JP2003205006A - 椅子型マッサージ機 - Google Patents

椅子型マッサージ機

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JP2003205006A
JP2003205006A JP2002005416A JP2002005416A JP2003205006A JP 2003205006 A JP2003205006 A JP 2003205006A JP 2002005416 A JP2002005416 A JP 2002005416A JP 2002005416 A JP2002005416 A JP 2002005416A JP 2003205006 A JP2003205006 A JP 2003205006A
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respiration
motion
massage
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shaft
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JP2002005416A
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Shinya Saito
慎也 斉藤
Yu Suzuki
遊 鈴木
Toshihiro Tsuzuki
俊宏 都築
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Marutaka Co Ltd
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Marutaka Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、マッサージ機の動作中でも上記誤
検出を生じない椅子型マッサージ機の該呼吸検出方法を
提供することを目的とする。 【解決手段】本発明のマッサージ機の呼吸検出方法は、
背もたれに沿い昇降可能に設けたマッサージ・ユニット
を有する椅子型マッサージ機の人体の荷重のかかる場所
に設置された空気袋もしくは歪みゲージ等によって、呼
吸による拍動を荷重変化として検出する呼吸検出方法に
おいて、ローリング動作におけるレールの直線部分等上
記マッサージ・ユニットの負荷変動の少ない部分で呼吸
を検出する。あるいは、上記マッサージ・ユニットの施
療子の動きが呼吸周期より遅い(ローリング動作)か、
早い動作時(たたき動作) に呼吸を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、呼吸を検出し、該
検出結果をマッサージ動作にフィードバックさせる椅子
型マッサージ機の該呼吸検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】呼吸を検出し、該検出結果をマッサージ
動作にフィードバックさせる椅子型マッサージ機は、特
開平9−192186号公報、特開平8−117300
号公報、特開2001−258972公報等、従来より
種々のものが知られている。
【0003】また、人体から心拍数を検出するために圧
電素子を用いるものが特開2001−204694公報
に示されている。また、施療手段を移動させながら呼吸
周期を検出する場合、呼吸成分周波数より低い背筋伸ば
し施療に伴う押圧力変化の成分が呼吸成分周波数に重畳
されるが、上記検出手段において、該圧力変化の成分は
帯域フィルタにより除き、その後ゼロクロス検出回路に
より2値化して呼吸周期を決定するものが知られてい
る。
【0004】しかし、上記従来の呼吸検出は、依然とし
てマッサージ・ユニットの動作音や施療子のマッサージ
動作がノイズとなるので、誤検出を生じやすい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、マッサー
ジ機の動作中でも上記誤検出を生じない椅子型マッサー
ジ機の呼吸検出方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のマッサージ機の呼吸検出方法は、背もたれ
に沿い昇降可能に設けたマッサージ・ユニットを有する
椅子型マッサージ機の人体の荷重のかかる場所に設置さ
れた空気袋もしくは歪みゲージ等によって、呼吸による
