JP2003202169A - 蒸気圧縮式冷凍機内の異物を除去する方法、及び異物除去タンク - Google Patents
蒸気圧縮式冷凍機内の異物を除去する方法、及び異物除去タンクInfo
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Abstract
た異物を除去する。 【解決手段】 タンク本体71の上方側からタンク本体
71内の冷媒を流出させ、かつ、オイル戻し穴が無い異
物除去タンク70を圧縮機10の吸入側に取り付けた状
態で圧縮機10を稼動させる。これにより、密度の大き
い異物が異物除去タンク70の下方側に堆積するように
捕集されるので、蒸気圧縮式冷凍機内の異物が除去され
る。したがって、簡便な方法にて蒸気圧縮式冷凍機内に
混入した異物を除去することができる。
Description
内に混入した異物を除去する方法に関するもので、車両
用空調装置の異物除去に適用して有効である。
縮式冷凍機内に混入した異物を除去する手段として、現
状では、圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器及び冷媒配
管等の冷凍機を構成する機器を全て交換する、専用の
洗浄機を用いて冷凍機を構成する機器の全て洗浄すると
いった手段がある。
する原因の1つとしては、圧縮機が焼き付いた場合や圧
縮機内に残存する切削粉等がある。
び交換工賃が非常に高価となるため、ユーザの負担が大
きい。の手段では、専用の洗浄機を必要とし、かつ、
専用の洗浄機は高価であるので、洗浄作業を行うディー
ラや整備工場の設備投資負担が大きくなってしまう。
蒸気圧縮式冷凍機内に混入した異物を除去することを目
的とする。
成するために、請求項1に記載の発明では、蒸気圧縮式
冷凍機内に混入した異物を除去する方法であって、冷媒
が流入するタンク本体(71)の上方側からタンク本体
(71)内の冷媒を流出させる流出手段(73、74)
を有する異物除去タンク(70)を、蒸気圧縮式冷凍機
の冷媒通路途中に取り付けた状態で冷媒を循環させるこ
とを特徴とする。
タンク(70)の下方側に堆積するように捕集されるの
で、蒸気圧縮式冷凍機内の異物が除去される。したがっ
て、簡便な方法にて蒸気圧縮式冷凍機内に混入した異物
を除去することができる。
2に記載の発明のごとく、圧縮機(10)の吸入側に取
り付けることが望ましい。
気圧縮式冷凍機内に冷媒を追加充填した状態で、冷媒を
循環させることが望ましい。
気圧縮式冷凍機内に冷凍機油を追加充填した状態で、冷
媒を循環させることが望ましい。
気圧縮式冷凍機の減圧器(40)の絞り開度が所定開度
以上となるようにした状態で冷媒を循環させれば、冷媒
循環量が少なくなる、又は異物が減圧器(40)に詰ま
るといった問題が発生することを未然に防止できる。
気圧縮式冷凍機の減圧器(40)を迂回して冷媒を流す
バイパス配管を取り付けた状態で冷媒を循環させれば、
冷媒循環量が少なくなる、又は異物が減圧器(40)に
詰まるといった問題が発生することを未然に防止でき
る。
物除去作業が終了するまでは、連続的に冷媒を循環させ
ることが望ましい。
媒流量が所定流量以上となるようにした状態で冷媒を循
環させることが望ましい。
凍機内に混入した異物を除去する方法に用いる異物除去
タンクであって、冷媒が流入するタンク本体(71)、
及びタンク本体(71)の上方側からタンク本体(7
1)内の冷媒を流出させる流出手段(73、74)を有
することを特徴とする。
の吸入側に取り付けた状態で圧縮機を稼動させれば、密
度の大きい異物が異物除去タンクの下方側に堆積するよ
うに捕集されるので、蒸気圧縮式冷凍機内の異物が除去
される。したがって、簡便な方法にて蒸気圧縮式冷凍機
内に混入した異物を除去することができる。
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
圧縮式冷凍機内に混入した異物を除去する方法を車両用
空調装置の異物除去に適用したものであって、図1は車
両用空調装置の模式図である。
伝達する電磁クラッチを介して走行用のエンジンから動
