JP2003202737A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2003202737A
JP2003202737A JP2002002426A JP2002002426A JP2003202737A JP 2003202737 A JP2003202737 A JP 2003202737A JP 2002002426 A JP2002002426 A JP 2002002426A JP 2002002426 A JP2002002426 A JP 2002002426A JP 2003202737 A JP2003202737 A JP 2003202737A
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toner
developing
sheet
stirring
inclined surface
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JP2002002426A
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Noburo Furumiya
信郎 古宮
Akira Domon
彰 土門
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー容器斜面上のシート状部材の変異量を
大きくし、斜面上に残るトナーを少なくする。又、攪拌
の回転トルクを小さく抑える。 【解決手段】 電子写真感光体上に形成された静電潜像
を現像する為の現像部材と、前記現像部材によって前記
静電潜像を現像する為に用いられる現像剤7を収容する
現像剤収容部と、回転する事によって前記現像剤収容部
に収容されている現像剤7を攪拌する攪拌部材16と、
前記現像装置3が画像形成装置本体1に装着された際に
底面となる、前記現像部材に向かって下方へ傾斜してい
る傾斜面に固定されたシート状部材19と、を有し、前
記シート状部材19は前記攪拌部材16の回転領域に突
出して設けられ、前記攪拌部材16の回転に間欠的に係
合して振動し、前記傾斜面上に前記シート状部材19と
の間に挟まれた状態で弾性部材20が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体上
に形成された静電潜像を現像する為の現像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置は、一般的に、図9に示さ
れるような電子写真感光体たる感光ドラム101、感光
ドラム101上に電荷を一様に帯電するための帯電手段
102、一様に帯電された感光ドラム101に像露光す
ることによって静電潜像を形成する露光手段103、現
像剤たるトナー104aを静電潜像に現像することによ
って顕像化する現像手段105、感光ドラム101上の
トナー像104bを紙等の記録媒体107に転写する転
写手段106、記録媒体107のトナー像104cを定
着する定着手段108、及び感光ドラム101上の残っ
た残トナー104dを掻き取るクリーニング手段109
とを有している。
【0003】上記の手段を用い、帯電、露光、現像、転
写、定着、クリーニングのプロセスを繰り返し画像形成
が行われている。
【0004】このような画像形成装置では、その使用が
長期に及ぶと、トナー104aの補給や、感光ドラム1
01を始めとする、各種プロセス手段の調製、清掃、交
換が必要になるが、このような保守作業を行うのは専門
知識を有するサービスマン以外では事実上困難であっ
た。
【0005】そこで、従来電子写真画像形成プロセスを
用いた画像形成装置においては、電子写真感光体及び前
記電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカ
ートリッジ化して、このカートリッジ111を画像形成
装置本体110に着脱可能とするプロセスカートリッジ
方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式
によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらず
