JP2003204847A - ショーケースおよびそれが配備される建物内の空気調和方法 - Google Patents
ショーケースおよびそれが配備される建物内の空気調和方法Info
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- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D23/00—General constructional features
- F25D23/003—General constructional features for cooling refrigerating machinery
Landscapes
- Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
ている店舗等の建物内に配置する際に自由に配置位置を
選択することができ、且つショーケースから排出される
暖気を有効利用できるようにする。 【解決手段】 ショーケース1は、冷気生成部10と、
排気通路32と、フレキシブルダクト33とを備えてい
る。冷気生成部10は、陳列物に供給するための冷気A
1を生成するとともに、冷気A1の生成に従って暖気A
2を生み出す。排気通路32は、冷気生成部10にて生
じた暖気A2を上方へと導くための通路である。フレキ
シブルダクト33は、排気通路32の上部から排出され
る暖気A2の排出方向を調整するための手段である。
Description
びそれが配備される建物内の空気調和方法、特に、スー
パーマーケットやコンビニエンスストアなどの建物内に
おいて冷蔵/冷凍商品を陳列するショーケースおよびそ
れが配備される建物内の空気調和方法に関する。
トアなど、冷蔵商品や冷凍商品を陳列する必要のある店
舗においては、従来から冷却能力を有するショーケース
が多く使用されている。これらのショーケースでは、商
品を陳列する収容部や棚などに対して冷気を送ること
で、商品の冷却を行っている。
や凝縮器などを本体内に内蔵するものが存在する。店舗
の側壁に沿ってショーケースを並べる場合には凝縮器な
どの放熱部を本体から切り離して室外に配置することも
可能であるが、買い物客が通る通路で周りが囲まれるい
わゆるアイランド型のショーケースの場合には、その多
くが凝縮器等を本体内に内蔵している。
40号公報に、アイランド型のショーケースが示されて
いる。このショーケースでは、冷却ファンにより送風さ
れた空気が熱交換器38を通って冷気となり、本体上部
から冷気吹出口31を抜けて陳列されている商品に対し
てエアーカーテン状に降下する。一方、冷却ファン37
や熱交換器38の下部にはコンプレッサー(圧縮機)4
0などの放熱部が配されており、放熱により暖まった空
気が本体下部から吹き出る構成となっている。
ら暖かい空気が排出されるため、その暖気が上昇して冷
気と接触し、ショーケースに陳列された商品の冷却効率
を悪化させる恐れがある。これに対し、特開2000−
236998号公報には、凝縮器7を通って暖まった空
気を排熱ダクト8によって本体上部に導き排風口29か
ら排出するショーケースが開示されている。このように
本体上部から暖気を排出すれば、上記のような冷却効率
の悪化という問題が抑えられる。
等の店舗の多くは年間を通じて空調や換気を行ってお
り、本体上部から暖気を排出するショーケースが置かれ
る場所によっては、店舗内の空調状態を乱してしまう恐
れがある。これを回避するようにショーケースの置き場
所を制限することも考えられるが、それでは店舗内の商
品陳列の自由度が損なわれてしまう。
ースを空調が為されている店舗等の建物内に配置する際
に自由に配置位置を選択することができ、且つショーケ
ースによる建物内の空調の乱れが少なく抑えられるよう
にすることにある。また、一方では店舗内でショーケー
スから排出される暖気を有効利用することも考えられる
が、従来のショーケースからの排気はショーケースの置
き場所に従って一義的に決まる方向に吐き出されてお
り、積極的に暖気を有効利用する工夫は行われていな
い。
ーケースを空調が為されている店舗等の建物内に配置す
る際に自由に配置位置を選択することができ、且つショ
