JP2003204650A - パワーウインド装置用モータ及びその製造方法 - Google Patents

パワーウインド装置用モータ及びその製造方法

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JP2003204650A
JP2003204650A JP2002000671A JP2002000671A JP2003204650A JP 2003204650 A JP2003204650 A JP 2003204650A JP 2002000671 A JP2002000671 A JP 2002000671A JP 2002000671 A JP2002000671 A JP 2002000671A JP 2003204650 A JP2003204650 A JP 2003204650A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品成形時の変形やヒケを防止し、確実なシー
ルを図ることができるパワーウインド装置用モータの製
造方法を提供すること。 【解決手段】 シール部材31の先端側部分を成形する
ための凹部を有する第1型42と、シール部材31の基
端側部分を成形するための凹部を有する第2型43とを
組み合わせて用いる。第1型42及び第2型43の合わ
せ面49を、最も外周側にあるリップ部の底面位置より
も反インナパネル側の位置に設定した状態で、シール部
材31の成形を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給電部(コネクタ
部)を覆うシール部材を有するパワーウインド装置用モ
ータ及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パワーウインド装置における駆動
源として、コネクタ部が一体となったブラシホルダを備
えるモータがよく知られている。
【0003】この種のモータは、コネクタ部を有するモ
ータ本体と、コネクタ部を覆うように設けられた略筒状
の防水グロメットとを備えている。防水グロメットはゴ
ム等の弾性体からなり、フランジ部におけるインナパネ
ル側端面には環状のリップ部が1つまたはそれ以上形成
されている。同モータが設置される車両ドアのインナパ
ネルには、車両側コネクタをインナパネル内側から挿通
するためのコネクタ挿通孔が形成されている。モータは
固定手段によってコネクタ挿通孔の近傍に固定される。
その際、防水グロメットのリップ部は、コネクタ挿通孔
の外側開口縁(即ちアウタパネル側の開口縁)に押し付
けられるようにして密着される。この状態で車両側コネ
クタをコネクタ部に連結することにより、モータへの給
電が図られるようになっている。このとき、防水グロメ
ットのシール作用によって、車両側コネクタとコネクタ
部との連結部分の被水が防止される。
【0004】ここで、上記従来の防水グロメットは、第
1型及び第2型からなる成形型を用いた金型成形法を経
て製造される。第1型には防水グロメットの先端側部分
を成形するための凹部が形成されている一方、第2型に
は防水グロメットの基端側部分を成形するための凹部が
形成されている。そして、これら2つの型を組み合わせ
て用いるとともに、前記凹部にゴム等の成形材料を流し
込んで固化させることにより、所望形状の防水グロメッ
トを得るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
製造方法により製造された防水グロメットの場合、リッ
プ部に成形上の変形やヒケ等が生じやすかった。このた
め、密着部分であるリップ部に隙間が生じやすく、確実
なシールを図ることができなかった。ゆえに、コネクタ
部への浸水が起こる可能性があり、この場合には端子間
リークによって誤動作等の発生につながるおそれがあっ
た。また、車両室内への浸水が起こる可能性があり、こ
の場合には上記のような誤動作の発生に加えて、ユーザ
ーに不快感を与えるという欠点があった。
【0006】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、部品成形時の変形やヒケを防止
し、確実なシールを図ることができるパワーウインド装
置用モータ及びその製造方法にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本願発明者は上
記課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、成形上の変
形やヒケ等の発生原因が、成形型の構造にあることを突
き止めた。即ち、従来の成形型の場合、第1型及び第2
型同士の合わせ面が、フランジ部におけるインナパネル
側端面の付近若しくはそれよりもインナパネル側の位置
にあった。通常、成形型内に溜まったガスはこの合わせ
