JP5125696B2 - コンテンツ再生システムおよび携帯端末装置 - Google Patents

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Description

この発明は、美術品の解説や観光ガイド等を再生する携帯端末装置および複数の携帯端末装置からなるコンテンツ再生システムに関する。
従来より観光地や美術館等で見学者にガイド用の携帯端末装置を貸し出し、観光スポットや展示品の前でそれらを解説する解説音声(ガイドコンテンツ)を再生するシステムが実用化されている(たとえば特許文献1、非特許文献1)。このようなシステムでは、携帯端末装置が見学者各人に貸し出され、各見学者は自分の好みのタイミングでガイドコンテンツを再生できるため、一方的に館内放送される解説のように、その場所にたどり着いたときには解説の途中で、解説が最初に戻るまで待たなければならないということが無くなる利点がある。
特開平9−114410号公報 "東京ミッドタウン/ユビキタス・アートツアー"、[平成20年3月29日検索]、インターネット<http://www.tokyo-midtown.com/jp/tour/index_ubiqui.html>
上記従来のシステムでは、自分の好みのタイミングでガイドコンテンツを再生できるため、個人で観光地や美術館等を見学する場合には好都合であったが、数人〜数十人程度の見学者が、各人この携帯端末装置を使用し且つグループで行動する場合には、各携帯端末装置におけるガイドコンテンツの再生タイミングが各人の操作に委ねられているため、行動の統一がとれず、隣の人と話が合わないというような不都合が生じていた。
また、従来、ガイド用の携帯端末装置を貸し出すような見学者は、その携帯端末装置を難なく操作できる程度のスキルを有するものが多かったが、多人数のグループに一括して携帯端末装置を貸し出すようにした場合、そのメンバーの中にはこのような装置の操作に全く不慣れな者がいる可能性がある。このため、各個人の判断・操作でガイドコンテンツを再生するシステムの場合には、操作が分からず全く解説を聴くことができない者が生じる可能性があった。
この発明は、複数の人がグループで行動する場合に、殆ど操作することなく、全員に対して同じタイミングでガイドコンテンツを再生することができるコンテンツ再生システムおよび携帯端末装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、所持者に携帯されて複数のエリアを移動する親機および1または複数の子機をグループ化したコンテンツ再生システムであって、
前記親機は、前記複数のエリアに対応する複数のコンテンツを記憶する記憶手段と、前記親機が進入したエリアに対応するコンテンツを再生すべきコンテンツとして選択し、該コンテンツの選択情報を出力するコンテンツ選択手段と、前記コンテンツ選択手段によって出力されたコンテンツの選択情報を前記子機に対して送信する選択情報送信手段と、再生トリガを発生する再生トリガ発生手段と、前記再生トリガが発生したとき、前記コンテンツ選択手段によって選択されたコンテンツを再生する再生手段と、前記再生トリガが発生したとき、この再生トリガを前記子機に対して送信するトリガ送信手段と、を備え、
前記子機は、前記複数のエリアに対応する複数のコンテンツを記憶する記憶手段と、前記親機から送信されてきた選択情報に基づいて、再生すべきコンテンツを選択する子機側コンテンツ選択手段と、前記親機から送信されてきた選択情報に対応するエリアに進入したとき、その旨を示す進入電文を前記親機に送信する進入通知手段と、前記親機から送信されてきた再生トリガに応じて、前記子機側コンテンツ選択手段によって選択されたコンテンツを再生する再生手段と、を備え
前記親機の前記再生トリガ発生手段は、一部または全部の子機から前記進入電文を受信したとき、前記再生トリガを発生する手段であることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項の発明において、前記複数のエリアのそれぞれにそのエリアの識別情報であるエリアマーカを送信するエリアマーカ発振器を備え、前記コンテンツ選択手段は、前記エリアマーカを受信したとき、そのエリアマーカが示すエリアに対応するコンテンツを選択する手段であり、前記進入通知手段は、前記エリアマーカを受信したとき、前記進入電文を親機に対して送信する手段であることを特徴とする。
