JP2006275435A - 気液分離装置および空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 気液分離装置に分離機能と液相の分配機能とを兼ね備え、分離された気相の冷媒を圧縮機の吸入側に流入させ、液相の冷媒を複数の蒸発器に分配することにより、冷媒を均等に分配でき圧力損失の低減、熱交換器の小型化、冷媒音の低減が図れることができる気液分離装置および空気調和機を提供する。
【解決手段】 圧縮機2、凝縮器3、膨張機構4、複数の蒸発器5を主な構成部品として備え、これら構成部品を順次主配管で接続した空気調和装置であって、膨張機構と複数の蒸発器との間に、分離機能と液相の分配機能とを兼ね備えた気液分離装置7を設け、気液分離装置のガス出口管と、圧縮機の吸入側との間にバイパス配管を接続し、液相の冷媒を複数の蒸発器に分配する。
【選択図】図1

Description

本発明は、気液分離装置及びこれを備えた空気調和装置に係わり、より詳しくは、気液分離装置に分離機能と分離された液相冷媒の分配(分流)機能とを兼ね備え、分離された液相冷媒を蒸発器へ分配し、気相冷媒を圧縮機の吸入側に流入させるものに関する。
空気調和装置において、蒸発器として機能する熱交換器は液相又は気液混合状態の冷媒を気相の冷媒に変化させて送り出すもので、液相分と気相分とが混合して流れる熱交換路の流速が高すぎると、圧力損失が大きくなって熱交換能力が低下する。この圧力損失を抑制するために、蒸発器として機能する熱交換器の入口に気液分離装置を設置することが考えられている。
そこで冷凍サイクルにおいて、気液2相冷媒を分離し、気相分を圧縮機の吸入側に戻し、液相分を複数の蒸発器へ分配する技術として、図7に示すようなものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
図7に示す空気調和装置は、圧縮機2’、凝縮器3’、第1冷媒流量制御装置(この場合膨張弁)4’、複数個の熱交換器からなる蒸発器5’を主な構成部品とし、これら構成部品を主配管6’で順次接続したものである。
また、この空気調和装置において、10’は第1冷媒流量制御装置4’と蒸発器5’との間に接続した気液分離器であり、11’は第1バイパス配管である。この第1バイパス配管11’は、第2冷媒流量制御装置(この場合キャピラリーチューブ)12’を有し、この第2冷媒流量制御装置の一方を気液分離器10’に接続し、他方を蒸発器5’から圧縮機2’に至る主配管6’に接続し、気液分離器10’内のガス冷媒を圧縮機2’の吸入側にバイパスさせるためのものである。
図7において、圧縮機2’から吐出された高温高圧のガス冷媒は、凝縮器3’で空気などの冷却流体と熱交換して凝縮し、高温高圧の液冷媒に変化する。そして、第1冷媒流量制御装置4’により低温低圧の湿り蒸気(気液混合の冷媒)に変化し、気液分離器10’に流入する。気液分離器10’に流入した湿り蒸気は液冷媒とガス冷媒に分離され、液冷媒は主配管6’を通り蒸発器5’に供給され、蒸発器5’における圧力損失によって圧力が低下しながら空気などの被冷却物と熱交換して蒸発気化し、圧縮機2’に戻る。一方、第1バイパス配管11’に流入したガス冷媒は、第2冷媒流量制御装置12’でわずかに減圧され、蒸発器5’の出口の低圧ガス冷媒と合流して圧縮機2’に戻る。
上記のようなサイクルにおいて、気液分離器10’で十分に液冷媒とガス冷媒の分離ができず、ガス冷媒と液冷媒との混合流体が第1バイパス配管11’に流入した場合には、冷媒の流通抵抗が大きくなるため、第2冷媒流量制御装置12’における冷媒の圧力損失は、上記混合流体の場合の方がガス冷媒のみの場合よりも大きくなる。したがって第1バイパス配管11’に液冷媒が流出した場合、第2冷媒流量制御装置12’において急激な圧力損失を生じ、第1バイパス配管11’を流れる冷媒流量が急激に低下し、気液分離器10’から第1バイパス配管11’への液冷媒の流出が抑制される。