面を介して外部に抜け出ようとし、このときガスと一緒
に成形材料も抜け出ようとする。そしてこの場合、抜け
出した成形材料がバリとなって、その近傍にあるリップ
部(特に最も外周側に位置するリップ部)に変形やヒケ
をもたらし、ひいてはシール性の低下をもたらしてしま
うのである。そこで、本願発明者はこの知見に基づい
て、前記合わせ面の位置を所定方向にずらしてリップ部
を合わせ面から遠ざけることを想到し、最終的に下記の
ような本願発明を完成させるに至ったのである。
【0008】即ち、請求項1に記載の発明では、車両ド
アのインナパネルの外側に配設され、給電部を有するモ
ータ本体と、前記給電部を覆うように設けられた略筒状
のシール部材とを備え、そのシール部材の外周面にフラ
ンジ部が形成され、そのフランジ部におけるインナパネ
ル側端面に、前記インナパネルに形成されたコネクタ挿
通孔の外側開口縁に密着される環状のリップ部が設けら
れ、前記インナパネルの内側から前記コネクタ挿通孔を
介して挿入される車両側コネクタが前記給電部に連結さ
れるパワーウインド装置用モータの製造方法において、
同シール部材の先端側部分を成形するための凹部を有す
る第1型と、同シール部材の基端側部分を成形するため
の凹部を有する第2型とを組み合わせて用いるととも
に、前記第1型及び前記第2型の合わせ面を、前記リッ
プ部のうち最も外周側にあるものの底面位置よりも反イ
ンナパネル側の位置に設定した状態で、前記シール部材
の成形を行うことを特徴とするパワーウインド装置用モ
ータの製造方法をその要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記インナパネル側端面から前記合わせ面までの距
離は、前記フランジ部の厚さの半分の値よりも大きくな
るように設定されているとした。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2において、前記シール部材は、その基端側部分に屈曲
バネ部を備えるとともに、前記第2型は、前記シール部
材における基端側筒状部分を形成するための成形型と、
その成形型の抜き方向と直交する方向に分割する少なく
とも2つの成形型とにより構成されるとした。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか1項において、前記シール部材は、ゴム、エ
ラストマ及び粘性樹脂のうちのいずれか1つの材料を用
いて成形されるとした。
【0012】請求項5に記載の発明では、車両ドアのイ
ンナパネルの外側に配設され、給電部を有するモータ本
体と、前記給電部を覆うように設けられ、前記インナパ
ネルに形成されたコネクタ挿通孔に嵌合されるシール部
材とを備え、前記インナパネルの内側から前記コネクタ
挿通孔を介して挿入される車両側コネクタが前記給電部
に連結されるパワーウインド装置用モータにおいて、前
記シール部材は、前記コネクタ挿通孔の外側開口縁に対
して密着する部分を有するフランジ部と、前記フランジ
部に対して前記インナパネルを挟んで反対側に位置する
とともに、前記コネクタ挿通孔の内側開口縁に対して当
接する当接部とを備えることを特徴とするパワーウイン
ド装置用モータをその要旨とする。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項5におい
て、前記フランジ部と前記当接部との間の幅は、前記イ
ンナパネルの厚さよりも小さくなるように設定されてい
るとした。
【0014】請求項7に記載の発明では、車両ドアのイ
ンナパネルの外側に配設され、給電部を有するモータ本
体と、前記給電部を覆うように設けられ、前記インナパ
ネルに形成されたコネクタ挿通孔に嵌合されるシール部
材とを備え、前記インナパネルの内側から前記コネクタ
挿通孔を介して挿入される車両側コネクタが前記給電部
に連結されるパワーウインド装置用モータにおいて、前
記シール部材は、前記コネクタ挿通孔の外側開口縁に対
して密着する部分をインナパネル側端面に有するフラン
ジ部と、前記フランジ部における反インナパネル側端面
の外周部にて、前記フランジ部の径方向または基端方向
に張り出すように形成された張出部とを備えることを特
徴とするパワーウインド装置用モータをその要旨とす
る。
【0015】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、第1型及び第2型
の合わせ面を上記のごとく設定したことにより、合わせ
面が最も外周側に位置するリップ部から遠ざかった状態
となる。よって、合わせ面からの成形材料の抜け出しに
起因して仮にバリが発生したとしても、その影響は離れ
た位置にあるリップ部にまで波及せず、リップ部におけ
る変形やヒケの発生が回避される。従って、密着部分で
あるリップ部における隙間の発生が防止され、確実なシ
ールを図ることができる。
