JP2003202194A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

Info

Publication number
JP2003202194A
JP2003202194A JP2002003164A JP2002003164A JP2003202194A JP 2003202194 A JP2003202194 A JP 2003202194A JP 2002003164 A JP2002003164 A JP 2002003164A JP 2002003164 A JP2002003164 A JP 2002003164A JP 2003202194 A JP2003202194 A JP 2003202194A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core tube
heat exchanger
thin tubes
water
thin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002003164A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Shibata
豊 柴田
Haruo Nakada
春男 中田
Kazunari Kasai
一成 笠井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2002003164A priority Critical patent/JP2003202194A/ja
Publication of JP2003202194A publication Critical patent/JP2003202194A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Fluid Heaters (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換器の取り扱いを容易ならしめるととも
に、冷媒通路から水通路への伝熱性能を向上させ得るよ
うにする。 【解決手段】 水通路2を構成する芯管1と、該芯管1
の内周面に設けられ、前記水通路2の通路断面積よりも
小さな通路断面積を有する冷媒通路4,4・・を構成す
る複数の細管3,3・・とを備えて構成するとともに、
前記細管3,3・・を、前記芯管1の内壁に沿って長手
方向に平行に配設するようにして、従来構造のもののよ
うに取り扱いに注意する必要がなくなるようにするとと
もに、伝熱性能の向上をも図り得るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、給湯機用熱交換
器として利用されるものであって、水と冷媒(例えば、
二酸化炭素)とを熱交換させるための熱交換器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から良く知られている、例えばヒー
トポンプ式給湯機等の給湯機用熱交換器に用いられる熱
交換器としては、水が流通する内管と、冷媒が流通する
外管との二重管からなり、これを長円形状に巻成するこ
とにより多数の段数重ね合わせて熱交換器本体を構成し
た二重管式熱交換器がある。
【0003】このような二重管式熱交換器の場合、水が
流通する内管に腐食によって孔が空くと、水と冷媒とが
まざりあってしまうため、当該水の漏洩を検知して、給
湯装置の運転を停止する必要があった。そこで、前記内
管の外側に内管から漏洩した水を導く漏洩検知溝を有す
る漏洩検知管を設け、水の漏洩をいち早く検知するよう
にしていた。このような構成とすると、実質的に熱交換
器が、内管、漏洩検知管および外管の三重管により構成
されることになり、長円形状への曲げ加工が困難で、部
品点数も多いために製造工程が複雑化するとともに、コ
ストの増大を免れがたいという問題があった。
【0004】そこで、上記のような給湯機用の熱交換器
として、例えば図11および図12に示すように、水通
路2を構成する芯管1の外周に、冷媒通路4,4・・を
構成し、前記水通路2よりも通路断面積が小さい細管
3,3・・を長手方向に平行に配設したものが既に開発
されている。
【0005】このような構成にすれば、水通路2を構成
する芯管1側に孔が空いても、細管3,3・・側に孔が
空かない限り冷媒通路4,4・・側に水が侵入する恐れ
はないし、また細管3,3・・の間の芯管1外周面にお
ける水の漏出状態から容易に水の漏洩を検知できるか
ら、上述のような漏洩検知管も不要になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な構成の熱交換器の場合、芯管1の外周側に配設された
細管3,3・・が外部に露出した凸部として存在するこ
ととなるため、当該部分を破損しないように注意しなけ
ればならないという問題があった。また、水通路2と冷
媒通路4との間に芯管1の肉厚と細管3の肉厚とが存在