しかしながら、上記構成の場合、液冷媒は複数の蒸発器5’の手前で分配されるため、気液分離器10’と分配器間の主配管6’内で周囲の温度により温められ、液冷媒が再蒸発し気相冷媒が混入し、均等に分配ができなくなり、冷媒の圧力損失も大きくなる。
そこで、冷媒を均等に分配でき圧力損失の低減、熱交換器の小型化、冷媒音の低減が図れる装置が望まれている。
特開2002−61966号公報(第3〜6頁、第1図)
本発明は上記の問題点に鑑み、気液分離装置に分離機能と液相冷媒の分配機能とを兼ね備え、分離された気相の冷媒を圧縮機の吸入側に流入させ、液相の冷媒を複数の蒸発器に分配することにより、冷媒を均等に分配でき圧力損失の低減、熱交換器の小型化、冷媒音の低減を図れることができる気液分離装置および空気調和装置を提供することを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するため、ケーシングと、同ケーシングに気液2相流となった冷媒を流入させる気液2相流入口管と、冷媒の液相分を流出させる液出口管及び冷媒の気相分を流出させるガス出口管とを備えた気液分離装置において、
前記液出口管を複数設けてなる構成となっている。
また、前記液出口管の冷媒流出口を、前記気液2相流入口管の冷媒流入方向と異なる方向としてなる構成となっている。
また、圧縮機、凝縮器、膨張機構、複数の蒸発器を備え、これらを順次配管接続した空気調和装置であって、前記膨張機構と前記複数の蒸発器との間に請求項1ないし2に記載の気液分離装置を備え、
前記気液分離装置の前記複数の液出口管と前記複数の蒸発器とをそれぞれ接続し、前記気液分離装置のガス出口管と、前記圧縮機の吸入側との間にバイパス配管を接続してなる構成となっている。
また、前記バイパス配管に冷媒流量調整機構を備えてなる構成となっている。
また、前記ケーシングに液面検知手段を設けるとともに、前記冷媒流量調整機構に電子膨張弁を用い、前記液面検知手段が検知した液冷媒の液面の高さに応じて、前記電子膨張弁の開度を制御してなる構成となっている。
また、圧縮機、四方弁、複数の第1熱交換器、膨張機構、複数の第2熱交換器を備え、これらを順次配管接続した空気調和装置であって、前記複数の第1熱交換器と前記膨張機構との間に請求項1ないし2に記載の機能を有する第1の気液分離装置を備えると共に、前記膨張機構と前記複数の第2熱交換器との間に請求項1ないし2に記載の機能を有する第2の気液分離装置を備え、前記第1の気液分離装置の複数の液出口管と前記複数の第1蒸発器とをそれぞれ接続し、前記第1の気液分離装置のガス出口管と前記四方弁との間に、第1冷媒流量調整機構を備えた第1バイパス配管を設ける一方、前記第2の気液分離装置の複数の液出口管と前記複数の第2蒸発器とをそれぞれ接続し、前記第2の気液分離装置のガス出口管と前記圧縮機の吸入側との間に、第2冷媒流量調整機構を備えた第2バイパス配管を設けてなる構成となっている。
また、冷房運転時に、前記第1冷媒流量調整機構を閉、前記第2冷媒流量調整機構を開とし、暖房運転時に、前記第1冷媒流量調整機構を開、前記第2冷媒流量調整機構を閉としてなる構成となっている。
圧縮機、四方弁、複数の第1熱交換器、膨張機構、第2熱交換器を備え、これらを順次配管接続した空気調和装置であって、前記複数の第1熱交換器と前記膨張機構との間に請求項1ないし2に記載の気液分離装置を備え、