【0016】請求項2に記載の発明によると、リップ部
のあるインナパネル側端面と合わせ面との間に十分大き
な距離が確保されるため、バリの影響がリップ部にまで
よりいっそう波及しにくくなる。このため、リップ部に
おける変形やヒケの発生が確実に回避される。
【0017】請求項3に記載の発明によると、第2型を
上記のような複数の成形型により構成した結果、第2型
の離型作業が容易になる。よって、基端側部分に屈曲バ
ネ部を備えるシール部材を容易にかつ確実に製造するこ
とができる。
【0018】請求項4に記載の発明によると、この種の
材料はいずれも好適な弾力性を有しているため、コネク
タ挿通孔の外側開口縁にリップ部を確実に密着させるこ
とができ、確実なシールを図ることができる。
【0019】請求項5に記載の発明によれば、フランジ
部に対してインナパネルを挟んで反対側に当接部を設け
ておくことにより、コネクタ挿通孔の外側開口縁に対し
てリップ部を強い力で押し付けることができる。従っ
て、たとえリップ部に変形やヒケがあったとしても、密
着部分に隙間ができにくくなり、よって確実なシールを
図ることができる。
【0020】請求項6に記載の発明によると、シール部
材の装着時においてフランジ部及び当接部には弾性変形
に対する抗力が発生し、この抗力によってリップ部が強
い力で押し付けられる。
【0021】請求項7に記載の発明によると、合わせ面
がフランジ部に存在するような場合であっても、張出部
を形成して厚肉化しておけば肉の補充ができるため、フ
ランジ部における変形やヒケの発生を防止することがで
きる。
【0022】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]以下、本発明
を具体化した実施形態を図1〜図6に従って詳細に説明
する。
【0023】図1に示すように、車両ドアに搭載される
パワーウインド装置用モータ(以下、単にモータとす
る)1は、モータ本体2と減速部3とからなる。モータ
本体2は、ヨークハウジング4、一対のマグネット5、
電機子6、ブラシホルダ7及び一対のブラシ8を備えて
いる。
【0024】ヨークハウジング4は略有底扁平円筒状に
形成されており、その内側面にはマグネット5が固着さ
れている。ヨークハウジング4の底部中央には軸受凹部
4aが形成されており、その軸受凹部4a内には軸受9
が固着されている。軸受9は、電機子6の回転軸10の
基端を回転可能に支持する役割を果たしている。また、
軸受凹部4a内には、回転軸10のスラスト荷重を受け
るボール11及びスラスト受けプレート12が設けられ
ている。
【0025】ヨークハウジング4の開口部4bはフラン
ジ状に形成されており、後述するギヤハウジング21の
開口部21aに対してネジ13により固定されている。
このようなネジ止め固定により、ヨークハウジング4の
開口部4bとギヤハウジング21の開口部21aとの間
にブラシホルダ7が挟持され、固定される。
【0026】ブラシホルダ7はホルダ本体7aと延出部
7bと給電部7cとからなり、それらは一体的に形成さ
れている。ホルダ本体7aは、前記ヨークハウジング4
の開口部4b内にほぼ収容された状態にある。ホルダ本
体7aの中央部には軸受14が固着されている。この軸
受14は電機子6の回転軸10の先端を回転可能に支持
する役割を果たしている。また、ホルダ本体7aにはブ
ラシ8が保持されており、同ブラシ8は前記回転軸10
に固着された整流子15に摺接するようになっている。
【0027】延出部7bは、ヨークハウジング4とギヤ
ハウジング21とによって挟持されるとともに、その一
部が両ハウジング4,21の外部に突出している。この
突出部分はフランジ状に形成されている。
【0028】給電部7cは、フランジ状に形成された延
出部7bの先端部分に設けられ、後述する車両側コネク
タC1と連結するための連結凹部7dを有している。連
結凹部7d内には、複数本のターミナル16が露出して
いる。これらターミナル16はブラシホルダ7にインサ
ートされており、モータ1内にある回転センサ等の各種
センサ(図示略)やブラシ8に対して電気的に接続され
ている。なお、給電部7cにおいてターミナル16が露
出している箇所は、後述する第2シール部材によって覆
われている。
【0029】図3及び図4に示すように、ブラシホルダ
7は、ホルダ本体7a、延出部7b及び給電部7cの外
部形状の基体を形成する躯体17と、延出部7bの基端
側部分の外側面等を覆う第1シール部材18とを備えて
いる。これら躯体17及び第1シール部材18は2色成
形法によって一体形成されている。躯体17は、例えば
合成樹脂によって構成されている。第1シール部材18
は、例えばゴム、エラストマ、粘性樹脂等を材料として
成形されている。
【0030】減速部3は、ギヤハウジング21、ウォー
ム軸22、ウォームホイール23及びクラッチ24を備
えている。ギヤハウジング21は樹脂製であって、その
