JP2003203134A - 情報検索システム - Google Patents

情報検索システム

Info

Publication number
JP2003203134A
JP2003203134A JP2002001981A JP2002001981A JP2003203134A JP 2003203134 A JP2003203134 A JP 2003203134A JP 2002001981 A JP2002001981 A JP 2002001981A JP 2002001981 A JP2002001981 A JP 2002001981A JP 2003203134 A JP2003203134 A JP 2003203134A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
signal
processing terminal
unit
information processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002001981A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Tamura
亮 田村
Shunsuke Matsuda
俊介 松田
Tatsuro Yamamoto
達郎 山本
Takeshi Hatakeyama
武 畠山
Masako Yamada
昌子 山田
Kensaku Matsuda
健作 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002001981A priority Critical patent/JP2003203134A/ja
Publication of JP2003203134A publication Critical patent/JP2003203134A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 博物館等における特定の情報処理端末(移動
無線局)に対する情報提供を行うシステムにおいて、情
報処理端末の位置をきめ細かく特定することが困難で、
また、システム構成が大規模にならざるを得なかった。 【解決手段】 信号を識別する情報である信号識別子を
含み、かつ概ね各々一定距離以下の距離しか伝送ができ
ず、かつ各々伝送距離が異なる1以上の信号を外部から
受信し、当該1以上の信号のうちで受信した信号が有す
る信号識別子に基づいて情報処理端末の位置を特定する
位置特定方法を利用した情報検索システムにより、情報
処理端末の位置をきめ細かく特定でき、適切な情報提供
が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブルートゥースな
どの短距離の無線通信手段を用いた情報処理端末の位置
特定方法と、当該方法を用いた応用システム、特に博物
館、美術館、見本市会場およびテーマパーク等の種々の
展示を行う施設において、入場者に展示物等の説明を行
うのに用いる情報検索システム等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術に、特開2001−34574
9に記載された技術がある。当該先行技術は、図23に
示すように、以下のような構成および動作をする。複数
の地上無線局を配置し、該地上無線局のエリア内に情報
ポイントを定めると共に、更に情報出力ポイントを定
め、移動無線局が、複数の地上無線局からの電波を受信
することにより自局の位置を検出すると共に、前記情報
ポイントの位置と、該情報ポイントに対応する情報と、
前記情報出力ポイントを中心とし、情報出力ポイントご
とに定義された2つの円A、Bについての半径を記憶し
ていて、検出した自局の位置を、記憶している円Aの半
径と比較して、自局の位置が、円A内にあった場合に、
該情報出力ポイントを中心とする円B内に存在する前記
情報ポイントに対応する情報を、当該移動無線局を携行
している利用者に、伝えるように構成する。
【0003】一方、従来技術として、ブルートゥース
(Bluetooth)という従来技術がある。本技術
は、無線通信規格であり、伝送距離は送信電力が1mW
のときに約10mと、省電力、短距離を意識した無線規
格である。また、送信電力を上げることにより、現在の
ところ、最大で100mまで伝送距離を伸ばすことがえ
きる。
【0004】なお、Bluetoothは「テレフオン
アクチーボラゲット エル エムエリクソン」社の登録
商標です。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
先行文献におけるシステム構成では、情報処理端末(移
動無線局)の位置をきめ細かく特定することが困難で、
また、システム構成が大規模にならざるを得なかった。
【0006】したがって、例えば、博物館の展示物の各
部位(各部位は、例えば30cmぐらいしか離れていな
い)の説明などを適切に行うことが困難であり、設備費
用も膨大であった。
【0007】また、ブルートゥースは、最近のパーソナ
ルコンピュータ間のデータ通信に利用される技術にすぎ
ず、上記ブルートゥースの特性を位置特定のための利用
することはなかった。一方、情報処理端末の位置特定の
ためには、GPSの技術を利用したり、複数の地上無線
局を利用するなど、大掛かりな設備により実現してい
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明における
情報処理端末の位置特定方法は、信号を識別する情報で
ある信号識別子を含み、かつ概ね各々一定距離以下の距
離しか伝送ができず、かつ各々伝送距離が異なる1以上
の信号を外部から受信し、当該1以上の信号のうちで受
信した信号が有する信号識別子に基づいて情報処理端末
の位置を特定する位置特定方法であり、当該方法によ
り、制度が良く、かつ簡易な構成での位置特定を実現し
ている。
【0009】なお、信号は、ブルートゥースなどの短距
離の無線通信手段を利用するのが好ましい。
【0010】また、当該位置特定方法を利用した本発明
の情報検索システムは、信号送信装置と情報処理端末と
情報検索装置とを有する情報検索システムであって、信
号送信装置は、各々信号識別子を含み、かつ概ね各々一
定距離以下の距離しか伝送ができず、かつ各々伝送距離
が異なる1以上の信号を送信する信号送信部を具備し、
情報処理端末は、信号送信部から送信された前記1以上
の信号を受信する信号受信部と、信号受信部が受信した
1以上の信号が有する信号識別子のうちの1以上の信号
識別子を取得する信号識別子取得部と、信号識別子取得
部で取得した信号識別子に対応する位置情報を送信する
位置情報送信部とを具備し、情報検索装置は、出力する
情報である出力情報と位置情報とを対応づけて格納して
いる出力情報格納部と、位置情報送信部が送信する位置
情報を受信する位置情報受信部と、位置情報受信部が受
信した位置情報と対応づけられている出力情報を取得す
る出力情報取得部と、出力情報取得部で取得した出力情
報を出力する出力情報出力部とを具備する。
【0011】また、本発明の情報検索システムは、前記
情報処理端末の位置情報送信部と前記情報検索装置の位
