JP2003201975A - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置

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JP2003201975A
JP2003201975A JP2002305652A JP2002305652A JP2003201975A JP 2003201975 A JP2003201975 A JP 2003201975A JP 2002305652 A JP2002305652 A JP 2002305652A JP 2002305652 A JP2002305652 A JP 2002305652A JP 2003201975 A JP2003201975 A JP 2003201975A
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tube
roller
wall
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engaging portion
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Application number
JP2002305652A
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English (en)
Inventor
Yukinobu Yumita
行宣 弓田
Eidai Kumagai
英大 熊谷
Ryuhei Wada
隆平 和田
Hideaki Ito
秀明 伊藤
Shinichi Yoshikawa
伸一 吉川
Shingo Tanaka
眞吾 田中
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作が確実で騒音が少なく、可逆給送が可能
なチューブポンプの提供。 【解決手段】 ガイド部材26の係合突起40をモータ
34で駆動されるカム部材24の長孔38を貫通させて
座金46に連結する。座金46をバネ座金48で付勢し
て制動力を作用させガイド部材26の自由回転を阻止す
る。突起40は、長孔38と周方向に遊隙をもち、カム
部材24の回転は遊隙区間はガイド部材26に伝達され
ず、ガイド部材26の溝28に規制されたローラ軸30
がカム部材押圧面24aに押動され、ローラ32はチュ
ーブ18を圧潰する。長孔38の端部が遊隙をクリヤし
て係合突起40に当接するとローラ32はカム部材24
と一体駆動されチューブ18を円筒内壁面14とで挟圧
して抜きながら回転し、チューブ18内の液体を移送す
る。また、チューブ18と係合しない側に回り込んだロ
ーラ32は緩衝部材50に当接させて負荷を均等化し騒
音を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品、化粧品、医
薬品、化学などの各分野で使用される液体定量給送チュ
ーブポンプに係わり、より具体的には、固定円筒内面
と、この円筒の内側で回転する回転体の外周付近に保持
した複数のローラ外面との間に挟装した弾性チューブを
このローラ外面で順次円筒内面に押圧してしごきながら
転動し、チューブ内で前後のローラ間に介在する流体
(気体またはコロイド溶液や粘性体を含む液体)を押動
して移送するポンプ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図5(a)に基本構造を示す従来のチュ
ーブポンプ100は、ローラ101を保持する回転体1
02が、カム部材103とガイド部材104とからな
り、回転軸105に固定されたカム部材103が回転す
ることにより、ガイド部材104に放射状に設けられた
ガイド溝106に沿って、ラジアル方向にローラ軸10
7が動くようになっている。
【0003】液体を移送する場合、例えば図5(b)で
は、反時計回転(矢印CC)によって、ローラ軸107
はカム部材103のカム面108に沿ってガイド溝10
6内を外周に移動し、チューブ109を円筒内面110
に押付ける。さらに回転体102が回転すると、カム部
材103の係合溝111の端部111aがガイド部材1
04の突起112に当接し、ローラ軸107を規制する