ーケースから排出される暖気を有効利用できるようにす
ることにある。
ースは、冷気生成部と、排気通路と、方向調整手段とを
備えている。冷気生成部は、陳列物に供給するための冷
気を生成するとともに、冷気の生成に従って暖気を生み
出す。排気通路は、冷気生成部にて生じた暖気を上方へ
と導くための通路である。方向調整手段は、排気通路の
上部から排出される暖気の排出方向を調整するための手
段である。
生じた暖気を、排気通路によって上方に導いて排出させ
ている。そして、排出させる暖気の排出方向を、方向調
整手段によって調整することが可能である。したがっ
て、ショーケースを設置する店舗等の建物内の空調や換
気の状態などを考慮し、その上でショーケースから出る
暖気の排出方向を変えることで、建物内でショーケース
を自由に配置しつつ且つ建物内の空調の乱れを抑えるこ
とが可能となる。
どを使って自動あるいは半自動で調整ができるタイプの
ものであってもよいし、フレキシブル配管やダンパなど
を手動で調整するタイプのものであってもよい。また、
方向調整手段は、最初からショーケースに組み込まれて
いるものであってもよいし、ショーケースのオプション
として後からショーケースに付加されるものであっても
よい。
建物内の空気調和方法は、第1ステップと、第2ステッ
プとを備えている。第1ステップでは、請求項1に記載
のショーケースを、換気口が設けられている建物内に配
置する。第2ステップでは、排気通路から排出される暖
気が換気口に向くように、方向調整手段を調整する。こ
こでは、方向調整手段を調整し、ショーケースから排出
される暖気を換気口に向けるため、この暖気が換気口か
ら多く建物外に排出されるようになる。このため、ショ
ーケースから排出される暖気が建物内の空調を乱すこと
が少なくなる。特に、空気調和機などで冷房運転を行い
ながら換気も行っている建物においては、換気口から直
接建物外に排出される暖気の量が増えることで、空気調
和機やショーケースの運転負荷が軽減される。
暖気を排出するショーケースを空調が為されている店舗
等の建物内に自由に配置しつつ、建物内の空調の乱れを
少なく抑えることができるようになる。請求項3に係る
ショーケースが配備される建物内の空気調和方法は、第
1ステップと、第2ステップとを備えている。第1ステ
ップでは、請求項1に記載のショーケースを、空気調和
機が設けられている建物内に配置する。第2ステップで
は、排気通路から排出される暖気が空気調和機に向かな
いように、方向調整手段を調整する。
ケースから排出される暖気が空気調和機に向かないよう
にするため、空気調和機による空気調和された空気が所
望の場所に吹き出されることが排出された暖気の流れに
より阻害される不具合が抑えられる。例えば、冷房運転
時において空気調和機の設置場所から離れた方向にショ
ーケースからの暖気を排出するよう調整してやると、暖
気が空気調和機から離れた天井付近に溜まる一方、人が
居る建物の下部空間は空気調和機からの冷やされた空調
空気によって快適な状態となる。
暖気を排出するショーケースを空調が為されている店舗
等の建物内に自由に配置しつつ、建物内の空調の乱れを
少なく抑えることができるようになる。請求項4に係る
ショーケースが配備される建物内の空気調和方法は、第
1ステップと、第2ステップとを備えている。第1ステ
ップでは、請求項1に記載のショーケースを、空気調和
機が設けられている建物内に配置する。第2ステップで
は、排気通路から排出される暖気が空気調和機に向くよ
うに、方向調整手段を調整する。
ケースから排出される暖気が空気調和機に向くようにす
るため、特に空気調和機が暖房運転を行っている場合に
空気調和機の運転負荷を抑えることができるようにな
る。暖房運転時において空気調和機の空気吸込口に向け
てショーケースからの暖気が排出されると、空気調和機
が暖気を含んだ建物内空気を取り込むため暖房運転にか
かる負荷が小さくなる。
暖気を排出するショーケースを空調が為されている店舗
等の建物内に自由に配置しつつ、ショーケースから排出
される暖気を有効利用して空気調和機の運転負荷を小さ
くすることができるようになる。請求項5に係るショー
ケースが配備される建物内の空気調和方法は、第1ステ