することとなるため、伝熱性能の向上に限界があった。
【0007】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、細管を芯管の内周側に配設することにより、熱交
換器の取り扱いを容易ならしめるとともに、冷媒通路か
ら水通路への伝熱性能を向上させ得るようにすることを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、水通路2を構成す
る芯管1と、該芯管1の内周面に設けられ、前記水通路
2の通路断面積よりも小さな通路断面積を有する冷媒通
路4,4・・を構成する複数の細管3,3・・とを備え
て構成するとともに、該細管3,3・・を、前記芯管1
の内壁に沿って長手方向に平行に配設するようにしてい
る。
【0009】上記のように構成したことにより、細管
3,3・・が芯管1の内壁に沿って配設され、芯管1の
外周側には凸部が存在しなくなる。従って、従来構造の
もののように取り扱いに注意する必要がなくなる。ま
た、細管3,3・・内を流れる冷媒は、芯管1を介して
水と接触するばかりでなく、細管3,3・・の壁面を介
しても水と接触することとなり、伝熱性能が向上するこ
ととなる。
【0010】請求項2の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、水通路2を構成する芯管1と、該芯
管1の内周面に設けられ、前記水通路2の通路断面積よ
りも小さな通路断面積を有する冷媒通路4,4・・を構
成する複数の細管3,3・・とを備えて構成するととも
に、該細管3,3・・を、前記芯管1の内壁に沿って螺
旋状に配設するようにしている。
【0011】上記のように構成したことにより、細管
3,3・・が芯管1の内壁に沿って配設され、芯管1の
外周側には凸部が存在しなくなる。従って、従来構造の
もののように取り扱いに注意する必要がなくなる。ま
た、細管3,3・・内を流れる冷媒は、芯管1を介して
水と接触するばかりでなく、細管3,3・・の壁面を介
しても水と接触することとなり、伝熱性能が向上するこ
ととなる。しかも、細管3,3・・を、芯管1の内壁に
沿って螺旋状に配設したことにより、水側の伝熱促進を
図ることができることとなり、さらに伝熱性能を向上さ
せることができる。
【0012】請求項3の発明におけるように、請求項1
および2のいずれか一項記載の熱交換器において、前記
細管3,3・・を、前記芯管1の周方向に等間隔に配設
した場合、冷媒から水への伝熱が周方向に均等に得られ
ることとなり、伝熱効率が向上する。
【0013】請求項4の発明におけるように、請求項
1、2および3のいずれか一項記載の熱交換器におい
て、前記芯管1の肉厚を、前記各細管3の肉厚より薄く
設定した場合、水による腐食が進行して、細管3に穴が
空いて水と冷媒とが混合する前に、芯管1に穴が空いて
水が外部へ漏れ出るので、これを検知することで漏洩検
知機構として作用させることができる。従って、水と冷
媒とが混合するのを確実に防止することができる。
【0014】請求項5の発明におけるように、請求項
1、2、3および4のいずれか一項記載の熱交換器にお
いて、前記細管3,3・・と前記芯管1とを、相互に独
立した別体の管状部材により構成するとともに、前記細
管3,3・・を前記芯管1の内壁に接合一体化するよう
にした場合、一般的な銅管の組み合わせにより製造でき
るため、特殊な加工設備が不要となり、製造コストを低
減できる。
【0015】請求項6の発明におけるように、請求項
1、2、3および4のいずれか一項記載の熱交換器にお
いて、前記細管3,3・・と前記芯管1とを一体成形品
により構成した場合、加工工程(例えば、接合工程)を
省略できるとともに、接合材料(例えば、ロウ材やハン
ダなど)も不要となるため、製造コストをより低減でき
る。また、接合部を有しないので、全体としての強度も
向上する。
【0016】請求項7の発明におけるように、請求項
1,2,3,4,5および6のいずれか一項記載の熱交
換器において、前記冷媒通路4,4・・を流れる冷媒を
二酸化炭素とした場合、二酸化炭素(CO2)は、冷媒
として圧損の影響が比較的小さいという特徴をもつの
で、冷媒通路4,4・・を構成する細管3,3・・を細
径化した時に好都合となり、その能力を一層有効に向上
させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳細に説明
する。
【0018】第1の実施の形態 図1および図2には、本願発明の第1の実施の形態にか
かる熱交換器の要部が示されている。
【0019】この熱交換器は、水通路2を構成する芯管
1と、該芯管1の内周面に設けられ、前記水通路2の通
路断面積よりも小さな通路断面積を有する冷媒通路4,
4・・を構成する複数の細管3,3・・とを備えて構成
されており、該細管3,3・・は、前記芯管1の内壁に
沿って長手方向に平行に配設されている。そして、前記
芯管1により構成された水通路2には水Wが流されると
ともに、前記細管3,3・・により構成された冷媒通路