前記気液分離装置の複数の液出口管と前記複数の蒸発器とをそれぞれ接続し、前記気液分離装置のガス出口管と前記四方弁との間に、冷媒流量調整機構を備えたバイパス配管を設けてなる構成となっている。
本発明によれば、気液分離装置に分離機能と液相冷媒の分配機能とを兼ね備え、分離された気相の冷媒を圧縮機の吸入側に流入させ、液相の冷媒を複数の蒸発器に分配することにより、気液分離器から分配器までの液相配管が無くなるので冷媒充填量が削減でき、液相配管での再蒸発も無くせるので気相冷媒の混合による不均一がなくなり、均等分配が可能となり、圧力損失の低減、熱交換器の小型化、冷媒音の低減が図れ、かつ、省エネ、省スペース化、コストダウン、組立作業の簡略化などが図ることができる気液分離装置および空気調和装置となる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明における冷凍サイクルの構成図、図2は本発明におけるバイパス配管に冷媒流路調整機構を設けた冷凍サイクルの構成図、図3は本発明における気液分離装置の断面図で、(A)は基本の断面図、(B)は液出口管の冷媒流出口をケーシングの底面近傍に設けた図、(C)は(B)の変形図、(D)は液出口管の冷媒流出口を横方向に設けた図、およびケーシングの高さを説明する説明図である。
以下、本発明の実施例1について詳細に説明する。図1において、空気調和装置は、圧縮機2、凝縮器3、膨張機構4、複数の熱交換器からなる蒸発器5を主な構成部品とし、配管で順次接続したものである。
また、この空気調和装置において、7は膨張機構4と蒸発器5との間に接続した気液分離装置であり、8は一方を気液分離装置7に接続し、他方を蒸発器5から圧縮機2に至る主配管6に接続し、気液分離装置7内のガス(気相)冷媒を圧縮機2の吸入側にバイパスさせるためのバイパス配管である。
前記気液分離装置7は、気液2相冷媒を分離する機能と、分離された液相冷媒を分配(分流)する分配器の機能とを兼ね備え、分配された液相冷媒を複数の蒸発器5に分配するようになっている。
図3(A)に示すように、気液分離装置7は、ケーシング7aと、同ケーシング7aの壁部に形成された開口にそれぞれ結合され、気相分と液相分とが混合して気液2相流となった冷媒を流入させる気液2相流入口管7bと、冷媒の液相分を流出させる複数の液出口管7c及び冷媒の気相分を流出させるガス出口管7dとを備えている。
そして、前記気液2相流入口管7bとガス出口管7dとをケーシング7aの頂部壁又はその近傍に接続すると共に、液出口管7cをケーシング7aの底部壁又はその近傍に複数接続し、かつ、前記気液2相流入口管7bの冷媒流入口7b1を、ガス出口管7dの冷媒流出口7d1より下部に設けてなる構成となっている。
また、図3(B)に示すように、液出口管7cの冷媒流出口7c1を前記ケーシング7aの底面に向けて設け、かつ、液出口管7cをケーシング7aの側面から引出す構成とすることにより、液出口管7cの冷媒流出口7c1を、気液2相流入口管7bの冷媒流入方向と異なる方向とした構造になっているので、冷媒はケーシング7aの底に一旦ぶつかってから液出口管7c流れ込むことになり、流れ方向が180°変えられることで減速効果が得られ、いっそう気相冷媒が混入しにくくなる。
そして、冷媒流出口7c1がケーシング7aの底面に近づけられるので、液面の高さが低くなっても液相冷媒を液出口管7cにより流れ込ませることができる。また、液出口管7cをケーシング7aの側面から引出せるので、熱交換器への配管の引きまわしが容易となる。更に、冷媒流出口7c1の高さを各液出口管7c毎に差をつけることで、液相冷媒の流れる量の調整が可能となる。つまり、風路変更や熱交換器改造などの大きな設計変更ができないときの熱交換量分布の微調整がケーシング7aの変更により可能となる。