置情報受信部の間に、位置情報の中継を行う装置である
アクセスポイントを更に有し、該アクセスポイントを介
して、例えば情報処理端末が正規の端末である場合にの
み中継を行うようにするのである。正規の端末とは、予
めアクセスポイントに登録された端末であり、例えば、
博物館などの見学者個人が持ち込んだ端末などは除く。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の情報検索システム
を博物館における展示物の説明に適用した場合の実施の
形態について図面を参照しつつ説明する。
【0013】(実施の形態1)本実施の形態の情報検索
システムは、短距離の無線通信手段であるブルートゥー
スを用いたものでる。本情報検索システムは、博物館に
おけるシステムである。図1に示すように、ある提示物
(各実施の形態では恐竜の骨の模型)のエリアで後述す
る所定の信号を送信する信号送信装置(0101)と、博
物館の入場者が携行する情報処理端末(0102)と、展
示物の説明等の情報を検索して出力する情報検索装置
(0103)とを有する。
【0014】信号送信装置(0101)は、各々信号識別
子を含み、かつ概ね各々一定距離以下の距離しか伝送が
できず、かつ各々伝送距離が異なる1以上の信号を送信
する信号送信部(図示しない。)を具備する。信号送信
部は、ブルートゥースの通信を行うハードウェアとその
ドライバーソフトで構成されるのが一般的であるが、そ
の実現手段は問わない。
【0015】なお、信号識別子とは各信号を識別する情
報であれば何でもよく、例えば、英数字の文字列などか
ら構成される。また、信号識別子は、ブル−トゥースの
RSSI値(RSSIは、「Received Sig
nal StrengthIndicator」の略で
ある。)でも良い。
【0016】また、各々一定距離以下の距離しか伝送が
できない信号とは、例えば、1mしか伝送できない信
号、2mしか伝送できない信号、3mしか伝送できない
信号等といったように、一定長ごとに伝送可能な距離が
段階的に設定されているものである。
【0017】信号送信装置は、ローカル・ポジショニン
グ・システム(Local Positoning S
ystem)用の信号源であり、LPSS(Local
Positoning System Sourc
e)とも言う。本明細書における他の「信号送信装置」
も同様である。
【0018】なお、本実施の形態および以下に述べる各
実施の形態では、例えば伝送最大距離を10mとして3
2段階に伝送可能距離を設定するのが好ましい。32段
階としたのは、2のn乗の値がコンピュータにとって処
理しやすく、かつ10mを32で割った数字(約30c
m)が博物館の展示物の各説明箇所の距離として都合が
良いからである。また、30cmは、人間ひとりの幅と
おおよそ一致しており、個人向けに提供する情報を変え
る距離として都合が良い。
【0019】信号送信部は、本実施の形態では図示しな
い制御手段により伝送電圧を変えることで前記一定距離
以下の距離しか伝送できない種々の信号を発信する機能
を有するものである。
【0020】情報処理端末(0102)の機能ブロック図
を図2に示す。情報処理端末(0102)は、信号受信部
(0201)と、信号識別子取得部(0202)と、位置情
報送信部(0203)とを具備する。
【0021】信号受信部(0201)は、上記信号送信部
から送信された1以上の信号を受信する。信号受信部
(0201)は、ブルートゥースで通信可能なハードおよ
びソフトウェアドライバで構成される。
【0022】信号識別子取得部(0202)は、信号受信
部(0201)が受信した1以上の信号が有する信号識
別子のうちの一の信号識別子を取得する。本実施の形態
では、信号識別子取得部(0202)は、信号受信部(0
201)が受信した1以上の信号が有する信号識別子の
うち、最短の伝送距離に対応する信号の信号識別子にの
みを取得するとする。かかる場合、信号識別子取得部
(0202)は、1以上の信号識別子から最短の伝送距離
に対応する信号の信号識別子を識別して取得する。この
識別する方法として、例えば、信号識別子が伝送距離を
示す情報であり、その伝送距離が最短のものを識別す
る、などの方法が考えられる。
【0023】ただし、信号識別子取得部(0202)は、
信号受信部(0201)が受信した1以上の信号が有す
る信号識別子のすべてを受信しても良い。かかる場合、
すべての信号識別子が情報検索装置(0103)に送信
され、情報検索装置(0103)が、最短の伝送距離に
対応する信号の信号識別子を判断する。この判断も、上
記と同様に考えられる。
【0024】なお、信号識別子取得部(0202)は、ソ
フトウェアで構成されるのが一般的であるが、電子回路
で実現しても良い。
【0025】位置情報送信部(0203)は、信号識別子
取得部(0202)で取得した信号識別子に対応する位置
情報を送信する。なお、位置情報は前記信号識別子と同
じ情報でも良いし、また位置情報に対応する信号識別子
をテーブルで管理しておき(詳細は、下記で述べ
る。)、受信した信号識別子に対応して取得するように
しても良い。
【0026】位置情報送信部(0203)は、無線通信手
段で構成されるのが一般的である。
【0027】図3は、情報検索装置(0103)の構成図
を示す。情報検索装置(0103)は、出力情報格納部
(0301)と、位置情報受信部(0302)と、出力情報
取得部(0303)と、出力情報出力部(0304)とを具
備する。
【0028】出力情報格納部(0301)は、出力する情
報である出力情報と位置情報とを対応づけて格納してい
る。出力情報格納部(0301)は、情報を記憶可能な記
憶媒体で実現される。具体的には、ハードディスクや光
ディスクや半導体メモリなどである。
【0029】位置情報受信部(0302)は、情報処理端
末(0102)の位置情報送信部(0203)が送信する位
置情報を受信する。この受信は、通常は有線または無線
によるネットワークでの受信であるが、放送やCATV
などにより受信しても良い。
【0030】出力情報取得部(0303)は、位置情報受
信部(0302)が受信した位置情報と対応づけられてい
る出力情報を取得する。出力情報取得部(0303)は、
通常ソフトウェアで実現されるが、ハード(専用回路)
で実現しても良い。
【0031】出力情報出力部(0304)は、出力情報取
得部(0303)で取得した出力情報を出力する。この出
力とは、ディスプレイに表示すること、プリンタ等を用
いて印字すること、送信すること、音声出力することな
ど、あらゆる態様を含む。
【0032】出力情報出力部(0304)は、ソフトウェ
アとディスプレイなどの周辺機器で実現されるが、周辺
機器は外付けでも良い。
【0033】次に、本実施の形態の情報検索システムに
おける動作について説明する。
【0034】まず、情報検索システムを構成する信号送
信装置(0101)の動作について図4のフローチャート
を用いて説明する。
【0035】(ステップS0401)nに1を代入す
る。
【0036】(ステップS0402)m(最大値)パタ
ーンのうちのnパターン目の伝送電圧を取得する。な
お、パターンとは、信号送信手段に与える伝送電圧のパ
ターンである。また、信号送信装置が、1パターン目か
らmパターン目までの伝送電圧、信号識別子は予め保持
