JP2003203010A - L2キャッシュメモリ - Google Patents
L2キャッシュメモリInfo
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- JP2003203010A JP2003203010A JP2002000850A JP2002000850A JP2003203010A JP 2003203010 A JP2003203010 A JP 2003203010A JP 2002000850 A JP2002000850 A JP 2002000850A JP 2002000850 A JP2002000850 A JP 2002000850A JP 2003203010 A JP2003203010 A JP 2003203010A
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- Japan
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- signal
- address
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- cache memory
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- Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
- Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ECCのビット数を増やすことなく、システ
ムダウンとならないように2ビットエラーを訂正するL
2キャッシュメモリの提供を目的とする。 【解決手段】 L2キャッシュメモリ1は、リクエスト
制御部2,アドレスアレイ3,データアレイ4,ヒット
検出回路5及びエラー制御回路6を備え、1ビットエラ
ーを訂正し、かつ、ECCにより2ビットエラーを検出
するL2キャッシュメモリであって、ダーティデータに
おける2ビットエラーを訂正するデータ訂正部7を具備
した構成としてある。
ムダウンとならないように2ビットエラーを訂正するL
2キャッシュメモリの提供を目的とする。 【解決手段】 L2キャッシュメモリ1は、リクエスト
制御部2,アドレスアレイ3,データアレイ4,ヒット
検出回路5及びエラー制御回路6を備え、1ビットエラ
ーを訂正し、かつ、ECCにより2ビットエラーを検出
するL2キャッシュメモリであって、ダーティデータに
おける2ビットエラーを訂正するデータ訂正部7を具備
した構成としてある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、L2キャッシュメ
モリに関し、特に、ダーティデータにおける2ビットエ
ラー訂正を行うことにより、システムダウンの危険性を
低減できるL2キャッシュメモリに関する。
モリに関し、特に、ダーティデータにおける2ビットエ
ラー訂正を行うことにより、システムダウンの危険性を
低減できるL2キャッシュメモリに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、メインフレームや高性能サーバー
を連続して長時間運転する要求が高まっており、システ
ムダウンの原因とならず連続運転可能なL2キャッシュ
メモリについて、様々な研究・開発が行われている。
を連続して長時間運転する要求が高まっており、システ
ムダウンの原因とならず連続運転可能なL2キャッシュ
メモリについて、様々な研究・開発が行われている。
【0003】(従来例)次に、ビットエラーを訂正する
一般的なL2キャッシュメモリについて、図面を参照し
て説明する。図3は、従来例におけるL2キャッシュメ
モリの要部のブロック図を示している。同図において、
L2キャッシュメモリ300は、リクエスト制御部2
と、アドレスアレイ3と、データアレイ4と、ヒット検
出回路5と、エラー制御回路6とを備えた構成としてあ
る。
一般的なL2キャッシュメモリについて、図面を参照し
て説明する。図3は、従来例におけるL2キャッシュメ
モリの要部のブロック図を示している。同図において、
L2キャッシュメモリ300は、リクエスト制御部2
と、アドレスアレイ3と、データアレイ4と、ヒット検
出回路5と、エラー制御回路6とを備えた構成としてあ
る。
【0004】ここで、リクエスト制御部2は、L2キャ
ッシュメモリ300に対するデータの読み出しや書き込
みのリクエストを処理する。また、リクエスト制御部2
は、ヒット検出回路5から、上記データの読み出しや書
き込みにおいてミスが発生した旨のヒット信号109を
入力すると、新規にL2キャッシュメモリ300にTA
G登録を行い、さらに、L2キャッシュメモリ300に
登録されているデータに対するデータ属性の制御を行
う。
ッシュメモリ300に対するデータの読み出しや書き込
みのリクエストを処理する。また、リクエスト制御部2
は、ヒット検出回路5から、上記データの読み出しや書
き込みにおいてミスが発生した旨のヒット信号109を
入力すると、新規にL2キャッシュメモリ300にTA
G登録を行い、さらに、L2キャッシュメモリ300に
登録されているデータに対するデータ属性の制御を行
う。
【0005】なお、上記データ属性として、「ダーテ
ィ」及び「シェアド」と呼ばれる属性があり、「ダーテ
ィ」とは、L2キャッシュメモリ300のデータが最新
であることをいい、また、「シェアド」とは、主記憶装
置または他のL2キャッシュメモリに、L2キャッシュ
メモリ300のデータと同一データが存在することをい
う。したがって、「ダーティデータ」とは、L2キャッ
シュメモリ300にあるデータが最新であり、他のL2
キャッシュメモリや主記憶装置に同一データが無い状態
のデータをいう。
ィ」及び「シェアド」と呼ばれる属性があり、「ダーテ
ィ」とは、L2キャッシュメモリ300のデータが最新
であることをいい、また、「シェアド」とは、主記憶装
置または他のL2キャッシュメモリに、L2キャッシュ
メモリ300のデータと同一データが存在することをい
う。したがって、「ダーティデータ」とは、L2キャッ
シュメモリ300にあるデータが最新であり、他のL2
キャッシュメモリや主記憶装置に同一データが無い状態
のデータをいう。
【0006】アドレスアレイ3は、データ属性を管理す
るDビット(D)と、データの有効性を示すVビット
(V)と、登録されているアドレスのTAG部分(TA
G)とからなっている。
るDビット(D)と、データの有効性を示すVビット
(V)と、登録されているアドレスのTAG部分(TA
G)とからなっている。
【0007】データアレイ4は、ブロックと呼ばれる単
位で登録され、登録されたデータの更新は、1バイト単
位で行われる。また、データアレイ4は、読み出しデー
タに対応して1ビットエラーを訂正可能で、かつ、2ビ
ットエラーを検出可能なECC(Error Corr
ecting Code)を保持している。
位で登録され、登録されたデータの更新は、1バイト単
位で行われる。また、データアレイ4は、読み出しデー
タに対応して1ビットエラーを訂正可能で、かつ、2ビ
ットエラーを検出可能なECC(Error Corr
ecting Code)を保持している。
【0008】ヒット検出回路5は、アドレスアレイ3か
らのTAG信号108,Vビット信号107,及びDビ
ット信号106と、リクエスト制御部2からのアクセス
アドレス信号101とを入力して、L2キャッシュメモ
リ300のアクセス時におけるヒット又はミスを判定
し、その結果であるヒット信号109をリクエスト制御
部2とエラー制御回路6に出力する。
らのTAG信号108,Vビット信号107,及びDビ
ット信号106と、リクエスト制御部2からのアクセス
アドレス信号101とを入力して、L2キャッシュメモ
リ300のアクセス時におけるヒット又はミスを判定
