JP2003202742A - トナー補給容器 - Google Patents

トナー補給容器

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JP2003202742A JP2002002694A JP2002002694A JP2003202742A JP 2003202742 A JP2003202742 A JP 2003202742A JP 2002002694 A JP2002002694 A JP 2002002694A JP 2002002694 A JP2002002694 A JP 2002002694A JP 2003202742 A JP2003202742 A JP 2003202742A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー補給容器内でトナーがブリッジ、或い
は、パッキングしている場合に、粗粒の発生する危険性
を伴うことなく、弾性体の伸縮により容器本体と内部の
仕切り壁の相対運動によりトナーを崩すことのできるト
ナー補給容器を提供する。 【解決手段】 トナーを排出する開口1aを備えトナー
を収容する容器本体1Aを有し、容器本体1Aを回転す
ることにより容器本体内のトナーを開口1aへ搬送する
トナー補給容器1において、容器本体1Aの回転軸線a
−a方向に延在して容器本体1A内を仕切る仕切り壁3
を有し、容器本体1Aと仕切り壁3とが、容器本体1A
の一部に配設された変形自在の弾性体1bにて接続され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機や
プリンター等の画像形成装置にトナーを補給するための
トナー補給容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写機やプリンター等の
画像形成装置には現像剤として微粉末のトナーが使用さ
れている。そして、画像形成装置本体の現像剤が消費さ
れた場合には、トナー補給容器を用いて画像形成装置へ
トナーを補給することが行われている。
【0003】トナーは極めて微細な粉末であるため、ト
ナー補給作業時にトナーが飛散してオペレータや周囲を
汚すという問題があった。このため、トナー補給容器を
画像形成装置本体の内部に据え置いて、小さな開口部か
ら少量ずつトナーを排出する方式が提案され、実用化さ
れている。このような方式にあっては、トナーを重力等
の作用で自然に排出させるのは困難であり、何らかのト
ナー撹拌搬送手段が必要となる。
【0004】特公平7−113796号公報に開示され
ているトナー補給容器は、全体形状が略円筒形であり、
その一端部の円筒面には比較的小さなトナー排出用の開
口が設けられている。容器内部には螺旋状のトナー撹拌
搬送部材が設けられ、容器の端部壁面を貫通して容器外
部より駆動を受けるようになっている。撹拌搬送部材の
駆動側と反対側は自由端となっている。
【0005】特開平7−104572号公報に開示され
ているトナー補給容器は、容器に内装されたアジテータ
羽根が複数の弾性部材で形成されており、回転軸から羽
根先端までの長さを異ならせて台形形状とすることで、
回転軸方向へのトナー搬送力を得ている。
【0006】これら二つの従来例は、ともに撹拌搬送部
材が容器の端部壁面を貫通しているが、この部分には何
らかの軸受けシール機構が必要とされる。シール機構の
構成は、撹拌搬送部材の端部にギア部材を連設し、ギア
部材と容器壁面との間にシール部材を挟持するようにし
たものが一般的である。シール部材としては、ドーナツ
状の羊毛フェルトやオイルシール等が用いられる場合が
多い。
【0007】このトナー補給容器は、画像形成装置本体
内に装着したまま使用され、本体側からの駆動によりト
ナー撹拌搬送部材を回転することでトナーを搬送し、開
口部から少量ずつトナーを排出する。
【0008】他の従来例として、特開平7−44000
号公報に開示されているトナー補給容器がある。このト
ナー補給容器は、全体形状が円筒形のボトル状をなし、
その内面には螺旋状の突起を備え、一端側の中心付近に
小さなトナー排出口を、又、トナー排出口を設けた側の
容器端面に迫り出し部をそれぞれ設けている。螺旋状の
突起によって排出口側の端部へ搬送されたトナーは、開
口部近傍の迫り出し形状により案内されて容器中心付近
の排出口へ持ち上げられて容器外へ排出される。
【0009】特開平10−260574号公報に開示さ
れているトナー補給容器は、やはり全体形状は円筒形の
ボトル状で、その内面に螺旋状の突起を設け、一端側の
中心付近に小さなトナー排出口を設けている。そして、
螺旋状突起によって排出口側の端部へ搬送されたトナー
を掻き上げる掻き上げ部と、掻き上げられたトナーを排
出口へ案内する案内部とを有する。
【0010】これら二つの従来例は、前記二つの従来例
と異なり、撹拌搬送部材は内装されていない。そして、
これら二つのトナー補給容器もまた画像形成装置本体に
据え置いて使用され、本体側からの駆動を受けて容器本
体そのものが回転することでトナーを搬送する。
【0011】特開平10−6382号公報に記載されて
いるトナー補給容器は、トナー搬送部材を弾性体で形成
し、搬送部材の振動付与手段として、搬送部材に当接可
能な突起部を設けており、搬送部材に振動を付与する。
【0012】特開2000−19827号公報に開示さ