請求項の発明である携帯端末装置(親機)は、複数のエリアのそれぞれに対応する複数のコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、前記コンテンツを再生する再生手段と、現在自装置が存在するエリアを検出するエリア検出手段と、前記エリア検出手段が検出したエリアに基づいて、再生すべきコンテンツを選択するコンテンツ選択手段と、前記エリア検出手段が検出したエリア情報を1または複数の他装置(子機)に送信するエリア情報送信手段と、前記エリア検出手段が検出したエリアに前記他装置が進入した旨の電文である進入電文を受信する進入電文受信手段と、一部または全部の前記他装置から前記進入電文を受信したとき、前記選択されたコンテンツの再生を指示する再生トリガを前記他装置に対して送信するとともに、前記再生手段に前記選択されたコンテンツを再生させる再生制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項の発明である携帯端末装置(子機)は、複数のエリアのそれぞれに対応する複数のコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、他装置(親機)からエリアを指定するエリア指定情報を受信するエリア指定情報受信手段と、前記エリア指定情報に基づいて再生すべきコンテンツを選択するコンテンツ選択手段と、自装置が進入したエリアを検出するエリア検出手段と、前記エリア検出手段が検出したエリアが前記エリア指定情報が指定するエリアと一致したとき、前記他装置に指定されたエリアに進入した旨の電文である進入電文を送信する進入電文送信手段と、前記他装置から再生トリガを受信したとき、前記選択されたコンテンツを再生する再生手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項5の発明は、所持者に携帯されて複数のエリアを移動する親機および1または複数の子機をグループ化したコンテンツ再生システムであって、
前記親機は、前記複数のエリアに対応する複数のコンテンツを記憶する記憶手段と、自装置が進入したエリアを検出するエリア検出手段と、前記エリア検出手段が検出したエリアに対応するコンテンツを再生すべきコンテンツとして選択するコンテンツ選択手段と、前記進入エリア検出手段が検出したエリアの情報であるエリア指定情報を前記子機に対して送信するエリア情報送信手段と、を備え、
前記子機は、自装置が進入したエリアを検出するエリア検出手段と、前記エリア検出手段が検出したエリアが前記親機から送信されてきたエリア指定情報が指定するエリアと一致したとき、前記親機に対して進入電文を送信する進入電文送信手段と、を備え、
さらに、前記親機は、前記1または複数の子機からの進入電文を受信したとき、前記コンテンツ選択手段によって選択されたコンテンツを再生する再生手段と、前記再生手段が再生したコンテンツを前記子機に対して送信するコンテンツ送信手段と、を備え、
さらに、前記子機は、前記親機から送信されてきたコンテンツを受信して再生する子機側再生手段を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、親機から送信される再生トリガに応じて親機とともに子機においても同時にコンテンツが再生されるため、グループのメンバーが各自携帯端末装置を所持していても、同期して解説等のコンテンツを視聴することができる。
また、子機は親機と同期してコンテンツを再生するために殆ど操作が不要であるため、このような端末装置の操作に全く不慣れな者であってもコンテンツを再生できなくなることがない。
図面を参照してこの発明の実施形態であるガイドシステム(コンテンツ再生システム)について説明する。
図1は、美術館等の展示会場にガイドシステムを適用した例を示す図である。同図(A)は展示会場の平面図、同図(B)はその一部の側面図である。