4,4・・には冷媒X(例えば、二酸化炭素)が前記水
Wと対向する方向に流されることとなっており、例えば
高温の冷媒Xと水Wとの熱交換によって水Wが温水とさ
れることとなっている。
【0020】また、前記細管3,3・・と前記芯管1と
は、相互に独立した別体の管状部材(例えば、銅製の円
管部材)により構成され、前記細管3,3・・は、前記
芯管1の内壁に対してロウ付けあるいはハンダ付け等に
よって接合一体化されている。
【0021】このように構成すると、細管3,3・・が
芯管1の内壁に沿って配設され、芯管1の外周側には凸
部が存在しなくなるため、従来構造のもののように取り
扱いに注意する必要がなくなるし、細管3,3・・内を
流れる冷媒Xは、芯管1を介して水Wと接触するばかり
でなく、細管3,3・・の壁面を介しても水Wと接触す
ることとなり、伝熱性能が向上することとなる。しか
も、相互に独立した別体の管状部材(例えば、銅製の円
管部材)により構成された芯管1と細管3,3・・と
を、ロウ付けあるいはハンダ付け等によって接合一体化
するようにしたことにより、一般的な銅管の組み合わせ
により製造できることとなる。従って、特殊な加工設備
が不要となり、製造コストを低減できる。
【0022】また、前記細管3,3・・は、前記芯管1
の周方向に等間隔に配設されている。このように構成す
ると、冷媒Xから水Wへの伝熱が周方向に均等に得られ
ることとなり、伝熱効率が向上する。
【0023】さらに、前記芯管1の肉厚をt1、前記各
細管3の肉厚をt2とすると、t1<t2となるように設
定されている。このように構成すると、水Wによる腐食
が進行して、細管3に穴が空いて水Wと冷媒Xとが混合
する前に、芯管1に穴が空いて水Wが外部へ漏れ出るこ
ととなり、これを検知することで漏洩検知機構として作
用させることができる。従って、水Wと冷媒Xとが混合
するのを確実に防止することができる。
【0024】ところで、本実施の形態においては、細管
3内を流れる冷媒として、二酸化炭素(CO2)を用い
ているが、二酸化炭素(CO2)は、冷媒として圧損の
影響が比較的小さいという特徴をもつので、冷媒通路
4,4・・を構成する細管3,3・・を細径化した時に
好都合となり、その能力を一層有効に向上させることが
できる。
【0025】第2の実施の形態 図3には、本願発明の第2の実施の形態にかかる熱交換
器の要部が示されている。
【0026】この場合、円管形状の細管3,3・・と円
管形状の芯管1とは、一体成形品(例えば、引き抜き成
形品)により構成されている。このように構成すると、
加工工程(例えば、接合工程)を省略できるとともに、
接合材料(例えば、ロウ材、ハンダ等)も不要となるた
め、製造コストをより低減できる。また、接合部を有し
ないので、全体としての強度も向上する。その他の構成
および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様な
ので説明を省略する。
【0027】第3の実施の形態 図4には、本願発明の第3の実施の形態にかかる熱交換
器の要部が示されている。
【0028】この場合、各細管3は、断面四角形形状と
されており、芯管1と一体に成形されている。このよう
に構成すると、加工工程(例えば、接合工程)を省略で
きるとともに、接合材料(例えば、ロウ材、ハンダ等)
も不要となるため、製造コストをより低減できる。ま
た、接合部を有しないので、全体としての強度も向上す
る。なお、第1の実施の形態におけると同様に、細管3
と芯管1とを、相互に独立した別体の断面四角形形状の
管状部材により構成し、前記細管3,3・・を、前記芯
管1の内壁に対してロウ付けあるいはハンダ付け等によ
って接合一体化するようにしてもよい。その他の構成お
よび作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なの
で説明を省略する。
【0029】第4の実施の形態 図5には、本願発明の第4の実施の形態にかかる熱交換
器の要部が示されている。
【0030】この場合、各細管3は、断面三角形形状と
されており、芯管1と一体に成形されている。このよう
に構成すると、加工工程(例えば、接合工程)を省略で
きるとともに、接合材料(例えば、ロウ材、ハンダ等)
も不要となるため、製造コストをより低減できる。ま
た、接合部を有しないので、全体としての強度も向上す
る。なお、第1の実施の形態におけると同様に、細管3
と芯管1とを、相互に独立した別体の断面三角形形状の
管状部材により構成し、前記細管3,3・・を、前記芯
管1の内壁に対してロウ付けあるいはハンダ付け等によ
って接合一体化するようにしてもよい。その他の構成お
よび作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なの
で説明を省略する。
【0031】第5の実施の形態 図6には、本願発明の第4の実施の形態にかかる熱交換
器の要部が示されている。
【0032】この場合、各細管3は、断面三角形形状と