内部にウォーム軸22、ウォームホイール23及びクラ
ッチ24を収容可能な形状になっている。ギヤハウジン
グ21は、ヨークハウジング4の開口部4bと対向する
開口部21aを備えている。両開口部4b,21a間に
はブラシホルダ7が介装されている。
【0031】ウォーム軸22は、ギヤハウジング21内
の所定位置に設けた軸受25,26により回転可能に支
持されている。このウォーム軸22と、モータ本体2か
ら延びる回転軸10とは、クラッチ24を介して駆動連
結されている。クラッチ24は、回転軸10からの駆動
力をウォーム軸22に伝達し、逆にウォーム軸22から
の駆動力が回転軸10に伝達しないようウォーム軸22
の回転をロックするように作動する。つまり、このクラ
ッチ24は、負荷側からのモータ1の回転を防止するた
めに設けられている。
【0032】ギヤハウジング21におけるウォーム軸2
2の先端部が対向する部位には、軸受凹部21bが形成
されている。軸受凹部21b内には、ウォーム軸22の
スラスト荷重を受けるボール27及びスラスト受けプレ
ート28が設けられている。ウォーム軸22はウォーム
ホイール23と噛合され、ウォームホイール23はウォ
ーム軸22と直交するように配置された出力軸(図示
略)と駆動連結される。出力軸は、ウインドガラス(図
示略)を開閉させる周知のXアーム式レギュレータ(図
示略)と駆動連結される。
【0033】図1等に示されるように、第2シール部材
である防水グロメット31(シールウォータ)は、給電
部側被覆部31b、筒状部31c、フランジ部31dを
備えている。給電部側被覆部31b、筒状部31c及び
フランジ部31dは、同一の材料、例えばゴム、エラス
トマ、粘性樹脂等に代表される弾性材料を用いて一体成
形されている。
【0034】給電部側被覆部31bは、給電部7cの躯
体17の外側面全体を被覆することにより、この部分か
らの浸水を防止する役割を果たしている。この場合、給
電部側被覆部31b内には、給電部7cの基端部におけ
るターミナル16の露出部位が埋設される。従って、タ
ーミナル16への被水を防止するとともに、ターミナル
16の絶縁性を確保している。なお、給電部側被覆部3
1bには係止穴32が形成されている一方、給電部7c
には係止突起33が形成されている。そして、この係止
突起33が係止穴32に係止することにより、給電部7
cと防水グロメット31との固定が図られている。
【0035】筒状部31cは断面略へ字状に屈曲した部
分を有しており、その屈曲部分よりも先端側(図2,図
3では左端側)の部分は、インナパネルP1に設けられ
たコネクタ挿通孔H1に嵌合されるようになっている。
筒状部31cの先端側外周面には、フランジ部31dが
環状に形成されている。そのフランジ部31dにおける
先端側の側面には、大リップ部34及び小リップ部35
が形成されている。図4等に示されるように、大リップ
部34は円環状に延びるとともに、フランジ部31dの
外縁部において筒状部31cの先端方向に向けて突出し
ている。大リップ部34の内側に位置する小リップ部3
5も円環状に延びるとともに、筒状部31cの先端方向
に向けて突出している。なお、小リップ部35の突出量
は、大リップ部34の突出量に比べて小さく設定されて
いる。そして、このようなリップ部34,35(特に大
リップ部34)は、インナパネルP1の外側から内側方
向に向けて押し付けられることにより、コネクタ挿通孔
H1の外側開口縁に密着するようになっている。
【0036】次に本実施形態の防水グロメット31の製
造方法について述べる。図5には、本実施形態の防水グ
ロメット31を製造するための成形型41が示されてい
る。この成形型41は、図5にて上側に位置する第1型
42と、図5にて下側に位置する第2型43とからな
る。第1型42及び第2型43は互いに重ね合わせた状
態で使用される。第1型42の下端面には、筒状部31
cにおける中央孔を成形するための凸部44が形成され
ている。その凸部44の周囲には、フランジ部31dの
先端側部分や筒状部31cの先端部分を成形するための
凹部46が形成されている。一方、第2型43の下端面
には、給電部側被覆部31b、フランジ部31dの基端
側部分、筒状部31cの基端部分を成形するための凹部
47が形成されている。
【0037】本実施形態の第2型43は、3つの成形型
により構成されている。即ち、この第2型43は、防水
グロメット31における基端側筒状部分を形成するため
の成形型43Aと、その成形型43Aの抜き方向と直交
する方向に分割する2つの成形型43B,43Cとによ
り構成されている。なお、成形型43Aの抜き方向と直
交する方向に分割する成形型は、上記の2分割可能なも
ののみに限定されることはなく、3分割可能、4分割可
能なもの等であってもよい。
【0038】ここで、第1型42及び第2型43同士の