展示会場には複数の展示物3が設置され、各展示物3の周囲にはそれを見る見学者1がいる。各見学者1は、ガイド端末2を所持している。また、各展示物3の近傍にはその展示物3の見学エリア5である旨の情報を含むエリアマーカを発信するエリアマーカ発信器4が設けられている。各発信器4が発信するエリアマーカの到達範囲は、見学エリア5と一致するように指向性・強度等が制御されている。したがって、エリアマーカは見学エリア5の範囲に存在するガイド端末2に受信される。
従来一般的な(個人持ちの)ガイド端末2は、このエリアマーカを受信すると、そのエリアマーカに対応する、すなわちそのエリアに展示されている展示物3に対応するガイドコンテンツを再生する。
一方、この実施形態では、複数のガイド端末2がグループ化されており、グループ化された複数のガイド端末2で同期してガイド音声が再生されるようになっている。グループ化された複数のガイド端末2のうちの1台が親機2aとして設定され、他の1または複数台が子機2bとして設定される。親機2aはグループのリーダー1aが所持する。子機2bはグループの他のメンバー1bが所持する。親機2aが、子機2bが見学エリア5に集合したことを判断して子機2bに対してガイドコンテンツの再生を指示する。これにより、グループのメンバー全員が所持するガイド端末2で同期してガイドコンテンツが再生される。
同図(B)に示すように、ガイド端末2は見学者1が手に持つか、または、ストラップを用いて首からさげる等して携帯する。ガイド端末2にはイヤホン16が付属しており、見学者1はこのイヤホン16を耳に挿入してガイド音声を聴く。
図2(A)は前記ガイド端末2のブロック図である。上述したように、このガイド端末2は、見学者が、たとえば手で持って歩いたり、ストラップで首からさげたりして携帯するものであり、電池で駆動するハンディな装置に構成されている。
ガイド端末2は、展示物3の解説音声であるガイドコンテンツを記憶したガイドコンテンツメモリ11、コンピュータからなるコントローラ10、所持者(見学者1)による入力操作を受け付ける入力操作部12、他のガイド端末2または図1に示したエリアマーカ発信器4との通信を制御する通信制御部13、D/Aコンバータ14、オーディオアンプ15を内蔵している。そして、オーディオアンプ15には、図1(B)に示したようにイヤホン16が接続される。コントローラ10は、プログラムを実行することにより機能的に、グループ制御部101、コンテンツ再生部102を内蔵している。
ガイドコンテンツメモリ11には、同図(B)に示すように、複数の展示物3に対応するガイドコンテンツが記憶されており、各ガイドコンテンツにはその展示物3の展示場所を示すエリアIDが対応づけられている。このエリアIDは、図1に示したエリアマーカ発信器4が発信するエリアマーカの内容に対応している。
このガイド端末2の所持者は、このガイド端末2に対して、たとえば、親機、子機を設定する操作等を行う。入力操作部12は、所持者のこの入力操作を受け付けるものである。また、入力操作部12にエリアIDを入力する操作部や再生スタートを指示するスタートボタン、再生の一時停止や中止を指示するポーズボタンや中止ボタン等を設けてもよい。
通信制御部13は、たとえばBluetooth(登録商標)や赤外線等により近距離の相互通信を実現するものである。通信制御部13は、他のガイド端末2と相互通信するとともに、エリアマーカ発信器4が発信するエリアマーカを受信する。
なお、この実施形態では、ガイド端末2間の通信とエリアマーカが同じ通信方式で伝送されることとしているが、これらを別々の方式で行ってもよい。たとえば、ガイド端末間の通信はBluetooth(登録商標)で行い、エリアマーカは赤外線や音波で行うようにしてもよい。
コントローラ4は、CPU、ROM、RAMを含むコンピュータで構成されている。コントローラ4のROMには、上記グループ制御部101、コンテンツ再生部102を実現するためのプログラムのほか、同図(C)に示す端末ID等のデータが記憶されている。また、コントローラ4のRAMには、同図(D)に示すような記憶エリアが設定されている。これら記憶内容の詳細については後述する。
上述したようにコントローラ4は機能的にグループ制御部101およびコンテンツ再生部102を内蔵している。
