製品処理装置1の動作を、図1
のフローチャートに関連付けて述べる。本実施形態にお
いては、製品全般を被処理物とすることができるが、攪
拌機4を効果的に使用するために、携帯電話、トランジ
スタラジオ、携帯情報端末、携帯型電子ゲーム機、ノー
ト型パーソナルコンピュータ等の、比較的小型の電化製
品を被処理物とすることが望ましい。ここでは、簡単化
のため、集積回路(IC)、コンデンサ、抵抗、水晶発振
子等の部品23がはんだによりプリント配線板24に実
装されているプリント基板22と、このプリント基板2
2をカバーするプラスチック部材21を有する製品を、
被処理物20として考える。プラスチック部材21は、
ABS樹脂やポリカーボネート樹脂等の樹脂により形成さ
れている。被処理物20は、補強や基板の取り付けなど
に用いられる金属類のフレームやネジ、各種線材等のそ
の他の部材・材料も有する。
【0024】まず、浸漬槽2の収容部2aに蓄えられて
いるフッ素系不活性液体12を、ヒーター6により、プ
ラスチック部材21は溶融するが、部品23をプリント
配線板24に融着しているはんだと、プリント配線板2
4自体は溶融しない温度(第1の温度)に加熱する(工
程P1)。電化製品に一般的に用いられているABS樹脂や
ポリカーボネート樹脂等のプラスチックの融点は90〜
100数十℃であり、一般的に用いられているはんだの
融点より低い。フッ素系不活性液体12の温度は温度計
8により測定され、製品の処理中、常に上記の第1の温
度になるように制御される。次に、図2に示すように攪
拌機4を浸漬槽2から分離させ、加熱されているフッ素
系不活性液体12に被処理物20を投下して浸漬させる
(工程P2)。被処理物20は、図示しないベルトコン
ベヤのような搬送手段によって浸漬槽2まで搬送され投
下されてもよいし、第1の網かご10にあらかじめ入れ
ておいて第1の網かご10ごとフッ素系不活性液体12
に浸漬させてもよい。
【0025】被処理物20の浸漬後、図3に示すよう
に、攪拌機4を浸漬槽2に載置し、モーター4bを作動
させてシャフト4cを回転させ、フッ素系不活性液体1
2および被処理物20を攪拌する(工程P3)。シャフ
トの回転速度は被処理物20の大きさや数、浸漬槽2の
容積などに応じて適宜定めればよい。好適には、加熱に
よる熱応力だけでなく、回転により生じる渦に起因する
せん断応力や、攪拌翼4dと被処理物20との接触によ
る物理的応力をも利用して効果的に被処理物20を分解
するために、ある程度速い回転速度とする。
【0026】被処理物20は、加熱されることで、カバ
ーとして用いられているプラスチック部材21が溶融軟
化する。この状態で攪拌機4により攪拌されることで、
カバーのネジ締めやツメ止め部分が外れる。その結果、
被処理物20は、図4に示すように、溶融軟化したプラ
スチック部材21と、プリント基板22と、金属類のフ
レームやネジ、各種線材等のその他の部材・材料とに分
解される(工程P4)。
【0027】被処理物20が分解されたら、分解した各
種部材・材料を回収する(工程P5)。まず、攪拌機4
の回転を止め、図5に示すように攪拌機4、第1の網か
ご10の順で浸漬槽2から分離させる。しかる後に、第
1の網かご10の中から、プラスチック部材21、プリ
ント基板22、およびその他の部材・材料を回収する。
プラスチック部材21に関しては、比重によっては図4
に示すようにフッ素系不活性液体12の表面に浮いてく
るので、第1の網かご10を浸漬槽2から引き上げる前
に、ざるのようなもので掬い取って回収してもよい。
【0028】ガス回収装置14は、上記の工程P1〜P5
のあいだ常に、気化したフッ素系不活性液体12を回収
し、リサイクルする(工程P6)。
【0029】本実施形態によれば、被処理物20をはん
だが溶融しない温度で加熱しているので、プリント配線
板24上の各種部品23が分離していない状態のプリン
ト基板22をそのまま取り出すことができる。例えば、
プリント配線板に使用されている金メッキ、IC内の内部
配線に用いられている金、コンデンサの電極に用いられ
ているパラジウム等の貴金属を回収することを想定す
る。各部材がばらばらにならず、部品23およびプリン
ト配線板24を分離しないで一括して取り出すことがで
きることは、作業の効率化およびリサイクル率の向上に
大きく寄与する。
【0030】変形形態 図6は、本発明に係る製品の処理方法の変形形態を示す
フローチャートである。また、図7および図8は、この
変形形態の処理方法に係る処理装置の構成および動作の
一例を示す図である。図7および図8に示す製品の処理