にユーザー自身で行うことができるので、格段に操作性
を向上させることができた。そこでこのプロセスカート
リッジ方式は、画像形成装置において広く用いられてい
る。プロセスカートリッジが画像形成装置本体110に
装着された状態を図10に示した。
【0006】現像装置105としては、トナー104a
を内包したトナー収容室112と、トナー供給室113
と、トナー担持体(現像スリーブ)114と、トナー規
制部材115と、攪拌部材116とで構成される。
【0007】トナー収容室112の底面は、攪拌部材1
16に向かって下方に傾斜した傾斜面117を形成す
る。傾斜面117上のトナー104aは自重によって傾
斜面117を滑り落ち、攪拌部材116に供給される。
攪拌部材116は図中時計回りの方向に回転駆動されて
おり、攪拌部材116近傍のトナー104aは攪拌部材
116の回転とともにトナー供給開口118を通り、ト
ナー供給室113へと送られる。搬送されたトナー10
4aは、トナー担持体114に坦持され、トナー規制部
材115によって摩擦帯電及び層圧規制を受け現像に供
される。トナー担持体114には、不図示の電源から所
定の現像バイアスが印加され、感光ドラム101上に形
成された潜像を現像する。
【0008】収容できる現像剤の量を多くするために
は、図に示したように、攪拌部材の通過領域よりもより
大きなトナー収容室を設けなければならない。このと
き、トナー収容室底面の傾斜面上のトナーは、直接には
攪拌部材によってトナー供給室へと搬送されない。特に
攪拌部材として、前述のような単純な回転運動をするも
のを用いた場合、攪拌されるのが攪拌部材近傍のトナー
に限られる為、トナー収容室底面の傾斜面上のトナーは
自重により滑り落ちる必要がある。その為には底面の傾
斜角αをトナーの安息角、即ちトナーが自重で滑り落ち
る角度以上に設定する必要がある。
【0009】しかし、傾斜面の角度は小さい方がより多
くのトナーを収容できる為、底面の傾斜角αがトナーの
安息角よりも小さい場合には、例えば特開平1−237
576号公報に記載されているように、傾斜面にシート
状部材を配置し、攪拌部材と間欠的に係合してトナーに
振動を与えるようにしている。この振動により傾斜面上
のトナーを滑り落すようにしているのである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、傾斜面
にシート状部材を有する場合、シート状部材にはある程
度の剛性を持たせなければシート状部材に十分な変位を
与える事が出来ず、シート全体を振動させる事が出来な
い。特にトナーの充填量を多くするためにトナー収容室
を大きくした場合、トナー収容室の底面が長くなり、傾
斜面上部まで振動が伝わらなくなるので、シート状部材
に十分な剛性を持たせることが必須となる。
【0011】シート状部材に剛性の高い材料を用いる
と、攪拌の回転に要するトルクが大きくなってしまう。
トルクが大きすぎると攪拌が回転しなくなったり、回転
駆動を与えているギアが歯飛びしてしまう。
【0012】逆にシート状部材に剛性の低い材料を用い
れば、攪拌の回転トルクが上がる事はないが、シートの
攪拌に接触する部分、若しくは接触部近傍でしか変位せ
ず、斜面のシート全体に振動を与える事が出来ない。こ
の場合には斜面上に振動を与えられないトナーが存在
し、トナーが消費されていっても斜面上にトナーが残っ
てしまう。このような状態になってしまうと、まだ十分
に印字可能な量のトナーがトナー収容室に存在するにも
かかわらず、残った斜面上のトナーに関しては攪拌部材
によってトナー供給室に搬送されないため、現像領域に
供給されるトナーが不足し公称寿命よりも早く印字不可
能になってしまう。ユーザーがカートリッジに振動を与
え、トナーを落下させる方法も考えられるが、ユーザー
の手間やトナーの飛散などの懸念を考えると好ましくな
い。
【0013】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、攪拌の駆動トルクを増加させることなく、現像装置
の斜面上のトナーを十分に振動させ、トナー供給室に搬
送出来る現像装置を提供する事を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