しているとする。
【0037】(ステップS0403)nパターン目の信
号識別子を取得する。
【0038】(ステップS0404)信号送信手段に、
ステップS0402で取得した伝送電圧を加えて、ステ
ップS0403で取得した信号識別子を送信する。
【0039】(ステップS0405)nを1増加する。
【0040】(ステップS0406)nが最大値(m)
より大きいか否かを判断し、mより大きければステップ
S0401に戻る。m以下であればステップS0402
に戻る。
【0041】なお、上記の電圧を変更する制御は、例え
ば、一定時間毎に切り替えられる。この一定時間は、略
2から3秒ぐらいが好ましい。展示物を見ながら人が歩
く速度や、一般的な展示物の間隔などを考慮した結果で
ある。また、2.56秒であることがさらに好ましい。
コンピュータ処理の都合による数値である。
【0042】また、本フローは終了していないが、電源
OFFなどによる割り込み処理により、終了するものと
する。
【0043】次に、情報検索システムを構成する情報処
理端末(0102)の動作について、図5のフローチャ
ートを用いて説明する。
【0044】(ステップS0501)タイマーを0にす
る。このタイマーは、情報処理端末(0102)が信号
を受ける時間を測定するためのタイマーであり、あらか
じめ設定された設定値より小さい時間だけ信号を受ける
こととする。設定値は、上述したすべてのパターンの信
号を送信するために必要な時間を考慮して、設定され
る。
【0045】(ステップS0502)信号受信部(02
01)は、信号を受信したか否かを判断する。信号を受
信すればステップS0503に行き、信号を受信しなけ
ればステップS0505に飛ぶ。
【0046】(ステップS0503)信号識別子取得部
(0202)は、信号受信部(0201)が受信した信
号が有する信号識別子を取り出す。
【0047】(ステップS0504)信号識別子取得部
(0202)は、取り出した信号を蓄積する。
【0048】(ステップS0505)信号識別子取得部
(0202)は、タイマーの値が設定値より大きいか否
かを判断する。タイマー値が設定値より大きければステ
ップS0506に行き、タイマー値が設定値以下であれ
ばステップS0502に戻る。なお、タイマーは、本処
理とは独立にインクリメントされる、とする。
【0049】(ステップS0506)信号識別子取得部
(0202)は、蓄積した信号識別子の中から最短の伝
送距離を示す信号識別子を取得する。
【0050】(ステップS0507)位置情報送信部
(0203)は、ステップS0506で取得した信号識
別子に対応する位置情報を取り出し、当該位置情報を情
報検索装置(0103)に送信する。なお、信号識別子と
位置情報は、同一の情報でも良いし、信号識別子と位置
情報の対応表を持っており、当該表と信号識別子から位
置情報を取得しても良い。
【0051】次に、情報検索システムを構成する情報検
索装置(0103)の動作について、図6のフローチャ
ートを用いて説明する。
【0052】(ステップS0601)位置情報受信部
(0302)は、位置情報を受信したか否かを判断す
る。位置情報を受信すればステップS0602に行く。
位置情報を受信しなければステップS0601に戻る。
【0053】(ステップS0602)出力情報取得部
(0303)は、位置情報に対応する出力情報を取得す
る。なお、出力情報は、位置情報と対応付けて、出力情
報格納部(0301)に格納されている。
【0054】(ステップS0603)出力情報出力部
(0304)は、取得した出力情報を出力する。なお、
出力とは、出力情報を情報処理端末(0102)等の外部
へ送信したり、または放送・印字等を行ったりすること
を言う。
【0055】次に、本情報検索システムの具体的な動作
例について説明する。
【0056】図7は、博物館に展示されている恐竜の骨
の模型(0701)と、本実施の形態における信号送信装
置(0101)などを含む情報検索システムの具体的な
概念図を示す。
【0057】図7によれば、入場者(0700)が携帯し
ている情報処理端末(0102)に対して信号送信装置
(0101)から前記各信号(a)〜(f)が発信されるが、
信号送信装置(0101)の位置から情報処理端末(01
02)の位置までの距離以上の伝送ができる信号のみが
情報処理端末(0102)で受信されることとなる。
【0058】なお、前記各信号(a)〜(f)が伝送できる
距離は、恐竜の骨の模型(0701)においては、尾部
(0702)、後足部(0703)、腹部(070
4)、前足部(0705)、首部(0706)および頭
部(0707)の各位置を基準にして設定されている。
【0059】情報処理端末(0102)は、本実施の形態
では、例えば、ブルートゥースによる通信が可能な装置
であって、博物館で入場者に貸し出されるものである
が、市販の携帯電話機やPHS機、或いはPDA等も利
用できるようにしても良い。
【0060】前記情報処理端末(0102)における信号
受信部(0201)は、前記各信号(a)〜(f)のうち、
入場者の情報処理端末(0102)の位置まで伝送できる
信号を受信するものである。従って、図4の場合、信号
(d)〜(f)が信号受信部(0201)に受信され
る。
【0061】信号識別子取得部(0202)とは、前述し
た通り、信号受信部(0201)が受信した1以上の信号
が有する信号識別子のうちの1以上の信号識別子を取得
するものであるが、具体的には、例えば、前記信号受信
部(0201)が受信した信号のうち、最短の伝送距離に
対応する信号識別子を取得するものである。最短の伝送
距離に対応する信号識別子を取得するアルゴリズムの例
は、図5のフローチャートで説明済みである。
【0062】従って、例えば3mという距離情報を信号
識別子として有する信号と4mという距離情報を信号識
別子として有する信号を信号受信部(0201)が受信し
た場合には、最短の3mという距離情報を信号識別子と
して取得する。この信号識別子取得部(0202)の処理
により、情報処理端末(0102)の位置が特定でき
る。
【0063】位置情報送信部(0203)とは,信号識別
子取得部(0202)で取得した信号識別子に対応する位
置情報を送信するものであるが、位置情報は、上述した
ように、前記信号識別子と同じ情報でも良いし、また位
置情報に対応する信号識別子をテーブルで管理してお
き、受信した信号識別子に対応して取得するようにして
も良い。つまり、信号識別子から位置情報を生成する処
理は、いわゆる「nop」でも良いし、特定の情報に基
づいて置き換え等しても良い。
【0064】具体的には、例えば、図8に示すように、
「Am」という信号識別子に対応する位置情報として恐竜
の模型(0401)の「尾部」が設定され、同様に信号識
別子「Bm」と位置情報「後足部」、信号識別子「Cm」と位
置情報「腹部」、信号識別子「Dm」と位置情報「前足部」、
信号識別子「Em」と位置情報「首部」、信号識別子「Fm」
と位置情報「頭部」がそれぞれ対に管理されている。
【0065】情報検索装置(0103)はいわゆるサーバ
ーである。情報検索装置(0103)における出力情報格
納部(0301)とは、前述したように、出力する情報で
ある出力情報と位置情報とを対応づけて格納しているも