グループ制御部101は、動作スタート時(たとえば電源オン時)に通信制御部13を使用して複数のガイド装置2間で相互通信を行い、グループの設定および親機/子機の設定を行う。
ROMに記憶されている端末IDは、このガイド端末2を識別する識別情報であり、ガイド端末2間で相互に通信するときに相手装置に対して自装置を識別させるために付される情報である。RAMに設定されるグループIDは、このガイド端末2を含む複数台のガイド端末2でグループが組織された場合に、そのグループを識別するための情報である。このグループIDは、外部から入力されてもよく、内部(親機)で自動生成してもよく、または、親機の端末IDと同じにしてもよい。
グループ設定の手順は、たとえば、以下のようである。グループ化する複数のガイド端末2の電源をオンし、リーダー1aまたは係員が、親機2aとして設定するガイド端末2の親機ボタンをオンする。そうすると、このガイド端末2は、自装置が親機として設定された旨の電文を他のガイド端末2に対して送信する。この親機からの電文を受信した他のガイド端末2において、他のメンバー1bが確認ボタン(子機ボタン)をオンすると、親機2aに対して自装置の端末IDを含む返信が送信される。親機1aは、このガイド端末2からの返信を受信すると、このガイド端末2を子機2bとして登録する。すなわち、その返信に含まれる端末IDをグループのメンバーとして登録する。
また、親機2aのコンテンツ再生部102は、グループ化されているガイド端末2の全てまたは一部(たとえば過半数)がいずれかの展示物3の見学エリア5、すなわちエリアマーカの到達範囲に入ったとき、子機2bに対してこの見学エリア5(展示物3)に対応するガイドコンテンツを再生するように指示を送る。同時に自装置においてもそのガイドコンテンツを再生する。子機2bは親機2aから再生指示を受信したとき、指示されたガイドコンテンツを再生する。これにより、グループ化されている複数のガイド端末2において、同期してガイドコンテンツが再生され、グループのメンバーである複数の見学者がずれることなく同じタイミングでガイドコンテンツを聴くことができる。
上記の処理を実行するために、RAMには以下のような記憶エリアが設定される。すなわち、グループIDを記憶するグループID記憶エリア110、グループ間の通信の暗号化キーであるグループキー記憶エリア111、自装置が親機として設定されたことを記憶する親機フラグ120、自装置が子機として設定されたことを記憶する子機フラグ130、親機として設定された場合に子機の端末IDを1または複数記憶するための子機ID記憶エリア121、子機として登録されている端末数を記憶する子機数記憶エリア122、集合している(同じ見学エリア5に進入している)子機の数をカウントするためのカウンタ123、子機として設定された場合に親機の端末IDを記憶する親機ID記憶エリア131、親機と同じ見学エリア5に進入したことを記憶するエリア進入フラグ132、進入したエリアIDを記憶するエリアID記憶エリア112、および、ガイドコンテンツメモリ11に記憶されている複数のガイドコンテンツのうちどれが再生済であるかを記憶する再生済フラグ140が設定される。
図3はグループ設定時のガイド端末2の動作を示すフローチャートである。
同図(A)は、親機2aとして設定されるガイド端末2の動作を示すフローチャートである。装置の電源がオンされたのち、係員またはグループのリーダー1aによって親機ボタンがオンされる(S10)。これによりグループ設定動作がスタートし、まず今回設定するグループのグループIDを設定する(S11)。そしてRAMの親機フラグ120をセットし(S12)、子機数レジスタ122をリセットする(S13)。
こののち、子機2bとなるガイド端末2に対して親機IDおよびグループIDを含むグループ設定電文を送信し(S14)、子機2bとなるガイド端末2からのグループ参加電文の返信があるか(S15)、グループ設定動作の終了を指示する操作(S19)があるまで待機する。子機となるガイド端末2からの返信があると(S15でYES)、このガイド端末2の端末IDを子機ID記憶エリア121に登録するとともに(S16)、子機数レジスタ122に記憶している子機数の値を1つ加算する(S17)。そしてこの子機2bに以後の電文を暗号化するためのキーを送信する(S18)。なお、このキーは親機が自動生成してもよく予め記憶しておいてもよい。また親機の端末IDで代用してもよい。