し、その結果であるヒット信号109をリクエスト制御
部2とエラー制御回路6に出力する。
【0009】エラー制御回路6は、データアレイ4から
の読み出しデータ信号110のエラーの有無をチェック
し、ヒット信号109がヒットを示している場合に、1
ビットエラーを検出するとエラー訂正を行い、また、2
ビットエラーを検出するとヒットしたデータの属性によ
りダーティデータ訂正不可エラー信号113やシェアド
データ訂正不可エラー信号114を出力する。なお、エ
ラー制御回路6は、エラー発生時の情報としてアクセス
アドレス信号101を入力し、エラー発生時にはエラー
アドレスとして記憶する。
の読み出しデータ信号110のエラーの有無をチェック
し、ヒット信号109がヒットを示している場合に、1
ビットエラーを検出するとエラー訂正を行い、また、2
ビットエラーを検出するとヒットしたデータの属性によ
りダーティデータ訂正不可エラー信号113やシェアド
データ訂正不可エラー信号114を出力する。なお、エ
ラー制御回路6は、エラー発生時の情報としてアクセス
アドレス信号101を入力し、エラー発生時にはエラー
アドレスとして記憶する。
【0010】次に、上記L2キャッシュメモリ300の
動作について説明する。 <リードリクエストに対して>L2キャッシュメモリ3
00は、リクエスト制御部2が、リードリクエストを入
力すると、アクセスアドレス信号101によりアドレス
アレイ3とデータアレイ4を検索する。
動作について説明する。 <リードリクエストに対して>L2キャッシュメモリ3
00は、リクエスト制御部2が、リードリクエストを入
力すると、アクセスアドレス信号101によりアドレス
アレイ3とデータアレイ4を検索する。
【0011】ヒット検出回路5は、アドレスアレイ3か
ら読み出したVビット信号107をイネーブルにして、
TAG信号108とアクセスアドレス信号101の一部
(TAGに相当する箇所)を比較し、その結果とDビッ
ト信号106の情報をもとに、ミス/ダーティヒット/
シェアドヒットの3種類のステータスを作成する。そし
て、ヒット信号109により、このステータスをリクエ
スト制御部2とエラー制御回路6に報告する。
ら読み出したVビット信号107をイネーブルにして、
TAG信号108とアクセスアドレス信号101の一部
(TAGに相当する箇所)を比較し、その結果とDビッ
ト信号106の情報をもとに、ミス/ダーティヒット/
シェアドヒットの3種類のステータスを作成する。そし
て、ヒット信号109により、このステータスをリクエ
スト制御部2とエラー制御回路6に報告する。
【0012】また、エラー制御回路6は、入力したヒッ
ト信号109がダーティヒットまたはシェアドヒットを
示すとき、エラーチェックを行う。つまり、エラー制御
回路6は、入力した読み出しデータ信号110をエラー
チェックし、エラーが検出されないとき、そのまま訂正
後データ信号111として、リクエスト制御部2に出力
する。また、エラー制御回路6は、1ビットエラーが検
出されると、読み出しデータ信号110をECCにより
エラー訂正し、訂正後データ信号111としてリクエス
ト制御部2に出力する。
ト信号109がダーティヒットまたはシェアドヒットを
示すとき、エラーチェックを行う。つまり、エラー制御
回路6は、入力した読み出しデータ信号110をエラー
チェックし、エラーが検出されないとき、そのまま訂正
後データ信号111として、リクエスト制御部2に出力
する。また、エラー制御回路6は、1ビットエラーが検
出されると、読み出しデータ信号110をECCにより
エラー訂正し、訂正後データ信号111としてリクエス
ト制御部2に出力する。
【0013】また、エラー制御回路6は、2ビットエラ
ーが検出され、かつ、エラーがシェアドヒットのときに
は、シェアドデータ訂正不可エラー信号114を送出
し、エラー処理プロセッサ(図示せず)に処理を委ね
る。また、エラー制御回路6は、2ビットエラーが検出
され、かつ、エラーがダーティヒットのときには、正し
いデータが何処にも存在しないため、システムの継続運
転を不可能と判断し、ダーティデータ訂正不可エラー1
13をエラー処理プロセッサに報告してシステムダウン
となる。
ーが検出され、かつ、エラーがシェアドヒットのときに
は、シェアドデータ訂正不可エラー信号114を送出
し、エラー処理プロセッサ(図示せず)に処理を委ね
る。また、エラー制御回路6は、2ビットエラーが検出
され、かつ、エラーがダーティヒットのときには、正し
いデータが何処にも存在しないため、システムの継続運
転を不可能と判断し、ダーティデータ訂正不可エラー1
13をエラー処理プロセッサに報告してシステムダウン
となる。
【0014】また、エラー制御回路6は、ヒット信号1
09がミスを示しているとき、データアレイ4から入力
した読み出しデータ信号110を捨てる。さらに、リク
エスト制御部2は、入力したヒット信号109がミスを
示しているとき、L2キャッシュメモリ300に新規デ
ータを登録するため、後続のリクエスト処理を中断し、
登録TAG信号104、登録Vビット信号103、登録
Dビット信号(シェアド状態)102をアドレスアレイ
3に書き込む。
09がミスを示しているとき、データアレイ4から入力
した読み出しデータ信号110を捨てる。さらに、リク
エスト制御部2は、入力したヒット信号109がミスを
示しているとき、L2キャッシュメモリ300に新規デ
ータを登録するため、後続のリクエスト処理を中断し、
登録TAG信号104、登録Vビット信号103、登録
Dビット信号(シェアド状態)102をアドレスアレイ
3に書き込む。
【0015】このようにすることにより、L2キャッシ
ュメモリ300は、ヒット信号109がミスを示すと
き、ミスした読み出しデータ信号110を捨て、さら
に、新規データとして登録するデータを主記憶装置また
は他のL2キャッシュから読み出し、データアレイ4の
該当する箇所に登録するとともにリクエスタ(図示せ
ず)に返却する。
ュメモリ300は、ヒット信号109がミスを示すと
き、ミスした読み出しデータ信号110を捨て、さら
に、新規データとして登録するデータを主記憶装置また
は他のL2キャッシュから読み出し、データアレイ4の
該当する箇所に登録するとともにリクエスタ(図示せ
ず)に返却する。
【0016】また、リクエスト制御部2は、ヒット信号
109がダーティヒット又はシェアドヒットを示してい
るとき、訂正後データ信号111を有効としてリクエス
タに返却する。ただし、リクエスタが他のL2キャッシ
ュメモリでダーティヒットのとき、該当するアドレスア
レイ3のDビットをシェアド状態に書き換える。
109がダーティヒット又はシェアドヒットを示してい
るとき、訂正後データ信号111を有効としてリクエス
タに返却する。ただし、リクエスタが他のL2キャッシ
ュメモリでダーティヒットのとき、該当するアドレスア
レイ3のDビットをシェアド状態に書き換える。
【0017】<ライトリクエストに対して>次に、L2
キャッシュメモリ300は、リクエスト制御部2にライ
トリクエストを入力すると、アクセスアドレス信号10
1によりアドレスアレイ3とデータアレイ4を検索す
る。
キャッシュメモリ300は、リクエスト制御部2にライ
トリクエストを入力すると、アクセスアドレス信号10
1によりアドレスアレイ3とデータアレイ4を検索す
る。
【0018】ヒット検出回路5は、アドレスアレイ3か
ら読み出したVビット信号107をイネーブルにしてT
AG信号108とアクセスアドレス信号101の一部
(TAGに相当する箇所)を比較し、その結果とDビッ
ト信号106の情報をもとにミス/ダーティヒット/シ
ェアドヒットの3種類のステータスを作成してヒット信
号109にてリクエスト制御部2とエラー制御回路6に
報告する。
ら読み出したVビット信号107をイネーブルにしてT
AG信号108とアクセスアドレス信号101の一部
(TAGに相当する箇所)を比較し、その結果とDビッ
ト信号106の情報をもとにミス/ダーティヒット/シ