合わせ面(型割面、パーティングライン)49は、リッ
プ部34,35のうち最も外周側にあるもの(即ち大リ
ップ部34)の底面位置よりも反インナパネル側(即ち
基端側)の位置に設定される。なお、説明の便宜上、本
実施形態における型割面49の位置を図4(a)にて実
線で示すとともに、従来品の型割面の位置を同図にて二
点鎖線で示す。同図によると、従来品における型割面
は、大リップ部34の底面よりもいくぶんインナパネル
側の位置にあったことがわかる。
【0039】より具体的に言うと、大リップ部34のあ
るインナパネル側端面S1から合わせ面49までの距離
L1は、フランジ部31dの厚さの半分の値よりも大き
く、かつフランジ部31dの厚さの値よりも小さくなる
ように設定されることがよい(図4(a)参照)。このよ
うな設定により、大リップ部34と合わせ面49との間
に十分大きな距離L1が確保されるからである。なお、
フランジ部31dの厚さとは、フランジ部31dにおい
てリップ部34,35が設けられていない部分の厚さを
いう。
【0040】そして、これら2つの型42,43を組み
合わせて用いるとともに、凹部46,47に成形材料を
流し込んで固化させる(図6参照)。この場合、成形材
料としては、ゴム、エラストマ及び粘性樹脂のうちのい
ずれか1つのものが使用される。そして、成形材料の固
化後、第1型42及び第2型43を離型(具体的には第
1型42、及び、第2型43を構成する3つの成形型4
3A,43B,43Cを離型)する。この場合において
具体的には、まず第1型42及び成形型Aを、防水グロ
メット31の軸線方向(図6の上下方向)に沿って抜き
取るようにして離型する。次いで、成形型43B,43
Cを、防水グロメット31の径方向(図6の左右方向)
に沿って移動させるようにして離型する。なお、図6に
は離型方向を示す矢印が描かれている。以上の結果、所
望形状の防水グロメット31を得ることができる。
【0041】このように構成されたパワーウインド装置
用モータ1は、図2に示すように、車両ドアのアウタパ
ネル(図示略)とインナパネルP1との間の場所、つま
り被水する可能性のある場所に配置される。インナパネ
ルP1における所定箇所には、透孔としてのコネクタ挿
通孔H1がパネル表裏面を貫通するように設けられてい
る。このコネクタ挿通孔H1は、パネル内側(即ち被水
しない場所)から延びる給電用の車両側コネクタC1が
挿入可能な大きさを有している。そして、同モータ1
は、ボルト等の締結手段(図示略)により、インナパネ
ルP1外側面におけるコネクタ挿通孔31a近傍の箇所
に固定されるようになっている。
【0042】ここで、モータ1をインナパネルP1に固
定する際、防水グロメット31の筒状部31cはコネク
タ挿通孔H1に嵌合され、リップ部34,35のあるフ
ランジ部31dはコネクタ挿通孔H1の外側開口縁に押
し付けられて密着される。この状態で、ブラシホルダ7
の給電部7cに車両側コネクタC1が連結されることに
より、両者が電気的に接続され、モータ1側への給電が
図られる。
【0043】従って、本実施形態によれば以下のような
効果を得ることができる。 (1)本実施形態では、第1型42及び第2型43の合
わせ面49を、最も外周側にある大リップ部34の底面
位置よりも反インナパネル側の位置に設定した状態で、
防水グロメット31の成形を行っている。より具体的に
は、インナパネル側端面S1から合わせ面49までの距
離L1を、フランジ部31dの厚さの半分の値よりも若
干大きい程度に設定して成形を行っている。従って、こ
のような設定により、合わせ面49がリップ部34,3
5からいくぶん遠ざかった状態となる。よって、合わせ
面49からの成形材料の抜け出しに起因して仮にバリが
発生したとしても、そのバリの影響は離れた位置にある
リップ部34,35にまで波及しなくなる。ゆえに、リ
ップ部34,35(特に最初にインナパネルP1に当接
する大リップ部34)における変形やヒケの発生が未然
に回避され、リップ部34,35に凹凸ができにくくな
る。従って、密着部分であるリップ部34,35におけ
る隙間の発生が防止され、確実なシールを図ることがで
きる。その結果、給電部7cの浸水や車両室内への浸水
が起こる可能性が極めて小さくなり、誤動作しにくくて
信頼性に優れた装置を実現することができる。
【0044】(2)本実施形態の防水グロメット31
は、ゴム、エラストマ及び粘性樹脂のうちのいずれか1
つの材料を用いて成形されたものである。この種の材料
はいずれも好適な弾力性を有している。このため、装着
時にはその弾性力に起因する抗力が発生し、これをもっ
てコネクタ挿通孔H1の外側開口縁にリップ部34,3
5を確実に密着させることができる。ゆえに、確実なシ
ールを図ることができる。
【0045】(3)また本実施形態では、リップ部3
4,35へのバリの影響をなくすための対策として、基