ガイド溝106によってガイド部材104は連動し、カ
ム部材103と一体になって回転する。このためローラ
軸107は外周に移動した位置のまま図中反時計方向に
回転を続け、円筒内面110にチューブ109を挟圧し
て転動しながらチューブ109内の液体を移送する。
【0004】装置を休止させるときは、回転停止後、回
転体102を逆回転(時計方向回転)させることによっ
て、ローラ軸107をカム部材103のカム面108に
沿ってガイド溝106内を外周から遠ざかる方向に移動
させて、図5(a)に示す状態に戻し、チューブ109
を圧接状態から解放して、チューブの劣化を防止すると
ともに、重力による自由落下で液体を放出し、滞留によ
る変性や腐食の発生を阻止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、チュー
ブ109の弾性、内面の凹凸によってカム面108での
ローラ軸107の位置が変化し、圧接状態が絶えず変化
する。そのため、斜面に形成されたカム面108にロー
ラ軸107を当接させているローラ101は安定した支
持が得られず、振動しながら回転し、チューブ109に
接していないローラ101は振動を受けて回転ノイズを
発生する。また、ローラ101がチューブ109を圧接
状態から解放した位置のままガイド部材104がカム部
材103から離れず一体となって連動して回転する可能
性があり、ローラ101がチューブ109を押圧しない
ことがある。
【0006】さらに、逆転させてローラ101を外周位
置から内側に移動させてチューブ109を圧接状態から
解放するときも、重力とチューブ109の弾性さらには
チューブ109との摩擦を利用するため動作が不安定
で、ガイド部材104がカム部材103の逆転に付いて
回り、ローラ101を圧接状態から解放する目的を達成
できないことがある。しかも、逆転操作はチューブ10
9を圧接状態から解放するように回転体102を機能さ
せる構成で、ローラ101をチューブ109に圧接する
ように機能しないから、液体を正逆両方向に移送する要
求には対応できない。
【0007】そこで本発明の目的は、第一にチューブに
対するローラの圧接位置と非圧接位置とを機械的に明確
に設定することである。第二に、ローラがチューブに対
して圧接状態で安定に維持されるカム面を形成すること
である。第三に、規制を受けないローラが振動の影響を
受け易い浮遊状態となって騒音の発生源になるのを防止
することである。第四に回転方向に応じて正逆いずれの
方向にも流体が移送可能なポンプ装置を構成することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係わるポンプ装置は、流体を移送する弾
性体で形成されたチューブと、このチューブに沿って延
設された内壁と、この内壁に対向配置され、前記チュー
ブを前記内壁とで挾圧して圧潰させる圧潰ローラとを有
し、この圧潰ローラが、前記チューブを圧潰しながら前
記内壁に沿って移動することにより前記チューブ内の流
体を移送するポンプ装置において、前記内壁へ近接し、
前記圧潰ローラを押圧して、この圧潰ローラにより前記
チューブを前記内壁に押圧するための押圧面およびこの
押圧面より内側に湾曲して前記圧潰ローラを前記チュー
ブから離間させて押圧から解放する凹面を有し、駆動源
によって駆動されるカム部材と、前記圧潰ローラを前記
カム部材の押圧面と凹面との間で移動可能に支持する圧
潰ローラガイド部材と、を有し、上記カム部材または圧
潰ローラガイド部材の何れか一方の部材に、係合部を設
けるとともに他方の部材に、この係合部と駆動方向に所
定の遊隙をもち、該係合部と係合する係合突起が設けら
れ、前記係合突起が前記係合部と係合するとき、前記押
圧面が前記圧潰ローラを押圧して、この圧潰ローラによ
り前記チューブを前記内壁に押圧し、前記係合突起が前
記係合部と駆動方向に前記所定の遊隙を有するとき、前
記凹面によって前記チューブを前記圧潰ローラから解放
するとともに、前記カム部材の駆動によって前記係合突
起と前記係合部とが係合に到るまで、前記圧潰ローラガ
イド部材が前記カム部材と連動するのを阻止する摩擦制
動部材を設けた。
【0009】また、流体を移送する弾性体で形成された
チューブと、このチューブに沿って延設された内壁と、
この内壁に対向配置され、前記チューブを前記内壁とで