一方、係員またはリーダー1aにより、グループ設定動作の終了を指示する操作があった場合には(S19)、子機の登録処理を終了してガイド動作(図4参照)をスタートする。
同図(B)は、子機2bとして設定されるガイド端末2の動作を示すフローチャートである。装置の電源がオンされたのち、親機ボタンがオンされることなく、親機2aからグループ設定電文を受信するまで待機する(S21)。親機2aからグループ設定電文を受信すると、ビープ音等を発生してグループ設定電文を受信した旨を告知する(S22)。ガイド端末2が表示器を有している場合には、グループ設定電文を受信した旨の表示をしてもよい。こののち、係員またはグループのメンバー1bによって子機登録操作が行われるまで待機する(S23)。子機登録操作はたとえば子機ボタンをオンする等の操作である。
子機登録操作が行われると(S23でYES)、子機フラグ130をセットするとともに(S24)、グループ設定電文で受信した親機ID、グループIDを、親機ID131、グループID110として設定する(S25)。そして親機2aに対して子機として登録してもらうためのグループ参加電文を送信する(S26)。このグループ参加電文には自装置の端末IDが含まれている。こののちグループキーを受信してグループキー記憶エリア111に記憶したのち(S27)、ガイド動作(図4参照)をスタートする。
図4はガイド端末2のガイドコンテンツ再生動作を示すフローチャートである。以下に説明する。親機2a、子機2b間の通信は、上記のグループID、グループキーを用いてグループ内に限定して行われるものであり、このグループに属さないガイド端末2で受信等できないものである。
同図(A)は親機2aの動作を示すフローチャートである。親機2aはグループのリーダー1aに所持されて展示会場を移動する。親機2aが、ある展示物3の見学エリア5に入ったとき、すなわち、その展示物3に対応して設けられているエリアマーカ発信器4が送信するエリアマーカを受信したとき(S29でYES)、このエリアマーカが示すエリアIDを記憶エリア112に記憶するとともに(S30)、このエリアIDに対応するガイドコンテンツを再生コンテンツとして選択する(S31)。そして、自装置(親機2a)が、そのエリアIDで識別される展示物3の見学エリア5に入った旨を全ての子機2bに対して通知する(S32)。この通知がこの発明のコンテンツ選択情報に対応する。そして、同じ見学エリア5に入った子機数をカウントするための子機数カウンタ115をリセットする(S33)。
こののち子機2bから送信されてくるエリア進入電文を受信するまで待機する(S34)。エリア進入電文は、子機2bが、親機2aと同じエリア内に入った旨を親機2aに対して通知する電文である。親機2aが子機2bからのエリア進入電文を受信すると(S34でYES)、カウンタ115をカウントアップし(S35)、カウンタ115の値を参照して同じ見学エリア5内に入った子機2bの数が所定値になったかを判断する(S36)。所定値は、たとえば、子機の全数に対する任意の値や全数に対する比率に設定される。たとえば、全数、過半数、5台等である。この所定値は固定値(固定比率)としてROM等に記憶されていてもよく、グループ設定時にメンバー数に応じて設定しておくようにしてもよい。
同じエリアに入った子機2bの数がこの所定値を超えたとき(S36でYES)、全ての子機2bに対して再生コンテンツとして選択されている(S31、32参照)ガイドコンテンツの再生を指示するスタートトリガを送信する(S37)。同時に自装置においてもこのガイドコンテンツの再生をスタートする(S38)。そして、このガイドコンテンツの再生が終了したのち(S39でYES)、このガイドコンテンツに対応する再生済フラグ140をセットして(S40)、S29にもどる。
同図(B)は、子機2bの動作を示すフローチャートである。S50では親機2aからエリアIDを受信するまで待機する。親機からエリアIDを受信すると(S50でYES)、このエリアIDで指定されるガイドコンテンツを再生コンテンツとして選択する(S51)。そして、同じ見学エリア5のエリアマーカを受信するか(S52)、親機2aからスタートトリガを受信する(S56)まで待機する。