ップと、第2ステップと、第3ステップとを備えてい
る。第1ステップでは、請求項1に記載のショーケース
を、空気調和機が設けられている建物内に配置する。第
2ステップでは、排気通路から排出される暖気が空気調
和機に向かないように、方向調整手段を調整する。第3
ステップでは、排気通路から排出される暖気が空気調和
機に向くように、方向調整手段を調整する。第2ステッ
プと第3ステップとは、択一的に選択するステップであ
る。本方法では、空気調和機の運転状態あるいは時期に
応じて、第2ステップと第3ステップとを切り換える。
配置した後に、第2ステップあるいは第3ステップを行
うことで、ショーケースから排出される暖気による空調
の乱れを抑えたり、ショーケースから排出される暖気を
有効利用して空気調和機の運転負荷を小さくしたりする
ことが可能である。例えば、夏場であって空気調和機を
冷房運転させているときに第2ステップを選択すると、
空気調和機の設置場所から離れた方向にショーケースか
らの暖気が排出されるようになり、空気調和機からの冷
やされた空調空気の流れがショーケースからの暖気によ
って乱されることが少なくなる。また、冬場であって空
気調和機を暖房運転させているときに第3ステップを選
択すると、ショーケースからの暖気が空気調和機の空気
吸込口に向けて排出される状態が生まれ、空気調和機の
暖房運転の負荷が小さくなる。
に応じて第2ステップと第3ステップとを切り換えれ
ば、建物内の空調を望ましい方向に導くことができるよ
うになる。
ケース1は、図1に示すような店舗内において冷蔵商品
の陳列に用いられる装置であって、図2に示す構成を有
している。図1に示す店舗は、スーパーマーケットの一
店舗であり、入口51、出口52、野菜青果売場53、
鮮魚売場54、精肉売場55、冷蔵商品売場56、一般
商品売場57、レジ59、バックルーム61などが配さ
れている。各売場53〜57には商品を陳列するための
ショーケースが配されるが、野菜青果売場53、鮮魚売
場54、精肉売場55、及び冷蔵商品売場56には、保
冷機能を有するショーケースが設置される。これらのシ
ョーケースは、要冷蔵の商品や生鮮食品などの商品を適
当な温度環境下で陳列させるためのオープンケースであ
る。
間Sにおいて側壁に面していない冷蔵商品売場56のシ
ョーケース1は、アイランド型のショーケースとなって
おり、図1に示すように周りを買い物客が歩く通路で囲
まれている。このショーケース1には、例えば図3に示
すように、加工飲料、惣菜、麺、豆腐といった冷蔵商品
が区分けされて陳列される。
備される複数の空気調和機81〜86によって、年間を
通じて空調が為されている。空気調和機81〜86は、
図4および図6に示すように、空間S内をできるだけ均
一に空調できるよう適当な平面配置がとられている。 <ショーケースの構成>ショーケース1の断面図を図2
に示す。ショーケース1は、主として、本体2と、冷気
生成部10と、方向調整用フレキシブルダクト33とか
ら構成されている。
が陳列のための空間、上部の内側に冷気通路22や排気
通路32を有する樹脂製の構造体である。図2に示すよ
うに、本体上部の冷気吹出口23からエアーカーテン状
に吹き出される冷気A1は、下降しながら多段の各棚4
1〜44に陳列された商品を冷却しながら、下端の棚4
4の外側に形成された空気取り込み口21へと吸い込ま
れる。棚41〜44は、図3に示すように四面に設けら
れており、例えば加工飲料、惣菜、麺、豆腐といった冷
蔵商品が陳列される。
1と、蒸発器12と、凝縮器13と、圧縮機14と、凝
縮器冷却用のファン15とから構成されている。ファン
11および蒸発器12は、図2に示すように空気取り込
み口21と冷気通路22との間に形成された空間に配置
されている。冷気循環用のファン11は、空気取り込み
口21から冷気通路22へと空気を取り込むためのファ
ンである。蒸発器12は、空気取り込み口21から取り
込んだ空気を冷却して、冷気吹出口23から吹き出す冷
気を生成する。
5は、機械室2a内に配置されている。また、機械室2
aの外周面には、吸気口31が形成されている。凝縮器
13を構成する銅管は、一端が圧縮機14に接続され、