拍動を荷重変化として検出する呼吸検出方法において、
上記マッサージ・ユニットの負荷変動の少ない部分で呼
吸を検出することを特徴とする。
【0007】さらに、前記負荷変動の少ない部分がロー
リング動作におけるレールの直線部分であることを特徴
とする。また、本発明のマッサージ機の呼吸検出方法
は、背もたれに沿い昇降可能に設けたマッサージ・ユニ
ットを有する椅子型マッサージ機の人体の荷重のかかる
場所に設置された空気袋もしくは歪みゲージ等によっ
て、呼吸による拍動を荷重変化として検出する呼吸検出
方法において、上記マッサージ・ユニットの施療子の動
きが呼吸周期より遅いか、早い動作時に呼吸を検出する
ことを特徴とする。
【0008】さらに、前記呼吸周期より遅い動作時がロ
ーリング動作、停止、周期の遅い叩き動作等であり、前
記呼吸周期より早い動作時が叩き動作であることを特徴
とする。
【0009】さらに、前記呼吸検出信号をマッサージス
ピードの周波数をカットするノッチフィルタや呼吸より
早いスピードの信号をカットするローパスフィルタを通
して呼吸を検出することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。図6は、本発明が適用される椅子型マッサ
ージ装置の外観を示す斜視図である。また、図7は、図
6の横断面図である。
【0011】該マッサージ装置は背もたれ部10、シー
ト部11、フットレスト部14からなる。シート部11
内部には、図示しない電動リクライニング機構および制
御装置が収納されている。該マッサージ装置の背もたれ
10内には背枠が配置されており、該背枠の内部には、
マッサージ・ユニット12が上下に摺動可能に背枠内に
保持されている。図6では、説明の便宜上背もたれのマ
ッサージ・ユニットの収納されている部分13及びフッ
トレスト部1を切り開いた図となっている。マッサージ
ユニット12は図示されない上下方向の送りネジと嵌合
しており、送りねじは回動可能に背枠に保持されてい
る。
【0012】送りネジの下部にはプーリーが取り付けら
れており、背枠に取り付けられた上下動用モータとベル
トを介してつながっており、上下動用モータは制御装置
(CPU)の制御に基づき任意の速度で正転および逆転
が可能である。上下動用モータの回転は送りネジに伝え
られ、背枠に取り付けられた図示しない上下の移動限界
位置検出用リミットスイッチの間をマッサージユニット
が移動可能であるように構成されている。
【0013】マッサージ・ユニット12は、クラッチと
施療駆動用モータを搭載しており、施療駆動用モータの
回転により、施療子であるローラー(もみ玉)が前後お
よび/または左右に揺動して、叩きマッサージ、揉み
(又は指圧)マッサージ、揉み叩き(又は指圧たたき)
動作を行う。
【0014】以下、上記周知のマッサージ・ユニットの
概要を説明すると、以下の通りである。図4はマッサー
ジユニットを正面から見た場合の部品配置を示してお
り、叩きシャフト39、揉みシャフト51、ローラーア
ーム56、ローラー(もみ玉、施療子)24からなる。
叩きシャフト39の両端に固着された偏芯軸40,41
と2つのローラーアーム56とはそれぞれボールジョイ
ント57によって係合されている。ボールジョイント5
7は偏芯軸40,41の軸方向に摺動可能であり、かつ
偏芯軸40,41と2つのローラーアーム56とが任意
の角度で係合可能に構成されている。
【0015】ヘリカルギア43は、揉みシャフト51に
固着されたヘリカルギア50と係合している。揉みシャ
フト51には両端に2つの偏芯傾斜円筒部材54が固着
されており、また、回転位置を検出するための永久磁石
52が固着されている。更に、図4に示すローラー24
の幅が最も狭くなる回転位置における永久磁石52と対
向する位置にホール素子53が配置されている。偏芯傾
斜円筒部材54には、略長方形の外形を有するスライダ
ー55が偏芯傾斜円筒部材54に対して回転可能に装着
されており、スライダー55はほぼ図4の紙面に平行な
方向にのみ摺動可能にローラーアーム56と嵌合してい
る。
【0016】次に、各動作について説明する。「叩き」
の場合には、モータの動力が叩きウォームに伝わり、叩
きシャフト39が回転する。すると、それぞれ180度
位相が異なる回転位置に配置された偏芯軸40,41が
偏芯しながら回転するので、ボールジョイント57を介
してローラーアーム56、ローラー24が回転駆動さ