れているトナー補給容器は、回転することにより一方向
への搬送作用を与える筒状のトナー収納容器を用い、ト
ナー収納容器を容器保持部より略水平に保持した状態で
その回転軸線を中心に回転駆動することによって、トナ
ーを前記容器の開口部から排出せしめる構成において、
トナー補給容器が弾性変形可能に形成されており、現像
装置の容器装着部には、トナー容器の断面形状を歪ませ
る断面変形手段を設けた構成となっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例においては次のような問題点があった。
【0014】先ず、特公平7−113796号公報及び
特開平7−104572号公報に開示される従来例の場
合、少なくとも撹拌搬送部材の駆動を受ける側には前記
の通りの軸受けシール機構があり、部品点数が多い上に
組立てには非常に手間がかかり、製造コストが高くな
る。
【0015】このような軸受けシール機構においては、
軸受けシール部にトナーが巻き込まれ、溶融固着して粗
大な粒子となり、これが現像されて画像品質上問題とな
ることも稀に発生する。
【0016】更に、使用済みのトナー補給容器を回収し
て再利用しようとする際に、次のような問題があった。
【0017】先ず、部品に分解する作業が厄介であり、
特に軸受けシール機構の部分は非常に困難で、場合によ
っては部品を破損してしまう畏れがある。分解できて
も、シール機構部分に使用されているシール部材やギア
部材は損耗が激しく、繰り返し使用には耐えないため新
品と交換せざるを得ない。
【0018】材料として再利用する場合にも、前記のと
おり分解するのが困難である点は依然として大きな問題
である。また、軸受けシール機構周辺の部品はそれぞれ
摺動性、弾力性等の機能が要求されるため、例えばシー
ル部材とギア部材をも含めた全ての部品を同一の材料で
構成することは事実上不可能に近い。
【0019】次に、特開平7−44000号公報及び特
開平10−260574号公報に開示される従来例の場
合は、容器本体に内装される撹拌搬送部材を持っていな
いため、前記のような撹拌軸受けにまつわる問題は発生
しない。しかし、容器本体内面に螺旋状の突起を設けて
いるため、以下のような問題がある。
【0020】螺旋状の突起は容器内面に突き出している
ため、その分は容器の内容積が小さくなるという損失が
ある。これはトナー搬送能力を高め、よりトナーを確実
に搬送、制御しようとすると、螺旋状突起を高く突き出
さねばならず、非常に顕著となる。そして螺旋状の突起
が高いとトナーを充填するのも容易ではなくなってく
る。
【0021】そして、螺旋状突起が容器内面のほぼ全面
に配置されるため、螺旋状突起の根元等にトナーが滞留
して残り易く、残トナー量が増大する。
【0022】又、上述したトナー補給容器は容器本体内
に撹拌搬送部材等を持っていないため、物流による振動
や長期間高温高湿下に放置保管された場合など容器本体
内でトナーが凝集し、固まった状態、所謂、トナーブリ
ッジが発生したとき、トナーブリッジを崩す手段がない
ため満足な排出性能が得られない場合がある。
【0023】又、特開平10−63082号公報に開示
される従来例の場合は、駆動されている弾性体からなる
トナー搬送部材に、搬送部材の内壁に形成された突起部
が当接し、振動を付与させるが、その際、当接部でトナ
ーに力が加わり、溶着固化してトナー粗粒の発生といっ
た危険性が常に付きまとう、という問題がある。また、
弾性部材自身が駆動するため、駆動軸受け部で磨耗が激
しく、部材の寿命と言った点で疑問がある。
【0024】更に、特開2000−19827号公報に
おいては、容器内に仕切り板がないために容器内部のト
ナーが物流等の振動を受けてパッキングした状態では、
容器の回転運動とそれに伴う容器内壁の変形では、短時
間のうちに内部のトナーをほぐし、均一な流動性を得
て、所定量のトナーを逐次排出させるには難があり、構
成的な詳細が示されていないが、容器全体を弾性体で構
成したとしても容器の筒部端面に配置された円形の壁
は、筒部の変形に対して無理な歪みが生じ、これによっ
てトナー排出口部のシール不良を発生させる懸念があ
る。
【0025】従って、本発明の目的は、トナー補給容器
内でトナーがブリッジ、或いは、パッキングしている場
合に、粗粒の発生する危険性を伴うことなく、弾性体の
伸縮により容器本体と内部の仕切り壁の相対運動により
トナーを崩すことのできるトナー補給容器を提供するこ
とである。
【0026】本発明の他の目的は、トナー補給容器内に
付着したトナーを払い落とし、残量を少なくすることの
できるトナー補給容器を提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
トナー補給容器にて達成される。要約すれば、本発明
は、トナーを排出する開口を備えトナーを収容する容器
本体を有し、前記容器本体を回転することにより前記容
器本体内のトナーを前記開口へ搬送するトナー補給容器
において、前記容器本体の回転軸線方向に延在して前記
容器本体内を仕切る仕切り壁を有し、前記容器本体と前
記仕切り壁とが、前記容器本体の一部に配設された変形
自在の弾性体にて接続されていることを特徴とするナー
補給容器である。
【0028】このような構成により、本発明は、トナー
ブリッジを起こした場合、或いは、トナー全体がパッキ
ングした場合であっても、粗粒発生の危険性を伴うこと