力を得て冷媒を吸入圧縮するものであり、凝縮器20は
圧縮機10から吐出した高温の冷媒を冷却凝縮させる高
圧側熱交換器である。
媒を液相冷媒と気相冷媒とに分離して余剰冷媒を蓄える
とともに、液相冷媒を流出させる気液分離手段であり、
減圧器40は、レシーバ30から流出した高圧の液相冷
媒を減圧膨張させる減圧手段であり、本実施形態では、
減圧器40として、圧縮機10の吸入側における冷媒の
過熱度が所定範囲となるように絞り開度を制御する温度
式膨張弁を採用している。
媒と室内に吹き出す空気とを熱交換して液相冷媒を蒸発
させることにより室内に吹き出す空気を冷却する低圧側
熱交換器であり、本実施形態では、主に前席側の空調を
行うフロントユニット用の蒸発器と主に後席側の空調を
行うリアユニット用の蒸発器とを有している。
る機器10、20、30、40、50は冷媒通路を構成
する冷媒配管61〜64により結ばれている。
タンク70の模式図であり、異物等を捕集する略円筒状
のタンク本体71の上方側には、冷媒が流入する流入口
72及びタンク本体71内の冷媒を流出させる流出口7
3が設けられている。
内の下方側で屈曲するU字状の流出パイプ74が繋がっ
ており、この流出パイプ74の冷媒吸入口75は、タン
ク本体71の上方側で開口しているとともに、冷媒吸入
口75と流出口73との間にはオイル戻し穴等の穴が設
けられいない。
内に流入した冷媒は、タンク本体71内にて急拡大によ
り減速し、気相冷媒に比べてに比べて密度が大きい異物
や液相冷媒及び冷凍機油がタンク本体71内に捕集さ
れ、一方、密度の小さい気相冷媒は冷媒吸入口75から
流出パイプ74内に吸入されて異物除去タンク70外に
排出される。
述べる。
媒配管63を取り外して、図3に示すように、異物除去
タンク70の流入口72側を蒸発器50の流出側に繋
ぎ、流出口73側を圧縮機10の吸入側に繋ぐ。
定時間(例えば、20〜30分)循環させる。
タンク70の下方側に堆積するように捕集されるので、
蒸気圧縮式冷凍機内の異物が除去される。
さいので、冷媒吸入口75に向かって流れる気相冷媒流
れに吸い込まれるように圧縮機10に吸い込まれるもの
の、冷凍機油専用のオイル戻し穴が異物除去タンク70
に設けられていないので、圧縮機10において潤滑不足
が発生するおそれがある。
際には、蒸気圧縮式冷凍機内に冷凍機油を追加充填した
後に、冷媒を循環させることが望ましい。
除去タンク70を取り外して元の状態(図1の状態)に
戻すので、異物除去タンク70を取り外した後、異物除
去タンク70内に残存したオイル量相当のオイルが不足
してしまうおそれがある。したがって、上記した異物除
去作業を行う際には、蒸気圧縮式冷凍機内にオイルを追
加充填した後に、冷媒を循環させることが望ましい。
冷媒循環量が少なくなるとともに、異物が減圧器40に
詰まるおそれがあるので、蒸発器50に比較的に温度の
高い空気を供給する等して減圧器40の絞り開度が所定
開度以上となるようにする、又は減圧器40を迂回して
冷媒を流すバイパス配管を取り付ける等した状態で冷媒
を循環させることが望ましい。
ンサが所定温度(例えば、2℃)以下となると、電磁ク
ラッチが切れて圧縮機10が停止するおそれがあるの
で、前記所定温度の設定値を変更する等して、異物除去
作業が終了するまでは、連続的に冷媒を循環させるよう
にすることが望ましい。
るように、エンジン回転数をアイドリング回転数以上と
してい圧縮機10の吐出流路量を増大させることが望ま
しい。
は車種毎に相違するので、その車種に適した冷媒循環量
となるように、エンジン回転数や追加充填する冷凍機油
量及び冷媒量を選定する必要がある。
は、車両用空調装置に本発明を適用したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、家庭用空調装置や冷蔵庫
等のその他の蒸気圧縮式冷凍機にも適用することができ
る。
が終了した後に異物除去タンク70を取り外したが、異
物除去タンク70の下方側に異物取り出し口を設けると
ともに、この異物取り出し口に着脱可能なプラグを装着
すれば、異物除去タンク70を常に取り付けままとして
もよい。