する為に以下(1)〜(3)の構成を備え、画像形成装
置本体に装着された際に底面となる、現像部材に向かっ
て下方へ傾斜している傾斜面に固定されたシート状部材
が前記攪拌部材の回転領域に突出して設けられ、前記攪
拌部材の回転に間欠的に係合して振動し、前記傾斜面上
に前記シート状部材との間に挟まれた状態で弾性部材が
配置されている事を特徴とする、現像装置が提供され
る。
【0015】(1)像担持体たる電子写真感光体上に形
成された静電潜像を現像する為の現像装置において、電
子写真感光体上に形成された静電潜像を現像する為の現
像部材と、前記現像部材によって前記静電潜像を現像す
る為に用いられる現像剤を収容する現像剤収容部と、回
転する事によって前記現像剤収容部に収容されている現
像剤を攪拌する攪拌部材と、前記現像装置が画像形成装
置本体に装着された際に底面となる、前記現像部材に向
かって下方へ傾斜している傾斜面に固定されたシート状
部材と、を有し、前記シート状部材は前記攪拌部材の回
転領域に突出して設けられ、前記攪拌部材の回転に間欠
的に係合して振動し、前記傾斜面上に前記シート状部材
との間に挟まれた状態で弾性部材が配置されている事を
特徴とする現像装置。
【0016】(2)前記傾斜面上において、前記シート
状部材が前記傾斜面の上流側で前記傾斜面と固定されて
いる事を特徴とする上記(1)に記載の現像装置。
【0017】(3)前記傾斜面の傾斜方向と交差する方
向において、前記シート状部材が前記傾斜面の全域にわ
たって配置されている事を特徴とする上記(1)又は
(2)に記載の現像装置。
【0018】
【作用】上述のように、画像形成装置本体に装着された
際に底面となる、現像部材に向かって下方へ傾斜してい
る傾斜面に固定されたシート状部材が前記攪拌部材の回
転領域に突出して設けられ、前記攪拌部材の回転に間欠
的に係合して振動し、斜面上のトナーに振動を与える。
斜面とシート状部材の間に弾性部材を配置する事でシー
ト状部材が十分に変位し、斜面上部まで振動する。
【0019】又、斜面上部にまで振動を十分に伝える為
にシート状部材はある程度の剛性を持つことが望まし
い。その場合、攪拌部材とシート状部材が係合すると攪
拌の回転トルクが増加するが、弾性部材が配置されてい
る事によりトルクの増加を小さく抑えることが出来る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。
【0021】
【実施例1】まず第1の実施例について述べる。図1は
本実施例の画像形成装置の断面図を示したものである。
【0022】画像形成装置1は、電子写真技術を利用し
たレーザービームプリンターで、プロセスカートリッジ
2を着脱自在としている。プロセスカートリッジ2が画
像形成装置本体1に装着された時、プロセスカートリッ
ジ2の上部には露光装置(レーザースキャナユニット)
6が配置され、下部には画像形成対象となる記録媒体9
が配置される。記録媒体9は不図示の給紙手段によって
搬送され、転写装置8、定着装置10を通って排紙され
る。
【0023】プロセスカートリッジ2は、像担持体たる
感光ドラム4と、感光ドラム4を所望の電位に帯電する
為の帯電ローラ5と、感光ドラム4表面に残存した現像
剤をクリーニングするためのクリーニング手段(クリー
ニングブレード)11と、現像装置3の中に現像手段た
る現像スリーブ14、現像ブレード15とを一体的に収
容している。感光ドラム4は駆動を受けて矢印の方向
(図中時計回り)に回転する。
【0024】現像装置3は現像剤たるトナー7を収容す
る為のトナー収容室12、トナー7を攪拌する為の攪拌
部材16、現像スリーブ14、現像ブレード15、現像
スリーブ14にトナー7を供給する為のトナー供給室1
3を備えている。トナー7はトナー収容室12から、矢
印の方向(図中時計回り方向)に回転する攪拌部材16
によって攪拌され、トナー収容室開口18を経てトナー
供給室13へと供給される。画像形成装置1に装着され
た際に底面となるトナー収容室斜面17にはシート状部
材19が取り付けられている。斜面17にはシート状部
材19との間に弾性部材20が固定されている。シート
状部材19は、攪拌部材16が回転してくることで攪拌