挾圧して圧潰させる圧潰ローラとを有し、この圧潰ロー
ラが、前記チューブを圧潰しながら前記内壁に沿って移
動することにより前記チューブ内の流体を移送するポン
プ装置において、前記内壁へ近接し、前記圧潰ローラを
押圧して、この圧潰ローラにより前記チューブを前記内
壁に押圧するための押圧面およびこの押圧面より内側に
湾曲して前記圧潰ローラを前記チューブから離間させて
押圧から解放する凹面を有し、駆動源によって回転駆動
されるカム部材と、前記圧潰ローラを前記カム部材の押
圧面と凹面との間で移動可能に支持する圧潰ローラガイ
ド部材と、を有し、上記カム部材または圧潰ローラガイ
ド部材の何れか一方の部材に、係合部を設けるとともに
他方の部材に、この係合部と駆動方向に所定の遊隙をも
ち、該係合部と係合する係合突起が設けられ、前記係合
突起が前記係合部と係合するとき、前記押圧面が前記圧
潰ローラを押圧して、この圧潰ローラにより前記チュー
ブを前記内壁に押圧し、前記係合突起が前記係合部と駆
動方向に前記所定の遊隙を有するとき、前記凹面によっ
て前記チューブを前記圧潰ローラから解放するととも
に、前記圧潰ローラが前記チューブに対向しない空間を
補完する補完壁として緩衝部材を前記チューブに相当す
る弾性部材で構成して前記チューブに連設し、前記圧潰
ローラが周回する転動面を全円周にわたり弾性を示すよ
うに形成した。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係わるポンプ装
置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1(a)
は、第一実施例のポンプ装置10の平面図で、図1
(b)は(a)のB−B線に沿った断面の側面図、
(c)は(b)の円で囲んだ部分の拡大図示である。ケ
ース12の円筒内壁14の内側で回転する回転体16が
あり、ケース12にはチューブ18の出入口20a,2
0bを構成し、回転体16の外周との間にチューブ18
が挟装され、回転体16を回転することによってチュー
ブ18内の液体を移送するポンプ装置10を形成する。
【0011】回転体16は、ケース12の底面のボス1
2aと上蓋13のボス13aに挾持固定された固定軸2
1を中心に回転する。回転体16は、歯車22を一体に
形成したカム部材24と、図2で示される時計方向(矢
印C)および反時計方向(矢印CC)の両回転方向に遊
びをもってカム部材24と係合する圧潰ローラガイド部
材(以下ガイド部材と略記する)26と、ガイド部材2
6の上部フランジ26aと下部フランジ26bそれぞれ
の対応位置に放射状に穿設した細長いガイド溝28に回
転方向が規制され、両端を上蓋13の下面とケース中段
の底面12bに摺接して挟装され、固定軸21を中心と
して周回するローラ軸30と、ローラ軸30に回転自在
に支持される3個の圧潰ローラ(以下ローラと略記す
る)32とで構成される。ローラ軸30の半径方向がカ
ム部材24外周の押圧カム面24aに接して制御され、
3個のローラ32で順次、円筒内面14との間にチュー
ブ18を挾圧してしごきながらチューブ内の液体を絞り
だすように回転する。
【0012】モータ34は直結したピニオン36を回転
させて噛合する歯車22を回転し、カム部材24を回転
させる。カム部材24の外周形状を画定する押圧カム面
24aは外周に沿って等間隔に3か所が滑らかなカム凹
面24bに形成されている。ローラ軸30がカム凹面2
4bの中央に臨むとき、チューブ18はローラ32の押
圧から解放される。この解放状態から歯車22によりカ
ム部材24を回転させると、ローラ軸30はカム部材2
4の外周を画定する押圧カム面24aに沿って回転体1
6の外周方向に移動し、ローラ32の外周面でチューブ
18を押圧する。さらにカム部材が回転するとカム部材
とガイド部材の遊びがなくなり、カム部材とガイド部材
は一体になって回転を始め、ローラは回転しながら出入
口20a,20bの間でチューブ18をしごくように移
動し、チューブ18内の液体を絞り出すようにして移送
する。
【0013】カム部材24はガイド部材26を挟装する
ように外側に設けられ、モータ34と反対側の上部カム
板25bには、固定軸21を囲む円周に沿って3か所
に、円弧状長孔38が穿設され、ガイド部材26の上部
フランジ26a上面の対応位置に立設させた係合突起4