他端が蒸発器12に接続されている。凝縮器13,圧縮
機14、および蒸発器12を結ぶ経路には、冷媒が充填
される。圧縮機14は、蒸発器12で気化した冷媒を圧
縮する。圧縮されて高温・高圧となったガス冷媒は、凝
縮器13において放熱しながら液化する。液化した冷媒
は、蒸発器12で気化して周囲から熱を奪う。これによ
り、空気取り込み口21から蒸発器12を通って冷気通
路22へと流れる空気が冷やされ、冷気A1となって冷
気吹出口23から吹き出されることになる。一方、冷媒
の液化時に放熱を行う凝縮器13から出た熱は、ファン
15により吸気口31から取り込まれた空気によって排
気通路32へと導かれる。すなわち、排気通路32から
方向調整用フレキシブルダクト33を通って本体2の上
方に排出される空気は、凝縮器13の放熱によって暖気
A2となっている。
2によって棚41〜44に陳列された冷蔵商品に供給す
るための冷気A1を生成するとともに、冷気の生成に従
って凝縮器13からの放熱を受けた暖気A2を生み出す
ものである。方向調整用フレキシブルダクト33は、本
体2の概ね中央部分を機械室2aから鉛直上向きに延び
る排気通路32の上方において、本体2の天面に取り付
けられている。排気通路32から上方に排出される暖気
(空気)A2は、全てフレキシブルダクト33を通って
本体2の上方空間に排出される。フレキシブルダクト3
3は、図2の実線および点線で示すように、手動で湾曲
させたり湾曲の方向を変えたりすることが可能となって
おり、暖気A2の排出方向を変えることができる。すな
わち、フレキシブルダクト33を変形させることで、暖
気A2を真上に排出させるだけではなく、斜め上方に排
出させることができ、その平面的な暖気A2の排出方向
も自由に設定することができる。
に、上記のショーケース1を店舗内に設置する方法につ
いて説明する。まず、ショーケース1は、店舗における
客の流れや販売促進などを考慮して、適当な場所に配置
される。例えば、図1に示すように、客が買い物の最後
に訪れる傾向のある出口52に近い場所にショーケース
1が配置される。
ス1の方向調整用フレキシブルダクト33が、手動で調
整される。この手動調整は、ショーケース1の設置時に
行われるとともに、空気調和機81〜86の主な運転状
態が冷房運転から暖房運転に、あるいは暖房運転から冷
房運転に切り替わるタイミングで、年に2回ほど行うこ
とが望ましい。
房運転となるときには、図4に示すように、ショーケー
ス1のフレキシブルダクト33から排出される暖気A2
1,A22が空気調和機81〜86に向かないように、
フレキシブルダクト33を手動調整する。図4では、出
口52から遠いほうのショーケース1からの暖気A21
を空気調和機81と反対側の方向に向け、出口52に近
いほうのショーケース1からの暖気A22を空気調和機
83と反対側の方向に向けている。これにより、暖気A
21,A22が空気調和機81,82,83から吹き出
される空調空気の流れを乱すことが少なくなる。
ース1からの暖気A21と空気調和機81との関係を、
斜視図により概念的に示したものである。この図5に示
すように、ショーケース1からの暖気A21は、概ね店
舗内の空間のコーナー部分SCに向いており、空気調和
機81から吹き出される空調空気の流れと直接ぶつから
ないようになっている。
房運転となるときには、図6に示すように、ショーケー
ス1のフレキシブルダクト33から排出される暖気A2
1,A22が空気調和機81,82に向くように、フレ
キシブルダクト33を手動調整する。図6では、出口5
2から遠いほうのショーケース1からの暖気A21を空
気調和機81に向け、出口52に近いほうのショーケー
ス1からの暖気A22を空気調和機82に向けている。
これにより、暖気A21,A22が空気調和機81,8
2の空気吸込口に入る傾向が生まれ、空気調和機の運転
負荷が抑えられるようになる。
ョーケースの設置方法の特徴> (1)ショーケース1では、冷気生成部10による冷気
の生成で生じた暖気を、排気通路32によって上方に導
きフレキシブルダクト33から本体2の上方空間に排出
させている。そして、ショーケース1から排出させる暖
気の排出方向を、フレキシブルダクト33を手動で変形