れ、左右のローラー24が交互に突出して叩き動作を行
う。ローラー24の任意の幅位置で叩きが可能である。
【0017】「揉み」の場合、モータの動力が揉みウォ
ームギアに伝わり、揉みシャフト51が回転する。揉み
シャフト51には両端に2つの偏芯傾斜円筒部材54が
固着されており、偏芯傾斜円筒部材54には、略長方形
の外形を有するスライダー55が偏芯傾斜円筒部材54
に対して回転可能に装着されており、更にスライダー5
5はほぼ図4の紙面に平行な方向にのみ摺動可能にロー
ラーアーム56と嵌合している。
【0018】従って、揉みシャフト51を回転させる
と、偏芯傾斜円筒部材54の傾斜面の方向が回転し、ス
ライダー55、ローラーアーム56の面も前記傾斜面と
同じ面を維持するので、偏芯傾斜円筒部材54を中心と
してローラーアーム56およびローラー24が左右に揺
動し、ローラー24の間隔が広くなったり狭くなったり
する。
【0019】揉みシャフト51が回転することにより、
ホール素子53が永久磁石52を検出したとき、左右の
ローラー間の幅が最も狭い位置となる。揉み回数は、こ
のホール素子の検出信号によりカウントされている。な
お、ローラー24の幅位置は、ホール素子53で検出さ
れる幅狭位置を基準に、モータの駆動電圧および駆動時
間の設定により定められる。従って、ホール素子53か
らの検出信号に基づき、モータの駆動電圧および駆動時
間を制御することにより、ローラー24の幅位置を任意
に移動制御可能である。揉みと叩きの双方を同時に行う
場合には、モータ25の動力が叩きシャフト39および
揉みシャフト51双方に伝達され、前述した揉みと叩き
の動作を同時に行う。
【0020】なお、これらの構造・動作は周知であり、
詳しくは特開2001−258972公報等に示されて
いる。また、この発明の呼吸検出方法は、別途出願人が
提案している(特願2001−349496)3軸駆動
型の椅子型マッサージ機に用いる方がより細かい施療パ
ターンが選択できるので好ましい。該提案の椅子型マッ
サージ機の構造は、以下のとおりである。
【0021】該提案の椅子型マッサージ機は、椅子のシ
ート座部に着座する被施療者の背中を支えるシート背も
たれに沿い昇降可能に設けたマッサージユニットに、被
施療者の背中にあてがわれる施療子と該施療子を支持す
る施療リンク手段とを設け、前記施療リンク手段に前記
マッサージユニットに軸支した揉み軸およびたたき軸の
駆動による揉み運動およびたたき運動のマッサージ運動
を行わせて前記被施療者をマッサージする椅子型マッサ
ージ機において、前記マッサージユニットに、前記揉み
運動および前記たたき運動とは別個の独立した指圧運動
を前記施療リンク手段に伝達する指圧軸を追加的に軸支
し、前記施療リンク手段が前記揉み運動、前記たたき運
動、および前記指圧軸の駆動による指圧運動のうち、い
ずれか一の単独運動だけでなく、これら各マッサージ運
動のうち、少なくともいずれか2つのマッサージ運動を
選んで組み合わされた組み合わせ運動をも行い得るよう
に構成したものである。
【0022】さらに、前記マッサージユニットに設けら
れる前記施療リンク手段を、パンタグラフ状の4節回転
リンク機構で形成すると共に、該4節回転リンク機構の
4個の回転結合部のうち1つの回転結合部を前記揉み軸
に対して揺動自在となるように軸支し、さらに一端が前
記たたき軸に取り付けられたたたき用プッシュロッドの
他端、および一端が前記指圧軸に取り付けられた指圧用
プッシュロッドの他端を、それぞれ前記回転結合部に軸
支した前記4節回転リンク機構の一対のリンクに個別に
ボールジョイントを介して結合したものである。また、
前記4節回転リンク機構の前記回転結合部に対向する位
置に存する対向回転結合部に、前記施療アームを揺動可
能に設け、該施療アームの上下端に一対の前記施療子を
装着している。
【0023】以下、図8〜図14に基づいて該提案のマ
ッサージ機を詳述する。図8は該提案の椅子型マッサー
ジのマッサージ・ユニットを前面側から見た外観斜視
図、図9は図8のマッサージ・ユニットを後面側から見
た外観斜視図、図10は施療リンク手段である4節回転
リンク機構の構成を説明する側面図、図11は4節回転
リンク機構をマッサージユニットに組み込んだ状態を示
す要部組立側面図、図12は図11の左方から見たマッ
サージユニットの背面図、図13は4節回転リンク機構
がたたき運動するときのたたき軌道を説明する作動説明
図で、(a)は該リンク機構が縮小した状態を示す側面