0が周方向に適当な遊隙42を設定して遊嵌し、貫通し
た係合突起40は上部カム板25aの上面より、僅かに
突出させ、制動座金46とガイド部材26がスラスト方
向に摺接するのを避ける。固定軸21の一端を支持して
ケース12に固定された上蓋13と、ガイド部材26と
一体に回転する制動座金46との間に波型バネ座金48
を内設し、上蓋13で圧着してガイド部材26をスラス
ト方向に付勢して摩擦制動部材を構成する。
【0014】このスラスト方向の付勢力はガイド部材2
6の下部フランジ26bの外縁から下方に延在させた薄
い環状壁26cの下縁が摺接して回転するケース中段の
底面12bで支持され、圧接する環状壁26cの下縁面
と底面12bとの間に摩擦制動力を発生する。すなわ
ち、波型バネ座金48によって制動がかけられたガイド
部材26は、カム部材24が回転を開始しても回転せ
ず、係合突起40が貫通する円弧状長孔38の係合部と
しての内端面との間に設定した遊隙42がなくなり、係
合突起40が円弧状長孔38の内端面に押動されて連動
を開始するまで停止状態を維持する。このとき、停止し
たガイド部材26に放射状に配置されたガイド溝28に
周方向の移動を規制されたローラ軸30が臨むカム部材
24のカム凹面24bは外周の押圧カム面24aへ移行
するので、ローラ軸30は押圧カム面24aに沿って従
動し、ローラ軸30がガイド溝28に周方向の移動が規
制されたローラ32は直線的に回転体16の外周に押出
される(図2(a)参照)。
【0015】ガイド部材26は、円弧状長孔38の係合
部としての端面が係合突起40に当接して初めてカム部
材24に連動し、一体で回転を開始する。このときすで
に、ローラ32は回転体16の外周に押出されており、
外径が一定の押圧カム面24aにラジアル方向が規制さ
れてチューブ18をケース12の円筒内壁14に押圧し
た位置で安定に支持されて回転し、チューブ内の液体を
ケース出入口20a,20bから絞り出す。回転体16
は回転して各ローラ32がそれぞれケース出入口20
a,20b近傍でチューブ18から離脱する動作を繰返
すことでポンプ装置10はチューブ18をポンプとして
機能させる。
【0016】ケース12内でチューブ18が延在する反
対側の円筒内壁の空間をチューブに相当する弾性材を緩
衝部材50として挿入し、ローラ32が周回する転動面
を全円周にわたり弾性を示すように形成して、回転体1
6にかかる負荷をほぼ均一に安定させ、振動やノイズの
発生を防止する。
【0017】図2(b)にモータ34を逆回転して回転
体16を反時計回転(矢印CC)し液体の移送方向を逆
にした状態を図示する。このときは、ガイド部材26の
係合突起40に当接するカム部材24の円弧状長孔38
の内端面は、上述の時計方向(矢印C)の回転時と反対
側の内端面となる。その他の動作は、方向が逆になる以
外は上述した時計方向の回転時と同じなので説明を省略
する。
【0018】ポンプ装置10の作動を停止するときは、
図2(c)に示すようにモータ34の駆動を一端停止し
た後、逆方向にカム部材24を所定角度回動させ、ガイ
ド部材26の係合突起40がカム部材24の円弧状長孔
38の両端との間でほぼ均等に適当な遊隙42を形成す
るほぼ中間に位置させる。このとき、ガイド部材26は
波型バネ座金48の制動作用によって回転が阻止されて
いるためローラ軸30はカム部材24のカム凹面24b
に臨み、チューブ18に対向するローラ32は支持を失
って、チューブ18固有の弾性復元力に付勢でガイド溝
28内を回転体16の中心に向けて移動し、ローラ32
はチューブ18の押圧を解除する。
【0019】すなわち、チューブ18はローラ32の圧
潰で永久変形などの損傷を受けることはない。また、チ
ューブ18内に滞留した液体が変性や腐食を生じること
も解消される。モータを所定角度逆回転させてローラ軸
30をカム凹面24bのほぼ中央、すなわちガイド部材
26の係合突起40を円弧状長孔38のほぼ中央に位置
させるには、ステップモータの使用が好適である。
【0020】次に、本発明に係わるポンプ装置10の組
立順序について説明する。カム部材24は合成樹脂によ
る成型品で、基部および下部カム板で構成されている。
基部は、固定軸21の嵌合孔25が貫通する胴部25a
と円弧状長孔38を設けた上部カム板25bとを一体に