なく、容器の回転運動によって発生する仕切り壁と容器
筒部の接続部の弾性変形とその復元力による振動により
崩すことが容易であり、また、仕切り壁に付着したトナ
ーを効果的に払い落とし、残量の少ないトナー補給容器
を提供する。
【0029】本発明の一実施態様によると、前記弾性体
は、前記仕切り壁の前記回転軸線方向に延在する外側端
縁と、前記容器本体外周部との間に配置される。又、他
の実施態様によると、前記弾性体は、前記仕切り壁の前
記回転軸線に直交する端縁と、前記容器本体の回転軸線
に直交する端面ととの間に配置される。斯かる構成は、
容器回転時に発生する仕切り壁と容器本体との相対運動
が、より容易になり、トナーのブリッジ、パッキングを
崩すのに効果的である。
【0030】本発明の他の実施態様によれば、前記トナ
ー補給容器は、外部から回転駆動を前記仕切り壁に受
け、前記仕切り壁から前記容器本体へと回転駆動が伝達
され、前記容器本体と前記仕切り壁とが一体的に回転す
る。この構成によれば、容器内部に攪拌部材がないた
め、攪拌軸受け部での粗粒発生の危険性がない。また、
容器の長期放置などで、容器内部でトナーブリッジをし
たときに、トナーを崩すきっかけがないが、上記構成に
おいては、この回転駆動力が仕切り壁に伝達され、仕切
り壁が容器本体の弾性体に接続していることで、前記回
転駆動力に対応して前記弾性体が伸縮し、容器本体と仕
切り壁が容器回転方向に相対的に動くことで、トナーブ
リッジを起こした場合、パッキングした場合に粗粒発生
の危険性を伴うことなく、容器本体と仕切り壁の相対運
動による動きや振動によりトナーブリッジやパッキング
を崩すことが可能である。特に、容器の回転駆動力が仕
切り壁に伝えられ、更に弾性体を介して容器本体に伝達
されることで、容器本体と仕切り壁間の相対的な動き
(変位)が大きいことで、容器本体に直接回転駆動力が
伝えられる構成に比べ、上記効果が得られ易い。
【0031】本発明の他の実施態様によれば、前記仕切
り壁には、貫通する穴部が開けられている。この構成に
よれば、トナー補給容器内部のトナーの攪拌効果が高ま
り、流動性の良いトナーが得られるため、あらゆる環境
においても良好な排出特性を発揮することができる。
【0032】本発明の他の実施態様によれば、前記仕切
り壁は、前記容器本体内を二分する。この構成によれ
ば、物流時の振動による容器本体内部でのトナーの偏り
や凝集を防止することができる。
【0033】本発明の他の実施態様によれば、前記仕切
り壁には、前記容器本体の回転軸に対して傾斜した面を
有する突起が前記仕切り壁から突き出して設けられてい
る。この構成により、トナー搬送能力に優れ、安定した
搬出量を維持できる。
【0034】本発明の他の実施態様によれば、前記容器
本体は、回転軸線と直交する方向の断面が円筒状をな
す。この構成によれば、スムーズに回転でき、容積効率
の良いトナー補給容器を提供できる。
【0035】本発明の他の実施態様によれば、前記開口
部は、前記容器本体の回転軸線方向一端側の端面に設け
られている。この構成とすることにより、容器が回転運
動しても開口部が移動しないため、開口部と現像装置と
の密閉性を向上することができる。
【0036】本発明の他の実施態様によれば、前記開口
部は、前記容器本体の外周面に設けられている。この構
成により、トナーを容器筒部周面側から排出することが
可能になり、現像装置の奥行き長さに制限がある場合、
回転現像器内に装着するトナー容器の場合にコンパクト
化が可能となる。
【0037】本発明の他の実施態様によれば、前記トナ
ー補給容器は、回転現像装置の回転体に搭載された現像
器に付設され、前記容器本体は、回転体の回転軸線と直
交する方向の断面が円筒以外の異形状をなす。又、前記
開口部は、前記容器本体の外周面に設けられている。こ
のように構成することにより、回転現像装置の空間を最
大限に活用し、トナー容器のトナー収納スペースを大き
くすることが可能になる。これによって、トナー補給容
器の寿命が延び、補給回数の低減に効果がある。また、
トナーを排出するための開口部が容器本体の筒状部に設
けられていることにより、トナーを容器筒部周面側から
排出することが可能になり、現像装置の奥行き長さに制
限がある場合、回転現像器内に装着するトナー容器の場
合にコンパクト化が可能となる。
【0038】本発明の他の実施態様によれば、前記弾性
体は、ニトリルブタジエンゴム、クロロプレンゴム、エ
チレンプロピレンコポリマー、エチレンプロピレンジエ
ンターポリマー、シリコーンゴム、ウレタンゴム、これ
ら合成ゴム類の発泡体、ポリエチレン発泡体、又は、エ
ラストマーである。この構成とすることで、効果的に弾
性変形、復元が可能であり、効果的にブロッキング、パ
ッキングしたトナーをほぐすことができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るトナー補給容
器を図面に則して更に詳しく説明する。ただし、以下に
説明する実施例にて、トナー補給容器の構成部品の寸
法、材質、形状、その相対位置などは、特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定するも
のではない。
【0040】先ず、本発明に係るトナー補給容器が装着
される画像形成装置の一例である電子写真画像形成装置
の構成を図1に基づいて説明する。