装置100は、第1の網かご10に加えて、第1の網か
ご10と浸漬槽2の間に配置される第2の網かご16を
有する。第2の網かご16も、本発明の回収手段の一実
施態様である。第2の網かご16は、好適には、フッ素
系不活性液体12が浸透し易く、かつ、部品23が通り
抜けられない程度の大きさの網目を有するものとする。
第2の網かご16は、プリント配線板24から取れた部
品23を沈積し回収することができるように、第1の網
かご10から所定の間隔を空けて配置される。第2の網
かご16も、図示しない搬送装置によって浸漬槽2から
分離可能になっている。製品処理装置100は、第2の
網かご16以外の構成は製品処理装置1と同じであるの
で、同一構成要素には同一符号を付し、詳細な説明は省
略する。
【0031】以下、本変形形態の製品処理装置100の
動作を、図6のフローチャートに関連付けて述べる。本
変形形態における被処理物も、製品処理装置1において
対象とした被処理物20である。本変形形態において
は、浸漬槽2の収容部2aに蓄えられているフッ素系不
活性液体12を、ヒーター6により、プラスチック部材
21と、部品23をプリント配線板24に融着している
はんだが溶融し、かつ部品23の損傷を抑える温度(第
2の温度)に加熱する(工程P7)。フッ素系不活性液
体12の温度は温度計8により測定され、製品の処理
中、常に上記の第2の温度になるように制御される。
【0032】被処理物20をフッ素系不活性液体12に
浸漬させる浸漬工程P2と、フッ素系不活性液体12お
よび被処理物20を攪拌する攪拌工程P3は、製品処理
装置1の場合と同じである。
【0033】本変形形態においては、フッ素系不活性液
体12の温度を、プラスチック部材21およびはんだが
溶融する温度としているので、加熱された被処理物20
は、図7に示すように、溶融軟化したプラスチック部材
21と、部品23と、プリント配線板24と、金属類の
フレームやネジ、各種線材等のその他の部材・材料とに
分解される(工程P8)。その際に、第1の網かご10
の網目の大きさから、プラスチック部材21およびプリ
ント配線板24は第1の網かご10内に残り、部品23
は第1の網かご10の網目を通り抜けて第2の網かご1
6に沈積する。その他の部材・材料は、その大きさに応
じて、第1の網かご10および第2の網かご16内のい
ずれかに分別される。例えば、小さなネジなどは、第1
の網かご10を通り抜けて第2の網かご16に沈積す
る。第2の網かご16の網目は、部品23が通り抜けら
れないだけでなく、このような小さな部材も通り抜けら
れない程度の大きさとすることが、回収の利便性のうえ
で好ましい。
【0034】被処理物20が分解されたら、分解した各
種部材・材料を回収する(工程P9)。製品処理装置1
00の場合には、攪拌機4の回転を止めた後、図8に示
すように攪拌機4、第1の網かご10、第2の網かご1
6の順で浸漬槽2から分離させる。図8からも分かるよ
うに、第1の網かご10からはプラスチック部材21お
よびプリント配線板24を、第2の網かご16からは部
品23を回収することができる。
【0035】本変形形態においても、ガス回収装置14
は、図6に示す工程P7,P2,P3,P8,P9のあいだ
常に、気化したフッ素系不活性液体12を回収し、リサ
イクルする(工程P6)。
【0036】本変形形態によれば、プラスチック部材2
1およびはんだが溶融する温度で加熱しているので、プ
ラスチック部材21と各種部品23とプリント配線板2
4を、一度に分離して回収することができる。例えば、
プリント配線板24に実装されていたIC、コンデンサ、
抵抗、水晶発振子等の部品を再利用することを想定す
る。部品23をプリント配線板24から取り外すのに特
別な工程を要せず、フッ素系不活性液体12中において
はんだが溶融する温度で加熱・攪拌するだけで可能なこ
とは、作業の効率化に大きく寄与する。取り外された部
品は、品質検査を行い、合格したものは例えばそのまま
再使用したり、あるいは予備用部品として用いたりする
ことが可能である。本変形形態においては、部品23の
損傷を抑える温度で加熱しており、また、振動や衝撃等
の不必要な外力を加えることなく部品23を取り外すこ
とができるので、この品質検査における合格率を上げ、
ひいては被処理物20のリサイクル率を向上させること
ができる。部品として使用できなくとも、部品からは前
述のように各種貴金属を回収することができる。その場
合にも、部品23とプリント配線板24では貴金属回収
のための処理が異なる場合が多いので、これらをこのよ
うに簡便に分別回収できることは、処理の効率化に大き