されており、芯管1と一体に成形されていて、前記芯管
1の内壁に沿って周方向に等間隔で螺旋状に配設されて
いる。このように構成すると、水側の伝熱促進を図るこ
とができることとなり、さらに伝熱性能を向上させるこ
とができる。また、加工工程(例えば、接合工程)を省
略できるとともに、接合材料(例えば、ロウ材、ハンダ
等)も不要となるため、製造コストをより低減できる。
また、接合部を有しないので、全体としての強度も向上
する。なお、第1の実施の形態におけると同様に、細管
3と芯管1とを、相互に独立した別体の断面三角形形状
の管状部材により構成し、前記細管3,3・・を、前記
芯管1の内壁に対してロウ付けあるいはハンダ付け等に
よって接合一体化するようにしてもよい。また、各細管
3の断面形状は、三角形以外(例えば、円形あるいは四
角形等)とすることもできる。その他の構成および作用
効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を
省略する。
【0033】ところで、上記各実施の形態において説明
した熱交換器Aの全体形状は、図7に示す蛇行形状、図
8に示す渦巻き形状あるいは図9および図10に示す二
段渦巻き形状とすることができる。
【0034】なお、上記各実施の形態においては、細管
の断面形状が円形、四角形、三角形のものについて説明
したが、細管の断面形状は、上記以外のものとすること
もできる。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、水通路2を構
成する芯管1と、該芯管1の内周面に設けられ、前記水
通路2の通路断面積よりも小さな通路断面積を有する冷
媒通路4,4・・を構成する複数の細管3,3・・とを
備えて構成するとともに、該細管3,3・・を、前記芯
管1の内壁に沿って長手方向に平行に配設するようにし
て、細管3,3・・が芯管1の内壁に沿って配設され、
芯管1の外周側には凸部が存在しなくなるようにしたの
で、従来構造のもののように取り扱いに注意する必要が
なくなるという効果がある。また、細管3,3・・内を
流れる冷媒は、芯管1を介して水と接触するばかりでな
く、細管3,3・・の壁面を介しても水と接触すること
となるため、伝熱性能が向上するという効果もある。
【0036】請求項2の発明によれば、水通路2を構成
する芯管1と、該芯管1の内周面に設けられ、前記水通
路2の通路断面積よりも小さな通路断面積を有する冷媒
通路4,4・・を構成する複数の細管3,3・・とを備
えて構成するとともに、該細管3,3・・を、前記芯管
1の内壁に沿って螺旋状に配設するようにして、細管
3,3・・が芯管1の内壁に沿って配設され、芯管1の
外周側には凸部が存在しなくなるようにしたので、従来
構造のもののように取り扱いに注意する必要がなくなる
という効果がある。また、細管3,3・・内を流れる冷
媒は、芯管1を介して水と接触するばかりでなく、細管
3,3・・の壁面を介しても水と接触することとなるた
め、伝熱性能が向上するという効果もある。しかも、細
管3,3・・を、芯管1の内壁に沿って螺旋状に配設し
たことにより、水側の伝熱促進を図ることができること
となり、さらに伝熱性能を向上させることができるとい
う効果もある。
【0037】請求項3の発明におけるように、請求項1
および2のいずれか一項記載の熱交換器において、前記
細管3,3・・を、前記芯管1の周方向に等間隔に配設
した場合、冷媒から水への伝熱が周方向に均等に得られ
ることとなり、伝熱効率が向上する。
【0038】請求項4の発明におけるように、請求項
1、2および3のいずれか一項記載の熱交換器におい
て、前記芯管1の肉厚を、前記各細管3の肉厚より薄く
設定した場合、水による腐食が進行して、細管3に穴が
空いて水と冷媒とが混合する前に、芯管1に穴が空いて
水が外部へ漏れ出るので、これを検知することで漏洩検
知機構として作用させることができる。従って、水と冷
媒とが混合するのを確実に防止することができる。
【0039】請求項5の発明におけるように、請求項
1、2、3および4のいずれか一項記載の熱交換器にお
いて、前記細管3,3・・と前記芯管1とを、相互に独
立した別体の管状部材により構成するとともに、前記細
管3,3・・を前記芯管1の内壁に接合一体化するよう
にした場合、一般的な銅管の組み合わせにより製造でき
るため、特殊な加工設備が不要となり、製造コストを低
減できる。
【0040】請求項6の発明におけるように、請求項
1、2、3および4のいずれか一項記載の熱交換器にお
いて、前記細管3,3・・と前記芯管1とを一体成形品
により構成した場合、加工工程(例えば、接合工程)を
省略できるとともに、接合材料(例えば、ロウ材やハン
ダ等)も不要となるため、製造コストをより低減でき
る。また、接合部を有しないので、全体としての強度も
向上する。
【0041】請求項7の発明におけるように、請求項
1,2,3,4,5および6のいずれか一項記載の熱交
換器において、前記冷媒通路4,4・・を流れる冷媒を