【0041】[電子写真画像形成装置]図1に示す電子
写真複写機本体(以下、「装置本体」という。)100
において、原稿101が原稿台ガラス102の上に置か
れると、原稿101の画像情報に応じた光像が光学部1
03の複数のミラーMとレンズLnにより、像担持体と
しての電子写真感光体ドラム(以下、「感光体ドラム」
という。)104上に結像する。カセット105、10
6、107、108に積載された記録媒体(以下、「用
紙」という。)Pのうち、図2に示す操作部100aか
ら使用者(ユーザー)が入力した情報若しくは原稿10
1の紙サイズから最適な用紙Pをカセット105〜10
8の用紙サイズ情報から選択する。ここで、記録媒体と
しては用紙に限定されずに、例えばOHPシート等適宜
選択できる。
【0042】そして、給紙・分離装置105A、106
A、107A、108Aにより搬送された1枚の用紙P
を、搬送部109を経由してレジストローラ110まで
搬送し、更にレジストローラ110により用紙Pを感光
体ドラム104の回転と、光学部103のスキャンのタ
イミングを同期させて転写部に搬送する。転写部では、
転写放電器111によって、感光体ドラム104上に形
成されたトナー像を用紙Pに転写する。そして、分離放
電器112によって、トナー像の転写された用紙Pを感
光体ドラム104から分離する。
【0043】この後、搬送部113により定着部114
へ搬送された用紙Pは、定着部114において熱と圧力
により用紙P上のトナー像を定着させた後、片面コピー
の場合には、排紙反転部115を通過し、排紙ローラ1
16により排紙トレイ117へ排出される。又、両面コ
ピーの場合には、排紙反転部115のフラッパ118の
制御により、再給紙搬送路119、120を経由してレ
ジストローラ110まで搬送された後、片面コピーの場
合と同様の経路をたどって排紙トレイ117へ排出され
る。
【0044】又、多重コピーの場合には、用紙Pは排紙
反転部115を通り、一度排紙ローラ116により一部
が装置外へ排出される。そして、この後、用紙Pの終端
がフラッパ118を通過し、排紙ローラ116にまだ挟
持されているタイミングでフラッパ118を制御すると
共に排紙ローラ116を逆回転させることにより、再度
装置本体100内へ搬送される。更にこの後、再給紙搬
送部119、120を経由してレジストローラ110ま
で搬送された後、片面コピーの場合と同様の経路をたど
って排紙トレイ117へ排出される。
【0045】ところで、上記構成の装置本体100にお
いて、感光体ドラム104の回りには現像手段としての
現像装置201、クリーナ装置202、一次帯電器20
3等が配置されている。
【0046】現像装置201は、原稿101の情報が光
学部103により感光体ドラム104に形成された静電
潜像を、トナーを用いて現像するものである。そして、
この現像装置201へトナーを補給するためのトナー補
給容器1が使用者によって装置本体100に着脱可能に
装着されている。
【0047】又、現像装置201は、収容手段としての
トナーホッパー201aと現像器201bとを有してい
る。トナーホッパー201aは、トナー補給容器1から
補給されたトナーを撹拌するための撹拌部材201cを
有している。そして、この撹拌部材201cにより撹拌
されたトナーは、マグネットローラ201dにより現像
器201bに送られる。現像器201bは、現像ローラ
201fと、送り部材201eを有している。そして、
マグネットローラ201dによりトナーホッパー201
aから送られたトナーは、送り部材201eにより現像
ローラ201fに送られて、この現像ローラ201fに
より感光体ドラム104に供給される。
【0048】尚、クリーナ装置202は、感光体ドラム
104に残留しているトナーを除去するためのものであ
る。又、一次帯電器203は、感光体ドラム104を帯
電するためのものである。
【0049】図2に示す外装カバーの一部であるトナー
補給容器交換用前カバー15(以下、「交換用前カバ
ー」という。)を図3に示すように使用者が開けると、
トナー補給容器の受入れ装置の一部を構成する容器受け
台50が、駆動系(不図示)によって所定の位置まで引
き出される。そして、この容器受け台50上にトナー補
給容器1を載置する。使用者がトナー補給容器1を装置
本体100から取り出す際には、容器受け台50を引き
出し、容器受け台50に載っているトナー補給容器1を
取り出す。ここで、交換用前カバー15はトナー補給容
器1を着脱(交換)するための専用カバーであって、ト
ナー補給容器1を着脱するためだけに開閉される。尚、
装置本体100のメンテナンスは、前面カバー100c
を開閉することによって行われる。
【0050】尚、容器受け台50を介することなく、ト
ナー補給容器1を、トナー補給容器の受入れ装置として
の装置本体100に直接装着し、又、装置本体100か
ら取り外してもよい。
【0051】実施例1 次に、本発明のトナー補給容器の第1の実施例につい
て、図4、図5を用いて説明する。
【0052】先ず、トナー補給容器1の内部の構成につ
いて説明する。
【0053】トナー補給容器1は、略円筒形状を有した
容器本体1Aと、開口部1aとを備えており、画像形成
装置本体内に略水平方向に配置される。容器本体1A
は、装置本体から回転駆動を受けて回転する。
【0054】容器本体1Aの筒部周面の一部は、弾性体
1bで形成されていて、本実施例では、仕切り壁3の長