く寄与する。
【0037】これまで述べてきた本発明に係る実施の形
態における被処理物20の分解処理プロセスを概念的に
まとめると図9のようになる。図9(a)ははんだが溶
融しない温度で加熱した場合であり、図9(b)ははん
だが溶融する温度で加熱した場合である。
【0038】なお、本変形形態においては、第2の温度
で一気に加熱することによってプラスチック部材21と
各種部品23とプリント配線板24を一度に分離した例
を示した。しかし、図10に示すように、第1の温度で
の加熱でプラスチック部材21を分離して回収し、その
後、第2の温度にまで加熱して攪拌(工程P10)する
ことで部品23を分離させて(工程P11)、部品23
およびプリント配線板24を回収(工程P12)しても
よい。このようにすれば、比重によってはブラスチック
部材21がフッ素系不活性液体12の表面に浮いてくる
ので、プラスチック部材21の回収が容易になる。
【0039】これまで述べてきたように、本発明に係る
実施の形態によれば、濡れ性のよいフッ素系不活性液体
12を用い、液体中で被処理物20を加熱するので、極
めて正確に加熱温度をコントロールすることができる。
従って、被処理物20の構成部材ならびに構成材料のう
ちの所定の物を溶融して、任意の分解状態で被処理物2
0を回収することができる。前述の実施形態および変形
形態においては、はんだが溶融する温度かしない温度か
で選択的に加熱することで、部品23を取り外すか取り
外さないかを選択することができる。
【0040】また、被処理物を、破砕するわけでも金属
まで溶融するような高温で加熱するわけでもないので、
各部材・材料の分別が容易である。
【0041】また、フッ素系不活性液体は粘性が低く気
化し易いので、分解した被処理物20を浸漬槽2から引
き上げると、フッ素系不活性液体12は速やかに各部材
ならびに材料から分離し、あるいは気化する。このた
め、分解された各部材・材料をその後の各処理に引き渡
す際の洗浄工程を省略することができる。
【0042】さらに、フッ素系不活性液体12の中で加
熱すれば酸化等の化学反応が生じないので、回収部材の
再利用分野を広げることができる。特にプラスチック部
材21に関しては、不必要な薬液の付着もなく、材料的
な劣化も少ないので、これまでのように燃料や人工石と
するだけでなく、例えばペレット化して再成型すること
で、十分な機械的特性を有するプラスチック材料として
再利用することができる。部品23およびプリント配線
板24に関しても、化学的反応による変質を避けること
ができるので、再利用や貴金属の回収の際にそれだけ有
利になる。
【0043】その他にも、フッ素系不活性液体12の中
で加熱するので、はんだを溶融する際に発生する有毒な
ガスの拡散を防ぎ、溶融したはんだも散乱しないという
利点がある。
【0044】実施例 以下、本発明の実施例について述べる。被処理物とし
て、図11に示すような携帯電話50を考える。図11
および図12に示すように、携帯電話50は、大別する
とプラスチック製の下ケース51および上ケース52
と、これらのケースに挟まれて内部に収容されているプ
リント基板53とから構成される。なお、図12におい
ては、下ケース51および上ケース52はそれぞれ内面
が描かれている。その他にも、携帯電話50は、液晶部
54や、キーボード部55、各種部材を固定するための
ネジ56や、マイク、スピーカー、バイブレータ等の部
品が接続されているフレキシブル基板57等の部材を有
する。
【0045】この携帯電話50を、製品処理装置1を用
いて分解処理することを考える。製品処理装置1におい
て、フッ素系不活性液体12としては、例えば、米国ス
リーエム社製のフロリナートや、(株)トクヤマ製のペ
ルフロードを用いることができる。ガス回収装置14と
しては、一例として、(株)モリカワ製のSOLTRAP Sシ
リーズを使用する。
【0046】本実施例においては、フッ素系不活性液体
としてペルフロードを用い、浸漬槽2中で190℃に加
熱した。そこへ、電池パックを取り外し、それ以外はそ
のままの携帯電話50を投入し、浸漬させた。電池パッ
クは、リサイクル手法が既に確立しているので、本実施
例においてはリサイクル処理しない。
【0047】190℃に加熱されたペルフロード中に携
帯電話50を浸漬後、約10分間攪拌した。すると、図
11に示す携帯電話50は、その下カバー51と上カバ
ー52とが熱により溶融軟化して変形することで、図1
3に示すように、下カバー151と上カバー152とプ
リント基板とに大きく分解された。プリント基板に関し