本的に成形型41の構成を若干変更しているにすぎな
い。よって、このような対策を講じたとしても何らコス
ト増を伴わないという利点がある。
【0046】(4)本実施形態の防水グロメット31
は、グロメット軸線方向に沿って伸縮自在な屈曲バネ部
を基端側部分に備えている。そして、このような屈曲バ
ネ部が設けられている結果、リップ部34,35がイン
ナパネルP1側に強く押し付け可能となり、防水グロメ
ット31に高いシール性が付与される。
【0047】(5)また、本実施形態では、上記のよう
な屈曲バネ部を基端側部分に設けるべく、3つの成形型
43A,43B,43Cからなる第2型43を用いて成
形を行っている。従って、第2型43の離型作業が容易
になり、成形された防水グロメット31を簡単に取り出
す可能となるため、基端側部分に屈曲バネ部を備える高
シール性の防水グロメット31を容易にかつ確実に製造
することができる。
【0048】ところで、本実施形態のような型構造を採
用した場合、3つの型(第1型42、成形型43B,4
3C)の合わせ部分がT字状になってしまうことから、
そもそもリップ部34,35に変形やヒケが非常に発生
しやすい状況にある。
【0049】しかしながら、本実施形態では上記のごと
く、第1型42及び第2型43の合わせ面49を反イン
ナパネル側にずらす、という対策を講じているので、変
形・ヒケが生じる心配はない。 [第2の実施形態]次に、本発明を具体化した実施形態
2を図7に基づいて説明する。ここでは実施形態1と相
違する点を主に述べ、共通する点については同一部材番
号を付すのみとしてその説明を省略する。
【0050】本実施形態の防水グロメット31は、フラ
ンジ部31dにおける反インナパネル側端面S2の外周
縁にて、フランジ部31dの基端方向に張り出すように
形成された張出部52を備えている。ここでの張出部5
2は、フランジ部31dの全周にわたって延びるように
環状に形成されている。もっとも、張出部52は環状で
なくてもよく、例えば3つの型(第1型42、成形型4
3B,43C)の合わせ部分のみに設けるだけでもよ
い。当該張出部52の反インナパネル側端面S2からの
張り出し量は、大リップ部34の突出量に比べてやや大
きめに設定されている。
【0051】そして、このような張出部52を形成して
フランジ部31d外周部の厚肉化を図っておくと、合わ
せ面49がフランジ部31d上に存在するような場合で
あっても、当該部分にあらかじめ肉の補充をしておくこ
とができる。このため、フランジ部31dにおける変形
やヒケの発生を、より確実に防止することができる。な
お、このような対策は、厚肉化した分だけ材料費が若干
増えるとは言うものの、極めて簡単に実施することがで
きる。
【0052】なお、図7において二点鎖線で示すよう
に、張出部53を例えば反インナパネル側端面S2の外
周部において径方向に張り出すように形成してもよい。
この場合、離型性向上のために張出部53のある部分に
抜きテーパを追加してもよく、または表面シボ等の凹凸
を追加してもよい。このようにしておくと、離型時に成
形型41と部品との間に空気が入りやすくなり、部品加
工性が向上する。 [第3の実施形態]次に、本発明を具体化した実施形態
3を図8に基づいて説明する。ここでは実施形態1と相
違する点を主に述べ、共通する点については同一部材番
号を付すのみとしてその説明を省略する。
【0053】この防水グロメット31は、フランジ部3
1dに加えて当接部54を備えている。当接部54はフ
ランジ部31dにおける複数の箇所に離間して設けられ
ていて、フランジ部31dに対しインナパネルP1を挟
んで反対側に位置している。従って、当接部54はコネ
クタ挿通孔H1の内側開口縁に対して当接する。コネク
タ挿通孔H1に装着する前の状態において、フランジ部
31dと当接部54との間の幅αは、インナパネルP1
の厚さよりも若干小さく(1mm〜数mm程度小さく)なる
ように設定されることがよい。
【0054】なお、コネクタ挿通孔H1への装着しやす
さを考えると、当接部54がグロメット径方向へ突出す
る量は、フランジ部31dがグロメット径方向へ突出す
る量よりも小さく設定されることがよい。
【0055】なお、当接部54があるとコネクタ挿通孔
H1を通りにくくなるが、引っ張り部55を図8の左側
方向(矢印方向)に引っ張ることにより、当接部54を
コネクタ挿通孔H1を通過させることができる。このた
め、当接部54と大リップ部34とでインナパネルP1
を挟み込むことができる。
【0056】このように当接部54を複数箇所に備えた
構成の場合、防水グロメット31の装着時においてフラ
ンジ部31d及び当接部54には、弾性変形に対する抗
力が発生する。そして、この抗力によってリップ部3
4,35がコネクタ挿通孔H1の外側開口縁に対して極
めて強い力で押し付けられる。従って、たとえリップ部
34,35に変形やヒケがあったとしても、密着部分に