部材16と接触する。現像スリーブ14の両端には不図
示の間隔保持部材が取り付けられ、感光ドラム4と所定
の間隔を持って保持され、矢印の方向(図中反時計回
り)に回転する。現像スリーブ14の内部には不図示の
マグネットローラが配設されており、マグネットローラ
は回転動作を行わず、常に一定の位置に保持され、同じ
磁極の方向に保たれる。又、現像スリーブ14には現像
バイアスとして、直流バイアスと交流バイアスを重畳し
て印加できる機構になっている。現像ブレード15はト
ナー7に現像に必要な電荷を与え、現像スリーブ14上
のトナー7の層厚規制をする。トナー7には1成分磁性
現像剤を用い、反転現像を行う。
【0025】次に、画像形成の概略について説明する。
プリントスタート信号に基づいて、帯電ローラ5に帯電
バイアスが印加され、感光ドラム4の表面が一様に帯電
される。露光装置6からは目的画像情報の時系列的電気
デジタル画素信号に対応して変調されたレーザー光が出
力され、潜像担持体たる感光ドラム4の表面を走査露光
する。これにより感光ドラム4の表面に目的画像情報に
対応した静電潜像が形成される。
【0026】トナー収容室12のトナー7は、攪拌部材
16によってトナー収容室開口18を通ってトナー供給
室13へと搬送される。トナー供給室13からトナーは
現像スリーブ14に取り込まれる。その際にトナー7は
現像ブレード15によスリって層厚を規制され、同時に
摩擦によって帯電され現像領域に送られる。現像ーブ1
4に印加された現像バイアスにより、現像領域内に送ら
れたトナー7は感光ドラム4上に飛翔する。ここで、現
像に必要の十分な電荷を持たないトナー7は現像スリー
ブ14に留まったままか、あるいは感光ドラム4上に飛
翔してもマグネットローラの磁力及び現像バイアスの交
流引き戻し成分によって現像スリーブ14上に引き戻さ
れる。一方、十分な電荷を持ったトナー7は静電潜像を
可視トナー像化する。
【0027】その後、可視トナー像は転写材9に転写装
置8によって転写され、定着装置10を経て画像を得る
事が出来る。感光ドラム4上に転写されずに残留したト
ナー7はクリーニングブレード11によってクリーニン
グされ、感光ドラム4は再度画像形成に供される。
【0028】図2は画像形成装置本体1に着脱自在とし
たプロセスカートリッジ2の現像装置3部分の断面図で
ある。本体が稼働状態にあるとき、攪拌部材16は前述
のように矢印方向(図中時計回り)に回転駆動される。
現像装置3の底面に当たる斜面17には、シート固定手
段21によってシート状部材19が固定されている。斜
面17は水平面に対して角度αであり、トナー7の安息
角よりも小さい角度となっている。斜面17とシート状
部材19の間には弾性部材20が配置され、斜面17に
固定されている。シート固定手段21、及び弾性部材2
0の固定方法としては、両面テープ、接着剤、熱溶着等
の手段に依っている。シート状部材19としてはポリエ
ステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリアセター
ル、ポリフェニレンサルファイド等の材料を用い、厚さ
は10〜200μm、好ましくは50〜150μmであ
る。又、弾性部材20としてはスポンジ、ポリウレタン
フォーム等の材料を用い、好ましくは単泡の材質が好ま
しい。単泡でない材料を用いると、弾性部材20内部に
トナー7が侵入し、十分な弾性を得られなくなる可能性
がある為である。
【0029】図3に示したようにシート状部材19は長
手全域に配置され、その先端は攪拌部材16の回転領域
内に突出している為、攪拌部材16と周期的に干渉す
る。シート状部材19の先端が攪拌部材16の回転領域
に突出している長さは1〜10mmが望ましい。ここ
で、シート状部材19は弾性を有する為、攪拌部材16
がシート状部材19に干渉した際には、図4に示したよ
うにシート状部材19がシート固定手段21の下部まで
弾性変形して逃げる。この変位量はシート状部材19の
剛性が高いほど大きい。シートの剛性は、材質、厚さに
よってコントロールする事ができる。剛性が十分にない
と、変形は攪拌部材16の干渉する部分、若しくはその
近傍のみとなり、斜面上部にまで十分に変形させる事が
出来ない。但し、剛性を高くしすぎると攪拌部材16の