この子機2bが親機2aと同じ見学エリア5に進入し同じエリアIDのエリアマーカを受信すると(S52でYES)、その旨を示すエリア内電文を親機に対して送信(S54)したのち、エリア進入フラグ132をセットする(S55)。なお、エリアマーカを受信した場合において、既にエリア進入フラグ132がセットされている場合(S53でYES)には、重複した電文の送信を行わないためこのエリアマーカの受信を無視してS54、S55の処理は行わない。
また、親機からスタートトリガを受信すると(S56でYES)、S51で選択したガイドコンテンツの再生をスタートする(S57)。そして、このガイドコンテンツの再生が終了すると(S58でYES)、エリア進入フラグ132をリセットして(S59)、S50にもどる。
この実施形態では、解説音声のガイドコンテンツを再生するガイド端末2について説明したが、音声のみならず映像を再生するガイド端末であっても同様に本発明を適用することができる。
この実施形態では、展示物が展示してあるたとえば美術館等の会場を例示しているが、このガイドシステムは、これに限定されない。たとえば、屋外の道案内や観光ガイドにも適用可能である。
なお、上記実施形態では、親機2a、子機2bの双方にガイドコンテンツを全て記憶し、親機2aから子機2bに対してスタートトリガを送信することによって、子機2aでガイドコンテンツを再生するようにしているが、ガイドコンテンツを親機2aのみに記憶してグループを構成することも可能である。この場合、再生時には、親機から子機に対してガイドコンテンツを送信する。送信は、放送形式(ストリーミング)で行ってもよいし、ファイル転送で行ってもよい。そうすることにより、子機2bのオーディオメモリを省略することができる。
また、ガイド音声の選択は、発信器4から発信されるエリアマーカによるもの限定されない。たとえば、親機2aを所持するリーダー1aが手動で(たとえば展示物番号を入力する等して)選択してもよい。また、リーダー1aが親機2aの入力操作部12を操作してスタートトリガの発生させてもよい。
また、子機2bのエリア進入電文は、利用者(メンバー2b)の判断による手動操作に基づいて送信するようにしてもよい。
この発明の実施形態であるガイドシステムを展示会場に適用した例を示す図 この発明の実施形態であるガイド端末のブロック図およびメモリ構成図 同ガイド端末のグループ設定時の動作を示すフローチャート 同ガイド端末のガイドコンテンツ再生時の動作を示すフローチャート
符号の説明
1…見学者、1a…リーダー、1b…(その他の)メンバー、2…ガイド端末、2a…親機、2b…子機、3…展示物、4…エリアマーカ発振器、5…見学エリア(エリアマーカの到達範囲)
11…ガイドコンテンツメモリ、101…グループ制御部、102…コンテンツ再生部

Claims (5)

  1. 所持者に携帯されて複数のエリアを移動する親機および1または複数の子機をグループ化したコンテンツ再生システムであって、
    前記親機は、
    前記複数のエリアに対応する複数のコンテンツを記憶する記憶手段と、
    前記親機が進入したエリアに対応するコンテンツを再生すべきコンテンツとして選択し、該コンテンツの選択情報を出力するコンテンツ選択手段と、
    前記コンテンツ選択手段によって出力されたコンテンツの選択情報を前記子機に対して送信する選択情報送信手段と、
    再生トリガを発生する再生トリガ発生手段と、
    前記再生トリガが発生したとき、前記コンテンツ選択手段によって選択されたコンテンツを再生する再生手段と、
    前記再生トリガが発生したとき、この再生トリガを前記子機に対して送信するトリガ送信手段と、
    を備え、
    前記子機は、
    前記複数のエリアに対応する複数のコンテンツを記憶する記憶手段と、
    前記親機から送信されてきた選択情報に基づいて、再生すべきコンテンツを選択する子機側コンテンツ選択手段と、
    前記親機から送信されてきた選択情報に対応するエリアに進入したとき、その旨を示す進入電文を前記親機に送信する進入通知手段と、