手の一端と他端に接続できるように二箇所配置している
が、弾性体1bは、容器1の内径或いはトナーの収納量
によっては、一端のみに配置することも可能であり、そ
の長手方向の長さも仕切り壁3の長さと同一である必要
は無く適宜設定可能である。
【0055】開口部1aは、容器本体1Aの一方側の側
部端面に隣接して、容器本体1Aの周面に設けられてい
る。前記開口部1aには開口部1aを閉じる封止部材2
(図5)が設けられている。この封止部材2がトナー補
給容器1の軸方向(矢印方向)に相対的にスライドする
ことにより、開口部1aの開閉動作を行う。封止部材2
は、容器本体1Aの外形に合せた円弧状のシャッター2
aと、前記シャッター2aの内面に貼着されたパッキン
材2bとを有する。
【0056】封止部材2は、容器本体1Aの開口部1a
を閉じる位置と開く位置との間を往復自在に容器本体1
Aに取付けられる。取付け方法は、図示してはいない
が、シャッター2aに平行なレールを設け、対応する容
器本体1Aの開口部1a周囲にも平行なガイド部を設
け、互いに係合させることで達成できる。封止部材2の
移動方向は、容器本体1Aの周面に沿った方向であって
も、本実施例の如く、容器本体1の回転軸線a−aに沿
った方向であっても良いが、後者の方であればトナー補
給容器1を回転軸に沿って着脱する際に、その動きを利
用して封止部材2の開閉が行えるので好ましい。
【0057】パッキン部材2bは、発泡ポリウレタンが
好ましく、これを両面テープでシャッター2aに固定す
るのが簡便で実用的である。パッキン部材2bとしては
他の発泡体やゴム等の弾性体あっても良く、固定手段も
両面テープに限らず、他の従来公知の方法が応用でき
る。封止部材2を容器本体1Aに取付けると、パッキン
部材2bは所定量圧縮されて、開口部1aを密閉する。
【0058】容器本体1Aの内部には、容器本体1Aの
内部を二分するように、仕切り壁3が容器本体1Aの全
長にわたって設けてある。
【0059】次に、本実施例における仕切り壁3につい
て説明する。
【0060】この仕切り壁3は、図4に示すように、容
器本体1Aの回転軸線a−a方向に延在し、そして、容
器本体1Aを複数に分割するように容器本体1A全長に
わたって設けられている。又、仕切り壁3は、回転軸線
a−aと平行に延在する外側両端縁が、前記容器本体1
Aの弾性体1bに接続されている。また、仕切り壁3の
回転軸線a−aと直交する方向の両端面は、容器本体1
Aの回転軸線a−a方向と直交する端面の壁部3b、3
cとは固定されない状態とされる。この構成によって、
仕切り壁3は、容器1の回転運動による弾性体1bの伸
縮により容器本体1Aと相対的に回転方向前後方向への
効率的な運動が可能となる。
【0061】本実施例においては容器本体1Aを略中心
から二分するように仕切り壁3を設けたが、三分割或い
は四分割等のように複数に分割してもよい。
【0062】また、本実施例では、この仕切り壁3は、
開口部1a又はその軸線方向延長を横切る位置に設けて
ある。仕切り壁3が容器本体1Aの内部を必ずしも均等
に分割する必要はないが、均等である方が、トナー搬送
性を考慮するならばより好ましい配置といえる。
【0063】本実施例1のトナー補給容器1の構成材料
は、容器本体1Aの主要な部分はスチレン樹脂で、弾性
体1bはスチレン系エラストマーを用いて容器本体1A
との二色成型を行った。仕切り壁3の材質はスチレン樹
脂を用いた。
【0064】本実施例では、トナー補給容器1は、外
部、即ち、装置本体側の駆動力伝達部から回転力駆動を
仕切り壁3に受け、仕切り壁3から容器本体1Aへと回
転駆動が伝達され、容器全体が一体的に回転する構成と
される。又、仕切り壁3の一端には軸部3dが配置され
ており、軸部3dと容器本体1Aの端面壁部3bとの摺
動面は、軸受けシール機構、例えば、オイルシール等の
シール部材3gが配置された構成とされる。
【0065】容器本体1Aを回転させるための駆動伝達
手段は、従来当業者には周知の種々の手段が応用可能で
ある。
【0066】一例を挙げると、図4、図5に示すよう
に、仕切り壁3から、容器本体1Aの端面壁部、即ち、
フランジ部3bに設けられたシール部材3gを介して、
一体に延在して軸部3dが設けられており、画像形成装
置本体にトナー補給容器1を装着すると、トナー補給容
器の軸部3dが画像形成装置本体側の駆動力伝達部(図
示せず)と係合し、回転駆動力を受ける。この回転駆動
力は、軸部3dを介して仕切り壁3及び容器本体1Aへ
と伝達され、これらが一体的に回転することにより、ト
ナーの流動性によって回転軸方向にトナーが移動し,開
口部1aからトナーが排出される。
【0067】次に、図6を用いて本発明のトナー補給容
器1の作用効果について説明する。
【0068】図6(A)に示すように、トナー補給容器
1が本体に装着されて軸部3dを介して仕切り壁3及び
容器本体1Aへと回転駆動力が伝達されて起動する際、
仕切り壁には瞬時に回転トルクがかかる。
【0069】その時、図6(B)に示すように、弾性体
1bが回転方向と反対方向に伸び、弾性体1bと接続し
ている仕切り壁3と容器本体1Aの相対位置が変化し、
仕切り壁1bの回転方向上流側のパッキングトナーを徐
々にほぐす効果が発生する。
【0070】容器内でトナーの偏りがある間は、回転の
バックラッシュのような現象があり、弾性体1bの伸縮
により仕切り壁1bと容器本体1Aの相対位置が図6