ェアドヒットの3種類のステータスを作成してヒット信
号109にてリクエスト制御部2とエラー制御回路6に
報告する。
【0019】エラー制御回路6は、ヒット信号109が
ミスを示しているとき、データアレイ4からの読み出し
データ信号110を捨てるが、ダーティヒットまたはシ
ェアドヒットを示しているときは、エラーチェックを行
う。つまり、エラー制御回路6は、入力した読み出しデ
ータ信号110をエラーチェックし、エラーが検出され
ないとき、そのまま訂正後データ信号111として、リ
クエスト制御部2に出力する。また、エラー制御回路6
は、1ビットエラーが検出されると、読み出しデータ信
号110をECCによりエラー訂正し、訂正後データ信
号111としてリクエスト制御部2に出力することがで
きる。
ミスを示しているとき、データアレイ4からの読み出し
データ信号110を捨てるが、ダーティヒットまたはシ
ェアドヒットを示しているときは、エラーチェックを行
う。つまり、エラー制御回路6は、入力した読み出しデ
ータ信号110をエラーチェックし、エラーが検出され
ないとき、そのまま訂正後データ信号111として、リ
クエスト制御部2に出力する。また、エラー制御回路6
は、1ビットエラーが検出されると、読み出しデータ信
号110をECCによりエラー訂正し、訂正後データ信
号111としてリクエスト制御部2に出力することがで
きる。
【0020】また、エラー制御回路6は、2ビットエラ
ーが検出され、かつ、エラーがシェアドヒットのときに
は、シェアドデータ訂正不可エラー信号114を送出
し、エラー処理プロセッサ(図示せず)に処理を委ね
る。また、エラー制御回路6は、2ビットエラーが検出
され、かつ、エラーがダーティヒットのときには、正し
いデータが何処にも存在しないため、システムの継続運
転を不可能と判断し、ダーティデータ訂正不可エラー1
13をエラー処理プロセッサに報告してシステムダウン
となる。
ーが検出され、かつ、エラーがシェアドヒットのときに
は、シェアドデータ訂正不可エラー信号114を送出
し、エラー処理プロセッサ(図示せず)に処理を委ね
る。また、エラー制御回路6は、2ビットエラーが検出
され、かつ、エラーがダーティヒットのときには、正し
いデータが何処にも存在しないため、システムの継続運
転を不可能と判断し、ダーティデータ訂正不可エラー1
13をエラー処理プロセッサに報告してシステムダウン
となる。
【0021】また、リクエスト制御部2は、入力したヒ
ット信号109がミスを示しているとき、L2キャッシ
ュメモリ300に新規データを登録するため、後続のリ
クエスト処理を中断し、新規データの登録TAG信号1
04、登録Vビット信号103、登録Dビット信号(シ
ェアド状態の信号)をアドレスアレイ3に書き込む。
ット信号109がミスを示しているとき、L2キャッシ
ュメモリ300に新規データを登録するため、後続のリ
クエスト処理を中断し、新規データの登録TAG信号1
04、登録Vビット信号103、登録Dビット信号(シ
ェアド状態の信号)をアドレスアレイ3に書き込む。
【0022】つまり、リクエスト制御部2は、登録する
データを、主記憶装置または他のL2キャッシュメモリ
から読み出した後ストアデータとマージして、登録デー
タ信号105としてデータアレイ4の該当する箇所に登
録する。
データを、主記憶装置または他のL2キャッシュメモリ
から読み出した後ストアデータとマージして、登録デー
タ信号105としてデータアレイ4の該当する箇所に登
録する。
【0023】また、リクエスト制御部2は、ヒット信号
109がダーティヒットを示しているとき、訂正後デー
タ信号111を有効であるものとしストアデータとマー
ジし、登録データ信号105としてデータアレイ4の該
当する箇所に登録する。
109がダーティヒットを示しているとき、訂正後デー
タ信号111を有効であるものとしストアデータとマー
ジし、登録データ信号105としてデータアレイ4の該
当する箇所に登録する。
【0024】また、リクエスト制御部2は、ヒット信号
109がシェアドヒットを示しているとき、訂正後デー
タ信号111を有効であるものとしストアデータとマー
ジし、登録データ信号105としてデータアレイ4の該
当する箇所に登録する。さらに、リクエスト制御部2
は、アドレスアレイ3の該当する箇所のDビットをダー
ティ状態に書き換える。なお、この場合、リクエスト制
御部2は、他のL2キャッシュメモリまたは主記憶装置
から該当するデータをクリアするため、インバリッドリ
クエストを他のL2キャッシュメモリや主記憶装置に対
して発行する。
109がシェアドヒットを示しているとき、訂正後デー
タ信号111を有効であるものとしストアデータとマー
ジし、登録データ信号105としてデータアレイ4の該
当する箇所に登録する。さらに、リクエスト制御部2
は、アドレスアレイ3の該当する箇所のDビットをダー
ティ状態に書き換える。なお、この場合、リクエスト制
御部2は、他のL2キャッシュメモリまたは主記憶装置
から該当するデータをクリアするため、インバリッドリ
クエストを他のL2キャッシュメモリや主記憶装置に対
して発行する。
【0025】そして、図示してないが、他のL2キャッ
シュメモリは、リクエスト制御部2に上記インバリッド
リクエストを入力すると、アクセスアドレス信号101
によりアドレスアレイ3を検索し、ヒット検出回路5に
おいてヒットが検出されると、後続のリクエスト処理を
中断し、該当する箇所のVビットを0にクリアする。
シュメモリは、リクエスト制御部2に上記インバリッド
リクエストを入力すると、アクセスアドレス信号101
によりアドレスアレイ3を検索し、ヒット検出回路5に
おいてヒットが検出されると、後続のリクエスト処理を
中断し、該当する箇所のVビットを0にクリアする。
【0026】ところで、現在のメインフレームや高性能
サーバーは、一日24時間かつ一年365日休まず継続
して運転することが必要になってきている。そのため、
L2キャッシュメモリ300の2ビットエラーがシステ
ムダウンに繋がらないように、エラー訂正コード(EC
C)のビット数を増やし2ビットエラーが発生しても、
訂正できるようにしている。
サーバーは、一日24時間かつ一年365日休まず継続
して運転することが必要になってきている。そのため、
L2キャッシュメモリ300の2ビットエラーがシステ
ムダウンに繋がらないように、エラー訂正コード(EC
C)のビット数を増やし2ビットエラーが発生しても、
訂正できるようにしている。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ECC
のビット数を増やすことは、L2キャッシュメモリ30
0を構成するSSRAMやSDRAMの個数を増やすこ
ととなり、また、L2キャッシュメモリ300を制御す
るLSIの外部ピン数を増加したり、LSI数を増加す
る必要があるため、コストダウンを図ることができなと
いった問題があった。
のビット数を増やすことは、L2キャッシュメモリ30
0を構成するSSRAMやSDRAMの個数を増やすこ
ととなり、また、L2キャッシュメモリ300を制御す
るLSIの外部ピン数を増加したり、LSI数を増加す
る必要があるため、コストダウンを図ることができなと
いった問題があった。
【0028】本発明は、上記問題を解決すべくなされた
ものであり、ECCのビット数を増やすことなく、シス
テムダウンとならないように2ビットエラーを訂正する
L2キャッシュメモリの提供を目的とする。
ものであり、ECCのビット数を増やすことなく、シス
テムダウンとならないように2ビットエラーを訂正する
L2キャッシュメモリの提供を目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のL2キャッシュメモリは、リクエスト制御
部,アドレスアレイ,データアレイ,ヒット検出回路及
びエラー制御回路を備え、1ビットエラーを訂正し、か
つ、ECCにより2ビットエラーを検出するL2キャッ