図、(b)は拡張した状態を示す側面図、図14は4節
回転リンク機構が指圧運動するときの指圧軌道を説明す
る作動説明図で、(a)は該リンク機構が縮小した状態
を示す側面図、(b)は拡張した状態を示す側面図であ
る。
【0024】図8,図9に示されるように、マッサージ
・ユニット31のベースプレート31aは板金加工で成
形され、該ベースプレート31a両側のフランジ31b
には、各3個のローラ31cが軸設されていて、図示し
ないシート背もたれ内のシートフレームに沿って転動し
ながら昇降する。ベースプレート31aの背面側の略中
央部には、ギヤボックス32が取り付けられ、これに揉
み軸33、たたき軸34、指圧軸35が上下3段階に略
平行に配置して軸装される。ギヤボックス32内には、
各軸33〜35に対応するウォームギヤ機構等で形成し
たギヤ減速機構G1,G2,G3が格納される(図1
2)。ウォームG1aとウォームホイールG1b(図1
1)でなる揉み軸33用のギヤ減速機構G1は、ベルト
36(図12)を介して揉み駆動モータ37により駆動
されて揉み軸33を回転する。同様にたたき軸34は、
ベルト38(図9)を介してたたき駆動モータ139に
より駆動するたたき軸34用のギヤ減速機構G2で回転
する。同様に、ウォームG3aとウォームホイールG3
bでなる指圧軸35用のギヤ減速機構G3は、ベルト1
40(図12)を介して指圧駆動モータ141により駆
動され、指圧軸35を回転する。こうして揉み駆動モー
タ37、ベルト36、ギヤ減速機構G1により揉み駆動
ユニットが、たたき駆動モータ39、ギヤ減速機構G
2、ベルト38によりたたき駆動ユニットが、さらに指
圧駆動モータ141、ベルト140、ギヤ減速機構G3
により指圧駆動ユニットがそれぞれ形成される。なお、
ベルト140は、歯付きベルト、平ベルト、Vベルト等
のいずれでもよい。
【0025】こうして、ベースプレート31aを切り欠
いて設けた左右2つの透かし窓31d(図8)には、揉
み、たたき、および指圧の各駆動ユニットにより揉み運
動、たたき運動、および指圧運動を行う施療リンク手段
142が施療子143を支持した状態で背面側から前面
側に通されて臨んでいる。
【0026】次に、図10,図11に示される新開発の
施療リンク手段142の構成を説明する。次の通りであ
る。すなわち、施療リンク手段142は、4個のリンク
L1〜L4を4個のピンP1〜P4(「回転結合部」と
も言う)で回動自在に結合したパンタグラフ状の4節回
転リンク機構であり、ピンP3は揉み軸33に対して揺
動自在となるように同軸に軸支される。4節回転リンク
機構142は、ピンP3の回転結合部を固定点としてパ
ンタグラフの動きをする。各リンクL1〜L4は軽量
化、静粛性、機械的強度を満足するため硬質性の合成樹
脂材で形成したものを使用するのが好ましいが、適宜板
金製のものを使用してもよく、これらの組み合わせであ
ってもよい。リンクL2と施療子143を回転自在に支
持する施療アーム144との間にリターンスプリング1
45(図8)を張装し、そのばね力により施療アーム1
44を常時矢印Z方向(図11)に付勢している。ピン
P3に対向配置される対向回転結合部たるピンP1に
は、施療アーム144が揺動可能に支持される。
【0027】ピンP3は、後述する揉み軸33の軸端に
突設した突出揉み軸33aに相当し、揉み軸33の回転
により施療リンク手段142に揉み運動を付与する原動
軸となる。また、ピンP3は施療子143がたたき運動
したり、後述する指圧運動するときに、施療リンク手段
142のリンクL3やリンクL2が揺動するための揺動
中心として機能する。
【0028】たたき軸34とリンクL3との間には、た
たき用プッシュロッド146が設けられる。揉み運動時
におけるリンクL3の動きを許容するために、たたき用
プッシュロッド146の上端はボールジョイント146
a(図10)を介してリンクL3に結合され、またプッ
シュロッド146の下端146bは図10の紙面に垂直
な方向での揺動が許容されるように結合される。
【0029】新開発のマッサージ運動として追加した指
圧運動を行わせる指圧軸35は、上記した揉み軸33の
場合と同じように、指圧軸35とリンクL2との間に、
指圧用プッシュロッド147が設けられる。指圧用プッ
シュロッド147の上端は、ボールジョイント147a
(図10)を介してリンクL2に結合され、その下端1
47bはリンクL2が図3の紙面に垂直な方向での揺動