(A)〜図6(C)のように繰り返し変化してパッキン
グ状態にあるトナーが徐々に崩れ、やがて流動化するよ
うになると、容器回転時のトルクが安定化するために、
容器本体1Aと仕切り壁1bの相対位置は、図6(C)
に示すように、ほぼ一定の状態が保たれるようになる。
【0071】又、図6(C)に示す回転停止状態から再
度回転運動する場合は、上記のように容器本体1Aと仕
切り壁3の相対位置が変化する。これが繰り返されるこ
とで効果的に、ブリッジしたトナー、パッキングしたト
ナーを崩すことができる。即ち、トナー補給容器1を長
期放置したり、或いは、物流時により、トナーが凝集し
て固まった場合でもトナー補給容器1を振ることなくト
ナーを崩すことができる。
【0072】実施例2 次に、本発明のトナー補給容器1の第2の実施例につい
て図7、図8を用いて説明する。本実施例は、下記の点
で第1の実施例と異なっているが、他については、同一
の構成とされるので、異なる構成について説明する。
【0073】本実施例によると、弾性体1bが容器本体
1Aの回転軸線a−a方向に直交する両端面の壁部3
b、3cに配置され、そして、これに対応した仕切り壁
3の回転軸線方向に直交する両端面部が弾性体1bに接
続される。弾性体1bの位置は、回転軸線a−aに対し
て回転対象となるような位置に設けられている。
【0074】本実施例では、トナー補給容器1の構成材
料は、容器本体1A、仕切り壁3、フランジ部3bは、
ポリプロピレン樹脂を用い、弾性体1bは、ポリプロピ
レン系のエラストマーを用いた。
【0075】更には、上記材料としては、実施例1と同
様に、容器本体1A、フランジ部3b、仕切り壁3など
の或る程度の剛性を必要とする個所には、ABS、HI
PS、HDPE等の樹脂が好適に使用可能であり、伸縮
自在の弾性を必要とする弾性体1bには、上記エラスト
マーの他、スチレン系,オレフィン系、ウレタン系等の
各種エラストマー、ニトリルブタジエンゴム、クロロプ
レンゴム、エチレンプロピレンコポリマー、エチレンプ
ロピレンジエンターポリマー、シリコンゴム、ウレタン
ゴム、及びこれら合成ゴムの発泡体、ポリエチレン発泡
体が使用可能である。
【0076】上記構成により、回転駆動力が画像形成装
置本体より、軸部3dを介して仕切り壁3に伝達される
ことで、効果的に仕切り壁3と容器本体1Aが相対運動
し、更に、ブロッキングやパッキングしたトナーを効果
的に崩すことができる。
【0077】又、本実施例では、仕切り壁3には穴部3
fを設けた。仕切り壁3に複数の穴部3fを設けること
により、トナー補給容器1の回転運動に伴い、容器本体
1A内部の仕切り壁3で区分けされたトナーを夫々のス
ペースに移動を繰り返すことで、トナーに対して効果的
に流動化付与が行われ、ブリッジ、パッキング状態の解
消に効果がある。
【0078】弾性体1bは、容器本体1Aと二色成型に
より一体成型するのが簡便で好ましいが、インサート成
型により一体成型したり、接着等の手段で一体化する方
法をとってもかまわない。
【0079】実施例3 本発明のトナー補給容器の第3の実施例を、図9、図1
0を用いて説明する。
【0080】本実施例では、トナー補給容器1の仕切り
壁3の両面に、トナー補給容器1の回転軸線a−aに対
して傾斜した傾斜板とされる傾斜突起3aが複数設けて
ある。又、この傾斜突起3aに沿うように穴部3fを複
数設け、開口部1aは、容器本体1Aの回転軸線上の端
面に配置した構成とされる。
【0081】本実施例にて、開口部1aには開口部1a
を閉じる封止部材2が設けられており、この封止部材2
がトナー補給容器1の軸線a−a方向に相対的にスライ
ドすることにより、開口部1aの開閉動作を行う。この
構成により、軸部3dと容器本体1Aのシールが不要で
あり、オイルシール等の部品が不要となり、トナー漏れ
の危険性もない。
【0082】本実施例のトナー補給容器1は、他の点に
ついては、実施例2と同じ構成、材質とされる。
【0083】本実施例では、傾斜突起3aは、図10に
示すように、回転軸線a−aに対して鏡面対称に配置さ
せた。この傾斜突起3aの一端は、開口部1aの近傍
(開口部1aとは非接触)に達しており、トナーは傾斜
突起3a上をすべり、搬送され、最終的に傾斜突起3a
から開口部1aを通って排出される。
【0084】封止部材2と常に係合関係にある、仕切り
壁3から一体に延在した軸部3dは、画像形成装置本体
にトナー補給容器を装着すると、画像形成装置本体側の
駆動伝達部と封止部材2が係合し、回転駆動力を受け
る。そして、軸部3dを介して仕切り壁3及び容器本体
1Aへと回転駆動力が伝達され、これらが一体的に回転
することによりトナーを排出する構成となる。
【0085】容器本体1Aを回転させるための駆動を伝
達する手段は、従来公知の種々の手段が応用可能であ
る。
【0086】第2の実施例と同様に、トナー補給容器1
の回転運動により、仕切り壁3と容器本体1Aが回転軸
線a−aを中心に相対的に位置移動を繰り返すことで、
トナー補給容器1の長期放置、物流時により、トナーが
凝集して固まり、ブリッジやパッキング状態にあるトナ
ーを、容器を振ることなくトナーを効果的に崩すことが
できる。
【0087】この傾斜突起3aは、トナー補給容器1の
回転によって容器内部のトナーを効果的に切り崩す役割
を果たしている他、切り崩したトナーを傾斜突起3aの