シュメモリであって、ダーティデータにおける2ビット
エラーを訂正するデータ訂正部を具備した構成としてあ
る。このようにすることにより、2ビットエラーを訂正
することができるので、システムダウンの危険性を低減
することができる。
に、本発明のL2キャッシュメモリは、リクエスト制御
部,アドレスアレイ,データアレイ,ヒット検出回路及
びエラー制御回路を備え、1ビットエラーを訂正し、か
つ、ECCにより2ビットエラーを検出するL2キャッ
シュメモリであって、ダーティデータにおける2ビット
エラーを訂正するデータ訂正部を具備した構成としてあ
る。このようにすることにより、2ビットエラーを訂正
することができるので、システムダウンの危険性を低減
することができる。
【0030】また、本発明のL2キャッシュメモリは、
前記データ訂正部を、アドレスバッファ,データバッフ
ァ,アドレス選択回路,アドレスバッファヒット回路,
アドレスバッファ選択回路,データバッファ選択回路,
及びバッファ制御部とで構成してある。このようにする
ことにより、SSRAMやSDRAMの使用個数を増や
す必要がなくなり、L2キャッシュメモリのコストダウ
ンを図ることができる。
前記データ訂正部を、アドレスバッファ,データバッフ
ァ,アドレス選択回路,アドレスバッファヒット回路,
アドレスバッファ選択回路,データバッファ選択回路,
及びバッファ制御部とで構成してある。このようにする
ことにより、SSRAMやSDRAMの使用個数を増や
す必要がなくなり、L2キャッシュメモリのコストダウ
ンを図ることができる。
【0031】また、本発明のL2キャッシュメモリは、
前記アドレス選択回路が、前記リクエスト制御部から出
力されたシェアド化アドレス信号,ダーティ化アドレス
信号及びエラーアドレス信号を入力し、これら各信号を
切り替えて、前記アドレスブッファに比較アドレス信号
として出力する構成としてある。このようにすることに
より、複数の信号のアドレスを効率良く選択することが
できる。
前記アドレス選択回路が、前記リクエスト制御部から出
力されたシェアド化アドレス信号,ダーティ化アドレス
信号及びエラーアドレス信号を入力し、これら各信号を
切り替えて、前記アドレスブッファに比較アドレス信号
として出力する構成としてある。このようにすることに
より、複数の信号のアドレスを効率良く選択することが
できる。
【0032】また、本発明のL2キャッシュメモリは、
前記アドレスバッファが、前記ダーティデータのアドレ
スを記憶し、かつ、前記データバッファが、前記ダーテ
ィデータを記憶する構成としてある。このようにするこ
とにより、バッファ構成を単純化することができ、ダー
ティデータを廉価なコストで記憶することができる。
前記アドレスバッファが、前記ダーティデータのアドレ
スを記憶し、かつ、前記データバッファが、前記ダーテ
ィデータを記憶する構成としてある。このようにするこ
とにより、バッファ構成を単純化することができ、ダー
ティデータを廉価なコストで記憶することができる。
【0033】また、本発明のL2キャッシュメモリは、
前記エラー制御回路が、前記ダーティデータにおける2
ビットエラーを検出したとき、前記データ訂正部にエラ
ーアドレス信号と2ビットエラー検出信号を出力する構
成としてある。このように、データ訂正部は、詳細なエ
ラーの内容が入力されるので、エラー訂正を迅速かつ効
率良く行うことができる。
前記エラー制御回路が、前記ダーティデータにおける2
ビットエラーを検出したとき、前記データ訂正部にエラ
ーアドレス信号と2ビットエラー検出信号を出力する構
成としてある。このように、データ訂正部は、詳細なエ
ラーの内容が入力されるので、エラー訂正を迅速かつ効
率良く行うことができる。
【0034】また、本発明のL2キャッシュメモリは、
前記データ訂正部が、前記エラー制御回路からの前記2
ビットエラー検出信号を入力すると、保持している前記
ダーティデータのアドレスと前記エラーアドレス信号と
を比較し、一致したアドレスに対応する前記ダーティデ
ータを前記リクエスト制御部に出力する構成としてあ
る。このようにすることにより、データ訂正部は、エラ
ー訂正をより迅速に行うことができる。
前記データ訂正部が、前記エラー制御回路からの前記2
ビットエラー検出信号を入力すると、保持している前記
ダーティデータのアドレスと前記エラーアドレス信号と
を比較し、一致したアドレスに対応する前記ダーティデ
ータを前記リクエスト制御部に出力する構成としてあ
る。このようにすることにより、データ訂正部は、エラ
ー訂正をより迅速に行うことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかるL2キャッ
シュメモリの実施形態について、図面を参照して説明す
る。
シュメモリの実施形態について、図面を参照して説明す
る。
【0036】図1は、本発明にかかるL2キャッシュメ
モリの要部の構造を説明するための概略ブロック図を示
している。同図において、L2キャッシュメモリ1は、
リクエスト制御部2と、アドレスアレイ3と、データア
レイ4と、ヒット検出回路5と、エラー制御回路6と、
データ訂正部7とを備えた構成としてある。
モリの要部の構造を説明するための概略ブロック図を示
している。同図において、L2キャッシュメモリ1は、
リクエスト制御部2と、アドレスアレイ3と、データア
レイ4と、ヒット検出回路5と、エラー制御回路6と、
データ訂正部7とを備えた構成としてある。
【0037】ここで、L2キャッシュメモリ1は、リク
エスト制御部2が、データ訂正部7からのデータを、他
のL2キャッシュメモリからの読み出しデータとして使
用するとともに、L2キャッシュメモリ1の該当データ
を書き換えてエラー訂正を行う構成としてある。このよ
うにすることにより、L2キャッシュメモリ1は、デー
タ訂正部7によりダーティデータにおける2ビットエラ
ーを訂正することができるので、システムダウンの危険
性を低減することができる。
エスト制御部2が、データ訂正部7からのデータを、他
のL2キャッシュメモリからの読み出しデータとして使
用するとともに、L2キャッシュメモリ1の該当データ
を書き換えてエラー訂正を行う構成としてある。このよ
うにすることにより、L2キャッシュメモリ1は、デー
タ訂正部7によりダーティデータにおける2ビットエラ
ーを訂正することができるので、システムダウンの危険
性を低減することができる。
【0038】また、図2は、本発明にかかるL2キャッ
シュメモリのデータ訂正部を説明するための概略ブロッ
ク図を示している。同図において、データ訂正部7は、
ABF(アドレスバッファ)20,DBF(データバッ
ファ)21,アドレス選択回路22,ABF(アドレス
バッファ)ヒット回路23,ABF(アドレスバッフ
ァ)選択回路24,DBF(データバッファ)選択回路
25,及びバッファ制御部26とで構成してある。この
ように、ABF20やDBF21を用いることにより、
L2キャッシュメモリ1は、SSRAMやSDRAMの
使用個数を増やす必要がなくなり、L2キャッシュメモ
リのコストダウンを図ることができる。
シュメモリのデータ訂正部を説明するための概略ブロッ
ク図を示している。同図において、データ訂正部7は、
ABF(アドレスバッファ)20,DBF(データバッ
ファ)21,アドレス選択回路22,ABF(アドレス
バッファ)ヒット回路23,ABF(アドレスバッフ
ァ)選択回路24,DBF(データバッファ)選択回路
25,及びバッファ制御部26とで構成してある。この
ように、ABF20やDBF21を用いることにより、
L2キャッシュメモリ1は、SSRAMやSDRAMの
使用個数を増やす必要がなくなり、L2キャッシュメモ
リのコストダウンを図ることができる。
【0039】データ訂正部7は、アドレス選択回路22
が、リクエスト制御部2から出力されたシェアド化アド
レス信号201,ダーティ化アドレス信号202及びエ