のであるが、具体的には、例えば図7に示す恐竜の骨の
模型(0701)においては、「尾部」という位置情報と
対応して恐竜の尾部の説明が出力情報として格納され、
同様に「後足部」という位置情報と後足部の説明、「腹
部」という位置情報と腹部の説明、「前足部」という位
置情報と前足部の説明、「首部」という位置情報と首部
の説明および「頭部」という位置情報と頭部の説明とが
それぞれ対に格納されている。
【0066】具体的には、図9に示すような位置情報と
出力情報を有するレコードが1以上格納されている表で
管理されている。図9に示すように、出力情報は、例え
ば音声、動画、静止画、或いはテキスト等、種々の形態
によるもので良い。また、出力情報は、複数のデータの
複合されたデータからなる場合もある。なお、図9の
「音声1」「音声2」「音声3」は、音声データを表
し、「動画1」は動画データを示す。
【0067】本実施の形態では、図7に示すプラズマデ
ィスプレイ(0708)により恐竜の骨の模型(0701)
の説明が映像と音声とで表示される。そして、一つのプ
ラズマディスプレイ(0708)で、複数の入場者の情
報処理端末(0102)に対して模型(0701)の互
いに異なる部位の出力情報を同時に表示する際には、マ
ルチ画面で情報処理端末(0102)の識別番号と共に
各出力情報を出力する、とする(図10参照)。なお、
図10は4人の見学者がそれぞれの端末(IDが各々
「090345678」「090222222」「09
0987654」「090112345」)でそれぞれ
の位置情報に対応する説明をプラズマディスプレイ(0
408)で見ている。
【0068】以上、本実施の形態によれば、信号送信装
置と情報処理端末と情報検索装置とによって、博物館の
展示物エリアにおける入場者のいる位置に対応した適切
な説明が簡単に行える。
【0069】なお、本実施の形態において、ブルートゥ
ースを用いて情報処理装置の位置を特定したが、他の無
線通信手段、例えばDSRCやiRDAなどの手段を用
いても良い。
【0070】また、本実施の形態において、出力情報の
出力は、プラズマディスプレイであったが、情報処理端
末に出力情報を送信して、情報処理端末から出力しても
良い。
【0071】さらに、本実施の形態において、信号出力
装置における1以上の信号は、一の信号送信手段に与え
られる信号の強度を変えることにより伝送距離が異なる
信号であり、1つの信号出力手段により行われたが、実
施の形態2で述べるように、複数の信号送信手段が各々
固定で、かつ各々異なる伝送距離の信号を送信すること
により発生する信号であっても良い。つまり、情報処理
端末の位置の特定が下記のように行われれば良い。信号
を識別する情報である信号識別子を含み、かつ概ね各々
一定距離以下の距離しか伝送ができず、かつ各々伝送距
離が異なる1以上の信号を外部から受信し、当該1以上の
信号のうちで受信した信号が有する信号識別子に基づい
て情報処理端末の位置を特定できれば良い。
【0072】また、本実施の形態において、博物館の展
示物を説明する情報検索システムを説明したが、美術館
の展示物の説明に利用されるシステムであってもよい。
つまり、情報処理端末の位置特定方法を博物館等の情報
検索システム以外の他の応用システム、例えば、情報処
理端末の位置を外部に伝えるシステム(誰かの位置を他
の人に知らせるシステム)等に用いてもよい。以下、す
べての実施の形態において同様である。
【0073】なお、本実施の形態における同一の符号を
付した構成要素は、後述する各実施の形態においても、
特に別の定義がなされていない限り同様の要素であり、
説明を省略する場合がある。
【0074】(実施の形態2)本実施の形態の情報検索
システムを、図11に示す。
【0075】すなわち、情報検索システムは、信号送信
装置(1101)と情報処理端末(1102)とアクセスポ
イント(1104)と情報検索装置(0103)とを有す
る。
【0076】信号送信装置(1101)と情報処理端末
(1102)とアクセスポイント(1104)との間のデ
ータ通信は、前記実施の形態1と同様、ブルートゥース
を用いるものとする。なお、アクセスポイント(110
4)と情報検索装置(0103)とは、本実施の形態では
有線で接続されている。
【0077】前記信号送信装置(1101)は、各々信号
識別子を含み、かつ概ね各々一定距離以下の距離しか伝
送ができず、かつ各々伝送距離が異なる1以上の信号を
送信する信号送信部を具備するが、信号送信部は、本実
施の形態では複数の信号送信手段(以下、適宜「ノー
ド」とも言う。)を具備し、かつ各々異なる伝送距離の
信号を送信する。通常、複数のノードは、他のノードに
影響されずに独立に信号を送信する。
【0078】情報処理端末(1102)の構成図を図12
に示す。情報処理端末(1102)は、信号受信部(02
01)と、信号識別子取得部(1202)と、位置情報送
信部(1203)とを具備する。
【0079】信号識別子取得部(1202)は、信号受
信部(0201)が受信したすべての信号の識別子を取
得する。また、位置情報送信部(1203)は前記受信
した信号の識別子に対応するすべての位置情報を送信す
る。信号識別子取得部(1202)は、ソフトウェアで構
成されるのが一般的であるが、電子回路で実現しても良
い。
【0080】そして、アクセスポイント(1104)
は、情報処理端末(1102)の位置情報送信部(02
03)から送信された位置情報のうち、最短の位置情報
のみを情報検索装置(0103)へ送信するというフィ
ルタリングを行う。このフィルタリング制御は、通常、
ソフトウェアで実現される。
【0081】情報検索装置(0103)は、実施の形態1
で述べた情報検索装置と同様である。
【0082】次に、本実施の形態の情報検索システムに
おける動作について説明する。
【0083】まず、情報検索システムを構成する信号送
信装置(1101)の動作は、複数のノードが、それぞれ
保持している信号識別子を外部に送信する。そして、各
ノードから出力される信号の伝送距離は一定であり、か
つそれぞれ異なる。また、その伝送距離が、例えば、博
物館の展示物の説明したい物、箇所に対応している。
【0084】次に、情報検索システムを構成する情報処
理端末(1102)の動作について、図13のフローチ
ャートを用いて説明する。
【0085】(ステップS1301)タイマーを0にす
る。このタイマーは、情報処理端末(1102)が信号
を受ける時間を測定するためのタイマーであり、あらか
じめ設定された設定値より小さい時間で十分、受ける距
離以上伝送されるすべての信号を受け得る、とする。
【0086】(ステップS1302)信号受信部(02
01)は、信号を受信したか否かを判断する。信号を受
信すればステップS1303に行き、信号を受信しなけ
ればステップS1305に飛ぶ。
【0087】(ステップS1303)信号識別子取得部
(1202)は、信号受信部(0201)が受信した信
号が有する信号識別子を取り出す。
【0088】(ステップS1304)信号識別子取得部
(1202)は、取り出した信号を蓄積する。
【0089】(ステップS1305)信号識別子取得部
(1202)は、タイマーの値が設定値より大きいか否
かを判断する。タイマー値が設定値より大きければステ