させることによって調整することができる。したがっ
て、ショーケース1からの暖気の排出方向を店舗内の空
調状態などを考慮して変えることで、店舗内でショーケ
ース1を自由に配置しつつ且つ店舗内の空間Sの空調の
乱れを抑えることができるようになる。
ときには、原則としてショーケース1からの暖気A2
1,A22が空気調和機81〜86に向かなくなるため
(図4参照)、空気調和機81〜86による空気調和さ
れた空気が所望の場所に吹き出されることが暖気A2
1,A22の流れにより阻害される不具合が抑えられ
る。この冷房運転時には、暖気A21,A22が空気調
和機81〜86から離れた天井付近に溜まる一方、人が
居る店舗内の下部空間は空気調和機81〜86からの冷
やされた空調空気によって快適な状態となる。
ときには、原則としてショーケース1からの暖気A2
1,A22が空気調和機81,82に向くため(図6参
照)、空気調和機81,82が暖気A21,A22を含
んだ空気を取り込むようになり、暖房運転にかかる負荷
が小さくなる。
整して図4又は図6に示すような方向にショーケース1
から排出される暖気A21,A22を吹き出している
が、最適な暖気の吹き出し方向の調整の仕方は店舗によ
って様々であり、場合によっては上記の調整の仕方が最
適であるとは言えなくなる。ショーケースが設置される
店舗特有の状態や空調の方法に応じ、ショーケースから
の暖気の排出方向を適宜調整することが望ましい。
転のときに空気調和機81〜86から空調空気(冷房空
気)が水平に吹き出されていることを前提として図4お
よび図5に示す向きに暖気A21等を排出させている
が、空気調和機81〜86から空調空気が斜め下向きに
吹き出されているときには、最適な暖気の排出方向が変
わることになる。
クト33を手動で調整してショーケース1からの暖気A
2の排出方向を変えるようにしているが、アクチュエー
タなどを使って自動で調整が可能な方向調整部材をフレ
キシブルダクト33の代わりに採用してやれば、ショー
ケース1からの暖気の排出方向をさらに極め細かく調整
することが容易となる。
ータの作動を空気調和機81〜86からの信号に基づい
て制御するようにすれば、冷房運転時には自動的に暖気
が空気調和機81〜86に向かないようになり暖房運転
時には自動的に暖気が空気調和機81〜86のいずれか
に向くようになる。また、暖気が一定の排出方向に向き
続けることで店舗内の空間Sの一部に集中的に暖気が溜
まる不具合が生じるような場合には、適当な時間間隔で
暖気A2の排出方向が変化するように制御してやること
も有効である。
方向調整用フレキシブルダクト33が最初から装着され
ているが、フレキシブルダクト33をオプションとして
用意しておくことも考えられる。 (D)図7に示すように、店舗内の空間Sに設置したシ
ョーケース1の近傍に換気扇(あるいは換気口)91が
存在する場合には、空気調和機の冷房運転時に、ショー
ケース1のフレキシブルダクト33から排出される暖気
A2の向きを換気扇91側に向けてやることが望まし
い。このように冷房時にショーケース1からの暖気A2
が換気扇91へと流れるようにすれば、暖気A2が換気
扇91から多く店舗外に排出されるようになる。これに
より、空気調和機やショーケース1の運転負荷を軽減す
ることができる。
よる冷気の生成で生じた暖気を、排気通路によって上方
に導き、方向調整手段によって排出方向を調整して放出
している。したがって、ショーケースを設置する店舗等
の建物内の空調や換気の状態などを考慮し、その上でシ
ョーケースから出る暖気の排出方向を変えることで、建
物内でショーケースを自由に配置しつつ且つ建物内の空
調の乱れを抑えることが可能となる。
れている建物内にショーケースを配置した後に、排気通
路から排出される暖気が換気口に向くように方向調整手
段を調整している。したがって、暖気が換気口から多く
建物外に排出されるようになり、ショーケースから排出
される暖気が建物内の空調を乱すことが少なくなる。特
に、空気調和機などで冷房運転を行いながら換気も行っ
ている建物においては、換気口から直接建物外に排出さ
れる暖気の量が増えることで、空気調和機やショーケー
スの運転負荷が軽減される。