ラーアドレス信号203を入力し、これら各信号20
1,202,203を切り替えて、ABF(アドレスブ
ッファ)20に比較アドレス信号204として出力す
る。このようにすることにより、複数の信号201,2
02,203のアドレスを効率良く選択することができ
る。
が、リクエスト制御部2から出力されたシェアド化アド
レス信号201,ダーティ化アドレス信号202及びエ
ラーアドレス信号203を入力し、これら各信号20
1,202,203を切り替えて、ABF(アドレスブ
ッファ)20に比較アドレス信号204として出力す
る。このようにすることにより、複数の信号201,2
02,203のアドレスを効率良く選択することができ
る。
【0040】ABF20は、L2キャッシュメモリ1の
データがダーティ化された場合に、そのデータのアドレ
スを保持するためのFIFO(FirstIn−Fir
stOut)制御のバッファであり、AB0〜ABn
(nは、任意の自然数)のワード数を持ち、各ワード毎
に比較回路20aを備えた構成としてある。また、AB
F20は、各ワード毎にリクエスト制御部2から直接入
力し保持するダーティ化アドレス信号202と、アドレ
ス選択回路22を介して入力した比較アドレス信号20
4との比較を行う。
データがダーティ化された場合に、そのデータのアドレ
スを保持するためのFIFO(FirstIn−Fir
stOut)制御のバッファであり、AB0〜ABn
(nは、任意の自然数)のワード数を持ち、各ワード毎
に比較回路20aを備えた構成としてある。また、AB
F20は、各ワード毎にリクエスト制御部2から直接入
力し保持するダーティ化アドレス信号202と、アドレ
ス選択回路22を介して入力した比較アドレス信号20
4との比較を行う。
【0041】DBF(データブッファ)21は、L2キ
ャッシュメモリ1のデータがダーティ化された場合に、
そのデータ(データアレイ4への書き込みデータである
ダーティ化データ信号200(図3における登録データ
信号105と同じ))を保持するためのFIFO制御の
バッファであり、DB0〜DBn(nは、任意の自然
数)のワード数を持ち、各ワードはABF21の各ワー
ドと対応している。
ャッシュメモリ1のデータがダーティ化された場合に、
そのデータ(データアレイ4への書き込みデータである
ダーティ化データ信号200(図3における登録データ
信号105と同じ))を保持するためのFIFO制御の
バッファであり、DB0〜DBn(nは、任意の自然
数)のワード数を持ち、各ワードはABF21の各ワー
ドと対応している。
【0042】ABFヒット回路23は、ABF20から
各ワードと比較アドレス信号204とを比較した結果を
それぞれ入力し一致したワードを決定し、この決定をA
BFヒットワード信号205として、ABF選択回路2
4,DBF選択回路25及びバッファ制御部26に出力
する。
各ワードと比較アドレス信号204とを比較した結果を
それぞれ入力し一致したワードを決定し、この決定をA
BFヒットワード信号205として、ABF選択回路2
4,DBF選択回路25及びバッファ制御部26に出力
する。
【0043】ABF選択回路24は、ABF20の各バ
ッファAB0〜ABnが保持したデータのアドレス及び
ABFヒットワード信号205を入力し、ABFヒット
ワード信号205にもとづいて一致したワードを読み出
し、ヒットアドレス信号206をリクエスト制御部2に
出力する。
ッファAB0〜ABnが保持したデータのアドレス及び
ABFヒットワード信号205を入力し、ABFヒット
ワード信号205にもとづいて一致したワードを読み出
し、ヒットアドレス信号206をリクエスト制御部2に
出力する。
【0044】DBF選択回路25は、DBF21の各バ
ッファDB0〜DBnが保持したデータ及びABFヒッ
トワード信号205を入力し、ABFヒットワード信号
205にもとづいて一致したワードを読み出し、ヒット
データ信号207をリクエスト制御部2に出力する。こ
のようにすることにより、L2キャッシュメモリ1は、
バッファ20,21の構成を単純化することができ、ダ
ーティデータを廉価なコストで記憶することができる。
ッファDB0〜DBnが保持したデータ及びABFヒッ
トワード信号205を入力し、ABFヒットワード信号
205にもとづいて一致したワードを読み出し、ヒット
データ信号207をリクエスト制御部2に出力する。こ
のようにすることにより、L2キャッシュメモリ1は、
バッファ20,21の構成を単純化することができ、ダ
ーティデータを廉価なコストで記憶することができる。
【0045】バッファ制御部26は、リクエスト制御部
2から出力されるシェアド化指示信号210とダーティ
化指示信号211,エラー制御回路6から出力されるダ
ーティデータエラー訂正信号113a,及びABFヒッ
ト回路23から出力されるABFヒットワード信号20
5を入力する。そして、バッファ制御部26は、ABF
20とDBF21の登録および掃き出し制御を行い、シ
ステムを停止するときは、システム停止指示信号220
を出力する。
2から出力されるシェアド化指示信号210とダーティ
化指示信号211,エラー制御回路6から出力されるダ
ーティデータエラー訂正信号113a,及びABFヒッ
ト回路23から出力されるABFヒットワード信号20
5を入力する。そして、バッファ制御部26は、ABF
20とDBF21の登録および掃き出し制御を行い、シ
ステムを停止するときは、システム停止指示信号220
を出力する。
【0046】ここで、L2キャッシュメモリ1は、エラ
ー制御回路6がダーティデータにおける2ビットエラー
を検出したとき、データ訂正部7にエラーアドレス信号
203及び2ビットエラー検出信号としてのダーティデ
ータエラー訂正信号113aを出力する構成とするとよ
い。このようにすることにより、データ訂正部7は、詳
細なエラーの内容が入力されるので、エラー訂正を迅速
かつ効率良く行うことができる。
ー制御回路6がダーティデータにおける2ビットエラー
を検出したとき、データ訂正部7にエラーアドレス信号
203及び2ビットエラー検出信号としてのダーティデ
ータエラー訂正信号113aを出力する構成とするとよ
い。このようにすることにより、データ訂正部7は、詳
細なエラーの内容が入力されるので、エラー訂正を迅速
かつ効率良く行うことができる。
【0047】また、L2キャッシュメモリ1は、データ
訂正部7が、エラー制御回路6からのダーティデータエ
ラー訂正信号113aを入力すると、保持しているダー
ティデータのアドレスとエラーアドレス信号203とを
比較し、一致したアドレスに対応するダーティデータを
リクエスト制御部2に出力する構成とするとよい。この
ようにすることにより、データ訂正部7は、エラー訂正
をより迅速に行うことができる。
訂正部7が、エラー制御回路6からのダーティデータエ
ラー訂正信号113aを入力すると、保持しているダー
ティデータのアドレスとエラーアドレス信号203とを
比較し、一致したアドレスに対応するダーティデータを
リクエスト制御部2に出力する構成とするとよい。この
ようにすることにより、データ訂正部7は、エラー訂正
をより迅速に行うことができる。
【0048】また、バッファ制御部26は、図示してな
いが、ABF20とDBF21の状態も管理している。
つまり、バッファ制御部26は、ABF20とDBF2
1がフル状態となると、リクエスト制御部2に対し掃き
出し待ち信号221を出力する。そして、リクエスト制
御部2から掃き出し完了信号212を入力すると、対象
ワードを各バッファ(AB0〜ABn,DB0〜DB
n)内から削除する。なお、その他の構造及び作用は、
上記従来例におけるL2キャッシュメモリ300と同様
としてある。
いが、ABF20とDBF21の状態も管理している。
つまり、バッファ制御部26は、ABF20とDBF2
1がフル状態となると、リクエスト制御部2に対し掃き
出し待ち信号221を出力する。そして、リクエスト制
御部2から掃き出し完了信号212を入力すると、対象