二酸化炭素とした場合、二酸化炭素(CO2)は、冷媒
として圧損の影響が比較的小さいという特徴をもつの
で、冷媒通路4,4・・を構成する細管3,3・・を細
径化した時に好都合となり、その能力を一層有効に向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる熱交換器
の要部を示す斜視図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態にかかる熱交換器
の断面図である。
【図3】本願発明の第2の実施の形態にかかる熱交換器
の断面図である。
【図4】本願発明の第3の実施の形態にかかる熱交換器
の断面図である。
【図5】本願発明の第4の実施の形態にかかる熱交換器
の断面図である。
【図6】本願発明の第5の実施の形態にかかる熱交換器
の断面図である。
【図7】本願発明の各実施の形態にかかる熱交換器の全
体形状の一つの例を示す平面図である。
【図8】本願発明の各実施の形態にかかる熱交換器の全
体形状の他の一つの例を示す平面図である。
【図9】本願発明の各実施の形態にかかる熱交換器の全
体形状の他のもう一つの例を示す平面図である。
【図10】本願発明の各実施の形態にかかる熱交換器の
全体形状の他のもう一つの例を示す側面図である。
【図11】従来の熱交換器の要部を示す斜視図である。
【図12】従来の熱交換器の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1は芯管、2は水通路、3は細管、4は冷媒通路、Wは
水、Xは冷媒。
フロントページの続き (72)発明者 笠井 一成 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 Fターム(参考) 3L036 AA05 3L103 AA35 BB43 DD10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水通路(2)を構成する芯管(1)と、
    該芯管(1)の内周面に設けられ、前記水通路(2)の
    通路断面積よりも小さな通路断面積を有する冷媒通路
    (4),(4)・・を構成する複数の細管(3),
    (3)・・とを備え、該細管(3),(3)・・を、前
    記芯管(1)の内壁に沿って長手方向に平行に配設した
    ことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 水通路(2)を構成する芯管(1)と、
    該芯管(1)の内周面に設けられ、前記水通路(2)の
    通路断面積よりも小さな通路断面積を有する冷媒通路
    (4),(4)・・を構成する複数の細管(3),
    (3)・・とを備え、該細管(3),(3)・・を、前
    記芯管(1)の内壁に沿って螺旋状に配設したことを特
    徴とする熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記細管(3),(3)・・を、前記芯
    管(1)の周方向に等間隔に配設したことを特徴とする
    請求項1および2のいずれか一項記載の熱交換器。
  4. 【請求項4】 前記芯管(1)の肉厚を、前記各細管
    (3)の肉厚より薄く設定したことを特徴とする前記請
    求項1、2および3のいずれか一項記載の熱交換器。
  5. 【請求項5】 前記細管(3),(3)・・と前記芯管
    (1)とを、相互に独立した別体の管状部材により構成
    するとともに、前記細管(3),(3)・・を前記芯管
    (1)の内壁に接合一体化したことを特徴とする前記請
    求項1、2、3および4のいずれか一項記載の熱交換
    器。
  6. 【請求項6】 前記細管(3),(3)・・と前記芯管
    (1)とを一体成形品により構成したことを特徴とする
    前記請求項1、2、3および4のいずれか一項記載の熱
    交換器。
  7. 【請求項7】 前記冷媒通路(4),(4)・・を流れ
    る冷媒を二酸化炭素としたことを特徴とする前記請求項
    1,2,3,4,5および6のいずれか一項記載の熱交
    換器。
JP2002003164A 2002-01-10 2002-01-10 熱交換器 Pending JP2003202194A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002003164A JP2003202194A (ja) 2002-01-10 2002-01-10 熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002003164A JP2003202194A (ja) 2002-01-10 2002-01-10 熱交換器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003202194A true JP2003202194A (ja) 2003-07-18