回転トルクが大きくなり過ぎてしまうので、それよりも
剛性の小さいものを用いる。ここではシート状部材19
として、厚さ100μmのポリエチレンを用いた。
【0030】攪拌部材16がシート状部材19に干渉し
た際、弾性部材20は押し付けられて変形する。弾性部
材20斜面との間に介する事で、攪拌部材16の回転ト
ルクを小さくする事が出来る。攪拌部材16がシート状
部材19の部分を通過した後は、シート状部材19と弾
性部材20は図2の状態に戻る為、シート状部材19は
振動する。シート状部材19だけの場合よりも、弾性部
材20も弾性変形するので、振動は大きくなる。この振
動はシート状部材19上のトナー7に伝達され、斜面1
7の角度αがトナー7の安息角以下の場合でも斜面17
を滑り落ちる。
【0031】トナー7がトナー収容室12の中に多く存
在する場合には効果は小さいが、トナー7が消費され、
残りが少量となってきた場合に大きな効果を発揮する。
トナー7が多い場合には、シート状部材19の上方への
変形量は、トナー7の重さによって小さい。しかし、ト
ナー7が少なくなり、重量が減少すれば変形量は大きく
なり、効果的に振動をさせることができる。
【0032】このようにシート状部材19を斜面17上
に直接固定した場合に比べ、弾性部材20を挟み込む事
によって、シート状部材19の変位量を大きくし効果的
に振動をトナー7に伝える事が出来、回転トルクを軽減
する事が出来る。
【0033】尚、本実施例中に示した数値、材質につい
ては、その効果が損なわれない限り特に本実施例中で述
べた構成に限られるものではない。
【0034】
【実施例2】次に第2の実施例について説明する。本実
施例は、実施例1における、シート状部材19のシート
固定手段21を斜面17上ではなく、トナー収容室12
の側面の壁22に配置した事を特徴とする。その実施形
態を図5に示す。
【0035】実施例1においてはシート状部材19を斜
面17上にシート固定手段21で固定していたが、この
構成ではシート固定手段21の部分のシート状部材19
は弾性変形せず、振動も殆どしない。その為、この部分
に乗ったトナー7は斜面17を滑り落ちずに残ってしま
う。しかし、本実施例のようにシート固定手段21をト
ナー収容室12の側面の壁22に配置する事で、シート
状部材19で斜面17上に変形、振動しない領域を作ら
ないようにしている。シート状部材19は斜面17から
トナー収容室12の側面の壁22に当たる位置で折り曲
げてある。それ以外は実施例1と共通である。
【0036】攪拌部材16とシート状部材19が干渉し
た様子を図6に示した。干渉した際に実施例1では変形
していなかった斜面17上の領域がなくなり、斜面17
の略全域が撓み、変形している。また、全体が撓む事に
よってより変位量を大きくする事が出来る。これによっ
て、斜面17上に残存するトナー量をより少なくするこ
とが出来るのである。
【0037】
【実施例3】次に第3の実施例について説明する。本実
施例は、実施例1において、シート状部材19をより厚
さが厚く、剛性の高い部材を用い、弾性部材20を斜面
17全域に配置し、シート固定手段21も斜面17全域
としている。その実施形態を図7に示す。
【0038】攪拌部材16とシート状部材19が干渉し
た状態を図8に示した。この場合、シート状部材19自
体は剛性が高いため殆ど変形しないが、弾性部材20が
変形し、斜面全体が振動する。実施例1及び2では斜面
17上のシート状部材19が撓み変形する事で振動して
いたが、本実施例では斜面全体が振動するような構成と
なっている。
【0039】弾性部材20には、実施例1よりも弾性の
大きいものを選んだ方が攪拌部材16の回転トルクも小
さくする事が出来るので望ましい。
【0040】又、シート固定手段21は斜面17全体に
渡り、シート状部材19と弾性部材20を固定してい
る。全体を固定している為、シート状部材19と弾性部
材20の間にトナー7が入り込むことも防止できる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、画像形成
装置本体に装着された際に底面となる、現像部材に向か
って下方へ傾斜している傾斜面に固定されたシート状部
材を攪拌部材の回転領域に突出して設け、前記攪拌部材