ワードを各バッファ(AB0〜ABn,DB0〜DB
n)内から削除する。なお、その他の構造及び作用は、
上記従来例におけるL2キャッシュメモリ300と同様
としてある。
【0049】次に、上記L2キャッシュメモリ1におけ
るデータ訂正部7の動作について説明する。リクエスト
制御部2は、アドレスアレイ3のDビットをダーティ状
態にする際、データアレイ4への書き込みデータである
ダーティ化データ信号200(図1における登録データ
信号105と同じ信号)をDBF21に出力し、そのデ
ータのアドレスであるダーティ化アドレス信号202
(図1におけるアクセスアドレス信号101と同じ信
号)をABF20とアドレス選択回路22に出力し、さ
らに、ダーティ化指示信号211をバッファ制御部26
に出力する。
るデータ訂正部7の動作について説明する。リクエスト
制御部2は、アドレスアレイ3のDビットをダーティ状
態にする際、データアレイ4への書き込みデータである
ダーティ化データ信号200(図1における登録データ
信号105と同じ信号)をDBF21に出力し、そのデ
ータのアドレスであるダーティ化アドレス信号202
(図1におけるアクセスアドレス信号101と同じ信
号)をABF20とアドレス選択回路22に出力し、さ
らに、ダーティ化指示信号211をバッファ制御部26
に出力する。
【0050】バッファ制御回路26は、ダーティ化指示
信号211を受けると、アドレス選択回路22に選択指
示信号213を出力して、アドレス選択回路22に対し
ダーティ化アドレス信号202を選択するように指示す
る。そして、アドレス選択回路22は、シェアド化アド
レス信号201,ダーティ化アドレス信号202及びエ
ラーアドレス信号203のなかから、ダーティ化アドレ
ス信号202を選択する。その結果、比較アドレス信号
204はダーティ化アドレス信号202となる。
信号211を受けると、アドレス選択回路22に選択指
示信号213を出力して、アドレス選択回路22に対し
ダーティ化アドレス信号202を選択するように指示す
る。そして、アドレス選択回路22は、シェアド化アド
レス信号201,ダーティ化アドレス信号202及びエ
ラーアドレス信号203のなかから、ダーティ化アドレ
ス信号202を選択する。その結果、比較アドレス信号
204はダーティ化アドレス信号202となる。
【0051】ABF20に出力される比較アドレス信号
204は、ABF20の各エントリーの内容と比較さ
れ、比較結果はABFヒット回路23に出力される。な
お、各エントリーとは、L2キャッシュメモリ1のデー
タがダーティ化された場合に、各バッファAB0〜AB
nに保持されたダーティ化されたデータのアドレスをい
う。
204は、ABF20の各エントリーの内容と比較さ
れ、比較結果はABFヒット回路23に出力される。な
お、各エントリーとは、L2キャッシュメモリ1のデー
タがダーティ化された場合に、各バッファAB0〜AB
nに保持されたダーティ化されたデータのアドレスをい
う。
【0052】ABFヒット回路23は、上記比較結果に
もとづいていずれのエントリーも比較アドレス信号20
4と一致しないとき、ヒットしたワードが無いことを示
すヒットワード信号205をバッファ制御部26に出力
する。そして、バッファ制御部26により、ダーティ化
アドレス信号202は、AB0〜ABnの空いているワ
ードのなかで最老番のワードに格納される(ABF2
0、DBF21は、基本的にはFIFO制御のバッファ
としてある。)。
もとづいていずれのエントリーも比較アドレス信号20
4と一致しないとき、ヒットしたワードが無いことを示
すヒットワード信号205をバッファ制御部26に出力
する。そして、バッファ制御部26により、ダーティ化
アドレス信号202は、AB0〜ABnの空いているワ
ードのなかで最老番のワードに格納される(ABF2
0、DBF21は、基本的にはFIFO制御のバッファ
としてある。)。
【0053】また、リクエスト制御部2から出力される
ダーティ化データ信号200は、ダーティ化アドレス信
号202を登録したABF20のワードと対応するDB
F21のワードに登録される。
ダーティ化データ信号200は、ダーティ化アドレス信
号202を登録したABF20のワードと対応するDB
F21のワードに登録される。
【0054】そして、ヒットワード信号205がヒット
したワードが有ることを示しているとき、ダーティ化デ
ータ信号200は、バッファ制御部26によりヒットし
たワードに対応するDBF21のワードに上書きされ
る。このように、L2キャッシュメモリ1は、ダーティ
化されたデータのアドレスをABF20に記憶し、ダー
ティ化されたデータをDBF21に記憶する。
したワードが有ることを示しているとき、ダーティ化デ
ータ信号200は、バッファ制御部26によりヒットし
たワードに対応するDBF21のワードに上書きされ
る。このように、L2キャッシュメモリ1は、ダーティ
化されたデータのアドレスをABF20に記憶し、ダー
ティ化されたデータをDBF21に記憶する。
【0055】また、エラー制御回路6は、ダーティデー
タにおける2ビットエラーが発生すると、ダーティデー
タエラー訂正信号113aをバッファ制御部26に出力
するとともに、エラーしたデータのアドレスであるエラ
ーアドレス203をアドレス選択回路22に出力する。
タにおける2ビットエラーが発生すると、ダーティデー
タエラー訂正信号113aをバッファ制御部26に出力
するとともに、エラーしたデータのアドレスであるエラ
ーアドレス203をアドレス選択回路22に出力する。
【0056】バッファ制御部26は、ダーティデータエ
ラー訂正信号113aを入力すると、アドレス選択回路
22に選択指示信号213を出力して、アドレス選択回
路22に対しエラーアドレス信号203を選択するよう
に指示する。そして、アドレス選択回路22は、シェア
ド化アドレス信号201,ダーティ化アドレス信号20
2及びエラーアドレス信号203のなかから、エラーア
ドレス信号203を選択する。その結果、比較アドレス
信号204はエラーアドレス信号203となる。
ラー訂正信号113aを入力すると、アドレス選択回路
22に選択指示信号213を出力して、アドレス選択回
路22に対しエラーアドレス信号203を選択するよう
に指示する。そして、アドレス選択回路22は、シェア
ド化アドレス信号201,ダーティ化アドレス信号20
2及びエラーアドレス信号203のなかから、エラーア
ドレス信号203を選択する。その結果、比較アドレス
信号204はエラーアドレス信号203となる。
【0057】ABF20に出力される比較アドレス信号
204は、ABF20の各エントリーの内容と比較さ
れ、比較結果はABFヒット回路23に出力される。A
BFヒット回路23は、上記比較結果をまとめ、いずれ
のワードも比較アドレス信号204と一致しないとき、
ヒットしたワードが無いことを示すヒットワード信号2
05をバッファ制御部26に出力する。この場合、L2
キャッシュメモリ1は、ダーティデータを訂正すること
ができないので、バッファ制御部26がシステム停止指
示信号220を出力し、システムダウンとなる。
204は、ABF20の各エントリーの内容と比較さ
れ、比較結果はABFヒット回路23に出力される。A
BFヒット回路23は、上記比較結果をまとめ、いずれ
のワードも比較アドレス信号204と一致しないとき、
ヒットしたワードが無いことを示すヒットワード信号2
05をバッファ制御部26に出力する。この場合、L2
キャッシュメモリ1は、ダーティデータを訂正すること
ができないので、バッファ制御部26がシステム停止指
示信号220を出力し、システムダウンとなる。
【0058】逆に、比較アドレス信号204と一致する
ワードがあるとき、ABFヒット回路23は、ヒットし
たワードが有ることを示すヒットワード信号205をバ
ッファ制御部26に出力する。
ワードがあるとき、ABFヒット回路23は、ヒットし