ップS1306に行き、タイマー値が設定値以下であれ
ばステップS1302に戻る。なお、タイマーは、本処
理とは独立にインクリメントされる、とする。
【0090】(ステップS1306)位置情報送信部
(1203)は、ステップS1304で蓄積したすべて
の信号識別子に対応するすべての位置情報を取り出し、
当該位置情報をアクセスポイント(1104)に送信す
る。なお、信号識別子と位置情報は、同一の情報でも良
いし、信号識別子と位置情報の対応表を持っており、当
該表と信号識別子から位置情報を取得しても良い。
【0091】次に、情報検索システムを構成するアクセ
スポイント(1104)の動作について、説明する。
【0092】アクセスポイント(1104)は、1以上
の位置情報から最短の伝送距離に対応する位置情報を選
択する。アクセスポイントは、位置情報と距離との対応
が判断できる情報を保持しており、当該情報により、上
記位置情報の選択が可能である。
【0093】位置情報と距離との対応が判断できる情報
の例は、図14に示す。図14は、「ID」と「位置情
報」を対に管理している。「ID」が小さいほど、短距
離の位置情報である、とする。かかる場合に、アクセス
ポイント(1104)が「頭部」「首部」の2つの位置
情報を受信したとすると、図14の情報から「首部」を
選択する。そして、アクセスポイント(1104)は、
位置情報「首部」を情報検索装置(0103)に送信す
る。
【0094】なお、情報検索システムを構成する情報検
索装置(0103)の動作は、既に実施の形態1で説明
した。
【0095】次に、本情報検索システムの具体的な動作
例について説明する。
【0096】図15に示すように、アクセスポイント
(1501)は、例えば博物館における各展示物のエリ
ア(A1〜A3)ごとに配置され、エリア(A1〜A
3)内における情報処理端末(1102)の位置情報の
中継を行うものであり、また前記エリア(A1〜A3)
を包含するセクション(S1)が設定されている場合に
は、該セクション(S1)全体の案内やその地図の表示
を行うためのアクセスポイント(1502)を別途設け
る場合もある。
【0097】以上、本実施の形態の情報検索システムに
よれば、アクセスポイントを介して最短の位置情報が情
報検索装置へ送信されて、入場者の情報処理端末が位置
する恐竜の部位に対応した説明がなされ得る。
【0098】なお、本実施の形態において、ブルートゥ
ースを用いて情報処理装置の位置を特定したが、ブルー
トゥースに限らない。つまり、DSCRやiRDAなど
の他の手段でも良い。以下の実施の形態においても同様
である。
【0099】さらに、本実施の形態において、信号出力
装置における1以上の信号は、複数の信号送信手段が各
々固定で、かつ異なる伝送距離の信号を送信することに
より発生する信号であったが、実施の形態1で述べたよ
うな一の信号送信手段が信号の強度を変えることによ
り、伝送距離を変えて送信される信号であっても良い。
【0100】また、本実施の形態において、アクセスポ
イント(1104)で位置情報のフィルタリングを行っ
たが、アクセスポイント(1104)は情報処理端末
(0101)と情報検索装置(0103)とのデータの
送受信の中継を行うのみであっても良い。かかる場合
は、情報検索装置(0103)が1以上の位置情報を受
信し、1以上の位置情報から最短の伝送距離に対応する
位置情報を認識する必要がある。この仕組みは、上述し
たアクセスポイント(1104)の機能を情報検索装置
(0103)に持たせるだけで実現できるので、詳細は
説明しない。
【0101】(実施の形態3)本実施の形態の情報検索
システムは、短距離の無線通信手段としてブルートゥー
スを用いたものであって、図16に示すように、信号送
信装置(0101)と情報処理端末(1602)とアク
セスポイント(1604)と情報検索装置(1603)
とを有する。本実施の形態では、恐竜の骨の模型(07
01)の説明に関する出力情報をプラズマディスプレイ
(0708)などの大画面ではなく、情報処理端末(1
602)で出力するようにしたものである。
【0102】すなわち、図17に示すように、情報処理
端末(1602)は、信号受信部(0201)と、信号識
別子取得部(0202)と、位置情報送信部(0203)
と、出力情報受信部(1704)と、第二出力情報出力部
(1705)とを具備する。
【0103】出力情報受信部(1704)は、情報検索装
置(1603)の出力情報出力部(0304)が送信し
た出力情報をアクセスポイント(1604)経由で受信
する。出力情報受信部(1704)は、通常、無線通信可
能はハードウェアとそのドライバソフトで実現される。
【0104】第二出力情報出力部(1702)は、出力
情報受信部(1704)が受信した出力情報を出力す
る。第二出力情報出力部(1702)は、通常、ディス
プレイやスピーカーとそれらのドライバーソフトウェア
で実現されるが、ディスプレイやスピーカーを内部に含
まず、外付けでも良い。
【0105】本実施の形態において、信号送信装置(0
101)の構成は前記実施の形態1と同様である。
【0106】また、アクセスポイント(1604)は、
情報処理端末(1602)と情報検索装置(1603)
とのデータの送受信の中継を行うのみ、とする。
【0107】情報検索装置(1603)は、本実施の形
態では、出力情報出力部(0304)が出力情報をアク
セスポイント(1604)へ送信する。なお、アクセス
ポイント(1604)から情報処理端末(1602)に
出力情報は送信される。また、情報検索装置(160
3)は、1以上の位置情報を受信し、当該受信した位置
情報から最短の伝送距離に対応する位置情報を選択す
る。
【0108】次に、本実施の形態の情報検索システムに
おける動作について説明する。
【0109】情報検索システムを構成する信号送信装置
(0101)の動作は、実施の形態1で説明した。
【0110】次に、情報検索システムを構成する情報処
理端末(1602)の動作のうち、位置情報の送付につ
いては、図13のフローチャートで説明した。従って、
次に、情報処理端末(1602)の動作のうち、出力情
報を受信して出力する動作について説明する。
【0111】出力情報受信部(1704)は、アクセス
ポイント(1604)からの出力情報の受信を待ってい
る。そして、当該出力情報を受信すれば第二出力情報出
力部(1705)が出力する。この出力とは、ディスプ
レイへの画像(動画、静止画)、テキストなどの出力、
および音声出力、バイブレーションなどの人間の五感に
訴えるものすべてを含む。
【0112】次に、本実施の形態の情報検索システムに
おける情報検索装置(1603)の動作について説明す
る。
【0113】情報検索装置(1603)は、上述したよ
うに、1以上の位置情報を受信し、当該受信した位置情
報から最短の伝送距離に対応する位置情報を選択する。
そして、選択した位置情報に対応する出力情報を検索
し、当該出力情報をアクセスポイント(1604)へ送
信する。他の実施の形態で述べた情報検索装置と概ね同
様の機能を果たすので、詳細な説明は省略する。上記の
ような動作を行う情報検索システムにおいて、情報処理
端末が、恐竜(0701)の「尾部」のあたりに存在す
るとする。そして、図9に示すような出力情報が情報検