隙間ができにくくなり、よって確実なシールを図ること
ができる。
【0057】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 図9に示されるように、第1実施形態における第1
シール部材18及び第2シール部材31が実質的に一体
化したような構成の防水グロメット31Aとすることも
可能である。このようにすれば、さらなる防水性の向上
を達成することができる。
【0058】・ 上記実施形態のブラシホルダ7におけ
る躯体17や第1シール部材18等の構成や形状を適宜
変更してもよい。 ・ 上記実施形態におけるブラシホルダ7の第1シール
部材18,第2シール部材である防水グロメット31
は、シール性を有する材料であれば、実施形態にて例示
した材料以外のものを用いて成形されても構わない。
【0059】・ 上記実施形態におけるモータ本体2及
び減速部3の構成を適宜変更してもよい。例えば、回転
軸10とウォーム軸22との間にクラッチ24を設けた
構成に代えて、これら回転軸10及びウォーム軸22を
直結してもよい。なお、この場合、これら回転軸10及
びウォーム軸22を一体形成してもよい。
【0060】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想を以下に列挙する。 (1) 請求項1において、前記インナパネル側端面か
ら前記合わせ面までの距離は、前記フランジ部の厚さの
半分の値よりも大きく、かつ前記フランジ部の厚さの値
よりも小さくなるように設定されていることを特徴とす
るパワーウインド装置用モータの製造方法。
【0061】(2) 車両ドアのインナパネルの外側に
配設され、給電部を有するモータ本体と、前記給電部を
覆うように設けられた略筒状のシール部材とを備え、そ
のシール部材の外周面にフランジ部が形成され、そのフ
ランジ部におけるインナパネル側端面に、前記インナパ
ネルに形成されたコネクタ挿通孔の外側開口縁に密着さ
れる環状のリップ部が1つ以上設けられ、前記インナパ
ネルの内側から前記コネクタ挿通孔を介して挿入される
車両側コネクタが前記給電部に連結されるパワーウイン
ド装置用モータの製造方法において、同シール部材の先
端側部分を成形するための凹部を有する第1型と、同シ
ール部材の基端側部分を成形するための凹部を有する第
2型とを組み合わせて用いるとともに、前記第1型及び
前記第2型の合わせ面を、前記リップ部のうち前記イン
ナパネル側面を基準とした突出量が最も大きいものの底
面位置よりも反インナパネル側の位置に設定した状態
で、前記シール部材の成形を行うことを特徴とするパワ
ーウインド装置用モータの製造方法。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜7に記
載の発明によれば、部品成形時の変形やヒケを防止し、
確実なシールを図ることができるパワーウインド装置用
モータ及びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のパワーウインド装置用モータを
示す断面図。
【図2】第1実施形態のパワーウインド装置用モータの
取付状態を示す図。
【図3】第1実施形態のモータにおけるモータ本体と防
水グロメットとを分解して示した図。
【図4】(a)は第1実施形態の防水グロメットの要部
拡大断面図、(b)は同防水グロメットの拡大断面図。
【図5】第1実施形態の防水グロメットの成形工程を説
明するための成形型の断面図。
【図6】第1実施形態の防水グロメットの成形工程を説
明するための成形型の断面図。
【図7】(a)は第2実施形態の防水グロメットの要部
拡大断面図、(b)は同防水グロメットの拡大断面図。
【図8】(a)は第3実施形態の防水グロメットの要部
拡大断面図、(b)は同防水グロメットの拡大断面図。
【図9】別例のパワーウインド装置用モータの取付状態
を示す図。
【符号の説明】
1…パワーウインド装置用モータ、2…モータ本体、7
c…給電部、31,31A…(第2)シール部材として
の防水グロメット、31d…フランジ部、34,35…
リップ部、42…第1型、43…第2型、46,47…
凹部、49…合わせ面、52,53…張出部、54…当
接部、C1…車両側コネクタ、L1…距離、S1…イン
ナパネル側端面、S2…反インナパネル側端面、P1…
インナパネル、H1…コネクタ挿通孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 21:00 B29K 21:00 B29L 31:30 B29L 31:30 Fターム(参考) 4F202 AA45 AG24 AH26 AH33 CA01 CB01 CK11 CK41 5H605 AA02 BB05 BB09 BB17 CC03 CC06 CC10 DD05 DD16 EA02 EC01 EC02 EC04 EC05 EC08 FF06 FF08 5H607 AA05 AA12 BB01 BB04 CC01 CC09 DD03 EE31 EE32 FF01 JJ05 5H615 AA01 BB01 BB04 BB14 PP01 PP02 PP15 PP28 SS44 TT26 TT33