が許容されるように結合される。
【0030】次に、図11,図12に示されるように、
上記した4節回転リンク機構142をギヤボックス32
に組み込むことで、マッサージユニット31が形成され
る。先ず、揉み軸33とピンP3との関係を説明する。
ピンP3は揉み軸33の両軸端面を揉み軸33の長手軸
線に対して傾斜するように形成され、その傾斜面に対し
て略直交する方向に突出する突出揉み軸33a,33b
を設け、軸33a,33bにリンクL2、L3を共軸的
に軸支する。そして、施療リンク手段たる4節回転リン
ク機構142は、その主体面が突出揉み軸33a,33
bに対して略直交する方向に指向する面内に存するよう
に配置される。こうして施療リンク手段142は、ギヤ
ボックス32の左右に一対配備される。たたき軸34と
指圧軸35が停止した状態で、揉み軸33だけが回転す
ることで、4節回転リンク機構142を揉み運動させる
ことが可能となる。
【0031】次に、たたき軸34とたたき用プッシュロ
ッド146との取付構造は、次のようになる。たたき軸
34の両端には、互いに位相が反対になる位置で、たた
き軸34の主軸34aの回転中心からオフセット配置さ
れる偏心軸34b,34cが設けられる。たたき用プッ
シュロッド146の下端は、偏心軸34b,34cに軸
支される。すなわち、これにより左右のプッシュロッド
146は偏心軸34b,34cのクランク運動により交
互に上下動する。たたき用プッシュロッド146の上下
動に応じて、リンクL3はピンP3を中心として揺動
し、肩たたきが可能になる。
【0032】指圧軸35と指圧用プッシュロッド147
との取付構造については、指圧軸35の両端に、上記た
たき軸34の場合と同様に偏心軸35a,35bを突出
するように設ける。しかし、たたき軸34の場合と異な
り両偏心軸35a,35bは、左右対称の同じ位相に配
置されているので、左右のプッシュロッド147は共に
同じ方向に上下動することとなる。指圧プッシュロッド
47の上下動に応じて、左右一対のリンクL2はピンP
3を中心として同じ方向に同時に揺動し、指圧マッサー
ジが可能になる。
【0033】なお、マッサージユニット31によるマッ
サージ運動は、適宜電子制御システムにより上記の各運
動を独立して個別に行わせるように制御できるが、いず
れか2つのマッサージ運動を、組み合わせたり、あるい
は3つのマッサージ運動を同時に組み合わせて作動する
ように制御することができる。さらには各運動の強弱な
いしはスピードを制御したりして作動させることも可能
である。
【0034】上記マッサージ機の作用を説明する。先
ず、図11,図12に示されるように、揉み運動モード
のときは、揉み駆動モータ37だけが駆動し、たたき用
プッシュロッド146および指圧用プッシュロッド14
7は動かない。このため、施療リンク手段142は停止
した状態に拘束され、揉み軸33だけが回転するので、
施療リンク手段30は揉み軸33により傾転運動を行
い、施療リンク手段142は全体として揉み運動軌跡を
画くように運動する。したがって、施療子143は施療
リンク手段30を介して矢印N方向に接近したり、矢印
D方向に離間したりして揉み運動を行い、被施療者の肩
を揉むことができる。
【0035】図13に示されるように、たたき運動モー
ドを行わせるには、たたき駆動モータ139のみを駆動
させる。指圧軸35は停止しているので、リンクL2の
動きは固定した状態となる。たたき用プッシュロッド1
46だけが上下動するので、リンクL3だけがピンP3
を中心として揺動し、4節回転リンク機構142がパン
タグラフの動きをする。このとき、レバー比は指圧運動
モードの場合よりも大きいため、施療子143の前後方
向への移動量は指圧運動の場合よりも大きい。こうし
て、左右に配置した一対の4節回転リンク機構142
は、ピンP1の中心点が軌跡Qを画くように、図13
(a)に示す閉じた状態と、同図(b)のように開いた
状態との間を繰り返して変形を行う。これにより、左右
一対の施療子143は左右交互にたたき運動を行い、被
施療者の肩たたきが施療できる。
【0036】図14に示されるように、指圧運動モード
を行うときは、指圧駆動モータ141のみが駆動され
る。たたき軸34およびそのたたき用プッシュロッド1
46は停止し、そのためリンクL3の動きは固定され、
指圧用プッシュロッド147だけが上下に動く。このた
め、リンクL2だけがピンP3を中心として揺動する。