形成した部材である。また下部カム板は、歯車22を一
体に形成し、外形が上部カム板25bと同形で同位相に
形成されたカム板25cからなる。まず、カム部材胴部
25aにガイド部材26を嵌挿して円弧状長孔38にガ
イド部材26の係合突起40を位置合わせして遊嵌す
る。
【0021】次に、上部カム板25bと下部カム板25
cとをカム凹面24b同士が重なる位置に整合させ、熱
溶着や接着など適当な結合手段で一体に固定する。ガイ
ド部材26の上部および下部フランジ26a,26bの
間に外周方向からローラ32を挿入しながら、ローラ軸
30を上部および下部フランジ26a,26bの相対す
る位置に同位相で穿設されたガイド溝28に貫通させる
とともにローラ32の中心孔に挿通して回転体16を構
成する。
【0022】ケース12の底面ボス12aに固定軸21
を圧入して固定する。それから、チューブ18と同程度
の弾性機能を備えた緩衝部材50を挿入する。前述のカ
ム部材24とガイド部材26を組合わせた回転体16の
嵌合孔25を固定軸21に外挿する。制動座金46は、
中央透孔46aが上部カム板25bの中央ボス25dに
嵌合するように被装し(図1(c)参照)、チューブ1
8を中間部に無理な強制応力や歪みが残留しないよう
に、回転体16の外周を周回させてケース12の一方の
出入口20aから他方の出入口20bにかけて嵌入す
る。制動座金46の上に中心を整合させて波型バネ座金
48を載置する。
【0023】上蓋13をケース12上端開口部に外挿し
て、所定の方向に回動させて固定する。このための結合
はバヨネット型の連結機構が着脱工具が不要なのでメン
テナンス性が向上でき好適である。上蓋13とケース1
2とでチューブ18を挾持して固定する。上蓋13の反
対側には歯車22と噛合するピニオン36を出力軸に直
結したモータ34を装着して、合成樹脂で成型されたモ
ータカバー52をケース12下端開口部に被装し、モー
タカバー52に凹設した周溝52aにケース12外筒に
突設させた爪12cを咬合させて固装する。
【0024】次に本発明に係わるポンプ装置10の動作
について説明する。モータ34により歯車22を駆動し
て、図2(a)に示すように回転体16を時計方向(矢
印C方向)に回転させると、歯車22と一体のカム部材
24が回転する。ところが、ガイド部材26は、カム部
材24とは相対的に回転可能であっても、波型バネ座金
48を含む摩擦制動部材によるスラスト方向の付勢力に
よって制動力が作用しているので回転が阻止されてい
る。すなわち、ガイド部材26がカム部材24に対して
相対的に逆方向に回転したことになる。
【0025】そこでローラ32は、ガイド部材26のガ
イド溝28に沿って外向きに移動し、ローラ軸30が押
圧カム面24aに押動されローラ32がチューブ18の
外側に圧接してケース12の円筒内壁14との間でチュ
ーブ18を圧潰する。一方、ガイド部材26の係合突起
40は、上記したガイド部材26のカム部材24に対す
る相対的な逆回転により円弧状長孔38内を移動して長
孔端部との間に設定した遊隙がなくなり係合部としての
長孔端部に当接する。それから後は、ガイド部材26と
カム部材24とは一体になって時計方向(矢印C)にロ
ーラ32を伴って回転する。そして、ローラ32を時計
方向に移動させてチューブ18内の圧潰部分間にある液
体を回転体16の回転方向に移送し、出入口20aから
給送された液体を出入口20bから排出する。
【0026】図2(b)は回転体16を反時計方向(矢
印CC)に回転させた状態の図示で、ローラ軸30はカ
ム凹面24bから図2(a)と反対方向の斜面によって
外周の押圧カム面24aに押出され、ローラ32を最外
側に位置させた状態で、ガイド部材26とともに停止状
態にある係合突起40が、円弧状長孔38内において図
2(a)と反対側の係合部としての長孔端部に当接し、
それから後はガイド部材26はカム部材24と一体にロ
ーラ32を伴って反時計方向(矢印CC)に回転する。
すなわち、ローラ軸30が押圧カム面24aに押動さ
れ、ローラ32がガイド部材26のガイド溝28に沿っ
て外向きに移動し、チューブ18の外側に圧接してケー
ス12の円筒内壁14との間でチューブ18を圧潰す
る。そして、ローラ32はチューブ18内の圧潰部分間
にある液体を回転体16の回転方向に移送し、出入口2