また、図3(C)に示すように、液出口管7cの上部に、同液出口管7cの径より大きい鍋状の遮蔽体14を設けた構成とすることにより、上記図4(A)と同様に、減速効果が得られ、いっそう気相冷媒が混入しなくなり、かつ、液面の高さが低くなっても液相冷媒を液出口管7cにより流れこませることができる。また、ゴミや氷、スラッジなどの異物を液出口管7cの冷媒流出口7c2に挟み込むことでの冷媒の流れの阻害の影響が小さくできる。
また、図3(D)に示すように、液出口管7cの側面に冷媒流出口7cを設けた構成とすることにより、上記図3(B)と同様に、減速効果が得られ、いっそう気相冷媒が混入しなくなり、かつ、液面の高さが低くなっても液相冷媒を液出口管7cにより流れこませることができる。また、液出口管7cの側面に穴を設けただけの簡単な構造なので、上記図3(B)よりも加工性、コスト、耐久性に優れている。更に、穴の大きさや数、方向を変えることで、より広範囲で正確な流量調整が可能となる。
また、図3(D)に示すように、気液分離装置7のケーシング7aの高さHをケーシング7aの内容積の3乗根よりも大きくする構造,つまり、縦長形状とすることにより、気液分離効率を向上することが可能となる。
次に、図1により冷凍サイクルの動作について説明する。図1において、圧縮機2から吐出された高温高圧のガス冷媒は、凝縮器3で空気などの冷却流体と熱交換して凝縮し、高温高圧の液冷媒に変化する。そして、膨張機構4により低温低圧の湿り蒸気(気液混合の冷媒)に変化し、気液分離装置7に流入する。気液分離装置7に流入した湿り蒸気は液冷媒と気相(ガス)冷媒に分離され、液冷媒は気液分離装置7で分配され、各液相配管P1、P2を通して各蒸発器5に供給され、蒸発器5における圧力損失によって圧力が低下しながら空気などの被冷却物と熱交換して蒸発気化し、圧縮機2に戻る。一方、バイパス配管8に流入した気相(ガス)冷媒は、蒸発器5出口の低圧ガス冷媒と合流して圧縮機2に戻る。
この結果、気相冷媒は蒸発器5を流れなくなるので圧力損失の低減、冷媒流れ音の低減が図れる。また、気液分離装置7内の気相と液相の混在による冷媒の分配偏りがなくなるので熱交換効率が向上し熱交換器や送風機の小型化が図れる。更に、気液分離装置7に気液分離器の機能と分配器の機能を一体化させたことにより、従来例と比べて、気液分離器から分配器までの液相配管が無くなるので冷媒充填量が削減でき、液相配管での再蒸発も無くせるので気相冷媒の混合による不均一がなくなり、均等分配が可能になり省エネが図れる。また、省スペース化、コストダウン、組立作業の簡略化などにもなる。
また、前記ケーシング7aに液面検知手段を設けるとともに、前記冷媒流量調整機構9に電子膨張弁を用い、液面検知手段が検知した液冷媒の液面の高さに応じて、電子膨張弁9の開度を制御してなる構成となっている。
以下、図4のフローチャートに基づいてこの制御方法について説明する。
図4において、液面検知手段は液冷媒の液面の上位の高さを検知する検知部1と、下位の高さを検知する検知部2表わすものとする。また、電子膨張弁9の開度は、全閉≦開度1<開度2<開度3≦全開とする。
まず、ステップST1で電子膨張弁9を初期化し、ST2で液冷媒の液面の高さを検知する。そして、ST3で検知部1で液面を検知したかどうか判断され、もしYESであれば、ST4で電子膨張弁9の出力を開度1にし、気相冷媒のバイパス配管への流出を抑え、液面を下げるようにする。もしNOであれば、ST5に進み検知部2で液面を検知したかどうか判断され、もしYESであれば、ST6で電子膨張弁9の出力を開度2にし、気相冷媒のバイパス配管への流出を増やし液面を上げる。もしNOであれば、ST6で電子膨張弁9の出力を開度3(全開又はそれに近い状態)とし、液面を上昇させ次にST2に戻る。