ては、図12に示すプリント基板53の一部のプラスチ
ック部材が溶融軟化することで分離し、プリント基板1
53となっているが、部品23は取り外されず、実装さ
れたままであった。
【0048】なお、液晶部54は、ガラスであるために
変形せず、ケースから分離したままである。キーボード
部55も、耐熱性のあるゴムに硬質プラスチックを接着
することで形成されているためにそのまま分離する。ネ
ジ56は金属製であるために溶融・変形せずそのまま残
る。フレキシブル基板57に関しては、ケースおよびプ
リント基板から分離するが、その際に結線が弱いために
攪拌時に発生する応力により各部品が外れ、フレキシブ
ル基板本体は熱により変形する。
【0049】本実施例においては、携帯電話50の組み
立て時にネジ締めが用いられていても、そのネジを外す
ことなく、加熱・攪拌するだけで図13のように分解す
ることができる。例えば、ネジ締めのための雌ネジが設
けられている金属製の補強部材60がプラスチックの部
材に埋まっているとする。加熱により、図14に示すよ
うに、補強部材60が埋められている穴61が広がり、
補強部材60自体がブラスチック部材から分離する。こ
れにより、ネジ締めにより組み立てられていても、プラ
スチック部材を分離することができる。
【0050】このように、本実施例においては、携帯電
話1個であれば10分程と、短時間で簡便に携帯電話5
0を分解することができた。また、190℃のペルフロ
ード中で約10分攪拌の場合には、部品23を分離する
ことなく、一括してプリント基板153を取り出すこと
ができた。
【0051】なお、本発明は、これまで述べてきた実施
の形態および実施例に限定されない。例えば、これまで
述べてきた実施の形態および実施例においてはバッチ方
式で被処理物を処理したが、バッチ方式に限らず、連続
的な工程としてもよい。また、第1および第2の網かご
10,16に限らず、例えばベルトコンベヤのような回
収手段を用いてもよい。また、携帯電話だけでなく、ト
ランジスタラジオ、携帯情報端末、携帯型電子ゲーム
機、ノート型パーソナルコンピュータ等のその他の電化
製品にも本発明は適用可能である。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、電化製
品などの製品を、短時間で簡便に分解処理可能で、か
つ、分解されたのち回収された部材を広い分野で再利用
することができ、リサイクル率を向上させることが可能
な製品の処理方法を提供することができる。また、本発
明によれば、電化製品などの製品を、短時間で簡便に分
解処理可能で、かつ、分解されたのち回収された部材を
広い分野で再利用することができ、リサイクル率を向上
させることが可能な製品の処理装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る製品の処理方法の一実施形態を示
すフローチャートである。
【図2】図1に示す製品の処理方法に係る処理装置の一
実施形態の構成および動作を示す図である。
【図3】図2に続き、図2の処理装置の動作を示す図で
ある。
【図4】図3に続き、図2の処理装置の動作を示す図で
ある。
【図5】図4に続き、図2の処理装置の動作を示す図で
ある。
【図6】本発明に係る製品の処理方法の変形形態を示す
フローチャートである。
【図7】図6に示す製品の処理方法に係る処理装置の一
実施形態の構成および動作を示す図である。
【図8】図7に続き、図7の処理装置の動作を示す図で
ある。
【図9】本発明に係る実施の形態における被処理物の分
解処理プロセスを概念的にまとめた図であり、図9
(a)ははんだが溶融する温度で加熱した場合を、図9
(b)ははんだが溶融しない温度で加熱した場合をそれ
ぞれ示している。
【図10】本発明に係る製品の処理方法のさらなる変形
形態を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態に係る被処理物としての
携帯電話を示す図である。
【図12】図11の携帯電話の構成部材・材料を示した
図である。
【図13】本発明を用いて分解処理した後の携帯電話の
要部を示した図である。
【図14】ネジ締めのための補強部材が、加熱により広
がった穴から出ていく様子を示した図である。
【符号の説明】
1,100…製品処理装置、2…浸漬槽、4…攪拌機、
6…ヒーター、8…温度計,10…第1の網かご、12
…フッ素系不活性液体、14…ガス回収装置、16…第
2の網かご、20…被処理物、21…プラスチック部
材、22,53,153…プリント基板、23…部品、