0bから給送された液体を出入口20aから排出する。
【0027】そしてポンプ装置10の作動を停止すると
きは、図2(c)に示すように、歯車22を一旦停止し
た後、逆方向に所定角度回動する。歯車22と一体のカ
ム部材24は所定角度だけ逆に回動する。ところが、ガ
イド部材26は波型バネ座金48を含む摩擦制動部材が
機能しているため回転しない。そこで、カム部材24を
ローラ軸30がカム凹面24bに臨む位置まで回動させ
ることによって、チューブ18に対向しているローラ3
2は、チューブ18の弾性復元力に付勢されてガイド溝
28に沿って内向きに移動し、チューブ18の圧潰を解
除した状態に戻る。このとき係合突起40は、円弧状長
孔38のほぼ中間に位置し、円弧状長孔38の両端との
間に同程度の遊隙42を形成する。チューブ18は、ロ
ーラ32から完全に自由になるので傷つくことも応力に
よる劣化や永久変形を受けることもない。また緩衝部材
50に対向しているローラ32もローラ軸30がカム部
材から解放され重力や緩衝部材50の弾性力に従って自
由に応動する。
【0028】図3は本発明に係わるポンプ装置の第二実
施例を図示したもので、第一実施例と共通する部材は同
一の符号で示し説明は省略する。図3(a)は断面で示
した側面図、図3(b)は(a)のB−B線に沿った部
分平面図である。第二実施例のポンプ装置10-2では、
第一実施例における摩擦制動部材がスラスト方向に付勢
するのに換えて、ラジアル方向に付勢する摩擦制動部材
を構成する。すなわち、制動座金46の代わりにガイド
部材26の係合突起40-2に係合する制動部材47に
は、ボス47aを中央に立設したフランジ47bに、ボ
ス47aを囲んで円周方向に等間隔に設けた弧状長孔4
6b-2が第一実施例の弧状長孔46bと同様に穿設され
係合突起40-2と係合する。
【0029】上蓋13-2の上面より制動用板バネ54を
内設する長方形の筐体56が立設される。筐体56の中
央より下方に向けて固定軸21に嵌合するボス13a-2
が延在し、第一実施例のボス13aと同様に機能すると
ともに制動部材47を回転自在に支持する軸となる。ボ
ス47aの両側面を一対の板バネ54で両側から中心に
向けて付勢力を作用させ、ガイド部材26に制動をかけ
る。各板バネ54は固定軸21に対して点対称に植設し
た2本のピン60に一端がそれぞれ挾持され、自由端が
同様に点対称に植設したピン62で規制されている。各
板バネ54は2点鎖線で示すような自由な状態で筐体5
6内にセットされる。制動部材のボス47aの先端は円
滑な曲面によって縮径されており、上方より上蓋13-2
を被せながら両側面に板バネ54を挟装する作業を容易
に行うことができる。
【0030】上蓋13-2の固定は第一実施例と同様に行
われ、両端がピン60,62に規制された一対の板バネ
54は、中央部が制動ボス47aの強制介入によって拡
開されて弾性変形し、制動ボス47aの側面に付勢力を
作用させ板バネ54の面との間に摩擦力を発生しガイド
部材26を制動する。この制動作用による機能は第一実
施例と同様であるので説明を省略する。
【0031】図4は、本発明に係わるポンプ装置の第三
実施例の動作説明図で、第一実施例と共通する部材は同
一の符号で示し説明は省略する。(a)は時計回転時
(矢印C)、(b)は反時計回転時(矢印CC)、
(c)は停止時を示す。第三実施例のポンプ装置10-3
では、第一実施例のカム部材24のカム凹面24b両側
の押圧カム面24aによってガイド溝28の最外端に移
動したローラ軸30に係合し、ローラ32を最外側位置
に安定に保持してカム部材24と一体に回転させる係合
部としての一対の突起64が各カム凹面24b両側の押
圧カム面24aに突設される。
【0032】図4(a)および(b)に示されるよう
に、ローラ軸30には回転方向に応じて後行する突起6
4が係合する。この機構は、第一実施例または第二実施
例と組合わせることができ、第一実施例または第二実施
例における係合突起40の機能に加えて機械強度が増大
され、耐久性が向上できる。その他組立順序、動作およ
び機能については上記実施例と同様であるので説明を省
略する。
【0033】以上、実施例について説明したが、本発明
は図示の実施例に限定されるものではなく、その形状や
構成等について、本発明の構成要件から逸脱しない範囲
で、細部に関して多様な変更や部品の再構成等の改変を