以下、本発明の実施例2について詳細に説明する。図5に示すように、実施例2はヒートポンプエアコンに適用したものである。
図5において、圧縮機2、四方弁2A、複数の第1熱交換器3a、膨張機構4、複数の第2熱交換器5aを主な構成部品として備え、これら構成部品を順次主配管で接続した空気調和装置であって、複数の第1熱交換器3aと膨張機構4との間に請求項1ないし5に記載の第1の気液分離装置7aを備えると共に、膨張機構4と複数の第2熱交換器5aとの間に請求項1ないし2に記載の第2の気液分離装置7bを備え、
前記第1の気液分離装置7aの複数の液出口管と複数の第1蒸発器3aとをそれぞれ接続し、第1の気液分離装置7aのガス出口管と四方弁2Aとの間に、第1冷媒流量調整機構9aを備えた第1バイパス配管8aを設ける一方、第2の気液分離装置7bの複数の液出口管と複数の第2蒸発器5aとをそれぞれ接続し、第2の気液分離装置7bのガス出口管と圧縮機2の吸入側との間に、第2冷媒流量調整機構9bを備えた第2バイパス配管8bを設けてなる構成となっている。
そして、冷房運転時に、第1冷媒流量調整機構9aを閉、第2冷媒流量調整機構9bを開とし、暖房運転時に、第1冷媒流量調整機構9aを開、第2冷媒流量調整機構9bを閉としてなる構成となっている。
即ち、冷房運転時は第1熱交換器3aが凝縮器として動作し、第2熱交換器5aが蒸発器として動作する。また、暖房運転時は第1熱交換器3aが蒸発器として動作し、第2熱交換器5aが凝縮器として動作する。
本発明における気液分離装置は凝縮器に対しては、分配(分流)器としてのみ機能し、蒸発器に対して気液分離機能と分配機能との両方の機能を行う。よって、冷房運転時は第2の気液分離装置7bが、暖房運転時は第1の気液分離装置7aが本発明の適用となる。尚、動作については、上記実施例の内容と同一であるため省略する。
以下、本発明の実施例3について詳細に説明する。図6に示すように、実施例3はヒートポンプエアコンで、上記実施例2に対し膨張機構4と、複数の第1熱交換器3aとの間にのみ気液分離装置を備えたものである。
図6において、圧縮機2、四方弁2A、複数の第1熱交換器3a、膨張機構4、第2熱交換器5aを備え、これらを順次配管接続した空気調和装置であって、複数の第1熱交換器3aと膨張機構4との間に請求項1ないし2に記載の気液分離装置7cを備え、
前記気液分離装置7cの複数の液出口管と複数の蒸発器3aとをそれぞれ接続し、気液分離装置7cのガス出口管と四方弁2Aとの間に、冷媒流量調整機構9cを備えたバイパス配管8cを設けてなる構成となっている。
即ち、暖房運転時に第1熱交換器3aが蒸発器として動作し、気液分離装置7cが本発明の適用となる。尚、動作については、上記実施例の内容と同一であるため省略する。
上記に説明したように、本発明によれば、気液分離装置7に分離機能と液相の分配機能とを兼ね備え、分離された気相の冷媒を圧縮機の吸入側に流入させ、液相の冷媒を複数の蒸発器5に分配することにより、冷媒を均等に分配でき圧力損失の低減、熱交換器の小型化、冷媒音の低減が図ることができる気液分離装置および空気調和機となる。
本発明における冷凍サイクルの構成図である。 本発明におけるバイパス配管に電子膨張弁を設けた冷凍サイクルの構成図である。 本発明における気液分離装置の断面図で、(A)は基本の断面図、(B)は液出口管の冷媒流出口をケーシングの底面近傍に設けた図、(C)は(B)の変形図、(D)は液出口管の冷媒流出口を横方向に設けた図、及び気液分離装置の高さを示す説明図である。 本発明における気液分離装置の制御方法を説明するフローチャートである。 本発明による第2の実施例を示す冷凍サイクルの構成図である。 本発明による第3の実施例を示す冷凍サイクルの構成図である。 従来例による冷凍サイクルの構成図である。