たワードが有ることを示すヒットワード信号205をバ
ッファ制御部26に出力する。
【0059】この場合、L2キャッシュメモリ1は、ダ
ーティデータを訂正することができるので、バッファ制
御部26が訂正可能信号222をリクエスト制御部2に
出力する。また、ABF選択回路24は、上記ヒットし
たABF20の内容をヒットアドレス信号206として
リクエスト制御部2に出力し、DBF選択回路25は、
ヒットしたDBF21の内容をヒットデータ信号207
としてリクエスト制御部2に出力する。
ーティデータを訂正することができるので、バッファ制
御部26が訂正可能信号222をリクエスト制御部2に
出力する。また、ABF選択回路24は、上記ヒットし
たABF20の内容をヒットアドレス信号206として
リクエスト制御部2に出力し、DBF選択回路25は、
ヒットしたDBF21の内容をヒットデータ信号207
としてリクエスト制御部2に出力する。
【0060】リクエスト制御部2は、訂正可能信号22
2を入力すると、訂正後データ信号111の代わりに、
データアレイ4からの読み出しデータとしてDBF選択
回路25から出力されるヒットデータ信号207を使用
する。また、リクエスト制御部2は、データアレイ4を
訂正するための再書き込み用のアドレスとして、ヒット
アドレス信号206を使用する。
2を入力すると、訂正後データ信号111の代わりに、
データアレイ4からの読み出しデータとしてDBF選択
回路25から出力されるヒットデータ信号207を使用
する。また、リクエスト制御部2は、データアレイ4を
訂正するための再書き込み用のアドレスとして、ヒット
アドレス信号206を使用する。
【0061】このように、ABF20、DBF21に記
憶されているダーティデータが、L2キャッシュメモリ
1上でシェアド化されると、リクエスト制御部2は、シ
ェアド化アドレス信号201をアドレス選択回路22に
出力するとともに、シェアド化指示信号210をバッフ
ァ制御部26に出力する。
憶されているダーティデータが、L2キャッシュメモリ
1上でシェアド化されると、リクエスト制御部2は、シ
ェアド化アドレス信号201をアドレス選択回路22に
出力するとともに、シェアド化指示信号210をバッフ
ァ制御部26に出力する。
【0062】バッファ制御部26は、シェアド化指示信
号210を入力すると、選択指示信号213をアドレス
選択回路22に出力し、アドレス選択回路22が、シェ
アド化アドレス信号201を比較アドレス信号204と
して選択するように指示する。
号210を入力すると、選択指示信号213をアドレス
選択回路22に出力し、アドレス選択回路22が、シェ
アド化アドレス信号201を比較アドレス信号204と
して選択するように指示する。
【0063】ABF20に出力される比較アドレス信号
204は、ABF20の全ワードと比較され、比較結果
はABFヒット回路23に出力される。ABFヒット回
路23は、ヒットの有無及びヒットしているときにはそ
のワードを、ヒットワード信号205によりバッファ制
御部26に出力する。
204は、ABF20の全ワードと比較され、比較結果
はABFヒット回路23に出力される。ABFヒット回
路23は、ヒットの有無及びヒットしているときにはそ
のワードを、ヒットワード信号205によりバッファ制
御部26に出力する。
【0064】このヒットワード信号205を入力したバ
ッファ制御部26は、ヒットしたワードがないときは動
作しない。これに対し、ヒットしたワードがあったとき
は、該当ワードからアドレスとデータをクリアするため
に、該当ワードより遅く登録されているデータを1ワー
ドつめるようにバッファ制御を行い、シェアド化された
データをABF20とDBF21から削除する。
ッファ制御部26は、ヒットしたワードがないときは動
作しない。これに対し、ヒットしたワードがあったとき
は、該当ワードからアドレスとデータをクリアするため
に、該当ワードより遅く登録されているデータを1ワー
ドつめるようにバッファ制御を行い、シェアド化された
データをABF20とDBF21から削除する。
【0065】つまり、バッファ制御部26は、たとえ
ば、バッファがAB0〜AB3の構成で、かつ、AB3
→AB2→AB1→AB0の順番でアドレスが登録され
たケースにおいて、AB2がヒットワードであるとき、
AB3はそのままで、AB2にAB1のデータが入り、
AB1にAB0のデータが入り、AB0が空き状態とな
る。なお、DBF21についても、同様に制御される
ば、バッファがAB0〜AB3の構成で、かつ、AB3
→AB2→AB1→AB0の順番でアドレスが登録され
たケースにおいて、AB2がヒットワードであるとき、
AB3はそのままで、AB2にAB1のデータが入り、
AB1にAB0のデータが入り、AB0が空き状態とな
る。なお、DBF21についても、同様に制御される
【0066】また、バッファ制御部26は、図示してな
いが、ABF20、DBF21のワードの空き状態を管
理しており、これらバッファのフル状態を検出すると、
掃き出し待ち信号221をリクエスト制御部2に出力す
る。この場合、L2キャッシュメモリ1から掃き出すデ
ータのアドレスは、ABF20に最も古くに登録された
アドレス(本実施形態では、FIFO制御としているた
め、ABnに格納されているアドレスをいう。)を掃き
出しアドレス信号208としてリクエスト制御部2に出
力する。
いが、ABF20、DBF21のワードの空き状態を管
理しており、これらバッファのフル状態を検出すると、
掃き出し待ち信号221をリクエスト制御部2に出力す
る。この場合、L2キャッシュメモリ1から掃き出すデ
ータのアドレスは、ABF20に最も古くに登録された
アドレス(本実施形態では、FIFO制御としているた
め、ABnに格納されているアドレスをいう。)を掃き
出しアドレス信号208としてリクエスト制御部2に出
力する。
【0067】リクエスト制御部2は、掃き出し待ち信号
221を入力すると掃き出しアドレス信号208で指示
されたアドレスに対応するデータを、主記憶装置に掃き
出すとともに、アドレスアレイ3内の該当するDビット
をシェアド状態に書き換え、掃き出し完了信号212を
バッファ制御部26に出力する。
221を入力すると掃き出しアドレス信号208で指示
されたアドレスに対応するデータを、主記憶装置に掃き
出すとともに、アドレスアレイ3内の該当するDビット
をシェアド状態に書き換え、掃き出し完了信号212を
バッファ制御部26に出力する。
【0068】バッファ制御部26は、掃き出し完了信号
212を入力すると、ABn以降のワードを1ワードづ
つずらして(すなわち、ABn←ABn−1、ABn−
1←ABn−2、…、AB1←AB0、AB0←空)、
ABnに格納されていたデータを削除してAB0を空の
状態とし、バッファのフル状態を解除する。なお、DB
F21についても、同様に制御される。
212を入力すると、ABn以降のワードを1ワードづ
つずらして(すなわち、ABn←ABn−1、ABn−
1←ABn−2、…、AB1←AB0、AB0←空)、
ABnに格納されていたデータを削除してAB0を空の
状態とし、バッファのフル状態を解除する。なお、DB
F21についても、同様に制御される。
【0069】上述したように、本発明のL2キャッシュ
メモリ1は、L2キャッシュメモリ1内に存在するダー
ティデータに対し、バックアップデータを保持するバッ
ファ20,21を具備することにより、ダーティデータ
が2ビットエラーである場合であっても、システムダウ
ンせずに訂正して処理を継続することができる。
メモリ1は、L2キャッシュメモリ1内に存在するダー
ティデータに対し、バックアップデータを保持するバッ
ファ20,21を具備することにより、ダーティデータ
が2ビットエラーである場合であっても、システムダウ
ンせずに訂正して処理を継続することができる。
【0070】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かるL2キャッシュメモリは、L2キャッシュ内に存在