の回転に間欠的に係合して振動し、斜面上のトナーに振
動を与え、斜面とシート状部材の間に弾性部材を配置す
る事でシート状部材が十分に変位し、斜面上部まで振動
を伝える事が出来る。
【0042】又、斜面上部にまで振動を十分に伝える為
にシート状部材にある程度の剛性を持たせることで、回
転トルクが増加するが、弾性部材が配置されている事に
よりトルクの増加を小さく抑えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態における画像形成装置
の概略図
【図2】 本発明の第1実施形態における現像装置の概
略図
【図3】 本発明の第1実施形態における斜面と弾性部
材とシート状部材の概略図
【図4】 本発明の第1実施形態における攪拌部材とシ
ート状部材が干渉した場合の現像装置の概略図
【図5】 本発明の第2実施形態における現像装置の概
略図
【図6】 本発明の第2実施形態における攪拌部材とシ
ート状部材が干渉した場合の現像装置の概略図
【図7】 本発明の第3実施形態における現像装置の概
略図
【図8】 本発明の第3実施形態における攪拌部材とシ
ート状部材が干渉した場合の現像装置の概略図
【図9】 従来の画像形成装置の概略図
【図10】 従来の画像形成装置及びプロセスカートリ
ッジの概略図
【符号の説明】
1 画像形成装置本体 2 プロセスカートリッジ 3 現像装置 4 感光ドラム 5 帯電ローラ 6 露光装置 7 現像剤(トナー) 8 転写装置 9 転写材(記録媒体) 10 定着装置 11 クリーニングブレード 12 トナー収容室 13 トナー供給室 14 現像スリーブ 15 現像ブレード 16 攪拌部材 17 トナー収容室斜面(斜面) 18 トナー収容室開口 19 シート状部材 20 弾性部材 21 シート固定手段 22 トナー収容室側面壁 101 感光ドラム 102 帯電装置 103 露光装置 104 現像剤(トナー) 104a現像容器内トナー 104b現像後の感光体上トナー 104c転写後の転写材上トナー 104d転写されず感光体上に残った転写残りトナー 105 現像装置 106 転写装置 107 転写材 108 定着装置 109 クリーニング装置 110 画像形成装置本体 111 プロセスカートリッジ 112 現像剤収容室 113 現像剤供給室 114 現像剤担持体 115 現像剤規制部材 116 攪拌部材 117 傾斜面 118 現像剤供給開口
フロントページの続き Fターム(参考) 2H077 AA12 AB04 AB06 AB13 AD06 AD13 AD17 AD23 BA08 CA03 CA05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体たる電子写真感光体上に形成さ
    れた静電潜像を現像する為の現像装置において、 電子写真感光体上に形成された静電潜像を現像する為の
    現像部材と、 前記現像部材によって前記静電潜像を現像する為に用い
    られる現像剤を収容する現像剤収容部と、 回転する事によって前記現像剤収容部に収容されている
    現像剤を攪拌する攪拌部材と、 前記現像装置が画像形成装置本体に装着された際に底面
    となる、前記現像部材に向かって下方へ傾斜している傾
    斜面に固定されたシート状部材と、を有し、 前記シート状部材は前記攪拌部材の回転領域に突出して
    設けられ、前記攪拌部材の回転に間欠的に係合して振動
    し、 前記傾斜面上に前記シート状部材との間に挟まれた状態
    で弾性部材が配置されている事を特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記傾斜面上において、前記シート状部
    材が前記傾斜面の上流側で前記傾斜面と固定されている
    事を特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記傾斜面の傾斜方向と交差する方向に
    おいて、前記シート状部材が前記傾斜面の全域にわたっ
    て配置されている事を特徴とする請求項1又は2に記載
    の現像装置。
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