傾斜によって前方(トナーの排出方向)にトナーを搬送
するという、撹拌と搬送の2つの機能を同時に果たして
いる。
【0088】また、仕切り壁3には、穴部3fが設けら
れているため、容器本体1A内部のトナーは、仕切り壁
3を介した左右のスペースでの行き来が可能であるた
め、攪拌効果をより高めることができ、トナーの流動化
付与がより効果的に行われる。
【0089】更に、容器本体1Aに対して、仕切り壁3
が移動を繰り返すことで、仕切り壁3と容器本体1Aの
隅部に付着したトナーは、容器内壁部から遊離し、使い
終わり直前のトナー補給容器1内のトナー残量の低減に
も効果がある。
【0090】実施例4 本発明のトナー補給容器の第4の実施例について、図1
1、図12を用いて説明する。
【0091】本実施例では、第3の実施例に示した傾斜
突起3aの傾斜方向を仕切り壁3の面上においてトナー
補給容器1の回転軸線a−aに対しては回転軸対称に配
置した構成とされる。又、穴部3fは、傾斜突起3aに
沿い、且つ、傾斜突起3aを避けた位置に配置した構成
とされる。
【0092】本実施例のトナー補給容器の他の部分につ
いては、実施例3と同じである。
【0093】本実施例は,第3の実施例で得られる効果
の他に、傾斜突起3aが回転軸対象に配置されているこ
とから、回転によって発生するトナー搬送方向が常に一
方向(トナー排出方向)にあるため、実施例3に比べト
ナー搬送能力が向上する。
【0094】実施例5 本発明のトナー補給容器の第5の実施例について、図1
3、図14を用いて説明する。
【0095】図13は、本発明の第5の実施例における
画像形成装置の回転現像装置を示す正面断面図であり、
図14は、トナー補給容器の部分断面斜視図である。
【0096】本実施例の回転現像装置10は、カラー対
応の画像形成装置に用いられる。回転現像装置10は、
回転軸11の周りに回転する回転体12を備え、回転体
12には、現像器ユニットとしてのイエロー、シアン、
マゼンタ、ブラックの4色の現像器13(13M、13
Y、13C、13Bk)が装着され、一色毎に回転現像
装置10が所定の角度回転し、所定の位置に停止した後
に、隣接する像担持体としての感光体ドラム20に形成
された静電潜像を現像して、トナー像とする。
【0097】回転現像装置10に用いるトナー補給容器
1は、容器本体1Aの公転軸線方向に対し直角方向の断
面形状が円筒形ではない異形状を有しており、円筒形で
容器本体1Aを構成する場合に比べ、回転現像装置10
内のスペースを最大限に利用し、容器断面積を円形状と
するより大きく取れることによって,トナー補給容器1
としての内容積を増大することができ、トナー収納量を
増加した構成とされる。
【0098】容器本体1Aの内部には、仕切り壁3があ
り、仕切り壁3には、傾斜突起3aと穴部3fが設けら
れる。
【0099】また、仕切り壁3と容器本体1Aの接合
は、実施例2と同様に仕切り壁3の公転軸線方向両端に
各二箇所づつの弾性体1bを介して固定されている。
【0100】容器本体1Aの筒部には、その周面に、開
口部1aが設けられており、回転現像装置の公転停止運
動により容器内部のトナーが搬送され、開口部1aから
排出される。
【0101】感光体ドラム20上への画像形成時に回転
現像装置10が各色ごとに所定位置で停止と回転の運動
を繰り返すことで、仕切り壁3は、トナーの自重と回転
時に発生する遠心力を受け、それによって弾性体1bが
伸縮することで、ブリッジしているトナー、パッキング
しているトナーを効果的に解すことができる。
【0102】上記のように、容器本体1Aの断面形状
は、円形に限定されることなく、本実施例のような異形
状であっても、ブロッキングしたトナー、パッキングし
たトナーをトナー補給容器1の公転運動中に効果的に解
すことができ、トナーに流動性が付与されトナーの搬送
性が向上できる。
【0103】本実施例に用いたトナー補給容器の材質
は、実施例2で用いたと同じ材質を用いたが、実施例2
に記載するように、他の材質の使用が可能である。
【0104】尚、本願明細書でいう「トナー」とは、一
成分現像剤であるトナー、或いは、二成分現像剤のトナ
ーであってもよく、また、二成分現像剤であれば、キャ
リアを混在してもよい。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、トナー
を排出する開口を備えトナーを収容する容器本体を有
し、前記容器本体を回転することにより前記容器本体内
のトナーを前記開口へ搬送するトナー補給容器におい
て、容器本体の回転軸線方向に延在して容器本体内を仕
切る仕切り壁を有し、容器本体と仕切り壁とが、容器本
体の一部に配設された変形自在の弾性体にて接続されて
いる構成とされるので、 (1)トナー補給容器内でトナーがブリッジ、或いは、
パッキングしている場合に、粗粒の発生する危険性を伴
うことなく、弾性体の伸縮により容器本体と内部の仕切
り壁の相対運動によりトナーを崩すことができる。 (2)トナー容器内に付着したトナーを払い落とし、ト
ナー補給容器内のトナー残量を少なくできる。といった
効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の画像形成装置の斜視図である。
【図3】トナー補給容器を画像形成装置に装着する様子
を示す斜視図である。
【図4】本発明のトナー補給容器の一実施例の概略構成
を示す斜視図である。