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両ドアのインナパネルの外側に配設さ
    れ、給電部を有するモータ本体と、前記給電部を覆うよ
    うに設けられた略筒状のシール部材とを備え、そのシー
    ル部材の外周面にフランジ部が形成され、そのフランジ
    部におけるインナパネル側端面に、前記インナパネルに
    形成されたコネクタ挿通孔の外側開口縁に密着される環
    状のリップ部が1つ以上設けられ、前記インナパネルの
    内側から前記コネクタ挿通孔を介して挿入される車両側
    コネクタが前記給電部に連結されるパワーウインド装置
    用モータの製造方法において、 同シール部材の先端側部分を成形するための凹部を有す
    る第1型と、同シール部材の基端側部分を成形するため
    の凹部を有する第2型とを組み合わせて用いるととも
    に、前記第1型及び前記第2型の合わせ面を、前記リッ
    プ部のうち最も外周側にあるものの底面位置よりも反イ
    ンナパネル側の位置に設定した状態で、前記シール部材
    の成形を行うことを特徴とするパワーウインド装置用モ
    ータの製造方法。
  2. 【請求項2】前記インナパネル側端面から前記合わせ面
    までの距離は、前記フランジ部の厚さの半分の値よりも
    大きくなるように設定されていることを特徴とする請求
    項1に記載のパワーウインド装置用モータの製造方法。
  3. 【請求項3】前記シール部材は、その基端側部分に屈曲
    バネ部を備えるとともに、前記第2型は、前記シール部
    材における基端側筒状部分を形成するための成形型と、
    その成形型の抜き方向と直交する方向に分割する少なく
    とも2つの成形型とにより構成されることを特徴とする
    請求項1または2に記載のパワーウインド装置用モータ
    の製造方法。
  4. 【請求項4】前記シール部材は、ゴム、エラストマ及び
    粘性樹脂のうちのいずれか1つの材料を用いて成形され
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記
    載のパワーウインド装置用モータの製造方法。
  5. 【請求項5】車両ドアのインナパネルの外側に配設さ
    れ、給電部を有するモータ本体と、前記給電部を覆うよ
    うに設けられ、前記インナパネルに形成されたコネクタ
    挿通孔に嵌合されるシール部材とを備え、前記インナパ
    ネルの内側から前記コネクタ挿通孔を介して挿入される
    車両側コネクタが前記給電部に連結されるパワーウイン
    ド装置用モータにおいて、 前記シール部材は、前記コネクタ挿通孔の外側開口縁に
    対して密着する部分を有するフランジ部と、前記フラン
    ジ部に対して前記インナパネルを挟んで反対側に位置す
    るとともに、前記コネクタ挿通孔の内側開口縁に対して
    当接する当接部とを備えることを特徴とするパワーウイ
    ンド装置用モータ。
  6. 【請求項6】前記フランジ部と前記当接部との間の幅
    は、前記インナパネルの厚さよりも小さくなるように設
    定されていることを特徴とする請求項5に記載のパワー
    ウインド装置用モータ。
  7. 【請求項7】車両ドアのインナパネルの外側に配設さ
    れ、給電部を有するモータ本体と、前記給電部を覆うよ
    うに設けられ、前記インナパネルに形成されたコネクタ
    挿通孔に嵌合されるシール部材とを備え、前記インナパ
    ネルの内側から前記コネクタ挿通孔を介して挿入される
    車両側コネクタが前記給電部に連結されるパワーウイン
    ド装置用モータにおいて、 前記シール部材は、前記コネクタ挿通孔の外側開口縁に
    対して密着する部分をインナパネル側端面に有するフラ
    ンジ部と、前記フランジ部における反インナパネル側端
    面の外周部にて、前記フランジ部の径方向または基端方
    向に張り出すように形成された張出部とを備えることを
    特徴とするパワーウインド装置用モータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019135277A1 (ja) * 2018-01-05 2019-07-11 株式会社ミツバ モータ装置

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