索装置に格納されている場合には、情報処理端末に図1
8に示すような画像が表示され、また音声出力される。
なお、音声データ「表示されているような動物を食べて
・・・」は、「音声3」の内容である。
【0114】以上、本実施の形態によれば、入場者が携
行する情報処理端末で展示物の説明を行うため、入場者
は身近に展示物の説明を受けることができるという利点
がある。
【0115】(実施の形態4)本実施の形態の情報検索
システムは、短距離の無線通信手段としてブルートゥー
スを用いたものである。本実施の形態の情報検索システ
ムの構成を図19に示す。本情報検索システムは、信号
送信装置(0101)と情報処理端末(1902)とア
クセスポイント(1904)と情報検索装置(010
3)とを有する。そして、本実施の形態では、アクセス
ポイント(1904)を介して特定の情報処理端末(1
902)だけが情報検索装置(0103)と通信できる
ようにしている。
【0116】信号送信装置(0101)の信号送信部
は、前記実施の形態1と同様、1つのノードであり、伝
送電圧を変えることで各々異なる伝送距離の信号を種々
発信するものである。
【0117】情報処理端末(1902)の構成を示すブ
ロック図を図20に示す。情報処理端末(1902)
は、信号受信部(0201)と、信号識別子取得部(02
02)と、位置情報送信部(2003)と、端末識別子保
持部(2006)とを具備する。
【0118】端末識別子保持部(2006)は、情報処
理端末(1902)を識別する情報処理端末識別子を保
持している。端末識別子保持部(2006)は、情報蓄
積が可能な記録媒体で実現される。具体的には、半導体
メモリやハードディスクなどである。
【0119】位置情報送信部(2003)は、信号識別子
取得部(0202)で取得した信号識別子に対応する位置
情報と、端末識別子保持部(2006)が保持する情報
処理端末識別子とを送信する。位置情報送信部(200
3)は、無線通信を実現するハードウェアとそのドライ
バーソフトおよび制御ソフトウェアにより実現され得
る。
【0120】情報検索装置(0103)の構成は前記実
施の形態1と同様である。
【0121】次に、アクセスポイント(1904)の構
成を図21に示す。
【0122】アクセスポイント(1904)は、中継す
る種々の情報の送受信を行う送受信部(2101)と、
1以上の情報処理端末の識別子を格納している端末識別
子格納部(2102)と、情報処理端末(0102)か
ら送信された情報処理端末識別子と前記端末識別子格納
部(2102)に格納されている1以上の情報処理端末
識別子とに基づいて、情報処理端末(0102)が通信
可能な端末である否かを判断する判断部(2103)と
を具備する。
【0123】前記端末識別子とは、特定の情報処理端末
であることを示すものであり、例えば、所定桁数の英数
字や記号等が用いられる。
【0124】前記判断部(2103)は、例えば情報処
理端末(0102)から送信された端末識別子が端末識
別子格納部(2102)に格納されている端末識別子と
一定の関係にあるか否かを判断する。一定の関係にある
とは、両者が一致する、または包含されるか等を言う。
前記一致とは、例えば端末識別子格納部(2102)に
100個の端末識別子が格納されている場合において、
情報処理端末(0102)から送信された端末識別子が
前記100個の識別子のうち、いずれかの識別子である
ことをいい、また包含とは、端末識別子格納部(210
2)に端末識別子として、例えば16bitのデータが
格納されている場合に、情報処理端末(0102)から
送信された端末識別子の上位2bitが一致する場合な
どをいう。かかる場合に、上位2bitで、例えば博物
館で貸し出した情報処理端末か否かが判断できる。判断
部(2103)は、通常ソフトウェアで実現されるが、
電子回路等でも実現可能である。
【0125】次に、本実施の形態の情報検索システムに
おける動作について説明する。
【0126】まず、信号送信装置(0101)の動作につ
いては、実施の形態1で説明した。
【0127】次に、情報処理端末(1902)の動作につ
いて説明する。実施の形態1における情報処理端末の動
作とほとんど同じであるが、保持している情報処理端末
識別子を取得した位置情報とともに送信するところが異
なる。なお、情報処理端末識別子と位置情報の送信はア
クセスポイント(1904)に対して行う。
【0128】次に、アクセスポイント(1904)にお
ける位置情報の送信動作を、図22のフローチャートを
参照して説明する。
【0129】(ステップS2201)送受信部(210
1)が位置情報と情報処理端末識別子を受信したか否か
を判断する。位置情報と識別子を受信していれば、ステ
ップS2202に行き、位置情報と識別子を受信してい
なければステップS2201に戻る。
【0130】(ステップS2202)判断部(210
3)は、端末識別子格納部2102に格納されている端
末識別子と、ステップS2201で受信した情報処理端
末識別子が一定の関係にあるか否かを判断する。両者が
一定の関係にあれば、通信可能な端末であると判断し、
ステップS2203に行く。両者が一定の関係になけれ
ばステップS2201に戻る。
【0131】(ステップS2203)送受信部(210
1)は、位置情報を情報検索装置(0103)に送る。
【0132】次に、情報検索装置(0103)の動作に
ついては説明済みである。
【0133】また、情報検索装置(0103)で検索し
た出力情報は、アクセスポイント(104)を経由し
て、情報処理端末(1902)に送られ、情報処理端末
(1902)で出力される。
【0134】以上、本実施の形態によれば、アクセスポ
イントを介して予め定められた特定の情報処理端末のみ
が最終的に情報検索装置に接続されて展示物の説明を受
けることができ、外部から持ち込まれた端末は排除され
得る。
【0135】なお、本実施の形態では、アクセスポイン
ト(1904)で端末識別子を格納していたが、通信可
能な情報処理端末を判断するための何らかの条件を条件
格納部(図示しない)に保持していても良い。なお、条
件格納部は、情報を記憶できる記憶媒体であれば何でも
良い。かかる場合、アクセスポイント(1904)は、
情報処理端末の識別子と条件に基づいて通信可能な情報
処理端末か否かを判断する。なお、情報処理端末の識別
子は、情報処理端末固有の情報とは限らず、情報処理端
末の所有会社の識別子であったり、情報処理端末の機種
を判断する情報であったり、情報処理端末の製造会社を
識別する情報であっても良い。つまり、一定の情報処理
端末のみと通信する、または一定の情報処理端末とは通
信しない、という制御ができれば良い。
【0136】以上述べた各実施の形態は、システムに関
するものであったが、各システムにおける動作をコンピ
ュータプログラムで実現してそれをCD−ROMやフロ
ッピィディスク等の媒体に記録させても良いし、前記プ
ログラムをインターネットでダウンロードするようにし
ても良い。これは、すべての実施の形態を通して同様で
ある。
【0137】
【発明の効果】本発明の情報処理端末の位置特定方法に
よれば、簡易な構成で精度良く端末の位置を特定でき
る。また、本発明の情報検索システムによれば、博物館
等における入場者は、展示物を見て回る際に、映像、音