【図5】図4のトナー補給容器の正面断面図である。
【図6】本発明のトナー補給容器の作用効果を説明する
ための断面図である。
【図7】本発明のトナー補給容器の他の実施例の概略構
成を示す斜視図である。
【図8】図7のトナー補給容器の正面断面図である。
【図9】本発明のトナー補給容器の他の実施例の概略構
成を示す斜視図である。
【図10】図9のトナー補給容器の正面断面図である。
【図11】本発明のトナー補給容器の他の実施例の概略
構成を示す斜視図である。
【図12】図11のトナー補給容器の正面断面図であ
る。
【図13】回転現像装置に搭載された現像器に設けられ
た本発明のトナー補給容器の他の実施例の概略構成を示
す断面図である。
【図14】図13のトナー補給容器の斜視図である。
【符号の説明】
1 トナー補給容器 1A 容器本体 1a 開口部 1b 弾性体 2 封止部材 2a シャッター 2b パッキン部材 3 仕切り壁 3a 傾斜突起 3b フランジ部(容器本体端面) 3c 容器本体端面 3d 軸部 3f 穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H077 AA03 AA05 AB04 AB06 AB07 AB12 BA01 3E062 AA06 AB20 AC02 BA20 BB01 BB06 BB09 EA02 EB02 EB08 EC01 EC07 ED02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーを排出する開口を備えトナーを収
    容する容器本体を有し、前記容器本体を回転することに
    より前記容器本体内のトナーを前記開口へ搬送するトナ
    ー補給容器において、 前記容器本体の回転軸線方向に延在して前記容器本体内
    を仕切る仕切り壁を有し、前記容器本体と前記仕切り壁
    とが、前記容器本体の一部に配設された変形自在の弾性
    体にて接続されていることを特徴とするナー補給容器。
  2. 【請求項2】 前記弾性体は、前記仕切り壁の前記回転
    軸線方向に延在する外側端縁と、前記容器本体外周部と
    の間に配置されることを特徴とする請求項1のトナー補
    給容器。
  3. 【請求項3】 前記弾性体は、前記仕切り壁の前記回転
    軸線に直交する端縁と、前記容器本体の回転軸線に直交
    する端面との間に配置されることを特徴とする請求項1
    のトナー補給容器。
  4. 【請求項4】 前記トナー補給容器は、外部から回転駆
    動を前記仕切り壁に受け、前記仕切り壁から前記容器本
    体へと回転駆動が伝達され、前記容器本体と前記仕切り
    壁とが一体的に回転することを特徴とする請求項1、2
    又は3のトナー補給容器。
  5. 【請求項5】 前記仕切り壁には、貫通する穴部が開け
    られていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの
    項に記載のトナー補給容器。
  6. 【請求項6】 前記仕切り壁は、前記容器本体内を二分
    することを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記
    載のトナー補給容器。
  7. 【請求項7】 前記仕切り壁には、前記容器本体の回転
    軸線に対して傾斜した面を有する突起が前記仕切り壁か
    ら突き出して設けられていることを特徴とする請求項1
    〜6のいずれかの項に記載のトナー補給容器。
  8. 【請求項8】 前記容器本体は、回転軸線と直交する方
    向の断面が円筒状をなすことを特徴とする請求項1〜7
    のいずれかの項に記載のトナー補給容器。
  9. 【請求項9】 前記開口部は、前記容器本体の回転軸線
    方向一端側の端面に設けられていることを特徴とする請
    求項8のトナー補給容器。
  10. 【請求項10】 前記開口部は、前記容器本体の外周面
    に設けられていることを特徴とする請求項8のトナー補
    給容器。
  11. 【請求項11】 前記トナー補給容器は、回転現像装置
    の回転体に搭載された現像器に付設され、前記容器本体
    は、回転体の回転軸線と直交する方向の断面が円筒以外
    の異形状をなすことを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    かの項に記載のトナー補給容器。
  12. 【請求項12】 前記開口部は、前記容器本体の外周面
    に設けられていることを特徴とする請求項11のトナー
    補給容器。
  13. 【請求項13】 前記弾性体は、ニトリルブタジエンゴ
    ム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンコポリマ
    ー、エチレンプロピレンジエンターポリマー、シリコー
    ンゴム、ウレタンゴム、これら合成ゴム類の発泡体、ポ
    リエチレン発泡体、又は、エラストマーであることを特
    徴とする請求項1〜12のいずれかの項に記載のトナー
    補給容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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