けられている建物内にショーケースを配置した後に、排
気通路から排出される暖気が空気調和機に向かないよう
に方向調整手段を調整している。したがって、空気調和
機による空気調和された空気が所望の場所に吹き出され
ることが排出された暖気の流れにより阻害される不具合
が抑えられる。例えば、冷房運転時において空気調和機
の設置場所から離れた方向にショーケースからの暖気を
排出するよう調整してやると、暖気が空気調和機から離
れた天井付近に溜まる一方、人が居る建物の下部空間は
空気調和機からの冷やされた空調空気によって快適な状
態となる。
けられている建物内にショーケースを配置した後に、排
気通路から排出される暖気が空気調和機に向くように方
向調整手段を調整している。これにより、特に空気調和
機が暖房運転を行っている場合に、空気調和機の運転負
荷を抑えることができるようになる。請求項5に係る発
明では、空気調和機が設けられている建物内にショーケ
ースを配置した後に、排気通路から排出される暖気が空
気調和機に向かないように、あるいは排気通路から排出
される暖気が空気調和機に向くように、選択的に方向調
整手段を調整している。これにより、ショーケースから
排出される暖気による空調の乱れを抑えたり、ショーケ
ースから排出される暖気を有効利用して空気調和機の運
転負荷を小さくしたりすることが可能となる。
される店舗の平面概略図。
から排出される暖気の排出方向を示す平面図。
から排出される暖気の排出方向を示す斜視図。
から排出される暖気の排出方向を示す平面図。
ショーケースから排出される暖気の排出方向を示す側面
図。
Claims (5)
- 【請求項1】陳列物に供給するための冷気を生成すると
ともに、前記冷気の生成に従って暖気を生み出す冷気生
成部(10)と、 前記暖気を上方へと導く排気通路(32)と、 前記排気通路の上部から排出される前記暖気の排出方向
を調整することができる方向調整手段(33)と、を備
えたショーケース(1)。 - 【請求項2】請求項1に記載のショーケース(1)を、
換気口(91)が設けられている建物内に配置する第1
ステップと、 前記排気通路(32)から排出される前記暖気が前記換
気口(91)に向くように前記方向調整手段(33)を
調整する第2ステップと、を備えた、ショーケースが配
備される建物内の空気調和方法。 - 【請求項3】請求項1に記載のショーケース(1)を、
空気調和機(81〜86)が設けられている建物内に配
置する第1ステップと、 前記排気通路(32)から排出される前記暖気が前記空
気調和機(81〜86)に向かないように前記方向調整
手段(33)を調整する第2ステップと、を備えた、シ
ョーケースが配備される建物内の空気調和方法。 - 【請求項4】請求項1に記載のショーケース(1)を、
空気調和機(81〜86)が設けられている建物内に配
置する第1ステップと、 前記排気通路(32)から排出される前記暖気が前記空
気調和機(81〜86)に向くように前記方向調整手段
(33)を調整する第2ステップと、を備えた、ショー
ケースが配備される建物内の空気調和方法。 - 【請求項5】請求項1に記載のショーケース(1)を、
空気調和機(81〜86)が設けられている建物内に配
置する第1ステップと、 前記排気通路(32)から排出される前記暖気が前記空
気調和機(81〜86)に向かないように前記方向調整
手段(33)を調整する第2ステップと、 前記排気通路(32)から排出される前記暖気が前記空
気調和機(81〜86)に向くように前記方向調整手段
(33)を調整する第3ステップと、を備え、 前記空気調和機(81〜86)の運転状態あるいは時期
に応じて、前記第2ステップと前記第3ステップとを切
り換える、ショーケースが配備される建物内の空気調和
方法。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011133199A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Sanyo Electric Co Ltd | 店舗の換気装置 |
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