声等によって展示物、或いはその各部位の説明を適切に
受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る情報検索システムの全体構
成を示す図
【図2】同実施の形態における情報処理端末の機能ブロ
ック図
【図3】同実施の形態における情報検索装置の機能ブロ
ック図
【図4】同実施の形態における信号送信装置の動作を説
明するフローチャート
【図5】同実施の形態における情報処理端末の動作を説
明するフローチャート
【図6】同実施の形態における情報検索装置の動作を説
明するフローチャート
【図7】同実施の形態における情報検索システムの具体
的な概念図
【図8】同実施の形態における位置情報送信部での管理
表を示す図
【図9】同実施の形態における情報検索装置での出力情
報の管理表を示す図
【図10】同実施の形態における出力情報の出力例を示
す図
【図11】実施の形態2における情報検索システムの全
体構成を示す図
【図12】同実施の形態における情報処理端末の機能ブ
ロック図
【図13】同実施の形態における情報処理端末の動作を
説明するフローチャート
【図14】同実施の形態のアクセスポイントにおける管
理情報の例を示す図
【図15】同実施の形態のアクセスポイントの配置の例
を示す図
【図16】実施の形態3における情報検索システムの全
体構成を示す図
【図17】同実施の形態における情報処理端末の機能ブ
ロック図
【図18】同実施の形態における情報処理端末での出力
情報の出力例を示す図
【図19】実施の形態4における情報検索システムの全
体構成を示す図
【図20】同実施の形態における情報処理端末の機能ブ
ロック図
【図21】同実施の形態におけるアクセスポイントの機
能ブロック図
【図22】同実施の形態におけるアクセスポイントの動
作を示すフローチャート
【図23】従来技術の概念を説明する説明図
【符号の説明】
0101、1101 信号送信装置 0102、1102、1602、1902 情報処理端
末 0103、1603 情報検索装置 0201 信号受信部 0202、1202 信号識別子取得部 0203、1203、2003 位置情報送信部 0301 出力情報格納部 0302 位置情報受信部 0303 出力情報取得部 0304 出力情報出力部 1104、1501、1502、1604、1904
アクセスポイント 1704 出力情報受信部 1705 第二出力情報出力部 2006 端末識別子保持部 2101 送受信部 2102 端末識別子格納部 2103 判断部
フロントページの続き (72)発明者 山本 達郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 畠山 武 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山田 昌子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松田 健作 東京都品川区南大井6丁目17番17号 FI Nビル3階 株式会社イーウィズユー内 Fターム(参考) 5K067 AA34 BB21 BB36 DD51 EE02 EE12 EE35 FF03 JJ51 JJ61

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理端末の位置を特定する位置特定
    方法であって、信号を識別する情報である信号識別子を
    含み、かつ概ね各々一定距離以下の距離しか伝送ができ
    ず、かつ各々伝送距離が異なる1以上の信号を外部から
    受信し、当該1以上の信号のうちで受信した信号が有す
    る信号識別子に基づいて前記情報処理端末の位置を特定
    する情報処理端末の位置特定方法。
  2. 【請求項2】 前記1以上の信号は、一の信号送信手段
    が信号の強度を変えることにより伝送距離が異なる信号
    であることを特徴とする請求項1記載の情報処理端末の
    位置特定方法。
  3. 【請求項3】 前記1以上の信号は、複数の信号送信手
    段が各々固定で、かつ各々異なる伝送距離の信号を送信
    することにより発生する信号であることを特徴とする請
    求項1記載の情報処理端末の位置特定方法。
  4. 【請求項4】 前記信号は、短距離の無線通信手段によ
    り送受信される信号であることを特徴とする請求項1か
    ら請求項3いずれか記載の情報処理端末の位置特定方
    法。
  5. 【請求項5】 信号送信装置と情報処理端末と情報検索
    装置とを有する情報検索システムであって、前記信号送
    信装置は、各々信号識別子を含み、かつ概ね各々一定距
    離以下の距離しか伝送ができず、かつ各々伝送距離が異
    なる1以上の信号を送信する信号送信部を具備し、前記
    情報処理端末は、前記信号送信部が送信する前記1以上
    の信号を受信する信号受信部と、前記信号受信部が受信
    した前記1以上の信号が有する信号識別子のうちの1以上
    の信号識別子を取得する信号識別子取得部と、前記信号
    識別子取得部で取得した信号識別子に対応する位置情報
    を送信する位置情報送信部とを具備し、前記情報検索装
    置は、出力する情報である出力情報と位置情報とを対応
    づけて格納している出力情報格納部と、前記位置情報送
    信部が送信する位置情報を受信する位置情報受信部と、
    前記位置情報受信部が受信した位置情報と対応づけられ
    ている出力情報を取得する出力情報取得部と、前記出力
    情報取得部で取得した出力情報を出力する出力情報出力
    部とを具備する情報検索システム。
  6. 【請求項6】 前記信号送信部が送信する1以上の信号
    は、一の信号送信手段が信号の強度を変えることにより
    伝送距離が異なる信号であることを特徴とする請求項5
    記載の情報検索システム。
  7. 【請求項7】 前記信号送信部が複数の信号送信手段を
    具備し、前記送信する1以上の信号は、前記複数の信号
    送信手段が各々固定で、かつ各々異なる伝送距離の信号
    を送信することにより発生する信号であることを特徴と
    する請求項5記載の情報検索システム。
  8. 【請求項8】 前記信号は、短距離の無線通信手段によ
    り送受信される信号であることを特徴とする請求項5か
    ら請求項7いずれか記載の情報検索システム。
  9. 【請求項9】 前記情報処理端末の位置情報送信部と前
    記情報検索システムの位置情報受信部の間に位置情報の
    中継を行う装置であるアクセスポイントをさらに具備す
    る請求項5〜請求項7いずれか記載の情報検索システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記出力情報出力部は出力情報を外部
    に送信し、前記情報処理端末は、前記出力情報を受信す
    る出力情報受信部と、前記出力情報受信部が受信した出
    力情報を出力する第二出力情報出力部とをさらに具備す
    る請求項5〜請求項9いずれか記載の情報検索システ
    ム。
  11. 【請求項11】 各々信号識別子を含み、かつ概ね各々