なし得ることが予期される。例えば、摩擦制動部材とし
て、ガイド部材下部の環状壁26c下縁が摺接する中段
の底面12bに摩擦抵抗の大きなマットを敷設したり、
弾性バネによる摩擦の代わりに粘性油の中で回転する羽
根の摩擦抵抗を利用したり、磁石の吸引力による摩擦を
利用することが可能である。
【0034】また、ガイド部材に放射状に穿設したガイ
ド溝は、上記実施例のように閉じた溝でなく外周に向け
て開口してもよい。さらに上記実施例では、回転体を構
成する各部品すなわち歯車と一体のカム部材、ガイド部
材、複数のローラおよびローラ軸は、すべてばらばらに
分解可能である。しかし、チューブ交換のときばらばら
になるのを避けて止め輪などでローラをローラ軸と組合
わせ、ガイド部材、複数のローラ軸を結合して部分組立
状態で着脱可能に構成することも可能である。なお、円
弧状長孔38と係合突起はカム部材24または圧潰ロー
ラガイド部材26の何れか一方の部材に夫々設ければよ
い。
【0035】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載の発明によれば、カム部材の駆動によって係合突
起が係合部と係合に到るまで、圧潰ローラガイド部材が
カム部材と連動するのを阻止する摩擦制動部材を設けた
ので、圧潰ローラのチューブに対する圧接位置と非圧接
位置とが機械的に確立され誤動作が防止できる。従っ
て、作動停止時には、一旦回転体を停止した後、逆方向
に所定角度回動させてカム部材だけを逆に回動させてロ
ーラを内向きに移動して圧潰しているチューブを確実に
解放するので、作動時以外はローラがチューブを押し潰
して傷めることがなくなり、チューブの耐用寿命を延ば
すことができる。
【0036】また、請求項2に記載の発明によれば、圧
潰ローラがチューブに対向しない空間を補完する補完壁
をチューブに相当する弾性部材でチューブに連設し、圧
潰ローラが周回する転動面を全円周にわたり弾性を示す
ように形成したので、チューブに代わる弾性部材によ
り、ローラにかかる負荷が安定するとともに、ローラ軸
のガタが押さえられて回転は安定し、ノイズを減少させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるポンプ装置の一実施例で、
(a)は平面図、(b)は(a)のB−B線に沿った断
面図、(c)は(b)の円で囲んだ部分を拡大図示した
ものである。また(d)は制動座金の拡大平面図であ
る。
【図2】図1に示す実施例の動作を説明する部分図で、
(a)は時計方向回転時、(b)は反時計方向回転時、
(c)は停止時をそれぞれ示す平面図である。
【図3】本発明に係わるポンプ装置の第二実施例で、
(a)は断面で示した側面図、(b)は(a)のB−B
線に沿った平面図である。
【図4】本発明に係わるポンプ装置の第三実施例の動作
を説明する部分図で、(a)は時計方向回転時、(b)
は反時計方向回転時、(c)は停止時をそれぞれ示す平
面図である。
【図5】従来のポンプ装置の一実施例の基本構造を示す
模式的平面図で、(a)は停止時、(b)は反時計方向
回転時を示す。
【符号の説明】
10 ポンプ装置 12 ケース 13 上蓋 14 円筒内壁 16 回転体 18 チューブ 20 出入口 21 固定軸 22 歯車 24 カム部材 26 ガイド部材 28 ガイド溝 30 ローラ軸 32 ローラ 34 モータ 38 円弧状長孔 40 係合突起 46 制動座金 48 波型バネ座金 50 緩衝部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 隆平 長野県諏訪郡下諏訪町5329番地 株式会社 三協精機製作所内 (72)発明者 伊藤 秀明 長野県諏訪郡下諏訪町5329番地 株式会社 三協精機製作所内 (72)発明者 吉川 伸一 長野県諏訪郡下諏訪町5329番地 株式会社 三協精機製作所内 (72)発明者 田中 眞吾 長野県諏訪郡下諏訪町5329番地 株式会社 三協精機製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を移送する弾性体で形成されたチュ
    ーブと、このチューブに沿って延設された内壁と、この
    内壁に対向配置され、前記チューブを前記内壁とで挾圧