符号の説明
2 圧縮機
2A 4方弁
3 凝縮器
3a 第1熱交換器
4 膨張機構
5 蒸発器
5a 第2熱交換器
6 主配管
7 気液分離装置
7a ケーシング
7b 気液2相流入口管
7c 液出口管
7d ガス出口管
8,8a,8b,8c バイパス配管
9,9a,9b,9c 冷媒流量調整機構(電子膨張弁)

Claims (8)

  1. ケーシングと、同ケーシングに気液2相流となった冷媒を流入させる気液2相流入口管と、冷媒の液相分を流出させる液出口管及び冷媒の気相分を流出させるガス出口管とを備えた気液分離装置において、
    前記液出口管を複数設けてなることを特徴とする気液分離装置。
  2. 前記液出口管の冷媒流出口を、前記気液2相流入口管の冷媒流入方向と異なる方向としてなることを特徴とする請求項1に記載の気液分離装置。
  3. 圧縮機、凝縮器、膨張機構、複数の蒸発器を備え、これらを順次配管接続した空気調和装置であって、前記膨張機構と前記複数の蒸発器との間に請求項1ないし2に記載の気液分離装置を備え、
    前記気液分離装置の前記複数の液出口管と前記複数の蒸発器とをそれぞれ接続し、前記気液分離装置のガス出口管と、前記圧縮機の吸入側との間にバイパス配管を接続してなることを特徴とする空気調和装置。
  4. 前記バイパス配管に冷媒流量調整機構を備えてなることを特徴とする請求項3に記載の空気調和装置。
  5. 前記ケーシングに液面検知手段を設けるとともに、前記冷媒流量調整機構に電子膨張弁を用い、前記液面検知手段が検知した液冷媒の液面の高さに応じて、前記電子膨張弁の開度を制御してなることを特徴とする請求項3または4に記載の空気調和装置。
  6. 圧縮機、四方弁、複数の第1熱交換器、膨張機構、複数の第2熱交換器を備え、これらを順次配管接続した空気調和装置であって、前記複数の第1熱交換器と前記膨張機構との間に請求項1ないし2に記載の機能を有する第1の気液分離装置を備えると共に、前記膨張機構と前記複数の第2熱交換器との間に請求項1ないし2に記載の機能を有する第2の気液分離装置を備え、
    前記第1の気液分離装置の複数の液出口管と前記複数の第1蒸発器とをそれぞれ接続し、前記第1の気液分離装置のガス出口管と前記四方弁との間に、第1冷媒流量調整機構を備えた第1バイパス配管を設ける一方、前記第2の気液分離装置の複数の液出口管と前記複数の第2蒸発器とをそれぞれ接続し、前記第2の気液分離装置のガス出口管と前記圧縮機の吸入側との間に、第2冷媒流量調整機構を備えた第2バイパス配管を設けてなることを特徴とする空気調和装置。
  7. 冷房運転時に、前記第1冷媒流量調整機構を閉、前記第2冷媒流量調整機構を開とし、暖房運転時に、前記第1冷媒流量調整機構を開、前記第2冷媒流量調整機構を閉としてなることを特徴とする請求項6に記載の空気調和装置。
  8. 圧縮機、四方弁、複数の第1熱交換器、膨張機構、第2熱交換器を備え、これらを順次配管接続した空気調和装置であって、前記複数の第1熱交換器と前記膨張機構との間に請求項1ないし2に記載の気液分離装置を備え、
    前記気液分離装置の複数の液出口管と前記複数の蒸発器とをそれぞれ接続し、前記気液分離装置のガス出口管と前記四方弁との間に、冷媒流量調整機構を備えたバイパス配管を設けてなることを特徴とする空気調和装置。
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