    一定距離以下の距離しか伝送ができず、かつ各々伝送距
    離が異なる1以上の信号を送信する信号送信部を具備す
    る信号送信装置。
  12. 【請求項12】 前記信号送信部が送信する1以上の信
    号は、一の信号送信手段が信号の強度を変えることによ
    り伝送距離が異なる信号であることを特徴とする請求項
    11記載の信号送信装置。
  13. 【請求項13】 前記信号送信部が複数の信号送信手段
    を具備し、前記送信する1以上の信号は、前記複数の信
    号送信手段が各々固定で、かつ各々異なる伝送距離の信
    号を送信することにより発生する信号であることを特徴
    とする請求項11記載の信号送信装置。
  14. 【請求項14】 前記信号は、短距離の無線通信手段に
    より送受信される信号であることを特徴とする請求項1
    1から請求項13いずれか記載の信号送信装置。
  15. 【請求項15】 請求項5から請求項10いずれか記載
    の情報検索システムを構成する情報処理端末。
  16. 【請求項16】 請求項5から請求項10いずれか記載
    の情報検索システムを構成する情報検索装置。
  17. 【請求項17】 前記情報処理端末が位置情報を送信す
    る際に、前記情報処理端末を識別する情報処理端末識別
    子をも送信し、前記アクセスポイントは、情報処理端末
    の通信可否を判断するための条件を格納している条件格
    納部と、前記送信された情報処理端末識別子と前記条件
    格納部に格納されている条件とに基づいて、前記情報処
    理端末が通信可能な端末か否かを判断する判断部とを具
    備し、前記判断部における判断が、通信可能であるとの
    判断の場合のみ、前記情報処理端末と前記情報検索装置
    との間で情報のやり取りの中継を行うことを特徴とする
    請求項9または請求項10いずれか記載の情報検索シス
    テム。
  18. 【請求項18】 前記条件は1以上の情報処理端末識別
    子であり、前記判断部は、前記送信された情報処理端末
    識別子と前記1以上の情報処理端末識別子とに基づい
    て、前記情報処理端末が通信可能な端末か否かを判断す
    ることを特徴とする請求項17記載の情報検索システ
    ム。
  19. 【請求項19】 請求項17または請求項18いずれか
    記載の情報検索システムを構成するアクセスポイント。
JP2002001981A 2002-01-09 2002-01-09 情報検索システム Pending JP2003203134A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002001981A JP2003203134A (ja) 2002-01-09 2002-01-09 情報検索システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002001981A JP2003203134A (ja) 2002-01-09 2002-01-09 情報検索システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003203134A true JP2003203134A (ja) 2003-07-18

Family

ID=27641965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002001981A Pending JP2003203134A (ja) 2002-01-09 2002-01-09 情報検索システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003203134A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007173939A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Sharp Corp 携帯情報端末装置及びそれを用いた施設ガイドシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007173939A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Sharp Corp 携帯情報端末装置及びそれを用いた施設ガイドシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100527891C (zh) 用来限制移动电子设备的使用的方法
US8903423B2 (en) Data communication apparatus, data communication method, and data communication packet
US20060028397A1 (en) Local area alert system using computer networks
US9813091B2 (en) Methods and apparatus for communicating with a receiving unit
US6515585B2 (en) Reminder system
JP2008538872A (ja) 公開モードと個別モードでの同時情報文脈配布システム
JP6379801B2 (ja) コンテンツ選択システム、コンテンツ選択方法及び管理装置
US7180427B2 (en) Information system
CN107534849A (zh) 用于个性化公共设备的系统和方法
JPH11252121A (ja) 位置依存情報提供システム
JP2003203134A (ja) 情報検索システム
JPH11213291A (ja) バス運行情報通知方法及びシステム及びバス運行情報通知プログラムを格納した記憶媒体
JP5125696B2 (ja) コンテンツ再生システムおよび携帯端末装置
JP2003134544A (ja) 情報処理システム、並びに当該情報処理システムを構成するセンター装置および携帯端末
JP3842535B2 (ja) 情報配信システム
JP2003288517A (ja) 予約管理装置、予約管理方法、予約管理システム、及びプログラム
JP2018200708A (ja) 位置情報管理システム及び照明器具
JP2004021787A (ja) エリア内情報提供システム
JP2003016219A (ja) 遊園地情報提供システム
JP4251621B2 (ja) 無線通信装置及び制御方法
JP2007251434A (ja) コンテンツ提示システム、端末、コンテンツ提示方法、プログラム、および記録媒体
JP2004295795A (ja) 情報配信システム
JP2009105904A (ja) 情報伝達システム
EP1265447A1 (en) System for providing information services in exhibition context, related transmitter device and computer product
JP3583100B2 (ja) 携帯端末