したがって、これにより、4節回転リンク機構としての
パンタグラフ機構すなわち施療リンク手段30はピンP
1の中心点が軌跡Rを画くように、図14(a)のよう
に閉じた状態と、同図(b)のように開いた状態との間
を繰り返して変形を行う。これにより施療子22に指圧
運動を行わせ、被施療者に指圧マッサージを施療するこ
とができる。
【0037】図2には、上記マッサージ機の制御回路を
示す。CPU20は、センサー23からの各種監視情報
に基づき、本発明の揉み動作あるいは叩き動作等を行う
ために、モータやソレノイドの駆動制御信号を出力す
る。施療用モータ駆動回路21はCPU20からの制御
信号に基づき施療駆動用モータ22の駆動電圧を制御
し、モータ22を任意の回転速度で正転あるいは逆転さ
せる。
【0038】図1にこの発明の呼吸検出器1,2,3が
設けられた椅子型マッサージ機の外観斜視図を示す。図
6と共通する部分は同じ符号が付けられている。図1に
おいて、1,2,3は空気袋であり、マッサージを受け
ている人体(被施療者)の荷重のかかる場所(尻、背、
接触部)に上記空気袋1,2,3を設置し、人体の呼吸
による鼓動を空気変動とし、該空気袋の出力部分に圧力
センサを設けて呼吸を検出する。
【0039】図3に該検出回路のブロックダイヤグラム
が示されており、該圧力センサの出力は、コンプレッサ
ーの圧力変動周波数を除去したり、マッサージスピード
の周波数をカットするノッチフィルタや呼吸より早いス
ピードの信号をカットするローパスフィルタを通して呼
吸を検出する。
【0040】呼吸検出は、呼吸による体の動きを空気変
動により検出する機構であるため、検出の際になるたけ
静かな状態で検出し、ノイズが入らないようにする必要
がある。たたき動作は、一定周期で動作しているので、
比較的帯域フィルタで除去し易い。しかし、ローリング
動作は、施療子の上下に伴い人の頭や腰が著しく動き、
呼吸検出波形の妨げになる。
【0041】図7の25,26,27はマッサージ・ユ
ニットが上下に摺動可能なレールを示す。該レールは、
腰付近の直線部分25が上方にいくと,肩から首付近に
かけて前方にやや突出する形状となっており、肩から首
付近にかけてのレールは図7の26,27に示されるよ
うに前方に曲線を描く形状となっている。該曲線部分を
マッサ−ジ・ユニットが移動するとき、施療子が突出し
ていく分体重の負荷が多くかかり、人体の頭や腰が著し
く動くのでノイズ発生も大きくなる。従って、マッサー
ジ・ユニットが該レールの曲線部分を移動するときの呼
吸検出はさけた方が誤検出が少ない。
【0042】図5には、この発明の自動コース(呼吸検
出コース)の場合の施療パターンの例を示す。該施療自
動コースは、たたきから始まり、移動もみで終わるもの
であり、移動もみとか、たたきとか、移動指圧、ローリ
ング等が図の如く適宜織り交ぜられている。図5の場
合、呼吸検出71,72はたたき施療を行っているとき
になされている。その後の移動もみとか、移動もみたた
きに該呼吸検出結果がフィードバックされている(図5
の73,74)。たたき動作は、施療子の動きが呼吸よ
り速いのでローパスフィルタ等により分離が容易であ
る。このたたき動作の場合、マッサージ・ユニットがレ
ール上を移動していない場合なので、マッサージ・ユニ
ットの移動に伴うノイズは発生しない。この他、上記呼
吸検出はローリング動作のときに行ってもよい。ローリ
ング動作は、施療子の動きが呼吸より遅いのでハイパス
フィルタ等により分離が容易である。ただし、ローリン
グ動作の時は、前記のように、ローリング動作が腰付
近、すなわち、マッサージ・ユニットがレールの直線部
分を移動しているときに行う。なお、ローリング動作中
で呼吸が検出できる方が、たたき動作の時に比べより自
然な状態で呼吸検出ができるのでより正確である。な
お、図1の呼吸検出器1,2,3として歪みゲージ(圧
電センサー)を用いて人体の荷重変化を検出してもよ
い。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、施療に
よる負荷変動の少ない時、あるいは施療子の動きが呼吸
の周期と大きく異なる時に呼吸を検出することにより、
ノイズの除去が容易となり、呼吸検出の誤差を少なくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の呼吸検出ユニットを備えた椅子型マッ
サージ機の外観斜視図である。
【図2】図1のマッサージ機の制御回路を示す図であ