Family

ID=27642823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002003164A Pending JP2003202194A (ja) 2002-01-10 2002-01-10 熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003202194A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005026638A1 (ja) * 2003-09-09 2005-03-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 熱交換器
JP2006046888A (ja) * 2004-07-02 2006-02-16 Kobelco & Materials Copper Tube Inc 複合伝熱管
WO2008142661A2 (en) * 2007-05-23 2008-11-27 Trieco - Climatização, Lda. 'acclimatization system with high energy efficiency'
JP5510316B2 (ja) * 2008-04-30 2014-06-04 ダイキン工業株式会社 熱交換器及び空調システム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005026638A1 (ja) * 2003-09-09 2005-03-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 熱交換器
GB2421071A (en) * 2003-09-09 2006-06-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd Heat exchanger
GB2421071B (en) * 2003-09-09 2007-10-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd Heat exchanger
CN100439848C (zh) * 2003-09-09 2008-12-03 松下电器产业株式会社 热交换器
JP2006046888A (ja) * 2004-07-02 2006-02-16 Kobelco & Materials Copper Tube Inc 複合伝熱管
WO2008142661A2 (en) * 2007-05-23 2008-11-27 Trieco - Climatização, Lda. 'acclimatization system with high energy efficiency'
WO2008142661A3 (en) * 2007-05-23 2009-02-05 Trieco Climatizacao Lda 'acclimatization system with high energy efficiency'
JP5510316B2 (ja) * 2008-04-30 2014-06-04 ダイキン工業株式会社 熱交換器及び空調システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002228370A (ja) 熱交換器
JP2005164166A (ja) 熱交換器
JP2017223427A (ja) 熱交換器用金属プレートおよび熱交換器
JP2009138909A (ja) 配管継手装置
JP2003202194A (ja) 熱交換器
JP2005055064A (ja) 二重管型熱交換器およびその製造方法
JP2013124854A (ja) 二重管の継手構造
JP2006078062A (ja) 熱交換器
JP2003156291A (ja) 熱交換器
JP2005147570A (ja) 2重管式熱交換器
JP2009025002A (ja) 熱交換器
JP2007177848A (ja) 配管
JP2005024109A (ja) 熱交換器
JP2017223430A (ja) 熱交換器用金属プレートおよび熱交換器
JP2005147567A (ja) 2重管式熱交換器
JP2006078017A (ja) チューブ式熱交換器及びこれを備えた給湯器
JP2008107013A (ja) 漏洩検知機構を有する伝熱管及びそれを用いた熱交換器
JP2004044896A (ja) 給湯用熱交換器
JP4206712B2 (ja) 熱交換器およびその製造方法
JP2002162177A (ja) 熱交換器要素
JP2005321122A (ja) 管型熱交換器
JP2003028583A (ja) 熱交換器
JP2005147566A (ja) 2重管式熱交換器
JP2005098612A (ja) 熱交換器及びその製造方法
JP2004340555A (ja) 熱交換器