4を設けたが、これを廃止して単純にタンク本体71の
上方側から冷媒を流出させるようにしてもよい。
図である。
図である。
した車両用空調装置の模式図である。
減圧器、50…蒸発器、70…異物除去タンク。
Claims (9)
- 【請求項1】 蒸気圧縮式冷凍機内に混入した異物を除
去する方法であって、 冷媒が流入するタンク本体(71)の上方側から前記タ
ンク本体(71)内の冷媒を流出させる流出手段(7
3、74)を有する異物除去タンク(70)を、蒸気圧
縮式冷凍機の冷媒通路途中に取り付けた状態で冷媒を循
環させることを特徴とする蒸気圧縮式冷凍機内の異物を
除去する方法。 - 【請求項2】 前記異物除去タンク(70)を圧縮機
(10)の吸入側に取り付けた状態で、前記圧縮機(1
0)を稼動させて冷媒を循環させることを特徴とする請
求項1に記載の蒸気圧縮式冷凍機内の異物を除去する方
法。 - 【請求項3】 蒸気圧縮式冷凍機内に冷媒を追加充填し
た状態で、冷媒を循環させることを特徴とする請求項1
又は2に記載の蒸気圧縮式冷凍機内の異物を除去する方
法。 - 【請求項4】 蒸気圧縮式冷凍機内に冷凍機油を追加充
填した状態で、冷媒を循環させることを特徴とする請求
項1又は2に記載の蒸気圧縮式冷凍機内の異物を除去す
る方法。 - 【請求項5】 蒸気圧縮式冷凍機の減圧器(40)の絞
り開度が所定開度以上となるようにした状態で、冷媒を
循環させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
か1つに記載の蒸気圧縮式冷凍機内の異物を除去する方
法。 - 【請求項6】 蒸気圧縮式冷凍機の減圧器(40)を迂
回して冷媒を流すバイパス配管を取り付けた状態で、冷
媒を循環させることを特徴とする請求項1ないし4のい
ずれか1つに記載の蒸気圧縮式冷凍機内の異物を除去す
る方法。 - 【請求項7】 異物除去作業が終了するまでは、連続的
に冷媒を循環させることを特徴とする請求項1ないし6
のいずれか1つに記載の蒸気圧縮式冷凍機内の異物を除
去する方法。 - 【請求項8】 循環冷媒流量が所定流量以上となるよう
にした状態で、冷媒を循環させることを特徴とする請求
項1ないし7のいずれか1つに記載の蒸気圧縮式冷凍機
内の異物を除去する方法。 - 【請求項9】 蒸気圧縮式冷凍機内に混入した異物を除
去する方法に用いる異物除去タンクであって、 冷媒が流入するタンク本体(71)、及び前記タンク本
体(71)の上方側から前記タンク本体(71)内の冷
媒を流出させる流出手段(73、74)を有することを
特徴とする異物除去タンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002000491A JP2003202169A (ja) | 2002-01-07 | 2002-01-07 | 蒸気圧縮式冷凍機内の異物を除去する方法、及び異物除去タンク |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003202169A true JP2003202169A (ja) | 2003-07-18 |
Family
ID=27640863
Family Applications (1)
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JP2002000491A Pending JP2003202169A (ja) | 2002-01-07 | 2002-01-07 | 蒸気圧縮式冷凍機内の異物を除去する方法、及び異物除去タンク |
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Cited By (1)
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- 2002-01-07 JP JP2002000491A patent/JP2003202169A/ja active Pending
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