    前記親機から送信されてきた再生トリガに応じて、前記子機側コンテンツ選択手段によって選択されたコンテンツを再生する再生手段と、
    を備え
    前記親機の前記再生トリガ発生手段は、一部または全部の子機から前記進入電文を受信したとき、前記再生トリガを発生する手段であるコンテンツ再生システム。
  2. 前記複数のエリアのそれぞれにそのエリアの識別情報であるエリアマーカを送信するエリアマーカ発振器を備え、
    前記コンテンツ選択手段は、前記エリアマーカを受信したとき、そのエリアマーカが示すエリアに対応するコンテンツを選択する手段であり、
    前記進入通知手段は、前記エリアマーカを受信したとき、前記進入電文を親機に対して送信する手段である
    請求項に記載のコンテンツ再生システム。
  3. 複数のエリアのそれぞれに対応する複数のコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
    前記コンテンツを再生する再生手段と、
    現在自装置が進入したエリアを検出するエリア検出手段と、
    前記エリア検出手段が検出したエリアに基づいて、再生すべきコンテンツを選択するコンテンツ選択手段と、
    前記エリア検出手段が検出したエリア情報を1または複数の他装置に送信するエリア情報送信手段と、
    前記エリア検出手段が検出したエリアに前記他装置が進入した旨の電文である進入電文を前記他装置から受信する進入電文受信手段と、
    一部または全部の前記他装置から前記進入電文を受信したとき、前記選択されたコンテンツの再生を指示する再生トリガを前記他装置に対して送信するとともに、前記再生手段に前記選択されたコンテンツを再生させる再生制御手段と、
    を備えた携帯端末装置。
  4. 複数のエリアのそれぞれに対応する複数のコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
    他装置からエリアを指定するエリア指定情報を受信するエリア指定情報受信手段と、
    前記エリア指定情報に基づいて再生すべきコンテンツを選択するコンテンツ選択手段と、
    自装置が進入したエリアを検出するエリア検出手段と、
    前記エリア検出手段が検出したエリアが前記エリア指定情報が指定するエリアと一致したとき、前記他装置に指定されたエリアに進入した旨の電文である進入電文を送信する進入電文送信手段と、
    前記他装置から再生トリガを受信したとき、前記選択されたコンテンツを再生する再生手段と、
    を備えた携帯端末装置。
  5. 所持者に携帯されて複数のエリアを移動する親機および1または複数の子機をグループ化したコンテンツ再生システムであって、
    前記親機は、
    前記複数のエリアに対応する複数のコンテンツを記憶する記憶手段と、
    自装置が進入したエリアを検出するエリア検出手段と、
    前記エリア検出手段が検出したエリアに対応するコンテンツを再生すべきコンテンツとして選択するコンテンツ選択手段と、
    前記進入エリア検出手段が検出したエリアの情報であるエリア指定情報を前記子機に対して送信するエリア情報送信手段と、
    を備え、
    前記子機は、
    自装置が進入したエリアを検出するエリア検出手段と、
    前記エリア検出手段が検出したエリアが前記親機から送信されてきたエリア指定情報が指定するエリアと一致したとき、前記親機に対して進入電文を送信する進入電文送信手段と、
    を備え、
    さらに、前記親機は、
    前記1または複数の子機からの進入電文を受信したとき、前記コンテンツ選択手段によって選択されたコンテンツを再生する再生手段と、
    前記再生手段が再生したコンテンツを前記子機に対して送信するコンテンツ送信手段と、
    を備え、
    さらに、前記子機は、
    前記親機から送信されてきたコンテンツを受信して再生する子機側再生手段を備えた
    コンテンツ再生システム。
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