するダーティデータに対し、バックアップデータを保持
するバッファを具備することにより、ダーティデータが
L2キャッシュメモリからの読み出しにおいて訂正不可
能であった2ビットエラーである場合であっても、シス
テムダウンせずに2ビットエラーを訂正して処理を継続
することができる。
かるL2キャッシュメモリは、L2キャッシュ内に存在
するダーティデータに対し、バックアップデータを保持
するバッファを具備することにより、ダーティデータが
L2キャッシュメモリからの読み出しにおいて訂正不可
能であった2ビットエラーである場合であっても、シス
テムダウンせずに2ビットエラーを訂正して処理を継続
することができる。
【0071】また、本発明のL2キャッシュメモリは、
アドレスバッファやデータバッファを使用して、エラー
訂正コード(ECC)のビット幅を1ビット訂正し、か
つ、2ビットエラー検出の可能なデータ幅で2ビットエ
ラーの訂正を行うことができる。したがって、L2キャ
ッシュメモリで使用する高価なSSRAMやSDRAM
の数を増やす必要がなく、また、L2キャッシュメモリ
を制御するLSIとのインタフェースを増やす必要もな
い。つまり、L2キャッシュメモリのコストダウンを図
りながら、システムダウンにつながる2ビットエラーの
救済率を向上させることができる。
アドレスバッファやデータバッファを使用して、エラー
訂正コード(ECC)のビット幅を1ビット訂正し、か
つ、2ビットエラー検出の可能なデータ幅で2ビットエ
ラーの訂正を行うことができる。したがって、L2キャ
ッシュメモリで使用する高価なSSRAMやSDRAM
の数を増やす必要がなく、また、L2キャッシュメモリ
を制御するLSIとのインタフェースを増やす必要もな
い。つまり、L2キャッシュメモリのコストダウンを図
りながら、システムダウンにつながる2ビットエラーの
救済率を向上させることができる。
【図1】図1は、本発明にかかるL2キャッシュメモリ
の要部の構造を説明するための概略ブロック図を示して
いる。
の要部の構造を説明するための概略ブロック図を示して
いる。
【図2】図2は、本発明にかかるL2キャッシュメモリ
のデータ訂正部を説明するための概略ブロック図を示し
ている。
のデータ訂正部を説明するための概略ブロック図を示し
ている。
【図3】図3は、従来例におけるキャッシュメモリの要
部のブロック図を示している。
部のブロック図を示している。
1 L2キャッシュメモリ
2 リクエスト制御部
3 アドレスアレイ
4 データアレイ
5 ヒット検出回路
6 エラー制御回路
7 データ訂正部
20 ABF(アドレスバッファ)
20a 比較回路
21 DBF(データバッファ)
22 アドレス選択回路
23 ABF(アドレスバッファ)ヒット回路
24 ABF(アドレスバッファ)選択回路
25 DBF(データバッファ)選択回路
26 バッファ制御部
101 アクセスアドレス信号
102 登録Dビット信号
103 登録Vビット信号
104 登録TAG信号
105 登録データ信号
106 Dビット信号
107 Vビット信号
108 TAG信号
109 ヒット信号
110 読み出しデータ信号
111 訂正後データ信号
113 ダーティデータ訂正不可エラー信号
113a ダーティデータエラー訂正信号
114 シェアドデータ訂正不可エラー信号
200 ダーティ化データ信号
201 シェアド化アドレス信号
202 ダーティ化アドレス信号
203 エラーアドレス信号
204 比較アドレス信号
205 ABFヒットワード信号
206 ヒットアドレス信号
207 ヒットデータ信号
208 アドレス信号
210 シェアド化指示信号
211 ダーティ化指示信号
212 掃き出し完了信号
213 選択支持信号
220 システム停止指示信号
221 掃き出し待ち信号
222 訂正可能信号
300 L2キャッシュメモリ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G06F 12/16 G06F 12/16 320G
Claims (6)
- 【請求項1】 リクエスト制御部,アドレスアレイ,デ
ータアレイ,ヒット検出回路及びエラー制御回路を備
え、1ビットエラーを訂正し、かつ、ECCにより2ビ
ットエラーを検出するL2キャッシュメモリであって、 ダーティデータにおける2ビットエラーを訂正するデー
タ訂正部を具備したことを特徴とするL2キャッシュメ
モリ。 - 【請求項2】 前記データ訂正部を、アドレスバッフ
ァ,データバッファ,アドレス選択回路,アドレスバッ
ファヒット回路,アドレスバッファ選択回路,データバ
ッファ選択回路,及びバッファ制御部とで構成したこと
を特徴とする請求項1記載のL2キャッシュメモリ。 - 【請求項3】 前記アドレス選択回路が、前記リクエス
ト制御部から出力されたシェアド化アドレス信号,ダー
ティ化アドレス信号及びエラーアドレス信号を入力し、
これら各信号を切り替えて、前記アドレスブッファに比
較アドレス信号として出力することを特徴とする請求項
2記載のL2キャッシュメモリ。 - 【請求項4】 前記アドレスバッファが、前記ダーティ
データのアドレスを記憶し、かつ、前記データバッファ
が、前記ダーティデータを記憶することを特徴とする請
求項2又は3記載のL2キャッシュメモリ。 - 【請求項5】 前記エラー制御回路が、前記ダーティデ
ータにおける2ビットエラーを検出したとき、前記デー
タ訂正部にエラーアドレス信号と2ビットエラー検出信
号を出力することを特徴とする請求項1〜4のいずれか
に記載のL2キャッシュメモリ。 - 【請求項6】 前記データ訂正部が、前記エラー制御回
路からの前記2ビットエラー検出信号を入力すると、保
持している前記ダーティデータのアドレスと前記エラー
アドレス信号とを比較し、一致したアドレスに対応する
前記ダーティデータを前記リクエスト制御部に出力する
ことを特徴とする請求項5記載のL2キャッシュメモ
リ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002000850A JP2003203010A (ja) | 2002-01-07 | 2002-01-07 | L2キャッシュメモリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002000850A JP2003203010A (ja) | 2002-01-07 | 2002-01-07 | L2キャッシュメモリ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003203010A true JP2003203010A (ja) | 2003-07-18 |
Family
ID=27641126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002000850A Pending JP2003203010A (ja) | 2002-01-07 | 2002-01-07 | L2キャッシュメモリ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2003203010A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2008155805A1 (ja) * | 2007-06-20 | 2010-08-26 | 富士通株式会社 | キャッシュメモリ装置、演算処理装置及びその制御方法 |
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-
2002
- 2002-01-07 JP JP2002000850A patent/JP2003203010A/ja active Pending
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