24…プリント配線板、50…携帯電話、51,151
…下ケース、52,152…上ケース、54…液晶部、
55…キーボード部、56…ネジ、57…フレキシブル
基板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構成部材として、樹脂製部材と、当該樹脂
    製部材に装着され、はんだが用いられているプリント基
    板とを有し、前記構成部材の溶融温度がそれぞれ異なっ
    ている製品を被処理物として処理する製品の処理方法で
    あって、 前記被処理物を、フッ素系不活性液体中において、温度
    を異ならせて加熱し、 加熱温度に応じて前記樹脂製部材ならびに前記はんだを
    溶融軟化させて分離させることで前記被処理物を分解す
    る製品の処理方法。
  2. 【請求項2】前記樹脂製部材は第1の温度で溶融軟化
    し、前記はんだが用いられているプリント基板は前記第
    1の温度よりも高い第2の温度で溶融する前記被処理物
    を、 前記第1の温度以上、前記第2の温度以下で加熱し、 溶融軟化して分離した前記樹脂製部材と、前記プリント
    基板とに分解して回収し再利用する請求項1に記載の製
    品の処理方法。
  3. 【請求項3】前記プリント基板は、部品が前記はんだに
    より、前記第2の温度よりも高い温度で溶融軟化するプ
    リント配線板に融着されることで構成されており、 溶融軟化して分離した前記樹脂製部材を回収した後に、
    前記第2の温度以上、かつ前記部品の損傷を抑える温度
    にて前記プリント基板をさらに加熱し、 前記はんだが溶融することにより分離した前記部品およ
    び前記プリント配線板を回収し再利用する請求項2に記
    載の製品の処理方法。
  4. 【請求項4】前記樹脂製部材は第1の温度で溶融軟化
    し、前記プリント基板は、部品が前記第1の温度よりも
    高い第2の温度で溶融するはんだにより、当該第2の温
    度よりも高い温度で溶融軟化するプリント配線板に融着
    されることで構成されている前記被処理物を、 前記第2の温度以上、かつ前記部品の損傷を抑える温度
    にて加熱し、 溶融軟化して分離した前記樹脂製部材と、前記プリント
    配線板と、前記部品とに分解して回収し再利用する請求
    項1に記載の製品の処理方法。
  5. 【請求項5】前記被処理物は、前記プリント基板および
    前記樹脂製部材を、当該樹脂製部材に埋め込まれている
    金属製の補強部材にネジ締めして装着することで構成さ
    れている請求項1、2、および4のいずれかに記載の製
    品の処理方法。
  6. 【請求項6】使用の際に気化した前記フッ素系不活性液
    体を回収し再利用する請求項1〜5のいずれかに記載の
    製品の処理方法。
  7. 【請求項7】被処理物として浸漬される、樹脂製部材
    と、当該樹脂製部材に装着され、部品がはんだによりプ
    リント配線板に融着されることで構成されているプリン
    ト基板とを有する製品を加熱するためのフッ素系不活性
    液体を蓄えておく浸漬槽と、 前記フッ素系不活性液体を所定の温度に加熱するための
    加熱手段と、 前記被処理物および前記フッ素系不活性液体を攪拌する
    ための攪拌手段と、 前記所定の温度での攪拌に応じて前記被処理物から分離
    した前記樹脂製部材、前記部品および前記プリント配線
    板を、前記浸漬槽から回収するための回収手段とを有す
    る製品の処理装置。
  8. 【請求項8】使用の際に気化した前記フッ素系不活性液
    体を回収し再利用するためのガス回収装置をさらに有す
    る請求項7に記載の製品の処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007170878A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Ozu Keikaku:Kk 放射性水溶液製造装置及び放射性水溶液製造方法
JP2012236337A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 物品の解体方法
JP2012236149A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 携帯電話機の解体方法

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