る。
【図3】図1のマッサージ機の呼吸検出回路を示す図で
ある。
【図4】従来周知のマッサージ・ユニットを示す図であ
る。
【図5】本発明の呼吸検出ユニットを備えた椅子型マッ
サージ機の自動コースの動作フローの例を示す図であ
る。
【図6】従来の椅子型マッサージ機の外観斜視図であ
る。
【図7】従来の椅子型マッサージ機の横断面図である。
【図8】この発明の適用される他の椅子型マッサージの
マッサージ・ユニットを前面側から見た外観斜視図であ
る。
【図9】図8のマッサージ・ユニットを後面側から見た
外観斜視図である。
【図10】施療リンク手段である4節回転リンク機構の
構成を説明する側面図である。
【図11】4節回転リンク機構をマッサージユニットに
組み込んだ状態を示す要部組立側面図である。
【図12】図11の左方から見たマッサージユニットの
背面図である。
【図13】4節回転リンク機構がたたき運動するときの
たたき軌道を説明する作動説明図であり、(a)は該リ
ンク機構が縮小した状態を示す側面図、(b)は拡張し
た状態を示す側面図である。
【図14】4節回転リンク機構が指圧運動するときの指
圧軌道を説明する作動説明図であり、(a)は該リンク
機構が縮小した状態を示す側面図、(b)は拡張した状
態を示す側面図である。
【符号の説明】
1,2,3 呼吸検出器 10 背もたれ 11 シート 12 フッットレスト
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月7日(2002.2.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61H 15/00 370 A61H 15/00 370L 390 390C 23/02 336 23/02 336 357 357 (72)発明者 都築 俊宏 静岡県藤枝市八幡字広通550番1 株式会 社マルタカ内 Fターム(参考) 4C074 AA03 AA04 AA05 BB10 CC05 CC13 CC17 DD01 EE02 EE03 FF09 GG03 HH08 4C100 AA10 AE11 AF02 AF11 BA02 BA05 BA07 BB03 BB08 BC02 BC03 CA03 CA06 CA07 CA09 DA04 DA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背もたれに沿い昇降可能に設けたマッサ
    ージ・ユニットを有する椅子型マッサージ機の人体の荷
    重のかかる場所に設置された空気袋もしくは歪みゲージ
    等によって、呼吸による拍動を荷重変化として検出する
    呼吸検出方法において、 上記マッサージ・ユニットの負荷変動の少ない部分で呼
    吸を検出することを特徴とするマッサージ機の呼吸検出
    方法。
  2. 【請求項2】 前記負荷変動の少ない部分がローリング
    動作におけるレールの直線部分であることを特徴とする
    前記請求項1記載の椅子型マッサージ機の呼吸検出方
    法。
  3. 【請求項3】 背もたれに沿い昇降可能に設けたマッサ
    ージ・ユニットを有する椅子型マッサージ機の人体の荷
    重のかかる場所に設置された空気袋もしくは歪みゲージ
    等によって、呼吸による拍動を荷重変化として検出する
    呼吸検出方法において、 上記マッサージ・ユニットの施療子の動きが呼吸周期よ
    り遅いか、早い動作時に呼吸を検出することを特徴とす
    るマッサージ機の呼吸検出方法。
  4. 【請求項4】 前記呼吸周期より遅い動作時がローリン
    グ動作、停止、周期の遅い叩き動作等であり、前記呼吸
    周期より早い動作時が叩き動作であることを特徴とする
    前記請求項3記載の椅子型マッサージ機の呼吸検出方
    法。
  5. 【請求項5】 前記呼吸検出信号をマッサージスピード
    の周波数をカットするノッチフィルタや呼吸より早いス
    ピードの信号をカットするローパスフィルタを通して呼
    吸を検出することを特徴とする前記請求項1〜4の内、
    いずれか1項記載の記載の椅子型マッサージ機の呼吸検
    出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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