    して圧潰させる圧潰ローラとを有し、この圧潰ローラ
    が、前記チューブを圧潰しながら前記内壁に沿って移動
    することにより前記チューブ内の流体を移送するポンプ
    装置において、 前記内壁へ近接し、前記圧潰ローラを押圧して、この圧
    潰ローラにより前記チューブを前記内壁に押圧するため
    の押圧面およびこの押圧面より内側に湾曲して前記圧潰
    ローラを前記チューブから離間させて押圧から解放する
    凹面を有し、駆動源によって駆動されるカム部材と、前
    記圧潰ローラを前記カム部材の押圧面と凹面との間で移
    動可能に支持する圧潰ローラガイド部材と、を有し、 上記カム部材または圧潰ローラガイド部材の何れか一方
    の部材に、係合部を設けるとともに他方の部材に、この
    係合部と駆動方向に所定の遊隙をもち、該係合部と係合
    する係合突起が設けられ、前記係合突起が前記係合部と
    係合するとき、前記押圧面が前記圧潰ローラを押圧し
    て、この圧潰ローラにより前記チューブを前記内壁に押
    圧し、前記係合突起が前記係合部と駆動方向に前記所定
    の遊隙を有するとき、前記凹面によって前記チューブを
    前記圧潰ローラから解放するとともに、前記カム部材の
    駆動によって前記係合突起と前記係合部とが係合に到る
    まで、前記圧潰ローラガイド部材が前記カム部材と連動
    するのを阻止する摩擦制動部材を設けたことを特徴とす
    るポンプ装置。
  2. 【請求項2】 流体を移送する弾性体で形成されたチュ
    ーブと、このチューブに沿って延設された内壁と、この
    内壁に対向配置され、前記チューブを前記内壁とで挾圧
    して圧潰させる圧潰ローラとを有し、この圧潰ローラ
    が、前記チューブを圧潰しながら前記内壁に沿って移動
    することにより前記チューブ内の流体を移送するポンプ
    装置において、 前記内壁へ近接し、前記圧潰ローラを押圧して、この圧
    潰ローラにより前記チューブを前記内壁に押圧するため
    の押圧面およびこの押圧面より内側に湾曲して前記圧潰
    ローラを前記チューブから離間させて押圧から解放する
    凹面を有し、駆動源によって回転駆動されるカム部材
    と、前記圧潰ローラを前記カム部材の押圧面と凹面との
    間で移動可能に支持する圧潰ローラガイド部材と、を有
    し、 上記カム部材または圧潰ローラガイド部材の何れか一方
    の部材に、係合部を設けるとともに他方の部材に、この
    係合部と駆動方向に所定の遊隙をもち、該係合部と係合
    する係合突起が設けられ、前記係合突起が前記係合部と
    係合するとき、前記押圧面が前記圧潰ローラを押圧し
    て、この圧潰ローラにより前記チューブを前記内壁に押
    圧し、前記係合突起が前記係合部と駆動方向に前記所定
    の遊隙を有するとき、前記凹面によって前記チューブを
    前記圧潰ローラから解放するとともに、前記圧潰ローラ
    が前記チューブに対向しない空間を補完する補完壁とし
    て緩衝部材を前記チューブに相当する弾性部材で構成し
    て前記チューブに連設し、前記圧潰ローラが周回する転
    動面を全円周にわたり弾性を示すように形成したことを
    特徴とするポンプ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005080794A1 (ja) * 2004-02-24 2005-09-01 Seiko Instruments Inc. チューブポンプおよびこれを用いたインクジェット式記録装置
US7252485B2 (en) 2002-10-02 2007-08-07 Nidec Sankyo Corporation Tube type pumping apparatus
JP2009057930A (ja) * 2007-09-01 2009-03-19 Ricoh Co Ltd チューブポンプ及び画像形成装置
JP2018025153A (ja) * 2016-08-10 2018-02-15 セイコーエプソン株式会社 チューブポンプ及び液体噴射装置

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